みんなの議会

音更町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月5日

安心の介護基盤づくりについて

2026年3月5日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「安心の介護基盤づくりについて」質問し、町長 小野信次、高齢者福祉課長 鎌田千亜紀、保健福祉部長 深谷邦彦が答弁しました。

質問者
神長基子 議員
答弁者
町長 小野信次、高齢者福祉課長 鎌田千亜紀、保健福祉部長 深谷邦彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 神長基子

おはようございます。通告に基づきまして、安心の介護基盤づくりについて一般質問を行います。昨年夏に共同通信社が実施した、全国の都道府県知事と市区町村長に対するアンケートによると、自治体首長の97パーセントが介護保険サービスの提供体制の持続に危機感を抱いているとの結果が出ました。地域ごとの課題は様々あることは想定されますが、おおむね共通している現状として、介護保険は「サービス」「人」「お金」の三つの危機に直面しており、「制度あって介護なし」の事態が生じかねません。そのような中で、国はいまだに国庫負担の引上げには背を向け、ケアプランの有料化など、利用者や介護現場に一層の困難を強いる方向へ制度改革を進めようとしています。本町では介護分野に直接関わる計画である「第9期おとふけ生きいきプラン21」が令和8年度に最終年を迎え、第10期計画の策定段階に入ります。本計画の下、音更町における地域包括ケアシステムを深化するための各種取組が進められていますが、昨年夏には町内の通所介護事業所が閉鎖しました。また、今年に入ってから、介護人材を育てる重要な拠点である帯広大谷短大が介護福祉専攻を令和10年度に廃止する方針を表明するなど、介護の危機が表面化しています。高齢者を取り巻く暮らしに目を向けると、家庭における経済状況や心身の状況が複雑に絡み合い、介護が必要になったときに十分なサービスを受けられていない実態が散見されます。国は、団塊ジュニア世代が全て65歳以上になる2040年を見据え、介護サービス提供体制の再編を進めようとしていますが、介護の危機を打開し、全ての世代が安心できる介護基盤を再構築する改革が求められることから、以下について伺います。1、本町における地域包括ケアシステム構築の現状と課題は。また、重層的支援体制整備事業の意義及び交付金減額の場合の影響は。2、ケアプラン有料化の問題点について町の認識は。3、介護難民を生まないための町の手立ては。4、介護人材確保の現状と今後の方策は。5、通所介護及び認知症対応の通所介護の提供体制に関する現状と課題は。6、特別養護老人ホームの待機状況と受け皿を増やす必要性に対する町の考えは。以上、御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

おはようございます。安心の介護基盤づくりについての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の音更町における地域包括ケアシステム構築の現状と課題、重層的支援体制整備事業の意義及び交付金減額の影響についてでありますが、町では、令和6年3月に第9期おとふけ生きいきプラン21を策定し、「健康で生きがいを持ち、安心して暮らすことのできるまちづくり」を基本理念、医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援を包括的に確保する地域包括ケアシステムを推進してまいりました。元気な高齢者には生きがいづくりと地域の支え合いの環境づくりを進め、支援が必要な高齢者には、医療と介護の連携体制を構築しているほか、複合化、複雑化する困難事例に対しては、重層的支援体制整備事業により、適切な支援につながるよう取り組んでおります。今後、65歳以上の高齢者人口がピークを迎え、現役世代の減少による人手不足の社会保障費の増大など、様々な問題が顕著になる2040年問題を念頭に、持続可能な高齢者福祉制度、介護保険制度を構築することが大きな課題であると認識しております。なお、重層的支援体制整備事業交付金につきましては、交付基準の見直しにより、一部の事業に係る交付金額の減額が見込まれておりますが、重層的支援の機能や体制は維持してまいりたいと考えております。次に、2点目のケアプラン有料化の問題に関する町の認識についてでありますが、現在、ケアプラン作成に当たる費用の全額を保険給付で対応しているため、利用者負担はありませんが、令和9年度を始期とする「第10期介護保険事業計画」に向けて、国ではケアプラン有料化の論議がなされております。高齢者人口の増加により、今後、介護給付費の更なる増加が見込まれる中、介護保険制度の持続性とサービスの公平性を確保するための議論であると考えておりますが、有料化された場合は、利用者やその家族の経済的な負担からサービスの利用を控えたり、専門職のアセスメントを経ないまま、過度に介護サービスを利用する可能性もあるなど、様々な問題が指摘されております。ケアプランの有料化に当たっては、制度全体の公平性を確保した上で、利用者負担の軽減対策やサービスを提供する事業者への支援策も併せて議論する必要があると考えておりますが、現時点では、有料化の対象となる区分や利用者負担などの詳細が示されていないことから、引き続き国の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、3点目の介護難民を生まないための町の手立てについてでありますが、地域包括ケアシステムを推進する上で、要介護や要支援の認定を受けているにもかかわらず、経済的な事情や介護サービス事業所の人手不足などにより、必要なサービスを受けることができないといった事態は避けなければならないと考えております。介護サービスのニーズの多様化や物価高騰による経済的な影響など、高齢者を取り巻く環境が大きく変化する中、決して介護難民を生まないよう、引き続き相談支援体制の充実を図り、介護予防やサービスの維持確保に努めてまいります。次に、4点目の介護人材確保の現状と今後の方策についてでありますが、高齢者人口の増加に伴い、介護サービスの需要がますます高まる中、介護人材の確保は重要な課題であることから、町では、帯広大谷短期大学の協力の下、「介護職員初心者研修」や「ふるさと介護福祉士・保育士・看護師育成支援事業」などを通じて、介護人材の育成と確保及びサービスの質の向上に取り組んでまいりました。町内の介護施設や事業所では、帯広大谷短期大学の学生を実習生として受け入れ、卒業後に正職員として採用する事例もあり、現状では職員の配置基準を満たしておりますが、人材の確保には苦慮されているものと認識しております。また、帯広大谷短期大学が社会福祉科介護福祉専攻の募集停止を決めたことは、町といたしましても大変重く受け止めており、今後に向けて関係機関と協議しながら、新たな方策を検討しなければならないと考えております。次に、5点目の通所介護及び認知症対応の通所介護の提供体制に関する現状と課題についてでありますが、庁内においては、昨年8月に、同一の法人が運営する地域密着型通所介護事業所と認知症対応型通所介護事業所がそれぞれ廃止されましたが、帯広市に本体事業所のある通所型介護事業者が同時期にサテライト型事業所を開設したほか、今年の4月からは新たな地域密着型通所介護事業所が開設される予定となっており、通所介護についておおむね充足しているものと認識しております。今後の課題といたしましては、団塊の世代が75歳を迎え、通所介護のニーズは更に増加すると見込まれることから、専門職以外の地域資源による支え合いの仕組みづくりが重要であると考えております。最後に、6点目の特別養護老人ホームの待機状況と受け皿を増やす必要性に対する町の考え方についてでありますが、町では、特別養護老人ホームに待機登録している方の実人数を把握するために、3年に一度調査を実施しておりますが、この調査結果によると、今年度は59人で、3年前の令和4年度と比較すると20人の減となっております。待機登録者は減少傾向にあります。また、特別養護老人ホームの運営事業者からは、入所の利用開始年齢が上昇し、入所時期が短くなっている傾向にあると伺っております。これらの要因については、高齢者人口が増える中でもサービスや医療体制が充実し、住み慣れた家で生活したいという希望をかなえられる環境が整ってきたことや、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームといった高齢者向けの住環境が充実してきたことなどが挙げられ、これまでの地域包括ケアシステムの推進による成果の一つであると認識しております。また、要介護状態にならないための介護予防事業の取組によって、在宅生活を継続できる高齢者も増えていることから、現時点では、町内の受け皿を増やす必要性は高くないものと考えておりますので御理解いただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 5番 神長基子

それでは、順を追って再質問させていただきたいと思います。まず、1点目の地域包括ケアシステム、この構築の現状と課題について御答弁をいただきました。このケアシステムの具体的なところで1点お伺いをしたいことは、地域ケア会議というのが実践の中で行われていると思います。この地域ケア会議の中で、個別ケア会議、個別的なケースについての会議になろうかと思いますけれども、この課題支援型に関わっては、今の現計画の中でですけれども、3年前、その策定時にはケアマネジメント支援の範囲を超えた課題解決に向けて体制づくりが課題であるというふうな認識が示されておりました。ここについては、現状の到達がどのようになっているのか。体制づくりが十分に行われ、定まってきているのかどうか。この点をまずお示しいただきたいと思います。

答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀

個別ケア会議の関係でございます。支援の体制づくりということでございますが、課題支援型になりますと、かなり困難事例もございますし、今、いろいろ取り組んではいるところではありますが、ちょっとネックといいますか大きな課題としては、身寄り問題ですとか、高齢者の権利擁護に関する課題がかなり話合いの中で困難事例となっていることが多いんですけれども、その辺については、万全な体制といいますか、解決に時間がかかるところもありますが、順を追って関係者の皆様と協議しながら努めているところでございます。以上です。

再質問 5番 神長基子

ここの体制というところいきますと、事例は、人の数だけ事例があるというふうに思いますので、都度都度、万全な体制をつくっていくということが、引き続きの課題になろうかなというふうに思っております。関係機関との密な連携というところでいきますと、この地域包括ケアシステムに関しては、やはりそのシステム推進の核となっている地域包括支援センター、ここの機能強化というところに関しましても、この間、様々な取組が進められてきているというふうに認識をしております。御答弁の中では、センターに関わってというところでは直接はいただいておりませんけれども、やはりシステムを推進していく上では核となりますので、このセンターについての御認識についても改めて伺いたいところでございます。5年前になりますか、このセンターが3か所の圏域ということで分かれて、今、その経過の中にあるわけなんですけれども、実際に3か所の圏域に分かれて、実際にセンターを利用する方にしてみますと、より身近にそのセンター機能というものが地域の中に下りてくるというような状況の中で、どのような利点が今、出てきているのか。この点についてはどのように認識をされているのか。三つの圏域に分かれたということで、より、具体的なサービスにつながっているのかどうか。この点をお示しいただきたいと思います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

3包括に分かれてからの現在の定着の状況ですとか、分かれた後の現状の認識というところでございますけれども、この5月以降、私が担当部長になってから見てみますと、相当定着しているなと思って、そういう感触を得ております。また、地域の方から見ても、アクセスしやすい場所に包括支援センターがあることで、従来は1か所しかなかったところで、アクセスが電話が中心だったと思うんですけれども、そこに、人によっては、住環境によっては歩いていけるような場所に、より近い場所に包括支援センターが来たといったところで、より身近な存在になっているのかなと思います。そのかいもあって、サービスの利用のしやすさだとか、相談のしやすさだとか、そういったものにはつながっているのかなと思います。あと、ちょっとまた話がずれますけれども、担当のほうで医療・介護の連携の協議会なども進めて、一生懸命取り組んでおりますので、そこで顔を合わす機会が、包括支援センターの方もそうですし、各施設の現場の担当者間で顔を合わす機会というのが定期的に設けられております。そこで、先ほどお話のあった身寄りの問題だとか権利擁護の話などもされておりますけれども、そういった顔の見える関係というのが町内で築かれてきているなという実感は持っているところであります。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

神長基子議員。より身近になって、センター機能が、そういう中で顔の見える関係が関係機関の中でも築き上げられてきているということが、この圏域を分けたことによる利点として大きなものかなというふうに思います。そういった利点がある中でなんですけれども、その3か所をまとめていくといいますか、調整する機能としては、保健センターが今あるわけなんですが、実際に三つの支援センターというのは高台に位置しておりまして、ここについては、直接出向くというよりも、それこそ訪問する形での相談というのもあろうかと思いますけれども、より身近にというようなことで考えたときに、この圏域を更に細分化していくというような方向というものは、今後示される可能性があるのかどうか。ここについては、どういった検討がなされているかどうかを含めて御答弁をいただきたいと思います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

まず、現状におきましては、サテライトのような形で設けたりとか、あと、圏域を分割するといったような議論はされていない状況にあります。以上でございます。申請に関してですけれども、現状ではやはり介護認定の申請とかということになれば、まず電話をして、電話相談から包括支援センターの方が訪問で出向いたりといった状況がございますので、今、3包括ということである程度定着しているところがありますので、現状ではその必要性というところに関しては、そんなに感じていないところでございます。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

当面については、この3圏域の中で充実させていくというようなことであろうかなというふうに思います。それでは、重層的支援体制へのこの交付金に関わってなんですけれども、御答弁の中では、この交付基準の見直しによって、一部の事業に係る交付金額の減額が見込まれているということでございます。実際に重層的支援体制、これは介護分野に関わるところだけでは当然ないわけなんですけれども、当初は、様々な縦割りの分野ごとで分かれていた中で、配分を問わない一体的な財政支援というものが、この重層的支援事業の大きなポイントの一つであったかなというふうに思います。これが、十勝では、昨年のデータでいきますと、五つの町がこの事業を実際に始められていますが、音更町は先行してこの事業を導入してきた経過があったかなというふうに思います。だからこそ、なおのこと、この影響というものについてはしっかり見ていかなければならないなというふうに思っております。これが、実際に今年度、令和8年度から、1自治体当たりの交付金額というのが最大で7割削減するという方針が報道の中では示されておりました。ここについて具体的な通知が出ているのか、本町においての影響がより具体的に示されているのかどうか、お伺いいたします。

答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀

重層事業の交付金の関係でございますけれども、音更町では令和4年度から先行して実施をしておりますが、国のほうから先般、昨年の11月に通知がございまして、それによりますと、事業を開始してから5年を経過すると、つまり6年目からは、補助金の率が下がるということで、町の負担が4分の1だったものが、3分の1に増えるという内容の通知がありました。これによって、音更町は令和4年度から事業を開始していますので、減額のスタートは令和9年度以降になるかと思いますけれども、今の大体の試算で申し上げますと、約220万円程度減額になるのではないかと試算をしております。以上です。

再質問 5番 神長基子

具体的な試算ということでも御答弁いただいいたところです。最初の御答弁の中にもございましたが、こういった影響が見込まれる中にあっても、重層的支援の機能や体制は維持していくということが示されておりますので、ここは是非維持していく方向でいっていただきたいと思うんですが、本来であれば、よりこの重層的支援の意義を考えますと、広げていくというんですか、支援で関わっている関係機関の皆さんとの協議の場というのも当然ここで多々あろうかと思うんですけれども、更に整備事業を推進していくという中では、実際に事業そのものを、拡充という表現がいいのかどうかというのはあるんですけれども、大体四つの分野でしたか、その重層的支援、この分野を分野横断的に事業として一つの一体的なものとして行っていくという中では、まだ道半ばというふうな部分も見方としてはあろうかと思いますが、これを充実していく方向に持っていくということは可能なのかどうか。交付金の減額の影響がある中であっても、そこは進めていくと、町独自で進めていくということが可能なのかどうか。この点についての見通しをお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

財源的なところが薄くなっても、こういったところの重層的支援体制を充実していく考えがあるかどうかといったところにつきましては、結論から申し上げますと、充実させていきたいと思っていますし、そういった考えは持っております。やはり、重層的支援事業ということで、断らない窓口ということで位置付けられてスタートしておりますけれども、これはやはり本来的に、重層事業があってもなくても、断るような窓口であってはならないと思っていますので、それがこの重層的事業が始まったことで、各担当者にしっかりと位置付けをされて、全国的に見ても、全国津々浦々の全ての市町村を見ていくと、やはりこれだけの数があったり、これだけの職員の数ということを考えますと、やはり職員個人の担当者の考えで断ったりとかという事例は、全国的に言えばあるんだと思います。そういったところがこの重層的支援体制整備事業が始まったことで、断らない窓口といったことで、言わば半ば当たり前のところもあるとは思うんですけれども、本来あるべき姿に戻ってきた経過があるかと思いますので、その中で各分野に横断的な事案があった場合にはすぐに集まりましょうといった体制は、音更町にあっては、既に十分体制がとれているかなと思いますので、今後もこうした体制というのを維持、充実させてまいりたいと思います。以上です。

再質問 5番 神長基子

今、1点目につきましては、十分認識として、私も理解をいたしましたので、2点目のケアプランの有料化のところに入りたいと思います。これは、御答弁にもありましたけれども、実際にまだ決まっているわけではございませんので、当然、詳細は示されていないという中でございます。ただ、これは初めて今回、打ち出されてきているものではなくて、度々、特に、財務省側からの要望というのが強いのかなというふうに思うんですけれども、ケアの現場からは、これが提案される度に、それは大変なことだということで、ブロックがかかるわけですね。このケアプランの有料化がいよいよですが、もしかすると現実のものになるかもしれないというところに来ているのかなというふうに私自身は見ております。御答弁にありましたように、有料化された場合、利用者やその家族の経済的な負担からサービスの利用を控えたり、専門職のアセスメントを経ないままに、過度に介護サービスを利用する可能性もあるというようなことが、これは一般的なところでそういった指摘がされているということで、御答弁の中にもございました。実際にケアプランがいわゆる10割給付、無料であったということにはやはり意味があるわけだと思うんですよね。その本来の意義については、どのように認識をされているか伺います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

ケアプランにつきましては、言わば医療現場においては、処方箋のような役割をしているんだと思いますし、ケアマネジャーは、医療保険におけるドクターのような役割で、介護サービスを提供する際の中心的な役割を担うものだと思っております。ですから、こういったケアプランの有料化、今現在、無料でございますけれども、無料でいければそれはもちろんいいことだと思いますし、制度創設当初にあっては、スムーズな介護保険サービスの提供といったところですとか、介護保険の普及促進といったものを考えれば、無料で進めてスタートしたというのは自然な流れかなと思います。また、サービス利用を控えたりとかということがないようにという視点からも、無料であったらいいなという考えは、そこは担当としても持っているところでございます。一方で、長期的な目線に立った時に、将来的に次の世代に対してどういったものを残していくのかといったことを考えた場合には、この有料化の議論というのも一定程度避けられないものもあるのかなと思います。できるだけ低廉な価格であったり、有料化する場合にあっても低廉な価格であったほうがいいなとは思いますけれども、その辺は今後、国のいろんな審議会などでも議論がされていくかと思いますので、利用者の立場に立てば、もちろん無料がいいと思います。ただ、次の世代のことを考えたときにどうなのかといったときには、選択肢として排除しないで、真っすぐ議論をしていく必要があるかなと思っております。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

有料化が、社会が要請するものなのかどうなのかというところで考えますと、今、部長もおっしゃられましたように、やはりこの介護保険制度という中で、給付と負担の在り方というところが常に議論されてきていた、そういった経過の中で出てきておりますから、おっしゃられることは私も全く理解できないわけではないんですが、ただ、このケアプランが、程度はいろいろあろうかと思いますけれども、介護を受けるといった場合に、利用者にとっては本当の入口の部分になるということですよね。その入口から、もしかするとサービスを抑制するような動きになってしまうということは、これはやはり本末転倒ではないかというふうに思います。私自身は、給付と負担の在り方について、ここの議論は確かに避けられないという面はありますが、ここについては、明確に有料化すべきではないというような考えを持っております。私自身が懸念していることは、一つは、御答弁にもありました経済的な負担というものは本当に大きなものがあると思います。私も、何人か関わったケースで見ましても、数千円の差でも、やはりサービスを受けるかどうかということをちゅうちょされるぐらい、生活が押し迫っている。その背景にはいろんな問題が絡んでいますので、要因は決して一つではございません。特に、今は、顕著なこの物価高騰の問題、そこに年金が低い、こうした中で覆いかぶさっているということはございますけれども、それが介護サービスを受ける入口の部分で、このケアプランが有料化することによって、更に抑制されていくようなことはあってはならないというふうに思うんですね。お伺いしたいことは、今は、実際にどういうふうになっていくのかというのは、推移を見守っていくしかないというようなところが自治体においてはあるということはございますが、大事なのはやっぱり現場の皆さん方、特にこのケアプランを作成している立場におられる方々の認識というものも十分に酌み取った中で、必要なことは、国に対して、この有料化に対する考え方というのを町としてもしっかり示していくことが必要ではないかというふうに思います。この点については、現場サイドとはどのような情報交換をされているのか伺います。

答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀

議員おっしゃるように、有料化によって数々心配される点は多いところがありまして、利用者の人の負担が増えるということももちろん大きくありますし、ケアマネの事務負担も増えるですとか、それがちょっと介護人材の確保にも影響があるような心配もございます。いろんな機会に、例えばケアマネジャー連絡会ですとか、そういったいろんな機会に、現場の方の、事業所の方のお声を聞くこともあるんですけれども、そういった連絡会ではいろんな課題、地域課題とか、国の議論が具体的になっているかとか、その辺の詳しい話まではしておりませんが、ケアマネの感覚としては、ちょっと漠然と、有料化が本当に決まった場合は、不安といいますか、気持ちの面で漠然と不安を抱えている、今度どうなっていくんだろうというような、そういった感じの感想をお伺いしておりますし、利用者の方については、直接お話を聞いたわけではございませんが、議員おっしゃるように、経済的な問題でケアプラン、サービスを適切に受けられない方とか、そういったことが一番町としては心配をしているところであります。町としては、国のほうに、そういった具体的に、有料化された場合の改善策等というのは、今時点ではちょっと何とも詳細が分からないのでできないところでありますが、現場の声ですとか、利用者さんの声、そういったものを踏まえまして、慎重に注視してまいりたいと思っております。以上です。

再質問 5番 神長基子

現時点におきましては、今、御答弁いただきましたように、是非現場の方々とも慎重に意見等をお聞きしながら、今の現状の課題も含めて、やはりこのケアプランが有料化される、当然これだけではございませんけれども、今回はここに焦点を当てて質問させていただきましたので、これ以外にも様々な給付と負担の在り方をめぐる様々なメニューがこれから提示される可能性がございますので、その点も含めて、是非現場の声を丁寧に拾っていただきたいというふうに思います。介護保険に関わっては、制度が施行されてから25年が経過した中でですけれども、介護問題を社会的課題ということで、そうして対応すべきだという認識が、これは行政だけではなく、当然支え合っていく町民の皆さんもそうですけれども、広く、より多くの高齢者に公的な介護サービスを届けるという環境を整えてきたというふうに思って見ております。それは、ひとえに、最初の答弁にもございましたように、地域包括ケアシステムを構築していく中で、今はこれを深化、深めていくという中にあって、充実してきている部分もあるというのは正にそういったところかなというふうに思いまして、この環境を整えてきたという部分につきましては、介護保険が大きな役割を果たしてきたというふうに思っております。ただ、一方で、やはり厳しい現実がある。通告のときに申し上げましたように、介護は今、危機に直面しているという、これは私の中には通底している認識でございますが、この中には、やはり給付と負担の在り方については、介護保険料がどんどん上がっていく。保険料だけではなくて、サービスに関わる利用者の側の負担がどんどん上がっていくと。こういった中で給付を抑制していくということをやらなければ制度が維持できないということは、当初から、制度が生まれたときから、もう既にそういった懸念はあったわけなんですけれども、どんどんそういったものが今の危機につながってきているというふうに思うんですね。それが多様な部分に現れてきているということで、次の特に人材の部分、そして介護サービスの施設に関わってというところで、御答弁いただいたものに沿って再質問させていただきたいと思うんですけれども、人材に関しましては、大谷短大さんの介護福祉専攻の募集停止を決められたと。本当に苦渋の決断であったんだろうなというふうに推察しますけれども、新たな方策を検討しなければならないという、こういった段階の中で、これは当然、こういった状況、町だけではなくて議会としてもそうですけれども、知恵を出し合いながら、何とか維持できるように応援をしてきてここまで来たわけですから、今後の、今の現状の中にあってどういったことを検討していかなければならないのかということを、やはり一層の知恵を出し合っていかなければならない状況にきたなというふうに思っております。大きくは、人材をめぐってというところでいきますと、介護報酬の期中改定というのが、この8年度行われるということが国のほうから示されました。本来、この介護報酬というのは3年に一度の改定なわけなんですけれども、昨年の12月の総合経済対策の中で、2.03パーセントの期中改定を実施するという異例の事態でございます。この期中改定は、処遇改善だけに使える処遇改善加算の手当に限られておりますので、こういった期中改定そのものは、今の現場の苦境を考えますと必要な手立てであろうと思いますが、ただ、事業所の苦境に対する措置というところでいきますと十分ではないというような中で、更に事態が深刻化しかねない状況であろうかと思います。介護従事者数でいきますと、ちょっと古いですが、令和5年の数で、介護保険制度開始以来、初めて介護従事者数というのが前年比でマイナスになってしまったということですね。介護福祉士の養成校は入学者の定員割れが続いて、これは全国的な傾向ですけれども、外国人留学生の受入れがなければ、学校の経営も維持できないという事態が全国的に生じている。政府としては、令和8年度で25万人、これは介護職員の不足する見込みですね。2040年度には57万人の介護職員が不足するという、こういった需給見込みを示されているということでございますが、肝腎の処遇改善、介護職の方の給与ですけれども、全産業平均給与との差は月額で8万3千円。これは前年が6万9千円ということですので、更に拡大したという状況です。ですから、本町における介護人材を確保するための、特に、人材を育てていくということで重要な拠点であった大谷短大さんの今、打ち出したものというものは、この全国的な傾向を見たときに、避けられなかった事態だったのかもしれない、そういう見方もできます。ある意味、構造的なものをどこかやはり改善していかなければ、こういった問題がどんどん広がっていくというような認識も持っているわけです。実際に、介護現場で働いている方たちにとって一体何が困難なことなのか。常に慢性的な人員不足の中で起きていることというのも当然あると思います。一つは、人員の配置基準について、ここについては、どういった実態があるかということを本町としてはどういうふうに押さえているのか。人員の配置基準というのは国が示している基準に沿って、市町村としても独自で引き上げることは、これは可能であるというふうに考えますが、まず、この点の認識をお示しください。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

人員配置基準に関しまして、十分かどうかというところと、あと市町村によって引上げはできるんじゃないかといったところでございますけれども、人員配置基準に関しましては、やはり一つの基準でありますので、これが今は最低基準という認識でございます。この基準をクリアしていれば事業所の指定もできるし、サービスも提供していいですよということですので、あくまで最低基準でありますので、そこを超えて配置しても、それはいいと思いますし、市町村でそこを何らかの手当てをして配置基準を上げるといったことも技術的には可能なんだと思います。一方で財源の問題であるとか、人手の確保といったところを考えたり、あとは介護報酬との、入ってくるお金は基準を上げても、国の基準より上げても入ってくるお金は一緒ですので、その中で人のやりくりができるかといったところになってきますので、そこを引き上げて運用するというのはなかなかハードルが高いところがあるのかなというふうに思っております。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

この間の国の動向を見ますと、どんどんこの配置基準については、現場の慢性的な人手不足というところから、致し方ない面もあろうかと思いますが、この基準を緩和していくというような流れがずっとあるかなというふうに思います。ただ、基準を緩和していくということは、現場にとっては負担が増すということは当然あるわけで、その実態をしっかりと把握していくということは大事なことじゃないかなというふうに思うんですね。確かに、財政的な部分でのどのような手立てが独自に打てるかというところは簡単なことではないかもしれないですが、例えば、24時間体制で稼働している施設の場合、ワンオペでの夜勤というものが、これは法的には抵触しないというふうには思いますけれども、実際に、このワンオペ夜勤一つとっても、その夜勤で対応している職員にとっては相当な過重な負担になっているというようなこともあろうかと思いますが、こういった実態について把握できる仕組みがあるのかどうか。この点はいかがでしょうか。

答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀

確かに、事業所によって、夜勤の時間帯になりますと、配置基準1名でいいという形態のところも多いんですけれども、基準を満たしていても、やはり同時にケアが必要なパターンもございますし、一人で全員を見るというのは大変な御負担があると認識しておりまして、実際に人材不足といいますか、一人体制でやっていらっしゃるというところが多いというのは押さえておりますけれども、基準を満たしていても、そういったワンオペのプレッシャーということなどについては、町としては、経験不足ですとかそういったことを指摘するのではなくて、より良いケアのために様々な個別ケア会議ですとか運営指導などの機会を通じて支援や指導を行っているところでございます。以上です。

再質問 5番 神長基子

様々な機会を通じて指導等が行えるということでございますが、把握をする仕組みが町としてあるのかどうかということですね。指導するといったときに、その問題が顕在化したときにではやはり遅いのではないかというふうに思うんですね。常日頃からそれが把握できる仕組みというのが存在するのかどうか。ここについて再度お伺いしたいと思います。

答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀

仕組みという意味では、そういったことの仕組みづくりというのはできてはおりません、実態としてですね。ただ、町内の事業所さんですとか、ケアマネの事業所さんとは、日頃から情報交換ですとか、困り事、今、困難になっているような事例とか対応に含めましても情報交換もしておりますし、相談体制ができていると思っておりますので、そういった様々な機会を通じて意見をお伺いしていきたいと思っております。以上です。

再質問 5番 神長基子

人材を確保していくといったときに、やはりこういった部分、現場の状況を常に把握して手立てを打っていくということが、やはり大事になってくるかなというふうに思います。どういったことを今後、手を打っていくかということの一つには、ケアマネジャー、先ほど、ケアプランの有料化一つとってもケアマネジャーさんの負担が重くなっていくことが懸念されるということもございました。今、既にこのケアマネジャーさんの負担というものは、一人当たりが持つケアプランの作成一つとっても、大きな負担になってきているのではないかなというふうに思いますし、ただ、ここで、更新研修、5年に一度、更新研修を受け入れなければいけない、法定研修を受講する必要があったものが、情報によりますと、これが廃止になっていく方向にあるのかなと思うんですが、この点については、担当のほうではどのように情報が来ているのかどうか、そこをお伺いいたします。

答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀

ケアマネの更新の研修でございますけれども、おっしゃるように、今まで5年に一度の更新というのが義務付けられておりましたけれども、先般、そういったものが今後は廃止されるということで公表されておりますので、実際、町の職員でも、保健師等の専門職についてもそうなんですけれども、ケアマネの資格を取得して、更新の時期というのもあったんですけれども、今後はそういったことがなくなるということで、こういったことも人材確保の一つの取組なのかなというふうに押さえております。以上です。

再質問 5番 神長基子

これは大きなやはり負担であったのかなというふうに思います。それが廃止の方向ということでございますので、そのことによって負担が軽減されていくということは十分あるかなというふうに思いますが、実態として、ケアマネジャーさんに関しては、特に専門的な言い方でいきますと、シャドーワークというようなことで、実際の本来の業務を越えなければ当人との対応が難しくなるというようなことがいろんな場面で起きてくる。手続一つとってもそうだと思うんですけれども、対応できる御家族が十分にいない場合に、本人に代わってというか、家族に代わって、ケアマネさんがそういった手続等のサポートをしているというようなことも、実態としては見えてきているという中で、ケアマネさん本来の業務に集中できるような負担軽減の策というのも今後考えていく必要があるのではないかなというふうに思いますが、この点についてはお考えいかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

やはりあるべき姿というのは、本来業務に集中できる環境づくりというのが大事なのかなと思います。一方で、やむにやまれずということで、ケアマネさんが本人に代わっていろいろなことを担っている現状もあるという認識はございます。ただ、将来的には、環境整備というのを今後も進めていく必要があるかなという認識でございます。以上です。

再質問 5番 神長基子

こういった、実際の実践されている業務内容、ここをしっかり精査していく中で、当然、負担軽減を図るということは、じゃあ利用者にとってはどうなるのかということもありますので、機械的にいかないところもあるとは思いますけれども、やはり課題としては、これ、あると思いますので、今後においては是非しっかりと業務を、本来の業務に集中できるような格好で、そういった方向へと仕組みの中でつくっていくことが必要であろうかなというふうに思っております。次に、通所介護についてなんですけれども、おおむね介護事業所については充足しているということでございます。通告の中にもお示しさせていただきましたが、昨年の8月に、地域密着型の通所介護事業所と、それから認知症対応の通所事業所が廃止された。当時、両方合わせますと50名近い方が違うところに行かなければならないというようなことになったかなと思うんですけれども、そこについては、ほぼ次の受け皿というところでは移行できたのかなというふうに思うんですけれども、ある通所介護事業所さんに最近お聞きしたところ、それまでは、実は利用者が少なくて苦慮していたというようなことがあったのが、今は断るケースのほうが増えてきていますと。要するに、利用者が不足することによる、定員を満たさないことによる運営の危機というものは脱したことはあるんだけれども、ただ、お聞きをすると、そういったことで断るケースも出ている。この断られた方がどうしているんだろうかというようなことに関しては、そこでお聞きすることはできませんでしたが、実際に通所介護、いろんなケースがありますので、ニーズに合わなければ断らざるを得ないというようなこともあるとは思うんですが、そういったケースが増えてきているというようなことは、町として押さえているのかどうか伺います。

答弁 高齢者福祉課長 鎌田千亜紀

おっしゃるように、昨年2か所の事業所が廃止をされまして、通われていた方が、通所介護のほうで37人、認知症のほうの通所介護で12人の方がいらっしゃったんですけれども、その事業所さんの丁寧な対応、誠意を持った丁寧な対応をいただきまして、皆さんそれぞれほかの事業所のほうに、サービスを途切れさせることがないように引継ぎをしていただいたところでございまして、先ほどお話ありました、今度は空きがなくなったといいますか、断るケースというのも、事業所さんによっては定員いっぱいでお断りしているという方も実際にはいらっしゃるかと思いますけれども、そういった場合はケアマネさんが、中心になってケアプランをつくりながら行き先といいますか、通いの場、そちらの調整をしていただいているところでございますけれども、町全体の通いの通所介護としては、行き先がないというような事態にはなっていないものと思っております。以上です。

再質問 5番 神長基子

実際に断るケースが出ているとしても、町内の中で一定度は完結できているというようなことで認識をしていいのかなというふうに思います。ただ、実際は、通所介護の事業所というのも規模がいろいろあるかと思いますし、特に認知症対応という部分に関しては、個別でのマンツーマンでの対応だとか、あるいは落ち着ける環境かどうかというところがありますと、どこでもいいということにはなりませんで、やはり適切な規模、利用者さんに合った適切な規模での活用が、利用ができているのかどうかということに関しては、引き続きここについては、是非、注視していただきたいなというふうに思います。特養に関してですけれども、待機の方は減少傾向にあるということでございまして、これが答弁にもありましたように、高齢者人口は増えている。増えている中にあっても、サービスや医療体制が充実して、住み慣れた家で生活したいという希望をかなえられる環境が整ってきたこと、また、高齢者向けの住環境が充実してきたこと、こういったことに関しては、一定のこの地域包括ケアシステム推進による成果の一つということで御答弁いただきまして、ここについては、私も一定の共通の認識は持ちたいというふうに思っております。ただ、減ってきた、減少傾向にあるとはいえ、待機されることによって、その待機の時間、時期が一定度ある中で、心労を抱える方もいらっしゃるということは、ここにどういうふうに手立てを打っていくかということに関しては、引き続きのやはり課題であろうかと思います。いろいろあるんですけれども、受け皿を、やはりそういった意味では、少しでも増やしていくというようなことが必要であろうと思いますし、複合的な問題の一つには経済的なやはり問題というのがございまして、本町においては、ユニット型の個室という特養がメインでございますが、多床室ということであれば、若干経費を落として利用することができる。こういった選択肢を少し、一気にはいかなくても増やしていく方向というのは必要じゃないかというふうに考えますが、この点についてお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

経済的な面からユニット型中心のものを、多床室も一定程度整備をしていきましょうというところであるかと思いますが、この辺はやはり選択肢があったほうがよろしいかなと思います。一方で、音更町単体だけで全てを賄おうとするのも、一定程度ちょっと限界があるところもあるかなと思います。この辺は、事業者の皆さんの御意見も賜りながら考えてまいりたいと思います。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

最後にしたいと思います。いろんなやはり危機も直面している中で、本町としてのこの地域包括ケアシステムの現状の到達点、ここを見ていったときに、改めて考えなければいけないのは、やはり介護の社会化という制度の原点に立ち戻って検証していくことと、併せて今後の2040年に向けての提供体制をどう考えていくのかというところですね。これはやはり、制度的には国の考え方というのが当然影響するわけですから、そういった中ではありますけれども、十分に育ってきたこのケアシステム、こういった本町独自で育ててきたものというものを更に発展させていくという方向を考えたときに、原点に立ち戻って、今回、幾つか御提案させていただきました。この考え方というのも、是非、今後の次期計画に全てをということにはならないと思いますけれども、今後の構築する方向性の中には、是非検討の一つとして考えていただきたいということを最後に申し上げまして、私の質問とさせていただきます。

答弁 町長 小野信次

ありがとうございました。今、いろんな、この今の現況を捉えて、2040年のお話を題材に取り上げながら、そしてまた、今までのこの地域ケアシステム、そして我が町においては三つの包括支援センターを設けてやってきたといった、そういった事例を挙げながらこれからの問題点を列挙していただきました。現在、そういった形の中で、我が町としては、ただただ町でこのことに真正面から取り組むということは当たり前でありますけれども、医療・介護、こういった皆さん方関係者等の協議会をつくって、幅広くこれを皆さん方とともに今後の方向性というのを決めながら、今まで来たなというふうに思っています。今、神長議員から御提案ありましたことにつきましても、こういった関係者、そしてまた、それを利用する側、しっかりと議論を深めると。この体制を今後もしっかりと維持しながら、今日、御提言をいただいたことについても、今後ともそれを生かしてまいりたいというふうに思っております。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる