みんなの議会

音更町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月16日

こどもの成長と発達を保障する保育について

2025年9月16日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「こどもの成長と発達を保障する保育について」質問し、町長 小野信次、子ども福祉課長 定村剛志、保健福祉部長 深谷邦彦が答弁しました。

質問者
神長基子 議員
答弁者
町長 小野信次、子ども福祉課長 定村剛志、保健福祉部長 深谷邦彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 神長基子

通告に従いまして、こどもの成長と発達を保障する保育について質問を行います。生後6か月から満3歳未満までの未就園児を対象とする乳児等通園支援事業、通称こども誰でも通園制度が令和8年度から全国の自治体で実施されます。本制度の創設は、令和5年に閣議決定された「こども未来戦略」でうたわれました。既に実施されている一時預かり事業、いわゆる一時保育が保護者の必要性に対応する事業であるのに対し、本制度は「保護者と共にこどもの育ちを支えていくための制度」であると、こども家庭庁は説明しています。全てのこどもの育ちを応援し、こどもの良質な成育環境を整備すること自体は、少子化傾向を克服する上で大切なことですが、低い基準で柔軟な利用を保障するような設計になっていることには懸念があります。こどもの成長と発達を保障し、適切な保育の提供を行うためには、慎重な運用が求められることから以下について伺います。1、こども誰でも通園制度導入に当たっての町の基本的な考えは。また、導入における課題は。2、一時保育の利用状況と課題は。3、一時保育とこども誰でも通園制度のすみ分けについてどのような想定をしているか。4、空きがないなど利用調整が必要になった場合や事故等トラブルが起きた際の町の対応は。5、こども誰でも通園制度の人員配置を国が示す基準より高くし、手厚い保育が行えるよう設定する考えは。以上、御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

こどもの成長と発達を保障する保育についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目のこども誰でも通園制度導入に当たっての町の基本的な考えと導入における課題についてでありますが、国のこども未来戦略においては、ゼロ歳から2歳児までの約6割が未就園児であり、その家庭の多くが「孤立した育児」の中で不安や悩みを抱えているとされ、そのような状況において、保護者の就労の有無に関わらず、月に一定時間、保育園などを利用できるようにするための新たな仕組みとして、こども誰でも通園制度が創設されたところであります。この制度の目的として、子どもにとっては、同年代の子どもや保育士と関わるなどの多様な体験を通じて、その健やかな成長、発達を促す良質な環境を提供され、保護者にとっては、子育ての専門家である保育士へ気軽に相談できたり、一時的に育児から離れる時間を持つことで心身のリフレッシュを図れたりと、育児負担の軽減や孤立感の解消につながることが挙げられております。また、これまでの関係機関との接点が少なかった子どもともつながりができることで、支援が必要な家庭を早期に把握し、適切なサポートにつなげていく役割も期待されているところであります。町の基本的な考えといたしましては、これまでも子育て支援センターをはじめ、保育士による赤ちゃん訪問や子育て相談など、様々な機会を通じて子どもや保護者の支援を行っているところでありますが、これまでの子ども支援施策を補完、強化する制度として、国の方針を踏まえながら、来年度から事業開始に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。制度導入に当たっての課題といたしましては、保育士の確保をはじめ、短時間利用の子どもの発達状況やアレルギーの有無などの情報把握に加え、慣れない環境で子どもが泣き続けるなどの対応で保育士の業務量の増加が考えられるほか、保有スペースの確保や必要となる設備と備品の整備なども課題であると認識しております。また、詳細は示されておりませんが、国からの給付費が利用者一人当たりの時間単位となっており、実施事業者における財政上の課題もあるものと認識しております。次に、2点目の一時保育の利用状況と課題についてでありますが、一時保育につきましては、現在、2か所の子育て支援センターで実施しておりますが、過去3年度の状況で申し上げますと、令和4年度は1,343件、5年度は1,832件、昨年度は1,651件の利用であったところであります。課題といたしましては、1歳未満は対象外であり、ゼロ歳児の利用ができないほか、現在、利用手続が電話や紙媒体による申請となっていることから、利用者の利便性向上も課題であると認識しております。次に、3点目の一時保育とこども誰でも通園制度のすみ分けについてでありますが、一時保育は保護者の冠婚葬祭などの用事や急病、リフレッシュのため、保護者の一時的に保育できない状況を支えることを目的としており、保護者のニーズに応えることを重視しているのに対し、こども誰でも通園制度は、同年代の子どもとの関わりや専門的な支援を受ける機会の提供により、子どもの発達や育ちを支えることを目的としており、子どもの育ちにとってのメリットを重視しているとされております。制度の位置付けについては、一時保育は補助事業であり、自治体が選択的に実施するものであるのに対し、こども誰でも通園制度は給付制度であり、全ての自治体で実施するものとなっております。利用状態は、一時保育が主に単発的で不定期な利用を想定しているのに対し、こども誰でも通園制度は定期的、継続的な利用が想定されております。また、一時保育は、一時的に子どもを安全に預かる保育であるのに対し、こども誰でも通園制度は、個別の保育計画を作成した上で、集団の中で計画的、継続的に子どもの成長を支援する保育とされております。町といたしましては、こうした制度の趣旨や一時保育との違いを踏まえ、準備を進めてまいりたいと考えております。次に、4点目の利用調整が必要になった場合やトラブルが起きた際の町の対応についてでありますが、利用調整につきましては、利用の予約は国が用意するシステムを使ってスマートフォンなどで行う仕組みなどとなっており、利用者自身が空いている枠を探して予約するといった運用になると考えておりますが、特別な配慮が必要な場合の対応が課題であると認識をしております。事故などのトラブルが起きた際の町の対応につきましては、現場での対応は実施事業者が行うこととなりますが、町は事故などが発生した場合、実施事業者から報告を受け、事実確認や検証を行った上で、再発防止策などについて実施事業者に指導や勧告を行うこととなっております。なお、実施事業者は、事故などの防止のために安全計画の策定義務があり、計画に基づいて施設の安全点検や職員に対する研修、訓練を行うこととされております。最後に、5点目のこども誰でも通園制度の人員配置を国が示す基準より高くし、手厚い保育が行えるよう設定する考えについてでありますが、こども誰でも通園制度の設備や人員配置などの基準については、国の基準に基づき市町村が条例で定めることとされており、国が示す人員配置基準については、保育園や認定こども園、一時保育とおおむね同等の基準になっていることから、一定の保育の質や安全性は確保されているものと認識をしております。人員配置基準を高く設定することは手厚い保育につながるものと考えておりますが、保育士の確保や利用者数の予測、財源の確保などの課題もあることから、現状においては国の基準に準じた設定を行いたいと考えております。今後、子ども・子育て会議や実施を予定している事業者の意見も伺いながら、適切な基準を設定するとともに、安心して通園できる環境を整備し、実施状況も見極めながら、全ての子どもたちの育ちを応援してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 5番 神長基子

それでは、再質問のほう、移らさせていただきます。先に2点目、3点目でお聞きをいたしました一時保育、ここの部分からまとまった形で再質問させていただきたいと思うんですが、一時保育の利用状況と課題ということで御答弁いただきました。課題といたしましては、先ほどの答弁でいきますと大きく2点、一つはゼロ歳児の利用ができないこと、それともう一つは利用者の利便性向上、利用手続の簡素化ということになろうかと思いますけれども、こういった課題があるという認識でございます。利用状況の数を御答弁いただきましたが、見込みに対しては下回る状況がずっと近年、続いているかなというふうに思っております。一時保育の利用に関しては、利用目的というのが大きく分けて三つあるというふうに認識をしております。一つが非定型的な保育、もう一つが緊急保育、そして三つ目が私的理由による保育、ここがいわゆるリフレッシュというようなところになろうかと思いますけれども、この実態というのは具体的にどのようになっているのかお伺いいたします。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

一時保育の理由別の内訳という御質問でございますけれども、まず、令和4年度につきましては、非定型的保育に関しましては544件ありまして41パーセント、それから緊急保育は57件の4パーセント、それから私的理由というところが742件で55パーセントということになっております。令和5年度につきましては、非定型的保育が941件で51パーセント、それから緊急保育が29件で2パーセント、私的理由が862件で47パーセント。令和6年度に関しましては、非定型的保育が587件で36パーセント、緊急保育が33件で2パーセント、それから私的理由が1,031件で62パーセント、そういった状況になっております。以上です。

再質問 5番 神長基子

今、お伺いしますと、年度によってこの割合というのは変化しているというふうに認識をいたしました。直近の令和6年度でいきますと、リフレッシュに相当する私的理由による保育が6割を超えたというところでございますが、こうなると、非定型的な保育という部分で、例えば就労が目的となっていて、実際のところ、希望する保育園には入れないということなどが理由で、週3回程度ですか、そういった形で定期的な継続利用になっているケースというのはあまり音更町としては見られないということになるのかどうか、この私的理由が増えている要因などについては、これは令和6年度に限定したものになるかもしれませんけれども、その点について把握されていることがございましたら伺いたいと思います。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

理由別で私的理由による保育が増えているというところの理由でございますけども、まず、就労に関しましては、やはりその年その年によって、1番の非定型的保育につきましては定期的にある程度使われるので、やっぱり年度によって凸凹が出てくるというようなところがございます。リフレッシュというところに関しましては、支援センターのほうにお聞きをしたところ、次年度の入園に向けて慣らしといいますか、そういった理由で一時保育を使われるという方も増えているというような話はお聞きをしております。それで増えているのかなというところもございます。以上です。

再質問 5番 神長基子

年度によっての凸凹があるというところになるかと思いますが、この3点目の私的理由による保育、この利用が、以前も一時保育の部分で一般質問、何度かさせていただいていますが、その中でも私はここがやはり大事なところだと、一時保育、一時預かり事業する上では実はここが要になるというところで、しかし、全国的な傾向としては、非定型的な保育、ここが比重を占めている中で、私的利用による保育を受けられない事業者が出ているというようなことが傾向として現れているという、こういった傾向があるんですよね。それは、本町においてはほぼその課題としてはないというようなことでよろしいかどうか、その点について伺います。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

利用に当たって定員を超えるような、そういった受入れに関して、受入枠を超えるような状態があるかないかというところのお話もあるのかなというふうに思うんですけども、現状におきましては数字的にも落ち着いた状態になっておりまして、恒常的に受入れが、キャンセル待ちが発生するような状況というのはない。ただ、日によってはやはり集中してキャンセル待ちが発生するような状況があるというふうにはお聞きをしております。よろしいでしょうか。

再質問 5番 神長基子

今、キャンセル待ちの状況も併せて御答弁いただいたのかなというふうに思います。実際はいろいろな現場の状況もあるでしょうから、当然、その日によってはということもあり得るのかなというふうに考えておりますし、何よりも第一に子どもの安全ということを確保できるのかどうかというのは、日によっての受入れの人数だったり年齢層ですよね。この割合によっても日々変化するような状況もあろうかと思いますので、その点は一定程度理解するところではあります。本町といたしましては、見込みに対して利用の実績というところでいきますと、まだまだ受け入れられるような体制にはなっているのかなというふうに思っているんですけれども、職員の配置に関して、例えば、これは利用、その日によって、その場所によっても、今、2か所で一時保育やられていると思うんですけれども、日によって低年齢の子が多いのか、それともある程度、比較的、保育士やスタッフの数が手薄でも大丈夫な状況なのか、それは日によって違うと思うんですが、一時保育を利用する、事業を実施するに当たって、職員の配置の基準、御答弁の中でも最後のほうで出てきますけれども、この配置基準は満たしているということが基本的にはあると思うんですが、それ以上の配置を事業所の判断でしているというような実態があるのかどうか、その点はどのようになっているか、伺います。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

一時保育の職員の配置基準のお話でございますけれども、配置基準に関しまして、人数的なものは国というか条例の、条例じゃない、失礼しました、一時保育の基準に準じた形になっております。ただ、一時保育の場合、半数以上、保育士であればよいというような規定がございます。音更の場合は、そこを全員保育士という形で配置はしているところでございます。以上です。失礼しました。特別に配置を増やしているかというところでいきますと、日によって、もし人手が足りないということがあれば、保育園とつながっておりますので応援する体制というのはあるかと存じます。

再質問 5番 神長基子

それが常態化しているかどうかというのはないのかなと思うんですけれども、恐らく応援が必要な場面というのは少なくないのかなというふうにも思います。これは、後でちょっと保育士の配置のところでもちょっと触れたいと思います。一時保育に関しては、財政的な課題というのは特にないのかなというふうに思うんですけれども、近年は重層的支援体制という中で組み入れられているというふうに思います。一時保育の運営費基準額というのは、重層的支援体制になる以前からとそれ以降とで基準額というのに変わりがあるのかどうか、その点を伺います。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

以前の正確な数字を、ちょっと今、持ち合わせておりませんので、ちょっと詳しく、現状、分からないですけども、そんなに大きな金額の隔たりはないのかなというふうに認識しているところでございます。

再質問 5番 神長基子

大きな違いはないということでございます。ちょっと言い方を変えてお聞きいたしますと、先ほど保育士の、保育スタッフ、この配置に関する状況についてもお聞きをしたわけなんですけれども、場合によってはこういった状況が必要になる、要するに国の示している基準以上に人を配置しなければいけないような状況が起こり得る現場だということですよね。そこを認識した上で、保育士の複数配置ということが場合によっては保障される金額として国からの財政措置はあるのかどうかという、この点の認識はどのようにお持ちでしょうか。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

一時保育に関しては、保育士の加配を例えばしたという場合においても、そこへの財源の措置というのはありません。

再質問 5番 神長基子

あくまで基準に沿った中での財政措置という範囲かなというふうに思います。ということは、やはり事業所の判断で、事業所の持ち出しでスタッフを配置しているというのがここでも言えるのかなと。ここでもというのは、通常保育でも恐らくそういった状況が起こり得ますので、そういったことが一時保育の中でも起こるようなものというのは、これは本町に限った課題ではないかと思いますけれども、そのような実態がある中で、この一時保育と、今度、新しく始まる誰でも通園制度が始まっていくということになるんですけれども、この一時保育事業の今後をどのように考えるかということもお聞きをしておきたいと思うわけなんですが、一つ直近のことになりますので見通しとしてお聞きをしたいと思うんですが、今月から音更町といたしましては保育料の無償化の拡大ということで、第二子以降のゼロ歳から2歳児のお子様の無償化がスタートして、この拡大というのは、一時保育事業の利用には何か影響というのか、そういったものはあるのかどうか、今後のことにはなると思いますけれども、ある程度、導入されるに当たって見通しをお持ちであれば、その点についてお伺いをいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

第二子以降の無償化がどういうふうに影響するかということでございますけども、現時点で特段の、制度自体が別々だという認識でおりますので、これで一時保育の利用に影響が大きく出るとかということは特に考えてはおりませんでした。ただ、おっしゃるとおり、無償化ということになれば、それをきっかけにちょっと利用してみようかというお考えに至る方もひょっとしたらいるかもしれませんので、そういう面では保育のほうを選択する方というのもひょっとしたら出てくるのかなというふうには考えております。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

そうですね、特にゼロ歳、1歳、2歳児、今回、無償化、第二子以降で無償化ということになりますが、この極めて低年齢なうちというのは手厚い保育が必要だということもありまして、保育料が非常に負担が保護者にとっては大きかったところですね。そこのウエートを考えて、共働きをする上でもどういった兼ね合いの中で両立していくかということを考えた場合に、一時保育を利用することによって、こういう言い方はあれですけど、しのいできた、そういったケースも私は全くないとは思えないんですよね。そういった中では、一時保育の枠が少し余裕が出てくると言ったらいいのか、そういったことも出てくるのかなというふうにも思うんですけれども、今までゼロ歳児に関しては、一時保育に関して、現場のほうも恐らく慎重であったかなというふうに思うんですが、ここについては、今後、一時保育、誰でも通園制度が導入されていくことによって、従来の一時保育が拡充されていくというイメージを持ったらいいのかなというふうにも思うんですけれども、そういった考え方というのは、現場の方たちとどのようなお話をされているのか、伺いたいと思います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

現場のほうからは、やはり新たなこども誰でも通園制度の実施に伴う現場負担ということに対する懸念ということは、お話としては上がってきております。一時保育で余裕が出るかどうかというところは何とも申し上げられないんですけども、こども誰でも通園制度ができたことで新たな選択肢が一つ増えたんだと、そういう理解はできるのかなと思っております。そういった点から見れば、一時保育もあり、それからこども誰でも通園制度もあり、あと民間の事業所さんもありということで、選択肢が一つ増えたということでの理解で町としては捉えております。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

この新しい制度については後ほど触れたいと思うんですけれども、そこへの懸念というのは、当然、現場のほうでは聞かれるところかなと思いますが、この従来の保育サービスそのものが、先ほど町長の答弁にもありましたように、従来の、すみません、子育て支援施策を補完、強化する制度というふうに町としては認識をされているというふうに、基本的にはそのようにお考えかなというふうに思いますので、こういったところを、どういうことか、具体的に出てくるのはこれからかなというふうには思うんですけれども、一つ、この一時保育とのすみ分けの中でそのことが補完されていく、強化されていくということを望みたいというふうに思います。この一時保育ですけれども、今もって全ての自治体で行っている事業ではないと思いますし、やっている規模ですとか、そういったところも自治体によってまちまちであろうかと思いますけれど、音更町としましては、私はこの一時保育事業は、これから発展的に見据えていくといったときに、基礎となる土台ができてきたというふうに思っております。その一つが子育て支援センターの存在だと思うんです。この一時保育に関わっている事業者さんは、子育て支援センターも開設してきたという、そういったもうノウハウが蓄積されている事業者さんかなというふうに思っております。子どもや保護者にしてもそうなんですけれども、一時保育を利用しようと思ったときに、何度か利用しているところであればそんなに不安感はないんですけれども、やっぱりファーストコンタクトが非常に大事で、どういうところで、どういう空間で、どういう人たちが接してくれるんだろうかということを見ることができるのが、実は子育て支援センターという空間的な役割を音更町では果たしているんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、これが、場所によってはそういったところじゃないところも恐らくあると思いますので、そうなると、いきなりもう利用するときからそこに初めて連れていくというようなことになると、特にお子さんにとってはかなりこれは不安なことになると思うんです。それが、そうはならない保証が子育て支援センターの存在というところに私は行くのではないかなというふうに思うんですが、その点の実態についてはどのように把握をされているでしょうか。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

子育て支援センターの役割というところで、議員おっしゃるように、やはり一時保育へのつなぎ役としても子育て支援センターは機能しているというところは十分にあるかなというふうに思っています。今回のこども誰でも通園制度の実施予定の、来年度実施予定の事業者については単独の園という形にはなるんですけれども、子育て支援センターと町の子ども福祉課と定期的に打合せ会というのを開いております。今後は通園制度のほうの職員にも入っていただいて、そこで連携を深めた上で運用していくような考えも持っていますので、そういった連携しながら必要な方に使っていただくというようなことを考えているところでございます。

再質問 5番 神長基子

是非現場の方々と連携を深めていただく中で、一時保育事業の今後についても議論を深めていただきたいというふうに思います。一時保育の到達数を見ながら誰でも通園制度の部分について、幾つかお伺いをしたいと思います。先般、民生常任委員会中で、頭出しという形で、12月に提案される町としての条例の制定、その基本的な考え方等についてお示しをいただきました。その資料も拝見させていただきまして、委員会、傍聴もさせていただいたところなんですけれども、幾つか、これは現場のほうでも恐らく言われている、懸念されている事項なんだろうなというふうに思っているんですが、定期利用と柔軟利用ということで、大きく制度の運用の仕方というのがあると思うんですけれど、利用パターンです。この利用パターンの柔軟利用、今は、ちょっと前まで自由利用という言い方かなと思うんですけれども、これが今、柔軟利用という言葉に変わっておりますが、ここをどうイメージするかというところなんですけれども、例えば継続して利用する事業者を2、3か所、保護者のほうで決めて利用するという方法も今後は出てくるというふうに想定がされるかなと思うんです。基本的には、今の示されている、国から示されているものでいきますと、月10時間までの利用ということが基本になると思いますが、月10時間までの利用で複数の事業所を使う、こういったことになると、1事業所当たりで1か月で1回程度の利用になるということも考え方としてはあり得るかなというふうに思うんですが、こうなると、要は子どもを担当する保育者が、毎回、異なるかもしれないということも想定し得るのかどうか、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

複数箇所を利用した場合、Aという事業所に行ったり、Bという事業所に行ったりということが起こり得るかどうかということですけども、制度上は起こり得る話かなと思います。ただ、月10時間という標準的な時間設定の中でそういう状態を選択しようとすれば、1回当たり1時間とか、そういう状況になってきますので、現実問題、どれぐらい出てくるかというのはちょっと何とも言えないところかなと思います。あと、やはり制度の趣旨といたしましては、議員も御質問の中で触れておられましたけども、一時保育が保護者の必要性に対応する事業であるのに対して、こども誰でも通園制度は保護者と共に子どもの育ちを支えていくための制度といった目的の違いというのがありますので、やはり保護者の皆様にもこの制度の目的の違いというのはしっかり説明をしていくことが必要なんだろうなというふうに考えております。以上です。

再質問 5番 神長基子

そうですね、保護者の方が混乱することのないように、制度の趣旨、すみ分け等が分かりやすくお示しできるということが望ましいと思いますし、今言ったようなこともやはり起こり得ると、保育者が、毎回、異なるかもしれないということですよね。もう一つ、柔軟利用といった場合に懸念されることなんですが、こども誰でも通園制度は、利用するに当たって事前面談というのを行うことがまず求められる、事業者には求められるというふうに思います。その上で、先ほど最初の答弁にもありましたけれども、個別の保育計画を事業所がつくって、計画的、継続的に子どもの成長を支援するということですよね。一時保育との大きな違いがこのプロセスの中にあるなというふうに思うんですけれども。ただ、今のガイドラインでいきますと、この面談、例えば事前面談をした場合というのは、その時間というのは国からの財政措置の範囲外だというふうに思うんですよね。つまり国のほうから財政措置される部分というのは、給付制度ですけれども、その給付の範囲というのは、あくまで利用時間、制度を利用している実質的な時間のみということになりますので、事前面談はどんな事業者も恐らくされるとは思うんですけれども、ここの部分については、恐らく今の部分でいきますと、事業所が別途経費を補償するかどうかというところになってくるのかなというふうに思うんです。場合によっては、これは本町の事業者の姿勢にはないというふうに私は思っておりますけれども、これはどこの市町村でも、どこでも利用できるということになりますから、場合によっては、この事前面談を軽視するということだって起こり得るわけですよね、経費が出ない、国から出ないというふうになると。こうなったときに、特に柔軟利用の場合というのは、適切な対応というのが困難になる可能性があるのではないかというふうに思うんですが、この点についてはどういった想定をされているか、伺います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

事前面談の軽視といったものが起こり得るのではないかという御心配でございますけども、給付事業をやるからには事業所指定というのを取らなければいけませんし、そういった面ではこういったことは基本的にあってはならないと思いますし、仮にあるとすれば、そこは事業所の指導というのをしていかなければ、北海道なんかとも連携しながらしていく必要があるなというふうに考えております。期待というような言い方では無責任だと思われるかもしれませんけども、少なくともそういう事前の面談を軽視するような事業所はないものというふうに理解をしておりますので、その点は、今、音更の子どもたちの保育に関わってくださっている町外の事業者さんも含めて、信頼できる事業者さんにやっていただいているというふうな認識を持っております。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

当然、今、町で関わっていただいている事業者さん、それからこの制度を新たにまず第一号で手を挙げていただいている事業者さんに関してはそのようなことはないというふうに私も思っておりますが、今後はあちこちでこの受皿が増えていくということを考えますと、リスクは少ないほうがいい、それにこしたことはないわけで、定期利用と柔軟利用の両方の利用パターンがあるとはいえ、本町としては、例えば定期利用を基本としてこの制度を導入していくということも、今後、考え方としてはあり得るのか、そこが可能なのかどうか、そこについてはいかがでしょうか。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

国から示されている現時点におきましては、その利用形態は、町長からも答弁しておりますけども、一時保育は単発的で不定期な利用を主に想定しています。誰でも通園制度につきましては、主にという表現になりますけども、定期的かつ継続的な利用が想定されているという状況にございますので、柔軟な利用も含めての範疇にはなりますけども、一応、基本的なラインとしてはそういう状況にあるというところで御理解をいただければと思います。以上でございます。あと、現場等の話合いにつきましてはまだまだこれからと、これから詰めていくような段階にございますので、今の時点で勝手に決まったものはないといったところでございますので、御理解をいただきたいと思います。以上です。

再質問 5番 神長基子

今、御答弁いただいた中で理解いたしました。それで、この制度を検討するに当たってのいわゆる協議をする形態といったらいいんでしょうか、答弁のところでございましたけれども、子ども・子育て会議ですとか、事業を予定している事業者の意見を伺いながらということで、今後、この制度の基準を設定していくということになろうかと思いますけれども、保護者さんの声というのがやはり広く聞ける状況が望ましいと思いますが、今、子ども・子育て会議というのは、今後というふうに答弁がございますが、今まではその検討の中には入っていなかったのか、答弁のとおり今後ということでよろしいのかどうか、伺います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

答弁のとおり今後ということでございますので、今の時点ではまだ御意見を、子ども・子育て会議の中で意見を伺っているという状況にはございません。条例の制定前、現時点の予定といたしましては、条例の制定例前に、子ども・子育て会議の中で、保護者委員もいらっしゃいますので、御意見を伺っていきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 5番 神長基子

その点については理解いたしました。誰でも通園制度はこれからどんどん受皿を増やしていくという、町としても目標であったかなというふうに思いますけれども、まずはそのスタート時というのは1か所で、恐らく平均1日4、5名程度ということを想定しているというふうに、先般の常任委員会の中でその想定について伺ったところですけれども、これからいろんなところに受皿が増えていくということもある程度想定した中でお聞きをいたしますが、通常保育をされている園の中で、建物一つの中で、通常保育との兼ね合いというところでいきますと、一時保育以上に通常の保育との関わりというところがいろんな意味で想定されるかなというふうに思っているんですね。保育所、あるいは担当の先生、保育者に十分慣れていない子どもが誰でも通園制度を利用する中で頻繁に入ってくるということが具体的に想定されますと、在園児にとってはどうなのかというところでは、もしかするとクラス全体が落ち着きを保つのが難しくなることというのも、当然、これは想定されるかなというふうに思います。決してマイナスな部分だけではないと思いますね。いろんな子どもたちとの関わりの中で、この制度を利用するお子さんにとっても、結果的に在園児の子どもたちにとってもいい成長を促していけるような制度として、これが現場で生かされていくためには、一定の制度の財政措置というのが私は必要になるというふうに思っております。一つは、通常保育との支障というところで考えられるのが、今、公定価格が具体的に町のほうに示されているのかどうなのかというのが、ちょっと私、今の時点では把握できておりませんのであれなんですけど、公定価格について、もしお示しされているものがあれば、それが制度の財政措置という点で十分なのかどうか、通常保育への支障というところがないような、そういう心配がないというような見方をしていいのかどうか、今、お示しされているものがありましたらお答えいただきたいと思います。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

まず、公定価格の関係でございますけれども、公定価格については、来年度のものについてはまだ示されておりません。12月頃に示されるというような予定というふうに聞いております。それから、在園児への影響なんですけども、やはり議員が懸念されるように、いきなり初日から在園児の中に一緒に保育を受けるというような状況は、お子さんによってはできるかもしれませんけども、やはり落ち着かなかったりということは懸念されるところです。この制度につきましては、例えば親子通園でありますとか、そういった期間を一定程度設けることもできますし、最初のほうは在園児との交流というのは一定時間だけにして、そのほかは別の教室で保育するというようなこともできるということになっていますので、そういったものを活用しながら進めていくような形になろうかと存じます。以上です。

再質問 5番 神長基子

これから示されるということでございますので、その段階で、それが本当に制度の財政措置として十分なのか、不十分なのかというところは、また改めて確認をさせていただきたいというふうに思います。もう一つは、今、試行的事業という形でこれは行われてきていたと思うんですけれども、今年度の予算という中で見ますと、誰でも通園制度を実施する市町村に対して指導監督員の雇い上げに必要な経費というのがついているというふうに思っております。これは、人口50万人未満というくくりで見ますと、年間で456万円というふうになっております。これがそのままスライド的に給付制度に移行した場合もそうなるのかどうか、この点についてはいかがでしょうか。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

指導監督員の財政措置というところなんですけども、そちらもまだ国から示されているものはございません。以上です。

再質問 5番 神長基子

示されていないということですので、試行的事業の456万円というのがそのまま、そうなるとも限らないということかなとは思うんですが、これは市町村に対してということになりますから、この制度を利用する保護者さん、そして事業者、あるいは、場合によっては町のほかの制度、そういったことにつなぐといったときに、町の体制としてはどんどん、これ、制度を利用される方が増えていくということを想定した場合に、そこに張りつく専門の職員というのも必要になるのか、今の体制の中でやるというのはちょっと無理があるのかなというふうにも思うんですけれども、最初の答弁にもありましたように、基本的にこれ、保護者と、家庭と事業所と直接契約だとは思うんですが、直接契約であるとはいえ、恐らくシステムなどを利用して状況を把握していって、必要な場合は、場面によっては、制度を利用していない保護者さんに対して、利用してみませんかということを促す役割も町のほうにあるというふうに思うんです。この場合は、恐らく子ども福祉課、あるいは保健師さん、様々な場面でアプローチしていく必要性というのが生じてきますし、ここがどういうふうにこれから体制を整えていくのか、今、ある程度想定されているのかどうか、その点をお伺いいたします。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

先ほどもちょっと申し上げたんですけども、現状において、支援センターのほうと、あと、町の子ども福祉課と定期的な打合せをやっているというようなお話、先ほどしたんですけども、それ以外に、保健センターの保健師も入ったそういった情報共有の場というのを設けておりまして、その中で、気になるお子さんだとか、そういった家庭の情報の共有というのを行っておりまして、その中で必要な支援につなげていくというような役割を担っております。来年度以降、想定でありますけれども、その中に誰でも通園制度の職員さんに入っていただいて、そこで情報を共有しながら必要な支援につなげていきたいという考えを持っております。以上です。

再質問 5番 神長基子

そういったチームとして、結果的には、やはり子どもを、どの家庭の子どもであっても、受皿としてこのネットワークの、網の目の中に守っていくというような、ここがこの制度の中では非常に大事になってくるというふうに思うわけなんですけれども、一つちょっとここがイメージしづらいなと思うのは、広域利用というところなんですよね。あちこちに、例えばこの地域でいきますと、隣の帯広市ですとかは民間の託児所というところも一定度ございまして、そこの利用されたことがある音更町民の方も少なくないというふうに思うんですが、一定の認可園が、広域というルールの中で、保育制度の中で連携するといったらいいのか、保護者にしてみたら、お子さんにしてみたらといったらいいのか、自由度は今まで以上に広がって、エリアが広がっていくわけなんですけれども、こういった認可園における広域利用というところに関しては、保育制度の中では初めての段階といったらいいのか、そういうふうに私は捉えておりまして、先般の委員会の中では、広域利用については、関わる市町村と協定を結ぶという、そういう中で音更町の方が隣町ですとかほかの町の施設をこの制度の中で利用していくということになると思うんですが、今、まず、これ、次年度からスタートするわけなんですけれども、スタートするのに合わせて、まずはどういうふうな利用、受皿が今整備されつつあるのか、その点は、広域利用を見越した中で情報収集というのは町としてはされているのかどうか、伺います。

答弁 子ども福祉課長 定村剛志

広域利用の件でございますけれども、まず、常任委員会で協定のお話をさせていただいたんですけども、協定に関しましては、令和7年度の試行的事業の要件になっておりまして、来年度以降は協定は恐らく不要になるであろうというところです。それから、ほかの市町村の状況でありますけれども、その辺は、現段階で1市3町になりますけれども、担当者が、打合せ会ということで定期的に集まって情報交換をしているんですけども、その受皿の詳細な状況についてはまだちょっとどこの町も決まっていないような、帯広が少し新聞に出ておりましたけども、詳細についてはちょっとまだ決まっていないというところで、引き続き情報収集を続けてまいりたいと思います。

再質問 5番 神長基子

分かりました。協定については今年度までということですね。ここについて、もう少しちょっと詳細も伺いたいところではございますが、時間の都合もございますので、最後の提案、今回、提案させていただいたのは、この制度というのは幾つか懸念される点があると。そこについては、現場の声も担当としてはしっかり聞いていただいているということも分かりましたが、何といいましても子どもの安全を守らなきゃいけない。この制度そのものがどういうふうに運用されていくかというのは、やはり市町村にその裁量が大きな比重として私はあるというふうに思います。その姿勢、子どもの安全を守るという姿勢を示していくのが、やはりこれからつくる条例づくりになろうかと思います。そう考えますと、人員の配置基準、ここについては、答弁としては国の基準に準じた設定を行いたいと。一定の保育の質や安全性は、今、一時保育とおおむね同等の基準の中で確保されているということではあるんですが、現場としましては、やはり例えばゼロ歳児についても3人に一人というのが、これは国の基準ですよね。その基準の基本的な考え方については、到底基準としては、安全面を保つという点では私は十分ではないというふうなことは、今までもそういったことを申し上げてきたわけなんですが、通常の保育以上に誰でも通園制度、あるいは一時保育もそうですが、どういった子どもたちかというのをつぶさに知ることがない中で、事前面談をして受け入れていく。そしてまた、次のときにはまた違った子どもたちが入ってくる。そういったことを想定したときに、子どもの安全を守る、あるいはその成長を、発達を守っていくというためには、やはり多くの手と目が必要な、そういった現場が保育の現場だというふうに思います。この国の基準は基準としても、それ以上の配置基準を町として設けて、その分の財政措置を町のほうでもやはり応援していくという、こういったことが、今後、制度上はやはり求められていくのではないかということを最後に改めて申し上げまして、私の質問とさせていただきます。

答弁 町長 小野信次

こども誰でも通園制度という一歩踏み込んだ国の考え方、これは神長議員もお話しされているけども、従来であれば、保育というものに関しては、制度というよりも、親が就労証明なんかも含めて、要は働いている親かどうかという話の中の保育だったというのが主なものだったと思うんだよね。ところが、今、子育て支援って何なのと。子育て支援センターというのができたときもそうなのさ。やっぱり親の保育環境をよくする。もちろんお子さんが第一番であることは間違いないけども、そういう中で少しずつ、今の少子化というのは改善されないという中で、やはりみんなで子どもを育てようやというところが一つ大きなものだと思いますよ。だからこそ、就労の有無に関わらずというところが一番大きいと思うんだよね。そういったことを含めて、これから今、説明をさせていただきましたし、今、新たな制度という中で、今、神長議員からのいろんな提案、御指摘あったと思いますけども、そういうのをまだ全体が全て示されていないという中での提案でありますから、いろんなことが参考になるとは思いますけども、私たちも、これが必ず子育てをしている親御さんのためにもしっかりこれが応援になるんだというような環境をぜひ今、お話ししてくれたものも含めて研究をさせていただきたいというふうに思います。どうか今後とも御指導いただければというふうに思います。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月16日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる