大空町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月26日
行財政改革と総合計画について
2007年9月26日、大空町議会の一般質問で、深川昇議員が「行財政改革と総合計画について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 深川昇 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 深川昇
それでは一般質問をさせていただきます。行財政改革と総合計画について。先日、新聞等におきまして、各市町村の実質公債費比率が発表されております。大空町は23.8%と、こうなっているわけで、数字だけで見ますと、今後の各事業に投資とのバランスが問題にはならないのか。また、総合計画の作成が進められている中、財源との関連から先細りの計画にはならないのか。住民も心配をしております。さらに、今まで行われているイベント、また各種事業についても、経費の削減努力をしていると思うわけですけれども、今後はもっと削減、あるいは中止なども考えられるのではないか。全般的に見まして対応策の考えはあるのか、それと現状をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長
深川議員の一般質問、財政の状況等についてのご質問でございます。9月7日づけで北海道内の市町村の実質公債費比率の速報値が公表されました。これは平成18年度の決算に基づいているものであります。我が町におきましては、23.8%と、昨年度に比べまして1.1%上昇している内容となってございます。この上昇になりました背景でありますけれども、昨年度との係数のとらえ方の中で増えたものがございます。一つには、一時借入金の利子を追加するようにと。さらには、公有林整備事業債、草地整備事業債の起債の元利償還金が除かれていたものを追加をしなさいと。そして、本町におきましては、農業関係資金の利子補給事業を行っておりますけれども、そういった債務負担行為の額も加えるべしというような見直しが行われ、そのことによって0.9%上昇となったものであります。この傾向は、全道的な傾向というふうにとらえているところでございます。今後の見通しでありますけれども、起債額を抑えるように努力をしてまいりましたので、元利償還金の返済額、償還額は本年度をピークに減少していくということに予測としてなっております。しかしながら、実質公債費比率は3カ年分を平均するというような形で算出をいたします関係から、急激に数値が下がるということは難しいと。次年度においても若干、係数が現在は上がるものと予想しているところであります。こういったものを抑えるために、今申し上げましたように起債発行額を抑えること。また、さまざまな分野で特定財源の確保を図るということはもちろんでありますけれども、計画的な繰上償還をなくして、この数値を下げていということは難しいと考えておりますので、過去に借り入れいたしました起債のうち、高利率なもの、さらには、土地改良事業の負担金等、こういったものについて繰上償還を行って、この数値の適正化をなるべく早い時期に実現をしたいと、そんなふうに考えているところでございます。いろいろな財政的な側面から、予算が減っているというようなことで、総合計画を策定中であるけれども大丈夫なのかということであります。当然、財政力が潤沢、余裕があった時代から大変厳しい時代に移り変わったということで、いろいろなものについて、常に見直しをしていかなければならないと、そんなふうに考えております。これは今後、財政力の余裕が出てきた場合としましても、やはり常に必要なことではないかなと、そんなふうに思ってございます。その事業等の必要性や公平性、効果というようなものを考えながら、適正な予算措置というものに努力をしてまいりたいというように考えてございます。しかしながら、ご心配いただきましたイベント等、各種事業、今の時点で何か取りやめをするというようなことで考えているものについてはございません。内容、その効果等についてさらなる効果を発現できるようなそういう見直しということが主眼になっているということでございますので、ご理解を賜りたいと思います。以上、申し上げまして1回目のご答弁とさせていただきたいと思います。
質問 深川昇
昨年度より1.1%の上昇の原因について、お答えをいただいたわけですけれども、住民にとりましては、やはりこの計算で出る数字だけがすべてではないとは考えますけれども、ただ、この北海道内市町村の比率表を出されたときに、各近隣町、あるいは市のデータ等はかなりやっぱり開きがあるわけで、その辺について、その出し方にもあります、その計算方式にもよりますでしょうし、これが出た次の日の新聞にも出ておりましたけれども、要するに公債費比率の怪というような形で、要するにその辺の計算方式によって、こういった差は出たのかどうか、この辺をちょっとお聞きしたいのでございますが。
答弁 町長
確かに、私いつも申し上げていますように、数値で急に上がったとか下がったとかということで、マスコミなどはランキングづけをして、いろんな方々にお知らせをするわけでありますけれども、実態が急に変わったということではないというふうに思って、現実を深く重く受け止めているところであります。今回、実質公債費比率が公表されて問題といいましょうか、話題になっておりますけれども、国の方は、本年の6月に地方公共団体の財政の健全化に関する法律というものをつくりまして、4つの財政的な健全化、判断指標というものを導入していこうということになっております。一つは今申し上げました実質公債費比率。これは収入の中で、その年度借入金の返済や、それからリース料というのでしょうか、使用料、さらには、一般の企業で言えば手形のようなもの、負担しなければならないものが、その年度の収入のうち、何%ぐらいを占めるのかというような比率として実質公債費比率がございます。さらには、実質赤字比率。これは家計に置き直しますと、世帯主の財布の収支というのでしょうか、そういうものが赤字になっていないのかというもの、さらには、連結実質赤字比率。これは世帯主だけではなくて、その一家として見たときに、一般会計以外の会計、そういったものも含めて赤字になっていないのかと。家計でいいますと、世帯主の家計は黒字だけれども、実は奥さんの家計は赤字で、全体で見たときは赤字になっているということはないのかというようなものを見る指標。さらには、新しいものとして将来負担比率というものがあります。分子と分母のその関係というのは、実質公債費比率と同じわけでありますけれども、その年度その年度で見るのではなくて、その総額、将来にわたっていくら、先ほど言った借入金や使用料、手形の決済、そういったものがあるのかというような形で見る。その4つを総合して多角的に見て、その財政の健全化度というのを見て、極端に悪くならないうちに早期の是正を促すというようなことにするという内容でございます。実際には、20年度の決算からこういったものが適用されるということでありますけれども、20年度の決算といいますと、間もなくスタートをする20年度の予算から、このことを十分意識をして編成に当たっていかなければならないということだというふうに認識をしてございます。一つの指標だけではなくて、こういう中身を機会のあるときに、また町民の方々にも適切にご説明を申し上げて、これからの町政の経営というところにご理解をいただくように努力をしてまいりたいというふうに思いますので、今後ともご指導いただきますように、よろしくお願いを申し上げます。
質問 深川昇
丁寧なご説明をいただきまして、こういった数字的な表というのは、やはり公表する場合に誤解を招くような出し方がいいのか悪いのかは別としまして、連結実質赤字比率からいいますと、やはり夕張市は断トツで3桁をいっているわけですね。この辺で、実際にそういったものを兼ね合わせて、実際に比較できるような表の出し方をしていただけると住民にもわかりやすいのではないかなと、このように思っているわけですけれども、なぜかと言いますと、住民にとりましては、やはり結論からいいますと、合併をして、こういったことを避けるために合併をしたのに、23%というのは、なかなか説明が私の方ではつかない部分もありまして、その辺については、今町長からご答弁がありましたように、多少なりとも安心はできるというと語弊がありますけれども、数字に表わすような形の中で逼迫をした状態ではないと、そう判断してよろしいのかどうかをお聞きしたいと思います。
答弁 町長
私、平成2年に住宅を建てまして、その時に借金をいたしました。当時の年収が350万円で1,000万円の借り入れを起こしましたので、今のその比率でいいますと、将来負担比率が350万円のところ1,000万円ということで285%という数字になるのかと思います。毎年の償還額が70万円ということで、350万円の5分の1、約20%と、ここでいうところの実質公債費比率というものが20%ということだったのかなと、自分の家計に置きかえるとそんなところであります。ただ当時は、公務員ということで仕事をさせていただいておりましたので、ある程度将来給料が、つまり財政のところでいけば歳入が収入が上がっていくという予測が、ある程度立てられたということでありますけれども、現状の市町村の場合においては、なかなかその収入増というところが十分見込むことができないという中で苦しさを味わっているということであります。現状はもちろん、先ほど言った数値のとおりでありますけれども、いろいろな形でこういった数値を一つ一つ健全化にもっていきながら、さらに、いろいろな事業活動ということもしていこうというスタンスでもって、現在、総合計画にあわせて財政計画もシミュレーションといいましょうか、組み立てている最中であります。そういう中で、また皆様方にはご議論をいただくことになろうかと思いますけれども、今時点は大変厳しい部分がありますけれども、この合併をして、何がしかの財政的な支援を上手に有効に活用しながら、町民の皆さんの将来をしっかりと築いていくのが私どもの役目ではないかと、そんなふうに考えておりますので、一所懸命努力をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
質問 深川昇
なかなかその住民の目線で見ますと、なかなか理解の得られない部分ですとか、なかなか数字的ではなく現実論として身につまされるものもあるのかなと、このように思うわけです。昨今のこの景気の動向からいいとは思われませんけれども、くしくも、前出の議員からインターチェンジ、道路の件で日曜日なんかは本当に寂しい限りだという意見もありましたけれども、道路も通らなくても、どんどん衰退をしていくという地域性については、やはりもう少し活性化の部分からも考え方を持っていかれるような考え方があるのかどうか、当然、いろんなことで経費の削減、それが直結して住民に結びついていると思われるわけです。だからその辺で、今後、行財政改革を推進しながら大変難しいことではありますけれども、あわせてやはりそれに連結する地域の活性化の何か方策といいましょうか、考え方を持っておられるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
答弁 町長
いろんなところで歳出経費の見直しということを、事業的にもやり、また補助金などではお願いをしている経過にあります。そういったものをしながら、片方ではいろいろな社会保障費の増嵩に、そういったものの財源を振り向けていけるような、そんな努力をしていきたいということが基本ではありますけれども、ただ単にそこで生活をとしていくということにおいては、それでできるのかもしれませんけれども、やはり元気をもってこの地域を盛り上げていくというようなことにおいては、経済活動というようなことが片方で必要になるというふうに思います。そのためには、やはり金銭といいましょうか、お金がいろいろなところで動くということが大切なことではないかなというふうに思っています。従来、国の施策などでは、公共事業を例えば発注をして地域の経済をよくしていこうというような、その政策もありましたけれども、なかなか今はそういうような仕組みになっておりません。地域の中で、いかにお金が回るような、その仕組みづくりをするかということが地域活性化のキーポイントではないかなと、そんなふうに思っております。これは、どこの分野がどうということではなくて、ほかの議員からも質問の中で地域の商品券の活用であるとか、いろいろな事業の発注の仕方、いろんなことについてご提案をいただいている部分もあります。そういうことを積み重ねながら地域の活性化ということを模索していきたいというふうに考えております。福田内閣ではありませんけれども、何か特効薬があって、これさえあればいいんだというようなことではないというふうに思っておりますので、愚直かもしれませんけれども、そういう地に足のついたところを一つ一つ努力をしてまいりたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 深川昇
大変難しい課題でもありますし、果たして、私どもがそうは言いつつも何かいい名案があるのかというと、これは私どもも首をかしげるところではありますけれども、そういったことでは、新しい内閣に対して期待をするほかはないのかと、地域の格差をなくそうという題目も唱えられているわけですけれども、ただ合併いたしまして2年を経過し、さらにその中で心配されるのは、若干やはり守りに徹ししすぎているということがあります。これはそういう表現が正しいのか正しくないのかは別といたしまして、守りも大切ですけれども、やはり、こういったことをスポーツごとに当てはめるわけではありませんけれども、やはり、攻撃も必要だと思います。それは当然、めり張りがついての話だと思うわけですけれども、守りがいくら徹しされても点数が取れないと勝てないということもありますので、その辺、全般的に箇所づけするわけではありませんけれども、平均して全般的に収縮しているのは事実でありますし、今後出てくる総合計画、そういったものの中に明るい兆しを見い出せるように努力をしていくようにお願いをしたいと思いますがいかがでしょうか。
答弁 町長
ご発言、もっともなことだというふうに思いますので、総合計画の樹立に当たっては十分意を酌んで対処したいというふうに思いますので、ご指導賜りたいと思います。
質問 深川昇
終わります。