大空町議会 平成18年第2回定例会 2006年9月26日
定住対策について
2006年9月26日、大空町議会の一般質問で、樫原達也議員が「定住対策について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 樫原達也 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 樫原
それでは、通告書に従って質問させていただきます。今回19日の日に議長から余り一般質問する人いないので、してくれと言われて、資料不足で十分質問できませんけれども、ひとつよろしくお願いします。まず第1に、定住対策について。この対策については、今までいろいろな質問や提言、勉強会などがあったり、また団塊世代の定年を迎えた全国各地で移住定住対策をいろいろ考え、趣向を凝らして発言をしておりますが、なかなかそのこたえはありません。我が大空町には女満別空港があります。空港からの固定資産税、償却資産税、国有資産など交付金、公社有資産など納付金など歳入があります。その一部を大空町に住む人たち及び住民になった人たちに直接還元してはどうか、お伺いいたします。2番目、女満別地区の歩道の舗装について。都市計画が施行され、そんなに年数がたっておりませんが、都市公園だとか公営住宅はさすがに立派につくられております。ところが、町内の歩道の舗装、役場の横のゲートボールセンターの側だとか、元町地区の一部を除いてほとんど20年以上前から手をつけていない状態であり、舗装したところも水道工事などで相当傷んでおります。大空町過疎地域自立促進市町村計画の中でも女満別地域では2丁目線の230メーターのみであります。もう少し町内のインフラ整備に投資してもよいのではないかと思う次第であります。3番目、リサイクルセンターについて。女満別地区にあるリサイクルセンターの横にある資源ごみ置き場が日曜日の午後になると満杯になっていることが多いです。このことは、本当に大変喜ばしいことでありますけれども、もう少し置き場を広く置きやすくしたらどうかお伺いいたします。以上、第1回目の質問といたします。
答弁 町長
樫原議員の一般質問にお答えをしたいと思います。まず、空港から上がる各種税の使い道ということであります。平成18年度の予算ベースでお答えを申し上げたいと思いますけれども、空港に関係する固定資産税約8,000万円、国有資産等所在市町村交付金、これが約4,900万円、航空機燃料譲与税が約3,300万円ということで合計1億6,200万円の税収があるわけでございます。これは、小さな大空町にとりまして貴重な自主財源というふうになってございます。このうち航空機燃料譲与税、これについては分類上一般財源ということではありますけれども、法律によりましてその使途が定められている状況にございます。それは、騒音対策ですとか、空港を管理している自治体においてはそういったものの整備、さらには関係する上下水道、排水施設、また清掃施設等の整備、道路、河川、公園、消防施設というようなものに使途を限られて使いなさいということになってございます。そういった意味から、今のご提言のあった定住対策に直接的に使うということにはならないかというふうに考えてございます。しかし、税金の使途というものを納税者の方々に納税をしていただく理解の一環として、さらには納税向上のために、一般財源ではありますけれども、特定目的に特化していくということは納税意識の向上というようなことから考えていかなければならない、検討していかなければならないことではないかというふうにも考えてございます。そういった意味におきましては、他の市町村で税収の何%かをある一定の特定の事業に充てていくというような施策を展開しているところもございます。その中で住民の方々が納めていただいた税金がどのように使われていくかということを明確にしていくというような意味ということでは必要なことではないかなと、そんなふうにも考えているところであります。今後移住対策、さらにそれから一歩進んでそういった方々がしっかりと定住されていくというようなこと、町の今後の施策としては非常に重要なことであろうというふうに一方で思っております。そういうものに結びつけられるような取り組みができるかどうか、検討してまいりたいというふうに思っております。しかし、移住関係につきましては、私の考え方でありますけれども、最初から助成ありきというような形で誘導するということについてのいささか疑問を感じる部分もございます。そういった中では、その内容というものについては十分検討していかなければならないのではないかというふうに思ってございますので、またご提言をいただければありがたいというふうに思います。第2点目でありますけれども、歩道の整備でございます。大空町全体もありますけれども、ご質問の趣旨は女満別地域の歩道整備のことについてお聞きされているというふうに思いますので、その状況についてまず申し述べたいと思います。女満別地域につきましては、歩道延長が33.18キロメートルございます。そのうち舗装が完了しているものは25.33キロメートルということで、この数字だけでいいますと76%が舗装済みということであります。ちなみに、東藻琴地域では16.95キロメートルの歩道がありまして、そのすべてが舗装済みというような内容になっておりますけれども、これは過去における道路台帳の登載の考え方の相違というものがこういうものに起因しているのではないかというふうに考えてございます。確かに整備率、数字だけ見ますと76%ということでありますけれども、しかしながら特に市街地区の歩道、道幅が狭く、未舗装のところもございますし、さらには舗装されておりますけれども、地盤の悪化、さらには上下水道の掘り返し等、そういったようなことも起因いたしまして歩道面がでこぼこしているということで、必ずしも安全で快適な交通環境となっていないというふうに認識をしてございます。従来女満別の地域では、通学路を中心とした歩道整備をここ数年行ってきてございます。そして、道路の整備ということで考えますと、最近ではバリアフリー化ということが言われております。子供や高齢者、障害者の方々にとって通行可能な、快適な、そういう道路環境を提供しなければならない、またいろいろな施設等を結ぶネットワークというものも必要ではないかというふうに言われております。そんなことを考えますと、道路の整備というのは自動車道と、さらには歩行者や自転車の道路というふうに分けられますけれども、最近では歩行者、自動車道の整備というものが私どもの地域において言えば優先される課題ではないかと、そんなふうに考えてございます。現在大空町にあります計画といたしましては、過疎地域自立促進市町村計画、そして新町の建設計画がございます。その中に歩道の設置と道路交通網のネットワークの整備というような項目がございますけれども、具体的に優先順位を付して事業実施を計画的に進めるというような形のものになってございません。今後新しい総合計画をつくる準備に入ってございますけれども、その中で必要性、さらには財政的な見地からも総合的に判断をして順次整備に当たってまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。続きまして、3点目、リサイクルセンター横に設置しております資源物置き場の関係でございます。リサイクルセンターは、平成11年の4月に開設をされてございます。そのときに旧女満別町で従来から行っていた空き缶、乾電池に加えてさらに紙、段ボール、瓶、ペットボトル、発泡スチロール等の通常資源物と言われているものの分別回収を行うに至っております。この分別回収により最終処分場の埋め立て量というものが少なくなって、分別収集の効果があらわれているというふうに思います。ご指摘をいただきましたリサイクルセンター横にあります資源置き場でありますけれども、当初11年の4月には箱程度のものを設置してあったわけでありますけれども、それではそこに入れる量というのは非常に限られているということで平成12年に現在の資源置き場、小屋でありますけれども、30平米のものを設置したところでございます。この目的でありますけれども、収集を行っているわけでありますけれども、事情があって決められた曜日や指定場所に資源物を出せない町民の方々の便宜を図るということを目的に、土曜、日曜、祝日もしくは平日の施設が閉鎖されている時間帯に利用するためということで設置をさせていただきました。基本的には個人の方々の資源物の受け入れということを予定しておりましたけれども、実際には事業を営んでいる方々も含めて持ち込まれている状況を伺っております。事業の行われている方々、大変一回に出る資源物という量も多うございますので、そういった方々がその時期にたくさん持ち込まれるということは、施設は幾らあっても足りないということであります。本来事業系の廃棄物については、事業者の方々の中で処理をしていただくということが基本ではありますけれども、従来旧女満別町においてはそういった部分も上乗せの収集料金をいただいて回収をしていたという例にのっとり、現在資源物等についても収集を行っているところであります。そういった方々の部分が減ることができれば、現在の小屋のスペースの中で十分対応は可能というふうに考えてございますので、事業系の方々について通常の時間帯、平日の施設があいている時間帯に搬入をお願いをするということを中心に対応してまいりたいというふうに思います。ごみ有料化が行われましてから新たにさまざまな課題が出てまいっております。町中のごみの散乱ですとか、袋の大きさ、生ごみの対策、分別の徹底というようなことがあります。分別の徹底は、資源物の増加にもつながりますし、片方で戸別回収の必要性というようなことについても課題を投げかけております。そういったごみ、資源物、全体のことを総体的な中で解決に向けて対応してまいりたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいと思います。以上を申し上げまして、1回目のご答弁とさせていただきます。
質問 樫原
それでは、定住対策についてもう少し詳しく質問したいと思います。今回せっかくこのようにたくさんの説明員が参加しているので、ひとつ説明員の方にもちょっと聞きたいと思います。大空町の長所だとか自慢するというところは、行政としてはどこでしょうか、ちょっと説明していただけませんか。
答弁 町長
町の誇りの持てるところということで、数を挙げれば星の数ほどあるのではないかなと思いますけれども、答弁の時間も限られておりますので、何点かに絞って、まず一つは、ご提言のありました空港があって首都圏と非常に近い時間距離で結ばれているということが1点挙げられるかと思います。さらには、この大きな面積の中に500戸の農家の方々が1万3,500ヘクタールの農地を耕して、そして営農してくださっている、そこから150億円に及ぶ農業総生産額が上がり、藻琴山の山ろく地域では日本のスイスではないかと、さらに女満別丘陵地帯においては南フランスの地域ではないかと言われるような、そういった雄大な自然環境があるということであります。言えば都会に近いということではありますけれども、都会とはまた正反対のそういう住環境といいましょうか、環境が繰り広げられているということではないかなというふうに考えてございます。そういったものを地域の資源として活用しながらまちづくりを進めていくということが私どもに課せられた役割の一つではないかと、そんなふうにも考えているところでございます。
質問 樫原
十分にわかりました。そのように道東のどこの地域も大体自然がたくさん多く、水がきれいだとか、空気もきれいだとか、それから夜空が非常にきれいだとか、そういうことはこの地域どこでも多いわけです。そして、土地も十分安いということで、そういうPRはこの道東の地域はどこもしているわけなのですけれども、いま一つ飛行機を利用するということに一つのポイントを置いて、これは他の市町村にないことなので、何とか魅力ある政策として、これは全国的にもやっているところといったらほとんどないので、紋別は利用促進のために助成しているということなのです。それから、石川県の能登空港というところがあるのです。これは、東京までは2便しか飛んでいないと。そこではどういうことをしているかというと、1回乗ったら1,500円助成しているそうです。半券を持ってきたら1,500円を上げますよと。観光客の場合も同じように1,500円、往復で3,000円上げていますよと。それから、里帰りの人たちはどういうふうにしているかというと、帰ってきたときに家に泊まった場合は1,500円はやらないのだけれども、旅館に泊まった場合は1,500円を上げましょうというふうになっているそうです。それから、能登空港は県空港で、大体県から収入が4,000万円ぐらい入っているそうです。その中でそういう政策を聞くところによるとそれもやはり促進のためにやっているということなのですけれども、女満別の収入はそれに比べればはるかに大きな収入であります。その中の一部、1,000万円か2,000万円かわからないですけれども、そういう財源を使うことによって女満別に住んでみようかなと、北見や小清水だとかそういうところに住むのでなくて、飛行場まで大体車で5分か10分で行けると、東藻琴地域に住んでも15分かそこらで行けると、そういう空港であるということになってくると、住んでみたら1年に1回ぐらい里帰りできるかなと。今回エア・ドゥでは8,600円で行けると、そこから1,500円引くと7,100円で東京まで行けると。今日本航空で札幌までの便、その日に行くと1万9,700円取られるのです。何でこんなに高いのかなというふうに思うぐらいで。そのようにやはり何かポイントを置くところによって女満別に住んでみようかなというふうに思う人、これは一つであって、いろいろな施策を重ねた中の一つなので、これがすべてではないと思いますけれども、こういうことによって新聞紙上に女満別では助成しているのだ、では大空町に住んでみようかというふうな人が一人でも多くなるのではないだろうかというふうに思っているのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長
紋別空港、また能登空港の利用促進に対する地域自治体の助成というようなところから、我が町もというようなご提言であったかというふうに思いますけれども、私は航空運賃の助成というところで今考えることは必要ないのではないかというふうに思っております。確かに話題性とすればそういうものというのは取り上げられやすいことかと思いますけれども、実際にそのことによって乗降客が伸びる、さらには移住の引き金、誘導要因になるというふうには私はちょっと判断できないというふうに思ってございます。それよりも、例えば今回2月から北海道国際航空が乗り入れを開始して、現実的には航空運賃というものが少し下がり傾向になってきてございます。期間限定で、すべてではありませんけれども、8,600円というような格安な運賃も出てきたわけであります。そういった価格については、やはり競争原理の中で民間の方々のご努力に負うところが必要ではないかというふうに考えてございます。ただ、先ほどから言いましたように、税金でお納めいただいた部分、そういったものを特化しながら活用してその地域の財産のことについて理解をいただくというようなことについては、これは十分検討に値することではないかなというふうに思っております。先ほど申し述べました1億6,000万円に及ぶ一般財源、限られた財源の中で財政運営を行っておりますので、非常に貴重な財源であります。そういったものの有効な活用の手段として、どのように定住対策もしくは移住関係の方々の予算に振り向けていくことができるかということを考えていかなければならないことではないかというふうに思います。そういった意味で空港の魅力アップ、さらには空港に関係するような地域の魅力アップというものを促していく、誘導していくような、そういうようなところに自治体とすれば意を払って取り組んでいくべきではないかと、そんなふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。