みんなの議会

大空町議会 平成18年第1回定例会 2006年6月21日

(1)住民サービスについて/(2)高齢者への交通機関について

2006年6月21日、大空町議会の一般質問で、齋藤宏司議員が「住民サービスについて」「高齢者への交通機関について」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
齋藤宏司 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 斎藤宏司

平成18年第1回定例会に当たり、通告書に基づき、一般質問をさせていただきます。私は、このたび大空町の町議会議員選挙に当たりまして初当選、新人議員という立場でありますが、初心を忘れず、住民の立場に立って迅速に行動することを決意しまして、質問に入りたいと思います。まず、1点目、住民サービスについてです。漠然と住民サービスといいますと、いろいろな観点から考えられますが、今回私が伺いたいのは情報ネットによるサービスという点です。現代は、子供から高齢者までかなりの方々がパソコンを利用してインターネットをやっている状況です。今回の町長の町政執行方針にもありましたが、東藻琴地域と女満別地域との情報共有、両地域の光ファイバーケーブルを結ぶとありましたが、これは具体的にどういうことなのか、またこのケーブルを住民個々に利用できるものなのかをお聞かせ願いたい。2点目です。高齢者への交通機関についてです。今回の町長の執行方針にもありましたが、地域住民にとって使いやすい効率的な交通手段の構築する必要性、特に高齢者や交通手段を持たない方々にとっては深刻な課題であるとありますが、この交通手段を持たない高齢者に対して何かお考えがあるのかをお聞かせ願いたい。以上、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長

斎藤議員の一般質問にお答えを申し上げたいと思います。施政方針の中でも書きましたけれども、東藻琴地域、女満別地域を結ぶ光ケーブルの布設工事について本年度整備をしていきたいということでありますけれども、その内容について申し上げたいと思います。この両地域を結んで光ケーブルを敷設するということでありますけれども、基本的には現在役場の中にあります住民基本台帳のそういった情報をもとに税ですとか使用料、保険、医療、介護、そういった住民台帳に係る情報から得られるそういった行政情報について役場、さらには総合支所間でデータの共有を行おうと、さらには応答速度のアップや、さらに安定性の向上を図ろうというようなことを考えているものでございます。また、このシステムによりまして映像情報なども東藻琴総合支所において即時に提供できるようになるという可能性を秘めているものであります。しかし、現段階では役場と総合支所間の行政情報というところにのみサービスを提供するという考え方でございます。しかし、将来的には今回の光ケーブルが布設されることによって個々各家庭のパソコンから今言った応答速度の速い、そして安定性のある情報を入手することもさらに整備を加えれば可能になってくるというものであります。今回の整備については、そこまで精度の高い、レベルの高いものではありませんけれども、将来そういうものが可能になるものとして今回の光ケーブルをまず布設をしたいという考え方でおります。このことによりまして、庁舎と総合庁舎の内線電話化ということも可能になってくるわけであります。さらにつけ加えて申しますと、住民の方々における両地域の高速通信網についてでありますけれども、NTT東日本、ヤフーBB等が女満別市街地区でのADSLのサービスというものを提供してございます。一部農村部分においてもADSLの接続が可能な地域もありますけれども、市街地区のような本来のスピード感がない状況になっているわけであります。東藻琴地域では、ワイコムが提供する無線インターネット接続サービスが行われておりますけれども、地区において要望があったため、年内にはADSLの接続サービスが可能になるというような今状況になってございます。それ以外の主に農村地区でありますけれども、そういった地域においてはISDNのインターネットによる接続が可能というような状況になっているわけでございます。以上、情報関係についてはそのようなことを念頭に置きながら整備をしていきたいということでありますので、ご理解を賜りたいと思います。もう一点、高齢者の交通機関に対する移送サービスということであります。介護保険制度や、さらには障害者の支援費制度の開始に伴いまして、介護事業所や特定非営利法人等が所有する車を使いまして通院等の介護移送サービスや生活支援サービスを実施するということがあらわれておりました。一方では、それは白タク行為になるのではないかということでいろいろ議論を呼んでおりましたけれども、このほど厚生労働省と国土交通省との間でその扱いについてある程度結論が出まして、移動制約者、これは要介護認定でいいますところの要支援や要介護の認定を受けている方、また障害の支援費の対象の方々という意味でありますけれども、そういう方々で会員登録をされている方についてNPO等の非営利団体が有償で運送する場合、一定の手続、要件のもとに許可するという制度ができました。福祉有償運送という制度であります。そういう制度ができまして、旧東藻琴村、旧女満別町時代に2月にそういった判定をする協議会が開催されて、現在では女満別地区で介護保険制度による登録団体が2団体、支援費制度による登録団体が1団体活動しております。東藻琴地区では、介護保険制度による登録団体が1団体、支援費制度による団体が1団体ということで福祉有償運送によってそういった交通手段の持たない要介護、要支援費の方々の移送を行っているわけであります。しかしながら、地域における高齢者の方々の移送、交通手段というものは介護保険に認定されている、支援費の制度に認定されている方々というだけではなくて、元気な高齢者の方々もそういった交通手段を持たない方々がいるということでございます。そういった方々を社会の中に出して、そして引きこもりにさせないような、そういう手段というものも必要ではないかというふうに考えておりますし、また交通手段を持たないということからいけば、児童生徒などもそういった方々に類するというふうに思います。新しいこの大空町は、女満別地域という市街地区と、さらには東藻琴地域という市街地区二つを持っている、その両方を結んでいかなければならないという課題も兼ね備えております。いろんな意味で交通手段の複合化といいましょうか、多種多様な交通手段を考えて検討していかなければならないということになってございますので、この新しい大空町として乗り合いタクシーの制度や、また患者輸送バスが地域の中を走っておりますけれども、そういうものの活用、さらにはスクールバスの活用といった視点から地域の中の交通網を検討していかなければならないと、そんなふうに考えてございます。そういった意味から、施政方針の中にそういったものを検討しながら、地域の方々の交通手段の確保というものを図ってまいるように努めていきたいということで書かせていただいたわけであります。そういった取り組みを早い機会に方向性を出せるように頑張って取り組んでいきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。以上申し上げまして、1回目のご答弁とさせていただきます。

質問 斎藤宏司

まず、1点目の質問に対して、住民サービス、光ファイバーということに対して一応役場同士のケーブルの接続ということで理解はできました。先ほど町内ではADSLというインターネットで接続しているのだというお話がありましたけれども、このADSLはISDNよりは速いというぐらいで、それほど速いものではないと思います。高速インターネットでBフレッツというのがこの地域では斜里、紋別、遠軽、美幌町でかなり誘致が進められております。これは、大空町女満別におきましても商工会を中心に誘致作業を行っている動きがあるのを聞いております。こういう中でどういう形だったらこのBフレッツが早く誘致できるのかとお聞きしますと、まず1,000件以上の仮申し込みと、もう一つはできれば町長筆頭にNTTに要望を上げていただきたい、そうすれば早く設置ができるのだということを言っておられました。行政相談や住民交流におきましても東藻琴地区、女満別地区、たかが20分とはいいますけれども、なかなか顔の見えない交流はできないと思っております。こういう中で早くこの速い高速インターネットを接続していただければ幸いかと思っておりますけれども、それに対してお聞かせお願いします。

答弁 町長

Bフレッツ、これはNTT東日本が提供する光ファイバーによる高速通信サービスということで、今議員がおっしゃいましたように、NTTという会社がそういった高速通信網を整備すると、ただそれにはその地域の中において一定以上の、今1,000件以上の仮申し込みということでありましたけれども、そういった申し込みがあれば採算性を考えて整備ができるということであるというふうに聞いております。事前に私のところにも担当者からもそういう旨の話もありましたし、また業者の方からそういう説明も受けております。行政といたしましても、そういう地域の中でいろいろな可能性が広がるということは町民生活の向上につながるものだというふうに判断しておりますので、町としても積極的な取り組み、また要請活動を推進をしていきたいというふうに思っております。女満別の地域的には、そういうことで可能性を探りながら誘致活動をしていきたいということでありますけれども、東藻琴地域については今布設をいたします庁舎間のケーブル、そういうものを使って女満別の地域がBフレッツとして整備ができたということであれば、今回の光ケーブルをさらに使って東藻琴地域にも拡大をするという可能性はあります。しかしながら、実際にはそういった先の部分、サービスの展開につきましては地元自治体が事業主体となって、そして利用者端末までの光ケーブルの布設というものがさらにその先の地域の部分において必要になると。具体的に言いますと、東藻琴の地域についてそういった部分で自治体が事業主体となると、今の制度の中ではそういうような形になっておりますので、可能性としては広がるわけでありますけれども、そういったところまでにつきましては需要動向や財源的な措置、そういったものについて十分検討をした上で慎重に判断をしていきたいというふうに思います。まずは、この大空町の地域の中にBフレッツを入れるということが最大の課題になってこようかと思いますので、そういった取り組みについては積極的に活動してまいりたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 斎藤宏司

今のBフレッツについては、よくわかりました。なかなかインターネットをやっている方も多いのですけれども、特に私の方、田舎の方ではISDNでかなり遅いインターネットです。先ほど町長からもお話がありましたけれども、なるべく早くBフレッツに対応していただければ幸いだと思っております。二つ目の質問に対してお聞かせ願いたいと思います。先ほど高齢者への交通機関ということだったのですけれども、それぞれ介護の関係者についてはかなり優先的に交通手段はあるようなのですけれども、先ほど町長の言葉にもありましたけれども、元気な高齢者、90過ぎても80過ぎても元気な方は十分いらっしゃると思うのですけれども、それでいて交通手段の持たない方、こういう方が一番、できれば近くまでバスが来てくれればいいのだけれどもという話をよく聞かされるのですけれども、先ほど町長の言葉にもありましたけれども、スクールバスが増便できればそれもいいのかなと思っております。これは、またちょっと別な観点なのですけれども、佐呂間町には夢ふうせんという民間の介護団体があります。これは、完全な白タクでやっているそうです。こういう形で業者とは競合しないとはおっしゃっておりました。もし大空町の中にもこういう形で民間の団体で競合しないような組織ができるのなら、町行政としても対応してくれるのかどうかお聞かせ願いたいと思います。2回目の質問です。

答弁 町長

インターネットの関係は、私も同じような地域というか生活環境の中におりますので、その必要性というものについては認識をしているつもりでありますので、できるだけ行政としても一生懸命取り組みを進めてまいりたいというふうに思います。また、今議員が言われておりました交通手段の関係でありますけれども、有償でそういう元気な方々を移送するということについては、これは先ほど言った一定の制限が加えられるべきでありますけれども、極端に言いますと、私が隣の方にお願いをして、きょうどうしても自分で車が運転できないので、乗せていってほしいということで、無償で例えば行く場合、社会的ないろんな問題はありますけれども、そういうことで確保するということもあるのかというふうに思います。今回そういった意味で地域の中の相互ボランティアといいましょうか、そういうことも地域全体、社会の中で考えていかなければならない時期に来ているのではないかと、そんなふうに認識をしています。例えば地域通貨というような制度があります。今回6月の24日に、地域時間通貨でボランティアというものがこの前新聞折り込みの中に回っておりましたけれども、内容は十分まだ講演を聞いたわけではありませんので、承知しておりませんけれども、多分そういうことをしながらボランティアを相互に繰り返すということをしていこうではないかということではないかと思います。例えば高齢者で足、交通手段の持たない方がどなたかに移送をお願いをする、しかしそのときに同じことで返すのではなくて、例えば今度は必要があるときにはその運転手を買って出た方のお子様の預かりを行うというような形で地域の中で別メニューではありますけれども、相互に補完し合うというようなことも考えていかなければならないのではないかなと。そこに行政がどういう形でかかわっていかなければならないかという問題もありますけれども、社会福祉協議会等の中にボランティアサークル等もあります。そういった中では自分たちのボランティア活動に出た、そういったものをカードに記帳づけしていると、そういったものを例えば元手にしながら、地域の中でまた別な形でのサービスにかえていただくというようなことも今後は必要ではないかと。やはり地域の中の福祉というものは、多くの方がそのことを理解していただきながら、少しずつかかわりを持っていただくことが地域全体の意識の向上といいましょうか、そういうところにつながっていくのではないかなというふうに思っております。佐呂間の事例については十分承知をしておりませんけれども、そういうようなことも行政として意識を持って対応していかなければならないのではないか。もちろん先ほど言いました総合的にそういったものも含めて、今運行しているスクールバスの時間帯だとか経路だとか、そういったものがどうか、さらには東藻琴地区で運営しております患者輸送バス、こういったものも同じような物の見方で考えなければなりませんし、この近郊ではありませんけれども、乗り合いタクシーという制度があります。これは、情報通信の分野と重なり合うところがあるのですけれども、一人でタクシーを利用するということではなくて、ある程度登録をしながら複数でそういった乗り合いタクシーを利用して負担の軽減を図るというような仕組みもあります。そういったもろもろのことをいろいろ総合的に検討していって、なるべく地域の中で交通手段の持たない方々が自由に活動できるような、そんな地域展開を図っていけるように努力をしてまいりたい。そのためにそういったもろもろ、今まだ概念的ではありますので、細かな部分についてさらに検討を加えてまいりたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 斎藤宏司

最近は子供もなかなか少なくて、少子化を迎えております。自分も含めてですけれども、どんどん年はとっていきます。気持ちだけは若いつもりでいますけれども、車が乗れるうちはいいのですけれども、乗れなくなったら現実に自分もこういうことで悩むのかなと思っております。そういう意味で、今一つだけわかったのは、とりあえずスクールバスの増便は考えていただけるということなのですけれども、先ほど言った夢ふうせん、これ介護の関係の民間の一応一般タクシーから介護タクシーまでやっている総合的な40人近いスタッフでやっているところなのですけれども、そういう形で行政からも応援はいただいているそうです。そういう形のところもありますので、スクールバスではなくてそういう形で民間で力をかせるところがありましたら、そういう形でも前向きに考えていただきたいと思います。以上、私の質問を終わります。

答弁 町長

スクールバスの関係につきましては、総合的な観点からそういったことも十分検討はしていきますけれども、直ちに増便というところまで先ほどの答弁の中では申し上げたつもりではなかったので、その分ご了解いただきたいと思います。ただ、今言った今町が持ち得ているいろんな手段をさらにもう少し広げることでできるかどうか、どの程度の効果があるかということについては十分検証をさせていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。また、そのほかの市町村における取り組み、どこの地域においてもやはり同じような課題を持ち得ているのではないかというふうに思います。我が家のことでいいましても、実際に車の運転免許を持っているのは現在3人おりますけれども、ずっとこれがどこまで続けていけるかというようなやっぱり課題もあります。そういった中で地域の中では新しい課題ではないかなと。従来は高齢者の方自体が車の運転免許証をお持ちの方は少なかったですけれども、今はほとんどの方が持っていらっしゃいますけれども、そういった方々がなかなか運転できないような状況になってきたときにまた地域としてどんなふうにカバーし合えるかということになろうかと思いますので、他の市町村の事例なども十分参考にさせていただきながら検討を進めたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 斎藤宏司

以上、質問を終わります。

出典:大空町議会 平成18年第1回定例会 2006年6月21日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる