みんなの議会

雄武町議会 平成25年9月議会 2013年9月10日

財政調整基金30億円をどう生かすかについて

2013年9月10日、雄武町議会の一般質問で、福原峯雄議員が「財政調整基金30億円をどう生かすかについて」質問し、町長 中川原秀樹、財務企画課長 佐々木幸博が答弁しました。

質問者
福原峯雄 議員
答弁者
町長 中川原秀樹、財務企画課長 佐々木幸博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 1番 福原峯雄

福原です。それでは通告の順に従いまして一般質問行いたいと思います。最初に財政調整基金30億円を町政にどう活かすかという問題についてであります。この財政調整基金というのは、これまでも私一般質問の中で触れてきましたけれども、しかしこの額の最近の増え方というのはやっぱり異常だと思うんですよね。毎月の出納検査報告を見ますと、23年の3月に22億円であった、その財政調整基金が、その時点ではそれでも多すぎるということで、ちょうど地方選挙の最中なんでそのことを訴えたんですけれども、その年の9月には24億円になったわけですよ。24年9月、ここで30億円に達してるわけなんですよね。言うまでもなく財政調整基金というのは使用目的を明示していない基金ですよね。その基金が2年足らずで8億円も増えたということになるわけですよ。それでオホーツク振興局で更新されたかなと思ったら、あまり更新はされてなかったんですが、オホーツク振興局管内の、もちろん北見も含めた市町村状況を調べてみますと、これは雄武の基金というのは24億円時点の状況なんですけれども、それでも断トツのトップなわけですよ。この基金を町民のためにどう活かすかということがやっぱり問われることになると思います。私は今まで町民に対する生活支援ということで様々要求してきました。例えばですね、水道料ではそれまであった高齢世帯への減免措置というのがあったんですけれども、それを非課税世帯だけに絞り込んでしまったような問題で是非元に戻してほしいということを要求しました。もちろんこれによる収入増というのは年間で95万円程度だということも明らかになりましたよね。全道的に見ても高すぎる、全体的に比べてもですね、高すぎる水道料の引き上げというのも、それから国保税の引き下げ、水道料の引き下げですね、それから国保税の引き下げ、そして介護保険料の大幅値上げの時にもやっぱりそれを激変緩和と言いますか、救済すべく福祉金のような給付金の創設を検討することも要望しました。もちろんこれ私が要求したことでこれだけじゃないと思います。今、雄武町民は、雄武町は生活支援の強化を実施できる財政状況にあると思うんですよね。そこでまずこの積み上がった財政調整基金を町民のためにどう活かすお考えなのか、生活の支援策も含めてですね、教えていただきたいと思います。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

平成23年度決算における財政調整基金残高だけを見れば、本町は管内18市町村中1位でありますけれども、基金全体の残高では10位というふうになっております。基金残高はそれぞれの自治体の政策的要素が反映されますので、自治体における特定目的基金の基金残高にばらつきがあることはある、ということをまずもって御理解を願いたいと思います。本町の財政調整基金は平成18年度に当時の財政調整基金、国鉄興浜南線代替輸送確保基金、雄武施設建設基金及び青少年人材育成基金を統合して現在に至っておりまして、平成24年度末で30億円を超える基金残高になっておりますけれども、本町におきましては近隣市町村に先駆けて職員人件費の独自削減や枠配分の予算制度、事務事業評価制度などの行政改革に積極的に取り組み、町民ニーズを把握しながら限られた財源を効率的かつ計画的に活用すべく財政運営を執行してきた結果と認識しております。基金の活用につきましては過去に建設した学校をはじめとする住民生活に密接に関係する多くの公共施設におきまして、大規模改修の時期が間近に集中することなどを含めまして、今後、本町においても大きな財政需要が見込まれる中、現状の体制運営を基本としつつも、これらの大型事業については基金を取り崩し財源に充てながら住民生活に影響を与えないよう対処していかなければならないと考えているところであります。また、近い将来、本町におきましても、かつて経験したことのない高齢者社会が到来することが確実であり、これら社会保障関連による財政需要の増嵩が懸念されますことや、時の政府の政策によりまして地方交付税改革等による地方交付税の削減といった不測の事態に備え、次の世代が負担増となることなく、安心して暮らせる町づくりを進めるためには今後とも持続可能な財政運営を進めていく必要があると同時に、次世代に引き継いでいかなければならないというふうに考えております。

質問 1番 福原峯雄

今の説明ですとね、学校施設なんかの公共施設の改修だとか、それから後は不測の事態、高齢者がどんどんこれから増えていくということに対して、そういう事態にも対応できるようにということであります。ということは、今30億円に積み上がったけれども、具体的にこういう方向で使用するんだということについては検討していないということです。具体的にとは、これとこれ、こういう制度、こういう制度ということ言ってるんじゃなくて、特に私は町民の生活支援のことを中心に言いましたから、そういうことについてはどういうふうに考えているのかということですね。この30億円がどういうふうに関係してくるのかということを教えていただけますか。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

むしろ私が先ほど言いました通り、こういった公共施設の大規模改修が間際に迫っています。それから今後本町において大きな財政需要が見込まれる中、財政状況が仮にですね、仮に例えば図書館の建設とか老人福祉センターとか、こういったものが含まれます。これはみなやるやらない関係なく。それから交付税の不測の事態に備え、これは今間近に迫った問題ではありませんけれども、そういうことも種々考えていくことは当然のことだというふうに私は確信しております。

質問 1番 福原峯雄

先ほど他町村との比較の問題で、この残高の総額はそんなに変わらないんだという話もありました。それを見てみますとね、例えば減債基金が随分積まれているところもあります。そういうところはだいたい総じて地方債現在高が非常に多いところです。当然ですよね。それによってその比率によって計算されて減債基金というのが積まれるわけですから。雄武はそれはここ数年間で6億円台でずっと変わっていないわけですよね。そうすると大体一般財源で対応してるんだろうなというふうには思ってる、していることになるわけですよね。問題は使う目的が明示されていないというところが味噌だと思うんです。私先ほどこれまでの議会の中で一般質問で様々な要求してきました。それのほんの一部ですよ、使うだけで色んな生活支援ができる。特にこれから高齢化社会、去年の4月時点でですね、高齢世帯、65歳以上の世帯が30%を超えたということは町長の口からも出ました。これから益々増えてくるでしょう。そういう時に今から高齢世帯への生活支援、それを準備しておかないで間に合うのかということが問題になります。当然、財源も必要になってきますよね。そこにこの30億円を充てるつもりはないのかというのが本当は一番の主旨なんですよ。それでこんなに貯めて、つまりただ貯金してるわけですからね。その私ね、やっぱり自治体の財政というのはね、民間の事業所と違うんですよね。民間の事業所であれば、その内部留保が多額にある、安定するだろうと、好ましい状態なんだって言われてるかも知りませんけれども、やっぱり地方自治体というのは町民の生活支援に使って何ぼという世界ですよ。やっぱりそういうことを、大きな、何年後にはこういうふうにしていくんだというものがない中で、30億円も積み上げるというのはやっぱり異常だと思うんですよね。その一部ですね、一部を取り崩して生活支援に回して実現できる政策というのは一杯あると思うんです。特に今言いましたけれども、雄武町の65歳以上の高齢者が30%を超えた現在で、その見守りも含めて生活支援というのは絶対に必要になってくる。そうするとその財源も人材も、人材はすぐ集められませんよ。やっぱりそこに充てていこうという姿勢がなければ、先ほど言った本当の意味での見守りというのはできていかないだろうと思います。色々今まで要求した中でね、それぞれの会計がやっぱり健全に運営できるかということも大事だと、確かに大事です。ただ、その会計の運営を絶対視した場合には、町民への生活支援の発想というのは出てこないと思うんですよね。町財政からの出動で必要な支援を行おうということが先になければ生活支援の強化は実現しないし、将来に向けてと言ってもやっぱり具体的なものは出てこないだろうと思います。言ってみりゃね、町民が必要としている生活支援はなんなのかということを能動的に洗い出す。そして各会計、もちろんこれは私指定管理も問わずと思っていますが、財政出動を準備する、これからその洗い出しを行うという一言があれば全体にぐっと動くと思うんですよね。そこにそういう姿勢がね、いま本当に必要だと思うし、そこに財政調整基金の出番が出てくるんだ、そういうふうに思います。そういう方向で使っていただきたいという私の意見に対して全体に何か意見ありますでしょうか。単にこれからあれでしょ、公共施設って別に全額町で作るわけじゃないでしょ。それを言ったらもう本当にこういった生活支援の財源というのは生まれてきませんよ。どうでしょう。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

何を答えていいのかちょっと分かりませんけれども、私、貯めっぱなしにして、ずっと行くなんて一言も言ってませんし、いわゆる福祉関係についても先ほどかつて経験したことのない高齢化社会が間近に迫ってるという部分での対応を基金で考えなければならないというふうに答弁してますし、別に使わないなんて言ってないんですよね。その後段で言ったどうも分からない部分は公共施設で云々かんぬんと言ったんですけど、どういう意味かちょっと分かりませんけれども、前段で言った通りですね、基金の残高についてはそれぞれの自治体の政策的要素が反映されますので、自治体における特定目的金の基金残高にばらつきがあると。雄武町は言ったとおり18市町村の中で財政調整基金は10位でありますけれども、全体的なすべての基金残高では10位ですよと。決して高くはない。管内って言いましたよね、私ね、前段で。18市町村中、全体の残高では10位となっております。ですから決して全体の基金を見れば高くはありませんし、例えば先ほど減債基金の話が議員さんの方から出ましたけれども、うちは減債基金が、減債基金を見ればそんなに高い方でもありませんし、いわゆる財政調整、それから減債基金を除いたいわゆる特定目的の基金だけを見れば例えば滝上よりも低いですし、興部よりも低いという現状です。決して財政調整基金だけが突出してるからと言って財政的に豊かだとかね、そういうふうな見方はちょっと今後、町の将来についての見誤りが出るというふうに思います。

質問 1番 福原峯雄

先ほど言いましたけれどもね、減債基金が多いところはすごく多いです。ただ地方債の現在高というのこの表に一応出てるんですよね。やっぱりこれと減債基金の金額を出す、毎月これだけ貯めるんだっていう時に、計算される時に用いられる係数ってありますね、それに基づいて出してるんですよね。そうじゃないですか、ちょっと教えてくれます。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

議員さん今、減債基金は係数なりに基づいて積み立てるっておっしゃいましたけれども、私はそういうことは初めて耳にしたんですけれども、担当の方も初めて耳にするようですけれども、どういうことをおっしゃったんですか。

質問 1番 福原峯雄

地方債がどれだけあって、どんだけの期間があるかという、それについて、それに対して毎月というか、年なのかな、どれだけ積み立てればいいかということを出す減債の係数ってあって、それで出すんだっていうことになってると思うんですけれども、それで出したんだなっていうふうに僕は思っていました。どうもそうではないようですね。ここ数年間ずっと変わってないけれども、多分大きな地方債を、借金をしなかったということもあるのかも知れないけど、今それではさっき言ったことを聞きますけれども、こうした数年間減債基金とありますけれども、実際にはこの中から減債していませんよね、全然減ってないし増えていない、ちょっとしか増えていない。この2年間見ますとね。そうすると一般財源の方から払ってるんだっていうことになりますけれども、どうでしょう、減らしているんだ。

答弁 財務企画課長 佐々木幸博(財務企画課長は2020年3月まで)

減債基金の積み立てにつきましては基金の条例がございます。その条例の中に毎年度100万ずつ基金を積み立てるというふうな内容になってございますので、基金の積み立てについてはその条例に基づいて毎年度100万ずつ積み立てているところでありますし、御承知のように比較的、昨今交付税も安定しておりますので、基金を取り崩すことなく公債費の財源に充てていることで数年経過しておりますので、基金残高に目減りはないということで、今後も最低年間100万ずつの積み立てと、それに伴う利子の分が積み立てていくような形になろうかと思われます。

質問 1番 福原峯雄

減債基金については分かりました。ただこの減債基金が地方債の現在高とやっぱり比例して多いところは減債基金も多くなっているということは、この数字になるということは何となく分かると思うんですね。当然、返していかなければならないから減債基金のところに入れている。私一番最初に言いましたけれども、ただ財政調整基金というのは沢山の目的の基金がありますけれども、特段に目的を明示していない基金だということを、やっぱりそこは重要だと思うんですよね。ということは雑駁に言えば何にでも使えるじゃないかと、それが30億円だぞという話しなんですよ。財政調整基金だけを見たら全然違うですよ。減債基金が多いとこはありますよ、確かに。でも財政調整基金を見たらやっぱり一位ですよ。24億円の時点で1位です。やっぱりこれをどう活かすか、つまりこれからそれじゃ公共施設、改修しなけりゃならんとか、これから情勢がどうなるか分からんというんで積んであるんであれば、それは私こう言ったら、ちょっと言い過ぎかも知れないけど、ただ積んであるっていうだけなんです。やっぱり活かしてほしいということが私の要求なんですよね。それ活かすためには何か、町の政策の目的ってやっぱりね、介護だとか、医療だとか、教育だとか、そういったことじゃないですか。やっぱりそこにどう活かすかって言う視点があって、そして現実、いま現実に町民がどうなっているかということを洗い出すということが、それじゃこの中から、財政調整基金をこれだけ取り崩して、何とか体制をとろうという発想が生れるんですよね。そう思いませんか。それで私中でも言いましたけれども、色々な町民がちょっといま困っていることを、もちろんそれは私達議員の仕事ですから、こういうことがあるというんで要求をしていくわけです。ところがその要求に対して、例えば会計、それぞれの会計がありますけれども、会計の中で健全な会計がそれじゃ保てないということが結構あったわけですけれども、でもそれはね、町全体のつまりここに基金、お金があるじゃないかという、それじゃ何とかできるというのが私の考えなんですよね。どうなるか分からないものに向かって、まだ積み立てるつもりですか。今度、元気臨時交付金というのも来ましたよね。ひょっとしたらあれも、多分あの分だけ増えているんで、私は心配しているんですよね。また基金に積まんだろうなと思って。やっぱり町民の生活支援に使うんだ、どんだけ使うかっていうのはありますよ、もちろん町長のお考え一つですよ。ただ、やっぱり今ちょっと大変だっていうの誰が見ても分かってるわけですから、そういう姿勢で基金を見ていくということは私ね、絶対必要だと思うんですよ。一言あれば是非、私はそういうふうな使い方が絶対必要だと思っているんですけれども、町長そういう考えに対して何かありますか。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

私の考えはもう全て言ってるんですよね。別に貯めっぱなしにはしませんよと。必要なことには使っていきますよと言ってるんですよね。もう何回も繰り返しますけれども、公共施設が建ってから年数が経過して、大規模改修をしなければならない時期に来ていますよと。それも一つや二つの施設ではないですよと。それから今後本町においても大きな財政需要が見込まれる中での大型事業についての財源にも致しますよと。これから到来する高齢化社会に対しても財源に致しますよと言ってるんで、別に私は使い道をきちっと私の考えを言ってるんで、これ以上私は回答する中味は持ち合わせておりませんので、御理解いただきたいと思います。

質問 1番 福原峯雄

肝心なことになると抽象的になるんですよね。これから見込まれる大型事業って一体何を想定しているのですか。私はそこに生活支援のそういう体制を作ることに充ててほしい、具体的でしょ。何を言ってるんだろう。何のことを指して言ってるんでしょう。是非、御回答願います。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

これも私先ほど言いました通りですね、住民、先般図書館を考える会から提言がありました。図書館をどうするかの問題もありますし、それから前々から住民要望があります、いわゆる老人福祉センターの建設も考えていかなければならない問題もありますので、私先ほどこれ言いましたよね。それをぴしっとお聞きいただきたいと思います。そういうもの諸々が出てきますよ。そういうことで今後本町において財政需要が見込まれるというふうな表現をしましたし、それから大型事業の言葉も使っておりますので、是非、御理解をいただきたいと思います。

質問 1番 福原峯雄

具体的に老人福祉センターの老朽化っていうのは、具体的に出したのは初めてですよね。ちゃんと言ってますということ、やっぱり肝心なことになると確かに色々老朽化の問題もあるでしょう、あるでしょうけども、殆どは補助金なんかも込みでやる仕事だと思うんですよね。本当にこの中でやる、できると言うと、こういった制度上の様々な生活支援になってくるだろうと思うんですよ。やっぱりそのことも含めて、これから起こってくるという中にですね、益々高齢化が進んでくるわけですから、子供が段々少なくなったら困るんだから、途中の方の図書館もそうですよね。そっちの方のつまり生活支援の側に向けた基金の使い方も大きく視野に入れながら進めていっていただきたいと思うんですよね。もちろんこれから町民の要求なんかをどんどん議会に届けたいと思います。これがそう簡単に、これから先の問題なんだっていう、つまり生活支援というのはね。これから益々こういう需要が増えていくんだということも視野に入れながら、これからの私の要求も真剣に答えていっていただきたいと思います。そのことを要求して最初の質問は終わりたいと思います。

出典:雄武町議会 平成25年9月議会 2013年9月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる