大空町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月15日
(1)ふるさと住民票制度について/(2)マイナンバー制度の現況について
2015年12月15日、大空町議会の一般質問で、田中裕之議員が「ふるさと住民票制度について」「マイナンバー制度の現況について」について質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 田中裕之 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 田中裕之
皆さんこんにちは。質問に入ります前に、10月の8日から3日間にわたり、台風23号の影響によります大雨により、本町は甚大な被害を受けました。ここで被害に遭われました皆さんにお見舞を申し上げます。それでは、質問に入らせていただきます。まず1点目、ふるさと住民票制度についてですが、これは、住民と自治体の関わりが多様化していると言われている中で、民間のシンクタンクが、地方自治体が住民以外に公共サービスを提供することを目的に提言したもので、都市部と過疎地といった複数自治体の居住を促し、地域活性化につなげていくものであり、民間の有識者のほか、共同呼掛人として、北海道のニセコ町長や本別町長のほか、全国で合わせて8市町村長が名を連ねています。この複数地域への居住をめぐっては、国も地域創生の総合戦略で2地域居住などの地方居住の本格推進を掲げているところであります。そこで、この提言についての御所見を町長に伺いたいと思います。次に、2点目ですが、マイナンバー制度の現況についてですが、私は、6月の定例会において、このマイナンバー制度の中身とセキュリティについて質問をさせていただきましたが、11月に入り、本町でも通知カードの配送が始まったようであります。しかしながら、新聞やテレビの報道によりますと、誤配送やさまざまな理由で返送されてくるものも数多いと言われています。また、既に特殊詐欺の被害も出ているようであります。その他に役所の窓口での誤交付なども起きているようであります。そこで、本町での現況はどうなっているのかをお尋ねしたいと思います。以上の2点について質問いたしますので、御答弁のほどよろしくお願いします。
答弁 町長
田中議員の一般質問に御答弁を申し上げたいと思います。1点目のふるさと住民票についてでございます。本年の8月に政策シンクタンクであります一般財団法人構想日本から、ふるさと住民票の提案が記者発表され、全国の自治体に賛同を呼びかけたものでございます。共同呼掛け人としまして、ニセコ町長、本別町長、福島県飯舘村長など自治体の方々のほか、大学教授などが参加されているところでございます。この提案の趣旨は、人口減少時代に地方が活力を取り戻すため多様な人たちと独占的な関係を築き、支援や力をまちづくりに活かしたり、ふるさと納税の寄付者のまちづくりへの参加の機会を提供し、納税の意義を高めたり、複数地域居住者や、別荘所有者が地域に溶け込みやすくするなどが目的として上げられております。対象の例といたしまして、自治体の出身者、ふるさと納税を行った方、自然災害などで他の市町村へ避難されている方、複数の地域で居住している方や、別荘を持つ人、住民登録をしておりませんけれども、一時的な居住者の方々などがあげられるかと思います。本町の自治基本条例の町民という定義の中に、町外から大空町に移動して、働かれている方々もおりますので、そういった方々も、対象者となるのかもしれません。提供するサービスの例でありますけれども、ふるさと住民票の発行、専用ホームページのアカウントの付与、専用SNSページの開設、自治体広報の発送、パブリックコメントへの参加、住民投票への参加、公共施設の住民料金での利用、祭りや行事などへの招待や参加案内などが考えられておりますが、制度の詳細な名称でありますとか、自治体がどのようにこういった特典を付与するかというものは、自由にできるものとなっているのかと思います。居住地と異なる自治体との関わりなど柔軟な関係づくりという点では、ふるさと会でありますとか、お試し暮らし、姉妹都市交流や友好町の交流、合宿事業などの部分についても同じような目的の部分もあろうかと思います。この提案でありますけれども、8月に呼び掛けられました。どれほどの自治体が参加されているのか、どのような取り組みが実施されているのか、そういったことについては、まだ公表はされていないようでございます。提供を想定しているサービスの例には、まちづくりに大きく関わるパブリックコメントでありますとか、住民投票への参加などもございます。実施するとした場合に、十分検証していかなければならない事項も多くありますので、この問題点や、一方では予測される効果などについて、まずは少し調査をさせていただきたいと思っているところでございます。次に、マイナンバー制度についてでございます。マイナンバー制度の通知カードが簡易書留で世帯主あて郵送が終了いたしました。本人にお渡しできなかったものが、11月24日を最後に返戻されてきてございます。本町でありますが、送付件数は3,086でございました。しかし返戻となったものが347通ございました。一つは宛所なし58通、保管期間が経過をしたもの284通、受け取り拒否が5通ございました。このほか、返還登録、転出や死亡などといったものが8通あったところでございます。しかし、返戻後の窓口交付を行っておりますので、いくらか取りに来ていただいている方々もいらっしゃいます。12月2日現在で137通が皆さんの手元に届きました。ですので、この時点での未交付は202通という状況でございます。また、返戻をされたものにつきましては、3カ月間保管をすることとなってございますが、その後は廃棄することとなっております。その後に窓口に来られましても、そのままお渡しすることができませんし、通知カードの番号をお知らせすることもできなくなります。そういった場合におきましては、通知カードの番号を知るために再交付申請をいただくか、住民票を申請する際に住民票に通知番号を記入することを要求して、番号を確認するかのいずれかとなります。しかし、いずれにもそれなりの手数料が必要となるということでございます。現在、町では未交付の方に、個別に再度受け取りについてのお知らせをさせていただいているところでございます。マイナンバー制度については、町広報紙などでも重ねて周知を行っており、今後もトラブルのないように対策を講じてまいりたいと思ってございます。マイナンバー制度が始まりましてから、全国では、住民票の交付時の手違いでありますとか、詐欺などの犯罪などに使われているという報道がございますが、現在まで、本町では、そのようなトラブルは報告されておりません。 ただ、制度そのものに対する苦情などについては、窓口に寄せられているところが数件あるところでございます。今後、個人番号カードの交付というものが年明け1月から順次始まってまいります。交付に当たりまして、混乱や情報管理について特に注意を払わなければならないことから、窓口職員への指導、そしてセキュリティ管理の徹底に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上、2点について御答弁とさせていただきます。
再質問 田中裕之
ご丁寧な答弁ありがとうございます。ふるさと住民票について再質問させていただきます。先ほど、町長の方からもお話ありましたけども、本町では女満別地区、東藻琴地区それぞれにふるさと会というのがあると思いますけれども、町長や議長、副議長なども出席されていると思うんですが、その中でそちらの会の方から今回のこのお話や、またこちらの町長や議長の方からお話をするということはなかったのかをお聞きしたいと思います。
答弁 町長
ふるさと会の関係でありますけれども、東藻琴村、女満別町が一緒になりました関係から、全国にいくつかのふるさと会がございます。昭和45年設立の旭川東藻琴会が初めて設立をされ、その後、東京女満別会、旭川地区女満別会、網走東藻琴会、札幌地区女満別会、札幌大空町東藻琴会、東京東藻琴会、北見大空会、この八つがふるさと会としてございます。これらの会の会員数、報告いただいております会員数は785人になってございます。各会によって開催の形態でありますとか、さまざまでありますけれども、御案内いただいたときには、総会などに私を始め職員、さらには議会からも御参加をいただいて交流をさせていただいているところであります。今回も直近では、先ほど行政報告で申しましたとおり、東京の東藻琴会、女満別会に訪問をさせていただきましたけれども、そこから具体的な今回のふるさと住民票の登録というところまで踏み込んだそういったお話まではありませんでした。ただ、いずれも、会員数の減少に悩んでおりまして、どのような形でふるさととの結びつき、また、会員同士の結びつきをしっかりと作っていくか、そういうことについての御苦労といいましょうか、課題などがあるという報告をいただいております。例えば、地元大空町で起こっているさまざまな事象について、私どもは広報紙などを送ることについても行っておりますけれども、もっと大勢の方々に送る手段がないかとか、そういう形でつながりを密にしていく方法は、どうなのかというような提言をいただいたり、私どもが行くばかりではなくて、そういった方々がふるさとに帰ってこられたときに、地元としてはどんな対応ができるのか、そういう特典といいましょうか、プラスの部分、そういったことを考えていくことによって、ふるさと会の活動というものもさらに活発になるのではないか、そんな意見交換をしたことがあります。それは、具体的なふるさと住民票という言い方ではありませんでしたけれども、今回の御質問の趣旨につながるところかもしれません。そういったことなども含めて、今後、いろいろ調査をさせていただいたり、どういった制度だと私どもの町にプラスになるのかということも含めて考えてみたいと、そのように思うところでございます。
再質問 田中裕之
先ほど町長も言われましたけども、この対象の中には、ふるさと納税をされている方も対象になるわけですけども、このふるさと納税をしていただいた方に、例えば広報を送ったり、財源のこともありますからそれは無理でも、チラシを送ったりして、こちらの行事とかお祭りに参加をしていただいたりという考えのもとで行っていることもあるのかどうかをお聞きしたい。
答弁 町長
今年からふるさと納税に対しまして、私どもの町の特産品を幾分かは差し上げるというような制度に切り替えました。非常に多くの方々に御寄附をいただきまして、11月末までで、4月から1,200件ほどの寄附もいただいておりまして、今後も、増えていく可能性もあるのかなと改めて感じているところであります。そ う い っ た 方 に お 返 し 物を 送る 際 に 、 当 然 礼 状 な ど も 入 れて お りま す 。その中に町として、発行する広報の提供といいましょうか。そういったものも、希望なされるかどうかをチェックをする欄を作りまして、希望される方々には、町の情報を今後も提供していくということは、させていただいております。ただ、現状でありますと、紙面としての広報紙もありますけれども、ほとんどの方々が今インターネット機能を使いながら、ふるさと納税をされていると、そういった方々からすれば、紙面として送ってもらわなくても、今でありますとホームページの中で、広報のバックナンバーが載っていたりということで、いろいろな形で大空町の情報というものは、収集できる形になっているかなと、しかし、一方では、気は心でありますので、そういった丁寧な取り扱いというものも必要ではないかということでさせていただいているところであります。そういった中で、この今回の趣旨というものは、大空町の理解者、ファン、そういった方々をいかに地域の中に、国の中に増やしていくかということでありますので、そういった趣旨からは、必要なことではないかなと、そのように考えているところでございます。
再質問 田中裕之
ふるさと住民票の質問は終わりますけども、次にマイナンバー制度について、再質問させていただきます。最初の質問で話をしたんですが、北海道の札幌でも実は窓口での誤交付がありました。それで前回、質問させていただいたときに、町長は、人が管理するという中にあっては、いかに意識を高めて管理をすることが大切だという御答弁をいただいたと思うんですが、今年も職員の皆さんそれぞれ研修とかが行われたと思うんですが、その中でマイナンバー制度に関する研修というのは行われたのでしょうか。
答弁 町長
前段のふるさと住民票でありますけれども、冒頭言いましたとおり、今、地方創生というものが、さまざまな形で取り進められております。いろいろな情報がどんどんと出てきて、いかに地域を元気づけさせていくか、その一つの方策としての御提案ではなかったかと思います。先ほど言ったように私どもとしても、幾分取り組んでいる分野もありますけれども、それをきちっと体系化して、運用していくということも大切ではないかと思います。いろんな情報がありますので、そういったものを収集しながら、私どもの町にあった形がとれるかどうか、そんなことを今後も調査してまいりたいと思っているところであります。またマイナンバー制度に対する職員研修でありますけれども、主に窓口でいろいろなところで使うこととなります。記入いただくようなこととなります。そんなことから、住民課さらには福祉課、住民福祉課の職員などを中心にいたしまして、こういった取り扱いに対する説明会、啓発研修というようなものはさせていただいてございます。
再質問 田中裕之
マイナンバー制度についてですが、もう1点、先ほど返送されてきたものが202通、その内受け取り拒否が5通あるというお話がありましたけれども、この受け取り拒否に関しては、別に罰則がないのでこれはしようがないと思うんですが、先ほど町長のお話にありましたように手元に届かなければ、その後再発行となり、手数料が発生するわけですけれども、その手数料は大体いくらになるのか。
答弁 町長
通知カード、国の再発行につきましては、手数料条例での中で、500円と考えてございます。また、住民票にその番号を記載したものを交付するという方法で番号そのものについて確認することはできますので、こういった場合でありますと、住民票の発行250円になろうかと思います。しかし金額の問題ではなくて、私どもは、今後必要となってくるこの番号を町民の皆さんに適切に通知をし、そして管理をいただきながら御利用いただくということを図っていかなければなりませんので、現在は当然個人の方々には、その通知文書でもってお願いをしておりますけれども、あわせて、ふれあいトークの中で、このマイナンバー制度のことについて触れさせていただき、ひょっとして、まだお手元に届いていない方はおりませんかと、そういう中で、その後お金がかかることになりますので、ぜひ窓口で本人確認の書類などを提出いただいて、その3カ月の以前でお受け取りをいただきたいということをあわせて、今PRをさせていただいているところでございます。ぜひ、これを限りなくゼロに近づけるように、努力をしてまいりたいと思っております。
再質問 田中裕之
最後にもう1点目だけ質問させていただきます。本町にも特養とかの施設があると思うんですが、そちらに入られている方のマイナンバーの取り扱いは、どうなっているのかを伺いたいと思います。
答弁 町長
御高齢でなかなか管理が難しい方々の中には、施設に入所されている方々もいらっしゃると思います。現状の対応で申し上げたいと思いますが、世帯主の方に対して、お送りさせていただくということで、御家族があるような場合につきましては、その御家族の方の世帯主の方に施設入所の方も含めて、お渡しをさせていただいているのが現状でございます。ただ、1人で世帯主になられている方も中にはいらっしゃいますので、そういった方については、特別養護老人ホームに送りまして、そこで管理をしていただくということで、厳重管理をお願いをしているという内容です。具体的な今後の取り扱いなどについて、私どももどのような対応を取ればいいのかということで、国にそういったことについてお聞きをしておりますけれども、まだ具体的には示されておりません。多分、私どもだけの課題ではなくて、全国一律の課題でございますので、そういった取り扱いなどについても、今後示されてくるものと思いますので、それに沿って適切に対応したいと思っております。
再質問 田中裕之
最後になりますけども、職員の皆さん大変でしょうけども、このマイナンバー制度は国の事業でもありまして、多額の税金を投入して始まる事業でありますので、ぜひ町民の皆さんに負担の掛らないようによろしくお願いいたします。私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 町長
マイナンバー制度につきましては、国が資産でありますとか年金でありますとか、社会保障などを一元的に管理を図っていく、そういう目的で導入をいたしましたけれども、将来的には、全ての行政機関の中で、何がしかの活用が図られていくものと思っております。そういうふうに考えますと、今時点では、それほど必要性を感じていらっしゃらない方も、将来的には、いろいろなところで、これが必要になってくるものと思います。ぜひ、そういったところになるまでには、私どもしっかりとセキュリティを管理をする。そして、町民の皆さん方にしっかりと御利用いただく制度となるように努力をしていかなければならないと思っております。管理の徹底、併せてどのように活用していくか、職員ともども考えながら、今後も取り扱いについて、進めてまいりたいと思ってございます。また、こういったことが町民の皆さんに御理解いただけるように、いろいろな説明機会を通じて説明するとともに、御負担にならないその使い方ということなどについて、私どももお話を申し上げる、提案をしていくことにしたいとそのように思っております。今後もこれらが進んで行く中で、さまざまな課題なども出てこようかと思いますので、今後とも御指導いただければありがたいと思っております。よろしくお願いいたします。