大空町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月16日
地方創生について
2015年12月16日、大空町議会の一般質問で、深川昇議員が「地方創生について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 深川昇 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 深川曻
平成27年第4回定例会の最後の一般質問となります。大変緊張しておりますけれども、1点についてお伺いをしたいと、このように思います。地方版総合戦略、地方創生について、今国が地方創生、地方再生、地方活性化と称して推進をしておりますけれども、これについて、国が進める第1に、今求められている地域活性化策として行政、住民、事業者の連携が一層重要、何をすべきかとあります。特別国が何かをしてくれるわけではないわけですが、自立をしなくてはならないと考えております。大変幅の広い項目でありますので、ここでは1点のみ連携についてお伺いをしたいと存じます。空港のある町として空港から5分で着く町、空港とともに、知名度アップ、PRそしてアピール、空港という素材がありますので、このことによって多くの事業、その他に良い影響があるのではと考えますが、考え方を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長
深川議員からは、地方版総合戦略と地方創生、大変幅の広い分野から御質問をいただいたところでございます。最初に、この地方版総合戦略、地方創生の全体的な考えについても触れてみたいと思います。昨年来、国は、人口減少社会への対応が急務の課題であるとし、地方創生という言葉をキーワードとして、急速な少子高齢化の進展への対応や、東京一極集中の是正、そして、若い世代の就労、結婚、子育ての希望の実現、さらには住み良い環境の確保、こういった基本的な考え方をまとめ、取り組みが推進されてきております。まち・ひと・しごと創生法が制定をされ、さまざまな取り組みを一体的に推進して、地方の創生を図ることとされております。目標といたしまして、1億総活躍社会の実現といたしまして、賃金引き上げによる消費の喚起や民間投資の拡大による経済力の強化、そして結婚、妊娠、出産までの切れ目のない支援、介護離職者ゼロの実現などを掲げております。今定例会に提案をさせていただいております総合計画と人口減少の克服と地方創生を目的として策定いたしました総合戦略に掲げた施策をしっかりと推進し、対策を講じることと、大空町ではしてございます。具体的なものでありますけれども、1、安心して妊娠出産できる環境づくり、2、子ども医療費の無料化、3、学校給食の食育としての無償化、4、多子世帯における保育料の軽減措置、5、移住者受入体制の強化、6、町が分譲する宅地における子育て世帯への住宅建設支援、7、医療や福祉体制の整備、8、安心して暮らせる環境づくり、9、体験型観光の充実、10、スポーツ、芸術文化合宿の積極的な誘致 11、新たな商品開発や販路拡大、12、産業の創出、13、商店街づくり、14、職業能力の向上や職員を雇用する事業者への支援制度、15、地域産業を支える人材の確保と育成、16、雇用機会の創出、17、教育環境の整備と充実、18、壮年世代の知恵や機能を次世代につなげていく仕組みづくりなどとしてございます。これらの事業の推進に当たりましては、近隣の自治体や団体、関係機関などとも連携をして、一体となった効果的な取り組みが必要だとされております。今回のこの総合戦略の策定推進に当たりましても、私どもの町は当然でありますが、近隣の市町村となります網走市、小清水町、清里町、斜里町と観光振興でありますとか、地域産物のブランド化などについて意見交換をして、共同歩調をとっていこうと、そんな協議もさせていただいたところであります。また、議員御指摘の女満別空港の利用促進についても、私どもの町だけではなく、周辺の自治体や経済界などと連携をして、航空路線の維持、拡充に関する要望活動でありますとか、プロモーション活動、ツアーの醸成、国際チャーター便の誘致、地域PRと利用拡大を図っていくこととしてございます。この空港というのは、利用者だけではなく、地域住民が親しみをもって気軽に集い楽しめる空港というあり方も必要だと考えております。賑わいづくりなども行ってまいりたいと考えているところであります。空港のある町の優位性、これは他から私どもの町に来て移住をしよう、そして地域にいる方々がこの町に住み続けたいという定住観念、さらには交流人口の誘致、観光というところにつながっていくものと考えてございます。地域の知名度を向上させる、そういうところにもつながってまいりますので、ここをキーワードとしながら、地方創生に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。ぜひとも御指導賜りますようにお願いを申し上げます。以上1回目の御答弁とさせていただきます。
質問 深川曻
大変詳しく、総合戦略について御答弁をいただきました。本当に幅が広すぎますので、ただいま18項目挙げていただきました。管内の近隣町村を含めても空港があるということは、非常に強みといいますか、空港というのは、目的ではなく手段の一つであると考えています。地的移動手段の着地点として、やはり、この優位性をプラスに捉えて、この利便性をより良く発信をして行く、このことがやはり、ただいま挙げていただいた18項目についてもかなりの優位性があると思います。確かに北海道で町に空港がありますのは、中標津空港そして東神楽の旭川空港、そしてこの大空町の女満別空港の3つだと思います。中標津については、着実に人口も増えている、活性化も図られているという実態であります。また私も初めてわかったのですが、旭川市に無いんですね、東神楽町にあるわけですが、東神楽の人は、失礼な言い方をすると、うちの町には空港があるという自画自賛をしているというところですが、一般的には、旭川空港ということが、前面に出ているというのが実態であります。やはりそういったことからしても、女満別空港を、例えば賑わいづくりとか、そういったものは無駄ではなく、さらに付加価値が付くような形の中で、PRをしていけばと思いますが、その辺についてのお考えを聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長
ありがとうございます。例えば、今年の10月、東京都で自治体共催ビジネスセミナーというものを開催いたしました。昨日、行政報告でも御紹介をいたしましたけれども、これは北海道内の七飯町、網走市、大空町の三つの自治体と北海道銀行の御協力をいただいて、民間の事業者が連携をして、企業誘致の活動として実施をしたものでございます。65社の都内のそれぞれの食品メーカー、企業などが参加をいただいたところであります。この中で私は、本町の多彩で質の高い地域農産物などを紹介いたしました。そして、ビジネスの可能性について意見交換を行ったわけでありますけれども、私どもの町にある女満別空港を利用した交通の利便性の高さということも強調をさせていただいたところであります。私どもの地は、首都圏から見ると非常に遠隔の地にあって、遠い印象を首都圏の方々は持たれているかと思いますが、実際には、東京羽田空港を発して2時間かからずに、私どもの地域に到達することができる、こういうことを企業誘致の現場でも申し上げてきたところでございます。これも議員がおっしゃいます有利性の一つではないかと思います。また、スポーツ合宿、私どもの町ではバスケットボールでありますとか、相撲というところに限られておりますけれども、この周辺の自治体、オホーツク管内を見ますと、陸上でありますとか、ラグビー、野球そういったスポーツなどの合宿も盛んに行われております。さらに、2020年には東京オリンピック、パラリンピックが開催をされますし、前年2019年には、今回、非常に大きな話題となりましたラクビーのワールドカップが日本で開催をされます。そういった方々の合宿の誘致の場所としても、ここオホーツク管内は優位性があるのではないか、実績があるのではないかと思っておりますが、そういった方々を受け入れる玄関もやはり女満別空港ではないかと考えてございます。ここはPRをして行くこと、それは先ほど申しました交流人口の増加というところにも、つながるものと考えてございます。こういった活動も空港のある町として、さらに取り組んで行かなければならないものと思います。北海道では、2020年を目途に外国人観光客300万人という目標を掲げてございます。今の増加の状況から見ますと、達成できるものと思われておりますが、どちらかというと北海道は新千歳空港一極への集中が顕著な状況であり、いかほどに頑張っても、新千歳空港だけでは、この受け入れは困難であると私どもの町にあります女満別空港を含めた、地方空港を含めた包括的な取り組みが北海道としても必要になってくるだろうと思ってございます。そんな中で、私は今年、女満別空港の国際化を見据えた空港の整備、そして利用の促進、空港機能の強化に関しまして、設置者であります北海道知事への要請活動も行ってまいりました。このように考えますと、女満別空港は、産業はもちろん、観光そして交流の拠点、私どもの町の管理空港ではありませんけれども、私ども大空町にとっても貴重な財産であり、これから町を運営して行く、活性化して行くための生命線というのではないかと考えてございます。地域経済を支える原動力であるということは、私どもの町はもちろん、この地域の方々の一致する考え方であろうかと思います。今後もこの利用の拡大と利便性の向上にしっかりと取り組んで、その意義というもの、さらに地方創生につなげられるように努力をしてまいりたいと考えているところでございます。今後もさまざまな視点から御助言を賜りますようにお願いを申し上げたいと存じます。
質問 深川曻
町長におかれましては、空港利用促進のトップに立って大変御苦労されていることは本当に敬意を表するところあります。本来でありましたら、近隣の各市町に、これは要望でありますが、もう少し力を入れていただければなと、このように考えるところもありますけれども、ここに私の手元に、北海道オホーツク管内大空町女満別空港から市街地まで車で4分という、大空町に定住をサポートする会のパンフレットがあります。大変私、これは感激して見ておりました。こういった表現をされたパンフレットは初めて見たわけです。4分が良いのか、5分が良いのかは別問題といたしまして、本来からいたしましたらこれ女満別空港から市街地まで車で5分、大空町と逆に銘打っていただいた方がアピールになるのではないかと、このように思っております。また、知名度アップすることによって、その他の商品でありますとか、産業、観光についても付加価値が付くと私は考えております。今、ゆるキャラブームでそらっきー、我々はそらっきーでわかりますが、大空町を知らない方は、何故そらっきーなんだと、あれが飛行機か何かの縫いぐるみなのか、これはあまり認識がないわけです。やはり空港がある町の大空町のそらっきーとして行けるのではないか、その辺で付加価値も上がるのではないかと、このように思っております。また、そのふるさとの知名度が上がることによって、ふるさと納税も増えるのではないかと期待をしているとこでありますけれども、これは合併をして10年ということになりますけれども、やはり空港と一緒に連携をして、情報の発信の仕方がまだまだ開発の余地はあるのではないかと、このように思っております。全国で同じような、このふるさと創生に向けて、国が声掛けをしているわけであります。地方創生、これは、やはりを人口の多い市町村、また、財政の良い所に肩を並べるわけにはいかないと思います。しかし、肩を並べるとしたら知恵があると思います。能力のある職員の方々が多くいらっしゃいますので、その辺もお借りしながら、連携という文章の中の活字や掛け声だけではなくて、良い形の連携、そして自ら自画自賛ではなくて、我々も努力をしなければなりませんけれども、大空町に愛着を抱いて、そして誇りを持てる連携づくりとしていただきたいのですが、最後に、その辺のお考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長
女満別空港整備利用促進協議会という会がございまして、私その会の代表を務めさせていただいております。所在する市町村の代表ということになっておろうかと思います。しかしながら、女満別空港の例えばビル会社の取締役、役員などを見ますと、美幌町、北見市、網走市などが私どもと同じような立場になってございます。私は会長を務めておりますけれども、いろいろな場合において、女満別空港の利用や整備を促進していく要請活動の母体となる立場にあって、大空町はもちろんでありますけれども、網走市や美幌町、北見市、さらには観光面を考えますと、斜里町などの御協力も必要になってまいります。そんなことから、私がこのごろ機会あるたびに申し上げておりますのは、北見市の市長さんには、次の観光を担うのは、これからは北見市であると、ぜひ観光事業に対する予算の配慮願いたいということ申し上げておりますし、女満別空港を盛り上げていく、また利用を促進するために当たっては、私どものような、財政の小さなところももちろん頑張りますので、市としても、相応のいろいろな取り組みをお願いをしたいということで、それぞれの方々にもお願いをしている現状であります。そういったところというのは、意思決定までには少し時間が掛るマイナス面もありますけれども、地域が一体となったときには、連携ができたときには、1町が管理する空港よりは、大きな力を発揮できるのではないかと、そのようにも考えておりますので、今後とも、周辺の自治体とも協力をしながら、女満別空港そのものをまず盛り上げる努力というものをしていきたいと思ってございます。ゆるキャラのそらっきーでありますけれども、今年10年を一つの節目としまして、少し成長をいたしまして、少し飛行機に近づいてきているかなと、前は実際にそらっきーとして歩いていっても、これは長芋ですかと聞かれたこともございました。しかし今はジェットエンジンも搭載いたしましたので、少し本来のところに近づいたかなと思ってございます。大阪空港にそらやんという、キャラクターがおりまして、やはり飛行機を形取ったゆるキャラでございます。今、大阪空港とのコラボレーションの中で、利用促進なども図っております。そんな中では、お互いに良いライバルであり仲間ができたのかなと、そんなことも思うところでございます。また、この空港を核として大空町をもっともっとPRすることができる、それは例えばふるさと納税にもつながっていくというお話でございました。御指摘のとおりだと、そのようにも思っております。そんなことから今年の10年記念事業、議会からもいろいろ御指摘をいただいておりましたのは、町民がそこに集って楽しむことはもちろんだけれども、まだまだ全国的な知名度が足りない、イベントなどを開催するに当たって、大空町という名前そのものは空港のある町だというその存在感、そういったものはどんどんと外に向けて発信すべきだという御指摘もいただいておりました。これは10年の記念事業にだけに限ったことではなく、今後もしっかり続けていかなければならないものだと思っておりますので、これからもそういう意識を持ちながら、事業そのものの構築、つくり上げに努力をしてまいりたいと思います。また、空港のにぎわいづくりをやったり、利用促進をやったりしておりますけれども、そのことは、例えば先ほど言いましたように、町の合宿の誘致事業にもつながってまいります。さらには、観光の事業にも、つながってまいります。そして、地域の商工業の活動にも、つながるというものもあります。移住につながってくるものもあります。今回のふるさと納税などは、何か物品をお返しに送るというだけではなくて、空港利用して我が町を訪問してもらうというような、特典も設定していただいて、空港の利用というところにもつなげるということであります。総合計画でもさまざまな事業が掲載されておりますけれども、その事業一つ一つ単発で何か効果を生み出すということばかりではなくて、その事業が別な事業との相乗効果、相乗機能を持って、さらに効果を発揮するというものがあろうかと思います。ともすれば、私どもの組織というのは縦の系列で自分の立場のことの分野しかなかなか判断できないところがありますけれども、自分がやっている仕事が、福祉にもつながったり、さらには産業の活性化にもつながるという側面を持っている。私はもちろん職員もそういう意識を持って事業に取り組むことが必要ではないか。そういう事業執行して行く横の連携というものも十分図りながら、空港の存在意義というものを考えていきたい、そのように思うところでございます。
質問 深川曻
質問を終わろうと思いましたが、各アピールの仕方として、他の地域の市町村の長がPRするというのは無理としても、空港がある大空町としては、十二分にPR、連携をしながら発信していくということが良いのではないかと、今さらと思う人もいると思いますが、今だからこそ、良いのではないかと思います。現時点で空港をメインにして売り出している全国を比べても、市町村はありません。ですから、その辺の手法そういったものは別として考えられたら良いかと、そのように思っております。さらに、地的なこととして、やはりこの女満別の地域に関しては、空港から5分でこられるわけです。このような所は全国探してもありません。そういったこともアピールの一つとして、さらには北海道で唯一の世界遺産の地域、あるいは国立公園、国定公園にも近隣にあるという地的なことも、発信の材料とされてはいかがかと、このように思います。空港と連携をすると言いましても、こちらの思いがスムーズに空港に伝わるかどうかは別として、協力はさせていただいてはどうかと思います。また観光連盟などにつきましても、なかなかオホーツクという知名度はないということは、聞かれますけれども、そういったことも含めて、今後に連携をしながら、情報の発信になればと思います。最後にお願いになりますが、より高い質の発信をして行けばと、このように思っておりますので、期待をしながら質問を終わらせていただきます。
答弁 町長
いろいろな視点から御助言をいただきまして、ありがとうございます。空港、滑走路、ビルがありますけれども、ビルなどは、民間の会社が造ったものでございますが、私の意識とすれば、大空町にある公共施設だと、そのように受けとめてございます。ですので、そこに大勢の方々が集ったり、あそこを使ったり、そういう楽しみがあるというのも一つではないかと、そういう特色のある空港にするということもPRをしていく一つの材料ではないかと思ってございます。そんな取り組みも努力をしたいと思いますし、先ほど言いましたように私どもの町、空港から4分、5分という形で市街地まで到達できます。おかげさまで、朝、東京を出ますと、8時35分には空港について、始業時間には間に合うような、そんな距離感でありますので、大変辛い思いも一部しておりますけれども、そこがやはり売りではないかと思います。そういった少し笑い話なるかもしれませんけれども、そんなお話もしながら、私どもの町の空港というものの存在を多くの方に知っていただければと思っております。何か一つだけでPRができるわけではありません。いろんな角度から、手を変え品を変えいろいろな発信をしていかなければならないと思います。そんな中で御指摘のとおり、発信力というものを身に付けてまいりたいと思ってございます。今後とも御指導いただきますようにお願いを申し上げます。