上富良野町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月13日
(1)健康づくり推進に向けたポイント活用について/(2)民生委員・児童委員の担当する地域差について
2024年6月13日、上富良野町議会の一般質問で、湯川千悦子議員が「健康づくり推進に向けたポイント活用について」「民生委員・児童委員の担当する地域差について」について質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。
- 質問者
- 湯川千悦子 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 3番 湯川千悦子
私は、さきに通告いたしました2項目5点について、町長に一般質問させていただきます。よろしくお願いいたします。1項目め、お伺いいたします。健康づくり推進に向けたポイント活用について。2019年の10月の消費税引上げに伴うキャッシュレスポイント還元事業や、マイナンバーカードの普及を目指したマイナポイント事業、エネルギー価格高騰を背景に実施した節電ポイント、住宅関連では、2021年のグリーン住宅ポイントなど、近年はポイントプログラムを活用した国の施策が目立つようになりました。キャッシュレス化の進展やスマートフォンなどの普及により、ポイントを付与・活用しやすくなったことが関係しているようです。我が町上富良野町は、現在、第3次を迎える健康かみふらの21に基づき、これまでも慢性腎臓病、循環器疾患、脳卒中、心血管疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、サルコペニア(筋肉減少症)、小児生活習慣病予防などに特化して、町民の健康寿命延伸に努めています。加えて、町の特定検診受診率も高く、その後の健康指導率も道内一、二を争うまでの業績を成し遂げていることはすばらしく、平成26年2月には、健康づくり推進の町宣言も行いました。そこで、以下の3点について、町長の考えを伺います。①今後、さらに町民個々人の健康意識と活動を高めるために、スマートフォンのアプリケーションを活 用 し て 、 老 若 男 女 、 誰 も が 気 軽 に 取 り 組 め るウォーキングによる歩いた距離をポイントに換算して、ためたポイントは、地域通貨などとして町内の事業所で使えるなど、楽しみながら実益を兼ねて健康促進ができると考えます。また、健康づくりに携わるボランティア団体も、近年は運営者の高齢化が進んでいる中、ボランティアに参加するとポイントが加算される仕組みを構築することで、若者の参加加入動機につながり、結果として高齢者のひきこもりが予防されると考えます。このことから、近年人気のあるポイント活用策を町を挙げて取組できると考えますが、導入はしませんか。②健康づくり推進のため、保健福祉課のみならず、企画商工観光課や建設水道課など、様々な課が連携することで、ポイント活用策の横断的運用が考えられると思いますが、いかがでしょうか。③高齢者のひきこもり防止のため、住民会や各サークルが行う健康増進活動へ、町からの補助の拡充や資格更新への支援などについての考えはないのでしょうか。2項目め、民生委員・児童委員の担当する地域差についてです。常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努めていただいている民生委員・児童委員の皆様に深く敬意を表します。昨今の人手不足はどの場面にも共通していますが、民生委員・児童委員の担当する地域差の解消に向け、次の2点について伺います。①現在の民生委員・児童委員が担当する地区別の対象者数の状況は。②民生委員・児童委員の活動負担を平準化することが必要と考えますが、その対策は。以上でございます。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の2項目の御質問にお答えしたいと思います。まず1項目めの健康づくり推進に向けたポイント活用についての3点の御質問にお答えいたします。まず、1点目の健康意識と活動を高めるためのポイント活用策の導入についてでありますが、議員の御質問のとおり、特定検診の受診率の向上や個人の主体的な予防・健康づくりの推進を目的に、インセンティブ(行動変容への誘導)としてポイントを付与する制度・仕組みを導入している自治体・医療保険者があることは承知しているところです。平成28年度に保険者努力支援制度に係る評価指標の一つとして、個人のインセンティブの提供の取組が示されましたが、当町では当初より他の自治体の取組状況と効果検証の把握方法等について情報収集を行い、研究してまいりましたが、健康意識と活動を高めるためにポイント制度を導入した自治体についても若者の参加による効果は認められておらず、参加者の拡大につながっていないのが現状ということも伺っております。ポイントの導入には、多額な費用や管理体制が必要となることや、一時的な効果が得られたとしても― 22 ―長期的な健康課題の解決とはならないと考え、ポイント制度の導入については考えておりません。また、ボランティアの参加に対するポイントにつきましては、令和2年4月から社会福祉協議会に委託事業として実施しております生活支援体制整備事業の有償ボランティアの制度としておたすけサポーター活動事業を実施しており、活動時間に応じて商品券の配布を行っておりますので、ポイントの導入については考えておりません。次に、2点目のポイント活用策の横断的運用につきましても、1点目にお答えしたとおり、現在のところ、ポイント活用策の導入につきましては、費用負担や効果についての検討を行った上で導入は考えておりませんので、御理解をお願いいたします。次に、3点目の高齢者のひきこもり防止のため、住民会や各サークルが行う健康増進活動へ町からの補助の拡充や資格更新への支援などについての考えはないかとの御質問でありますが、町内における高齢者ひきこもり防止のための活動として、当町においてはふまねっと運動が各地域において盛んに行われており、活動に対する補助金やインストラクター養成に係る費用につきましては、上富良野町一般介護予防事業実施要綱にて定めております介護予防普及啓発事業や地域介護活動支援事業にて補助を行っており、引き続き必要に応じた対応を図ってまいりますので、御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの民生委員・児童委員の担当する地域差についての2点の御質問にお答えいたします。まず1点目の現在の民生委員・児童委員が担当する地区別の対象者数の状況でありますが、一番多い地区で約300世帯600人の地区から一番少ない地区で、約20世帯50人の担当地区となっています。次に、2点目の民生委員・児童委員の活動負担の平準化対策につきましては、これまでも令和元年度、令和4年度と任期改選の折に地区割の変更など対応してきたところでありますが、民生委員の選出は地域の実情に精通している各住民会から選出いただくことが望ましく、地域によっては担当世帯数が多くなっているところもあるのが現状となっております。今年度からの民生委員の負担軽減対策として、65歳以上を対象として実施しております高齢者実態調査につきましては、調査項目の簡素化や既に介護認定を受けられている方についての調査項目の省略など、民生委員の負担軽減を図ったところであり、今後においても地区割等も含めた負担の平準化や軽減の検討を行ってまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 3番 湯川千悦子
再質問させていただきます。1点目です。平成28年に導入された保険者努力制度に関わるインセンティブが用いられたときと、令和の時代では背景が少し違うと考えます。当時は、まだスマートフォンなどの端末も幅広い年齢に普及はしていませんでしたが、現在は様々な年代へ端末が広がっている状況と考えます。お答えにあったアプリ開発に多額の費用がかかる懸念がありますが、本来ならば、我が町がアプリケーションソフトを作り普及させることが望ましいですが、現在は多くの端末に対応している無料のアプリケーションソフトもあり、また端末に初めからインストールされているアプリケーションもあります。これらをうまく活用しながら、初期投資に費用をかけずに健康のためのポイ活ができると考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の御質問にお答えしたいと思います。アプリの問題もありますが、先ほどお答えさせてもらったのは、ポイント制度と参加者の拡大には、なかなかほかの自治体もつながっていないというのが、そこがポイントでありまして、アプリを作るというのが原因、それが難しいとかお金がかかるというのもありますが、決定的といいますのが、成果になかなかつながりづらいという自治体の声を聞いているので、そこがポイントかなと思っております。
再質問 3番 湯川千悦子
今言われたほかの自治体の成功例というのを私は聞いているのですが、一例を挙げますと、導入当初は加入された住民も少なかったようなのですが、年々増加してきており、今年度は加入者の口コミで新たに参加した住民も大きく増加しているようなことをお聞きしています。エビデンスは数値化されないまでも、参加された個々人の健康や体力が明らかに改善されたといった効果も出ている状況にあるようです。単年度で判断することなく、継続的な取組こそが健康への近道と考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の御質問にお答えしたいと思います。その成功例がどういう状況でどういう条件でどこの町なのかというのはちょっと調べ切っておりませんので分かりませんが、我々が調べたのは近隣で― 23 ―す。この辺はやはりなかなか苦しんでいるのかなと、苦しんでいるといいますか、効果がなかなか、そのポイントを導入したのと受診率が上がったとか、なかなか因果関係がはっきり分からないというのが実情となっております。
再質問 3番 湯川千悦子
現在、社会福祉協議会で取り組んでいるおたすけサポート活動事業に関しては、日々の暮らしで御不便に感じている方々に対して、有償ではありますが、ボランティアとしてサポートを行う活動は大変有意義ではありますが、私がこのたび伺うのは、町内にある各種ボランティア団体も年々高齢化が進んで、担い手不足に悩まされているところに、ポイント活動を行うことで、若い方にも団体への参加を促すためのきっかけとして、町としての取組としてできないのかを伺いたいと思っております。町長の御意見をお伺いします。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の御質問にお答えしたいと思います。ボランティアの活動に対しても、有償でということで商品券をお配りしているのですが、それがポイントなのか、実際の券なのか、アナログですけれども、その違いはありますけれども、それらをポイントにするといろいろ、アプリとかいろいろ、そういうことなしに実際お礼をしているわけです。それらを通じて、ポイントだからどうだ、アナログだからという、多分その差はないと思います。それらを通じてボランティアに参加してくれる人を募って、高齢化にストップといいますか、若い人たちをボランティア活動に取り組んでもらうような、そういう取組に、うちの町は商品券ですけれども、それを行っている実情です。
再質問 3番 湯川千悦子
ちょっと何となく私が思っているところとは違ったのですけれども、ぜひ町として有意義なことは続けていただいて、取り組んでいただきたいと思います。2点目の、保健福祉課で行っている専門的な健康づくりは、大変有意義で、また医学的にもしっかりとした裏づけがあることは理解いたします。その上で、ふだんから健康に触れるために気軽にできるウォーキングや趣味の運動を活発にするために、保健福祉課のみならず、例えばウォーキングするときのインフラ整備に関するような建設水道課などにも協力したり、また様々なイベントに携わる企画商工観光課とのコラボレーションにより健康ポイントがたまる仕組みがあるとよいと考えます。また、ジオツアーや自転車競技に参加、野山を駆け巡るイベントに参加など、もっと気軽に教育委員会が行う様々な運動や体操、また盆踊りなどの町の行事に参加することで地域ポイントがもらえるような仕組みづくりについては、いかが考えておられますか。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の御質問にお答えしたいと思います。それらもウォーキング、健康づくりとかボランティアも含めて、なかなか近隣市町村では、地域ポイント・地域通貨も含めてなかなかうまくいっていないというのが、難しいというのが状況ですので、それ地域ポイントを全く否定するつもりはございませんが、今のままではなかなか難しいのかなと、もう一工夫何かが、先ほど議員がおっしゃられた成功事例なんかも含めて研究しながらやっていかないとなかなか難しいのかなと考えております。以上です。
再質問 3番 湯川千悦子
ぜひ前向きに捉えていただけたらありがたいと思います。3点目のふまねっとの活動については同僚議員も入っております。ふまねっとのネットの購入の補助があったり、インストラクターの習得費用や一部費用弁償等に使われているのは承知しております。そのほかにも、個人的であったり、住民会で行っているラジオ体操や高齢者体操などにも目を向けていくことは考えておられますでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の御質問にお答えしたいと思います。ふまねっと運動が各地域において盛んですが、もちろんひきこもりの防止のために、住民会や各サークルが行うこういう活動に対しては、ふまねっとだけではなく、たくさんいろいろなことがあると思いますので、それらについては、今後どういうふうにその活動を支えていくのかというのを十分な研究をしてやっていかなければならないのかなというふうに思っております。以上です。
再質問 3番 湯川千悦子
それでは、2項目めに入らせていただきます。1点目の件ですけれども、今日いらしている皆さんも聞いていらっしゃると思うのですけれども、物理的にも仕事量が変わってくるので、やはり可能な限り1人当たりの担当が均衡になるような方策は考えておられますでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の御質問にお― 24 ―答えしたいと思います。平準化を徐々にですけれども図ってきておりますが、なかなか難しい問題があります。皆さん御存じかもしれませんが34名、それは基準で決まっておりまして、これをなかなか、その中でどう割り振りしていくかという問題が一つあります。単純に平準化すれば、数字上はできるのですが、ただ民生委員・児童委員の性質上、なかなか地域の実情をよく分かっている方が適任でありますので、なかなか今の住民会の枠を無視して、機械的に平準化するというのはなかなか難しいところがありまして、それらを考慮しながら、徐々にではありますが平準化を図っております。けれども、なかなか難しい面もありまして、平準化、もう一つなのですが、もう一つ軽減、先ほどの高齢者実態調査の軽減もありますが、あとICTとか、それらを活用して軽減していくというのも一つ。軽減をなくす、軽減していくという、すみません、なかなか日本語が難しくて。皆さんの仕事を軽減していくという方向も一緒に考えていかなければならない問題、課題かなというふうに思っております。以上です。
再質問 3番 湯川千悦子
2点目の民生委員・児童委員のお仕事は大変だと思いますけれども、特に過密状態にある地域では、改選期には苦労されているよ う で す の で 、 実 情 に あ っ た 、 今 、 町 長 も お っしゃっておられましたけれども、なかなか難しいことではありますけれども、実情にあった再配置であったり、人員の適切化であったり、またそれに加えて今後の成り手不足に対応する報酬の在り方についてさらに検討が必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
3番湯川議員の御質問にお答えしたいと思います。作業の平準化、軽減も含めて、もっと大きく成り手というふうになりますと、やはりそれも含めて、なかなか成り手不足というのはどの団体においても顕著化しておりますので、それらも含めてしっかり検討していかなければならないと思っております。以上です。
再質問 3番 湯川千悦子
ぜひ今日おられている民生委員・児童委員の皆様の現場の声を聞きながら、運営に当たっていただくことを強く願って、私の質問を終わらせていただきます。