大空町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日
高齢者の方の交通事故増加について
2015年6月23日、大空町議会の一般質問で、上地史隆議員が「高齢者の方の交通事故増加について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 上地史隆 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 上地史隆
1番 上地史隆でございます。このたび6月の定例会で質問する機会を与えていただきましたことに心から感謝を申し上げます。以下、通告に従い、質問に移らせていただきますが、他に御登壇される議員の方と重なるところがあるかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。それでは、質問をさせていただきます。まず一つ目の質問ですが、高齢者の方の交通事故増加についてです。皆様も新聞やテレビなどで、最近よく聞かれる言葉だと思いますが、先月、北海道警察より驚きのデータが発表されました。高齢者が当事者となる交通事故が増加傾向にある中、2014年の1年間に3回以上、人身、物損事故を起こした65歳以上の高齢ドライバーが346人に上ることが北海道警察のまとめでわかりました。大半は軽微な物損事故のため、運転免許停止などの処分には至ってはいないものの、北海道警察は認知機能の低下が原因で、いずれ大きな事故を起こすおそれがあると懸念しています。訪問指導に乗り出し、免許の自主返納などを進めるが、応じるドライバーは少ないのが現状だとのこと。北海道警察によると、統計は65歳以上のドライバーが係わった事故を分析するため、2014年からとり始め、2014年の1年間で、物損、人身事故を3回起こした人は300人、4回は36人、5回は8人に上り、6、7回もそれぞれ1人おり、前方不注意や運転操作の誤りで他の車に追突したり、電柱などに衝突する軽微な物損事故が大半だとのこと、現状では75歳以上の高齢者は、免許更新の際に、認知機能検査を受け、医師の診断書を求められる場合もありますが、ある警察署の幹部は小さな物損事故では免停にならず、認知機能の低下について判断される機会がないまま運転し続けている高齢者が多いと指摘しています。北海道警察は自宅を訪問して直接指導し、場合によっては、免許の自主返納を進めていますが、応ずる人は少なく、訪問した署員に関係ないだろうと、怒り出す人もいるとのことです。大空町にも少なからず、同じような問題を抱えている方や、その周りで悩んでいらっしゃる御家族もおられると思います。町としては、この問題について、どのようにお考えかお聞かせいただきたいと思います。続いて、二つ目の質問に移らさせていただきます。二つ目の質問の都市圏の高齢者の移住についてですが、民間研究機関の日本創生会議が東京圏の高齢者が今後急増する対策として、医療、介護施設に余力のあるとする地方の移住について、4日に提言しました。提言では、2025年までの10年で東京圏、東京、埼玉、千葉、神奈川の75歳以上が175万人増え、介護施設の不足が深刻化するほか、医療や介護の人材を補うため、地方から東京圏の人材流出が加速するおそれがあるとして指摘、対策として、高齢者の地方移住を上げ、候補地は一般的な入院医療に対応できる二次医療圏に分けて検討し、独自の指標で医療と介護に余力があると評価した全国41地域、道内6地域を示しています。評価の指標は、医療は急病に対応できる医療施設の割合を示す1人当たり急性期医療密度、介護は2040年人口推計と現在の介護施設のベッド数をもとに算出した介護ベット準備率、いずれも7段階評価で北網地域、北見、訓子府、置戸、美幌、津別、網走、斜里、清里、小清水、大空は医療が6、介護が3の評価だったが、介護施設を整備すれば、移住の適地になりうる準地域とされました。提言に対して、北網地域の中心都市である北見市関係者は、一様に戸惑いを見せ、市の地域医療対策室は、北網地域の医師数は全国平均を下回っているなど、医療に余力があるという評価に違和感があると創生会議の指標を問題視しており、移住による後期高齢者の増加は、医療費や介護費の増大につながる可能性があることから、受け入れ地域の財政的な負担がどうなるかわからず、地方のメリットが見えにくいと困惑しています。介護を担当する市保健福祉部も市内には特別養護老人ホームの入居待機者がいるのが現状であり、介護施設の整備が容易なものではなく、今後、提言の内容を精査したいと話しております。大空町も北見市と同じ北網地域の町として、この提言の準地域として移住地域に挙げられましたが、このことについて、どのようにお考えがあるのかお聞かせいただきたいと思います。続いて、三つ目の質問に移らせていただきます。三つ目の鳥獣被害についてですが、5月29日に有害鳥獣の捕獲を強化する改正鳥獣保護法が施行されました。鳥獣が増え過ぎたり、生息範囲を広げたりするのを防ぐため、都道府県が鳥獣保護管理事業計画を策定し、適正な個体数に減らすため捕獲に力を入れるが、高齢化に伴って、狩猟者が足りない状況にあることから、捕獲の専門業者を認定する制度を創設されました。これまで鳥獣保護の観点から対策に取り組んできたが、農林被害の深刻化や、狩猟者不足を踏まえて、法改正し、都道府県が管理計画を策定することを規定、一定の捕獲技能を持つ企業団体を専門の捕獲事業者として知事が認定できる制度も新たに設けました。網や罠を使う猟の免許を取得できる年齢についても、20歳から18歳に引き下げ、知事が許可した場合に、住宅地での麻酔銃使用を認めるほか、一定の条件のもとで安全を確保できる場合に限って夜間の猟銃使用も認めました。大空町も農業被害は深刻であり、人身に係わるような熊の出没も増加してきております。他の自治体のように、猟友会会員の高齢化と減少が続いていけば、鳥獣を駆除することが難しくなると思いますが、このことについて、町の現状はどうなのか、お答えいただきたいと思います。以上で、最初の質問を終了いたしますので、町長よりお答えを聞かせいただきますようお願いいたします。
答弁 町長
上地議員からは、3点について一般質問をちょうだいいたしました。まず1点目の高齢者の交通事故の増加に対する考え方でございます。北海道の交通事故は、平成26年、件数が1万2,274件、死亡者は169人、負傷者は1万4,571人でございました。そのうち、65歳以上の方は、件数で2,906件、24%、死亡者数は75人、44%、負傷者は1,883人、13%を占めてございます。大空町では、平成26年事故件数は8件、負傷者は8人、65歳以上の方の事故は3件で、比率といたしましては、38%、負傷者も3人でございますので、こちらも、比率としては38%でございます。この数値を持って直ちに高齢者の交通事故割合が高いかどうかということについては、分析も必要かと考えますけれども、私の父親も88歳、昨年まで運転をしておりまして、多くの皆さんに御心配や御迷惑をおかけしておりました。高齢者の方々の交通安全対策というものが、社会的な課題となっている現状については、間違いないこととそのように受けとめております。議員の御指摘のとおり、公安委員会では75歳以上の免許所有者に対しまして、免許更新時に記憶力や判断力、さらには医師による認知機能検査を義務付けております。さらに違反をした時には認知機能検査を実施することが追加されております。認知症と医師が判断した場合については、免許の取り消し、停止になるなど、事故防止の対策というものが強化をされておりますけれども、それにいたしましても、先ほどの新聞記事でございます。5月6日の北海道新聞の記事によりますと、道内の昨年の交通事故では3回以上事故を起こした方、65歳以上の高齢者が346人いらっしゃった、しかし、その中で、免許自主返納した方は23人という状況でございます。これは、日常生活に車が欠かせないという北海道の地域事情というものも影響していることが想定されるわけであります。町といたしましては、交通安全防犯推進委員会、また交通安全協会の皆さん、交通指導員など、関係の皆さんとともに、交通安全運動を進めております。具体的には、高齢者の方に対して、ことぶき老人クラブ、高齢者大学などの方々に対しまして、交通安全協会の皆さんが夜光反射材の配布を行なってくれておりますし、オホーツク自動車学校では、高齢者の冬道安全運転講習会の開催などもしてくださっております。また、交通安全推進による地域高齢者クラブでの講話でありますとか、交通安全普及のためのDVDの鑑賞会を実施したり、安全のしおりなどを配付させていただく、そのような、啓発活動には努めております。今年につきましては、交通安全協会の皆さん、大空町10年ということで、そらっきーをデザインしたストラップ型の夜行反射材などについて、配付をするということで聞いてございます。町といたしましては、高齢者の方々が、こういった運転免許を自主返納しても、困らないように、できるだけ移動手段というものを多様に確保していくということを考えて福祉タクシー、さらにはスクールバスの混乗、患者輸送バス、さらに最近は外出支援タクシーなどの試験運行などもさせていただいた中で、環境を整えているという状況でございます。次に、都市圏の方々の高齢者の移住についてでございます。現段階では新聞等の報道でありますとか、日本創生会議のホームページで公開されているという情報の範囲でしか持ち得ておりませんので、それらをもとに、今のといいましょうか、私の考え方などについて、お話を申し上げたいと思います。6月4日に日本創生会議から東京圏高齢化危機回避戦略というものが発表されたわけであります。今回の提言は、東京都を中心とする1都3県が今後急速に高齢化し、医療、介護の問題が深刻化するおそれが高いということから、移住を考えている方々に対し、医療、介護に一定の余力がある、ある程度の利便性が整った地域に関する情報提供をして、今後の東京圏のあり方について、全国的な視点から議論を促すことを目的として発表されたものであります。東京圏の高齢者が2015年の397万人から、10年後の2025年は572万人へと増加すると試算しております。現状のまま推移いたしますと、医療不足が生じるとともに、介護施設が十分な収容能力を確保できずに、介護の不足も生じると試算されているわけであります。解決策といたしまして、東京圏の高齢者の希望に沿った地方への移住実現に向けて取り組む必要があるとしております。生活の利便性がある程度保たれ、入院医療に対応できる医療余力、介護余力があると試算された全国の41地域を候補地としリストアップして発表しております。北海道においては5圏域が選ばれた中に、準地域として北網地域が選ばれたということでございます。移住先の候補地の準地域の中に私どもの町も該当するわけでありますけれども、しかし、今回の提言の内容を見てみますと生活の利便性を考えると、二次医療圏に属する地方都市が候補となると、そのように定義されておりますので、北網圏域、二次医療圏として指定をされておりますけれども、これは北見市を念頭にしているのではないかと、そのように受けとめております。町としてどのように考えているのかということでありますけれども、町として高齢者の受け入れに関しての考え方でございますが、今回提言された内容に伴ってどうこうということではなく、従来から、第2の人生を送られる場として大空町に魅力を感じて移住を検討していただけるということであれば、それは定住促進や町の魅力づくりという観点から歓迎をしたいと常々考えておりますし、そういう誘導方策も取っているところであります。しかしながら、今回のように単に介護施設の入所だけを考慮して、移住するのだとされた場合については、本町では施設の空きのある状態ではありませんし、待機者の方もいらっしゃいます。介護施設の人材確保ということも喫緊の課題となっているという状況もあります。さらに、介護保険料や医療費など町の財政負担というものが一層増加していく可能性もありますので、ここは慎重に考えなければならないものと思ってございます。ましてや、国は現在、高齢者の方々に対する老後の過ごし方の中で、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように充実した医療、介護を提供する地域包括ケアシステムというものを推進しているわけであります。私どもの町の福祉政策についても、それと連動して取り組みを進めておりますので、今回の日本創生会議の提言内容と相反するものではないかと思っております。ですので、今後こういった提言を受けて、国として方針を変更していくのか、また、何らかの形で整合性がとれるのか、さらには、都市と地方の関係をどうしていくのかということなどについて、しっかりとした議論が必要だと考えているところでございます。次に鳥獣の被害についてでございます。大空町における有害鳥獣による農業被害については、例年、熊、鹿、きつね、からす、鳩などによる被害が発生しております。平成26年度の統計で見ますと、面積で約80ヘクタール、総額で約4,400万円ほどの被害でございます。ここ数年来、おおよそ5,000万円内外の被害額が報告されておりまして、90%以上がエゾシカによる被害となっております。町では被害を防止するため、猟友会の皆さんの御協力をいただき一斉駆除等に当たっております。国におきまして、平成24年に鳥獣被害防止特別措置法の一部改正が行われております。市町村が設置する鳥獣被害対策実施隊というものを設置して、その設置に対して支援をするという内容になってございます。町では、これに基づきまして、防止計画を策定し、この実施隊を組織して駆除活動に取り組んでおります。町が委嘱をする猟友会の皆さん、実施隊ということでありますけれども、この活動に対する費用や駆除したエゾシカの運搬費の助成などによって、この駆除を支えている状況にございます。猟友会の会員の皆さんの高齢化についての御心配の御発言もございました。女満別地区、東藻琴地区でそれぞれ活動されておりますけれども、全体で見ますとこの平成27年3月末の会員数が42名、平均年齢が55.1歳、60歳以上の方の割合は43%となっております。オホーツク管内での平均年齢が56.2歳、道内は59.4歳でありますので、そこから見ますと、若干低い数字となってございます。また、会員数につきましては、平成22年48名でしたけれども、現在は42名ということで若干減ってきている状況にございます。そんな中で、全国的には、狩猟免許所持者等々は年々減少してきていたり、高齢化してきているという状況がありますので、大空町といたしましては、平成23年度から、狩猟免許取得等の支援補助金制度というものを創設いたしました。狩猟免許の取得までに要する経費でありますとか、鉄砲所持の許可に必要な経費に対して、5万円を限度としてではありますけれども、助成をさせていただいております。これまで3名の方がこの助成を受けて、免許の取得等をしている状況にございます。しかし、まだまだ十分な数ということにはなっていないのではないかという思いもございます。ハンターの方の新規の掘り起こし、また、さまざまな視点から駆除できるそういった人材の育成などに取り組んでいく必要があるのではないかと考えてございます。今は具体的にこれという案を持ち得ているわけではございませんので、ぜひ議員からも御指導いただきながら、この検討を進めて行くことができればと思っております。よろしくお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 上地史隆
1点目の高齢者の事故増加についてですが、町長より大空町の現状を北海道警察のデータなども含めて、丁寧に御説明いただき有難うございます。このことについてですが、国は深刻な事態だと思っており、先ほど説明したのですが、現行では75歳以上のドライバーは、3年に一度の免許更新時に認知機能検査を受ける必要があり、認知症のおそれがあると判定された場合も過去1年間、信号無視や逆送など認知症状が疑われる違反がなければ、診断を受ける必要はありません。このことについて、認知症の高齢者ドライバーによる事故を防ぐため、国は75歳以上の運転免許制度を見直す改正道路交通法を11日の衆議院本会議で可決成立されました。免許更新時に認知症のおそれと判定された場合に、医師診断を義務付け、正式な診断が出れば、免許停止か取消しとなります。公布から2年以内に施行されますが、地方などは車がないと買い物や通院なども大変不便になります。免許の返納や取消などが、今後増えた場合には、現在の支援では対応できないと思いますが、新たに交通手段の確保など、高齢者の方の生活を見据えた考えはないのか、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長
免許を持っている方が自主的に返納するというのは、なかなか大変なことではないかと思っております。御本人もそうでありますし、御家族の方も何がしかの不安を抱えながら、しかし、運転免許証を所有していると、さらに車を所有しているということであれば、好きなときに好きなところに自由に移動できると、そのようなことができますけれども、それ以外の手段でありますと、移動が可能であっても、そういう自由度というものがなくなってしまうということで、なかなか返納に至る方が少ないというのが現状かと思っております。今後、そういう課題を解決するために免許の返納をする方が少しずつ増えてくるのではないかと思っております。現状、大空町といたしましては、スクールバスの混乗を推奨したり、また、通院に当たっての患者輸送バスなどの運行も現在行っているところであります。さらに、福祉タクシーなどにつきましては、従来、所得制限もありましたけれどもそれを撤廃し、全ての方に枚数の多寡はありますけれども、福祉タクシーを御利用いただく、さらに、今現在まだ試験的な段階ではありますけれども、遠方にお住まいの方などを対象として、外出支援タクシーなども行わせていただいております。まだこれらについては、十分効果を発揮するというところまでは至っておりませんけれども、制度の浸透には少し時間がかかるのではないかと思っております。そういった中で、地道にこういった活動の周知を繰り返しながら、大勢の方に御利用をいただきたいと思ってございます。今現状の中で取り組んでいる状況でございますので、今の段階でこの拡充について取り立てて考えている内容はございませんけれども、今後、返納する方が増えてくるような場合については、そういった方々の御意見などもいただきながら、どのような形であれば、自由度というものが高まっていくのかということなどについて、お聞きをしながら施策に活かしてまいりたいと、そのように考えているところでございます。
質問 上地史隆
町長から説明のあった外出支援タクシー事業でありますが、これは2月より開始され、登録者数は、本年5月12日現在で119名であるとの説明も受けました。利用券の使用状況は、試験等運転期間を3カ月経過した4月末時点で、13.3%にとどまり、予算の執行状況についても、平成27年度予算額の4.2%にとどまっていると、この段階では説明を受けています。試験運行期間終了の6月末までに、利用券を使い切れない方がいることも予想され、11月末までに試験運行期間を延長されましたが、延長期間算出根拠である600枚の発券に対して、未使用枚数が520枚は、現段階では多過ぎるように思います。私はこの事業の他の事業も検討することが大事ではないかと思いますが、そのことについて聞かせいただきたい。
答弁 町長
外出支援タクシーについては、平成26年度に予算をお認めいただきながら、平成27年度にかけて実施をしている内容でございます。私どもの認識といたしましては、一つには、まだまだこういったものの利用の浸透が図られていないということではないかと思っております。新しく年度が始まりまして、従来の福祉タクシー券を配布するに当たり、その制度などについてお話を申し上げ、新たに、この外出支援タクシーの交付を受ける方々が増えてきたということでございます。さらに、私の父親、母親もこの外出支援タクシーの制度を使わせていただいておりますけれども、本当に車が運転できなくなってしまうということを考えますと、外へ出ることそのものがなかなか回数が減ってしまうということになっておりまして、外出する目的が限られてきてしまいますので、おのずと利用というものはそう多くないと、そのように思っているところであります。担当課といたしまして予算を計上するに当たっては、不足を生じてはならぬというようなことから、いろいろなことを考える中で、最大の予算確保を目指しているのが常であります。そんなことから、今回の予算の計上というものは、少し過大ではなかったかと、そのような反省に立っておりますけれども、私どもはせっかくお認めいただいた予算でありますので、その中で、周知期間を含めてPRをさらに深めていきたいということで、延長をしたところでございます。ですので、この制度の内容そのものが、劣っているというようなところをについては、今後、拡充をしていかなければならないものと、そのように考えておりますけれども、全く新しい制度として、今持ち得ている案というものについてはございません。現在としては、外出支援タクシーそのものの制度の拡充というところを御利用の皆さんの御意見をちょうだいしながら進めてまいりたいと、そのように考えているところでございます。
質問 上地史隆
町長より外出支援タクシー事業については、今後、周知もして利用拡大につなげていくというお考えもお聞きできたので、その点については、重々やっていただきたいと思います。それでは、二つ目に移ります。二つ目の都市圏の高齢者の移住についてですが、町長より大空町の現状を丁寧に説明いただきありがとうございました。このことですが、実際、国の動向とかも見据えなければ難しい問題もあると思いますが、財源とかも確保についても明確なこともまだ出ていないと思うので難しいと思いますが、政府はこのことについて、12日に来年度以降の地方創生政策の基本方針のまとめ、まち・ひと・しごと創生会議に示しました。東京圏の高齢者の地方移住の推進などが柱で、月内に正式決定し、来年度予算の概算要求に反映させると、昨年末に策定した政府の総合戦略を踏まえ重点的に進める事業を整理し、高齢者の地方移住を促す策として、医療、介護サービスを一体的に提供する日本版CCRCの整備を打ち出しました。大都市の高齢者に元気なうちから移り住んでもらい、仕事や生涯学習を通じ、社会参画を支援し、推進の意向を示している道内31市町村を含む202自治体の一部で来年度にモデル事業を行う方針を打ち出しています。大空町もそのような国の動向をにらみ、何か考えはないのか再度お聞きしたい。
答弁 町長
外出支援タクシーについては、現在は、市街地から遠い地域にお住まいの方が、女満別地域の方々は女満別の市街地まで、東藻琴の方々は東藻琴の市街地まで、それの往復に対して助成措置を講じているものでございます。まだ試験運行期間中でありますけれども、このような意見もありました。女満別の方が「東藻琴の芝桜公園に乗り合わせで行ってみたいんだけれども、市街地と違うので使えないんですね」というようなお話もいただきました。また、女満別の方、東藻琴の方がそれぞれ地域をまたいで、例えば女満別の方が東藻琴のお寺に行きたい、そのときにも現状では使えないということになっておりますし、女満別に入院をしている方のところに、東藻琴の方がお見舞いに行きたいと言っても、現状では使えない。そういうところの不備といいましょうか、使い勝手の悪さというものが、現状ではあるのではないかと思っております。そういったようなことをこの試験運行期間に拾い集めながら、どこまで拡充していけるか、それによって、今回お認めいただいたような予算が有効に使われていくことになるのではないかと考えております。それであれば、免許を返納しても、生活に大きな支障は出ないのではないか、そう思っていただけるような制度にしていかなければならないものと考えておりますので、今回の試験運行期間を通じながら、より大勢の方に周知を図るとともに、内容のあるものに制度を拡充できるように努力をしてまいりたい、そのように思っているところであります。続きまして、東京圏等からの高齢者の移住でございます。国が地方創生ということで、平成26年地方創生という名目の中で、いろいろな政策を打ち出しました。また、補正予算なども出してきておりますけれども、国はそうやって地方に向けて、地方の自由度を高めて自らの発想でいろいろ考えれば応援すると言ってはおりますけれども、蓋を開けると非常に細かな重箱の隅を突いたような話もされているのが現状であります。そんな中で、高齢者の移住についても必要ではないかというようなことで、平成28年度に向けた、予算の概算要求の中に盛り込むと言ってはおりますけれども、正直申し上げて、余り期待し過ぎないようにしようと思っております。従来からも私どもは、子育て世代に限らずさまざまな世代の方々の移住について、取り組んでいるところでございます。移住における住宅の整備もしたり、また、受け入れの団体のバックアップ、サポートする会の支援も行ったり、また、首都圏、関西圏において、移住促進のフェアに参加をしたりということで取り組んできているところがあります。国が応援してくれるのであれば、それはそれに願ったりかなったりではありますけれども、今までやってまいりましたその移住に対する大空町のスタンス、これは先ほどの品田議員の質問にもあったように、交流人口というものを増やしていく、最終的にはその方々が定住していただければ、さらに有難いという思いを含めて取り組んでいる内容でもございます。そんな中で、今回の地方創生の目標の中には、こういった移住を進めるということも大きな要素として入ってくると、そのように考えております。先ほどの答弁の中でも、まだ具体的な事業の形態までについては、確定されておりませんけれども、当然、今回のこの話題も含めて議論をし、施策展開をしていかなければならないものと思っております。どこまでの誘導策というものが講じられるかは、今後の議論を踏まえながら判断をしてまいりたいと思いますけれども、いずれにしても、積極的に取り組んでいく姿勢に変わりはございません。先ほど言いました介護だけのときに来ていただくというのは、いささか疑問を呈しておりますけれども、移住ということ全般に対しては、積極的に取り組んできたつもりでありますし、今後も取り組んでまいりたいと思っておりますので、そういった中で、新たな施策などありましたら御提案をいただければ有難いと思っております。よろしくお願いいたします。
質問 上地史隆
一つ目を通じて二つ目の都市圏の高齢者の移住についても、現状を踏まえながら、国の動向を注視し、積極的に政策に参画する、議会の提案もしていただくようにという言葉もいただいたので、これについては、本当にありがたいなと思います。二つ目の質問はこれで終了したいと思うのですが、三つ目の質問に行きたいと思います。三つ目の鳥獣被害についてですが、大空町の猟友会の方の現状もお聞きして、道内に比べ平均が若いっていうこともお伺いしました。平均は55.1歳というのもお聞きしまして、比較的道内の59歳に対して若い方なんだなと思いました。他の市町村に比べても、若いということが町長の説明により現状がわかりました。実際に大空町は2分の1の助成、各種狩猟免許の取得、講習会費、銃の所持許可、取得にかかる費用とかも2分の1、最大5万円ということですが、そのこともあり3名の方が、新たにハンターになったという効果の方もお聞きしました。このことについてですが、2分の1の助成、道内の他の市町村に比べても高いほうだということも、担当の課から説明もいただきました。ですが、「猟友会のハンターになるには」という日本猟友会のホームページに、簡単な初心者向けの説明でありますが、狩猟免許の取得に対しての経費がでております。狩猟免許の取得には講習会費用と銃の所持許可取得に掛る費用として、このホームページに記されているものなので多少の誤差はあると思いますが、簡単な合計額で約8万円以上掛ります。2分の1の助成があっても約5万円位は掛ります。それだけではなく、ハンターになるには、別に銃関係の経費も掛ります。銃に関しては散弾銃、ライフル、空気銃などの種類がありますが、高額なもので、中古で1丁5万円以上、新品については10万円以上がかかるとのことです。そのほかにガンロッカー3万円、装弾ロッカー1万円など最低限必要なものをそろえるだけでも数十万円位の経費になってしまいます。今後、大空町もハンターが高齢化し、減少する可能性があるので、若い人がそれらの備品の購入助成などを受け、ハンターになれるような環境を検討する必要があるのではないかと思うのですが、それについてお聞かせいただきたい。
答弁 町長
先ほどの移住の関係につきましては、国の動向を十分注視しながら情報収集しながら対応していきたいと思います。また今回の提案といいましょうか、御提言のことでいいますと、北網地域という広範囲なところを指定されて移住可能地域だということが示されております。そんな中で、私どもの町のスタンスというところもありますけれども、今後国の動向、さらには日本創生会議の提言内容などを踏まえますと、北網圏域としての対応の仕方というものもあるのではないかと、そういった分野におきましては、各関係市町村と連携をとりながら、進めてまいりたいと、そのように思っているところでございます。銃の助成、ハンターを育成するための助成、現在、先ほど言いました関係経費の部分について上限5万円まで助成をするということでございますが、現在、ハンターの方々のお話を聞いておりますと、さまざまな分野で経費が掛かると、まず取得における試験と言いましょうか、そういったものを受けていくためのもの、さらには移動に係る交通費、さらには取得をした後であっても、定期的に講習を受けなければならないと、さらに銃の購入、保管、そういったところに掛ってくるということでございます。どこまでの分野を町として応援するべきか、そのことについて、今後も猟友会の皆さんなどの御意見も参考とさせていただきながら、判断をしていきたいと、そのように思います。一方で、単に増額をするということだけではなかなか増えてこない分野でもあるのではないか、単にハンター数を増やすということが最終目標ではなくて、いかに駆除を円滑に行うかというのが、今回の趣旨でもございますので、ハンターの育成と合わせて、ハンターでなくても有害鳥獣を捕獲できるような、そんな仕組みづくり、そういうものも必要ではないかと考えてございます。例えば銃を持たないにしても罠を設置するというような方法もあるのではないか。ただこれについても、資格取得などが必要になってくるということもありますし、罠そのものの費用というものも、掛ります。そういうところの対応というのも合わせて行っていくことが鳥獣による農業被害というものを少なくしていくことにつながるのではないか、また先ほどエゾシカの被害が最も多いということでありました。町内にはエゾシカを防ぐための柵が張りめぐらされているわけでありますけれども、場所によっては十分機能していないようなところもあるやに聞いてございます。もう少しそういったものの密度を高めるということも必要かと思っておりますし、最近では電牧などのところを利用している、そういうところもあります。そういう中での被害を減らす、そういう側面にも目を向けながら取り組んでまいりたい。ハンターの育成、確保という側面と、それ以外の充実をもって、鳥獣被害というものを軽減していくように努めてまいりたいと、そのように考えてございますので、今後とも御指導いただきますようにお願いを申し上げます。
質問 上地史隆
今後も鳥獣被害が拡大しないように、的確な捕獲能力を維持していけるように、あとは先ほど町長が指摘されたように防護柵など、いろいろな面の問題もあると思いますが、これも注視して、是非、鳥獣被害が拡大しないようにしていただきたいと思います。これで質問終了いたします。
答弁 町長
予算面などを伴うものについては、内部で十分検討し、改めて御相談をさせていただきたいと、そのように思っております。また、それ以外、猟友会の皆さんとの関係の中で取り組めるようなものにつきましては、直ちにいろいろな策を講じてまいりたいと、そのようにも思ってございます。私どもの町は第一次産業が中心の町でございますので、そういった被害を最小限にとどめるということは、地域の皆さんの所得、まちの元気にもつながっていくことと思いますので、今後も努力をしてまいりたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。