みんなの議会

大空町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月20日

(1)大成4区会館前の交差点の事故防止の対策について/(2)旧大成小学校体育館の今後の取り扱いについて

2016年12月20日、大空町議会の一般質問で、田中裕之議員が「大成4区会館前の交差点の事故防止の対策について」「旧大成小学校体育館の今後の取り扱いについて」について質問し、町長、建設課長が答弁しました。

質問者
田中裕之 議員
答弁者
町長、建設課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 田中裕之

皆さん改めましておはようございます。私は、今回2点について質問します。まず1点目、大成4区会館前の交差点の事故防止の対策についてでありますが、この交差点では、以前から交通事故が起きていまして、過去には、死亡事故が起きていますし、ここ最近は毎年事故が起きている状態でもあります。また、その際には地域の方も巻き込まれた事故も起きております。大空町は、これからは観光客が増え、観光に力を入れ、観光客の入数を増やそうという計画ですが、そうしますと空港のある町として交通量も増え、この交差点を通る車が増えることも予想されますので、今にも増して事故が増えるのではないかと懸念されるところでもあります。この交差点の事故の防止の対策につきましては、地元の自治会でも何度も信号機の設置や、また点滅灯の設置やさまざまな方策を町を通して公安委員会にお願いをしていただいたところではありますが、残念ながら聞き入れていただけなかったのが現状であります。町では、今年、100万円の補正予算を組んでいただきまして、町としての対策を取っていただきましたが、どのような工事をしたのか、また、この交差点ではどうしてこのように事故が多いのかを検証しているのであればお聞かせをいただきたいと思いますし、今後も新たな方策を考えているのであればお聞かせをいただきたいと思います。次に、2点目、旧大成小学校体育館の今後の取り扱いについてですが、この体育7館につきましては、当時残されていました3地区、朝日地区、開陽地区、大成地区と順番にこの体育館を取り壊すということになっていましたが、国内的にも珍しいヒメヒナコウモリの営巣が確認されましたことから、調査のために今でも残っている状態であります。調査は、平成29年度で終了するということですが、現在、ヒメヒナコウモリはどうなっているのか、また調査終了後は、体育館の取り扱いをどうするのかを検討されているのであれば伺いたいと思います。以上、2点について質問いたしますので、御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長

田中議員からは、2点にわたって一般質問をいただきました。御答弁を申し上げたいと存じます。大成4会館前の交差点は、過去から交通事故が多発する交差点として北見公安委員会、網走警察署に交通安全施設の設置について要望をしてまいりました。過去から多くの事故がありましたが、私の就任以降でも平成16年7月、一旦停止を無視した乗用車同士が出会い頭に衝突し、死者1名、負傷者2名という事故が発生しております。その後、平成21年7月、22年5月、23年6月、24年8月、26年5月、今年に入りまして、4月、7月と毎年のように、人身事故が発生しており、このほかにも物損事故も多数発生している交差点でございます。事故の原因は、一旦停止の無視によるものが最も多くなっているようでございます。平成16年7月の死亡交通事故を踏まえまして、網走警察署、そして町の交通安全担当と道路の担当者が立ち会いで道路診断を行い、道路案内標識の移設等の対処を行っております。交通安全施設の要望という点では、大成自治会からの要請もあり、信号機の設置を平成15年8月に網走警察署へ、さらに翌年の平成16年8月にも網走警察署へ、さらに26年7月には北見公安委員会、網走警察署へ再度重ねて要望しておりますけれども、公安委員会でも現地調査をした結果として、信号機を設置できる基準に満たないとの判断から、設置には至っていない状況でございます。今年4月と7月に人身事故が続きました。信号機の設置要望が受け入れられていないことから、今回の要望では、女満別市街から美幌方面、美幌方面から女満別市街方面、こちらは一旦停止になっておりません。通称広域農道と言われるこの道路の両方向についても、一旦停止へ変更するという内容ではどうかということで要請を北見公安委員会、網走警察署に行ったところであります。しかしながら、北見公安委員会の現地調査の結果、これらも受け入れられていない状況でございます。理由といたしましては、4方向全てを一旦停止にした場合、スムーズな車両の運8行を阻害するという理由だと伺っております。北見公安委員会から今回、交差点付近の環境についての特段の指摘事項は、ございませんでした。しかし、町道を管理する観点から町といたしましては、交差点の路面表示であります一旦停止の表示、路面に描く表示、それからドット線、そして、段差をつけた表示、振動によって交差点があることを知らせるものなど、それらについて路面表示を塗り直したところでございます。あわせまして、一旦停止標識と重なる道路案内標識、青い看板でありますけども、この場所を移設する工事を11月に行ったところでございます。交通規制に係る標識や設備そのものは、町では設置することはできないということから、一番の原因である一旦停止の無視という人為的な要因が起こらないように、運転者に注意を呼び掛ける対策をこれからも続けていく必要があると考えてございます。現在、大空町は、来年の1月17日の交通死亡事故ゼロ2,500日の目標に向けて、町民の皆さんと関係団体の方々が一丸となって安全活動に取り組んでくださってございます。町も、こういったことを踏まえながら努力をしてまいりたいと思いますし、さらに今後も関係機関などにさまざまな点から要請活動も行ってまいりたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、旧体育館の関係であります。旧大成小学校体育館は、昭和32年に建てられまして、大成小学校が閉校した後は、自治会で利用されるということから一旦は残しましたけれども、老朽化が著しいということから、朝日、開陽の旧体育館とともに、年次計画をもって解体を進めることとしてまいりました。しかしながら、ヒメヒナコウモリが営巣していることが発見され、コウモリを専門的に調査研究されている道東のコウモリ研究所の方が継続した調査を行いたいという意向から、解体を見送ってきた経過にございます。ここで、ヒメヒナコウモリの概要について少し述べてみたいと思います。ヒメヒナコウモリはヨーロッパに分布する中型の食虫性コウモリでございます。道内では、平成14年に礼文島で発見されたのが初めてでございました。その後、3カ所で単独の個体として発見され、旧大成小学校体育館が5例目でございますが、営巣しているところは、日本で初めて観察されたものでございました。主食は蚊、蛾などであり、網走湖が近くにあることが生息の大きな要因ではないかと推測されております。平成21年、旧大成小学校体育館でコウモリが発見され、専門家が調査を実施し、平成23年、ヒメヒナコウモリであることが確認されたところでございます。それ以降、平成28年まで毎年生息調査を実施しており、個体数については変動がございますが、少ない年で80匹程度、多い年では160匹程度が観測されているとこ9ろでございます。現在調査されている方からの報告では、調査は来年度で一応の区切りとする予定であると伺っているところであります。来年度の調査の区切りに合わせまして、自治会の皆様の意向も伺いながら、当初の予定でありました解体に向けて、協議したいものと考えているところでございます。現在、町では、公共施設の更新、統廃合、長寿命化、財政負担の軽減と平準化、現状の把握と将来の見通しなど、公共施設の管理における基本的な考え方などについて、公共施設等総合管理計画の策定業務を委託し進めているところでございます。まだ策定途中ではございますが、旧大成小学校体育館は、建設してから59年を経過しております。計画の基準では、60年を経過した年度で建て替えが考えられますけれども、費用等を考慮いたしますと、供用廃止と位置づけすることが妥当ではないかと考えているところであります。また、計画では民間への売却や用途転用なども、そういった有効な活用も検討するということが必要にはなりますけれども、現在の老朽化の度合いから判断いたしますと、解体することが最も望ましいのではないかと考えているところであります。その時期になりましたら、地域の方々などとも改めて御相談をさせていただきたいと考えておりますので、御理解を賜ればと思います。以上、御答弁とさせていただきます。

質問 田中裕之

御答弁いただきましてありがとうございます。標識の方を移動して見やすくしていただいたということは大変ありがたいことなんですけども、実は先日、地元の方から、お金を掛けて対応していただいたということのお話をしたときに、どこを一体直したんだいという話が出まして、説明すると、そうなんだということだったので、地元とすると、やっぱりほとんど変わっていないっていう感じがしているんではないかと思いますし、また、地元の人が分からないということは、多分これからあそこを通る人も、ほとんど今までと変わらないのではないかというような感じがします。それで、先日もあそこの道路を通ったんですが、交差点の大分前から一旦停止の標識が立っているんですが、それもただちょっと立っているだけで見落とすこともあるのかなという感じもしましたので、僕なりにちょっと考えて提案させていただきたいと思うのですが、例えば、止まれとかの看板の縁に、発光ダイオードで今は光るようにできると思いますので、止まれとか一旦停止とかをより運転していても目が行くようなものにするとか、今では電光掲示板で一旦停止とか出るものがあると思うで、例えば小さいやつもソーラーがあると思うんですが、また夜は蓄電もで10きるということで、当初の設置予算が掛るかもしれないですけど、後はそんなに掛からないで、そういうものが設置できれば、車を私も運転しているんですけど、やっぱりそういう固定された看板みたいなものより、そういうものにはやっぱり目が行くと思うんです。そうすると何だろうと思って、そっちに注意を引きつけて一旦停止なんだというものがあれば、今まで以上に注意をしていただけるのかなという感じがするんですけれども、そういう方策というのはどうなんでしょうか。

答弁 町長

11月に工事をさせていただいた関係、特に道路面の表示というものを今回はさせていただいたところが多くございました。そんな意味では、雪が降った後ではなかなか町民の方にも、また通行される方にも伝わっていないという面もあるのではないかと思います。この交差点については、地域の方々も何とか信号を、それでなくてもその他の方法でということで、さまざまな御提案をいただいてきております。先程申しましたように、網走警察署、また北見公安委員会、さまざまなところに要請しておりますけれども、なかなか私どもの要請の向きを聞き入れていただけないということで、非常にじくじたる思いを私もしてございます。ですので、今までいろいろ御提案があった中で、これは有効ではないかというものは、町としてさまざまな形で取り組んできております。今回の、例えば一時停止の逆三角形のところに電飾といいましょうか、そういうものをつけて見やすくする、注意を引きやすくするということもあるでしょうし、最近では車が通過したときに、対向車ありだとか速度落とせだとか、そういう表示もあるように、そういう感知式の中で、前方一旦停止ありとか、そういうものという御提案ではないかと思います。お金の掛ることではもちろんありますけれども、まずはそこのところを安全に通行してもらうということが大切になっておりますので、そういった対応についても、この冬の間は、ちょっと難しいかもしれませんけれども、考えてみたいと思います。現在、あそこの交差点については、どのようにしていけば良いのかということで、私どもも悩んでおりますので、御提案の向きもぜひとも実現できるように、これが良いのではないかと思うことは、全て私はやりたいと、そのように考えておりますので、そういったことも検討の材料にして取り組めるように、予算などについても今後考えてまいりたいと思います。御提案の向き大変ありがとうございます。

質問 田中裕之

今、町長からも前向きな答弁をいただきましたので、ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。次、体育館のことについて、再質問させていただきたいと思いますが、このヒメヒナコウモリは、環境省のレッドリストにも載っていまして、これは絶滅危惧種とかそういうものじゃないのですが、情報不足というところに載っていまして、このレッドリストに載ると保護をしないといけないということに多分なると思うのですが、そうするとこの体育館、もし取り壊すというときに支障はないのか、ここをお聞きしたい。

答弁 町長

環境省のレッドリストに現在は、載っていないようでございます。環境省などがいろいろな生物などに調査をして、それの保護が必要であるというようなことであれば、このレッドリストというものに掲載されると、そうしますとさまざまな形での保護が必要になってくると、そのように私も考えておりますけども、現時点では載っていないようでありますし、私どもが得ている情報では、このヒメヒナコウモリについて、確かに日本では珍しいコウモリとは言われておりますけれども、環境省自体が、まだ、そういったことに対する調査をしていないというような情報を受けてございます。また、これは現在調査研究されている方からの御説明でございましたけれども、ここに先程言った網走湖などのそういう自然的な形態があると、もし体育館というその営巣の場所がなくなっても、直ちにそのことがこの場所からいなくなるということにもつながらないかもしれないと、別な営巣の場所を探しながら、この地域で生息をするということも、これも十分考えられることだと、そのようなお話も伺っております。そうですので来年、一区切りが付かれるというときには、地域の方の御意向ももちろんでございますけれども、そういった学術的な調査研究の対象の分野からの御意見もいただきながら最終判断をすることが必要であると、そのようにも考えてございます。いずれにいたしましても、来年度そういったことについて、考え方をしっかりとまとめていきたいと思いますので、そのときまた地域の方々の御意向などについても、伺ってまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

質問 田中裕之

今、レッドリストに載っていないっていう話だったのですが、僕が調べたところでは、レッドリストの情報不足、5種の中にこのヒメヒナコウモリの名前が出ていますのでちょっと聞かせていただきました。この体育館、先程も言われているように建ってからかなり年数が経っているということで、耐震診断もできないと思うのですが、そうするとこの体育館は、建築基準法では危険建物ということになるんでしょうか。

答弁 建設課長

建築基準法上の取り扱いですので、私の方から御説明をさせていただきたいと思います。建築基準法で申しますところの大成の旧小学校の体育館の部分でございますけれども、耐震診断等は行われておりませんで、耐震性が確認されていない建築物ということにはなりますが、違法である等の取り扱いには、特にはなっていないということになっております。あくまで確認がされていないとしか建築基準法上では取り扱われないということとなります。

質問 田中裕之

もし、この体育館、取り壊しとなれば、だいたいどの位の予算が掛るかというのを前回、多分3地区それぞれ壊すということで予定をしていたと思うので、大体概算でその当時、どれ位い掛るかというのが出ていれば教えていただきたいと思います。

答弁 建設課長

申し訳ございません。建設課の方で試算はしたかと思いますが、ただいま資料を持ち合わせておりません。私の頭の中での数字でございますが、1,000万円程度かと想定しておるところでございます。

質問 田中裕之

先程聞くのを忘れたのですが、体育館にトイレも併設されているのですが、それも含めた全部の金額で、大体1,000万円という金額でよろしいでしょうか。13

答弁 建設課長

体育館の入り口部分に併設しておりますトイレ部分も含めて、その程度かと想定しております。

質問 田中裕之

今、1,000万円位、だいたい掛るのではないかという話だったのですが、大変大きな金額が掛るということで驚いているところなんですが、町長も先程言われましたけれども、ヒメヒナコウモリの調査が終わり次第、取り壊す方向でということでしたので、実際、地域の方でも一体どうなっているんだという話が出てまして、地域の方では、多分、町の方から何か話しかけがあるんじゃないかと思っているところでありまして、もしかすると町の方では、自治会の方から何か話があるんじゃないかという、お互いが待っているという状態であるのかもしれませんので、もしそういうことが決定をいたした際には、町の方からでも、こういうふうにしたいという話をもう一度、自治会の方にしていただければ、有難いと思います。

答弁 町長

はい、了解をいたしました。もともとは町といたしましては、解体計画を持っていたところでございますが、先程言いましたようにヒメヒナコウモリの研究について、もう少し時間を欲しいという関係者の声、また議会の中での一般質問などもあり、町としてその状況を見守ることといたしました。その中で、先程申し上げましたとおり、来年度で一区切りがつくということでございますので、それを受けて、町としてどのように考えるか、そのことについて、自治会に、私どもがまず動いて発端をつくってまいりたいと考えているところでございます。また先程レッドリストに載るかどうかというか、レッドリストとして絶滅危惧種として保護していくかどうかというところまで、まだ載っていないということで、御理解を賜りたいと思ってございます。その中でも、議員が言われましたように、まだ調査などについて十分ではないということから、そこまでの保護対象としての判断になっていない生物であるという解釈を私どもも持っているということでございます。地域の方々の意向が云々ということももちろんありますけれども、その解体にお14ける考え方を一旦停止させたのは町でございますので、町の側から今後の考え方などについて、その中で改めて御意見を頂戴するという形を取りながら今後対応してまいりたいと思ってございます。来年度はそういった動きになろうかと思いますけれども、その節は、また地域の方々の御参集などについて御配慮いただければと思っております。よろしくお願いいたします。

出典:大空町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月20日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる