音更町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月17日
再度の任用の取扱いについて
2025年12月17日、音更町議会の一般質問で、石垣加奈子議員が「再度の任用の取扱いについて」質問し、町長 小野信次、総務部長 吉田浩人、総務課長 工藤健が答弁しました。
- 質問者
- 石垣加奈子 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、総務部長 吉田浩人、総務課長 工藤健
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 石垣加奈子
通告に従いまして、会計年度任用職員の待遇改善に向けて質問をします。会計年度任用職員制度が2020年に導入され、5年が経過しました。会計年度任用職員は、一般事務とともに専門性の高い職種にも多く配置され、公務の現場を土台から支える重要な役割を担っています。しかし、会計年度ごとに公募が行われることによる雇用への不安などの課題があります。総務省の「会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアル」では、再度の任用の取扱いについて、「前の任期における勤務実態を考慮して選考を行い、その結果、再度の任用をすることは可能である」「選考においては公募を行うことが法律上必須であるものではない」と明記されています。今年9月の北海道新聞の記事では、道内では35市のうち17市が「公募は導入していない」又は「廃止」しており、公募を廃止する自治体は増加傾向にあります。会計年度任用職員の待遇を改善していくことは、公務労働の質を守り、ひいては地域住民の暮らしを支えていくことにつながります。会計年度任用職員が安心して働き続けられる環境整備のため、雇用の安定化や働きがいのある職場環境の実現に向けて、以下について伺います。1、現在の職員全体に占める会計年度任用職員の割合と、フルタイム、パートタイムの人数は。2、令和7年度における現時点の公募人数と応募人数、前年度と同じ部署に配置された人数は。3、制度導入から5年が経過し、運用の検証が必要と考えるが、当事者や職員団体からの意見聴取などの取組状況は。4、過去に会計年度任用職員から正職員へ採用された人数と職種は。また、専門性の高い業務を行う会計年度任用職員の正職員への登用を促進する考えは。5、他自治体の公募廃止状況についての研究と本町の見解は。6、令和6年第2回定例会の一般質問において、本町の会計年度任用職員は継続希望者の96パーセントが同一部署に配属されていることから、勤務実態を考慮の上、継続雇用を希望する会計年度任用職員に対する公募を廃止する考えは。以上、答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
会計年度任用職員の待遇改善についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の職員全体に占める会計年度任用職員の割合と、フルタイム、パートタイムの人数についてでありますが、今年の4月1日現在の状況で申し上げますと、フルタイムが23人、パートタイムが115人で、職員全体に占める会計年度任用職員の割合は31パーセントとなっております。次に、2点目の今年度における公募人数と応募人数、昨年度と同じ部署に配置された職員数についてでありますが、今年の4月1日の採用の現状で申し上げますと、公募人数136人に対して、応募人数が221人で、再度の任用応募した会計年度任用職員のうち、昨年度と同じ部署に配属となった職員数は115人となっております。次に、3点目の会計年度任用職員制度の運用の検証と、当事者や職員団体からの意見聴取などの取組状況についてでありますが、制度導入から5年が経過し、この間、任用条件については、期末手当の支給や職務経験を考慮した報酬体系への移行に加え、休暇制度の拡充・拡大による処遇改善を図ったほか、昨年度からは、パートタイム会計年度任用職員についても勤勉手当の支給対象としております。また、働きやすい職場環境づくりを推進するため、特別休暇につきましては、病気休暇、子の看護休暇などの有給化や夏季休暇の拡充などを実施するとともに、今年度は、育児に伴う部分休業制度を拡充しており、制度の目的に沿った運用が図られているものと考えております。当事者や職員団体からの意見聴取につきましては、会計年度任用職員本人からは、人事評価の面談や採用試験の面接時において、仕事へのやりがいや職場の雰囲気などの聞き取りを実施しているほか、職員団体からの要望には会計年度任用職員の処遇改善も含まれていることから、意見を聞く場を一定程度確保できているものと認識をしております。次に、4点目の過去に会計年度任用職員から正職員へ採用された人数と職種、専門性の高い業務を行う会計年度任用職員の正職員への登用の促進する考えについてでありますが、会計年度任用職員から正職員へ採用された人数につきましては、令和4年度が3人、5年度が1人、昨年度が2人、今年度が3人で、採用区分といたしましては、一般行政職や専門職となっております。正職員の採用に当たりましては、十勝町村会による共通試験のほか、町独自に実施する職務経験者を対象とした試験などにより、必要な人員を確保しているところであります。今後におきましても、定員管理計画の下、財政状況や多様な住民ニーズへの対応などを踏まえつつ、将来的な退職者数の動向や年齢構成のバランスなどを考慮しながら、基本的には、これまでどおり採用試験の実施により職員の確保に努めてまいりたいと考えており、専門性の高い業務を担うことのみをもって正職員としての採用する考えは持ち合わせておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。最後に、5点目の他自治体の公募廃止状況についての研究と町の見解及び6点目の継続雇用を希望する会計年度任用職員の公募の廃止につきましては、関連がありますので、一括してお答えをいたします。昨年の制度改正に伴い、道内においても、会計年度任用職員の公募を撤廃している自治体があることは承知しておりますが、他の自治体の実態や取組状況につきましては、公募の配置状況に限らず、職員の採用や処遇などを含め、今後も音更町での取組の参考とするため、その把握に努めてまいりたいと考えております。今年度における会計年度任用職員の継続希望者が同一部署に配置された場合につきましては、昨年度と同じ96パーセントとなっておりますが、公募を撤廃した場合、安定した人材確保ができるといったメリットがある一方で、職員の採用に当たっては、できる限り広く、適切な募集を行った上で、競争試験や選考により客観的な能力の実証を行う必要があることから、町といたしましては、引き続き公募により会計年度任用職員を採用してまいりたいと考えております。また、国が作成した「会計年度任用職員制度の運用に係る事務処理マニュアル」では、会計年度任用職は1会計年度ごとにその必要性が吟味される職と位置付けられており、再度の任用がなされた場合であっても、任期の延長や再度任用という意味ではなく、あくまでも新たな職に改めて任用されたと整理すべきものとされております。地方公務員の任用における成績主義や平等取扱いの原則を踏まえれば、繰り返し任用されても、再度任用の保障のような既得権が発生するものではなく、任期ごとに客観的な能力実証に基づき、十分な能力を持った者を任用することが必要なことから、町といたしましては、公募を廃止する考えは持ち合わせておりませんので、御理解いただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 2番 石垣加奈子
それでは、再質問をさせていただきます。1点目の会計年度任用職員の割合と、フルタイム、パートタイムの人数を確認させていただきました。職員全体の31パーセントが会計年度任用職員が占めているということは、町の業務の運営において行政サービスを支える重要な存在であるということを改めて確認することができました。2点目ですが、公募の人数、応募人数、前年度と同じ部署に配属された人数が確認できました。昨年の一般質問でも、継続希望者の96パーセントの方が同一部署に配置されたという答弁がありました。今年度も、今現在、昨年と同じ96パーセントの継続率という答弁がありました。これは、本町の会計年度任用職員の勤務実態が良好であることを示していると考えますが、町の認識をお伺いしたいと思います。
答弁 総務部長 吉田浩人
会計年度任用職員につきましては、専門職、事務職含めまして必要な人材、今確保しまして、常勤職員とともに、それぞれ職務に応じて役割分担しながら業務に当たっていただいております。今、議員からお話ありましたとおり、継続で応募していただける方が多いということは、本町としては安定して、そういった会計年度任用職員の確保ができているものというふうな認識を持っております。
再質問 2番 石垣加奈子
それでは、昨年の一般質問の中で、昨年の応募者数212名に対して、採用試験として一人当たり10分から15分の面接を実施されているということが分かりました。単純計算をすると、一人当たり10分の面接時間として、1時間で6人が面接できるということで、35時間ほど時間がかかる、必要になるというふうに考えます。さらに、書類審査や担当部署との調整など相当な時間を、この採用に係る時間を費やしているのではないかと考えられます。この公募選考に関して、どの程度の職員が何日間関わっているのかお伺いします。
答弁 総務課長 工藤健
公募による面接の期間、時間についての質問かと思いますが、例年、もうそろそろ来年度の公募を始めようという動きがございます。その中で、毎年1月の下旬から2月の頭にかけて面接を予定してございまして、詳しい日程等、まだ決まってはおりませんが、その期間を集中して面接する日程として、私自身も押さえているところでございます。それで、当然、公募をしておりますので、継続を希望される方には、申込書なり、履歴書ですか、を提出していただいておりますが、引き続き希望される職員に関しては、少しでも事務の簡素化を図るために、履歴書じゃなくて、総務課のほうで電子申請ホームというのを作成しまして、それを入力していただいて、それで自動で申込みがあったよというような受付をしております。それによって我々のほうの事務も軽減も図られますし、あと、その申請のホームの中にも、特に配慮すべきことだとか特記事項、そういったようなことも設けておりまして、あと私どものほうで、継続の方であれば、前の受けられたときの履歴書等もありますので、それらを参考にして、面接時のほうには活用しているところでございます。面接の時間、確かに議員おっしゃるとおり、日程等、時間がかかるものでございますが、先ほど議員の質問からありました、職員の一人一人の意見を聞く場を設けているのかというような質問もございましたので、当然その期間も、採用の試験、もちろんやりますけれども、本人からのそういった考え方だとか、体調のことだとか、そういったような聞く場も兼ねているというふうに認識しておりますので、この面接の時間は、我々としては大切な時間というふうに認識をしております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
昨年の一般質問でも、この時間、こういった選考の時間が業務に支障がないかという質問したときには、選考作業も本来の業務であり、業務に支障があることはないという答弁がありました。先ほども選考の期間が1月下旬から2月にかけて行われるということで、この時期というのは、こういった選考の作業以外にも、新年度の予算編成や各種業務の繁忙期と重なるということがあると思います。こういった時期にそういった、簡素化も図られたり、本人の意見を聞く場ということで兼ねられていると思うんですが、業務への影響が本当にないのかというのが、ちょっと疑問かなと思いました。今年9月の決算審査、令和6年度の決算審査の資料の中に時間外勤務の実績がありました。総務部総務課の年間一人当たりの時間外勤務が279.2時間、月45時間を超えた実人数が9人というような実態もありました。そういったことで、簡素化も図られているということなんですが、これをもう少し、簡素化というか、公募をやめて、こういったものを削るというようなことができないのかどうか、お伺いしたいというふうに思います。
答弁 総務課長 工藤健
面接における簡素化でありますけれども、確かに総務課の職員の時間外、多い傾向にございます。それは、この会計年度任用職員の面接だけのものではなくて、当然、業務一般というところで時間外が発生しているところでございます。その中でも、やはり職員、会計年度任用職員の面接をきちんとやることによって、やはりその面接を通じて、各担当課の意見も聞いて、それが総合的に住民サービスの充実につながっているのかどうか、それは確認する必要はあるというふうに考えております。あと、そういったところをやめて簡素化するというところも、もしかして誤った判断をする可能性もございますし、やはり一件一件、その方の任用状況だとかは確認する必要があるのではないかというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
分かりました。それでは、3点目ですが、運用の検証について答弁がありました。るる答弁がありましたが、意見の聞く場は一定程度確保できているという答弁がありましたが、以前、令和4年度の一般質問の中で、会計年度任用職員の方が労働組合、職員団体に加入しているかどうかという質問をしたときに、その令和4年のときには加入はないということでしたが、今の時点ではどうなっているかお伺いします。
答弁 総務課長 工藤健
職員団体に加入している会計年度任用職員はいるのかという質問ですが、令和4年度のときも、いないというふうに聞いておりますが、今回も、再度確認して、今現在、加入している会計年度任用職員さんはいないというふうに聞いております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
現在も加入している方はいないということで、分かりました。面接のときに本人からいろいろな意見を聞く場を設けているというものがあるんですが、なかなかその面接の場では言いづらいことなどもあるのかなというふうに考えられます。職員団体の加入は強制できるものではないんですが、そうですね、その採用の面接以外でも、そういった雇用への不安や働きやすさなどについて意見を聞く機会というのは随時設けられているのかどうか、お伺いしたいと思います。
答弁 総務部長 吉田浩人
会計年度任用職員の職場環境等について意見を言える場所が確保されているのかというお話なんですけれども、町長のほうから答弁ありましたとおり、今、人事評価の面談ですとか、継続して勤務を希望する方には、採用試験の際に、仕事のやりがい、あるいは職場内の雰囲気ですとか環境、そういったこともお聞きをしています。また、職場環境や処遇についての意見、疑問、質問等がある場合については、日頃から職員係が窓口となって、相談等を受ける体制も整えているところです。それから、先ほど職員団体からのというお話ありましたけれども、町長からの答弁ありましたとおり、この職員の処遇等について、会計年度任用職員の処遇等につきまして、要望、要求が併せて提出されておりますので、制度の運用等に対する意見等については、我々としては一定程度お聞きしている状況にはあるのかなという認識でおります。
再質問 2番 石垣加奈子
分かりました。職員係というところで声を聞いたりだとか、職員団体との交渉なども行われているということが分かりました。4点目に行きます。会計年度任用職員から正職員へ採用された人数をお聞きしました。令和4年度から、一人から三人、毎年度あるということでした。こういった正職員へ登用するという実績について、町としては、こういうケースはどのように評価されているのか、また今後更に推進していく考えがあるのかどうか、お伺いします。
答弁 総務課長 工藤健
会計年度任用職員から正職員の採用ということでございますが、答弁のとおり、過去にも会計年度任用職員から正職員のほうに採用してございます。これは当然、ほかの一般の方、ほかの受験者の方と同じ条件で選考試験を受けてもらって、それで成績上位だったということで採用させていただいておりますので、あくまでもその正職員の採用に当たっては、同じ土俵といいましょうか。ただ、実際にこういった会計年度任用職員からの正職員の採用ということで、当然、会計年度任用職員のときも、先ほど言った面談等を通じて、勤務態度だとかも当然分かることですから、その辺は考慮して採用しているところでありますが、試験自体は、やはり同じ土俵に立たなきゃいけないというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
それでは、専門性の蓄積ということで、専門的な技術や知識の蓄積が重要な職種というのがあると思います。そういった職種については、本来、正規職員として採用し、その専門性を町として維持していくべきと考えます。その方法として、会計年度任用職員から正職員へ採用する道筋というのを見えていくといいのかなというふうに思います。その正職員へつながる道筋が見えることになると、職員のモチベーションの向上や人材の確保にもつながると考えます。例えば何年以上勤務し、人事評価で高評価を得れば、社会人採用枠の受験資格が得られるだとか、専門職として、こういった資格を取得し、実務経験があれば、正職員登用試験を受けられる、会計年度任用職員として優秀な実績を上げた場合、正職員への推薦制度があるといった具体的な要件や道筋を明確にしていく考えというのはないのかお伺いします。
答弁 総務部長 吉田浩人
今、会計年度任用職員の専門性の高い職としましては、フルタイム職員では防災・危機管理推進員ですとかデジタル化推進員、あと障がい福祉専門員、管理栄養士、図書館司書等々あります。会計年度任用職員から正職員として採用した実績、先ほどお話ありましたけれども、令和4年度以降では9名います。このうち1名は保健師、専門的な職で採用しております。あとの8名は一般事務職ということです。仮に会計年度任用職員を一般的なその新規採用職員の試験を経ないで正職員として採用する場合、これまでの勤務実態、あるいは今お話しいただきました人事評価の実績を参考とすることになろうかなというふうに思います。ただ、人事評価による勤務実績を一定程度考慮することは可能であるとは思いますが、先ほど来から出ています国のマニュアルには、人事評価による勤務実績はいかなる優先権を与えるものではないということに留意しなさいという明記もされております。やはり専門性の高い業務を担っていただいている会計年度任用職員の方につきましても、正職員として採用するに当たっては、本来の採用試験を受けていただいた中で選考採用する必要があるというふうに思っておりますので、その辺は御理解いただきたいと思います。
再質問 2番 石垣加奈子
先日、音更町が5人採用されている学校司書の方と懇談することがありました。音更町は学校司書の取組、先進的な取組をされているということで、取り組んでいることをいろいろお伺いしたところ、図書の貸出しが物すごく何十倍にも増えただとか、教職員の負担が減っただとか、子どもの居場所としての役割も果たすだとか、とても良い取組をされているなというようなことが分かりました。その学校司書の方も、聞くと、会計年度任用職員ということが分かり、これだけすばらしい取組をされている方が会計年度任用職員ということは、とても残念だなというふうに思いました。そういったすばらしい取組をされている職員が、この会計年度任用職員として頑張っておられることに対して、町の考えをお伺いしたいなというふうに思います。
答弁 総務部長 吉田浩人
先ほどもお話しさせていただきましたけれども、町の業務につきましては正職員、それから会計年度職員、両方の方で業務に当たっていただいていますので、正職員同様、会計年度任用職員の方につきましても、その職務、それから職責、それに応じて役割分担をしながら業務に当たっていただいておりますので、そこは非常に重要な役割担っていただいているという認識は、そのとおりであります。
再質問 2番 石垣加奈子
分かりました。それでは、5点目のほかの自治体の公募廃止の取組状況についての研究については、音更町での取組の参考とするため把握に努めてまいりたいという答弁がありました。昨年、私が一般質問した際には、6市のみが公募を行っていないというものでしたが、今年9月では、通告でも申しましたが、17市に増えて、約3倍近く増えているというような状況になっています。具体的にその公募を廃止した自治体が、どういった理由で行ったかということについての調査は行われているのかお伺いします。
答弁 総務課長 工藤健
公募廃止についての研究でございますが、私のほうも9月のその新聞での報道の記事、35市のうち17市のほうを公募廃止の動きがあるよということは承知しているところでございます。全部ではないんですけれども、確認はさせておりまして、大体やはり経験を積んだ職員を安定的に確保することにメリットがあるというところで、そういった公募廃止。昨年度から改正されて、それに伴って、こういうような自治体が増加しているんだなというところもあります。あと、それ以外にも、例えば勤務評価などで長期任用を認めるケースがあったりだとか、あと特定の業務のみ長期任用を認めているケースの自治体もあるということもありましたし、あと全国とかを見ましても、例えば正規職員任用に当たって、会計年度任用職員のそれ専用の枠というのも設けている自治体もあるというふうに最近、情報誌のほうで確認しているところでございます。確かにそういった動きはあろうかと思いますが、ただ、先ほど部長のほうからも言いましたマニュアルのところなんですけれども、確かに公募の省略は可能ですよというような内容については私も承知しているところでございますが、やはりその一方で、任期ごとに客観的な能力実証に基づき当該職に従事する十分な能力を持った者を任用することが求められているというようなことになっております。それで、町といたしましても、先ほど公募に対する応募、応募者のほうが当然超えております。日本全国、確かに担い手不足、労働者不足と言われておりますが、その中でも音更町で働いてみたいという職員は、実際これだけの数がいると思うんです。今回の募集でも恐らく応募者は出てくるのではないかなというふうに考えております。やはりそういった音更町で働いてみたいという人も、声もあると思いますし、またハローワークとかからも、職業を紹介する機関でありますから、やっぱりそういった新規採用のほうもお願いしますというようなところも町に届いております。そういったところも協力も依頼されているところでありますので、やっぱり均等な機会、チャンスといいましょうか、機会の付与の考え方を踏まえた適切な募集をしていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
調査した中で、公募を廃止した自治体において、サービスの質の低下だとか、不適切な人事が発生したといったような問題があるかどうかというのは調査されているか、お伺いしたいと思います。
答弁 総務課長 工藤健
実際そこまでは確認をしていないんですけれども、主に確認したところは、そこに至った経緯といったところを中心にしております。実際にその各自治体の動きは確認しているところでございまして、近隣自治体におきましても、継続者のみ面接を人事評価の業務評価に変更して運用する予定があるというところも聞いているところでございます。実際に公募廃止することによってメリット、デメリット両方あるかなというふうに思っています。当然、安定したその職員の力を引き続き任用できるわけですから、そういったメリットのことも考えなきゃいけないんですけれども、やはり新規採用の枠も確保しておかないといけないのかなというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
問題があるかについては調査がされていないということなんですが、問題があるというよりも、むしろ雇用が安定することだったりだとか、専門性が蓄積されることで、サービスの質が向上しているのではないかというふうに私は考えます。先ほどもありました北海道新聞の記事には、公募を廃止した自治体の職員の声というのも載っていました。ほっとしているという安心する声が多いというものもありましたし、窓口業務を担当する方の声としては、窓口に来られる住民の方々は様々で、公募が廃止されたことによって対応も落ち着いてできるようになったという声、あと雇い止めになるのではという不安で落ち着かなかったんですが、公募が廃止されたことによって、これからも同じ職場の仲間と働けるのはうれしいといった喜びの声がありました。こういった声で分かるように、住民サービスの向上につながっているというのが分かるかなというふうに思います。逆に廃止をしていない自治体にお勤めの方は、今後も働けるか仕事も不安に思う、公募がなくなると落ち着くというふうに願っているという声もありました。採用の枠というのも必要ではあるとは思うんですけれども、96パーセントの方が継続して採用されているということで、私はそれはどうなのかなというふうに思います。答弁の中の最後のほうにもありました、地方公務員の任用における成績主義や平等取扱いの原則について、ちょっとお伺いしたいなというふうに思います。まず、平等取扱いの原則についてですが、この原則は本来、地方公務員法第13条に規定されているように、人種、信条、性別、社会的身分、門地などによって差別しないことを意味するものだというふうに私は解釈しました。継続雇用を希望する職員の勤務実績を評価することが、なぜこの原則に反するのか、御説明いただけるでしょうか。
答弁 総務課長 工藤健
まず、実際にそのマニュアル、今年8月に改訂されたんですけれども、そういった公募を求められているというふうに記載されておりまして、その中で、公募の廃止も認められてはいるんですけれども、やはり均等な機会の付与の考え方を踏まえた適切な募集を続けていただきたいと。それと、あと国の通知と、あと先ほど言った地方公務員法の中の規定にありますが、当然それは、実際に面接とか受ける際にも、そういった、何というんですかね、そういったそこの、実際面接するに当たっても、その方の持っている、そういった職歴だとか、そういったものを全部評価して判断しているところでありますので、今まで会計年度で培ってきた、その経験とか、専門性だとか、そういったようなところは全部、判断していいものかどうかというところは難しいというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
すみません。あまりよく分からなかったんですけれども、もう一つ、成績主義のことについてもちょっとお伺いしたいと思います。この成績主義の原則についても、客観的な能力実証が必要ということですけれども、音更町では毎年、人事評価制度を実施されているかなというふうに思います。この人事評価によって十分に能力実証は可能ではないのかと考えますが、なぜ改めて公募試験を行う必要があるのかも説明をお願いします。
答弁 総務部長 吉田浩人
先ほども私のほうから答弁させていただいたと思うんですけれども、人事評価による勤務実績、これを一定程度評価して採用する。公募しなければ、そういった採用になるかなと思います。ただ、先ほど申しましたとおり、国のマニュアルの中には、その人事評価による勤務成績が、それは優先権を持つわけではないと、当たるものではないと、そこは注意しなさいよというふうなことも明記されていますので、やはりそこは改めて試験をして、客観的な成績、実態を改めて見させていただいて任用することが好ましいのかなというふうに思っておりますので、その点は御理解をいただきたいと思います。
再質問 2番 石垣加奈子
では、継続希望者の96パーセントの方が同じ部署に配属されているというのが2年連続で行われているということでした。これは既に勤務実態を考慮した適切な評価が行われており、公募という形を経なくても結果は変わらないということを示しているのではないかというふうに考えます。そうであれば公募という手続にどれだけの意味があるのか、再度お伺いしたいなというふうに思います。
答弁 総務部長 吉田浩人
先ほど、ほかの自治体の実態のお話もありました。公募していない自治体の理由としては、いろいろ先ほど述べていただきましたけれども、一つは公募選考に係る負担が大きいということ、それとあと公募で定員を満たすほどの応募がないということが挙げられております。音更町としても、職員の公募に係る事務負担、一定程度あるんですけれども、現状では、会計年度任用職員につきましては、募集人数を超える応募があります、先ほどお話ししたとおり。あと、新規で応募していただいている方も、応募者の半数近くを占めておりますので、そういったことで、公平性等も加味して、基本的に公募による選考を任用しているということでありますので、議員のおっしゃること分かるんですけれども、我々としては、そういった観点から今公募をしているということでありますので、ちょっと繰り返しの答弁にもなりますけれども、そういったことで御理解いただきたいと思います。
再質問 2番 石垣加奈子
人材の確保ということで、これは今年9月の決算のときに、職員定数について副町長から答弁がありまして、定数条例を改正して職員を増やせる状況になっているが、なかなか増えていない現状があるというような答弁がありました。若年層の退職が毎年数名出ている、内定を出しても辞退が来る、売手市場の状態といった答弁がありました。現在、正職員でさえ採用や定着が困難になっている中で、今現在は応募がたくさんあるということですが、今後、会計年度職員についても不安定な雇用形態というのが人材確保を更に困難にする要因になっていくのではないかというふうに考えますが、その点について町の見解をお伺いします。
答弁 総務部長 吉田浩人
今、定数も増やさせていただいて、業務がかなり多岐にわたる、あるいは国からの臨時的な業務は多々ありますので、職員を定数を増やしながら確保しているという状況です。町としても、やっぱり町民の多様な要求に応えていくためには、そういった必要な人員、これからも確保していかなければならないというふうに思っています。ただ、その中で、再三お話ししていますけれども、やっぱり一定の競争原理の中で、将来にわたって役場職員として長く活躍していただきたい、そういった人材を選考していくことが必要と考えておりますので、町としては、これまでどおりの採用試験を行った中で、そういった正職員の採用を決定していくという手続については、今後も変わりないかなと。ただ、今後状況が変わった場合につきましては、いろんな検討を加えていく必要があろうかなというふうな認識は持っております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
今後検討の余地もあるということで、分かりました。それでは、ILO、国際労働機関が提唱する、ディーセント・ワークというのがあります。ディーセント・ワークは、働きがいのある人間らしい仕事の実現には、権利が保障され、適切な社会的保護が与えられ、雇用が安定していることが不可欠というものです。音更町もSDGsの推進を掲げており、その目標8には、働きがいも経済成長としてディーセント・ワークが含まれていると思います。さらに会計年度任用職員は女性の割合が多いという点では、不安定な雇用に置かれているのは圧倒的に女性が多いという実態もあります。ディーセント・ワークの理念の実現やジェンダー平等の観点からも公募制の見直しは重要な課題と考えますが、こういった点から町の見解をお伺いします。
答弁 総務課長 工藤健
ジェンダーの関係と会計年度任用職員との関係性でありますが、まず今回、フルタイム23名、パートタイム115名のうち、合計で、男性の方が50人、女性88人で、男女比率でいうと約64パーセントになっております。女性の割合が依然高いのは、当然、公募の段階で男女の制限を設けているわけではございませんので、応募者も221名のうち、男性が99名、女性が122名のということで、女性のほうがやはり応募者としても多いというような状況になります。ですので、採用率のほうも、当然、率としては、女性のほうが高くなってしまいます。また、女性のほうが、例えば給与水準のほうが私どものほうで男女の差異、毎年公表させていただいておりますが、女性のほうが給与水準のほうは依然低いような状態ということは議員も承知しているかと思います。それは、会計年度任用職員の給与だとか報酬につきましては、当然、行政職給料表から引用しておりまして、その範囲内で定めることとしていまして、例えば、そのうち専門員の方だとか、作業員といった、主に重労働を伴う方の職種については、男性職員のほうが当然多くて、その方の基礎号給も高いというところがございます。逆に一般事務職のほうは圧倒的に女性のほうが多いので、そういった点で、まだ、職員の給与の男女の差異なんですけれども、令和6年度では77.1パーセント。ただ、令和5年度が73.1パーセントでしたので、徐々にではありますが、改善はされているところでございます。あと、ジェンダーといったところでございますが、職員の採用等におきましても、令和6年度の状況でいいますと、女性の採用者が全体の42.1パーセントを占めております。過去の経緯とかも40パーセント台で来ておりまして、ジェンダーに絡みまして、特定事業主行動計画、今年3月に改定いたしました。その中で職員の女性の採用率、今まで30パーセントだったんですけれども、これを40パーセントに見直して、現在も運用しているところでございます。そういったところで会計年度任用職員、正職員のところも、当然その採用に当たっては選考が主体となりますが、そういった採用率といったところにも目を向けて、採用のほうは引き続き実施していきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
ジェンダー平等の視点は分かりました。ディーセント・ワーク、SDGsの目標に関しては、どのような考えがあるでしょうか。
答弁 総務課長 工藤健
すみません。SDGsの関係ですね。SDGsのほうも、やっぱり職員が安心して働ける環境づくりというところもあろうかと思いますけれども、そういった会計年度任用職員の制度は令和2年度から始まりまして、今年で6年目になろうかなと思うんですけれども、その間、会計年度任用職員の処遇だとか、あと休暇だとか、先ほど答弁にありましたとおり、いろいろ制度を改正しながら、働きやすい環境づくりを、徐々にでありますが、してきたところであります。そういったところで皆さんが安心して働けるという観点、SDGs、その中でも、計画の中でも、そういったところの働く意欲といいましょうか、そういったようなところに少しでも近づけるように取り組んできたつもりでもございますし、今後も、そういったような方向性で取り組んでいきたいなというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
処遇の改善だとか休暇などの改善などはだんだん図られておりますが、やはり雇用の安定というのが不可欠かなというふうに思います。そこがやはり会計年度任用職員は不安に思っているのかなというふうに思います。総務省のマニュアル改訂や道内自治体の公募廃止の動き、あと先ほど言った当事者の不安の声、あと専門性の維持の必要性、人材確保の困難さなど様々な要素を総合的に考慮すれば、今こそ公募制を見直す時期ではないかというふうに私は考えております。研究するという段階から具体的な見直しに向けて一歩踏み出すべきではないかというふうに思っております。最後に、会計年度任用職員制度は導入から5年が経過し、検証と見直しの時期を迎えています。全国で、そして道内でも公募を廃止する自治体が増えているのは、雇用の不安を抱えながら働くことが、働く人の尊厳を傷つけるだけでなく、公共サービスの質にも影響を及ぼすという認識が広がっているからだと思います。本町の会計年度任用職員の方の96パーセントが継続して同一の部署に配属されているという実態は、既に勤務実態に基づく適切な評価が行われていることを示していると思います。そうであれば、公募という形にこだわる必要はなく、人事評価制度を活用した継続雇用へと転換することは十分に可能であり、むしろそうすべき時期に来ているのではないかというふうに思います。十勝管内でも先日、公募を廃止する動きがありました。幕別町で先週行われた一般質問で、会計年度任用職員の公募の見直しについて一般質問が行われ、その町長からの答弁を少し紹介したいと思います。会計年度任用職員は毎年の公募は中止し希望者は再雇用とすることについて、同じ会計年度任用職員が継続して職務を担当することにより、業務の効率性が向上したり、行政サービスの質が安定すると考えられ、更には希望する会計年度任用職員を再任用することにより、契約満了後の不安が軽減され、より高いモチベーションで職務に臨むことが期待されております。途中省略しますが、前年度から継続して勤務することを希望する方に当たっては、勤務評価をもって選考することとするなど、採用方法の簡素化を図ってまいりたいと考えておりますという答弁がありました。継続雇用を希望する会計年度任用職員の公募を廃止することは、雇用の安定化、専門性の維持向上、そして質の高い住民サービスの提供につながっていきます。音更町が率先して会計年度任用職員の待遇改善に取り組むことを強く求め、私からの一般質問を終わります。
答弁 町長 小野信次
今、石垣議員から、石垣議員の考え方としては、お話をしていただきました。今、総務部長をはじめ、職員を担当する課長さんのほうからも、我が町としての考え方もお話をさせていただきました。他の町の事例も今、隣町ということでお話をいただきました。考え方としては、そういった考え方もあろうというふうに思います。しかし、やはり先ほど何度か、もうお話あったように、働く側の考え方もきっとおありになるんだと思って、の上での会計任用制度というのも、またあると思うんです。そういう中では、公募を廃止する否かという話では、説明にもあったように、全道で35の市の中で17が廃止しているというけれども、石垣議員も、もう僕何回も言っているけれども、市の中に音更をぽんと入れたら、もう今、真ん中よりちょっと上ぐらいになっているわけでしょう。そういう中で、否かでなくて、その中で今の条件の中でどうやって人を、そしてそこに働きがいを持っていただけるような職場にしていくかという上での一つの、その会計年度任用という。この会計年度任用というのも、答弁の中でも繰り返し説明をさせていただきましたし、今、それぞれの担当部長さん、課長さんからもお話があったと思います。改めて1年1年を省みながら、互いが、その中で自分たちの、自分の評価もそうであるし、また職場の評価もそうであるし、そういった上での納得をしながら次年度に向かっていくという、それも大事な要素かなというふうにも考えるところでもあります。あわせて、それぞれの町の状況があると思います。そして特に、部長あるいは課長からもお話あったように、今、公募ってやるかやらないかという話の前に、人が、その自治体によっては集まるか集まらないかというのが、これがその大きな要因にもなっているということも説明のとおりだと思います。今、我が町としては、今日、担当部課長さんから説明があったように、今のところは、今、石垣議員がお話があったことも一つの例としては、それはもちろん研究の材料になると思いますけれども、今現況の音更町の中では、しばらくの間は、この研究をしっかりしながらやっていかないと、あたかも、この会計年度任用職員が不利な立場に追いやられているというように誤解を招くような、こういった考え方に僕はならないと思うので、それぞれの選択肢の中で、この制度を用いて働いてくださっている方々が、僕はほとんどだと思っているので、その辺も御理解をしていただきたいというふうに思います。以上。