雄武町議会 平成18年12月議会 2006年12月13日
雄武町の危機管理について
2006年12月13日、雄武町議会の一般質問で、加藤孝義議員が「雄武町の危機管理について」質問し、町長 田原賢一、住民生活課長 葛西隆が答弁しました。
- 質問者
- 加藤孝義 議員
- 答弁者
- 町長 田原賢一、住民生活課長 葛西隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 5番 加藤孝義
5番、加藤孝義でございます。通告に従いまして一般質問させて頂きたいと思います。ここで題名は雄武町の危機管理についてというような題を出したわけでございますけども、最近におけます防災対策についての実は中味でございます。今回の一般質問の5名の議員の中から3人の方がこの議題について質問されるというようなことで一部重複するようなことがあるかも知れませんけども、お許し願いたいと思うわけでございます。初めに最近、危機管理の問題が様々な取り上げられてまいってるわけでざいます。地震をはじめ風水害、火山の噴火、津波等々の自然災害はもとより武力攻撃、大規模テロの頻発といった連日の報道を見聞するにつけ、多くの人命に影響を及ぼす危機管理というような中味もございます。また一方、自治体に関係いたします、関係者における身近な危機管理と致しましては、新聞報道にあります通り談合の問題、あるいは汚職、公金着服、セクハラ等々、いわゆる不祥事が起きてる危機管理もございます。また、これらに対する他にも色々あるわけでございますけども、いずれにいたしましても発生そのものを事前に察知して具体的に安全対策を立てることが重要だというふうに思うわけでございます。また、更に発生時の対応、事後の問題処理についても重要なことでございます。今回はこの中での危機管理という中で、自然災害に対しての構えと言いますか、雄武町の危機管理について質問させて頂くというような中味でございます。顧みまして最近の災害についてですけども、我々の頭にも新しいところですと、平成16年9月8日に台風18号による北海道の広い範囲を暴風圏に巻き込み、全道、本町に多大な被害をもたらせたことも非常に新しい記憶で残るわけでございます。18年10月6日から9日に掛けては北海道を通過致しました異常低気圧によって秋鮭等の漁網の被害だとか森林被害が発生しているということもございましたし、18年の11月7日には佐呂間町若狭地区での竜巻が発生して9名の尊い命が奪われたと同時に多くの建物が被災に遭ったというようなこともございます。また18年11月の15日には千島列島におきましてマグニチュード8・1の地震が発生致しまして、本町でも20時50分に津波警報が発せられ、それらに対する災害対策本部も設置し、避難勧告が行われたわけでございます。幸いにして大きな被害もございませんでしたけども、どうも最近非常に身近なところで短期間の間に自然災害が発生しているわけでございます。これも振り返ってみますと偶発的に発生しているんではなくて、案外地球規模での地球の温暖化と申しますか、最近よく言われているようなことも遠因に、遠くの原因としてあるんではなかろうかと思うわけでござます。そこで質問ですけども、近年、雄武町、道内、国内、国外で自然災害が多発してますが、どのような感想を町長さん、お持ちかというこということが1点、また自然災害から町民の生命財産を安全に守る責務があると思いますが、これらに対する常日頃の覚悟と言いますか、お考えをお聞きしたいと思うわけでございます。
答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)
災害についての感想ということでございますけども、自然災害においては私も二分できるのかなというふうに思ってるんですよね。1つはある程度予測が出来る災害、それからもう1つは予測不可能な災害だというふうに思っております。どちらの場合もですね、やはり住民の生命、安全が最優先であるわけでございます。従ってその為にどういう体制を整えるかということでございますけども、いずれにしてもどちらにしてもですね、やっぱり初動体制の在り方がその後に大きく影響いたします。結果としても大きく差違があるというふうに思っております。従って、その初動体制の確立をですね、どうするかということがこれから防災計画を踏まえてハザードマップや防災マニュアルに組み込んでいかなければならないんだというふうに思っております。そこで先の議員の質問にもお答え致しましたけれども、行政体制だけではなかなか不十分なところがあるわけでございます。従って地域住民との連携の中でですね、やはりこの対策を講じていきたいというふうに思ってますから、防災計画についても、ハザードマップについても、防災マニュアルについてもですね、行政側の押し付けでなくで、地域住民との意見を聞いてそれを作り上げるということを主眼にしたいというふうに考えております。
質問 5番 加藤孝義
これらについて、後ほど質問しようかと思うんですけども、色々と今回の防災が、防災と言いますか、災害がある度に実は雄武町の地域防災計画なり水防計画というものを一通り見て、なるほどなというようなことを思ったわけでございます。先程言いました危機管理の為に平素から様々な取り組みをしなければならないことでございます。事態が発生してから混乱することじゃなくて、先程、町長さん言われました、初期出動と対応をうまくやらないとまずいというようなことが平素から極めて重要であるというようなことかと実は思ってるわけでございます。普段ですと何も災害がない、事故のない時には、何も検討していないし、準備もしていないと。けれどそんなことはそう起こらないからきっと大丈夫だろうということを我々実は思いがちですけども、こう短期間に色々と大きな災害ができますと、やはり予防に勝るものはないというようなことで出来るだけの準備したんだから、いざ事が起きても落ち着いて対処できるというような段階まで我々の感覚なり準備も必要というふうに考えるわけでございます。そういうような感覚で行かなければ今後ならないということでございます。そこで雄武町の防災に対してどういうようなものがあるかということで、実は普段はこれらについて勉強も大したしない中でしたんですけども、本町にありますものにつきましては雄武町の地域防災計画並びに雄武町水防計画というものが基本になってあるわけでございます。実はその中を色々見てますと非常に細かく上手に書いてあるわけですけども、いざ我々がこういう事故に、事件にあった時にどう対応したらいいだろうかというようなことが、実は普段から勉強もしてなかったし、経験もしてなかったというようなことで非常に戸惑いがあるんじゃないかと思ってるわけでございます。この計画書の中味を見ますと、最終的には地区別、これらの地域防災計画の一般住民の情報通信計画ではですね、地区別情報等連絡責任者として自治会長に一応委任するというか、任せてるというようなことが書かれてるわけでございます。それでその連絡責任者というのが一応自治会、末端では自治会長だと、それから各自治会の会員に伝達するんだというような中味が書いてございますし、また責任者の任はどんなことかと言いますと、地区内の防災に関する情報の通報だとか、あるいは災害情報の収集及び伝達についての協力、応急対策についての協力、被害状況調査についての協力というようなことで漠然と実は書かれてるわけでございます。実際問題、この前の津波の警報頂いた時に町の方から私自治会長させて頂いてるんですけども、こうこうこういうわけで国道の下の方につきましてはこういうような避難勧告を出しましたから、それに従って下さいという連絡があったんですけども、いざこういうことの訓練が全くなされてないものですから、各班長にも連絡しないで様子を見ようということで実は見たわけでございます。それで先月にありました全町の自治会長会議でも4名の自治会長さんからも実はこれらの災害の避難勧告を受けたんだけども、どのようにしていいかよく分からないと、それこそ初期出動がどのようにしていいか慣れてないから分からないというようなご意見もあったりして、私自身も具体的にどうしたらいいだろうかというようなことに迷いを覚えたわけでございます。この度のことにつきまして一応避難勧告が発せられまして、町民はそれぞれの避難所に避難されたわけでございますけども、先程の行政報告の中では714世帯の1680人に対しまして、17施設に280人が避難されたというようなことの報告があったわけでございますけども、今回の災害対策本部長としての町長さんがこのような避難勧告を発令されまして、町民がどのような行動をしたり、どのような感じ方をしたかというような感想ございましたら、お聞きしたいと思うわけでございます。
答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)
感想というのは非常に不謹慎だというふうに思っておりますから、私が受けとめた範囲の中では非常に地域の住民は協力的だ、そういう結果を聞いておりますし、先程の議員の先の議員の質問にもあったわけでございますけども、自治会長を通じて地域の住民に伝達をお願いした段階でもですね、自治会長自らが1軒1軒住民のところに訪問して、そして自治会長の指示に従ってくれたと、そういう報告も受けております。私、先程もご質問の中で雄武町も平成16年9月に最大瞬間風速51・5メートルという不名誉な記録ですけども、この辺からですね、災害に対しての構えと言いますか、そういう意識が非常に住民側に浸透してきたのかなというふうに思っております。日本の諺で裏腹なのは例えば喉元過ぎたら熱さ忘れるというのと、備えあれば憂い無しというの両方があるんですけども、やはりそういう意味では備えあれば憂い無しの方のウエイトが若干高くなってきたのかなというふうに思っております。これは災害があったからだというふうになればですね、非常に解釈が難しいとこですけども、やっぱり危機意識が高まってきたんだというふうに思っておりますから、これからもそういう意味で町民の協力を頂く為にはですね、ただ防災計画にある情報を紐解きながら住民に避難をさせるということではなくて、もう既にイメージの中にあるんだと、何が最優先するのかということから進めていく為にはですね、行政だけでなくて、是非、町民の皆さんの協力も頂きたいというふうに思っております。
質問 5番 加藤孝義
自然災害そのものの中にも事前に予測できるものもあるし、あるいは突発的にもできるというようなことも私もそのように思うわけでございますけども、その為にやっぱり最近のようにこのような頻度で発生しますと我々町民そのものが備えあれば憂い無しというようなことを常日頃持ってないとまずいというように理解してるし、そのような教育もお互いにしたり、勉強しなければならないと考えてるわけでございます。雄武町では現在の段階、雄武町の防災のしおりということで、いざという時の為にというような、これが8枚程のものが実はあるわけでございますけども、これはこれで結構だと思うんですけども、普段の教育の中よりもっと簡単の中で、うちは高波なり、あるいは津波来たら何メートル来たらどこへ逃げりゃいかんだとか、やれ洪水来たらどこ行かないかんというものを、それこそ1枚の大きなものに貼っといてもらったようなことか、あるいはもう少し察しのいいことで、これだけのことは常識としては知っていかなければいかないんですけども、咄嗟のこと見ながら、うちはこれの時はあそこに行きゃいいんだな、あるいはここへ行けばいいんだとか、あるいは持ち物はどういうもの持って出掛ければいいんだとかいうような、非常に分かりやすいようなものも一つ作って頂いたら非常に良いんじゃないかという感じはします。それから高齢者、あるいは避難に大変困難する方も実はおられるわけでございまして、これらをどうするかということは各自治会でその事前に掌握するというような中味で協力、助け合うというようなことも改めてそういうことをする必要があるというふうに考えてるわけでございます。それからこれらを先程言いました、ハザードマップだとか、あるいは緊急避難する時にはどこ行ったらいいだろうか、あるいはどういうもの持ってたら良いんだろうかというようなことの一覧表のようなものを、これはこれで結構だと思うんですけども、もっと分かりやすくやあやあどれなんだというようなことを新年度に向けて、もう一度こういう災害の多い時に考えて頂けないかというふうに考えるんですけど、如何でしょうか。
答弁 住民生活課長 葛西隆(住民生活課長は2007年3月まで)
ただ今、議員の方からご質問あった部分につきましては確かに私共も計画、ハザードマップ、マニュアル、それを作ればいいと言うような考え方は持っておりません。作れば良いという考え方持っておりませんので、それよりはむしろ今回の地震、先の低気圧等含めた中でもう少し住民の方々の意見をお聞きしながら、そういうものを作成する必要性というものを十分感じておりますし、また先程おっしゃいました高齢者とか身体の不自由な方々、避難経路等につきましても、これもやはり色々な災害がございますので、その点につきましては私共の方でそういう自治会単位、地域単位でそういう部分の意見をお聞かせ願う場を設けまして、そのような対応を図っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い致します。
質問 5番 加藤孝義
これの防災計画なんかで見ますと非常に事細かく書いているわけでございます。この中で災害が起きた時に実際どうなんだろうかということで、私自身も長いことここにいるんですけども、災害に遭ってないからよく分からんですけども、例えば医療生活必需品等の物資供給計画だとか、あるいは給水計画だとか色々あるんですけども、現在もし非常に大きな災害が起きた時にこれらの緊急の食料なり、あるいは衣類なり、生活必需品の備蓄品というような種類なり数量なり、どこに保管してるんだということの、実は不安になるようなとこがあるんですけども、具体的にどこにどのようなものがいくら保管してるんだということについて教えて頂きたいと思います。
答弁 住民生活課長 葛西隆(住民生活課長は2007年3月まで)
ただ今のご質問にありました備蓄品等につきまして、今現在備蓄してるものにつきましては毛布類含めて多少の日用雑貨等含めた、そういう現場対応用のスコップだとか、そういうものの備蓄が福祉センターにあり、あと毛布関係につきましては保健福祉課の方と含めてございますけれども、この部分につきましては大きな災害があった場合につきましては、この部分につきましては対応できる枚数につきましても今現在毛布につきましては200枚ちょっととか、そういう数でございますので、それらの部分を含めまして今後あらゆる災害の部分につきましても住民の皆さん方のご意見をお聞きしながら、これらの部分につきましても対応をきちんと整備していきたいなというふうに考えておきます。
質問 5番 加藤孝義
実はですね、この度の避難勧告等々を機会といたしましてそれなりの人と色々検討なりお話しした中味でございますけども、その中でですね、最近、雄武小学校、中学校、あるいは沢木の体育館等では暖房の電気関係になっちゃたというような、電気の暖房だということでこういう災害が起きた時に非常に停電やなんかになりやすいということについて、これらに対する暖房、今時分で行きますと必ず暖房がいるという中で電気暖房で停電になったらどうなるんだろうと、それらに対する備えがあるんだろうかというような話も出たわけでございます。そうしますと、これも電気消えちゃって広いとこがあるんですけども、電気も無ければ暖房も付かないと、そんなようなことでこれらの暖房のことは北海道ではどうしても必要だということについての備蓄と申しますか、準備、これらについてはどんなことになっているかということを教えて頂きたいと思います。
答弁 住民生活課長 葛西隆(住民生活課長は2007年3月まで)
ただ今ご質問ありました停電時の部分の災害なんですけれども、この部分につきましては確かに各学校等、電気だというふうに認識しております。この関係につきましては今後の部分の対応ということにはなりますけれども、町内にあります業者さんの持ってる発電機、それらの物の数を確認、あと暖房器具等ですね、それらの部分の数を確認しながら、その部分の供給協定って言うんですか、食料等の部分もそうなんですけれども、そういう協定の部分も含めながら、今後、調査を行って行きたいというふうに考えております。
質問 5番 加藤孝義
いずれに致しましても備えということは必要ということを認めるんですけども、財政的なことが伴うので非常に大変かと思いますけども、いずれに致しましてもこれだけの頻度で災害が発生してるということであれば、絶対的にこういうことの備蓄あり、あるいは準備をしていく必要があるというふうに実は痛感しますんで、新年度予算に向けましても精々鋭意検討願いたいというわけでございます。それから多少蛇足めいたことになるかと思いますけども、平成16年の時からハザードマップのことに石山議員から、あるいは村田議員から、あるいは今年の9月の議会でも小林議員の方からこれらについて早く準備しれというようなことで早期に対応したいという返事は頂くんですけども、現実問題何ら進んでいるように見えないというように感じられますんで、新年度に向けて早急にこれらを実施して頂きたいと思うわけでございます。以上、終わります。