大空町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月8日
合併の現状における今後の期待と課題について
2010年3月8日、大空町議会の一般質問で、深川昇議員が「合併の現状における今後の期待と課題について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 深川昇 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 深川昇
前出議員が申し上げておりましたけれども、私も今期最後の議会でありますので、一般質問をさせていただきます。合併の現状における今後の期待と課題について。大変申しわけありませんが、合併し、5年とございますが、大変申しわけございません。4年と訂正をよろしくお願いいたします。合併し、4年が経過をいたしましたが、大空と大地の中で語らいを求めた夢ある合併をしたと思われますけれども、町長といたしまして、合併出発当初の見込みときょうまでの総括をお聞きしたいと思います。また、そうした中で今後の期待と、さらに課題があればお伺いをしたいと存じます。どうかよろしくお願いいたします。
答弁 町長
深川議員の一般質問にお答えをしたいと思います。施策的な総括につきましては、9月、12月にそれぞれ小島議員、森田議員の一般質問にお答えをしたところでございます。各種計画の策定やインフラの整備、新しい制度の創設、財政健全化の取り組みなどについてはご存じのことと思いますので、本日は別な視点から分析をしてみたいと、そのように思います。新町建設計画では、大空と大地の中でふれあいと語らいで創る感動のまちというものを将来像としております。まちづくりにおいては、町民の方々に将来の夢や将来像を示し、展望を持った生活が営めるようにしなければなりません。一方で、合併を協議した要因の中には将来に対する財政的な不安要因があったことも確かでございます。そのような点からは合併をしたとしても町民サービスで我慢をお願いすることも多々ある旨説明をしてまいりました。これは、両町村とも同じではなかったかなと、そのように思っております。まず、この点についてご理解を賜りたいと思います。私は、平成18年大空町第1回の議会定例会においてまちづくりには交流、融合が必要である、行政組織や制度などは統合されましたが、そのほかにも統合を図っていかなければならない多くのものがありますと述べております。一方で、ノンキーランドとしての東藻琴地域、花と音楽の町としての女満別地域の個性を大切にして、将来に継承していくことも大切ですとも表現をしております。さらに、健全な財政運営や地域の財産を生かした、活用したまちづくりを目標としていく旨を述べております。財政の健全化、財産を活用したまちづくりということはもちろんですが、町民の交流、融合、個性を生かしたまちづくりというものは一朝一夕に達成することは大変難しいものであります。各種組織でも統合に向けた協議が十分に進んでいない事例もございます。個性を重んずる余り新しい大空スタンダードが見えてこないことも多いと思います。東藻琴村は、昭和22年に網走市から分村して60年、女満別町も大正10年に同じく網走市から分村をして85年、それぞれの独自の文化や習慣、生活を築いてまいりました。大空町としての交流、融合が一瞬でできるものではございません。毎日の生活の中での交流が大空町として融合された文化や歴史につながっていくものと考えております。行政といたしましては、町民交流のきっかけをつくることはもちろんですが、ノンキーランドでありますとか花と音楽の町というような町民共通の目標を位置づけていくということが、融合につながっていくのではないかと考えており、課題と言えるのではないかと思います。もう一つは、町民の方々のまちづくりへの参画であります。新しい制度などは、役場組織だけで進めていけるものばかりではございません。グリーンツーリズム、住みかえ事業、生ごみの分別、地球温暖化の防止などなど町民の皆さんの取り組みがなければ進まないものがほとんどであります。町民の方々にいかにまちづくりへの意欲を持って参画してもらうかがポイントになってくると思われます。将来に対する不安が多い世の中であります。少子高齢化による社会の縮小、年金、医療といったものの不安、子育て、環境、そして産業、景気はどうなっていくのか、市町村の財政状況なども不安要因と言われております。また、合併という言葉を社会や地域の縮小ととらえる方が多いようでありますけれども、新しい町として出発したからには希望を持ってまちづくりに取り組んでいかなければならないと感じております。そのような機運づくりが必要だと思います。これらに取り組み、方向性が見出せてこれれば、大空町発展の可能性というものは非常に大きいものがあると、そのように思っているところであります。今後ともご指導をいただけますようにお願い申し上げ、ご答弁とさせていただきます。
質問 深川昇
相変わらずアバウトな質問で大変失礼かとは思いますが、合併をいたしまして4年が経過いたしまして、課題点、あるいはその将来的なことを説明をいただきました。確かに融合されていない部分もあるかのように思われますが、ここで1つ確認をしたいと思いますが、町長として先ほどの坂本議員の質問にお答えもありましたが、地域のコミュニティー、これを大事にしたいということ、それと私はそのコミュニティーという言葉も使うのですが、地域としての活性化という言葉も使います。若干その辺にとらえ方の差があるのかなと思われます。私は、地域活性化、かなり幅の広いとらえ方があるのですが、確かに第一にとらえるのはやはり人との交流、あるいはその事業ですとかそういったものを地域の活性化としてとらえるわけですけれども、それが地域コミュニティーとイコールになるのかどうか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 町長
地域活性化といいますと、従来産業分野におけるその所得ですとか、そういった経済的なものととらわれているような感じが強くされていた部分があるのではないかと思いますけれども、地域の中の元気さというものについてはやはりコミュニティーが醸成されて、その中でいろいろな方々が地域づくりに携わっていく、それが必要ではないか、それが活性化につながっていくのではないかと思っておりますので、私の考えていることについてはコミュニティー、また地域の活性化ということは非常に関連のあるものだと、そのように思っております。
質問 深川昇
私もそのような形の中でとらえていたものですが、ただ地域活性化、中小企業からすると、公共事業ですとかそういったものもとらえられるのかなということもあったものですから確認をいたしたところでありますが、地域の活性化については高齢化、そして少子高齢化という一般的なとらえ方をいたしますけれども、やはり子供たちにとってある程度活発な動きと申しましょうか、元気でいてもらえる形をつくり上げる、そして高齢者は少しでも長生きをしていただくと。私が関連いたします団体の中にもまだ競合していない団体もありますけれども、そういったものについてはやはり子供たちの将来像をかんがみて、なかなか踏み切れないという事情もあります。やはり子供たちがスポーツあるいは文化として動きますときに、どうしても親がついて回ります。それは、やはり地域にとって大きな交流であり、コミュニティーだと私は判断しております。そういったものに対してもう少しやはり支援をいただければありがたいなと、このように思っております。決して融合して合併をすることが問題だということではなく、この辺の根拠がやはりあってしかるべきかなと思いますが、その辺のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長
子供たちの歓声が地域の中で聞こえたり、高齢者の方々が集まって生き生きと生活をされている、それが地域の活性化、コミュニティーが醸成されている一つのあかしかというふうに考えております。そういうまちづくりを目指してまいりたいと、そのように思います。また、具体的に子供たちの例えばスポーツにかかわるいろいろなご支援というような話がありましたけれども、合併を機にスクールバスの活用でありますとかというものも全町的に広げております。従来保護者の方々が送り迎えをしなければならないという中で大変ご苦労も多かったと。一緒に行っていただいて応援していただくということはもちろん大切なことではあるのですけれども、そのことでなかなか子供たちの参加が滞るというようなことであってはまた困る部分もありますので、そういうような支援については、スクールバスの活用の中で新しい町として取り組みをさせていただいたところであります。今後そのほかの支援のあり方ということについては、関係の方々とどのような方策があるのかというようなことについていろいろ協議をしてまいりたいと、そのように思います。
質問 深川昇
とりたてて個別に余り申し上げるべきではないかと思いますけれども、やはり合併、競合、そういったものについてもこれは大事なことであります。ただ、それによって弊害が起きる可能性も十二分に考えられます。もう少し自由な枠で、余り型にはめない、もうちょっと将来展望のある手法もあるのではないか。その中から競合、融合を見出すのも一つの政策ではないかと、このように思われます。さらに、先ほどの中に新町建設計画の中で大空と大地の中でと、大変すばらしいフレーズでございます。私は、大空と大地の中で語らい、そしてこれから求められるのは、鳩山総理の言葉をかりるわけではございませんが、命だと思います。このことについては、やはり水が大事であります。決して女満別地区の水はいいとは思われません。ただ、この中で東藻琴地区におきましては、名水と言われる水を有しているわけですけれども、以前私もその水について一般質問をさせていただいた経過があると思われますけれども、そういった中でその水の可能性は探っているのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 町長
どうも質問のご趣旨を考えますと、私のさっきの各種組織での統合に向けて十分協議が進んでいないということについてお尋ねというような感じがいたします。私が言いたかったのは、進んでいない事例もあるということは事実かと思います。ただ、私が言いましたのは、新しい町の形態が一瞬でできるものではないということを申し上げたつもりでございます。日々のいろいろな交流がそれが最終的には融合された大空町の文化や歴史につながっていくものだというふうに申し上げたつもりでありますので、ご理解を賜りたいと思います。また、水については、過去にもご質問をいただきました。具体的なところについては、まだまだ十分な議論がしておりませんが、言われるとおりかというふうに思っております。どのような水の供給、これは将来の展望にかかわる課題かというふうに思っておりますので、しっかりと今後議論をしていく必要があるのではないかなと、そのように思います。以上でございます。
質問 深川昇
質問が続いてしまいまして、大変失礼をいたしました。町長いわくその合併、融合の件について誤解をしているわけではございませんので、そのような形で受けとめさせていただきたいと、このように思います。ただ、以前から気にはなっていたのですが、やはり水というものは大事なものではないかと。これからの可能性として、費用はかかるわけでございますけれども、その辺の大切さをぜひ取り上げていただきたいと、このように思います。ぜひ探っていただきたいと思いますので、その辺の確認をさせていただきたいと思います。
答弁 町長
水道につきましては、現在東藻琴地域における水源、さらには女満別地域における水源、先ほど言っておりました女満別地域については水の質的なものでいろいろ経費のかかる水ということであります。しかしながら、今の経営の中でまず水源を見つけて、何とか供給をしているというような状況でございますので、まずはそこをしっかりと安定させていくということが大切ではないかと、そのように思います。ただ、水というものは将来にわたってずっと人間生活上必要なものでありますから、将来に向かって安定供給をしていくためには、議員が前回ご指摘いただいたように、その水源をさらに統一して、藻琴山山ろくの伏流水を例えば活用するというようなことも出てくるのではないかと、そのように思っております。そういう視点を持って今後も取り組んでまいりたいと、そのように思います。ただ、すぐさま方向性が出るというような形ではないということについてはご理解を賜りたいと思います。
質問 深川昇
終わります。