みんなの議会

大空町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月15日

(1)成年後見人制度について/(2)冬季生活支援事業について/(3)地域防災計画について

2015年12月15日、大空町議会の一般質問で、上地史隆議員が「成年後見人制度について」「冬季生活支援事業について」「地域防災計画について」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
上地史隆 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 上地史隆

皆様おはようございます。1番 上地です。今回は、12月の定例会に地元の高校生の皆様も傍聴されるとのことで、大変緊張しておりますが、少しでも議会に関心を持つきっかけになればと、うれしく思います。それでは、通告に従い、質問に移らせていただきますが、ほかに御登壇される方と重複するところがありましたらお許しいただきたいと思います。それでは、まず一つ目の質問ですが、成年後見人制度についてです。成年後見人制度とは、認知症や、知的障がい、精神障がいなどの理由で、精神的能力、判断能力が不十分になった人を法律面や生活面で保護、支援する仕組みであります。具体的には、当事者に対して後見人という形で支援者を付け、その生活をサポートします。介護保険制度が身体的能力が不十分になった人を支援するのに対し、成年後見人制度は、精神的能力、判断能力が不十分になった人を支援するため、これら二つの制度は、しばしば高齢社会を支える車の両輪だと言われています。成年後見人制度には、法的後見制度と任意後見制度の2種類があります。両者の大きな違いは、いつ後見人を決めるかという部分です。法的後見制度が既に判断能力が衰えている人に対して、裁判所が後見人を決定するのに対し、任意後見制度では、被後見人が元気なうちに、自ら後見人を決めておくことができます。後見人の役割は、被後見人の判断能力の低下具合に応じて、後見、補佐、補助の3種類に分類されます。また、後見人そのものもバックグラウンドに応じて親族後見、専門職後見、市民後見の3種類に分類されます。この後見人の主な職務は、不動産や預貯金などの財産管理、身の回りの世話のための介護サービスや施設への入所に関する契約締結、遺産分割協議の代理、悪徳契約の被害防止のための契約の解消に関わる権利の執行等であり、判断能力が不十分になった人の生活をサポートしますが、特に認知症の方は、介護サービス利用を初めとした契約を締結する機会が非常に多いため、今後、積極的に活用していくことが望まれておりますが、必要性に対して利用している人が少ないことが、一番の課題となっております。成年後見人制度の利用人数は、全国でありますが2013年末の時点では、17万6,564人、2012年末の認知症高齢者の方は、約462万人であり、知的障がい者は約70万人、精神障がい者は約270万人、そのため2013年末時点での成年後見人制度の利用者の半分が、認知症高齢者だと仮定しても、利用率はわずか2%にとどまります。もちろん、認知症高齢者の全員が重度の認知症で成年後見人制度の利用に喫緊の必要性があるというわけではありません。しかし、将来的に、認知症になる可能性がある軽度認知障がいの高齢者の方は、約400万人もおり、認知症高齢者を含めると、高齢者の約28%が成年後見人制度の必要があるという危惧もあります。大空町にも認知症などの診断を受けられている方もおられますが、町の成年後見人制度利用支援事業は、どのような状況なのか、また、今後新たに考えている取り組みがありましたら、聞かせていただきたいと思います。続いて、二つ目の質問に移らせていただきます。二つ目の質問は、冬季生活支援事業についてです。この事業は、平成25年度までは、福祉灯油という名称で行っておりましたが、冬季生活支援事業と同じ事業であります。この制度ですが、住民税が非課税となっている低所得者や高齢者、母子世帯などに対し、各市町村が灯油の引換券や現金などを支給する制度であります。実施に対しては、予め定めた基準価格を上回った場合に実施する市町村が多くあり、今年度は、灯油価格が5年半ぶりに安値傾向で推移していることを受け、今冬実施する自治体が大幅に減少する見通しとなっております。このことについて、道によると、昨冬の約3分の1の50市町村程度にとどまる公算が大きく、価格低下で支援策が不要と判断する自治体が多いとのことです。道内では、電気料金の高止まりなどで家計の負担は依然厳しい状態が続いており、消費者団体などからは、福祉灯油の継続を求める声も上がっております。このことについて、町としてはどのように判断するのか。または何か新たに考えがあるのか、お聞かせいただきたいと思います。三つ目の質問に続いて移らせていただきます。三つ目の質問は、地域防災計画についてですが、国による災害対策基本法の改正が行われたことにより、大空町も地域防災計画の変更が行われました。この計画の中にあり、この前の自治会役員の皆様との懇談会の中でも出た自主防災組織についてですが、大空町についてはどのような状態なのか。また何か新たな考えがあるのかを聞かせいただきたいと思います。以上3点の質問について町長よりお考えを聞かせいただきたいと思います。以上、これで最初の質問を終わります。

答弁 町長

上地議員の一般質問にお答えを申し上げたいと思います。最初に、成年後見人制度の関係でございます。後見開始の審判の申し立てというものは、原則として4親等以内の親族が行うものでございます。しかしながら、本人に身寄りがなく、親族による申し立てが困難な場合などは、本人が権利侵害を受けるおそれのある場合などに限り市町村長が申し立てを行うことができます。大空町には親族申し立てによって、後見等の開始の審判を受けた方々が3名いらっしゃいます。今後、町長申し立てを要する案件も見込まれると、そのように判断をいたしまして、昨年の4月1日実施要綱を制定をいたしまして、手続、費用負担、報酬額の助成などを決めているところでございます。しかしながら、現時点までの申し立て者はいない現状でございます。成年後見制度は、後見人が本人に替わり法律行為を行うことができますけれども、そこまで至らずとも認知症などで、福祉サービスの申請や金銭管理がなかなか難しい、物忘れの不安など判断能力が多少衰えたけれども、日常的な生活の支援をしていただければ、自立した生活が送れるなどの場合もあろうかと思います。このような場合は、生活支援員がサービスを提供する日常生活自立支援事業を利用いただく方々がございます。社会福祉協議会に相談申し込みをいただくこととなります。平成27年度9月までの相談件数が9件ございました。しかし、利用件数は1件にとどまっている状況でございます。認知症高齢者の増加に伴い、後見的支援の充実が求められ、老人福祉法の改正により、後見人の育成、活用を図るための研修等の実施に努めることとされております。このため、市民後見人の養成は、平成24年度北海道市民後見人養成等推進事業により、北海道と美幌町、津別町、大空町の共催によりまして開催をいたしました。8日間の講座に本町から6名が受講してございます。その後もフォローアップ研修が平成25年度、平成26年度各2回開催され、それぞれ4名が参加している状況となってございます。このようなことが、私どもの町の現在の状況となっているところでございます。次に、冬季生活支援事業についてのお尋ねでございます。平成26年度冬季生活支援事業、それ以前におきましては、福祉灯油購入助成事業という名称で行っておりました。考え方といたしまして、暖房用灯油などの価格が高騰し、影響が深刻となる高齢者世帯等の経済的負担の軽減と福祉の増進を目的として実施をしているところでございます。対象となる方は、町民税非課税世帯で65歳以上の高齢者世帯、ただ、平成25年度までは、町民税非課税世帯ということで、年齢制限を設けてございませんでした。さらに、障害者世帯、ひとり親世帯に該当する世帯の方々などを対象としているところでございます。平成26年度は、世帯当たり1万円に相当する商品券の交付、またそれ以前の平成19年、20年、24年、25年には、灯油90リットル分の福祉灯油購入助成券を交付したところでございます。事業の実施に当たりましては、まず11月1日を基準日として、その年の4月1日現在の価格と比較して10%以上灯油価格が上昇している場合、もしくは11月現在の価格に対して、1月15日の価格が10%以上上昇しているような場合について対象としておりました。しかし、25年度、26年度は価格変動そのものは10%以下でありましたけれども、灯油の価格が100円以上するということで、高止まりの状態でございまして、経済的負担が大きいと判断をいたしました。また、近隣市町村や北海道の動向を勘案をして実施をしたところでもございます。今年度でありますけれども、灯油価格が前年と比べ、現在3割以上安い水準で推移しております。さらに、報道では、もう1段階値下がりをするのではないかとの予想もございますので、現状では、冬季生活支援事業の実施を見送ったところでございます。近隣市町村の状況では、常設型として清里町、小清水町、雄武町が要綱を持っておりますけれども、それ以外の管内15市町村では、実施をしないということで、現在のところ判断をしているようでございます。また、北海道からの支援などについても、本年度は予定されていない状況にございます。そのようなことで、現状といたしましては、取り組むということを考えていないという状況でございます。次に、地域防災計画についてでございます。自主防災組織は、地域の住民の方々が協力して自分たちの地域は自分たちで守るという、自覚、連帯感を持った共助の精神に基づき自主的に形成する組織であろうかと思います。大空町においても、近年、暴風や防風雪による災害の発生が多くなっている傾向にございます。大規模災害が発生した直後は、町や消防、警察、自衛隊など公助による救援というものが間に合わない、不足するということがございます。地域住民が結束して、災害に対処することが大切になってまいります。自主防災組織は、日頃から災害に備え、災害時には被害を最小限に食い止めるための活動を行うものでございます。大空町でありますが、今年の4月1日に東藻琴北1自治会自主防災組織が結成をされました。北1自治会では、設立後、町の防災訓練への参加、北海道地域防災マスター認定研修会への参加、そして、防災資機材の整備の検討というような、活動が始まったところでございます。女満別地区では、まだ結成した自治会はございませんけれども、豊里、住吉地域の自治会の役員の方々に説明を行い、その設立の可能性について検討をいただいているところでございます。町では、自主防災組織の必要性や活動などをまとめましたリーフレット作成をいたしました。ふれあいトークでありますとか、自治会の総会、また、町の防災訓練などで配布をさせ、結成に向けた検討をお願いをしているところでございます。結成されました自主防災組織につきましては、コミュニティ助成事業を活用いたしまして、防災資機材の配備を行うとともに、各種情報提供を行うことといたしております。また、今後は、町の防災訓練におきまして、町と自主防災組織との連携した訓練というものも検討してまいりたいと考えているところでございます。以上、上地議員に対します1回目の御答弁とさせていただきます。

質問 上地史隆

成年後見制度について、町の現状を町長の方からお答えいただきましたが、この中で出た日常生活自立支援事業についてでありますが、これは北海道社会福祉協議会から大空町社会福祉協議会が委託を受けて行っている事業であると思いますが、この事業について、社会福祉協議会の方から対象者人数を把握できているのか。それについて、わかる範囲で結構なので、教えていただきたいと思います。

答弁 町長

上地議員の質問の確認でございますけれども、先ほど私の方で社会福祉協議会に日常生活自立支援事業について、平成27年度相談件数が9件、実際の利用については、1件となっているということで御答弁を申し上げましたけれども、さらに詳しいその利用の実態の内容について、現在、質問をいただいているということでよろいでしょうか。

質問 上地史隆

そうですね。相談件数9件、利用1件で、もう少し具体的にわかる範囲で結構なので、承知していることがありましたらお聞かせいただきたい。

答弁 町長

現在御利用いただいている方については、日常的な金銭管理サービスについて、御利用をいただいているということでございます。先ほど言いました相談件数9件については、どういった対応ができるかということでの御相談でございましたけれども、実際に踏み込んで、具体的なサービスの利用というところまでには、まだ至っていないという状況の内容でございます。

質問 上地史隆

内容についてはわかりました。続いて、成年後見について、もう1点お聞きしたいと思っているのは、先ほど近隣の市町村の話も出たんですが、成年後見センターなど開設を積極的にされています。確かに大空町も成年後見支援事業を行っておりますが、やはり老人福祉法にもあるように、実施機関の設置というか、もう少し、今後のことを考えたらやはり、他の市町村みたいにセンターなどにするべきではないのかというふうに思いますが、今後について何かお考えがあれば、お答えいただきたいと思います。

答弁 町長

確かに上地議員のおっしゃるとおりかと思っております。市民後見人という方々が適正、円滑に仕事ができるということになるためには、専門職といいましょうか、そういった方々の支援体制、組織づくりというものが必要になってくるのではないかと思います。業務運営がしっかりと確保できる団体に委託をし、組織化をしているというところがありますし、厚生労働省からそういった必要性についての通知なども寄せられているところであります。多くのところでは、社会福祉協議会などに委託をする形で支援センターの組織化が進められております。先ほど言いましたように本町では、現在は福祉課において、個別に相談を受けたり、先ほどの事業などによって社会福祉協議会の暮らしの相談事業という形で、日常業務の相談を受けている状況にありますけれども、近隣の市町村についても調査をいたしましたところ、この支援センターの設立が進んでおります。遅ればせながら、私どももそういった事例を参考にして、しっかりとした形をつくるというところとあわせて、そういった方々のサポートに努力をしてまいりたいと思っております。今後、組織化に向けて、さらにはその形態、どのような運用していくかなどについて協議を進めてまいりたいと思っておりますので、今後また、そういったところでアドバイスをいただきますようにお願いを申し上げたいと存じます。

質問 上地史隆

成年後見制度については、これで質問を終了したいと思いますけど、重ねてのお願いとしては、必要としている方が困らないように対応していただければと思います。続けて冬季生活支援事業に移りたいと思います。冬季生活支援事業ですが、交付率に対して、お聞きしたいと思うのは、確かに事業は実施しないということでしたから、交付率が83.43%と、対象者も525人中438人と、大変利用する方も多いので、この方が困らないように、確かに灯油の方は、町内のセルフスタンドでも、60円代後半と安く推移しているのはわかりますが、そういう方が困らないようにお願いしたいなと思います。そのことについて、再度お聞きしたいと思います。

答弁 町長

後見人制度については、冒頭、上地議員からも、本来必要とされる方々が大勢いらっしゃると、その中で、まだまだ認知度も低くないことなどもあって、利用されている方が少ないという実態も御報告いただきました。私どもでは、体制を整備することとあわせて、こういった制度が地域の方々に御利用いただけるように、しっかりとPR活動もあわせて実施をしてまいりたいと、そのように考えております。また、冬季生活支援事業、もともとのところは灯油価格がその年によって、非常に高くなったり、そうでなかったりと、非常に大きな差があると、そこのところを埋めるべく冬季生活支援事業、もともとは、灯油の購入券助成事業というものでスタートしたかと思います。しかし、現在のエネルギーなどについては、灯油ばかりではないというようなこともあって、昨年は、商品券での交付という形で、冬季生活の支援という形に切り変えたところでございます。そういったことから、一昨年から見ますと、御利用いただく交付率、これなどについては高まっている状況にあろうかと思います。しかしながら、冒頭申し上げましたとおり、もともとの発想ということから考えますと、今年度は今のところ灯油などの価格、エネルギーの販売価格などは、据え置かれて、安定をしているということでありますので、今のところは、そういったものを実施するという考え方には至らないところでございます。しかしながら、こういったものはどういった経済状況の中で、国際情勢の中で、また上昇していくかもわかりません。今後のそういった推移などについては、しっかりと確認をしながら、場合によっては、迅速に対応することも必要ではないかと考えてございます。そういったことに注視しながら、情報を的確につかみながら、また、他の市町村の状況などについても目を配りながら対応して、町民の方々が不利益を講じないような、そんな対応に心がけてまいりたいと思ってございますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 上地史隆

冬季生活支援事業についても、お答えを聞かせいただいたので、これで終了したいと思います。最後地域防災計画について再度質問したいと思います。この中で、地域防災計画にある自主防災組織についてお聞きしたいと思うんですが、この中でも情報の共有ということで、この地域防災計画の第1節の町の対策にもあるように、2点確認したいと思うんですが、避難支援等関係者への事前の名簿提供及び名簿情報の適正管理のための措置についてでありますが、この中で名簿の取り扱いについては、名簿の作成について個人情報に留意しながら情報の共有に努めるとありますが、現状はどうなのか。また、緊急連絡体制の整備で自治会組織の協力のもとに緊急システムの運用を含め、災害時要援護者に対するきめ細かな緊急連絡体制の確立を図るとありますが、このことについて、あわせてお聞きしたいと思います

答弁 町長

災害の発生時に自ら避難することが困難で、特に支援を必要とする避難行動要支援者の名簿の提供、また、管理に関する取り扱いというものにつきましては、大空町の地域防災計画に定めることとしてございます。平成25年度に災害対策基本法の改正が行われ、避難勧告等の判断伝達マニュアルガイドラインが作成され、また、気象警報において特別警報の運用が開始されました。このようなことから、今年、大空町地域防災計画を変更することといたしまして、この12月に、地域防災会議を開催することといたしております。その地域防災会議の中で避難行動要支援者名簿の取り扱いについても追加をしていくこととしてございます。今後、その地域防災会議の御議論などパブリックコメントでありますとか、関係する団体との調整なども必要となってくるかと思っております。避難行動要支援者でございますが、災害時において高齢者、障がい者、乳幼児、その他特に配慮を要する方などを要配慮者といたしております。このうち、避難するために特に支援を必要とする方を避難行動要支援者として、名簿を作成することといたします。名簿には、氏名、生年月日、性別、住所または居所、連絡先、避難支援を必要とする理由などの情報を記載するものとして、随時、その内容については、更新をしていくものとなります。名簿の提供でございますが、要配慮者のうち、同意をいただいた方のみの情報について、提供をすることとなります。提供先は、消防署、消防団、警察署、民生委員・児童委員、社会福祉協議会、そして自主防災組織、さらに避難支援等の実施をする名簿の適正な管理ができると認められる自治会の方々となります。こういった名簿の提供時には、取扱者の限定でありますとか、目的外の利用の禁止、さらにはその内部での無作為な情報共有を避けること、守秘義務の遵守、管理方法の指導などについて徹底を図ることといたしてございます。そういった中で、地域の方々に名簿を提供し、避難の際に支援が必要な方々について、御協力をいただく体制をとりたいと思ってございます。この名簿については、日常から名簿についてお渡しをさせていただくということにしてもらいます。災害の発生時につきましては、現在の防災メールでありますとか、さまざまな手段を使って、いろんな町民の方々に情報の伝達を行い、この名簿にしたがって、関係者の方々の避難の協力をいただく、そういう体制づくりをしていこうというものでございます。

質問 上地史隆

町長の御答弁でも出た自主防災組織とか、町内自治会などにも、そういう名簿の取扱いについて、指導するということをお聞きしましたが、この取扱いについてなんですが、施錠可能な場所への保管の指導、また団体内部で名簿を取り扱う者を限定するとありますが、これをもう少し具体的にお聞かせいただければと思いますが、お願いします。

答弁 町長

先ほど言いました名簿を提供する先の消防署、消防団、警察署、民生委員・児童委員、社会福祉協議会、自主防災組織などについては、これは法律によって、こういった方々に名簿を提供するという内容で規定をされてございます。その他、町長として特に認められる団体ということで、大空町の防災計画の中には、名簿の適正な管理ができると認められる自治会、また、その避難の支援を一緒に行うという申し出のある自治会を対象としているところであります。こういった自治会の方々とは町が覚書を締結をして、そして名簿提供を図るということを考えてございます。それ以外については、法律に規定がされているということでございます。今回、防災計画の見直しについて、まだ具体的な、その施錠管理のところまでは規定しているわけではございませんけれども、今後、具体的にそういった方々に対する説明も含めて行うこととしております。その中で、具体的なその管理の方法、また、先ほど言った情報のあり方、使い方ということについて、それぞれ協議をしながら進めてまいりたいと思ってございます。また、そういう具体的な内容がきちっと決まってまいりましたら、議会に対して説明もあわせて行ってまいりたいと思っておりますので、御理解を賜ればと思います。

質問 上地史隆

個人情報を扱うので、このことについては徹底していただきたいなと、あと議会の方に報告いただけるということなので、これについても協力していきたいなと思いますので、これで最後になりますが、この自主防災組織についてですが、実際に総務厚生常任委員会の視察で、組織率が98%と約100%に近い町に視察に行かせていただいたんですが、町の名前は名誉もあるので、それは言わないですが、そこの防災担当の方とお話をしたときに、実際に災害が少ない土地なので、住民の危機意識が余り高くないと、あとは実際に組織が機能するかわからないという、本音も担当の方がおっしゃっていますが、大空町も同じく比較的災害の少ない土地でありますし、今後、住民の危機意識をどうするのか。自主防災組織、組織化するのはいいんですけど、ほかの自治体でも問題になっているようにメンバーの高齢化、訓練の確保など、実際にこれに対してどのようなお考えがあるのか、最後聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長

まさしく上地議員がおっしゃるとおり、組織はつくっても、そこに魂が入っていかなければ、なかなかいざというときに動き切れない、ましてや災害時にのみ活動をされる組織となれば、なおさらのことと思います。いろんな研究者の方々が人間心理などについても、分析をしているようでございますけれども、災害などが起こったときに、どのように対処するか、人間としては、3種類に分かれると言われております。一つは、自らいろんな情報を入手して自分自身に危害が及ぶのかどうなのか、それを判断して、その危害を避けるための行動する方、もう一つの分類は、信頼できる人に判断を委ねる方、自分ではなかなか判断をしませんけれども、いろんな方々の話を聞いて、右に行けと言われれば右に行く、他者に依存するタイプの方々、また、こういった方々は、時として、その判断が、もし後々、間違っていたということであれば、そういった責任を追及する側の方になるものだとも言われております。もう一つは、余り難しいことを考えない、何とかなるさというような、そういう楽観的な考え方に常に落ちてしまう方と言われております。この1番の方は、被害、危害を最小限に抑えることができるかもしれませんけれども、今言いました2番、3番という方々については、何かのときには、大きな被害、危害になることが予想されます。ですので防災組織の中で、私どもは先ほど言った公助と言われるところに1番の重きを置いて行政組織は動くわけでございます。危機意識を持っていただくためには、町民の方々が、私どもは努力はしておりますけれども、役場は当てにならないと、行政ばっかり頼っていたんでは自分の身を守れないぞと、そうやって思っていただいて、自らがいろいろな備えをしていただく、また、隣近所でいろんな対応を考えておいていただくということが、その危機意識、防災の意識の中では大切ではないかと思ってございます。ただ、私どもの口から行政は頼りないと、何もできない、しないなということを言うことにもなりません。私どもは、防災教育というところであったり、さらには、その訓練というところで、そういった皆さん方の自助と共助の考え方をしっかりと持っていただくための、そういうアプローチをしていかなければならないのではないかと思っております。災害が少ないとは言いながら、先日もありました台風23号でありますとか、また、先の冬には、何回となく大きな吹雪もやってまいりました。そういうことを考えますと、決して他人事ではないと、そういう思いを共有しながら、自ら災害に立ち向かって行く、そういうための教育の課程などを私どもとしては、提供してまいりたいと考えているところでございます。ぜひ議員におかれましても、そういった点から御指導いただきますようにお願いを申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

出典:大空町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月15日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる