みんなの議会

音更町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月13日

子ども・若者の豊かに生きる力を育む教育について

2024年12月13日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「子ども・若者の豊かに生きる力を育む教育について」質問し、教育長 福地隆、生涯学習部長 山本智久、生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣、生涯学習課長 山本隆二が答弁しました。

質問者
神長基子 議員
答弁者
教育長 福地隆、生涯学習部長 山本智久、生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣、生涯学習課長 山本隆二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 神長基子

通告に従いまして、子ども・若者の豊かに生きる力を育む教育について質問をいたします。教育は、子どもの「人格の完成」を目指し、その尊厳を尊重しながら発達を支える営みです。昨今の我が国の子ども・若者を取り巻く現状を見ると、自己肯定感の低さと相まって、自分や他者を傷つける行為が後を絶たず、貴い命が奪われてしまうといった事件も繰り返されていることは看過できるものではありません。今を、そしてこれからを生きる全ての子どもたちが、自分自身や他者を慈しみ、真の豊かさを享受できるための教育の実践が不可欠であると考えます。本町においては、子どもたちの生きる力を培うことなどを掲げる「音更町教育大綱」の下、学校教育、社会教育、家庭教育を有機的につなげる教育行政に取り組まれています。こうした教育を更に充実・発展させるための重要なポイントは、子どもたちにとって必要な知識をプレゼントすることと、子どもたち自身が地域から「あてにされる」存在として成長できる仕組みを作っていくことです。これらを踏まえて以下について伺います。1、子ども・若者をめぐる昨今の社会情勢をどのように捉えているか。また、本町における青少年教育と学校教育の連携についての現状と課題は。2、子ども・若者に対する性教育の現状は。指導的立場にある者が人権を尊重する「包括的性教育」を学ぶ機会をつくる必要があると考えるが、見解は。3、SNSやインターネットを通じて子ども・若者の被害が急増している実態をどう捉えているか。デジタル・シチズンシップ教育が教育現場でどのように行われているか。4、「人づくり」の拠点ともいえる「地域教育力」には、次代を担う子ども・若者の主体性を育む上で大きな可能性があると考える。放課後子ども教室及び地域学校協働活動の意義と現状、公共施設を活用し、子どもの「第三の居場所」をつくる意義についての見解についてお伺いいたします。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 教育長 福地隆

子ども・若者の豊かに生きる力を育む教育についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の子ども・若者をめぐる昨今の社会情勢及び本町における青少年教育と学校教育の連携に関する現状と課題についてでありますが、我が国の子どもや若者を取り巻く現状は、学校における不登校やいじめ認知件数が近年増加傾向にあるほか、小中学生や高校生の自殺者数も過去最多の水準と報告をされており、家庭の経済的理由から生じる子どもの貧困や人間関係などを要因とするひきこもりなども社会問題化しております。その一方で、現在の子どもや若者は、生まれたときからデジタル環境に置かれている「デジタルネイティブ世代」であるとともに、学校教育などを通して、「ダイバーシティー、多様性」や「ジェンダーレスの考え方が身に付いていることにより、人種や性別、障がいの有無など、人々が生まれ持った多様な特徴や個性にとらわれない傾向にあると考えており、これらの新しい価値観や資質を持った子どもや若者が、今後の社会の形成者として、全ての世代の中心となり活躍していくものと捉えております。このような将来を担う子どもや若者が心身ともに健やかに成長するためには、青少年教育と学校教育の連携が重要であり、学校、家庭、地域、そして関係機関が相互に連携と協力を深め、それぞれの役割を果たしながら、地域が一体となって、より良い環境づくりを進めることが大切であります。そのためには、地域の教育力を活用した幅広い体験活動や多くの世代との交流活動が大変重要であり、本町では、地域全体で子どもたちの成長を支える「地域学校協働活動」に昨年度から取り組んでおります。今後は、より多くの地域の方々や企業・団体の方々にも御参加をいただきながら、多様な体験活動や郷土・文化に親しむ機会づくりに努め、内容の一層の充実が図られることが重要であると考えております。次に、2点目の子ども・若者に対する性教育の現状及び指導的立場にある者が「包括的性教育」を学ぶ機会を作ることへの見解についてでありますが、町内の小中学校においては、学習指導要領に基づき、小学校4年生の保健の授業では、年齢に伴う体の発達や思春期の心の変化、異性への関心の高まりなどについて、中学校1年生の保健体育の授業では、生殖機能の成熟と性への向き合い方などについて、3年生では、性感染症とその予防などについての指導が行われております。また、一部の学校では、特別活動として、泌尿器科医を招いた性感染症と避妊の大切さの講演、助産師を招いた受精や妊娠の仕組み、避妊の方法などの講演が行われているほか、性暴力を含めた様々な暴力から子どもが自分を守るための人権教育プログラム、「CAP」が実施されております。このほか、未就学児とその保護者を対象とした幼児家庭学級においては、令和3年度に引き続き、今年度11月に性教育講座を開催し、一般の方も受講可能な公開講座としたことから、親子合わせて40人の御参加をいただいたところです。指導的立場にある者が包括的性教育を学ぶ機会についてでありますが、包括的性教育については、あらゆる世代の方々が理解を深め、その意義や重要性などについて、社会全体で広く共有していくことが大切であると認識しており、そのために指導的立場にある者が学ぶことは重要なことと考えております。小中学校の教員につきましては、十勝教育研修センターにおいて包括的性教育に関する講座が開設され、今年度、本町からは養護教諭を中心に積極的に受講しており、今後も、各学校と連携を図りながら、包括的性教育に対する学びを支援していきたいと考えております。次に、3点目のSNSやインターネットによる子ども・若者の被害が急増している実態と、デジタル・シチズンシップ教育が教育現場でどのように行われているかについてでありますが、SNSやインターネットは多くの方々にとって生活の必需品となっており、いつでもどこでも素早く、そして多くの情報が得られる反面、その高い匿名性から正しくない情報や誹謗中傷の拡散、個人情報の漏えいなどの負の側面もあり、SNSトラブルから仲間はずれなどのいじめに発展したり、さらには犯罪被害に遭う危険があるほか、長時間の使用はメンタルヘルスへの影響も懸念されており、特に社会経験の乏しい子どもや若者が影響を受けやすいものと捉えております。子どもや若者が正しくデジタル技術を活用し、社会に積極的に参加する能力を高めるデジタル・シチズンシップ教育に関するものとして、本町では、地域学校協働活動による小中学生を対象とした情報モラルやスマホの正しい使い方を学ぶ教室、ネットトラブルの注意啓発などを行う消費者教育教室を全小中学校で実施しているほか、今年度からは音更高校でも同様の取組を開始したところであります。最後に、4点目の放課後子ども教室と地域学校協働活動の意義と現状及び公共施設を活用した子どもの第3の居場所をつくる意義についてでありますが、放課後子ども教室につきましては、放課後に小学校の体育館などを活用し、地域住民などと交流しながら、子どもたちが自由に勉強やスポーツ、文化活動などを行うもので、子どもの自主性や社会性、創造性などを育む活動であります。平成28年度に市街地の小学校4校でスタートして以降、昨年度からは全ての小学校で開設しており、地域ボランティアのほか、NPO法人や教育委員会の事務局職員が子どもたちを見守りながら活動を行うことで、安全・安心な子どもの居場所づくりの役割を担っております。地域学校協働活動につきましては、学校を核とした地域づくりを目指し、地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支えるもので、ふるさと音更について学ぶ「ふるさと教育的分野」、主権者教育などを学ぶ「政治的教育分野」、消費者教育などを学ぶ「経済教育的分野」の三つを柱とした講座などを行うとともに、将来の社会的、職業的自立に向けた職場体験学習などのキャリア教育も実施しております。また、今年度は新たに音更高校にも活動を広げ、11月末現在で既に500件の活動を記録しており、本町の取組は、全道でも類を見ないものとして注目をされているところであります。子どもの第3の居場所づくりにつきましては、公共施設に限らず、学校や家庭以外に子どもたちが安全・安心に過ごせる環境は、社会性や自主性を育み、心身の健全な成長を促す観点からも必要なものと認識をしております。そのため、教育委員会では、通年で開催している「放課後子ども教室」や「こども体験隊」、帯広大谷短期大学や音更高校と共同・連携した「学習プログラム」のほか、内容や場所、時期を自由に選択できる様々な活動を提供しており、引き続きこれらの事業を通して子どもの第3の居場所づくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 5番 神長基子

全体を通して新たな前進面といいますか、質的にも発展の要素が出てきているなというふうに受け止めさせていただいておりますが、再質問のほうで、もう少し子どもたちの現状等に照らした中でということで、御答弁いただいた中身に沿って再質問させていただきたいと思います。1点目のところで、子どもたちをめぐる社会情勢というような部分でございますけれども、一つはその影の部分といいますか、光と影という表現が適切かどうかは別としましても、その両面が子どもたちをめぐってあるということを捉えておられるというふうに考えております。子どもたち、子どもや若者を取り巻く現状としては、御答弁にありましたように、自殺者数の数が過去最多ということは報道でも示されておりますし、不登校ですとかいじめの件数も増加傾向にあるという中で、一体子どもたちの中で何が起きているのかということを子どもをと対峙する大人の一人として見詰める中で一つ思うことは、命というものに対する子どもがどう向き合っているのかということが、自分らの子どものときと比べても、随分と突き刺さるような痛さと共に命というものが伝わってきているというふうに思っております。例えばアニメですとか、あとはSNS、インターネットを通じた情報、これらを見ましても、平気で友達同士で殺し合いをしていたりですとか、血を流してもまた再現されていく、そういったものを日常的に見ているということが、小さい低年齢であっても、死ぬとか、そういった死を想起させる言葉を平気で使ってしまうような状況が子どもたちの中にはある。自殺というものがいかにこの子どもたちにとってリアルなものになっているのか、リアリティーを持って迫っているのかということを私たち大人としてはやっぱり、社会情勢というのか、大きな問題として捉えていく必要があるというふうに考えております。今回の一般質問の中で何度か話題に出ておりますこども大綱ということがございますが、子供・若者育成支援推進大綱というのがこの中に網羅されてきた。これは、青少年教育ですとか、教育に関わる、子どもたちにどういった施策を講じていくのかというところでも、非常に重要な方針がここでは示されていたというふうに私は受け止めておりますが、お尋ねしたいのは、その子ども・若者育成支援の基本方針というものは、今もそれが後退することなく、今の音更町の教育の計画の中でも今後も示されていくものになっているのかどうか、その点についてお伺いをしたいと思います。

答弁 生涯学習部長 山本智久

音更町の教育の目標が今後とも継続していくのかどうなのかということでございます。基本的な教育目標といたしまして、自らを高める人、決まりを守る人、文化を進める人、体を鍛える人、愛を大切にする人、そのような大きな目標を持って教育を進めてきてございます。これらについては今後も変わらず、確かな子どもたちの成長に向けて、音更町教育大綱を中心としながら今後も教育については進めていくものというふうに考えてございます。休憩(午前11時57分)

質問 5番 神長基子

午前中答弁いただきましたが、音更町の教育大綱は、教育に関わる計画の上位に位置するものというふうには認識しているところなんですけれども、私がお尋ねしたいと思っておりますのは、昨今の子どもや若者に対するいろいろ顕在化している問題、状況ですとか、そういったものをどうやって政治の中で救っていくのかということを子供・若者育成支援推進大綱という形で、これは令和3年だったと思うんですが、大綱を定めて、これは政府が定めているものというふうに認識をしておりますけれども、文部科学省が、この大綱の中の基本方針として、全ての子ども・若者の健やかな育成ですとか、また、成長を支える担い手の養成・支援、成長のための社会環境の整備など五つの、5本柱という形で基本方針を定めております。この中には、一つ具体的なもので言いますと、今回、必要な知識をプレゼントするというようなことを私通告で述べさせていただいたんですが、有害環境対策ですとか防犯・防災対策によって子ども・若者の安心・安全を確保するということですとか、それとともに、子ども・若者自身が、発達段階に応じて、性被害やSNSに起因するものを含む犯罪や災害などから自分の安全を守る、また、自ら心身の健康を維持・増進することができるように体系的に安全教育ですとか健康教育を推進する、こういったことも一つ、その方針の具体的な中身の中で取組として掲げられているものでございますが、こういったことが本町の教育施策にそのまま、この大綱自体は今こども大綱の中に包含されたというふうに認識しておりますけれども、教育委員会としても、ここについては、引き続きといいますか、そこが受け継がれているというようなことでいいのかどうか、その点をお示しいただきたいと思います。

答弁 生涯学習部長 山本智久

今御質問いただきました、子どもが安全・安心を確保しながら、犯罪に遭わない、健康で健やかに過ごすことができる、それらの考え方については教育委員会としても全く同じでございます。学校教育におきましても、安全な学校生活を送ることができるように、教育環境の整備は進めてきてございます。教育の中でも、例えば有害環境、薬物の乱用についてですとか、あとSNSの使い方について、その他、あとは有害サイトのアクセス防止など、薬物についても、それらについても、子どもたちに対して、教育を通じて子どもたちが健やかに育つように、環境づくりに努めているということでございます。

質問 5番 神長基子

引き継いでいるというようなことで理解はいたしました。それで、この1点目に関わって、御答弁の中では、地域教育力、地域の教育力ということに対する認識も御答弁いただきました。この地域の教育力を活用した幅広い体験活動や多くの世代との交流活動が大変重要であるという、この認識の下で地域学校協働活動に取り組み始めたということでございます。今回、地域の教育力ということに着目しました一つのきっかけになりましたのは、先般、千葉孝司先生、今、教員はもう現場から離れられましたけれども、音更町においても、おおそでくん体操を作詞された、非常に音更町にとっても大変つながりの深い方であると思いますけれども、この千葉先生が講演をされました、小さな、本当に小規模な保護者向けの学習会というのに参加させていただいたんですけれども、そこはテーマが不登校ということでございましたが、時代背景的に言うと、見たときに、今の現代の子どもたちが打たれ弱い状況になっているということを千葉先生はおっしゃっておりました。その子どもたちの土台となるべきものの一つが、実は地域における大人との交流というんでしょうか、そういったものがかなり以前と比べると、そのきっかけをつくれずに育っているというような中で、学校と家庭との関係の中だけでは、やはり子どもにとってはあまりバランスがよくないというようなことなんだと思うんですけれども、その土台となるのが、子どもたちにとって、地域での多世代の交流の中から生まれてくる様々な経験、こういったものが自尊感情にもつながっていくと。自己肯定感ということもあろうかと思いますけれども、そこにつながってくる。だからこれはすごく大事なんだということを、それがメインの学習会ではなかったんですけれども、一つ指摘された中には、実はそういう現状に子どもたちがあるということを保護者の皆さんは理解した中で、じゃどうするかということを一緒に考えませんかというような、そういう投げかけがその現場ではありました。その地域の教育力とは何たるやということで、改めて足元の音更町での取組というものに私は注目をせずにはいられなかったというところでございます。1問目の答弁の中で、地域学校協働活動、昨年度から始まったということで、具体的なところは最後の質問のところで再質問させていただきたいと思っておりますが、最初の答弁の中でここについても触れられておりますので、ここに関わってくださっている地域の方々、企業、団体の方々というようなところがございますが、今その登録というんですか、そういうふうにされている数というのはどういうふうになっているのか、また、どういった方たちがそこに関わっておられるのかということをお尋ねしたいと思います。

答弁 生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣

地域学校協働活動におきましては、今、議員お話あったように、講師の数というのはやっぱり非常に大事になってきます。いろんな分野にわたっております。11月末現在113人の登録があります。中には重複、分野によって重複している人もいますから、それを合わせますと132人になっております。ふるさと教育の分野とか社会参画の分野とかいろいろ、細かく言いますともっといっぱいいろいろあるんですけれども、自然科学から人権とか金融まで幅広く登録をいただいております。これは、令和4年の時点で、学校のニーズでどういう人たちを探してほしいかということに基づき集めた数でございます。以上です。

質問 5番 神長基子

今113人、132人ということで御答弁いただきました。簡単に集まる数では全然ないなというふうに思っております。それが、3問、4問目の項目のところで御答弁いただきましたが、11月末現在で既に500件の活動を記録されているということでございます。この登録されている方たちというのは、これ、特に任期というのが定めはないんだろうというふうに思っているんですけれども、どういった形でこの地域学校協働活動につながっているというのか、その仕組みについてもう少し具体的にお尋ねしたいと思います。

答弁 生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣

まず、この人材を集めるのに、令和4年の時点で1件1件説明して回らせてもらいました。最初は80件ぐらいだったんですけれども、去年、今年と実績を上げていく中で、学校のニーズも増えてきていますし、私たちもやってみたいという気持ちの方もいて登録をしております。一番心配今後されるのは、学校のニーズはそのときによって違うこともありますから、協力するよと言っても漏れてしまう方もいると思うんです。大体3割弱ぐらいの方はその年お声かからないとかそういうことがありますので、それも1件1件回って、今こういう状況ですので来年またお願いすることもあるかもしれませんからよろしくお願いしますということで、今その数を維持しております。もう一つ、ほとんどが地元の方なんですけれども、やっぱり公共機関とかそういうところは帯広になってしまいますから、そういう部分は帯広の公共機関の方にお願いをしております。以上です。

質問 5番 神長基子

今具体的にお聞かせいただきましたので、状況について理解いたしました。具体的なところをちょっと後ででもまた触れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。2点目の包括的性教育に関わって再質問したいと思いますが、ここは、この3年ぐらいの間に私、今回3回目かなと思うんですけれども、一般質問でこの部分について取り上げるのが。なんですけれども、この数年の間にも相当現場への浸透というところでは、今教員の方々が、まさに講座、十勝教育研修センターで講座が開設されて受講され始めているということでございますので、これは大変希望のある動きだなというふうに思って捉えております。先般、答弁の中にもございましたけれども、11月に生涯学習センターのほうで性教育講座、私も息子と一緒に参加をさせていただいて勉強しました。その中では、包括的性教育という言い方はありませんでしたけれども、まさにそこにリンクしてくる命ですとか人権に関わる深いところでの自分や他者への理解というところ、それが体の部分的なものだとかそういった表面的なものを超えた、もっと深い、超越したものを理解し合うことの大切さということがその性教育講座の中で私はすごく新しいまた学びを得ることができたなというふうに思っております。たくさんの乳幼児をお連れになっている保護者さんが一緒に講座で学ばれている中で、子どもたちに向けるまなざしが、来たときと、また帰るときとでは少しちょっと違うというのか、温かさを感じられる、そういった講座であったなというふうに思います。答弁の中には、このほかにも、小中学校での取組、これは、学習指導要領の定めの中で行われているもの以外にも、一部の学校では、そこから更に踏み込んだ取組をされているということもございますが、大事なのは、これらが行われていることによってどういった変化が子どもたちですとか、それは子どもたちだけではなくて、そこの講座ですとか、関わっている教員や保護者さんたちのいろんな受け止めもあろうかと思います。もちろんそれは、そういった環境を整えている教育委員会の皆さんの中にもそういったものがあると思うんですけれども、この取り組んでいく中での気づきですとか変化、子どもたちの中での変化、そういったものはどのようなところで表れているかというのをここでお聞きをしたいと思います。

答弁 生涯学習部長 山本智久

教育長から御答弁申し上げましたように、学習指導要領に基づいて、小学校4年生の保健の授業においては体の発達ですとか思春期の心の変化、中学校1年生では、生殖機能の成熟、それから性への向き合い方、3年生では性感染症とその予防などについて、学習指導要領では授業として行われていると。それのほかに、今お話がありましたように、特別活動として、泌尿器科医を招いての授業、あるいは助産師を招いての授業というのも行われているということでございます。その泌尿器科医を招いての授業につきましては、今年の9月に実施されてございますけれども、その中で、子どもたちも、非常に知識を深めることができた、あるいは一人で抱え込まない、正しい情報、それらについて学ぶことができたというようなお声も聞いてございます。それらを通して、子どもたちに正しい性教育の情報、性教育だけでなくて、包括的な情報についても伝えることが大切だというふうに認識してございます。

質問 5番 神長基子

11月の講座で講師で来られていた大石さんという方、言われていましたけれども、最後に、講演の最後のほうで言われていたと思うんですが、知識というところ、こういう表現されていました。子どもたちにとって知識がお守りになるということ。この特に包括的性教育は、入り口はそれぞれいろんなものがありますし、大石さん自体は包括的性教育という言い方はされてはいませんでしたけれども、自分を大切にする。生まれてきたことをよかったと思えるような、そういう命の根源的な、最も根っこになる部分について肯定的に受け止められるようになる。そのことによって、他人に対する感情というものに一定の適切な距離感という、境界線と言ったらいいのか。自分はこれはうれしいと思うけれども、自分がうれしいと思うことが相手もうれしいと思うこととは限らないとか、そういった他者にも、他者を尊重するというのはそういった違いを認め合うというところになるかと思いますけれども、こういったことが乳幼児期からでも知識として伝えることが可能なんだというところ。発達に合わせてこの包括的性教育というのは中身というのが変わってくるわけ、伝える内容は変わってくるわけなんですけれども、その時々にお守りとなる知識をどうやって伝えていくのかということが大人たちに問われている。そこには、今答弁にあったように、教員の皆さんは今、その包括的性教育を知ろう、学ぼうということで努力をされているし、ずっと前から、私がここで取り上げるずっと前からそういったことに熱心に取り組まれている教員の方々も当然おられると思います。そういう取組の中で、保護者も取り残されてはいけないというふうに思っております。こういう取組が、指導的立場と言ったときに、特にやはり教員の中でというのがありますけれども、家庭においても十分にその知識が伝播していくということが最も相乗的な取組になろうかと思います。ここについては今どのように、今後見通しをつけていくというのが、今後どういうふうなところで施策として反映させていこうとしているのか、その点をお伺いいたします。

答弁 生涯学習部長 山本智久

性教育に関して、家庭でもどのように伝えていくかということでございますけれども、教育委員会といたしましては、教育長からの御答弁にもありましたように、まず幼児期については、幼児家庭教育学級において、令和3年度に引き続き、3年たったわけですけれども、今年度も改めて専門家の方をお呼びして、今、議員からお話ありましたように、約40名の、子どもさんも合わせてですけれども、御参加をいただいて性に関する知識を深めたということで、それは親子で知識を深めていると。あと小中学校、学校に入りましては、養護教諭を中心ではありますけれども、子どもたちに教える立場の人たちが研修センターにおいて包括的性教育を学んでいると。やはり養護教諭を中心になって行うということは、学校全体での学びに広がっていくだろうなというふうに思ってございます。今年度にかかわらず、昨年度も、その前の年も、養護教諭に限らず、一般教員も教育研修センターにおいて性教育に関する講座を学んでございます。それらの学んだ先生から学んだ子どもたち、それらが伝わって家庭にも広がっていくものというふうに認識してございます。

質問 5番 神長基子

まずは、今養護教諭を中心に受講されている中で、少しずつその知識の輪が広がっていく中に家庭をどう巻き込んでいくかというところ、これからもっとそこが具体的に見えてくるのかなというふうに思って期待をしているところです。3点目に入りますが、デジタル・シチズンシップということで、この言葉自体は、私も質問で取り上げるのは今回初めてになるんですが、情報モラル教育とは一線を画すと言ったらいいのか、それとは違うというのか、その違いについてはどのように認識をされているか伺います。

答弁 生涯学習部長 山本智久

デジタル・シチズンシップ教育に関しては、現段階では学習指導要領には位置付けはされていないものというふうに認識してございます。教育長から御答弁ありましたように、デジタル・シチズンシップ教育に関するものとしてということで地学の中で情報モラルに関する教室などを開催していると。情報モラルについては、基本的には子どもたちにルールを守らせる。何々してはいけませんよ、こういうことをしてはいけませんよというような自制を促すような教育が情報モラルについてはメインだろうと。デジタル・シチズンシップは更に、そういうことではなくて、自分で行動して、デジタル技術を活用しながら社会に関与していくような能力を付けさせるのが目的だろうという形で、更に一歩進んだような教育というふうに認識してございますけれども、今の段階では、そこの段階まで学習指導要領には位置付けはされていないものというふうに認識してございます。

質問 5番 神長基子

今、部長がおっしゃられましたように、情報モラル教育と言ったときは、モラルでございますから、やはり、こういう使い方をしちゃいけないとか、そういったその個人個人の態度、ここに向き合うときの態度や考え方というものにフォーカスが当てられているというふうに思いますが、デジタル・シチズンシップと言ったときには、ここには、かなり外向きな知識ということになろうかなと思います。デジタルの力を駆使した中で、人権、ここで重視されていることというのは基本的人権だというふうに思っております。その人権を基軸とした社会参加、それを実践する力をどう身に付けていくかということをこのデジタル・シチズンシップという中では、教育の目的がそこにあるんではないかなというふうに思っております。ですので、まだ学習指導要領にない中で取り組んでいただいているということは非常にありがたいことなんですけれども、教育の受け手になったときに、ここのすみ分けというのは非常に大事なところかなというふうに思っております。情報モラル教育というのはこういうもの、デジタル・シチズンシップというのはこういうこと、そういうすみ分けを一定できた中での学びということが必要なんじゃないかと思うんですけれども、その必要性についてはどのように認識されているでしょうか。

答弁 生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣

議員おっしゃるとおりだとは思います。ただ、今の現状、地学連携という立場から見ますと、冒頭にあったいろんな犯罪とかに巻き込まれないとか、そういう部分で各学校は非常に危機感を持っています。ですから、その中で情報モラルを優先してやってほしいという強い希望がありますし、今、実は今年、参観日とか、地域の人を呼んで情報モラル教室やったりしています。多分これがうまくいってくれば次のステップに行くとは思うんですけれども、現状ではやっぱりこれは、生徒さんはもちろんですけれども、学校も地域の人たちもやっぱり今の状況、危機感持っていますから、まずはこれは次のステップということで御理解いただきたいというふうに思っております。

質問 5番 神長基子

次のステップということです。確かに情報モラルに関わる問題はもうかなりあふれているというか、もう止めどなくあるという中で、しかも今、小学生でも自分のスマートフォン、そういったものを所持するようになってきていると思うんです、音更町でも。そうなると、もう本当に際限なくいろんな情報がそこではあふれていますし、友達同士でのグループLINEですとか、そういうSNS、チャットを通じての道徳的な関わりというところでは、日常的なものと、どこかバーチャルな、ここの中なら許されるというような、そういったものにどうもなりがちなところがあるのかなというふうに思いますので、私もその危機感というのは十分認識をした中で、このデジタル・シチズンシップ教育とのすみ分けというのは、それはそれとしてもやはり大事なんじゃないかなというふうに思っております。ただ、今御答弁いただきましたように、教育現場のいろんな課題がある中で、その緊急性によってそのように進めているというところについては、現段階では理解をしたところでございます。それでは次の最後のところ、人づくりの拠点とも言える地域教育力ということで、ここに関わって放課後子ども教室の状況についてもお尋ねをしたところでございます。放課後子ども教室は、順次年次を追ってその裾野を広げてきた中で今全校で実施しているというようなところかなと思いますが、この取組についての特化したというか、その部分での課題というのは今どういうところで出てきているのか、課題があればお示しいただきたいと思います。

答弁 生涯学習課長 山本隆二(生涯学習課長は2024年12月まで)

この放課後子ども教室ですが、子どもたちの安心・安全な居場所づくりということで行っております。昨年度から全校に広げてやっているところなんですが、課題としましては、最近ちょっと登録者人数が増えてきたものですから、場所が、体育館を使ってはいるんですが、なかなか場所がちょっと狭くなってきたなというとこがございます。あとは、地域のボランティアの方々にもお願いしているところなんですが、ボランティアのほうの人数もちょっと確保に苦労する場面がちょっと見られるところがあります。以上です。

質問 5番 神長基子

学校にもよるかなとは思うんですけれども、やはり密集した中での取組になるぐらい、この取組に期待されている子どもたちや保護者さんもその分が多いということがその状況で見えるかなと思うんですが、より安全・安心してこの放課後子ども教室を利用するというふうに考えたときに、今おっしゃられました大きく二つの課題、場所の問題、それから人材の問題、ここの部分について課題があるということでございます。そこについては具体的にどういった手だてを講じようとしているのか、または講じているのか、その点についてお示しください。

答弁 生涯学習課長 山本隆二(生涯学習課長は2024年12月まで)

ボランティアの確保につきましては、今年度、シニア学級とかシニア大学のほうに担当者が出向きまして説明などして、できれば協力していただけないかというような感じでお願いをしたりとか、あと、ボランティアの研修会を行っていますので、そのボランティアつながりで誰かいませんかと募集をかけたりとかして、それで若干名入っていただいた方もいらっしゃいますので、こういった地道な活動を行っていこうかとは思っております。場所に関しましては、体育館の大きさは決まっていますので、中でいろいろ工夫しながら、どうしても、運動的活動と文化的活動など分かれていまして、運動的な活動で面積ちょっと取ってしまうものですから、その辺工夫しながら、安全に子どもたちが楽しく過ごせるような形で考えてやっていきたいとは考えております。以上です。

質問 5番 神長基子

第3の居場所ということで、ここを今回提案させていただいた背景には、今放課後子ども教室について御答弁いただきましたが、地域の中には、こういったニーズがあるというところでいきますと、放課後、学童保育所というところ、学童保育を利用する場合と、あとは、習い事とかそういったものに時間を費やしているという児童生徒もおられると思うんですけれども、それ以外のと言ったらいいんでしょうか。真っすぐ、じゃ家に帰るのかというと、親が働いていて、帰ったところで一人で留守番をするような、一人でいるぐらいなら誰かお友達ととか、そういったところで公園に行ったりしている、そういった子どもたちも当然いるといったときに、その子どもたちにとっての居場所というのも何か確保できないんだろうかということをある保護者さんから御相談を受けて、それでいろいろ私なりに考えてみたんですけれども、今回公共施設というようなことで御提言はさせていただいておりますが、なかなかそれも現実的に、じゃどうなのかというところになると、やはり、どこか場を借りるということは、そこで見守れる体制がないとなかなか厳しいといったことですとか、いろいろなことを考えますと、これもやはり自分が子どもの頃にいた環境とは今、なかなかちょっと同じには考えられないんだなというようなところで、ちょっと詰まるような思いもしながら提言をさせていただいたところはあるんですけれども、ただ、先ほどの千葉孝司さんのお話ではないですけれども、そういった中でもどうやって地域での多世代の交流というのを子どもたちに、提供すると言ったら何かちょっと上から物を言うような形になるのかなと思うんですけれども、どうやって地域の中で、地域の一人として子どもたちがそこで主体性を発揮できるか、そういう場を第3の居場所ということでどうやって確保していくかというのは、これは一つの課題なんではないかなというふうに思ったわけです。今回答弁の中では、今までやってきている放課後子ども教室も含めて、こども体験隊、こういったものなども通じて、引き続きでこの事業を通して子どもの第3の居場所づくりに取り組んでいきたいということでございます。質的なところでどう発展させていくかというところで一つ認識をお伺いしたいのは、地域の中での子どもたちが当てにされていく、子どもたちが役に立つ、そういったことを自分たちが認識できるような、そういう場をどうやってつくっていくかということかなというふうに思うんです。人間関係の中で、これは大人同士でも当然そうですけれども、当てにされるということは非常に大きな意味を持つというふうに思っております。そこにはやはり自分の出番ですとか役割が明確にあって、そこに自分の立場があるということ、これが自尊感情、自己肯定感を高めていく一つのきっかけにもなっていくというふうに思っております。子どもたちというのはと言ったときに、必ずしも守られて、また、サービスを与えられて、それだけの存在なのかといったときに、そうではなくて、当てにされる存在としての子どもたちが、しっかりその機会を得られているかどうかということが一つこの第3の居場所というのを考えたときに大事な視点なんではないかなというふうに思うんですが、ここについての認識をお伺いいたします。

答弁 生涯学習部長 山本智久

子どもの第3の居場所についてでございます。基本的に子どもは、学校、それから家庭で教育を受けて、そこが中心になるんでしょうけれども、更に安全・安心にできるような居心地のよい第3の居場所は子どもにとっても大切な場所だというふうに教育委員会としても感じております。そのために、教育長から御答弁申し上げましたように、放課後子ども教室ですとかこども体験隊など、生涯学習の事業として様々な事業を行っているわけでございますけれども、今、議員からお話ありましたように、子どもたちの健やかな成長のためには、子どもたち自身が役に立っているとか当てにされているんだという、そういう感情を持つことも確かに大事なことだろうというふうに思ってございます。今の我々が提供している講座の中では、今お話ありましたように提供するということが中心になっておりますので、なかなか子どもたちに役割を与えてとか、なかなか役に立つというような感情を芽生えるようなものはちょっと今の段階ではないんですけれども、今後、その講座等の中ではそういうことも考えながらまた開設をしていきたいというふうに思います。

質問 5番 神長基子

今御答弁いただきましたように、是非今後の課題としてここを共有できたらなというふうに思っております。そういった意味でも、やはり地域学校協働活動、ここについては大きな可能性があるというふうに思っております。11月末現在で500件の活動をされているということで、それも本当に様々な分野において、偏りなくと言ったらいいのか、豊富な活動をされているというふうに認識しておりますが、こういった、まず、まだスタートして、間もないと言ったらあれなのか、生まれたての取組と言ったらいいのか、そういった部分はあるのかもしれませんが、これらの取組を通じて得ているもの、今得られているもの、手応えと言ったらいいんでしょうか、そういったものなどがございましたら、その点についてもお伺いしたいと思います。

答弁 生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣

今現状、お話ありましたように11月末現在で500件になっておりますけれども、私が感じているのは、学校側のやっぱり情熱がすごく熱いなというのを感じています。去年の3月の時点で460ぐらいだったんですけれども、この時点でもう去年を上回っていますから。これはなぜかといったら、いろんなことをやった中で、学校も、あそこの学校はこんなことやっている、うちもやってみたいなとか、こんなことしたいけれども、今までどうやって先生探していいか分からなかったという相談をいつも受けています。それと、やっぱり学校にとか、いろいろ企業何回も回っているんですけれども、そのニーズもいろいろ聞く中で、これやっぱり必要なんだなというと、将来的にこういういろんな、子どもの頃こういう学びをしたよということで、やっぱり音更へ帰ってきたいなとか、帰ってこなくても、音更のことを応援したいなというような気持ちになってくれるような活動につながっていければなと思っておりますし、実際もう3学期の部分でもいろんな、特に今年中学校が一生懸命で増えている部分というのがあると思うんですけれども、そういう中で、またちょっと来年の部分ももう含めて、3学期の活動と含めて打合せしていますので、こういう言い方したら非常にあれなんですけれども、無限の可能性はあるのかなというふうには思っております。以上です。

質問 5番 神長基子

無限の可能性ということで最後におっしゃられました。私もそのように思っております。具体的なところでいけば、例えば、答弁の中でいただきましたように、主権者教育、この地学連携の中では主権者教育ということでの政治的教育分野というのが一つ位置付けられています。そういった中で、時折子どもたちが授業の一環でこの議会にも傍聴に来ていただき、6月でしたね。その子どもたちが来られたときに、いつも感想は、傍聴してどうだったという感想を学校さん通じて私も拝見させていただいているんですが、今回も、本当に感動したといいますか、6年生の子どもたちでしたけれども、一つ一つその感想の中には多くの疑問もあったと。この人たちはここで何をやっているんだという全くゼロベースでのところから傍聴に入ってこられて、1時間傍聴した中では、全部を理解するなんていうのは当然難しいことではあります。ただ、独特な、こんな雰囲気で議論しているところがあるんだという、その独特なものだけはずっと余韻として残るというのがきっとあるんだと思うんですけれども、その様子を子どもたちなりに一人ひとりがスケッチして、その絵まで感想とくっつけて私たちに見せてくれるという。それらを通じて、今度私たちは何ができるんだろうか。一つ一つの取組を通じて大人たちの姿勢というのもすごい問われるんだなというのを、この主権者教育の一環の部分ですけれども、その一つとっても、子どもたちがと言ったときに、やはり大人の私たちがどれだけこの町に、また、一つ一つの取組に誇りを感じながら向き合っているのかということが、もしかすると無限の可能性という中には大きくそこも関わってくるんだろうなというふうに思います。そういったところでいけば、教育部局が今そうやっていろんなところに投げかけながら子どもたちの生きる力を育もうとしている。それは当然、全て、全庁的な取組の中で、あらゆる宝がこの町にはあるということを私たち自身も認識する中で、子どもたちの生きる力、豊かに生きる力、自分を大事にして他者を大事にするというような、そこに更に太い絆というものが、そういうものができてくるのかなと思いますし、これが、一緒にやっぱりまちづくりをしていくという中ではかなり大事な、重点的なものになっていくのかなというふうに思っております。そういったものを今後質的に発展させていくということを更に願うといいますか、またいろんな提案もさせていただきたいなというふうに思いますけれども、時間の関係もありますので、そろそろ今回の質問については終わらせていただきたいと思います。

答弁 教育長 福地隆

今神長議員から大変将来の夢を感じさせていただける話をいただいたなというふうに思っております。きっとそういった言い方をしていただきますと、職員もますますやりがいを持って仕事に励めるかなというふうにも思いました。まず冒頭に命の大切さというような話もございました。その認識が薄れているのではないかということですけれども、私もそうかなというような感じをしております。よく言われていることですけれども、日本の核家族化が進んだことによって、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいる3世代の家庭がかなり少なくなって、実際にリアルな死に出会う、そういった場面に立ち会う経験が今の子どもたちには大分足りていないのではないかと。足りていないというか少ないのではないかというようなことも言われておりますし、そういったことでいけば、もう既に親世代もそういった世代に入っているのかなというふうにも感じております。そういったこともありまして、命ですとか相手の痛みを軽んじる傾向が少し強いのかなということもありまして、学校教育の分野でも、道徳というのが、教科ではなくて活動であったものが、特別な教科、道徳ということで教科化をされて、今学校の中でも取り組まれているということでございます。居場所ということも話ございました。私も、常々子どもたちの居場所というようなことが出るものですから、いつからこんなに子どもたちの居場所というのはなくなったのかなと、自分たちの子どもの頃とか自分の子どもたちの頃というのを思い浮かべてみるんですけれども、結構放課後、休日なんかは近所の空き地で遊んだり公園だとか学校のグラウンドで遊んだり、あとは多かったのはやはり友達の家と自分の家をお互いに行き来して、そこがもうべったりと居場所であったというようなことだったかなというふうに思います。ただ、今共稼ぎというようなこともあって、なかなか子どもたちだけでということで、家に行っちゃいけないとか家に入れちゃいけないというようなことも多いのかなと思います。そんな社会の就労形態ですとか変化があってなかなか難しい。そのことによって、過去には自由に子どもたちができたことが、なかなか制約がかかったり禁止をされて子どもが行き場所をなくしているのかなというような印象を持っております。ただ一方で、子どもたち、今の子どもたちは習い事とか塾とか、あとは少年団活動、クラブ活動などで非常に忙しい、そして保護者もその送迎があって、仕事の合間を縫って送迎をして非常に忙しいというようなことも一方では聞いております。こども会がなくなった原因もそこら辺りだということで、私アンケートも取ったんですけれども、保護者たちからもそういった意見が非常に多かったです。ただ、実際のところは両方、これが現実なんだろうなと。それぞれの家庭によって事情が違いますけれども、両方が混在しているのかなというふうにも思っております。放課後子ども教室ということでもお話ございましたけれども、これは厚生労働省と文部科学省の合同の事業で始まったものでありまして、お話ありましたとおり、学童保育所に行っていない子ども、主に学童保育所に行っていない子どもの居場所として、学校の空き教室を活用して受け入れるようにと。そういう事業を行うようにというようなことで始まったものでございます。本町では体育館を活用して、なおかつ、先生方に手間をかけないということで、申込みとか運営に関しては全て教育委員会の職員が行うというようなスタイルを取って行っているのと、あとは地域のボランティア、先ほど話出ていましたけれども、当初からボランティアさん集めまして、今大体20名ぐらいの登録がいるようでして、各回3、4人ぐらいは出席をいただいているということなんですけれども、なかなか集まりません。そして、やはり小学生の子どもたちを相手にしますので、来ていきなりさあどうぞと、ボランティアさんやってくださいということにはなりませんので、今の時代ですから、その接し方の基本的なルールというものを学んでいただく研修も一度行って、それをパスした方だけボランティア登録をしていただくというようなこともしております。結構体に触れたりとか呼び方一つだとか、いろいろなことを、聞いちゃいけないことを問いかけてしまったりとかいろんなことが、事件が起こりますので、かなりそこら辺は気をつけているということでございます。私も以前、指導員のほうをやったことありますけれども、子どもが急にやってきて膝の上にぽんと乗るというようなこともあって、ちょっとそれはいけないんだよということでやったり、やっぱり家庭の状況で、愛情が云々というようなことがあって、そういう知らない人が来て自分たちに優しくしてくれるとつい寄ってきてしまうという子どもがいたり、あと聞いてはいけないような家庭の状況の話を詳しくしてくれたり、いろんなことが起こります、現実では。そんなこともいろいろ注意をしながら行っているというのが現状でございます。そんなこともいろいろ考えてはおりますけれども、子どもの居場所、あまり難しく考える必要もないのかなというふうにも思っております。子どもがそこにいて安心できるとか、自分の成長が感じられるということがあれば、改めて何か施設を造ったりとか、改めて何かの講座を開いたりということでなくても、極端なことを言えば、一人でぼうっとできる空間があればもう居場所だというようなことも考えられるのかなというふうにも思っております。あと、こういった居場所というのは行政だけが用意しているものではないというふうにも思っております。先日こんなことがありまして、帯広地区の小学校、ジュニアバンドフェスティバルというのが、管内の市町村、11の団が、ブラスバンドが出場して行うというイベントが文化センターでありまして、代わる代わる2曲ぐらい演奏して入れ替わるんですけれども、その幕間の中で、子どもたちが団を代表して自分の団を紹介するという場面がございました。その中でも、音更小学校、音更町から音更小学校のジュニアブラスバンド、JBBが出演しておりまして、その子どもたちが、音更ジュニアブラスバンドは指導者の先生とともに安心して過ごせる私たちの居場所ですというような発言をまさにされておりまして、子どもたち自身からこの言葉が出たかと。まさにこれだなというふうに私は思ったんですけれども、こういった意味でいきますと、恐らく伊福部昭記念ジュニアオーケストラも同じでしょうし、あとはスポーツの部活動、少年団、それからおん・おーるの各競技団体も同じでしょうし、新たな法律とか国の中で動きがあると、何か全く新しいことをしなければならないというようにちょっと構えてしまうところもありますけれども、実際はもう既にいろんなことが行われているというのもありますので、今あるものを一回洗い出して、本当にこの活動が子どもたちに届いているのかというようなことももう一回見直してみるとか、あとは参加者からアンケートを取って意見を表明してもらって内容をブラッシュアップするですとか、参加しやすいようにするですとか、そういったことがまず先決かなと思います。その上で、また新たな居場所というような声も上がってくれば、そういったものにも検討していくというようなことなのかなというふうに思っております。先ほど議会の傍聴の話とかも少し出ておりました。私、話を聞いて、もしかしたら、子どもとか若者向けに議員によるまちづくりセミナーというのを、ネーミングはちょっと別として開催をしてみて、それを通年で開催をして、議員の皆さんに全員で交代でボランティアで講師をやっていただくとか、その時々の町の旬な話題とかそういったものについて、もちろん子どもたちの希望があればの話なんですけれども、そういったディスカッションをするとか、1年に、一人で年に2回ぐらいはできるかなと思いますので、そういった場面がもしできればお願いしたいなと思っております。町長は既に地学協働の中で各小中学校からたくさんのオファーを受けておりまして、大好評の中で、だんだん子どもたちからの提案内容も進化してレベルが上がっているというところまでもう先に進んでおりますので、議員の皆さんも、そういった放課後の時間とか休日の時間にそういった場面で出ていただけると、子どもたちもそこで刺激を受けて、もしかしたら将来の町議会議員候補、当選する方も出てくるかもしれませんので、そういった意味でも、もしやるということになれば、是非お願いをいたします。それから、ちょっと長くなってすみません。町の計画ということで申し上げますと、総合計画を受けまして、音更町の生涯学習推進基本構想というのがございます。この中の、これを具体化する中期計画というのがございます。これにつきましては生涯学習推進本部が策定しているものですので、教育委員会だけではなくて町全体の計画ということになります。そんな中で、この中期計画の前期計画がちょうど7年度が切れ目になっておりまして、見直しを行う年となっております。8年度からの後期計画が始まるということになるんですが、この計画の中には放課後子ども教室や子ども・青少年の居場所や体験活動の提供もうたっておりまして、ここにはこども食堂も入っております。こんな中で様々なことが、こども家庭庁とかこども大綱ということで今、その後うたわれておりますけれども、言われておりますけれども、この計画にはこれらのことは加味されておりませんので、改めて全庁的に関係部局連携を取って、どういった中身に変えていこうかということも一度洗い直しをいたしまして取り組んでまいりたいというふうに思います。いろいろな視点からの新しい発想とか柔軟な発想が必要な課題かなと思いますので、これからも鋭意取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

質問 5番 神長基子

先ほどの私の一般質問におきまして、千葉先生の下のお名前を、「こうじ」先生と呼ぶところを「たかし」先生ということで間違ってちょっとお読みしてしまいましたことをおわびして訂正したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:音更町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる