雄武町議会 平成31年3月議会 2019年3月13日
森林環境譲与税による雄武町の新たな林業政策について
2019年3月13日、雄武町議会の一般質問で、嶋村義文議員が「森林環境譲与税による雄武町の新たな林業政策について」質問し、産業振興課長 横田和幸、町長 中川原秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 嶋村義文 議員
- 答弁者
- 産業振興課長 横田和幸、町長 中川原秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 4番 嶋村義文
続きまして森林環境譲与税の創設による雄武町の新たな林業政策ということでお伺いいたします。まず森林環境税、森林環境譲与税の創設の目的を町としてはどのように捉えておりますか、ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
今般、森林環境税と森林環境譲与税の創設が決定されたところでありますけれども、現在、未整備の森林整備につきまして、これを適切にですね、財源を確保して適切な森林施業をやっていくということで認識してございます。
質問 4番 嶋村義文
この今回の森林環境税、それに伴う森林環境譲与税の創設というのは、農業で言えば耕作放棄地の解消というのに、まさしくそれに通ずるもんだと思うんですけども、実際いま雄武町にある森林面積、道有林、町有林、民有林、これらの森林面積ですとか、例えば民有林でしたら所有者がどのくらいいるのか、その辺の資料ちょっとお知らせ願いますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
まず雄武町の森林面積につきましては4万7376ヘクタールであります。内訳につきましては道有林、3万3347ヘクタール、私有林、1万1301ヘクタール、町有林、2728ヘクタールとなってございます。人数につきましては現在いま手元に資料がございませんので申し訳ありません。
質問 4番 嶋村義文
森林環境譲与税の財源を使って森林造成経営計画を作成していない人を今後計画の中に取り込んでいくという計画だそうですけれども、実際、民有林の中でいわゆる適切に管理が行われていないと町で思っている民有林の所有者と森林面積の数というのはどのくらいになりますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
ただ今の質問でありますけれども、民有林の内、適切に管理されていない恐れがある森林につきましては、現在北海道の方から示されておりまして、森林所有者は197人で人工林の面積は871・65ヘクタールとなってございます。
質問 4番 嶋村義文
今回の予算にも一部入っておりますけれども、町としてはこの森林環境譲与税の収入財源を使ってどのような事業をいま計画されているか、ちょっとお知らせ願いたいと思います。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
まずですね、まず平成31年度につきましては、まず適切な経営管理が行われていない森林ということで、今申し上げました197名の所有者に対しまして意向調査を実施いたしますので、その結果を踏まえながら新たな町単独事業を創設して実施していく考えでありますけれども、基本的には森林施業、除間伐の保育、間伐、殺鼠剤の散布や搬出間伐を行うための林業専用道や森林作業道の開設の他、人材育成や担い手確保に関する事業がいま考えられるところでありますけれども、まずは森林所有者に意向調査を実施しまして、これから検討していく考えであります。
質問 4番 嶋村義文
町内に結構いるんですね。その問題となってる面積が871ヘクタールで、そのうち町内が440ヘクタールですから、半分強、町内だという。ですから町内に123名も森林を所有していながら適切に管理していない人がいるということなんで、まず町内のこの123名の方の意向調査を最初にするべきだと思うんですけど、どうですか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
まずこの町内の123人の考え方でありますけれども、まずこれの人数につきましては実数となっておりまして、例えば山林を3か所持っている方が2か所森林施業をやっていて1か所違う場所、もう1か所持っててやってない場合にそこも1人でカウントされておりますので、全く森林施業に興味のない方ということではないということでご理解を願いたいと思います。それで今回、31年度意向調査を実施しますけれども、町内を先にやるというのではなくて、全員にですね、この197人全員に対してアンケート調査を実施して、その回答の内容によって個別に対応していくという考えでおりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 4番 嶋村義文
町長にちょっとお伺いしたいんですけども、恐らくこの871ヘクタール、適正に管理されてない林地、この所有者の方、相当数の方がもう権利放棄してもいいと、これは売却して適正に管理する考えもないという方が相当数いると思うんですよね。そういう時に今雄武町には約2700ヘクタールの町有林がありますので、それらを町有林として取得するという考えが一定程度あるのかどうか、ちょっとお伺いします。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
今、初めてご質問、仮定の質問をされたので、まだ考え方はまとまっておりません。
質問 4番 嶋村義文
近いところで下川町はひとつの林業を町の基幹産業ということで、下川町の場合は主に国有林ですけども、取得して、いわゆる林業施業者を育成して担い手対策を行って町の産業として育成するという考え方ありますんで、雄武町の場合は漁業、農業が一定程度産業として確立されてますけども、林業については過去40年くらい衰退する一方ということで、他方、4万7000ヘクタールも林地があると。特に道有林は北海道でも有数な美林としてカウントされている有力な林地が広がってますので、将来的に林業を町の基幹作業とする考えを是非持っていって頂きたいと思っております。次に林業の人材育成なんですけども、雄武町在住の林業事業者が、先般、町に資料をお願いしましたところ43名という回答を頂いたんですけども、実際、森林の管理業務に従事している人数はこの43名のうち何名ぐらいか、課長の方で押さえてますか。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
嶋村議員の資料の請求の時にはですね、町内在住者ということで43人でお答えしておりますけれども、林業従事者数ということであれば町外から来ている方も入れまして、現在、本町で働いている方は53人で、その町内在住者の43人の内訳は持っておりませんけれども、その53人の中の現場作業員という形では同じ数字なんですけども、43人となっているところでございます。
質問 4番 嶋村義文
主に森林組合さんが町有林の管理等なされてると思うんですけれども、話聞きますとかなり高齢者が多くてなかなか若い人が入って来ないと。何が問題かというと、やっぱり通年雇用でなくて期間雇用になってしまうということで、この状態が続きますと将来的に森林業務が相当必要になってきた時に実際それらの業務に就く担い手が全くいないという状況が恐らく迫っていると思うんですよね。だからそういった現状に対して町としてどういった問題点なり今後の展望等がもしあるんであれば、ちょっとお知らせ願いたいと思います。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
嶋村議員ご指摘のとおり、本年9月から森林環境譲与税が各自治体の譲与が開始されます。それらの中で森林環境譲与税によりまして、森林整備に安定的な財源が確保されることは様々な森林の公益的機能の発揮を通じまして地域住民や国民全体の安全安心の確保に繋がるものと考えております。また、これまで実施してきておりました公共事業による森林整備に加えまして、譲与税を活用した森林整備が上乗せされることからですね、新たな担い手の確保が期待されるところでありまして、地域の活性化にも大きく寄与するものと思っております。それから町の対策のひとつとして本町の林業従事者の支援策でありますけれども、雄武林業振興会に加入しております林業従事者が受診する振動障害健診の費用の2分の1を補助しております。これは町の単独事業として実施しておりまして、また北海道や町、事業主、それから森林作業員が一定の掛け金を分担いたしまして、年末に就労日数に応じました奨励金を支給するための森林整備担い手対策推進事業を実施しております。町といたしましてもこれらの福利厚生面への支援を実施しながらですね、就労の長期化や労働力の確保を図っていきたいというふうに考えております。
質問 4番 嶋村義文
なかなか新しい雇用対策というのは非常に難しい問題だと思いますけども、木材をめぐる情勢というのはかなり大きく変わってきておりまして、特に製材等の輸出が最近すごく伸びてるそうです。特に中国向けの輸出が非常に多くて去年の8月に中国で建築法規が改正になって建物の構造材、つまり柱ですね、柱ですとか屋根材ですとか、そういったものへの内装材じゃなくて、基本的な構造材に対して日本の木材を使用することが可能になったそうです。今後、業界紙なんか見ると大幅に輸出が増えるだろうと。特に北海道にあるカラマツ材の需要が劇的に増えるんでないかと予想してるとこもあるそうです。他方、北米、カナダ、アメリカは原木の輸出を止めてますし、今まで日本の木材需要を賄っていたロシア、東南アジアの輸出も激減しております。他方、森林の経済資源、環境資源としての評価は国の試算では一応70兆円の価値があるというふうに言われてます。1ヘクタール換算すると280万になります。雄武町の場合は4万7000ヘクタールあるということで、雄武町独自でも2700ヘクタールの森林面積を持っているということで、かなり大きな資産があり、今後の事業も方向性としては非常に明るいと思いますので、町としても農業、漁業に加えた林業を一次産業の柱として、それなりの振興策を取って頂くことをお願いしまして、私の質問を終わらせて頂きます。