みんなの議会

大空町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月16日

(1)農業者戸別所得補償について/(2)農業基盤整備について/(3)大空町組織機構改革について

2010年9月16日、大空町議会の一般質問で、松田信行議員が「農業者戸別所得補償について」「農業基盤整備について」「大空町組織機構改革について」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
松田信行 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 松田信行

それでは平成22年第3回大空町議会定例会において、一般質問通告書に従い質問いたしたいと思います。本年は、当初冷夏の予報が流れましたが、一転、近年にない暑い夏となりました。日本の農業においても、高温多湿の影響を受け、減収を余儀なくされている中で、今まさに農家が安心営農できる環境及び仕組みづくりが、日本の農業の再生に向け重要であると考えます。そこでまず大項目1点目、農業者戸別所得補償について伺います。農林水産省は平成22年8月31日、2011年度予算概算要求をまとめ、財務省に提出しました。それ以後、個別所得補償制度の本格実施に向け、いろいろな情報が交錯する昨今です。そのような中で、秋まき小麦のまきつけが間近に迫り、12月には平成23年度営農計画の準備が始まります。そこで、農業者戸別所得補償制度の本格実施に向けての概要と、現行制度との比較及び今後の本町農業への影響と行政の対応について伺います。次に大項目2点目です。農業基盤整備についてお伺いいたします。本年度、農業予算の中で、農業基盤整備予算が大幅に削減されました。近年の異常気象に、そして農産物価格低下など、農業状況は厳しい中であります。農家に求められるものは、しかもその中で生産力の強化であり、それだけに基盤整備事業の効果的かつ効率的な促進を計るため、圃場条件にあった弾力的な整備、そしてコスト削減、農家負担の軽減が求められております。そこで、大空町において現在実施、要望されている基盤整備事業の進捗状況と、今後の行政としての対応をお伺いいたします。次に大項目3点目、大空町組織機構改革についてお伺いいたします。本年7月1日から定員適正化を踏まえ、限られた職員で本町の直面しているさまざまな課題に的確に対応するために、効率的で効果的な行政サービスの提供を掲げて導入するものと、広報に記載されましたが、町民にとってはなかなかわかりづらいという声が聞かれます。そこで、小項目1点目、大課制及びグループ制の取り組み詳細と住民サービスとの整合性と、評価及び提示についてお伺いいたします。続きまして小項目2点目、どんなにすばらしい組織体制であっても、業務の執行を行うのは職員であります。そこで、機構改革において人財育成について町長の考え方と取り組み方についてお伺いいたします。以上、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長

松田議員からは、本町の農業にかかわる大変重たい内容の一般質問をいただいたものと、このように受け止めております。1点目の農業者の戸別所得補償制度についてであります。平成22年8月31日、農林水産省から来年度の戸別所得補償制度概算要求の骨子が示されております。販売価格が生産費を恒常的に下回っている作物、その差額を交付する、そして農業経営の安定、国内生産力の確保、食糧自給率の向上、農業の多面的機能を維持する、こういったことを目的としたものが、戸別所得補償制度だといわれております。対象作物は、今年度から実施をしております、米、そして来年度からは、麦、大豆、てん菜、でん粉原料用バレイショ、そば、菜種でございます。現行の水田畑作経営安定対策は、麦、大豆、てん菜、でん粉原料用バレイショの4品目が対象でありました。そして、面積払い7割をベースに数量払い3割を加算しているものであります。新しい制度は、骨組みはほぼ同じというふうに認識しております。対象作物は先ほど言ったように、7品目に拡大をしております。そして、面積払いと数量払いの比率を7対3から3対7に変更し、数量払いの比率を高めて、農業者の皆さんの努力が報われるような、そんな内容となってございます。現行制度は面積払い、過去3カ年の作付面積がもととなっておりましたが、新しい制度では、その年の作付面積に基づいて支給をする内容であります。新制度は小麦と大豆、数量払いの交付単価が今示されている中では上がっております。農家の皆さんが頑張って収量を上げれば収入が増えます。しかし、てん菜とでん粉原料用のバレイショは逆に単価が下がっておりますので、そのままでは減収という懸念がございます。数量払いの交付単価、これは定額ではなくて、品質によって単価が変わる仕組みであります。小麦や大豆については等級の上位のもの、てん菜は糖度の高いもの、でん粉原料用のバレイショはでん粉含有率の高いもの、そういったものを中心に加算されます。当然、品質により格差が出ることになります。これは、縦横に則した生産と、品質に対する営農努力を反映させる仕組みというふうに言われております。また、畑作地帯では、小麦、てん菜、バレイショ、豆類の4品目の輪作体系が基本でありますが、やむを得ず3年輪作での栽培を行っている地域もございます。畑作経営の安定を図るためには、4年輪作が必要との考えから、1年間休んで緑肥を導入する場合には、加算を行う緑肥輪作加算制度が新たに新設される予定であります。米のことについても触れたいと思います。これについては、基本的に本年度の仕組みを踏襲を、面積に対する一律の交付金と米価変動補填交付金が引き続き、概算要求で予算要求されております。水田利活用の所得補償交付金、これは麦、大豆、米粉、飼料用米の生産を促すものであります。しかし、主食用米並みの所得が確保できないということから、この水準にあわせて助成をする仕組みでございますが、これも引き続き実施することとなってございます。こういったものを見ていきますと、手取りは増えるのか減るのかということでありますけれども、今回のいろいろな制度変更に伴い、交付単価が上がる小麦、大豆、これは増えることにはなりますが、あまりにも面積が増えてしまえば、過剰生産ということで、販売価格が下がる恐れというものもあります。また、てん菜やでん粉原料用バレイショのように交付単価の引下げになるものについては、通常でいけば農家の手取りは下がるというようなことになろうかと思いますので、正直、このことによって地域の農業者の皆さんの所得がどのようになっていくかというものは、場合によっていろいろ変動があろうかと、不透明な状況かと思ってございます。こういった情報につきまして私どもは、ホームページ等で情報を収集しているのがほとんどでございます。詳細についてその内容の把握に大変苦労しているところはございますので、当面についてはこの出される情報の推移を注視して見守っていきたいと思っておりますが、状況が徐々にわかってこようかと思います。農業者の皆さんにそういった内容を伝える機会もつくってまいりたいと、そのように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、関連がございますが、農業基盤整備についてであります。現在、本町で実施されている農業基盤整備事業、国営事業は1地区、美幌町と大空町にまたがる美女地区でございます。こちらは、排水路の整備や排水機場の整備を行うためのもので、平成21年度採択になり、平成22年度は1億8000万円の予算がついてございます。着手したばかりで、まだ進捗状況と呼べるような数値にはまだ至っておりませんが、今の時点では平成27年度までの予定の事業となってございます。道営事業につきましては、全町で4地区の整備が進められております。まず女満別本郷地区でありますけれども、平成20年度から着手をし、区画整理、暗渠排水、客土、土壌改良などの整備で受益面積が486ヘクタール、総事業費17億3,300万円でございます。平成22年度末の進捗率は事業費ベースで48%でございます。もう1地区は女満別東部高台地区、開陽、日進、朝日、巴沢地域であります。区画整理、暗渠排水、客土、心土破砕、土壌改良、除れき、農地の保全など、受益面積513ヘクタール、総事業費12億6,000万円の予定でございます。今年度からの着手でありますが、今年度、北海道の単独事業による緊急農地排水対策事業で工事が一部前倒しで実施されることとなってございます。平成22年度末の進捗率は8%をみてございます。東藻琴西部地区は、平成19年度から着手しております。区画整理、暗渠排水、土層改良、農地造成などの整備を当初1,284ヘクタール行う予定でございましたけれども、今年度一部、計画の変更手続きを行っております。変更後、860ヘクタール、事業費を12億1,700万円の予定で進めてございます。平成22年度末の進捗率は90%を見込んでおります。最後は東藻琴山麓地区でございます。草地の起伏修正、排水改良、造成など、平成20年度から実施をしており、受益面積603ヘクタール、事業費3億9,500万円、今年度末の進捗率は49%の見込みでございます。また、現時点で新規の要望が出されている地区がございます。ます最初に大成、大東、中央、巴沢地区でございます。また、湖南、昭和地区からも要望が出されておりまして、この両地区あわせまして区画整理、暗渠排水、客土、心土破砕、土壌改良など、事業の面積、累計をいたしまして1,700ヘクタールから要望がございます。また、今年度に入り、住吉、豊里地区から区画整理、暗渠排水、客土、心土破砕、土壌改良などの要望があり、面積を積み上げますと890ヘクタール要望面積が出てございます。以上、3つの地区で基盤整備の要望が望まれているところであります。これらの予算の状況でありますけれども、平成22年度から大幅に削減をされております。平成22年度は国費ベースで対前年度比37%、マイナス63%ということであります。さらに、今年度農山漁村地域整備交付金というものが創設され、それらも活用できることになってございますが、それらをあわせましても63%、37%減という非常に厳しい予算内容になってございます。また、平成22年8月31日に平成23年度の農林水産予算概算要求が出されておりますけれども、農業農村整備予算は対前年比105%で、2,241億円でございます。先ほど平成22年度から創設された農山漁村地域交付金が活用できるというお話を申し上げましたけれども、この金額は平成22年度と同額の1,500億円ということで、これらをあわせた中で対比をいたしますと、昨年度比全体で103%という状況でございます。これは、新聞、テレビ等で報道しております政策コンテストの対象となる額を含めての額でございますので、非常に厳しい予算状況ということが続いているということでございます。町といたしまして、農業基盤整備は今後も取り組んでいく必要があると私も考えております。地域の要望に則しながら、少しでも進められるように北海道や国、関係機関に対して予算の確保に向けて働きかけを続けてまいりたいと、そのように思っております。また、いろいろな機会で発言をする機会がありますけれども、制度やメニュー、これは全くほとんど変わっておりませんけれども、予算だけを削減するというやり方は非常に厳しいものがあると、私は、例えば整備の単価の低減でありますとか、年工事に特化した事業採択、そういったこともあわせてやっていただかなければならないのではないかと、話をしております。しかし、いずれにしてもこの予算額では、農業者の皆さんの要望と時期にこうした事業取り組みができないというようなことから、北海道町村会やオホーツク圏活性化期成会、そういった機会でありますとか、また、民主党への要望会などにも項目として挙げさせていただいておりますし、今年度におきましては、農林水産大臣政務官がこの北見管内に来られたときの懇談会でも発言をさせていただきました。また、水土里ネットの総会にも参加をしており、こういったことについての取り組みを強化していこうというような発言もさせていただきました。また、4月に行われました全道の緊急集会などにも参加をしている状況にございます。そういった取り組みを、今後も勢力的に続けてまいりたいと、そのように考えているところでございます。3点目の組織機構改革についてであります。平成22年7月1日にスタートをして、まだ2カ月と少しということでございますので、十分な検証ができているわけではございませんけれども、御答弁を申し上げたいと思います。合併から4年が経過をして、合併時の職員178人から、この9月1日現在147人となってございます。今後も平成28年4月の定員適正化の目標132人に向けて職員定数の削減を予定しておりますので、その中で組織機構を考えていかなければならないというふうに思ったわけでございます。従来の係制を廃止をして、もっと大きな単位としての組織として、大課制とすることにいたしました。職員は課に配属をしております。当面は必要に応じてグループ制も併用して行っております。その結果、町長部局は13課から8課になりました。そして、15のグループを設置してございます。教育委員会は2課1センターを2課としたところであります。従来の係制は、業務の分担が非常に明確、細かくなっております。専門性を高めやすいという部分もあります。しかし反面、セクト主義に陥りやすいと、また、柔軟な組織の編成が困難な面もございました。状況に応じて随時職員の業務分担が変更できて対応できる、職員間の業務保管ができるというそういう面を全面的に打ち出していこうということから、大きな単位としたものでございます。今まで係が違うだとか、係がいないからちょっとよくわからないというような理由でなかなかお話を聞く機会がなかったもの、そういったものを解消していこうというものも考えているところでございます。しかし、職員の側からすれば、例えば課長職は今まで以上に決裁をする文書、また、伝票などが増えております。主幹職は業務の調整が大変になっているかと思いますし、係や主査の職員も横の連携を取るという意味では、今まで以上に努力をしていかなければならないわけでありますけれども、少ない職員の中で、今まで、さらにそれ以上のサービスを提供していくためにはそういうところに努力をしていくことも不可欠ではないかと、そのように思ってございます。今回、組織機構の見直しを行うに当たって各階を移動しないで、同じ場所で用務が済むようにとも考えました。役場の側でいいますと、皆さんが最も多く訪れる窓口業務に町営住宅の部門を所管替えをいたしました。福祉課とあわせて1階の部分で大部分の窓口対応ができるような体制といたしました。総合支所のほうは、フロックスにおりました福祉部門の職員を総合支所庁舎に移行をして、総合支所庁舎の中で対応ができるような、そんな体制としたところであります。町民の方々が役場に来られるとき、また、お話をされるときには係の名称を具体的に覚えているというよりは、用務を念頭にして何々のことについて聞きたいとか、意見があるというような方が非常に多うございます。その関係もありまして係の名前ではなくて、業務内容を各カウンターに掲示をして、また番号などもふって、そちらに御案内をさせていただく、そんな工夫もさせていただいたところであります。また、内容の周知については7月号の広報で取り組みの内容も掲載をさせていただきました。また、その組織の機構図を折り込ま込ませていただいておりますし、その翌回の7月号のお知らせ号では、各階の組織の配置図なども掲載をしたところであります。そのほか役場の庁舎の中には各課、グループごとの見取り図というのでしょうか、配置図なども各階に掲示をしているところでございます。しかし、先ほど議員が言われましたように、町民の皆さんの評価というものは最終的には職員の対応にかかっているのではないかと、そのように思っております。いろいろな御意見はあります。そういった中で、大きな課のメリットを生かせるように今後も取り組んでいきたいと、そのように思っております。また、今は住民の方々の視点からお話しを申し上げましたけれども、組織ということでありますので、そこで仕事をする職員の中の反応といいましょうか、そういうものもございます。まだ集約していない一部の意見でありますけれども、大きな課になったことによって協力して対応するような意識というものが少しずつ出てきているのではないか、業務時期が時期によって忙しくなる担当の部署、そういうところに応援をするような、そんな意識が出てきた、また、イベントなどの対応についても課を挙げて対応していこうというような意識が出てきているということを話していた職員もいます。従来の係の枠を超えた業務分担という形で既に配置をしている、そういう課もございます。まちづくりというのは人づくりとよくいわれます。職員は組織の中で教育をし、そして成長をしていく、また、町民とのふれあいの中で成長していくということがあろうかと思います。いずれにいたしましても、町民の方のために役立つ人材となっていかなければならないと、そのように思っておりますので、組織としてそういう人材を育てていく、また、職員には成長していってもらいたいと、そのように思っております。そのような視点から、組織といたしましては従来の初任者研修や基礎研修、中級研修、そういった研修を計画的に行って研修会に参加をさせたり、派遣をさせたり出張させたりしているところであります。私の理想とする職員像でありますけれども、町民の方などは職員に専門性を要求される部分がございますけれども、専門職が必要な場合については雇用という中で考えるようにできるだけしてございます。しかし、ほとんどの職員は事務職として採用するわけであります。約40年間、この組織の中で務めていきます。同じ課に留まることにはならず、いろいろな部署を回ることになります。そういった意味では多面的な才能を発揮できるような、そんな人材になってほしいと、住民の方々からいろいろな問い合わせがあってもそれをしっかりと受けとめられる職員になってもらいたいと思っております。そのために定期的な人事異動も必要でありますし、人事考課による職員の評価も務めてまいりました。また、今回の大課制の導入もこういった大課制も、職員の能力を高める一つの手法ではないかと、そのようにも考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上、1回目の御答弁とさせていただきます。

質問 松田信行

先ほど、まず1点目、戸別所得補償制度についてですけれども、先ほど町長から御説明いただきました。まだまだこの制度は骨子案ということで、まだまだ不透明な部分があります。ただ、言えることは今の政権が続く限りはたとえ骨子でも、この方向でいくのだろうということは想像されます。大きな方向にずれはないと思いますけれども、その上で、何点かちょっと確認させていただきたいことがあります。まず1点目は、この水田活用の所得補償交付金、この部分でこういう言葉が出てきました。激変緩和枠はいずれは解消、その中で産地資金を創設すると。これは、地方裁量に任せられる。そして、それは名称はもうこれ確定なのかどうかわからないですけれども、各道市町村で組織する農業再生協議会に委ねるような説明が書いてあります。この産地資金についてもう少し具体的に説明していただきたいのと、それから、それを取り仕切る農業再生協議会、これはどういうメンバーでいつまでにつくるのか、お考えが現時点であればお伺いしたいと思います。それともう一つ、三つ目。関連支払の予算の中で、今まで実施された農地・水・環境保全、これに変えて環境を切り離して農地水で取り組むと、そういう文言がありますけれども、これも今取り組んでいるこの地域がうちの本町においてもこのまま継続していけるかどうか、それはまだ定かではありませんけれども、ただ、願いとしては継続していただきたい。そんな中でこのあと1年、農地・水・環境保全の事業は残っていますけれども、今まで町長が見た中で、効果というものをもし考えがあれば御助言を伺いたい。以上、3つ質問させていただきます。

答弁 町長

産地資金という言葉が出てまいりました。平成22年度、激変緩和措置というものが講ぜられまして、手取り額が極端に減ると、そのところを穴埋めしようということでありましたけれども、これは1年限りというふうに言われておりました。ですので、新しいしっかりとした制度に乗せかえるということで地域特産作物の振興を図ったり、戦略作物の生産向上に向けた取り組みを支援するということを目的として産地資金というものをつくろうとしているというふうに言われております。これは先ほど言ったように、当然、変更に伴って減る交付金を補うためのものであります。ですけれども、この予算額でありますが、今年は430億円この関係の予算がついているということであります。今年22年度はこれと同じような該当する事業といくら予算がついているかというと、平成22年度は組み替えなども行われるわけでありますのれども、460億円です。ですので、国ベースの予算からみると30億円ほど減っている状況があります。ですので、どのような形になるかまだ検討がつかないというのが正直なところです。ちなみに、昨年度、北海道の部分については133億円余り配分がなっておりますけれども、今後都道府県に配分されたときに、先ほど言った減った分が北海道にどの程度影響があるかということを見極めていかなければならないなと、そのように思っております。そして、地方の裁量でということでありますけれども、まず北海道にきますので、北海道の裁量権でいろいろな対象作物でありますとか、対象の交付金額というものが設定されるというふうに言われておりますので、その市町村段階で自由に決めるということではないかというふうに私どもは今受けとめております。いずれにしても議員の持っている情報とそれほど多く違いはありませんので、そのような受けとめとをしているということであります。また、農業再生協議会という言葉もあって、それを北海道段階に、また、市町村段階につくるというような仕組みづくりがなされてこようかというふうに思います。従来は、水田の転作のところと絡み合って水田農業推進協議会というものがありました。その中で米の生産数量の目標の設定など、これについては都道府県からおりてきたものを私どもの地域の中で配分をするというような作業をやっておりましたけれども、こういったものが一たん解消されて、新たに農業再生協議会として各都道府県段階、そして市町村段階に設置するということを考えているようであります。今までの水田農業推進協議会は、生産者団体が主体的にという言い方をしておりましたけれども、今回出された内容を見ますと、行政が主体性を発揮する、そういう制度仕組みになっているようでございます。農業、そして市町村段階でいいますと、市町村と農業団体、関係機関などの参加を得た中で農業再生協議会を設置していくことになっておりますので、まだ具体的に作業を開始したわけではありませんけれども、町、さらには農業者団体、JAでありますとか、普及センター、農政事務所、そういうようなところが中心に構成されていくことになるのではないかと、そのように考えてございます。ここに1本化してくださいというような内容になっておりますので、従来の水田農業推進協議会や担い手協議会といわれるようなものは、ここに統合をされるということでありますので、おのおのが担っていた役割を考えた中で、メンバー構成などを考えていくべきではないかということであります。具体的な時期についてはまだ示されておりませんので、私どもとしても具体的な内容を持っているわけではございません。農地水環境保全向上対策でありますけれども、これは現在大空町で5地区で活動をいただいてございます。平成19年度から平成23年度までの5カ年間ということでスタートした事業でございます。こういった活動を私なりに見てまいりますと、用排水路などの農業用の資源といいましょうか、財産というものの機能回復は従来よりも上がってきているのではないかというふうに思います。また、この各地区ごとの単位で行われている組合活動によって、地域一体となったいろいろな活動、草刈でありますとか、清掃活動、また、花の植栽だとか緑肥に対する対応など、地域としての薄れてきつつあった地域のまとまった作業体系といいましょうか、そういうものが共同作業の中で、また復活してきているのではないかと、地域活動をやっていく上においては前向きな活動につながってきていると、そのように受けとめているところであります。この事業についても、平成23年度若干の見直しが図られるということで予算の要求がなされております。従来は、先ほど言ったいろいろな共同活動に対する農地水の保全管理支払部分と、環境保全型農業支払部分、全部まとまって予算措置がされておりました。そして、昨年度の予算措置は273億円でございました。今回見直しを行った中で、農地水保全管理支払、今私どもの町の各組合がかかわってくれている、取り組んでいる事業分、これが今年度286億円、そして別枠として環境保全型農業支払の部分が48億円という形で概算要求がされているということであります。単純に考えますと、両方あわせますと、昨年度から見て61億円ほどこの関係については予算が増えているということであります。ただ、環境保全型農業支払制度については、今現在私どもの町の5地区は取り組んでおりませんでした。それは、各地域で低農薬使用などの環境に配慮した農業に取り組む方々を支援する制度でありますけれども、取り組むその方々の参加率の要件というものが非常に高いところにあって、私どもの町ではなかなか取り組めていなかった、今回の見直しの中で、そういったもののハードルが下がってくるようであれば取り組むことも可能かというふうには見ておりますけれども、そういった制度の詳細な内容、現時点ではまだまだ明示されておりませんので、こういったところにも注視をしていきたい、わかればそういうことについては地域に早急にお伝えを申し上げて、取り組みが可能なのかどうなのかということについて、お諮りをしていきたいと、そのように考えているところでございます。以上、2回目の御答弁とさせていただきます。

質問 松田信行

まだ本当に霞がかった中で答弁をいただいたのですけれども、私もそのことで一つ一つ細かくどうなんだどうなんだと聞く気はありません。ただ、やっぱり今後この政策がどんどんタイムスケジュール的にぼんぼん来るでしょう。私、1番危惧するのは、やっぱり市町村に問われるのは、国はせっぱ詰まってと不平を言ったってしょうがないのですよ。やっぱり受ける市町村としては、いかにスピーディに対応して、それを混乱させないように農業者に伝えるか。そこが、この政策特に問われるのではないか、そこだけは気をつけてほしい。もう一つは、この制度はまだおぼろげですけれども、ただ、うちの町においても指標の問題、それから輪作の問題、当然所得確保のために新規作物の問題。ただ、いずれにしてもこれ出口政策が課題となってきます。だけれどもここは、この機会にしっかり整理しておいて、何が課題かということはお互い各関係者、農協もそう、町もそう。これをやるために何がうちの町に課題なのかということをしっかり、この機会だから整理しておく心の準備というものが必要じゃないかとそう思うのですけれども、町長どうでしょうか。

答弁 町長

国に対して時たま愚痴をこぼしますのは、テレビなどでは説明責任とよく言いますけれども、国が直接町民の方々に説明をするという機会はほとんどまれなことであって、それは1番近いところにおります私どもが説明をしていかなければならない、そういう立場におかれている状況かと思っております。しかし、町民のいろいろな幸せでありますとか対応を考えますと、私どもがそこで横着をしているわけにはいきませんので、なるたけ早い情報提供と、それに伴う対応というものを考えていきたいと思ってございます。農業の関係につきましても、担当の職員ともいろいろ話をすることがありますが、正直申し上げて作付が秋のうちに終わる、さらには営農計画が提出される、極端に言いますと、春のまきつけの時期に至ってもまだ制度が決まっていないという事例が過去にも多数ありました。そんな中で、私どもの対応とすれば今まで出されている情報の中から類推をしながら、少しでも農業者の方々の所得につながるようにどのような対応をしていけばいいかということを推測をしながら、対応してきたつもりであります。よくほかの町村はどんな対応なんだと、私担当に聞くことがありますけれども、ほかはみんな大空町はどうやってやるのだと逆に聞いてくるというような話で、決して私どもの対応は遅いものとは思っておりませんで、私どもが先進的に取り組ませていただいているというふうに考えてございます。今後も情報の収集を取りながら、常にどういうような形のものになったとしても対応できるような心構えと準備というものをしていきたいと、そのように考えているところでございます。

質問 松田信行

大項目1点目は終了させていただきたいと思います。次に2点目、基盤整備事業なのですけれども、これについても正直言って前の制度と比べたときに、農家の努力した意欲をと考えたときに、そういった中で整備事業の予算が削られているというのはすごく考え方としては矛盾している。この場で言ってもしょうがないのかもしれませんけれども、非常に矛盾している。そんな中で、どうしても我々農家、基幹産業のある農家は1年1回が勝負なのです。何か災害などが異常気象であったとき、もうその年はパアです。それをやってしまうと2年、3年、4年それを回復するのに非常に時間がかかってしまう。そういう恐れがある中で、いかに農業者にとってこの基盤整備というのが大事なのかと。この認識については、私は町長と同一の、同じ見解だと思っております。そんな中で、今までの基盤整備事業は大きい予算をドンと持ってきて、そしてある程度の期間の中でおさめる。だけど今後はやっぱり、そうは絶対先ほど町長が説明したようにいかないです。限られた予算の中でいかに長いスパンをかけてでも地道に一歩一歩進めるか、そのためには地域の受益者も理解してもらわなければならない。何を、どこを優先するかということをしっかり受益者とコミュニケーションをとりながら進めていただきたい。そしてもう一つ、継続性、特に先ほど要望を挙げている当地区の豊住のお話がありました。これについては、このアンケート調査、7月22日付でとったのですけれども、特に暗渠だけとっても420何がしの希望が出ています。ただ、その対象者を限っているのですけれども、それは今まで一回も基盤整備をやった事のない方、それから、道営事業全事業取り組んで8年以上たっている方、それから前回の事業の工事施工ではやらなかった工事品目の方、それから今回、今、粛々と進んでいるのですけれども、住吉地区について開発用地の払い下げの対象者。そういう的を絞った中でもこれだけの人数が、希望者が出てくるということは、要は7、8年たったら機械も大型化になって、順次土地が変わっていくのだと。1回補助事業をやったらそれで10年、20年はもう大丈夫だと、そうではないのだということを如実に説明していると、この数字は。だからやっぱり今一度、この事業の継続性ということを理解していると思いますけれども、確認のみで申し上げたいと思います。それについて町長、何かお考えがあれば。

答弁 町長

ことし、船山政務官とこの問題などについて懇談をさせていただいたときに、訓子府の町長さんが、今年の基盤整備を予定していた暗渠排水、予算がなくて時期送りになったと、そのことで、次に整備ができるのは4年後だという話を政務官にお話をいたしました。政務官は、それ来年やったらいいじゃないですかと、いうようなお話がありましたけれども、北海道のこのあたりの畑作は4年の輪作を基本としていると。整備を、例えば暗渠排水などを入れる場合については秋、刈り取りが早い麦の収穫後などに施行をするということが求められる。その麦の作付がまわってくるのが4年に1回だと。ことし逃せば次はその4年後になってしまうというような話をされておりました。まさしく単に1年1回の勝負、それが一つ遅れることによって1年遅れることではないと、もっともっと遅れることもあるのだというようなことを訴えたものであったかというふうに思います。そういうことについても、まだまだ国の中では承知されてない方々もいらっしゃる。そういう意味では、私どものいろいろな実状というものをしっかりと伝えていかなければならないなと、そのように思ったところであります。そして先ほど要望が出されている各地域の耕種、事業耕種をいいますと、暗渠排水でありますとか、客土、土層改良、そういった土質の改善につながるものがほとんどかというふうに思います。昭和60年ごろにおいては、農地造成でありますとか、区画整理、そういった基盤整備事業の中でもさらにそのハード的な切り盛りをするような、そういう耕種が中心でありましたけれども、現在はそういったものは激減をしております。今ある圃場の中の生産性をいかに高めるか、それは土質を改良していく、そういった暗渠排水であるとか客土だとか、そういうようなものが必要になってくる、それはある一定程度の期間を持って周期的に行っていかなければならないものと、私もそのように受けとめております。国は1度施行したところについては、その機能回復を図ることを念頭においてやっていきたいなどという言い方をされます。だとすれば、私が思いますのは、農業基盤整備事業を一くくりの予算としてみるのではなく、暗渠排水や客土などというものはその機能回復をしていくための一つの耕種なんだということで、訴えていく必要があるのではないかなと、そのように考えてお話をさせてもいただいております。そういった意味から、必ずしも新しいものを全くつくり上げていくということではなくて、機能回復のための土地基盤整備だということを全面に打ち出して、その採択の基準でありますとか、それから先ほど言った予算の使い方などにも工夫をしていかなければなりませんし、国のほうとしても配慮をしていただけるように訴えていきたいと、そのように思います。

質問 松田信行

今の答弁、理解できました。その上で町長に一つ考えてほしいことがあるのです。実はこれはいつだったか私の家に送ってきたこの農業振興資金利子補給貸付対策対象事業ということで、毎年町のほうから、これ役場を通じて送られてくるのですけれども、私これ見てて、機械の施設、それから機械、生産設備、家畜、それからてん菜のときも対象があります。基盤整備も生産性を上げるための投資として考えたときに、どうしてこれは対象にならないのか。例えば、農家の中にはどうしても緊急性で自分でここだけはやりたいのだという方、絶対いると思うのですよ。そういった方々のニーズに答えるためにも、この中のメニューに載らないものか、記載できないものなのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 町長

農業振興資金の利子補給事業につきましては、町と農協さんが利子を補給するというような形でさまざまなメニューが決まっております。そういった中で、農業を振興するための資金ですので、農業者のいろいろな投資を支援していこうという内容でありますけれども、元来、今、御説明があったメニューにつきましても、国の例えば補助事業など、別な制度があるものについては、対象としていないのが現状でございます。これは現状としてですね。ですので、例えば農業の機械を入れるということであっても、例えば麦のコンバインを入れるときには、従来であれば農業構造改善事業でありますとか、それから生産総合の事業だとか、そういうものを入れてやると。それは一定程度そこに税金投入がされて補助があるので、こういった事業の対象にはしません。そのほかいろいろなところで、国の補助事業、北海道の補助事業の対象とならないものについては、資金として支援をしていこうというものでありました。その中で、当然その中には農業基盤整備事業も考え方の中には入っていいのではないかと思いますが、従来は予算がある程度潤沢にといいましょうか、要望を挙げていけば予算が獲得できていたということで、実際には75%、またパワーアップ事業などから言いますと、農業者の持ち出しの比率は極めて小額で済むということがありましたので、事業メニューをつくっても、そのことを御利用される方はまずいないだろうという考え方に立って、その中のメニューには入っていなかったということであります。ただ、言われておりますように今のような予算のつき方になれば、場合によっては緊急的にこの圃場の中のこの一角のこの部分について暗渠排水を入れたいと、それは自費でもやりたいと、それは資金を借りてでもというような方も出てくるのかもしれません。こういった予算の配分状況になりますと。この件については、農協などとも意見を聞いたり、地域の方々の意見などもお聞きをしながらメニュー化したほうがいいのかどうなのか、それについては皆さんの意見を聞いて今後判断をしていきたいと、そのように思います。

質問 松田信行

ぜひ前向きに、私が前向きに検討してくれというのもおかしいけれども、検討していただきたい。昔はやっぱり予算があったから大きな事業でも事足りたという。だけど今はそういう状況じゃないのだと町長さんみずからおっしゃっていたので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。以上2点目基盤整備については終わります。最後、組織機構改革ですけれども、これについてはなかなか私はこの機構改革というのは、内部の機構改革、これは今回のでわかるのですけれども、やっぱりそこで終わらないで最終的にその内部のその機構改革は町民のためなのだよということ、やっぱりそこら辺はしっかりとおさえておいてほしいと思います。それで、先ほど説明にあった組織機構改革の中で、話を聞いてると、グループ制一つとっても、私は1年ですぐ評価なんかする気はありません。これは職員、町民、皆さんで築き上げるものだと思っていますけれども、ただ、この組織の機構改革の中で私はこのポイントというのは組織力だと思うのです。組織力をどうやって上げてそして問題解決ができるか。私はこのグループ制というのはそこが問われているのではないかと思うのです。ただ単に他の職員がたくさんいて、適正に配置をして効率よく、それもそうでしょう。それも一理あるのもわかります。そして皆でこの人は今、何を仕事やっているのか、グループの中で見えるということが問われているのだろうと思います。ただ、その中で、職員が何をやって共通の意識で見えるだけでは私は組織力とは言わないと思うのです。もっと突き詰めて同じ共通グループの中で共通認識を持って、例えばひとつのところに問題が起きて、何が、どうしてこの仕事は遅れるのだろう、なぜと思うでしょう、普通。その、なぜを皆で共有することが大切であって、じゃあそのためにはどうしたらいいのか考えを、知恵を出す、それも共有して結果的にうまくいったかうまくいかなかったか、その課全体で共有し合うと、そのことが、職員の能力の向上にもつながるし、組織力のアップにもつながるし、問題解決にもつながると、私はこう解釈するのですけれども、町長、どうでしょうか。

答弁 町長

基盤整備のことについて最後ちょっとだけ触れておきたいと思います。私のところは山の中ですので、うちの親父が昭和27年に分家してから基盤整備事業を公費で入れたのは、先の豊住地区の国営事業が初めてだといっておりました。そういう意味では、そういうような事業を今まで受けてこれなかったところ、さらには今回のように、予算の関係でなかなか取り組めないところの大変さというのもわかる気がいたします。そういった中で、ぜひとも早いうちに対応したいという方々の気持ち、そういうお考えの方がどの程度いるのか、十分把握をして、議員が言われるような農業基盤整備事業であっても農業振興基金の活用ということについても、検討させていただきたいと思います。また、機構改革について議員が今言われたこと、このやりとりも中継で庁舎の中にも流れております。多くの職員も聞いていることと思いますけれども、全職員に今言われたような話をぜひ聞かせてやりたいと、そのように思います。私も全くの同感であります。今までは隣がやっている仕事が、先ほどは見えただけではだめだといいましたけれども、今までは見えてもいませんでした。それが見えるということになりました。少しそういった中で課の中で、いろいろな関係する部署の問題が起きます。そのときに見えていなければアドバイスもできませんし、かかわりもできません。しかし、見えていればその問題解決に向けてアドバイスをしたり、また一緒になって汗を流して解決に向けて動くこともできようかというふうに思っております。その課の問題をその担当者だけの問題にするのではなくて、課全体の問題として解決していく、他人事ですませるのか、他人事としないのかということが、本当にこの組織を運営していく中での1番の課題といいましょうか、目的にもなろうかというふうに思っております。今いただいた御意見などをしっかりと職員に伝えながら、この制度のメリットを活かせるように努力をしてまいりたいと、そのように思います。

質問 松田信行

先ほど一緒に聞けばよかったのですけれども、今度は今の答弁で理解いたしました。もう一つ。人財育成についてですけれども、うちの町も職員、年代、職務、いろいろな段階でチョイスされた中で研修を受けていると。そういう平成22年度の参考資料もいただきました。積極的に外部研修、講師を招いた中でやっているのだなという感じなのですけれども、これを見て、私、一つ気がついたことがあるのです。外部から講師を招くことも必要だと思います。そして、私はこの内部の研修の行い方も、これ1番上の段に芝桜と、これは何か現地に行って新任職員の体験だということで、説明を受けているのですけれども、私は町長に少し考えてもらいたいことは、決してトップダウンじゃありません。主査以下のこれからを担う職員に対して、町長も一講師として、決してトップダウンじゃないですよ、講師として問題、何が今問題なのか、職員にとって課題なのかと、そういう職員とコミュニケーションというわけではないですけれども、町長が、今職員は何を考えているのかと、そういった職員を引き出す形の研修って持ったらいいのじゃないですか。どうでしょうか。そうすることによって、町長自身も今若い職員は何が問題なのか、何が課題なのかってわかって、申し訳ない、生意気でありますけれども、町長も若い職員もお互い刺激があっていい形の研修になるような気がするのですけれども、町長どうでしょうか。

答弁 町長

外部から講師をいただいてやる研修もあります。また、職員に話をしておりますのは、職員自らが講師になって、職員を育てていく、そんな内部の研修も必要だと。また、先ほど言ったように派遣や出張などで研修をしてきた、そのことを自分だけでおさめるのではなくて、広くそのほかの職員にも伝えていく、そんなことも自分で発表する機会としての研修にもなるし、知識なり経験をそのほかの人に紹介をする。それもまた研修になるであろうと、そのように思っております。それと、特に主査職や係職の者との私のコミュニケーション、考えている業務上の指示というものももちろんありますけれども、そういったことについて今までどのようなことをやっているかということも含めて少しお話を申し上げたいと思います。年に2回、4月と10月くらいになりますけれども、各課の課題を私自身が整理をして担当の課といろいろな協議をといいましょうか、懇談をいたします。その中には私からこういう考え方でこういう政策を実行できないかと、トップダウンのものもありますけれども、中には担当職員からそれは難しい、どうしてだろうか、というような具体的な政策のものもあります。しかし、それ以外の、これは全職員に共通するような考え方、町民の目線を町民の視点をなぜ大切にしなければならないのかとか、公務員として今、町の職員として仕事をやる上で必要なことは何かというような項目もその中に必ず入れて、そのこともあわせて懇談をさせていただいております。だいたい日数にすると4、5日かけてやります。対象、参加する職員はその課の課長以下にお任せをしておりますけれども、課の人数によっては係がなかなか来れない場合もありますが、係まで参加をしてやる場合もあります。また、重要な課題のときには、私の私見だとか、それから考察ということで、何ページかにまとめたものを、今ですので、メールで送ったり、またどこかの機会に話をさせていただくということもあります。そのほか、補正予算だとか、投資予算には必ず私自身が直接担当者も含めてヒアリングもさせて、いろいろな話もさせていただいておりますし、年に1回の総合計画のローリングの折にも必ず私は立ち会って、細かな事業の進捗状況などについても担当のほうから状況なども聞かせていただいております。そうやっていろいろやっておりますけれども、やはり議員が言われるように課長職や主幹の職、それから主査職から見れば係員の職などは私との接点というのは少ないかというふうに思っております。そんなことから、過去に総務課に時間を設定してもらって、係員に対する私の講話というような、そんな大げさなものではないのですけれども、そういう形で職員研修として実施をさせていただいたこともあります。そんなことから、職員の意向調査なども年に1回必ず実施していますし、不定期ではありますけれども、提案制度などというものもやらせていただいております。そういった中では、決して役職付きの者からだけでなくて、係からの意見なども寄せられるようになっておりますし、今年の事例でありますけれども、係員の職の者が私のところにきて、規則の改正について直談判に来たこともあります。そういった中で、二人でいろいろ話し合いをしながら、その規則の改正などを行って、結果的に規則改正になったというようなこともあります。いろいろな形の中で、係員等も含めてコミュニケーションをとるように心がけているつもりではありますけれども、改めて今言ったような機会を設けてはどうかということでありますので、そのことについても、時間をつくりながら今後対処していきたいと、そのように思います。

質問 松田信行

町長は唯一町長になる前に職員を経験している、貴重な経験を持った方です。だから、それだけにその経験を生かして、職員の能力をいかにして引き出すかということを常々考えてらっしゃるというのは今、初めてわかりました。失礼ですけれども。しかし、それはやっぱり今後ともぜひ続けていってほしいものと思います。今回一般質問に当たって、私の一般質問に書いた人材の材はきへんでありませんでした。財産の財で一般質問通告書に書かさせていただきました。というのも、私はこの役場の財産は職員の方だと、そう認識しているから、あえて書かせていただきました。いかに職員の方の感性、それから情熱、それから能力、これをいかに引き出すか、個々によって、大きくいえば、将来の大空町のまちづくりにかかわってくると、私はそう認識しております。ぜひこの機構改革が、先ほど言いましたけれども、内部改革で終わらず、住民のための改革なんだということをしっかり頭にとめて取り組んでいただきたいと思います。最後に、私は職員の方、一生懸命頑張っている職員の姿を、こういう議員である立場を経ていろいろ見ることができました。最後に、一人の職員を紹介して私の一般質問を終わりたいと思います。この職員、名前は申し上げません。窓口に携わっている一職員ですけれども、町民の出入りの1番多いところで、町民の中には本当に手続きだとかっていうそういういらっしゃる町民の方もいます。ただ、ときとして自分の悩み事相談を持って来られている方もいます。そんな姿を見たときに、一つも嫌な顔せず、もう何回も何回も会っているでしょう。ただその職員に聞いたら、本当に申しわけないと思うのですけれども、私は相談はできませんけれども、話聞くくらいのことはできますと、こういう姿勢の持っている職員も、その方だけではない、職員のそういう姿勢をしっかりと生かす、組織になってほしいと願って、私の一般質問を終わります。

答弁 町長

私、月に何回か総合支所勤務をいたしておりますけれども、これについても町民の方々と触れ合っていろいろなお話をさせていただく、また、地域の状況を把握するということもありますけれども、職員とのコミュニケーションをとるという意味も含めて、実施をしているところでございます。私自身25年間職員としてこの職場におりました。3人の町長の下で仕事をしておりまして、2人は係員として、お1人は係員と係長の職として接してまいりましたけれども、私の経験から言いますと、それほど多くの接触といいましょうか、コミュニケーションがあったわけではなかったかなと思っております。また、一方で私はよく情報の共有というような話をする機会がありますけれども、これは町民の方々や議員の方々とはもちろん、職員との間においても、お互いが何を考えているのか、そういうことがわかり合えていなければならないと、そのことも極めて重要だとそのように考えております。そういったことをこれからもしっかりとできるように頑張っていきたい、そこに私の原点があったということを、今回の御質問の中で改めて思い出させていただきましたことにお礼を申し上げたいと、そのように思っております。議員が出された一般質問の通告書、最初見たときに人材の材、違うのかなと思いましたけれども、読んでいく中で、きっと財産としての意味合いを含めてわざわざこの字をお使いになられたのだろうなと、そんな思いを受けとめさせていただきました。議員のその考え方に共鳴をいたしまして、これからもしっかりと組織として町民のためになるような、そんな職員、また組織をつくっていくように努力をしたいと思います。今後とも御指導をいただきますようによろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。

質問 松田信行

終わります。

出典:大空町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月16日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる