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雄武町議会 平成18年12月議会 2006年12月13日

義務教育における産業教育について

2006年12月13日、雄武町議会の一般質問で、工藤光治議員が「義務教育における産業教育について」質問し、町長 田原賢一、教育長 片岡靖夫、管理課長 安田伸雄が答弁しました。

質問者
工藤光治 議員
答弁者
町長 田原賢一、教育長 片岡靖夫、管理課長 安田伸雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 11番 工藤光治

11番、工藤です。花田議運委員長が私の身体を考えてくれたんだと思いますが、ちょっと休憩をして頂いて大変助かってます。実は腰痛でかなり酷いんですよ。最後まで何とか質問を終わらせたいと思います。実は私の質問は教育委員会に対する質問が主でありますが、時には町長にもお尋ね致します。その質問のテーマはですね、義務教育における産業教育についてということでございます。これは今までこういう質問は私もしたことないし、殆ど無かったと思うんですよ。古い人間はですね、このことについては十分に理解してると思う。私がこの質問をしたいという根拠はですね、04年に道の教育委員会が産業教育を振興させるという方針を打ち出したから、これは大っぴらに聞いてもいいということになったわけです。それでですね、道はなぜ義務教育に産業教育をするかということについて少々調べてみたんですが、国は今、いざなぎ景気で1年12ヵ月の5年ですか、60回ぐらいになるだろうと、非常に好景気だと言ってるわけですけれども、沖縄と北海道は全然だめなんですね。はっきり文句言うとですね、国は大企業のIT産業ですか、家電ですとか、あるいは自動車産業とかいうところだけ見て、他の産業は見ていないと。これは全く私は国がおかしい、そこにですね、今言ったように沖縄と北海道は非常に失業率も多いし、有効求人倍率も低いし、特に北海道においては西紋が非常に悪い。網走管内で今年の春調査したところによると、新しい会社を立ち上げるというのはないんです。どんどん減っていくと。道はこういうことをおもんばかって義務教育について産業教育を行うという方針を立てたわけです。それで町長ね、この質問について背景をちょっと申し上げたいんですが、道央にある市が今年6月、630億円でいわゆる倒産したと。名前言うのはちょっと遠慮しますけど、赤字再建団体になったわけですね。最近また新聞の報道によると財政に貢献させるために職員の数を減らしたいと。職員のアンケート調査を取ったら85%が辞めたいという。もうこうなったら町長ね、本当に自治体でなくなっちゃいますね。私はこれはちょっと関係ないんですけども、選挙で選ばれたチェックする機関の議会、それから行政に責任を負わさなければならない執行機関が、ちゃんと選挙で選ばれていながら私その市町村について言う立場でないけども、もって他山の石とすべしいう意味で言うんですけども、非常にこれ恐ろしいことだと思う。町長も先程ですね、古い言葉で言っておりましたけれども、私もちょっと申し上げますが、散り散り貧乏火事より恐いという諺がありますね。今申し上げた市がですね、火事だとすると今の雄武町ははっきり言うと散り散り貧乏の状態だと思うんですよ。ただ雄武町だけではないんですよ、これは。西紋、それから北海道、沖縄全部そうなんですよ。そこで産業教育というものをすることによってですね、新しい産業が生まれたり、自主自立の精神が生まれたりするというふうに私は思うんですよ。その点について町長はどう考えますか、まずお答え頂きたい。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

これは早くから言われておりますけども、町づくりは人づくりが基本だというふうに言われております。その考えは今も変わっておりませんで、本当に素晴らしい町というのは、やっぱり素晴らしい人を作ることだと思いますから、それは地域に密着した人づくりです、基本は。

質問 11番 工藤光治

教育長なり教育委員長なり、ちょっとまたお答え下さい。この産業教育について。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

私も産業教育は大変素晴らしいっていうか、今、事務方の方から詳しく説明致しますけれども、既に実は学校では産業教育を取り入れて実施をしております。議会に報告は致しておりませんでしたけれども、全ての産業に対して、雄武町のまず産業を知るべきだというところから産業教育はもう10年以上前から実は小さかったり、学校によって小さかったり大きかったりしますけれども、取り組みがありますけれども、殆ど実施をしている状況です。これからも出来れば雄武町にその産業の教育を受けた者がですね、高校、大学へ行って、雄武町に来て、是非ともアイデアを凝らしながら企業をやって頂ければ大変有り難いんですけれども、そこまで義務教育の段階では現在その産業教育を授業の中に取り入れてやっているというのが現状でございます。

質問 11番 工藤光治

私は古い人間だから、70年前に小学校5年生だったんです。それでその当時の産業教育というのはどんなふうにやったかということで申し上げますが、芋、人参、南瓜、桑ですとか、全部倉庫に入ってまして、そこで起こして種を植えて、出来たものは食べるということです。そしてその前にですね、木、金、土の最終日に産業教育やるんですが、農業ですけどね。学科をやる、これは野菜でも何でもそうですけれども、窒素リン酸カリがなかったら育たないと。日本は資源のない国だから肥料がないので、野草を買ってきて堆肥を作ってやるんだというふうなことも全部習ってるんですよ。その当時の先生方はね、私は非常に偉いと思うんだけれどもね、玉葱を入れたことあるんです。町長知らないでしょ、玉葱は、種は、分からないと思う。ゴマ粒よりももっと小さくてテカテカ光ってるんです。共栄で植えてる人がおりますがね、お婆さんで。この玉葱を植えて、全校生徒が驚いたんですけどね、ちゃんと丸くなってきて、そして茎が実が栄養が行かないように踏みつけて、ちゃんと球根になる、これをみんな持って帰ったという教育もしてるんですよ。それからですね、突然、教科書全部机にしまって、外へ出てやってたんですね。そうすると前浜で、これは先生がきっと地引き網で、引き網と言うんですか、ちゃんと連絡取ってると思うんですけど、行って引き網手伝うんです。帰ってきて、あの魚は何の魚だと、これは回遊魚というもので全部説明するんですね。私は本当に今思うとそういう教育は非常に良かったと思うんですよ。これ実際そうなんですが、私の高等2年で卒業したの10人ですが、10人の内5人、町外で実質やってるのが2人、それから地元雄武でやってるのが3人です。半分の人間がね、ここで自営業やるということはね、これは大変素晴らしいことだと思うんですよ。教育委員会の方にお尋ねしたいんですが、今後ですね、どんなふうに産業教育をやっていくのかと。私の見た目ではばらつきがありますね、やっぱり。これは仕方ないと思うんだけど。系統立てた産業教育というものはする必要があるだろうと。それから年に1回くらいはですね、やっぱり発表会で、その結果をですね、我々委員会の方にも、議会の方にも連絡あれば行きますから。そういうことも必要でないかと思うんですが。どうですか、委員長でも良いですか、答弁。

答弁 管理課長 安田伸雄(管理課長は2008年6月まで)

今の義務教育における産業教育、これに関する事業内容なんですけども、実は総合学習時間というのがございますけれども、その中で小学校3年生以上は3時間、それから中学生については4時間程度を週に持って良いですよというでは中からですね、各小学校、雄武町においては各小学校、中学校とも総合学習時間の中で産業教育を実際はやってるところでございます。それで具体的にはですね、小学校におきましては公的施設の見学だとかですね、あるいは福祉施設の見学、それから店舗におけるゴミ処理の取材とか雄武ダムの視察とかですね、それから酪農家の訪問、実習、それからアサリを掘ったりですね、あるいは漁業から寄贈して頂いた魚を使っての解剖とか、植物の消化とかですね、色々な総合学習の中で取り入れてやっているということで教育委員会としては、産業教育の位置付けとしてはそこを位置付けして捉えているところでございます。今後においてもですね、この総合学習の時間の中でですね、産業に関わる事業をですね、今後とも継続してやっていくというのが基本的に考えておるところでございまして、その報告についてもですね、今後機会を得てですね、議員さんの皆さんに報告していきたいというふうに考えております。

質問 11番 工藤光治

今の教育委員会の答弁はそれでいいです。実はですね、町長ね、この質問をしようという動機についてちょっと申し上げますがね、昨年の6月、新しい産業を興せ興せと私しつこく言うもんだから、町長は腹立てて、水の飲まない馬に水を飲ませることは難しいと言ったんですよ。それはそうだと思う。それで調べてみたら町長ね、水を飲まない馬に水を飲ませる方法あるんですよ。これちゃんとあるものですね。馬は砂糖も塩も食べるそうです。塩一緒に飲ませるとね、すぐに水飲むそうです。だからこれ町長に言ったって釈迦に説法だからいいんですけどね。やっぱりこの産業教育というのはですね、諦めてしまったら駄目だと思う。それで昭和35年の人口がですね、1万518人、当時の議員定数が22ですから、来年の四月から12になりますね。それから小学校、中学校合わせて、全部で13校です。今7校に減ってしまったと。何としても町長ね、双肩に掛かってると、産業振興というのは。町長ね、なぜ失敗したと思いますか。悪く言う意味でないですよ、参考にしたいという意味で聞くんですけども、町長はどう思いますか。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

的確に答弁できるかどうか分かりませんけども、私の思いの中でお答え致しますけども、やはり山間地特有のそういう思いであったんだと思いますよね。あの当時は恐らく私達の生活レベルよりも何段階も上の生活レベルをしておりましたよね。それはずっと代々住民も受け継いだんだと思います。要するに危機意識が芽生えるまでに相当時間を有したんだと思います。なかなかコメントしづらいんですけども、私の所見ですけども、そういう思いがちょっとあります。

質問 11番 工藤光治

私の見解を申し上げたいんですが、私産業1点張りということでもないけど、随分言ってるんですがね、やっぱり産業政策の失敗だと思う。これはテレビや新聞にも出てますけども、普通の産業でない、観光産業に入っちゃったんですね、大きな借金をして。ところがバブル経済の崩壊で一気にだめになってしまった。これは言っても仕方ないし、他の市町村のことについて言う立場にないから。そういうことを考えるとね、何度も言うんですけども、やっぱり産業振興しかないんですね。今日午前中は花田議員も言っていたし、高野議員も言ってたんですけど、だから何としても町長ね、新年度予算、これらについても十分に配慮して頂きたいと思うのと、もう1つはですね、町長は教育委員会が独立した機関だというのはちゃんと知ってるわけですから、一切茶々は入れていないと思って見てます。それは当たり前なんだけど、しかしこの産業教育をやるということになればですね、若干の予算は必要でないのかと、聞いたことはないけどね。でなければね、出来ていかないんでないかというふうにも思うんですけども、この2点について町長の考え方をちょっとお聞かせ頂きたい。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

何回も繰り返し、私の基本的な考えを申し述べておりますけども、やはりこれからは基幹産業ですよね。今、一つ特定的な市の話もされましたけども、私はやっぱり産業というのは連鎖しなきゃだめなんで、一つの産業に傾注しているのは非常に危険ですよ、リスクがある、それが駄目になったら全部駄目になる。そういう意味では本町はお陰様で農林漁業、そしてなおかつ2次的にも、その原料を活用して連鎖をしているというところに強みがあるんだというふうに思いますから、是非、これからもそういう取り組みを進めてまいりたいと思いますし、それから予算でございますけども、これは是非、先程もご答弁申し上げましたけども、事業審査をしておりましてね、そういう意味では教育委員会にそれだけの覚悟があれば、是非、予算の編成の段階でもですね、ご提案頂ければ、町にとってよしとするんであればですね、その分の予算処置もやぶさかではないというふうに思っております。

質問 11番 工藤光治

町長の答弁は了解致しましたが、教育委員会でその覚悟があれば、という町長言ってるんですが、覚悟あるんですか、予算についてですよ。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

予算を特にですね、たくさん設けないでやる覚悟はあります。というのはですね、工藤さんにちょっと私説明不足だったんですけれども、実は玉葱は作っておりませんけれども、子供達が芋、それから南瓜、野菜類をですね、ビニールハウスで実は各学校、菜園を作ってやっております。その収穫においてはですね、出来たときに給食の材料としたり、自分達で芋煮会をやって食べたり、授業中の時にそれを利用しております。だから敢えて今、産業教育という、大きな産業教育の柱を今から立てますと、今の子供ら産業だけを勉強して他の勉強したくないという話にもなりますので、一気にその産業教育だけを重点化するんじゃなくて、産業教育もあり、英語教育もあり、色んなバリエーションの中で雄武町に残って、これ帰ってきてですね、漁業、農業、林業だけにつく話じゃなくて、先程も言ったみたく、将来的には起業家を育てるというようなつもりであらゆるバランスを乗せた教育を実施していきたいと、このように考えております。

質問 11番 工藤光治

まさしく教育長、立派な答弁だなって思って聞いてました。それでね、あともう1点ですが、教育長も承知してると思うんですが、発明工夫展というのがありますね。これ年にどこかで必ずやってるんですよ。この間の新聞、テレビの報道でありましたけれども、小学6年生かな、傘を忘れたら音鳴らして、そして忘れた人に伝えると。これ特許取ったんですね。昔から子供は何て言いますかね、天才だと言われてるんですよ。どこかで不思議な閃きがあるんですね。そういうこともあるものですから、この発明工夫展についてはどう考えてますか、お答え下さい。

答弁 教育長 片岡靖夫(教育長は2008年12月まで)

発明工夫展につきましては私も実はテレビで、確か民放の「学校へ行こう」の番組だったかなと思います。私も見ました。子供達は発想がまた素晴らしいものが出てまいります。それから発明展以外のですね、実は道の開発工夫教育連盟というのが実はあるんですね。それで今回初めて大きく取り上げられたのは、函館の方で実はそこの学校でまずこういうものですよと教えていかなければ、何を作ったらいいのか分からないというのがありまして、それに合わせて日本弁護士会が提唱してるのは、実は子供の発明展というのがあるんですね。それをですね、簡単に身の回り、さっき言った傘とか、身の回りにある、また学校の中にある物を利用して知的財産で特許を取りましょうと、考えてみましょうと。実は後でお見せ致しますけども、こういうチラシも学校にお渡しして、そして発明を出来れば取ってくれ、参加して下さいよという実はこういう制度もあるんですよね。だけど今言ったようにみたく、発明展、発明をするのにですね、子供達の発想は素晴らしいものがありますので、なかなか大きな学校からということじゃなくて小さな学校の子供達が素晴らしい発想を持ってます。そういうところからまた取り上げていきたいなと、このように考えております。一番心配しているのが子供達で色んな工作を作っていくんですけれども、素晴らしい物もあるし、素晴らしくない物もあると。これは工作時間も増やしながら色んな発明を考えていきたい、事業を現在もやってるんですけれども、なかなかアイディアというか、素晴らしい物が生まれてないということでございまして、特に発明ということじゃなくて、ちょっと話やりますけども、先程も出ました実は栽培の記録の実施だとか報告会だとか、それは各学校全てでないですけれども、例えば共栄、栄丘小学校等におきましてはですね、全て1年生、2年生の子供達が1ヶ月かけていわゆる花の成長記録を取ったり、そういうものも発表しております。ただその中でまた発明の問題が出てくるんではないかと思いますので、今後も学校長を通じて取り進めてまいりたいと思っております。網走にも実は支部がありますので、そういう方達の最初指導を受けないとなかなか出来ないということもございますので、今後取り進めてまいりたいなという考えを持っております。

質問 11番 工藤光治

私が思った以上にですね、教育委員会は積極的に考えてるし、やってるんだなと、認識が足りなかったかというふうに思うぐらいで、今の答弁で十分ですから、明年度以降ですね、是非頑張って頂きたいと。それから議会の方にもね、報告した方が良いと思う。全町的に何て言うかな、そういう時にある時には連絡すれば機会があれば行きますので、大いに期待して私の質問は終わります。ありがとうございました。

出典:雄武町議会 平成18年12月議会 2006年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる