みんなの議会

雄武町議会 平成19年3月議会 2007年3月12日

国旗・国歌について

2007年3月12日、雄武町議会の一般質問で、工藤光治議員が「国旗・国歌について」質問し、教育長 片岡靖夫、町長 田原賢一が答弁しました。

質問者
工藤光治 議員
答弁者
教育長 片岡靖夫、町長 田原賢一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 11番 工藤光治

11番、工藤です。通告してありますテーマについて順次質問したいと思います。初めに国旗国歌についてでありますが、まず思うことはですね、最近10年ほど前からこの国旗国歌の問題で世の中が少し騒がしくなってきたと。雄武町でもこんなことが起きなければいいなと思いながらの質問でございます。実はですね、昨年の3月の予算議会、予算審査特別委員会、総括質疑の中でこの問題が取り上げられたと。これは教育長覚えてますよね。教育委員会の指示に反する者は処分せよという質問だった。教育長はそれに応える答弁をしたんですよ。と記憶してるんですが、それはどうですか。覚えてないかな。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

確か私はそういう意見を言った記憶もあります。ちょっと揺れてる部分もありますけど、大変申し訳ありません。国旗国歌については強い意志で私共も学校に校長を通じて指導を致しております。強く指導致しております。

質問 11番 工藤光治

その頃はですね、処分せよということで良かったんですよ。その後変わってましたね。それで今定例会の初日に教育行政執行方針の中で、校長先生を通じて各先生方に国旗国歌について指導したと言っておられたんですが、どんな指導されて、それからその指導せって言うのはどこから命令というか、指令というのが来るもんですか、お答え下さい。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

国歌国旗の指導につきましては、学習指導要領にきちっと国の方から入っております。それで道教委の方から網走教育局を通じて私のとこにこういう指導しなさい、こういうふうにしなさいということで指導が入ります。

質問 11番 工藤光治

今はですね、安倍内閣総理大臣が美しい国を作ると言っておりますね。こういうことで雄武町に7つある小中学校で色んな問題が起きてきたら困るわけですよ。そういう意味でお尋ねするんですが、国旗国歌というのは、法律はどんな法律ですか。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

国旗国歌に関しましては、これまでも我が国の国歌、それから国旗国歌の意義を理解して尊重するということで、私共も日本の、諸外国の国旗国歌についても同様でございますけども、日本の我が国の国旗国歌が制定されて、それを尊重して意義を理解して尊重するんだという指導を受けております。

質問 11番 工藤光治

教育長、ちょっと違うんですよ。物事なんでも円満に解決すればね、良いことだから事を荒立てるような気持ちは持ってません。だがね、国旗国歌が制定されたのは1999年の8月なんですよ。これは小渕内閣総理大臣の時で、官房長官が野中広務、最初は国旗国歌の法案を提出したんだけども、野党の反対にあって引っ込めた。ところが広島県の校長さんが教育委員会と学校の先生方の間に挟まって身動き取れなくなって自殺しましたね。それからやっぱり国旗国歌は正式に決めなきゃいかんということになったんわけですよ。教育長、覚えて下さい。それでですね、どうしてそうなったかというと、労働組合は国旗って何だと、ただの旗じゃないかと、法律で決めてないからね。国歌って何だと、鳩ポッポと同じ歌じゃないかと。こんな感じしか持たないものだから、それに県教委がやれやれと言っても労働組合が納得しない。そこで間に挟まってとうとう校長先生が自殺したということになってる。今でも各地でね、色んな問題が起きてます。最近も女の先生が泣きながらテレビで言ってましたね。あれは泣いてもだめだ、あれは。あれは裁判の方が本当だと思う。私は古い人間だから昔のことよく分かるんですけどね、これは思想の衝突だと思うんですよ。戦前の皇軍、皇国、そういう感じのものがずっと引きずっていて、だから今でもなかなか直らないというのは現実だと思うんですよね。私最近ですね、初めて色々調べて分かったんだけども、アメリカである青年が星条旗に火を着けた、国旗ですよ。どんなことになったか教育長分からないでしょ。裁判にかけられたら表現の自由だって終わってるんですよ。さすがにアメリカは自由の女神というでっかい像をもってる国だなと思って大変に驚いてるんです。それからですね、最近、東京都の教育委員会が提訴した問題知ってますか、あれどうなりました。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

東京都の問題につきましては提訴した先生方の勝ちったらおかしいですけど、そういうふうに決まりましたね。そういうふうに、そう記憶しております。

質問 11番 工藤光治

今、教育長が言ったように勝ったことは勝ったんです。勝った理由がね、これまた問題だろうと思う。私は当然だと思うんだけどね。このことはですね、憲法に定めた思想良心の自由の侵害であるということで高教組が勝ったんだと。400人。それだけでなくてですね、この裁判官は4百何名の先生方に1人3万円ずつ損害賠償を払えということまでやった。これは教育長はどう思いますか。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

また難しい話で申し訳ないんですけども、これはお金を払えというのはちょっと私は考え方がおかしいかなと、こう思ってます。

質問 11番 工藤光治

町長はどう思いますか、今までの論戦を聞いて。町長はね、何でも知ってなきゃならない立場だから、知ってるとも思うしね、お答え下さい。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

最高裁の判事でないんで、非常に答弁に窮しますけども、何事もお金で解決するというのは如何なものかというふうには認識はしておりますよ。

質問 11番 工藤光治

お金払えってことまではね、私もやっぱりよくないんでないかと、どっちが正しくて、どっちが正しくなかったという程度のことでね。これ裁判の決定だから仕方がないんだけども。それでですね、先ほど野中広務官房長官の話をしましたけどね、こっから間違いが始まってると私は思うんですよ。それはどういうことかと言うとですね、国会で国旗国歌法が成立したと。その時に言ってるのは、これは強要するものでは、強要する立場に立つものではないと言ってるんです。これ知ってるでしょ。ところがやっぱり昔好きな人がいるんだと思うんだけどね、強要してしまった。それでこんな結果になったんだと私思うんですよ。だから仲良くやっていこうと思えばね、こんなもの仲良く出来ると思う。特にですね、骨子について申し上げますが、国旗と国歌は強制ではなく、自然の内に国民に定着させるというのが、国旗国歌法の制度主旨で学習指導要領の理念となっている。学習指導要領にこれが理念になっているんだから、だから教育長もちゃんと動いてほしいと思う。やってるんだろうと思うけどね。それから入学式や卒業式で国旗への起立、国歌斉唱を強制する東京都の教育長の通達や高校長の職務命令は教育基本上に違反し、思想良心の自由の侵害だと言ってる。こうなってくると私もちょっと困っちゃうんだけどね。国旗掲げる時に外行っていようかということになるよね。やっぱり起立するだろう。歌う時も起立するだろうと。だからこういう問題についてはまだまだですね、色々何て言うかな、終演するまで時間が掛かるんじゃないかと思う。ただお願いしたいのはですね、何て言うかな職務命令みたいなものでね、強制するということになると混乱すると私は思ってるんですよ。実はですね、私のことなんだけど、小学校5年生の時に泰安殿に最敬礼しなかった。これは忘れてしまったんだけども、鼻血出るほど殴られてへたばるほど一生懸命やったら、その校長さんは北見の近くで後に町長やりましたけどね。殴られた時に何でか分からなかったの。何で殴られたのか全然分からない。だから謝りようがなかったんだけども、向こうは、殴った方はですね、強情だと、拒んで頭を下げないということだったんだ。それで思うのはね、強制というのはだめだと思う。大抵分かるわけですから、人間だから。それから最後になりますけれども、昨年の10月だったと思うんですけども、天皇陛下が出席して秋の園遊会というのありましたね。その時に将棋の名人というか棋聖というんだけどね、その人が天皇陛下の前に行った時に早速国旗国歌をですね、全国的に一生懸命になって広めたいと言ったら、これは教育長、テレビ見てました。天皇陛下なんて行ったかと言ったらね、そういうふうに強制したらだめだと言ったんです。ところがこの米長名人はですね、またしゃべった。ちょっと大きな声出してね、そうはするんでないと言った。私はこれが最後の結論でないかなというように思ってるんですよね。だから自然に広がっていくというのは一番良いことで、私も日本人だから、そういうふうには願ってはいる。一時期社会党に入った時もあるけども、正直。こういうことが原因でやっぱり走ちゃった。村田さんのとこまではいかない、途中で止まったけどね。日本人であることには変わりはないんだからね、やっぱりむちゃくちゃなことはしない方が良いと思う。最後に教育長と町長、両方お答え下さい。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

国からはある程度の強制的な指導がまいっておりますけれども、私の考えではただ強制は実は職務命令は掛けられません。あの場合は。それで職務命令に近いような指導の仕方はしておりますけれども、決して強制をしてるということでもございません。ちなみに私も社会党を応援してた時代もありますけれども、そういうことじゃなくて、一言多いといわれますけれども、今君が代は、私の考えでは君が代を教えるも出来ない先生方が他に国体に行ったら君が代の歌も歌い、旗も振ってると、こういうのはちょっと貴方達おかしいですよという柔らかくですね、指導をしているところでございます。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

私も強制というのは如何なものかというふうに思っております。ただ私も学校の入学式、卒業式に出席をさせて頂いておりますけども、子供達を起立させて教師が起立をしないということ自体がおかしいですよと思ってるんですよ。国旗が掲揚されてるか、国歌が歌うのか以前でね、以前で。子供を起立させてね、先生が座ってる、この構図はね、異様ですね。ですから教師が歌わなくてもいいですよね。子供を起立させたら自分も起立すべきです、儀式ですからというふうに私は思ってます。そこで国旗も国歌もですね、私は大事なのは、大事なのはやっぱり畏敬だとか尊厳だとか、そういうものが生まれて初めてね、必然的に国歌を歌うとか、国旗を掲揚するということに繋がっていかなければなかなか難しいんでないかと。それには色んなこと言われておりますけども、やっぱり家庭教育も大事ですし、社会教育も大事ですし、やっぱり学校教育も大事だと思いますけども、そういう日本人を是非醸成して頂きたいなというのが私の思いでございます。はい。

質問 11番 工藤光治

教育長も町長も答弁なかなか立派だなと、正直そう思った。私も先ほどちょっと言いましたけど、小学校5年生の時、殴られた時はね、絶対国旗があっても起立しなかった。それから歌わないし、教育勅語久々に見たって、ああいうふうになっちゃうんですよ。だから今の教育長、町長の答弁聞いてね、私はもう納得しましたのでその方向で進めていきたいと思います。

出典:雄武町議会 平成19年3月議会 2007年3月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる