みんなの議会

音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日

防災力向上と災害対応の見直しについて

2024年3月5日、音更町議会の一般質問で、石垣加奈子議員が「防災力向上と災害対応の見直しについて」質問し、町長 小野信次、総務部次長 危機対策担当、公営企業管理者 鈴木康之、総務部長 吉田浩人、副町長 宮原達史、消防担当総括参事 岡本信隆が答弁しました。

質問者
石垣加奈子 議員
答弁者
町長 小野信次、総務部次長 危機対策担当、公営企業管理者 鈴木康之、総務部長 吉田浩人、副町長 宮原達史、消防担当総括参事 岡本信隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 石垣加奈子

通告に従いまして、防災力向上と災害対応の見直しについて一般質問を行います。近年、地震だけでなく、異常気象による災害が頻発しており、平時からの備えが必要です。音更町では、災害対策基本法に基づき、音更町防災会議が「音更町地域防災計画」を作成しており、音更町において予防、応急及び復旧等の災害対策を実施するに当たり、防災関係各機関がその機能の全てを挙げて町民の生命、身体及び財産を災害等から保護するため、本町における防災の万全を期することを目的としています。また、防災ガイドブックや洪水ハザードマップの全戸配布、防災出前講座や冬季避難所宿泊体験訓練などが行われ、住民の防災意識向上にも積極的に取り組まれています。1月1日に発生した能登半島地震では、建物の倒壊や道路の寸断など大きな被害が発生した上に、断水やトイレが使えない、物資が届かない、更には厳寒期が重なりいまだに多くの方が過酷な避難生活を送っています。こうした状況を踏まえ、様々な課題から学び、防災や避難所運営などを改めて見直す機会ではないかと考え、以下の点を伺います。1、能登半島地震の被害状況、避難所運営などから見えた課題などをどう捉えているか。2、地域の防災対策を日常的に点検・強化し、災害発生時には被災者救助の中心的役割を担う自治体の実情は、職員の不足が常態化しており、広域化による自治体間の連携や地理不案内による初動体制の遅れなどが懸念されています。本町の状況は。3、防災や災害対応、備蓄品の整備などで、ジェンダーの視点が必要と考えます。本町が行っているジェンダーの視点での防災や災害対策の現状と課題は。以上、答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

防災力向上と災害対応の見直しについての御質問にお答えをいたします。初めに、1点目の能登半島地震の被害状況などから見た課題等についてでありますが、このたびの能登半島地震では、建物の倒壊などに加えて大規模火災、津波、土砂崩れなど複合的な災害が発生し、多くの貴い命が失われるなど、甚大な被害をもたらしたところであります。現在、高速道路や公共交通機関、電気などの復旧のほか、生活道路や水道などライフラインの応急的な復旧が少しずつ進んできておりますが、インフラの本格的な復旧・復興の見通しは不透明な状況であり、冬季の厳しい環境の中で、今なお多くの方々が避難所などでの不便な生活を余儀なくされております。こうした現状を目の当たりにいたしますと、改めて地震災害の恐ろしさと被害に対する日頃の備えの重要性を痛感しているところであります。能登半島地震をはじめ過去の阪神・淡路大震災や東日本大震災など、特に大規模地震においては、避難所や仮設住宅などでの避難生活の長期化が予測されることから、施設内でのコミュニティ形成をはじめ感染症対策や衛生管理のほか、避難者の状況に応じた環境整備への配慮など、誰もが安心できる避難所運営の構築が重要であると認識をしております。また、道路などの分断により物資の調達、運搬が困難な場合を想定し、各家庭においては日頃から非常食や水、生活用品など、最低でも3日分、可能であれば7日分の備蓄を備えておくことが必要であることから、町民の皆さんには今後も機会を捉えてその必要性を周知してまいりたいと考えております。また、先ほどの松浦議員の御質問にも答弁したとおり、被災者の生活再建なども復興に向けた重要な要素の一つでありますので、今後も関係機関団体などと一体となって避難者支援の体制整備に努めてまいります。これまでも、公共施設の耐震化をはじめ国による国道241号の無電柱化などの災害対策を進めてきたところでありますが、引き続き関係機関などの御協力をいただきながら、ハード、ソフト両面から災害に強いまちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、2点目の初動体制の遅れなどの懸念についてでありますが、災害時の被災者救助につきましては、基本的に町などからの要請に基づき消防や警察機関、自衛隊が中心となって行われることとなりますが、常備消防については、広域化によりより迅速な活動が可能になったものと考えております。災害が発生し、災害対策本部を設置した場合は、あらかじめ定めております役割分担に基づき各署員が災害対応に当たることとなりますが、大規模災害においては職員自らも被災することが想定されますし、応急作業や人命救助などへの対応を最優先するための人員の投入により、避難場所などに従事する職員の不足することが懸念されます。このため、町では地域における自主防災組織の育成や防災士の養成に努めており、自助、共助の観点から、災害の初動対応をはじめ避難所の開設や運営を支援していただけるよう、地域の防災・災害対応の体制強化を進めているところであります。また、本町では、物資の提供をはじめ避難所運営、医療救護、輸送、災害復旧などを目的に、関係機関、団体及び企業などと60を超える各種災害防災協定を締結しており、災害発生時には、これら関係機関などとの連携の下、災害対応することとしております。なお、自治体間の広域連携として、昨年度、北十勝4町による相互応援協定を締結しており、日頃から合同で研修会等を行うなど連携を図っているところであります。最後に、3つ目のジェンダーの視点での防災・災害対策の現状と課題についてでありますが、災害時の避難所には、高齢者、障がい者、妊産婦、外国人、性的少数者など様々な方たちが避難してまいりますので、避難所生活でのニーズの違いへの配慮や気遣いなど、その運営に当たっては男女共同参画やジェンダー平等の視点を取り入れることも必要であると考えております。防災ガイドブックには、男女共同参画の視点による避難所運営に係る配慮として、運営において女性を配置すること、食事づくりや物資の運搬など性別で役割分担をしないこと、女性用トイレを多くすること、授乳室や更衣室の設置に配慮することなどを記載し、町民への理解を図っているところであります。そのほか避難所での対応といたしましては、乳幼児世帯や単身女性など、世帯の状況に応じた専用エリアの設置や、誰でも使用できるバリアフリートイレの設置などが考えられますが、他の自治体の取組状況なども含め研究してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 2番 石垣加奈子

それでは、再質問をさせていただきます。まず、能登半島地震の被害状況から見えた課題等についてですが、改めて地震災害の恐ろしさというのは私も本当に感じました。さらに、災害は忘れた頃にやってくると言われますが、日頃からの備えというのが本当に重要だということ感じています。課題としてですが、コミュニティ形成などをはじめ、誰もが安心できる避難所運営の構築が重要であるというふうに答弁がありました。避難所に避難するといつもと違うコミュニティで生活しなければならないということですし、ふだん生活し慣れた場所ではないというところで不安もとても多くなると思いますので、どんな方が来ても安心できる体制というのは整えていかなければならないと思います。今回、能登半島地震では停電もいまだに続いているところもありますし、断水もまだまだ復旧していないところもあります。さらには、トイレについて使えないということが1月にはすごく多く報道されていました。トイレというのは生理現象で我慢することができないですし、我慢することによって水分を控えたり食べる量を控えてしまうことによって体調を崩して災害関連死などにもつながることがあります。トイレについては、家庭において、自助として備蓄品なども備えておかなければいけないと思いますが、マンホールトイレなども整備がされていると思います。今回のような能登半島地震のような大きな災害が起きたとき、また、長期にわたるときのトイレの備えについて、今の現状では足りるのか、また、それに対しての追加の整備などを考えているのかお伺いします。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)災害時のトイレの関係でございます。トラックトイレ、カートイレとか、そういったものも、今、開発されているところではございますが、本町では避難所に併設したマンホールトイレを計画的に整備をしてございます。令和5年度までに11か所、85台のマンホールトイレを設置しております。また、今回、令和6年度の新年度の予算のほうに計上させていただいておりますが、教育委員会が進めております屋外トイレ整備に付随しまして、マンホールトイレ10台を新たに予算要求しているところでございます。そのほか、携帯用トイレ、これは非常用ではございますが、備蓄として整備し、備蓄倉庫に備えるなど、トイレについてはそのような整備で対応するというふうにしております。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

最近では、去年の防災訓練の中でトイレの車が展示されていて、こういうのもあるんだなというのが分かったんですが、なかなかそれも普及していないというところで、本町ではマンホールトイレの整備を進めているということでした。マンホールトイレについてですが、こういった寒い時期の防寒対策などというのは取られているのかお伺いします。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)マンホールトイレなんですが、組み立てるとテントを1か所ずつつけるような形になりますので、そこに電気を要さないストーブ、そういったものを用意して用を足していただくと同時に、マンホールトイレのためるところなんですが、小学校の屋外トイレ、これも災害時に活用できるようになっております。これは停電でも発電機のほうが接続可能になっておりますので、暖房、照明、そういったものも使えるような形で、マンホールトイレと同時に小学校、いわゆる指定避難所にあります屋外トイレ、これも活用できるということになりますので御理解いただきたいと思います。

再質問 2番 石垣加奈子

やはり寒い中、トイレに行くとヒートショックなどを起こしてしまうというような心配もありますので、そういった寒さ対策も取られているということが分かり、少し安心をしました。また、今回、1月1日に発生したということで、真冬ということで、真冬に発生し、さらには停電が起きたということで、寒さ対策というのが特に重要かなというふうに思います。また、冬だけじゃなく、最近は夏の暑さ、去年のように猛暑が続き亡くなる方も出るような暑さが続いているときの避難所の暑さ対策というのも考えていかなければならないかなというふうに思います。電気自動車を町のほうでは何台か持っていて、避難所の電力確保に対応するということが、以前、三浦議員の一般質問の中の答弁でありましたけれども、この電気自動車を避難所に配置して電力確保できるような電源というのはもう既に整備されているのでしょうか。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)まず、電源の供給でございますが、まず、本町としては発電機、これを各避難所に設置しております備蓄倉庫に1台ずつ整備をしてございます。そのほかにEV車、こちらのほうも公用車として整備をいたしまして、避難所のほうにそのEV車が行って、そこから電気供給ができるという形を取っております。また、防災協定を締結しております2社のほうから、EV車もしくはPHEV車、こちらのほうを指定された避難所のほうに車両を持っていって、そこで電力を供給するというような形で進めているものでございます。以上です。

再質問 2番 石垣加奈子

発電機または公用車、そして、協定を結んでいるということで、電力についての確保も備えられているということが分かりました。あとは、断水もいまだに続いています。水は生活に欠かせないものですけれども、水道管の耐震化についてはどのようになっているかお伺いします。

答弁 公営企業管理者 鈴木康之

せんだって、能登の地震の後に各報道等でも一部報道されているところもあるかと思いますので、その辺と現状を踏まえて若干御説明をさせていただきます。御承知のとおり、音更の場合、上水道、町場の部分と、簡易水道、農村部、予算決算委員会等でよく話が出るんですけども、まず、町場のほうの部分でいくと約370キロ、水道管がございます。それから、農村部は320キロ。両方足すと699キロ、700キロぐらいの水道管が、我々、管理している部分でございます。そのうち、耐震に該当する管ということで、これもせんだって常任委員会でも若干触れた部分はあるんですけども、重複しますけれども、まず、重要な管路というふうな部分でまず考えていただいて、約700キロのうち基幹水路という重要な水路が約140キロ。この全体からいくと約20%が重要な管路という位置づけになっています。国がよく新聞報道等される、耐震、耐震という言い方がよくされていて、うちの町は何%とか国は60%とか出ていますが、実はこの部分で、議員さんにも現場を見ていただいていますのである程度分かる部分もあるかと思うんですが、イメージでいくと、まず取水地から浄水場までの水路を導水管路と言っています。もうこれは非常に重要な管路。それから、浄水場から配水地という池、池というかタンクみたいな大きな、そこまでか送水管路。これも非常に重要な管路になります。それから、あとは配水地から各御家庭とかに行く主要な管路、これらが重要な配水、配る水の本管という部分です。これらが、全部足すと町全体で140キロぐらいございまして、そこのさらに管の太さが、これ、あまり報道されてないんですが、基準でいくとおおむね、町によって若干違って、音更町でいきますと直径がファイ150ミリ、15センチ、このぐらいの太い管が重要な基幹管路という、大体の町はそうだと思います。ところが、町によって、これが200ミリだったりする場合があるんで、その辺が違うと、率だけ追っかけてもちょっとどうかなという部分はあるんですけども、一応、うちの町で言いますと、これらが、現状でいくと50、せんだっては上水の区域の54%出ましたけども、実はその後、もう一度、再精査して確認したところ、町場で54.2、簡易水道の部分も、ちょっとあのときの報道の仕方がというか、うちのデータの出し方もあれだったんですけど、今、簡易水道が52.3なので、全体でいくと53%ぐらいが耐震化されていると。一応、これらについて国は60%を目指してくださいというような状況にあります。最後に、今、議員さんも御承知の、今、音更町は盛んに導水管を工事しておりまして、これが供用した段階でないと率に入らないんですが、令和8年ぐらいに完成いたしますので、それを考えますと、導水管の整備率は、あと、耐震化の整備率は千葉でいくと60%を超えますので、一応、耐震化のほうについては、これ、終われば絶対大丈夫だということではありませんが、ある程度、国の目指すところに沿った形で、一応、耐震化を進めさせていただいているという状況でございます。以上でございます。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)地震による断水、これによる飲料水の関係でございますが、本町においては緊急貯水槽、これを町内6か所に設置してございます。1水槽で約40トンから80トンの水が非常用として貯水できるものでございまして、最低1人1日3リットルの水が必要だというふうに言われておりますが、1貯水槽で最大約8,800人分が確保されるものでございます。全町で考えますと4万3,000人分、この3日分が確保されるという貯水槽でございます。そのほか、500ミリペットボトル約4,500本を備蓄して対応するということになってございます。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

耐震化については分かりました。あと、水の備蓄についても、3日間、人口をカバーするような水が貯水槽で設置されているということも分かりました。能登半島地震では、いまだに水が出ないという地域がありますし、珠洲市ではもう全域がいまだに断水しているというところがありますので、水は生活に欠かせないものですので万全に対応していただきたいというふうに思います。続きまして、2点目です。災害の対応、初動体制の遅れなどについてですが、消防については広域化により迅速な活動が可能になったものと考えているということで答弁がありました。さらに、職員についても、やはり心配されるのは職員自らも被災するということが考えられますので、ふだん、平時の職員体制よりも減ってしまう中で対応しなければならないということをやはり考えていかなければなりません。それに対して、60を超える災害防災協定が締結されているということで、少しは安心できるのかなというふうに思いますけれども、地震など、広域で被害が起きると、広域連携をしていても北十勝4町から応援が来れないという場合もありますし、北海道とも協定を結ばれているということですので、そういった場合にも連携が図られていると思うんですけれども、現在、職員の体制なんですけれども、職員定数が増員するということで定数条例のほうも改定がありました。改定の理由の中にも、防災のための整備という理由も書かれていました。現在の職員数で、今回のような災害が起きた場合に対応ができると考えているのかとかどうかをお伺いします。

答弁 総務部長 吉田浩人

今回、定数条例も改正させていただく条例案も提案させていただいています。今の定数の中で災害対応、十分できるのかという質問だと思いますけども、町長からの答弁もありましたとおり、災害が発生した場合、災害対策本部で役割分担というのをあらかじめ決めております。これに基づきまして、各部各課、あるいは、各職員が災害対応に当たるということになりますけども、特に大規模災害においては、今、議員からもありましたとおり職員自らも被災するということをあらかじめ想定しています。人員体制を考えるときに、24時間以内の職員の参集率、約6割ということであらかじめ想定をしておりまして、その中で役割分担をしているということであります。その人数体制の中で対応することになりますけども、先ほど来から町長の答弁もありましたとおり、自主防災組織、地域の力を借りたり、今、様々な関係機関、団体等と協定提携していますけども、そういったところからの支援をいただきながら対応できるというふうな見込みで、今、考えているところでございます。

再質問 2番 石垣加奈子

今の人数で対応できるというお話でしたが、今回の能登半島地震では、職員の時間外勤務が過労死ラインとされる100時間を超えた職員が3,000人のうちの730人もいらっしゃるということで、本当に自分も被災しながら住民の生活のために奔走しているというのがとてもよく分かりました。先日、ちょっと十勝管内の市町村の人口と職員数、そして、職員1人当たりの人口という資料があり、そちらをちょっと見たんですけれども、音更町では職員数が少なく、そのことにより職員1人当たりの人口が十勝管内で一番人口が多いという形になっています。職員1人当たりの人口の数とかというのを計算して、職員数というのは決められているんでしょうか。

答弁 副町長 宮原達史

おっしゃるとおり、職員1人当たりの人口、言ってみれば人口に比して職員数というのは音更町は非常に少ないということで、少し前は全道でも3本指に入るぐらい少なかったという、今、ちょっとそういう調査がないものですから今現在は分かりませんけども、職員数定数を増やす、減らすというときには、人口というよりはやはり業務量、いろんな新しい業務も発生している。それから、いろんな国からの新しい法律ができて、新しい制度ができて、それが市町村の仕事になってくるという、そういうときが一番定数を考えるときになりますけども、それによってここの部署はあと何人必要だとか、そういうことは考えますけども、そのときに4万3,000人を何人かで割ってとか、そういうことはしないで、結果的に決めた定数が人口当たり幾ら、何人ということになるわけですけども、実は定数と実職員数というのはまた違いますので、定数で計算するか、それとも実職員数でやるかというのは計算の仕方によると思います。以上です。

再質問 2番 石垣加奈子

職員数については今の説明で分かりました。あと、職員というか、こういった大規模災害のときには、非常時でありますので、例えば元職員などに手伝ってもらうというような体制もつくっていくことが必要ではないかと思うんですけれども、そういった考えはお持ちなのでしょうか。

答弁 総務部長 吉田浩人

今回の能登半島地震でもOBの方が、他の町村からですけども、応援に来ているという報道も私も拝見しております。今、本町におきましては、OBの方まで声をかけることまでは考えておりません。今後、恐らく能登半島地震のそういった状況の分析もいろいろ出てくると思いますけども、そういったことも、今後、参考にしながら、その辺はどうするのかというのは判断させていただきたいというふうに思います。以上です。

再質問 2番 石垣加奈子

先ほども言いましたが、職員の時間外数というようなことなども見ましても、なるべく人出が多いほうが体制が強まるのかなというふうに思いますので、こういったことも、今後、考えていただければなというふうに思います。また、消防団員についてお伺いしたいと思います。機能別消防団員制度が導入されていると思います。これは大規模災害時の避難誘導及び避難所支援を目的として導入されていると思いますが、この団員数というのは、今、どのくらいの方がいらっしゃるのかお伺いします。

答弁 消防担当総括参事 岡本信隆

消防団員数の関係でございますけども、消防団員数については条例定数は159名でございます。そのうち機能別消防団員4名ということで、現在は在籍しているところでございます。以上です。

再質問 2番 石垣加奈子

4名ということで、これは最大数というか、これが定員ということになるんでしょうか。

答弁 消防担当総括参事 岡本信隆

現在、条例定数159名のうち、現在の実員数156名ということでございます。その中で、各消防団、7個の消防団プラス本団のすずらん分団というところで、その中での定数もございますので、現在のところは機能別消防団員というところは4名というところでございます。

再質問 2番 石垣加奈子

もう一つ消防団について、学生消防団員というのがあるのを今年の出初め式のときに初めて知って、現在は大谷短期大学の学生が6人入団しているということです。2018年9月から2020年3月の卒業時までの2人以来だということで、コロナ禍では団員の募集を自粛していたようですけれども、昨年は6人入団したということで、この学生消防団員の募集と定員数というのはあるんでしょうか。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)学生団員が定数内か定数外かというような質問かと思うんですが、学生団員については後方支援を主に行うということで、定数内で対応しているというところでございます。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

学生の消防団員というのは災害時の支援活動を行うということで、ふだん、平常時は広報活動などを行っているということでした。この学生の消防団活動をすることによって、地域活動に貢献したということで、就職活動などで証明書の交付を受けて使用することができるということも書かれていました。やはりこういった若い方たちがこういったことに地域貢献活動することで防災意識も高まると思いますので、この周知方法というか募集の仕方というのは何かあるんでしょうか。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)町内に、学生団員ですから大学生を対象としております。管内の大学といえば、畜産大学と大谷短期大学だと思います。本町には大谷短期大学がございますので、直接、大谷短期大学のほうに行きまして、教授、関係者にお願いをして、活動内容や何かを説明し、また、学生に対して音更消防団のすずらん分団、これ、女性だけの分団なんですけども、すずらん分団の分団長または副団長が学生に活動内容を説明して、入って一緒に私たちと一緒に広報活動しませんかというような形を行って入団していただいたというような形でございます。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

直接大学に行って広報活動を行って入団していただいているということが分かりました。職員数のことについていろいろお話ししたんですけれども、自治体については効率化というのが求められていますけれども、効率化を進めることによって災害対応には弱くなっていくんではないかというふうに思います。今回の石川県では、1999年に41の市町村がありましたが、現在は19市町に合併されています。音更町は合併とかはされていないんですけれども、民間委託や人員削減が防災に弱くなり、そうしたことでしわ寄せが行くのは地域の住民になってしまいます。災害対応が弱くなること、また、想定外の災害が人災とならないような体制を整えなければいけないと思いますので、そういった点も含めて、今後、検討していただきたいというふうに思います。3点目に行きます。ジェンダーの視点での防災・災害対応の現状と課題ということで、男女共同参画やジェンダー平等の視点を取り入れることも必要であるという答弁をいただきました。ガイドブックにも、男女共同参画の視点による避難所運営に関わる配慮などが掲載されているということで、考えていただいているということが分かりました。このジェンダーの視点ということですが、ケア、介護や育児などのケアを行っているのは、中心になっているのは女性が多いという現状があります。避難所運営などの話合いの中にケアを担っている人が参加できないと、そういった介護や育児などの実態を反映した支援になりにくいということが起きていくのではないかというふうに思います。実態に応じた支援が行き届かない場合には、衛生面や栄養面、介護や育児などの支援の質が低下し、心身の疲労、持病の悪化、感染症の拡大などにつながり、災害関連死のリスクも高まることになりかねません。災害支援の中で、まず避難所で行うべきは女性のニーズを聞くことが大事かなというふうに思います。女性に関わる生理用品など、女性だけに必要なものに目を配ることも必要ですし、そういった目を配るためには、意思決定に関われるよう、女性も避難所のリーダーにきちんと入れることが必要ではないかというふうに思います。あと、ニーズを聞き取るという観点からも、女性職員を配置、派遣することも求められています。こういった避難所のリーダーに女性を配置するだとか女性職員を配置、派遣するというような計画を立てられているのかお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 吉田浩人

今回の能登半島地震での報道を見ていても、女性目線での避難所生活での課題も出てきているように伺います。例えば、洗濯はできても下着を干す場所がなくて、やむなく自宅に戻って干したというような報道もされていたのを私も見ました。あとは、更衣室ですとか授乳スペースがなくて、間仕切りもない中で、なかなか着替えもできない。そして、授乳にも苦労されているという報道もありましたので、やはり今、議員おっしゃるとおり、女性への配慮という点では、やっぱり男性の目線で気づきにくい部分も指摘されているのかなというふうに改めて今回の震災で認識したところです。このたびの地震では、開設された多くの避難所では女性職員が配置されていないということも報道されておりました。やはり女性ニーズにきめ細かく対応するためには、避難所運営に女性を配置することの重要性を改めて認識しておりますので、本町におきましては、避難所において、ガイドブックにも書かさせていただいておりますけども、女性の配置というのを、必要性、認識しておりますので、そういったところには十分配慮して避難所の運営に当たってまいりたいというふうに思っております。以上です。

再質問 2番 石垣加奈子

新聞の報道でもジェンダーの視点ということが何度も載っていましたし、町のほうでも認識して配慮をしていきたいということで、是非そういったことで考えていただきたいというふうに思います。内閣府は、第5次男女共同参画基本計画において、災害対応力を強化する女性の視点、男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドというのが策定されています。また、令和4年には、このガイドラインに基づく地方公共団体の取組状況調査というのが行われております。ホームページにも音更町の状況というのが載っており、私も音更の状況を確認することができました。その調査の中に、行政職員のうち防災危機管理部局に配置されている女性職員の状況を教えてくださいという設問がありますが、音更町の回答としては、職員数総数5人のうち女性は0人というふうになっていました。新聞の報道でも、女性職員がいないという自治体、道内では67.6%というふうになっていました。職員の中に女性を入れる、今後、入れていくというお考えはお持ちでしょうか。

答弁 総務部長 吉田浩人

現状でも、これまでもそういった危機対策課の中で女性職員というのはあまりいなかったというのが現状であります。今、議員おっしゃったとおり、やはり避難所運営ですとか防災に関することに関しましては女性目線というのは大切だと思いますので、今後はそういった危機対策、防災担当部門にも女性職員を配置するというのは配慮してまいりたいというふうに思います。

再質問 2番 石垣加奈子

是非女性職員を配置していただくように検討していただきたいと思います。また、地方防災会議を音更町でも設置しています。その会議の委員の中に女性委員がいるかどうかの質問もありました。防災会議委員の総数は32名で、そのうち女性の委員の数は5名ということで、音更町では女性の割合が15.6%ということでした。これはとてもいいことだと思いますし、女性の委員がいることによって、女性に必要な備蓄の内容も、備蓄品もそろえられているなと言うふうに実感をしております。今後、この女性委員をさらに増やしていくような考えなどはお持ちでしょうか。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)音更町の防災会議の女性の割合の話でございますが、防災会議の任命については、規則に基づいて1号から9号まで、これが国、道などの地方行政機関から選出する充て職となってございます。この部分については各事業所、いわゆる自衛隊ですとか、開発ですとか、北海道、警察、こういったところの担当者が当てはまるというような内容でございます。本町の場合、第10号にいわゆる町長が特に認める者というものがございまして、そこの部分、現在9名中5名を女性という形になってございます。つまり1号から9、1号は会長ですから町長なんですけども、1号から9号までは充て職ですから、我々のほうとしては国の機関に女性にしてくれとか、そういった形にはなりませんし、専門的な知識を持って委員になるという部分でございますが、広く意見を伺うというこの10号の部分で、女性、いわゆる55.6%を女性委員という形で任命しているということでございますので、この防災会議の女性の任用についてはこういった形で進めているということで御理解をいただきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

1号から9号を充て職ということで、町のほうからは意見が言えないということでしたが、やはりこういったジェンダーの視点というのがこれだけ報道されているので、そういった職のほうでもジェンダーの視点というのを考えて女性を割り当てるというふうに考えが広がっていけばいいなというふうに思います。また、地域防災計画や避難所運営に関する指針の作成に当たって、男女共同参画の視点を取り入れるための取組をしていますかという質問にはいいえというふうに回答がされていました。今後はこういった視点も必要だというふうに答弁もありましたので、取り入れられていくのかなというふうに期待しています。また、備蓄品についてもいろいろ項目がありまして、音更町では、乳幼児用品については粉ミルク、乳幼児の飲料、軟水、哺乳瓶、人工乳首、コップ、湯沸器具、煮沸用具、あとは乳幼児用の紙おむつなどが備蓄されています。ここでちょっと気になったのは、離乳食というのは備蓄されていないようなんですけれども、お子さんをお持ちの御家庭で備蓄するというのが一番いいと思うんですけれども、こういった離乳食も備蓄というのが必要ではないかと思いますが、その辺りについてお伺いしたいのと、あと、お尻拭きというのもないんですよね。おむつはあるんですけれども、お尻拭きというのがありません。おむつを替えるときは必ずお尻拭きでお尻を拭くというのが大事だと思いますし、お尻拭きは、お尻を拭くだけじゃなくて体を清潔に保つためにも使えるものですので、お尻拭きも常備しておいてもいいのかなというふうに思いますが、この辺の離乳食やお尻拭きについての備蓄についてのお考えをお伺いします。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)備蓄品の関係でございますが、離乳食とか、今、お尻拭きとかという意見でございますが、実は備蓄食とか、そういった紙おむつとか、そういった備蓄品については、日々、いろんな新しい物が開発されていまして、期間が長い物ですとか、また、短い物ですとか、もう本当にいろんな物が発売されています。そういった物を我々職員のほうが見極めて備蓄するというような対応をしているところでございまして、今後、お尻拭きですとか離乳食、こういった物の保存が利くもの、実は保存が利かない物もあるんですよね。ですから、保存が利く物が、そういった物が開発されていれば、当然、そういった物もある程度備蓄する必要はあるのかなというふうに考えていますので、今後、研究してまいりたいと思います。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

確かに期限がある物もありますので、そういったことも検討しながら備えていただきたいなというふうに思います。あとは、自主防災組織への女性の参画を促すための取組をしているかという問いにもいいえというものがありました。これも、今後、促していく必要があるのかなというふうに思います。この辺の考えについて、お伺いしたいなというふうに思います。

答弁 総務部次長 危機対策担当(総務部次長は2024年3月まで)

兼危機対策課長(永谷全功君)自主防災組織に女性の加入ということでございますが、本町は町内会単位で自主防災組織の加入というものを進めている町でございまして、男性、女性というふうに区別するものではなく、その区域に住んでいる方が自主防災組織の会員というような形で進めているものでございます。ですから、女性の会員というような考え方ではありませんので、そういった女性に限って自主防災組織に入るというような組織運営をしていることではないので、そういうことで理解をしているところでございますのでよろしくお願いいたします。

再質問 2番 石垣加奈子

男性、女性というのではなくという話でしたが、やはりそういったジェンダーの視点というのを考えると、女性もこういった組織に入るような促し方とか、ジェンダーの視点を考えなければいけないよというような啓発もしていくことが必要ではないかと思いますので、ぜひそういった取組もしていただきたいなというふうに思います。防災や災害対応にジェンダー平等の視点で挑むというのは、世界的な流れになっています。2000年の第23回国連特別総会では、防災・減災・復興の戦略や人道支援にジェンダー平等の視点を導入することを勧告しています。また、2005年には、第2回国連世界防災会議の中で、あらゆる災害リスク管理の政策決定過程にジェンダーの視点をという議論もされておりました。12月議会でも男女共同参画の一般質問もさせていただきました。今後、新しく男女共同参画の計画がつくられますので、そういった中にもこの防災、災害関連が盛り込まれていくと思われますので、是非とも盛り込んでいただきたいなというふうに思います。あとは、この男女共同参画について広報おとふけで連載している「すすめよう!男女共同参画」という記事の中に、平成27年11月号には男女共同参画の視点からの防災対策という記事もありました。早くから音更町はこういった視点も持っているのかなというふうに思い、評価したいなというふうに思います。災害については忘れた頃にやってくるというふうに言われていますが、先日、参加した、社会福祉協議会主催の災害ボランティアセンター研修会というのに参加させていただいたんですが、締めの挨拶の中で、最近は災害は忘れる前にやってくるというぐらい頻発しているというお話がありました。日本は地震の多い国でもありますし、最初の質問でも言いましたように、気候変動により自然災害も増えています。これだけ災害が起きている中で、日本の避難所の状況というのは海外と比べると劣悪な状況にあるというふうに考えています。少しでも安心して避難生活が送れるよう、また、日頃から備える気持ちを持てるよう、防災意識の向上を、更に向上させるための啓発もしていただくことを要望しまして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

答弁 副町長 宮原達史

御質問中、先ほど職員数の関係で、避難所運営だとか、そういうことに支障のないように、職員の不足が常態化してないかというお話がありましたけども、先ほどもちょっとお話ししましたけども、避難所運営、避難所が幾つ開設されるかということにもよります。これも災害の規模です。例えば大雨でしたら一部の地域の避難だけで済むかもしれないですし、地震で大規模なものだったら、今回、見ても分かるように、広い範囲の方が避難するとなるとそれなりの避難所の数が。そうなると、やはり職員数、これで足りていますねということには多分ならないと思います。それはどうしても避難してこられている方、日常と同じ生活は間違いなくできないはずですから、これは御理解いただきたいと思います。ただ、避難されてきている方が少しでも、身体的にも精神的にも少ない負担で済むような、そういった避難所運営のサポートというのは、もちろん職員も中心にして、自主防災組織の方々、それから、避難所運営委員会の方々、いろんな方の協力、それから、協定を結んでいる企業、いろんな方々にもうお願いするしかない。そうして、避難されている方の負担を少なくしていくということが大切だと思っています。職員数ということになると、先ほどもちょっと申し上げましたけども、音更町は50年以上前から外部委託というのをいち早く進めていまして、50年以上前にはもうごみ収集が委託だったというまれに見る町です。そこからいろんな各種維持管理業務であるとか、税の計算であるとか、いろんなものを委託しながら人口の急増に対応してきました。そして、そんな中で、平成に入ってからバブルがはじけて、国からも職員削減の通知が来たり、議会からも職員を減らせという話があったりして、そんな少ない中からまた減らしたもんですから、道内でもまれに見る人口に比して職員数の少ない町ということになってしまいました。それを、今、業務量に合わせて、なるべく少しずつでも増やしていきたいなと思ってやっているわけですけども、そんな中でもやはりDX、デジタル化、これがまたそれに逆行しているような話にもなってきますので、このバランスが非常に難しい。ただ、今、今回、この定例会にも提案させてもらっていますけども、今回は本当に教育委員会の部分で、どうしてもいろんな制度改正とか業務量の多さ、それによって必要だということで提案させてもらっています。それから、危機管理の部署に女性をということですけども、これは先ほど配慮はするという答弁、総務部長からありましたけども、必ず女性を置くということではなくて、やはりジェンダー平等の立場から女性も排除しないと、音更町の職員のポストで女性を排除しているところはありませんので、それはやはり人事の中で進めていくことです。そして、避難所運営、それから、災害対策本部のメンバー、そういったところに必ず女性は入っていますので、その辺は意見をいただきながら進めていきたいと思っていますので、この部分については私のほうから答弁させていただきます。

出典:音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる