音更町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月12日
音更町における民生委員・児童委員の現状について
2025年9月12日、音更町議会の一般質問で、阿部秀一議員が「音更町における民生委員・児童委員の現状について」質問し、町長 小野信次、福祉課長 背戸田和広、保健福祉部長 深谷邦彦、高齢者福祉課長 鎌田千亜紀が答弁しました。
- 質問者
- 阿部秀一 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、福祉課長 背戸田和広、保健福祉部長 深谷邦彦、高齢者福祉課長 鎌田千亜紀
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 阿部秀一
おはようございます。一般質問通告書に基づきまして、議長のお許しをいただきましたので、質問させていただきます。音更町における民生委員・児童委員の現状について。民生委員は、民生委員法に基づいて厚生労働大臣が委嘱する非常勤特別職の地方公務員であり、児童福祉法により児童委員も兼任し、一人暮らしの高齢者の見守りや、相談内容に応じて行政機関へつなぐ役割を担うなど、地域福祉を支えております。任期は3年であり、本町においては、欠員もなく定数の102人がそれぞれの地域で活動しておりますが、今年の12月に一斉改選を迎えます。第6期総合計画では、孤独死、自殺、ひきこもりなど、子どもから高齢者まで、様々な困難を抱える人が増加しているとの現状が示されているとおり、今日の社会問題の多くに貧困と社会的孤立との関係が指摘されるようになっています。人間らしい暮らしが豊かな社会関係の土台であると考えると、孤立している状態そのものが大きな問題であり、何らかの生活困難に陥ったときに、支援と結びつかないまま生活が悪化していくことになります。民生委員・児童委員は、地域住民の誰もが気軽に相談できる身近な福祉の相談役として、地域福祉の要となる存在であるほか、「誰かが見てくれている」という安心感を生み出すことで、孤立や虐待を防ぐ効果も期待されると考えます。地域福祉を推進する上での大切な視点である「自助・共助・公助」を踏まえ、民生委員・児童委員や関係機関とが連携を図り、「地域共生社会」の実現を目指す上で、次のとおり質問いたします。(1)全国的に民生委員・児童委員の成り手不足が課題となっているが、本町の現状は。(2)民生委員・児童委員の活動状況と課題は。(3)民生児童委員協議会の組織体制、会議、研修会の実施状況は。(4)社会的孤立を生まない地域づくりを進めるための本町の取組は。以上について御答弁をお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
おはようございます。音更町における民生委員・児童委員の現状についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の全国的に民生委員・児童委員の成り手不足が課題となっている中での音更町の現状及び2点目の民生委員・児童委員の活動状況と課題につきましては、関連がありますので一括してお答えをいたします。民生委員・児童委員は、「地域の身近な相談相手」として、担当地域にお住まいの方々の生活上の心配事や困り事などの相談を受け、内容に応じて町や専門機関につなぐ役割などを担っており、音更町民生委員推薦会の審議を経て、北海道社会福祉審議会の意見を聴取し、知事の推薦を受けて厚生労働大臣が委嘱するものであり、任期は3年となっております。また、主任児童委員は、民生委員・児童委員の中から選任しており、「子どもや子育て家庭への支援」を専門にその役割を担っております。担い手不足が全国的な課題となっている中、令和4年の全国一斉改選時の定数に対する充足率につきましては、全国が93.7パーセント、全道が93.6パーセントでありますが、音更町の充足率は100パーセントで欠員を生じさせることなく、定数の102人を配置しております。なお、今年の12月にも全国一斉改選を予定しておりますが、町内会などと共に連携し、対応してまいりたいと考えております。昨年度の総活動件数は1万1,784件で、見守りのための訪問や関係機関との連絡調整などが6,820件、高齢者や子どもなどに関する相談支援のほか、会議や研修会への参加などが4,964件となっており、民生委員・児童委員及び主任児童委員一人当たりの一月の平均活動日数は4.6日となったところであります。近年、少子高齢化の進行や長引く景気の低迷など、社会情勢の変化を背景として、地域のつながりが希薄化し、世帯が抱える課題が複雑化するなど、対応に苦慮するケースが増加しております。加えて、地域の高齢化などに伴い、適任者を見つけられなくなっており、複雑化する相談内容への対応や担い手確保などの課題があるものと認識しております。次に、3点目の民生児童委員協議会の組織体制、会議、研修の実施状況についてでありますが、町では、民生委員法に基づき、「音更町民生児童委員協議会」を設置しておりますが、協議会には会長や副会長などの役員を置き、総会や年6回の定例会のほか、外部講師を招いた「個人情報保護」に関する研修会を開催するなど、活動に必要な知識及び技術の習得に努めております。また、担当地区ごとに九つの部会と児童部会を設け、委員が活動を通じて把握した地域課題の共有や意見交換を行っているほか、全道児童委員活動研究集会や民生委員・児童委員活動推進講座に参加し、地域における福祉教育を学ぶなど、研修活動にも積極的に取り組んでおります。なお、町は、協議会の円滑な運営を支えるため、事務局を担うことにより各種活動をサポートしております。最後に、4点目の社会的孤立を生まない地域づくりを進めるための町の取組についてでありますが、日常生活や社会生活において孤独を感じることや、社会からの孤立といった問題が顕在化・深刻化している現状を踏まえ、孤独・孤立に悩む人を誰一人取り残さない社会や、相互に支え合う人と人のつながりが生まれる社会を目指すため、「孤独・孤立対策推進法」が昨年4月から施行されております。町では、今年の3月に管内の市町村や社会福祉協議会などで構成される「十勝管内孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」に加入し、地域の関係者とのネットワークの構築や情報の共有などに努めております。孤独・孤立の問題を抱えている、あるいは、孤独・孤立状況に至りやすいとされている方々は、独り暮らしの高齢者や生活困窮者、引きこもり状態にある方、DVの被害者など様々であり、孤独・孤立は誰にでも生じ得るものと考えております。このため、町では、民生委員・児童委員のほか、3か所の地域包括支援センターや福祉課内に「せいかつ相談窓口」を設置するなど、相談体制を整備しております。さらには、音更町社会福祉協議会による「見守り訪問事業」、「緊急時安否確認事業」に加えて、町内のコンビニエンスストアや飲食店などの協力事業者による「高齢者等あんしんネットワーク事業」などの見守り活動を行っております。町といたしましては、孤独・孤立を個人の問題ではなく、社会全体の課題として捉え、国や道の動向を注視するとともに、引き続き民生委員・児童委員をはじめとした関係機関などと連携し、孤独・孤立の状態となることの予防に資する取組などを進めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 1番 阿部秀一
御答弁ありがとうございます。前向きで積極的なものと受け止めました。民生委員・児童委員の活動は多岐にわたり、複雑・困難化している現下の情勢にあって、非常に重要な職責を全うされていますことに敬意を表します。では、再質問に入らせていただきます。まずは、7月16日付け道新で「足りぬ民生・児童委員」という記事が掲載されておりました。札幌市内の4月時点における欠員が直近10年間で最多の176名ということでございます。背景に、働く高齢者の増加や共働き世帯の拡大などがあり、市は業務負担を軽減するなどして担い手確保を急いでいるという内容です。札幌市では、生活保護申請時における意見書の作成について、令和5年12月末に廃止、また、社会福祉協議会からの依頼事項である生活福祉資金申請時の民生委員調査書の作成、同償還中の借受け世帯への関わり、応急援護資金申請時の調査書の作成を令和6年1月から原則不要としたとのことですが、本町ではいかがでしょうか。
答弁 福祉課長 背戸田和広
各種制度における民生委員・児童委員の関わりについてでありますが、はじめに、音更町における生活保護の実施主体は北海道でありますが、生活保護申請時に民生委員・児童委員の意見書が求められるということはありません。ただし、生活保護が決定された際には、地区の民生委員・児童委員と情報連携を図りながら、適切な支援につながるよう努めているところでございます。また、生活福祉資金申請時の調査書につきましては、国の通知に基づきまして、今年の1月から原則不要とする取扱いとなっているほか、社会福祉協議会の独自事業であります応急生活資金貸付事業につきましては、民生委員・児童委員から調査書の提出は求めていないということであります。以上です。
質問 1番 阿部秀一
分かりました。意見書作成などは求められていないということから、業務負担は生じていないことは助かります。また、生活保護決定後の連携支援をいただいていることに感謝いたします。では、本年5月12日から1週間の民生委員・児童委員の日、活動強化週間に合わせたPR活動を踏まえて、本町には、民生委員の活動を広く知ってもらうための公式なキャラクターは特に存在していないのですが、全国では約23万人が一斉に改選されます。そこで、公式キャラクターが存在する自治体があるということでありますので、本町においても、民生委員・児童委員キャラクター音更町ご当地ミンジーを募集するといった考えはどんなもんでしょうか。
答弁 保健福祉部長 深谷邦彦
ご当地ミンジーということでございますけども、たしか、東京都で始まったものだと思います。民生委員・児童委員をより多くの方に知っていただくためということで始まったものということで認識をしておりますけども、たしか、ペンギンのキャラクターだったかなというふうに記憶をしております。今現在、北海道はキャラクターなかったかなと思いますけど、札幌市では制定をしていたかなと思います。音更町といたしましては、現時点では、ご当地ミンジーを募集したり、決めたりという考えはちょっと持ち合わせてございませんけども、ただいまの御質問いただきました5月の民生委員・児童委員の日に合わせて、広報などで、民生委員さんの活動内容などを紹介するような取組はしておりますので、そういった機会を通じて、今後も民生委員・児童委員の周知に努めてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
質問 1番 阿部秀一
分かりました。民生委員の活動を広く知っていただく取組は重要であるというお答えをいただきました。私も同じ考えでありますので、是非今後もよろしくお願いいたします。一斉改選に向けた現状ですが、本町では、充足率の高さから、昨年、北海道から表彰されております。これは、ひとえに民生委員・児童委員の皆様、町内会、社会福祉協議会、民児協の事務局を担う役場担当部署の皆様の連携によるものと受け止めております。任期は3年であり、今年12月に改選期を迎えます。そこで、先ほどの御答弁において、町内会などとも連携し対応されるとのことでしたが、本町においては、民生・児童委員に対して、年額15万9千円の報酬が支給されるなど、活動の大きな助けになっているとお聞きしております。現時点における一斉改選に向けた状況はいかがでしょうか。
答弁 保健福祉部長 深谷邦彦
12月の全国一斉改選に向けた現在の状況でございますけども、6月に、町長の答弁にございましたけども、民生委員推薦会というものを開催しております。このときには、定数102人のうち、全体で86人の推薦をしていただきまして、御決定をいただいているところでございます。内訳につきましては、再任が75、それから、新任が11人となっております。残りが16人が未定といったような状況でございますけども、こちらにつきましては、町内会や地域の方などの御協力をいただきまして、欠員をこれまで生じたこと、音更ではございませんので、欠員生じることがないように担い手の確保に努めてまいりたいと思います。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
次に、活動状況と課題について再質問いたします。まずは、昨年度の総活動件数が1万1,784件と膨大な数であると感じました。前年度との比較でどのような推移であるのか伺います。同様に、民生委員・児童委員及び主任児童委員一人の一月当たりの平均活動日数は4.61についてもお伺いいたします。また、相談支援などについては4,964件と、高齢者や子どもなどに関してということでしたが、各種相談業務には、住民からの福祉相談や地域で困っている方の発見があると思いますが、掘り下げてどのような相談であるのか。また、相談支援や会議・研修への参加以外の活動にはどのようなものがあるのか伺います。
答弁 福祉課長 背戸田和広
はじめに、活動の状況についてでありますが、令和5年度の総活動件数につきましては、1万1,459件でありまして、令和6年度は325件ほどの増となっております。また、一人一月当たりの平均活動日数でありますが、令和5年度は4.6日ということで昨年度と同じ状況となっております。次に、相談支援の具体的な内容についてでありますが、例えば、生活困窮している世帯の支援や、認知機能が低下の疑いがある人の相談であったり、夜間の安否確認、近隣のトラブルに関する相談などとなっております。続きまして、相談支援や会議への参加以外の活動ということでございますけども、関係機関とのケース会議への参加であったり、地域で心配される世帯の見守り活動などでございますけども、今年2月の記録的な大雪の際には、民生委員・児童委員の方々が担当地域の見守りを行っていただきまして、地域の安全安心の確保に寄与していただいているところでもございます。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
分かりました。総活動件数は1万1千件を超え、とても多く、2月の大雪のときも見守りされているということであります。民生委員・児童委員及び主任児童委員の皆様の社会奉仕の精神、人格、経験、活動への理解と熱意を感じました。では、近年、少子高齢化の進行や長引く景気の低迷など、社会情勢の変化を背景として、地域のつながりが希薄化し、世帯が抱える課題が複雑化するなど、活動に困難が増している状況があるということであります。7月20日付け勝毎で、道民児連帯広支部長の方の記事の中で、民生委員の課題について、コロナ禍を経てお年寄り宅への訪問が電話に代わり、コロナ禍が明けてもその頻度は多い。負担は減るが、直接会ったほうがコミュニケーションは取りやすいと掲載されておりました。そこで、本町においてもそうした傾向があるものか伺います。
答弁 福祉課長 背戸田和広
活動の状況についてでありますが、見守りや声かけなどを目的としました訪問や電話等による回数、こちらにつきましては、令和元年度の6,517回から、昨年度は4,821回と1,696回ほど減少しております。直接お会いして、表情や住宅内の様子などから状況を把握できればと思いますが、町長からも答弁いたしましたとおり、様々な社会情勢の変化を背景として、地域のつながりが希薄化しているなど、対応に苦慮するケースが増えているというような状況でございます。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
分かりました。近年では、地域住民の抱える問題は多様化・複雑化しており、特にコロナ禍前と後では社会情勢の変化があって、つながりが弱くなっているケースを伺っております。そこで、他団体、地域組織との連携については、どのような状況であるのか伺います。
答弁 保健福祉部長 深谷邦彦
他団体と、それから、地域組織との連携の状況ということでございますけども、まず、団体や地域の組織ということになりますと、地域包括支援センターですとか、社会福祉協議会といったものが代表的なものとして挙げられると思います。また、そのほか、町内会、それから、学校、ボランティア団体などといったものが挙げられると思いますけども、こうした団体を通じまして、必要な見守りですとか、あと、情報共有しながら、その辺は相談者の同意も得ながらといったところもありますけれども、見守り活動ですとか、役割分担をしながら対応に当たっているという状況でございます。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
では、3点目に、民生児童委員協議会の組織体制などについて再質問いたします。定例会等は活動に必要な情報交換を行う重要な場であると受け止めました。日頃の活動で困ったことや分からないことは、一人で抱え込まず、定例会などで解決のヒントが得られるとよいと考えます。また、担当地区ごとに九つの部会と児童部会を設けており、委員それぞれが活動を通じて把握する地域の課題の共有や意見交換をされているという御答弁でしたが、部会の詳しい内容と地域課題の共有や意見交換はどのようになされているのか伺います。
答弁 福祉課長 背戸田和広
部会の活動内容についてでありますが、市街地や農村地区などの九つの部会と主任児童委員で構成する児童部会を設けております。定例会の中では、部会活動の時間というのを設けているところでございますが、地域の課題や対応事例の共有のほかに、部会によっては、定例会以外におきまして、地区内の小中学校や地域包括支援センターを訪問して意見交換を行ったり、また、安全パトロール巡回などの取組も行われているような状況となっております。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
分かりました。小中学校を訪問したりして、実際に子どもたちと顔を合わせることで顔の見える関係づくりに尽力されており、地域の課題や対応事例として、通り一遍の話ではなく、もっと実態に合うような話が聞けるように工夫されていると受け止めました。では、活動する中でどうしたらよいか悩んだりした場合でも、民生児童委員協議会や部会などで他の仲間の方に相談し、一人で対応できないケースの場合には複数で対応するといったケースがあるのか。また、主任児童委員との連携はどのように行われているのか伺います。
答弁 保健福祉部長 深谷邦彦
複雑化した難しいケースの対応でございますけども、一人で対応できないようなケースというのも確かにございますし、そういった場合には、福祉課をはじめ、そのケースが抱えている課題にもよりますけども、子ども福祉課であったり、高齢者福祉課であったりといったところにつないでいただいて、町の職員も関わりながら対応しているところでございます。なので、民生委員・児童委員さんが孤立するような状況というのは避けられているかなというふうに考えております。それから、主任児童委員との連携の状況というところにつきましては、こちらは、子どもや子育て家庭に関するものが大半を占めるかなというふうに、場合によっては児童虐待というのもあるかなと思いますが、こちらも情報共有をしながら、先ほど申し上げましたけども、役割分担をしながら対応しているという状況でございます。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
分かりました。困り事や悩み事を一人で抱え込まないよう、福祉課や主任児童委員など、バックアップできる体制が取られていることから、連携して地域社会を見守りされていると感じました。町では、民生委員法に基づき、民生委員・児童委員をもって組織する音更町民生児童委員協議会が設置され、総会や定例会を年6回開催して、活動に必要とする知識及び技術の習得を図り、また、全道児童委員活動研究集会や民生委員・児童委員活動推進講座への参加など、研修活動も行っているとのことです。加えて、9月4日、5日の日程で、札幌市で、全国民生委員児童委員大会北海道大会が開催されましたが、これらの参加状況はどんなもんでしょうか。
答弁 福祉課長 背戸田和広
9月の4日、5日の日程で、札幌市におきまして開催されました全国民生委員児童委員大会についてでありますが、事務局職員1名を含めて13名で参加したところでございます。大会には、全国から約4,200人が参加され、活動交流集会ですとか、シンポジウムが行われております。生活困窮者への支援と地域共生社会の実現、また、災害に備える民生委員及び民児協組織としての役割など、今日的な課題についての発表ですとか、また、民児協との交流が図られるなど、今後の活動の参考となる大会となったところでございます。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
4点目に、社会的孤立を生まない地域づくりを進めるための本町の現状について再質問いたします。町では、日常生活や社会生活において孤独を覚えることや、社会から孤立にある人の問題が深刻な状況にあることを踏まえ、国は、孤独・孤立に悩む人を誰一人取り残さない社会、相互に支え合い、人と人とのつながりが生まれる社会を目指すとした孤独・孤立対策推進法を昨年4月に施行したことに伴い、本年3月に、市町村や社会福祉協議会などで構成される十勝管内の孤独・孤立対策官民連携プラットフォームに参加し、地域の関係者とのネットワークの構築や情報の共有などに努めているとの御答弁いただいております。通告でも述べましたとおり、孤独・孤立が大きな問題であること、考えている方向性としては、同じであると受け止めております。そこで、どのようなネットワークを構築されようとしているのか、お伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 深谷邦彦
官民連携プラットフォームのどんなネットワークを構築しようかというところでございますけども、町長から答弁申し上げたとおり、3月にこちらの官民連携プラットフォームには音更町も参画をしております。7月に会議が1回開催されておりまして、その会議の中では、道が主体で今、この官民連携プラットフォームについては運営をしておりますので、まず、北海道の取組といたしましては、ポータルサイトの構築、こちらの中では、孤独・孤立に関する支援情報の発信、そういったものが取り組まれてまいります。それから、孤立・孤独に対応する問題につきまして、知識を身につけたりとか、あと、サポートの仕方、そういった情報を共有するために、また、そのサポートする人を養成しようということで、つながりサポーターの養成講座というのを開設するということで伺っております。北海道といたしましても、今後、この官民連携プラットフォームですとか、つながりサポーターの養成講座に御参加をしていただくような方を募集をしたり、協力会に参画といったものを働きかけていくということで伺っておりますので、音更町といたしましても、こういった北海道の取組と連動しながら、こういった官民連携プラットフォームに参画していただいている、いろんな社会福祉協議会を代表とした機関あると思いますので、そういった機関と連携しながら、ネットワークの充実強化といったものに取り組んでまいりたいとも思います。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
分かりました。官民連携を図りながら、この地域で気になる方が孤立することがないよう、孤立・孤独支援ポータルサイト、こちらとつながりサポーター、こちらの養成講座に連携して取り組んでいくということ、一緒に考えてサポートしていく考えのあらわれで、とても重要であります。そこで、孤独・孤立の問題を抱えていらっしゃいます、あるいは、孤独・孤立に至りやすいとされている当事者は、独り暮らしの高齢者や生活困窮者、ひきこもり状態にある人、DVの被害者など、様々な状況が考えられることから、孤独・孤立は誰にも生じ得るものと考えており、町では、地域の民生委員・児童委員のほか、3か所の地域包括支援センターや福祉課に生活相談窓口を設置するなど、相談体制を整備していると御答弁いただき、重層的な相談支援体制整備をされておりますので、とてもありがたいことだと考えております。その上で、ニッセイ基礎研究所の孤立死問題のデータが公表されております。そこで、主な要因として、セルフネグレクトが挙げられていることから、そうした状態にある方はこうした相談支援に乗っかってこない方となるかと考えます。本町ではそうしたケースの方はいらっしゃるのか、分かる範囲で伺います。
答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀
セルフネグレクトにつきましてなんですけれども、具体的に数字では押さえておりませんけれども、例えば、自宅で暮らしていらっしゃる高齢者の方が食事を取らずに栄養不良の状態ですとか、ごみが散らかっていて不衛生とか、あと、病気の治療をしないなど、実際に心配なケースはございます。そういった方の中には、自分から相談ができない方とか、支援を求めないという方もいらっしゃいますので、そういう方を取り残さないように、日頃から、民生委員・児童委員をはじめ、町内3か所の地域包括支援センター、それから、社会福祉協議会などが地域に関わりを持ちながら、心配な様子がある方に対しては訪問をして、困り事がないかお話を伺ったりして、町と一緒に継続して見守りを行っております。以上です。
再質問 1番 阿部秀一
分かりました。なかなかセルフネグレクトに関しては、自ら自身のケアを放棄されているため難しいと感じます。おっしゃるように、民生委員からの相談によって、地域包括支援センター、福祉課、関係機関、大家さんなどが連携して対応されたケースをお伺いしたことがございます。大変重要な取組であると考えますし、民生委員の方からとても助かったとお聞きしております。さらに、音更町社会福祉協議会による見守り訪問事業、緊急時安否確認事業のほか、町内のコンビニエンスストアや、飲食店などの協力事業者による高齢者等あんしんネットワーク事業などの見守りも行っているということでございますが、そこでお伺いいたします。高齢者世帯や障がい者世帯への緊急通報装置設置は、緊急時の駆けつけ、安否センサー、お元気コール、相談受付など、緊急時の迅速かつ適切な対応を図り、不安を解消するためにとても有効ですが、固定電話がないというところには設置ができないということであります。固定電話が設置されていない緊急通報装置設置の要望に対して設置の支援はできないものか。また、現在、電気、ガス、水道などのライフラインの料金が生活困窮のため滞納となった状況を事業者がつかんだ場合など、自治体への情報提供等連携ができているか。加えて、見守り締結事業に関しては、安心して暮らせるよう、異変のある町民を発見した際の通報体制のために非常に重要なことであると受け止めておりますし、感謝いたしますが、さらにそうした締結を推進していくお考えはいかがでしょうか。
再質問 1番 阿部秀一
最後になります。本町の民生委員・児童委員の方々は、一番身近な相談相手でありますが、その分、相談内容が多岐にわたり、様々な困り事を一緒に考え、サポートしていくのは、時に難しく、使命感のある奉仕の大事な仕事であります。その上で、その民生委員・児童委員を事務局としてバックアップしていただき、誰もが安心して暮らせるよう、各般にわたる取組を踏まえ、関係機関と、そして、関係団体、更には、地域との連携を下に、引き続き、今後も社会的孤立を生まない地域づくりを目指して推進していただきますようお願い申し上げて、私の一般質問を終了いたします。
答弁 町長 小野信次
阿部議員さんね、るるお話はしていただいたけど、この民生委員のね、隣の町のを挙げて質問をされました。民生委員の成り手がないというお話から話が発展していっているけど、我が町にあっては、これが99人のときも、102人になっても、その定数を充足しているということはどういうことかということをね、もっと冷静に考えてください。応援してあげてくださいじゃなくて、民生委員・児童委員をやっている人たちは、それだけの誇りを持ってやっているということですよ。もちろん、深谷部長から、あるいは背戸田課長から説明をさせていただきましたけど、当然、そこには、町は当たり前であります。ましてや、そこに社会福祉協議会も入って、今、阿部議員がおっしゃるような、誰もが取り残されないということは、ただ待っているだけでは無理です。だからこそ、この民生児童委員、民生委員・児童委員の皆さん方は、自分の使命というものをしっかりと受け止めながら、ただ会議をするだけじゃなくて、身近な中で、今日まで活動されている中で、この充足率というお話ありますけど、なかなか難しいんですよ、あなたがおっしゃるように。じゃあ、この4万3,000の人口の抱えている町でね、あなたが心配されているように、それを充足をしっかりされているって町がどこも全部やっているかと、そんなことないよ。問題は、ここに住んでてよかったと言われるような町になって、さらに、そこで民生委員・児童委員になられる方々も、我が事として、あなたが言ったようなことを全て受け止めて、そのやっている責務を果たしてくれている。感謝をすれという話よりもね、そういったことをしっかりと受け止めてやっている人たちだということを認識をするということがまず、先だと思います。是非これからも、あなた自身もそういった意味で、ただ、誰かが取り残されるという話だけじゃなくて、自らがそういった目配り、あるいは気配りをするというね、ましてや議員さんなんですから、そういったことを共に考えてやっていくということが大事だと思います。以上。