みんなの議会

雄武町議会 令和7年6月議会 2025年6月12日

人口減少対策と雄武高校存続対策について

2025年6月12日、雄武町議会の一般質問で、嶋村義文議員が「人口減少対策と雄武高校存続対策について」質問し、町長 髙橋健仁、教育長 豊田通敏が答弁しました。

質問者
嶋村義文 議員
答弁者
町長 髙橋健仁、教育長 豊田通敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 9番 嶋村義文

続きまして人口減少対策と雄武高校の存続対策についてお伺いいたします。人口減少対策は過疎地自治体の共通の課題ですが、高校は教育施設ですけど、高校の存続対策は人口減少対策の重要な地位を占めると思いますが、髙橋町長のこの私の考えについてどのように考えますか。重要な地位を占めると思うんですけど、どうでしょうか。

答弁 町長 髙橋健仁

高校存続対策と人口減少対策でございますけれども、人口減少は全てにおいてですね、いろいろな影響をもたらしますので、そのひとつとして位置づけられるというふうに思います。かねてから雄武高校の存続対策にはしっかりしていかなければならないということで過去からも取り組んできたところでございまして、この人口が減少して高校が縮小される、もしくは募集停止になる。先頃、美瑛町ですね、美瑛の高校が、あのぐらいの規模でも募集停止になるというニュースを見て、非常に驚愕とともに非常に大きな私どもとしては懸念を持ったところでございまして、やはりそこに高校生徒がいなくなるというのは、町の力としても弱くなるんではなかろうかというふうに受け止めておりまして、そういう意味では、人口減少対策上も大きな意味をなすものというふうに理解をしてるところでございます。

質問 9番 嶋村義文

たしか昨年だったんですかね、留辺蘂高校が募集停止になって、つい最近北海道新聞に常呂高校の存続を求めて署名簿を道教委に提出したと。常呂高校はもう何年にもわたって10人切ってますからね。その時点になっていわゆる署名簿を提出しても、私はもう既に遅いと思うんですよ。道教委がはっきり10名を切ったら存続対象になるという基準を示してるわけですからね。なかなかやっぱりそれを覆すというのは難しいと思います。雄武高校の存続対策としては、過去から多くの予算を投入し、保護者への財政支援を行ってきております。雄武高校への進学者を確保してきておりますが、一定程度の政策効果もあったと思いますが、今年の雄武中学校の卒業生が24名いるうち、雄武高校への入学者が10名ということで、生徒それぞれいろんな考え方がありますんでね。24名いるから24名全員が雄武高校に進学するとは限りませんので、そういったことで、今後ですね、児童生徒の数が減ってくると。雄武高校への入学者の確保というのは非常に厳しくなると思います。今までは一定程度、存続対策で過去3年間、約4千万強の予算を使ってきておりますけども、一定程度の効果があったと思います。特に奨学金の支給ですとか、入学準備金の貸付けですとか、いろんな対策をされてますんでね。一定程度の効果があったと思いますけれども、今後生徒個々の進学の考え方が多様化してきて、かつ児童生徒がどんどん減っていくわけですから、だから近い将来、存続対象の対象になるのはもう目に見えてますね。そうなると、どういう解決方法があるかというと、雄武町外から、やっぱり生徒さんに来てもらう方法しかないんですよね。非常に難しい問題だと思いますけども、全国的に見てみますと、例えば島根県の隠岐の島の海士町の島前高校ですとか、あと高知県の土佐町ですとか、近いところでは大空町です、大空高校ですとかね。それなりの高校の魅力化プロジェクトをいろいろ取り組むことによって、児童生徒の数を増やしてるんですよね。隠岐の島なんかはもう生徒が倍増するという、当然倍増するんで町外から子どもさんが来るんで、男子寮、女子寮それぞれ作って、町で作って、生徒を受け入れてるという例がありますけれども、高校がなくなっていいという考えであれば必要ないと思うんですけどね。人口減少対策、町の活力維持のために、高校はぜひ存続させなきゃならんという考え方がもしあるとすれば、何らかの取り組みが今後必要になってくると思うんですけども、その辺のことについて町長の考え方がもしあれば、お聞かせ願いたいと思うんですけど。

答弁 町長 髙橋健仁

具体的といいましょうか、方向、総括的なところでですね、申し上げまして、教育委員会が所管しておりますので、教育長のほうから何かあれば答弁するかと思いますけども、私が嶋村議員おっしゃいますとおり、高校存続というのはひとつの町としてもベンチマークといいましょうか、そういうところがございますので、高校はなくしちゃいけないという思いはあります。母校でもございますし、そういうところは強く思ってございます。ちょっと性格が違いますけれども、外国人技能実習生について言えばですね、やはり魅力を持った形でいかないとですね、育成就労になって、そして転籍をするということもあり得ますから、そういう人口対策総体で考えますと、まさに高校もですね、流入という考え方でいかなければならない。それから、やはり海士町のご質問の中にもともと通告の中に紹介がございましたので、海士町の関係について私も少し調べさせていただきましたけれども、やはりこのプロジェクトをするに当たって存続ではなくて魅力化という大きなお題目を掲げられて、子どもが行きたい、親が行かせたい、地域住民がこの学校を活かしていきたいと思うような魅力ある高校づくりを目指すと。まさに社会で、社会が地域が高校を育てていくというような考え方ではないかなというふうに思っております。そういう意味では、役場組織も横断的に対応しなければならないようなところでございますし、流入をさせるという、よそから来ていただくっていうことであれば、当然、ハード的なインフラ、下宿ですとか寮ですとかそういったもの。それから受け入れるためのソフト的なインフラも、そういったところも整備をしていかなければならないということですので、一足飛びには難しいんですけども、そんな考え方になってくるのかなというふうに思っております。その辺もう少し具体的なところでですね、直近で教育委員会のほうも考え方を持ってるかもしれませんので、私は答弁、このぐらいにとどめさせていただきまして、教育委員会のほうにお願いしたいと思っております。

答弁 教育長 豊田通敏

今、町長、申し上げた言葉、ほとんど私も考え同じでございます。私の立場で言わせていただきますと、地元で高校教育を受けたいとする生徒がいる限りですね、地元高校は残すべきでありまして、守りたい気持ちというのが大きくあります。それで雄武高校を存続させることに力を入れたいということは今までもやってきました。一方ですね、町外の高校に進学したいという生徒さんにつきましては、彼らが求める目標に向かい、その可能性を開花させるためにもですね、同じようにこちらのほうも応援したいと。私は双方を応援しております。教育的立場から申し上げますと、子ども優先となりますので、雄武高校に特化せず、このような言い方、考え方になるということをまずはご理解いただきたいなというふうに思います。ただ地域における高校の存在意義を考えますと、もはや生徒に対する教育機関だけではなくて、将来的に町にとって良い人材が育ち、よい町づくりを生み出してくれる重要な機関という認識を持っております。だからどこの町も高校問題は教育的課題というよりも、地方創生の観点から町全体で高校を守ろうとする動きになっているのではないかなというふうに考えております。昔から言いますけれども、町づくりの原点は人づくり、産業や雇用を生み出す、ものづくりと未来を担う人づくりがそろってこそ、真の意味で持続可能となると思います。ですから、高校はその先の進学だけではなく、その先を見て社会で活躍できる、あるいは地元に戻って、地域を元気にできる人づくりを目指したほうが私はよいと思っております。学力をつけて難関大学に進学できる教育をするということを第一に掲げて生徒を呼び込もうとする学校が、現在でも多く存在します。それはそれで私は否定しませんけれども、高校には地方創生につながる人材を育てるという大きなミッションがあるということを忘れてはいけません。そのミッションを達成できるような支援が今後も必要であり、それができて初めて高校の魅力化に図れるのかなというふうに思っております。先ほど町長、言っておりましたけれども、まず高校に魅力があれば生徒は自然と集まってくると思うんですね、魅力化なんですけども、町長の言葉そのままいただきますけれども、生徒にとって行きたい、保護者にとって行かせたい、地域住民にとっては行かせたい。それプラス先生方にしてみれば、そこに赴任したいという、これらのものは全部重なって初めて魅力化が図れるのではないかなというふうに思っております。存続という言葉なんですけども、非常に私は前向きではないというふうに思っております。存続の危機にあるような学校に誰が行かせたいということがあると思うんですね。もちろん子ども達もいつかなくなるような高校には行きたくないというふうになりますので、まず存続というのもまず魅力化、これをまずみんなで考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。先ほど町長の話も経費の関係がありますけども、いろいろ調べさせてもらいましたけども、やはりものすごい経費かかるんですね。町外から呼び寄せるにはやはり住むとこ、その住むところもきちんとした生徒指導ができるような、きちんとしたとこを作らなきゃなりませんので、それに対する人件費、もろもろ考えますと年間のコストというのはもう計り知れないものがありますので、それらもよく考えた上でこの高校の魅力化というのを図っていく必要があるというふうに考えております。

質問 9番 嶋村義文

はい。全国の高校で、入学したけども魅力を感じないでリタイアする生徒がいっぱいいるんですよね。おそらく何万人という人数だと思います。全国一律、北海道は教育委員会ですから、道教委一律の普通科の高校のカリキュラムは正直言って魅力ないんですよ。ですから、部活動なり学力をさらに高めるだとか、そういう方向に行っちゃうんでね。やっぱり普通科のカリキュラム以外のカリキュラム、どういったカリキュラムがいいのか今は分かりませんけれども、それこそが魅力化、いかに魅力ある高校の教育内容になるかということで、いろんな、例えば奥尻島の町立の奥尻高校だったら、例えばスキューバダイビングの資格を取れるようにするだとかね。あと、いわゆる羽幌にある天売高校だったら、地域のいわゆる漁業のいわゆる生産活動に生徒が直接参加するだとか、いろんな形態が考えられると思うんですけれども、いかにしてやっぱり行ってみたいという、気持ちにさせるような高校になるかと、今、大空高校の校長さんは隠岐の島でも仕掛けてますし、土佐町でも彼が仕掛けてるんですよね。そういったやっぱり先達になるような人の話も聞く必要は当然あると思うんですけどもね。私ども議員でも総務文教常任委員会で3月の栁原議員のその質問の後、道立の町立高校の資料を全部調べて、今年の活動テーマにしようということで今取り組んでます。今年の秋の行政視察でも、できれば大空町の大空高校を訪問して、魅力化についてちょっと勉強しておこうというふうに計画でしていますんでね。もう時間はそんなにないと思いますよ。今の子ども達の児童生徒の今後のいわゆる学校の卒業状況を見て、他の高校に行く生徒の多様化していく傾向を見ると、おそらく近々10人切るような時代がもうすぐ来ると思いますんでね。できれば早急な、行政だけじゃなくて、議員もそれなりに勉強していきたいと思います。この問題はやっぱり人口減少対策のひとつの大きな要になると思いますんで、今後ともよろしくお願いします。以上で私の質問を終わらせていただきます。

出典:雄武町議会 令和7年6月議会 2025年6月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる