大空町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月16日
財政改革と大空町の将来について
2009年12月16日、大空町議会の一般質問で、深川昇議員が「財政改革と大空町の将来について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 深川昇 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 深川昇
それでは一般質問をさせていただきます。大項目といたしまして、行政、財政改革と大空町の将来について。合併をいたしまして、4年を経過をいたしました。前出議員の質問等におきまして、だいたいのところはお聞きをしたところでありますけれども、前回まで継続的に質問をさせていただいておりました、行政、財政改革を今まで進めてこられたと思いますけれども、大変質問事項がアバウトではございますけれども、今までの成果と今後の見通し、また、課題があればお聞きをしたい。政権交代もあり、地域力の低下も心配されております。心配というよりは、それが現実的になっているのが昨今でございます。今進められております総合計画も考えながら、お伺いをしたいと存じます。どうかよろしくお願いいたします。
答弁 町長
深川議員の一般質問にお答えを申し上げたいと思います。平成18年の3月に新しい町、大空町が誕生し4年となりました。この間、診療所でありますとか、特別養護老人ホーム、町営住宅、芝桜公園、麦乾の施設、そういった社会資本の整備も進めてまいりましたし、総合計画や各種計画の策定、そして、財政健全化への取り組み、行政改革という中での使用料、手数料の基準、そういったものもつくってまいりました。また、地域担当者制度ですとか、自治基本条例についても、いろいろなご議論をいただいて、町民の皆さまにこの場をかりて厚くお礼を申し上げたいと思います。財政面のことについて、少しお話をさせていただきたいと思います。この4年間、地方債の発行を抑制し、償還額の内数としていこうという一つの目標がありまして、地方債の残額の縮減に取り組んできたところであります。具体的な成果で申し上げますと、一つには地方債の残高であります。合併した当初、全会計を含めて207億9,000万円ほどございましたけれども、現在177億6,000万円ということで、約30億3,000万円ほど減少しております。また債務負担行為の設定額も、10億円以上減少している状況にございます。また、繰上げ償還等を実施してきてございます。地方債、債務負担行為等の繰上げ償還を実施しておりますので、毎年の償還額の負担の軽減というところにもつながっているわけであります。これらを分析する数値として、実質公債費比率などがございますけれども、平成19年度の24.3%をピークに、平成20年度は23.4%と。0.9%の減少ということになったわけであります。今現在立てております財政計画が計画どおり進められていけば、平成24年度には18%を下回る見込みとなっているところでございます。ただ、この財政計画でありますけれども、いろいろな要素が関わってまいります。経済の動向、社会情勢の変化、政治の変化、そういったことが十分予想されてまいります。それによっては、大きな影響を受けることが予想されますので、逐次、毎年度この内容については見直しをし、情報を収集しながら的確に財政運営をしてまいりたいと、そのように考えているところであります。取り組んでまいりました行政改革についてでありますけれども、6つの目標を掲げて、これを受けた推進計画により進めてございます。当初予算比較、平成19年度を基本年としてベースに算定してございます。平成20年度、平成21年度の2年間の累計の効果額で申し上げたいと思いますが、効果的な事務事業の推進ということの項目の中では、民間委託や指定管理者制度の導入によって、4,400万円の削減。時代に即した組織機構の確立という項目では、委員会の統合でありますとか、議会議員皆さんのご協力をいただいて1,400万円の削減。さらに定員管理、給与の適正化及び人材の育成という項目におきましては、職員数の削減や給与の見直し等により1億5,500万円も削減。また、自主自立の高い財政運営の確保というところでは、先ほど言いました繰り上げ償還でありますとか、職員の期末勤勉手当等の独自削減、財産の未利用地の処分など、全体で1億6,700万円と。先ほど言いました全部の額を合わせますと、3億8,000万円程度となってございます。また、よく合併をした新しい町としてどのような効果があったのか、ということのご質問をよくいただきますけれども、私が考えておりますのは、一つには滞っていた、なかなか踏み切れなかったものへの前進というものもあるのではないかと思っております。診療所の建設でありますとか、芝桜公園の整備、さらには、女満別小学校の建設についてもスタートが切ることができました。これら大きな建物や公園などのもの以外にも、小さな用地問題など、なかなか従来解決ができなかったものが、新しい町になったというようなことで、もう一度いろいろお話をする中で解決に向かったのもがいくつかあったように思ってございます。また、サービス等の向上が図られたものもあろうかと思います。保育年齢の引下げでありますとか、放課後の児童対策の関係、また、見守りネット事業というようなものは、お互いの地区が持っていたいい部分を取り入れてそれを全町に広げていったというような内容のものではないかと、そのように思ってございます。また、新しい基準づくりというものもでき、明確な形ができたということも効果ではないかと思っております。一つには、平成20年度からスタートしました補助金の見直しの基準、また、今定例会にご提案をさせていただいております、使用料、手数料等の基準ということの統一もできたように思っております。そういった行政がかかわったものももちろんありますけれども、私は何より大きいと思うのは、例えば特産品などの相互交流というようなものについては、相乗効果が発揮できている部分が多いのではないか。観光のPRなどということに関しても、同じような効果が出ていると、そのように思っておりますし、また、人的な交流なども非常に多くなってきております。文芸活動でのいろいろな交流というものが、より多くの方々と知り合いになり、そして交流ができるという機会が増えたように思っておりますし、また、国内に目を向けますと、姉妹都市でありますとか、友好町、そういった交流の幅が広がったというふうなことが言えるのではないかと、そういうものがこの間の効果ではないかと、そのように押さえております。質問の中に、地域力の低下という言葉もありました。今まで地域力をはかるその一つのバロメーターとして人口のことがよく言われておりました。我が国全体の人口が減少傾向に入っているということでありますし、さらには、大都市と地方との人の移動というものが進んでおります。大都市圏への人口偏在が顕著になって、地方圏の人口というものは、今後ますます減っていくというふうに言われております。本町においても、減少傾向にあるということはまちがいのない事実であります。これらをいかに食い止めていくかということも大切なことであると、そのように思っております。そのため、働く世代を対象とした子育ての支援、そういったものであるとか、また、高齢者の方々にいつまでも住み続けていただくための見守りネット事業というようなものを展開をしております。また、新たな方々にこの地域に住んでいただきたいというような意味合いも含めて、移住対策事業でありますとか、先ほど説明をいたしました住みかえ事業、また、町営住宅の建設などというものを進めている状況にもあります。行政はいくつかの役割を担っているわけでありますけれども、町民の方々の不安を取り除き、将来の展望が見えるような、そんな仕組みづくり、まちづくりをするということが大変大切なことであると、そのように思っております。昨日も申しましたけれども、分村の時代、両地域とも非常に意気軒高な、将来が展望できるような、意欲に燃えた時代があったというふうに思っております。そういう時代の心意気に学び、そして、新しいまちづくりに皆さん方の参加をいただくように進めていかなければならないと、そのように思っております。様々な住民運動といいましょうか、町民の方の活動が展開されていく、それが地域の元気になって、地域力を高めていくことにつながるのだろうと、そのように思います。町といたしましてそういったきっかけをつくったり、呼びかけをしたり、仕掛けをつくるということが大きな課題になってこようかと、そのように思っておりますので、そのことにこれからも努力をしてまいりたいと、そのように思っているところであります。以上、申し上げまして1回目のご答弁とさせていただきます。
質問 深川昇
大変、前出議員との重なった部分が数多くあって、大変かなとは思いますけれども、財政改革の数字的な面、事業面については、昨日もお聞きしたところではありますけれども、大変な努力をされていると、評価は十分にするところでありますけれども、ただ私どもに取りましては、大変数字的なこと、内部的なことにつきましても大変理解をするところでありますけれども、これを片や住民からの目線といたしますと、なかなか理解をされないという場面が多うございます。なかなか現状で合併の目に見えて、例えば東藻琴地域につきませれば大きなJAの合併などもございまして、人口の流出、そういったことが直接的に経済効果に響いてくるわけであります。それを元に戻すとか、そういったことについては、それは不可能なことでありますけれども、そういったことを少しでもフォローさせてもらいたいと、そういった住民の願いは多くあるのではないかと思います。それによって定住対策ですとか、あるいは中小事業に対する支援などは考えておられるのは大変結構でありますけれども、なかなか現状において、自分たちから自主的にというところがなかなか難しいのかなと、このように考えられるわけでございます。確かに合併をして、補助金を見直して削減をし、あるいは公共料金などを見直しながら若干的な値上げにつながっていくという。そして、時代ニーズといえば失礼になるかもしれませんけれども、指定管理に移行していく、それは理解はしますけれども、それによって、やはり住民の生活が何となく不安化していくというのはやはり納得のいかない部分もあるのかなと、そのように思われます。そういった形の中で、今後において少しでも地域にとって活性化になるような、そういったことは考えられないのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
答弁 町長
一つ一つとってご説明をさせていただくと、ある程度理解をいただける部分もあるのかとは思いますが、先ほど私が申しましたように、新しい地域になった中で、どのような将来像が描けるか、将来に対する大きなといいましょうか、漠然としたといいましょうか、そういう不安を抱えていらっしゃるというようなことではないかと、そのように私自身は受け止めてございます。先ほど言いましたいろいろなハード事業でありますとか、ソフト事業、そういった展開も必要ですけれども、特に市町村が一つになった、新しい町となった中で影響が大きく受けられているのではないかとか、そのように感じていらっしゃるのではないかと思うのは、地域の商工業の方々ではないのかなと、そのように受け止めております。例えば農業に携わっている方でいうと、市町村が合併しても逆にJAの合併のほうがいろいろ影響があって、市町村の合併そのものは農業とは直接そんなに影響ないねというような声を聞いたことがあります。しかし一方で、小売業に携わっている方々などからすると、非常に購買力というものが落ちたのではないかとか、そのようなお話も承っております。そういったことから考えますと、そういうことを今後大きな課題としてとらえて、対策を打っていかなければならないのではないかと思っているわけでございまして、ことしまだ取りかかったばかりでありますけれども、東藻琴地域における道の駅について、どうあるべきかということについて構想をまとめさせていただいている最中であります。このことについては、反響も大きく、いろいろな方々から地域の声を十分に聞いてというようなお話もいただいておりますので、私どもだけでつくるということではなくて、地域の皆さんのご意見を十分いただきながらつくっていきたいと、そのように感じているところであります。また、商工会の統合ということが間近に迫ってきております。こういう中において、どのような形でもって地元購買運動を展開していくことができるかということも、大きな課題の一つではないかと思っておりますので、こういったことについても十分検討をしながら、いろいろな政策展開を考えていかなければならないなと、まだ具体的な形にはなっておりませんけれども、そういうようなことが、先ほど言われました地域の元気さにつながってくると。それが不安解消の一助になっていけるように努力をしたいと、そのように思っているところでございます。
質問 深川昇
道の駅構想についても今まさに進められているということで、結果はどうであれ、いい方向に進むことを期待する住民も多くいることは事実でありますし、なかなか目に見えるものが1番早いというのは現実でありますけれども、こういった経済状況の昨今でありますので、住民の不安は少しでも、そういった形の中で取り去れればと、このようには理解するところであります。ただ、その政権交代もあった中で、地方分権については、大変騒がれておりますけれども、市町村合併についてはもうほぼ声が出ていないというのが現状で、どうなるのだろうというそういった不安な住民もいるわけで、そんな中で政府からくる予算の関係も、またさま変わりしてくるのかなと。前出議員の答弁の中でもそういったことを聞いていたわけですけれども、その辺もやはり地域力に直接的につながるような形の中で使われればと、このように理解するところでありますけれども、また、町長の答弁の中で、前出議員のことを聞いておりますと、意欲という言葉が十数回使われております。非常に意欲は理解するところなのですけれども、現状というのは、意欲を持つ以前の問題も若干あるのではないかなと、意欲を出していただくような仕組みづくり、あるいは大変失礼かと思いますが、職員に対しても、そういった先ほど出ておられました地域職員制度ですか、それは担当職員の制度ですけれども、私も一般的な事業、あるいはそういったものを通じてよく目にすることはあるのですけれども、その辺については大変一生懸命にやっておられるところは目にしております。あと、やはりそういった形の中でもう一歩踏み込んで意欲につながるような職員づくりもされてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長
先ほど一つ言い漏れた部分がありますので、それもつけ加えたいと思います。東藻琴地域の関係でいいますと、旧診療所の活用についてもことし耐震の調査をさせていただき、関係する委員会にもその内容等について報告をさせていただいたところであります。こういったものも、なるべく早い時期に対応ができるように進めていく。そのことが地域に人が集まるとか、職場として形成されるというようなことで必要ではないかと、そのように思っているところであります。また、新しい政権の中でいう地方分権、地域主権というのは、基礎的な自治体、いわゆる今でいう市町村というところに軸足を置いて、そこに権限も財源も移しながらそこが主体的に仕事をしてもらうべきではないかというスタンスに立っているように思います。そういった意味からすれば、町でできるところのものは一生懸命やらなければなりませんし、単独でできないような仕事については、どういう形か、垂直なのか水平なのか、補完する方法ということも仕組みとして必要ではないか。いずれにしても、地域が仕事をしていかなければならない時代だと。私は何回か意欲という言葉、意識的に今回答弁の中でも使わせていただきましたけれども、私自身や行政の職員が意欲を持つということはもちろんでありますけれども、町民の方々にいかにそういう気持ちを持っていただくかと、そういった意味でただそれは声だけ出すということでは呼びかけだけでありますので、きっかけを形として何かつくっていかなければならない。仕掛けをする事業みたいなものを考えていかなければならないということではないかと、そのように思っております。昨日の質問の中にもありましたけれども、例えば一つのところに集まって町民運動会を例えばするのがどうだろうかというようなお話のご提案もあったかと思います。そういうものもまちづくりの元気さにつながる、意欲につながるものの中の一つではないかというような気もいたします。そういう発想を持って取り組んでいくことも必要だなと、そのように思っております。前にも深川議員からは、職員が元気がないというような、なかなか伝わってこないというような部分がありました。まだまだ、職員もその地域などになれていないというようなところで、正直不安を持ちながら仕事をしている部分もあるのかもしれません。それを私どもの立場とすれば、十分参酌をした中で職員の研修でありますとか、または機構のあり方だとか、配置の仕方というものについて考えて対処していかなければならないことなのだろうと、そのように思います。十分言われている主旨を受け止めて、今後も対応してまいりたいと、そのように思います。
質問 深川昇
特別に職員、あるいは町長の有無をどうのこうのというわけではありませんが、前回の質問の中で、元気がないという、そういう指摘もしたわけですが、これは本当に元気がないのかなと言われるとおりなかなかその地域性もあったり、その地域を覚えるだけでも大変なことはわかりますし、その辺は十分理解しておりますが、その辺の努力もしていただきたい、正直に言いまして私どもも、職員の方々の全員の名前をということになると、なかなか掌握しきれないところもありますので、4年たつわけですが難しいのかなと。しかし、そんな中で改革、政権交代もあったわけですけれども、改革というのはやはり町長が言われるとおり、いいものを探り出して、そして将来に向けてやはり新しい展望していくというのが改革ではないかなと、このように理解はしております。そんな中で、十分に住民の心配を取り去るというのは難しいことかとは思われますけれども、今後に向けてより一層の明るさを求めていきたいというのが、国の情勢が情勢ですから、不安材料は黙っていても不安なのかなと。政権交代があって輝く日本がやってくるのかと思うと、なかなかそうはいかない点もあるわけですけれども、そんな中でも、やはり地方の元気はアピールしていかなければならない、PRをしていかなければならないというのが現実だと思われます。やはり今後、新しい課題、そういった取り組みがあるのであれば、道の駅構想というのが先ほど出ましたけれども、考えがあればと思いますが、その辺をお聞きしたいと思います。
答弁 町長
地域の中にはいろいろな特色があり、どこにおいてもいい面やなかなか上手くいかない面というのはあるかと思いますけれども、まちづくりの中では、よい面というものをさらに増幅させていくということが大切ではないかなと、そのように思っております。例えば、東藻琴地域のことで申しますと、全道的にも全国的にも芝桜ということが非常に大きなインパクトとして与えられているように思います。そのことの効果というものをしっかり出していくと。また、道の駅の関係について、構想のことについて少し触れたいと思いますが、この発想といたしましては、そういった観光資源というものを上手に地元の経済効果に結びつけるための一つの手段としての道の駅の役割というものもあろうかと思います。また、今構想としてスタートしている場所につきましては、市街地の中にというようなことを考えておりますので、それは、地域の消費活動なり住民生活のところに役立つ、そういう施設であることもこの道の駅の役割ではないかと、そのように思っているところであります。さらに、現在、女満別のメルヘン公園のところに道の駅を設定しておりますので、そこと連携をした中でさらにいろいろな特産品の販売ですとか、観光情報の発信というものができるということが、一つよりも二つ、倍以上の効果がまたあらわれてくるものがあって、相乗効果を生み出すのではないかというようなことを念頭に置きながら進めてまいりたいというふうに考えているわけであります。そういった視点から、いろいろな方にご意見をいただく、そのできあがることも、できあがってそれをしっかりと運営していくことも大切でありますけれども、地域の元気さということであれば、そういう計画を練るということも元気さにつながっていくのではないかなと、そのように思っておりますので、そういうところにいかに多くの方々に参加していただくかということも、課題として受け止めながら取り進めてまいりたいと、そのように思います。
質問 深川昇
行財政改革の中から将来性にまでいくわけですが、ただ、できるできない、そういったことは別といたしまして、元気のアピールを、これは当然、町内で把握するものでもありますが、外へ向けての元気さのアピールについて、私は以前から思っておりますけれども、非常に忘れている部分がある。今、町内外、全国的にどころか世界的にもアピールのできる女満別空港というものが既存としてあるわけで、なぜこういったことを活用ができないのか、何か難しいところがあるのか、その辺をお聞きしたかったわけですが、ちょっと民間のことですので、なかなかその辺が難しいこともあるのかなとも、やはり元気を発信するには、大きな題材があるのではないかと思うのですが、その辺は難しいところがあるのでしょうか。
答弁 町長
各地域のいい面といいましょうか、特色という中に女満別空港があります。女満別空港は、昭和60年の4月22日にジェット化空港として現在の場所で開港をいたしました。まもなく25年を迎えようというところでございます。最も搭乗客が多かったときには110万人を超えておりましたけれども、昨年については、90万人を割り込むというような状況にあります。これは国内、世界的な景気の低迷というところも要因としてありますし、航空会社そのものが、規制緩和によって黒字路線から赤字路線へ収益を回すというような仕組みがなかなか取りづらくなって、単体の路線としておのおの一つ一つが黒字経営でなければ存続が難しいというような方式に変わってきたことによっても影響を受けているのかと思います。そういうことで、女満別空港だけではなくて、地方空港、どこも大変苦戦をしている現況にあります。さらに今年度については、インフルエンザによる旅行者の減でありますとか、高速道路が土日乗用車等1,000円になるというようなことで、そういったところにお客様が流れたというようなこともあろうかと思います。いろいろな複合要因群で非常に下がっている状況にあります。国内の旅行者の数というのは、人口減少に伴って減ってくる可能性は大きいと言われておりますし、従来のように若い人たちが旅行をなかなかしなくなったというような観光需要のところでは予想があります。そういうことから、国内だけではなくて海外に向けてこういう情報を発信をし、そして、チャーター便などの誘致も進めていこうということで努力をしているところでございます。昨今は、香港、韓国、台湾からだんだん中国本土の方々の旅行者も増えてきているという現状にあります。中国で評判を得た映画のロケ地が、釧路、網走管内にあるというようなことから、そこを訪問される方々も増えてきているというようなことで、ことしにおいても、中国にチャーター便誘致協議会、事務局が網走にありますけれども、そこと連携をして私どもも参加をしてプロモーション活動をさせていただきました。また、2月の15日から、さらに中国、広州、香港、マカオ方面においてこういったプロモーション活動をしようということで、現在ツアーもあわせて組まれている状況でございます。こういう活動もしながら、私どもの町の財産というものを国内外はもちろんでありますけれども、海外にもPRしていこうと。行ったときには必ず芝桜公園などのパンフレットなども持ち込んで、ぜひ花の時期にというようなことでのPRもさせていただいているところであります。そういう中で今後も努力をしてまいりたいと存じます。
質問 深川昇
大変アバウトな中で質問させていただきましたけれども、町長が言われるまちづくり、こういったことについてはやはり、町民の協力を得ながら行政一体となって進めていただかなければならない。協力も当然でありますけれども、そんな中でベターにすべて万遍なくというのは非常に難しいと思われます。やはり町の将来に向けてピンポイントをつくって、その中でやはり期待と努力をしながら進められていく、それが私は女満別空港というのは、他にない財産だと思われます。そして、やはり今まで既存で行われてきたようなPRの仕方ではなくて、新しい糸口を見つけてそういったものに向かって進めていってはどうかと思われます。手前みそになりますけれども、旧東藻琴村におかれましては、私もUターン組ではありますけれども、そういった中でピンポイントを見つけてやはりそういったものが住民意識として誇りや心の財産になりながら協力をしていったという経過があるのではないかと、このように私個人的には評価をしているわけですけれども、やはり共通の目標を見つけて、やはり将来に向けて頑張っていこうという空港は利用できないのかどうか。その搭乗率がどう、あれはどうっていうことについてはなかなか難しいことで、我々がどうこうできる問題ではないのでありまして、PRの題材として使わせていただくということは、ほぼ問題はないのではないかと思われますが、その辺についてもう一度お伺いをしたいと思います。
答弁 町長
確かに芝桜公園については、その地域の財産というものに、多くの方のかかわりがあって、それを一躍国内の中で確固たる位置を築いたという大変すばらしい、場所的にももちろんずばらしいですけれども、その成り立ちそのものがすばらしいものだと、そのように認識をしているところであります。空港の関係でありますけれども、私が思っておりますのは、従来空港というのは騒音を発するというようなことから、位置づけとすれば迷惑な施設というような意味合いも強かったかと思います。また、単に交通のアクセスのためのものだというような意味合いもあったかと思いますけれども、私が思いますのは、空港というのは地域の中でいいますと研修の場所であったりまた、アミューズメントゾーンというのですか、娯楽の場所であるというようなことも要素としては現在ではあるのではないかと、そのように思っております。ことしにおいても、空の日という日の旬間のときに、空港のビルの周辺でイベントを組ませていただくというようなこともさせていただきました。また、少し視点は違いますけれども、私どもの町に存在するわけでありますけれども、この地域の空港でもあります。また、観光の拠点になる場所でもありますので、いろいろな仕掛けといいましょうか、いろいろな事業展開を考えていかなければならないと思っております。例えば現在、北網広域圏組合が解散をし、その後の流れを受けて、北網地域活性化協議会というところがあります。そこに北海道が残してくださいました財源などもあって、市町村の財源とあわせていろいろな観光的な事業に使うことによって地域の活性化を図っていこうというようなことで取り組ませていただいております。ただ、平成21年度は具体的な動きが年度途中になってしまったということで大きな事業はできませんでした。実質的には、女満別空港のチャーター便が来たときの汚物処理のための機械器具というのでしょうか、処理をするためのものに対する補助金というようなことになりましたけれども、女満別空港における活用というようなことについては、私どもの地域だけではなくて、広く多くの地域の方にご理解をいただけるものと、そのように考えておりますので、先ほど言いました北網地域活性化協議会の中の事業展開というようなことも念頭に置きながら、ここのところでいろいろな活動ができないかどうか、事業ができないかどうかというような提案もさせていっていただきたいと、そのように思ってございます。そういう中で、地域の有効な財産として活用するように努力をしてまいりたいと思いますので、今後ともご指導いただきますようによろしくお願いを申し上げます。
質問 深川昇
終わります。