みんなの議会

音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日

本町における熱中症対策を本計画の「区域施策編」に盛り込んで推進することが、温暖化対策の強化に資するものと考え、以下について

2024年3月5日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「本町における熱中症対策を本計画の「区域施策編」に盛り込んで推進することが、温暖化対策の強化に資するものと考え、以下について」質問し、町長 小野信次、町民生活部長 渡辺仁、環境生活課長 鎌田隆寛が答弁しました。

質問者
神長基子 議員
答弁者
町長 小野信次、町民生活部長 渡辺仁、環境生活課長 鎌田隆寛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 神長基子

おはようございます。温暖化対策の強化に向けて、通告に従いまして一般質問を行います。昨年12月に開かれたCOP28の焦点は、温暖化ガスの急速かつ大幅な削減へ各国の合意が図れるかどうか、中でも化石燃料の削減・廃止に言及できるかどうかが注目されました。この会議の成果文書は、気候交渉の合意として初めて、地球温暖化の主因とされてきた化石燃料からの離脱に言及しました。切迫した危機感から、対策強化に一刻の猶予もならないというのが世界共通の認識になりつつあります。本町においては、今年度から「音更町地球温暖化対策実行計画(「区域施策編」)」がスタートしました。従来の「事務事業編」に「区域施策編」が加わったことで、町民及び町内事業者らとの協働を前に進める大きな一歩となりました。本計画の実効性を高める上で、我が町の再生可能エネルギー資源のポテンシャルを最大限に生かす方向へ取組を加速させていかなければなりません。中でも、生態系や生活環境を破壊することなく、持続可能な社会の構築に向けて、再生可能エネルギーの適切な普及を図り、そのための開発を飛躍的に進めていくことが重要です。また、本町における熱中症対策を本計画の「区域施策編」に盛り込んで推進することが、温暖化対策の強化に資するものと考え、以下について伺います。1、再生可能エネルギー開発における本町の現状と課題は。2、地域脱炭素化促進事業の「促進区域」設定の検討状況は。3、再生可能エネルギーによる地域開発のメリットが地域に還元される仕組みを構築していく「地域内再投資」について町の見解は。4、町の熱中症対策強化に向けての検討状況は。5、本町における熱中症対策を地球温暖化対策実行計画に盛り込んで一体的に講じる考えは。以上、御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

おはようございます。温暖化対策の強化に向けての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の再生可能エネルギーの開発における現状と課題及び2点目の地域脱炭素化促進事業の「促進区域」設定に係る検討状況についてつきましては、関連がありますので一括してお答えをいたします。本町では、ゼロカーボンシティの実現に向けて、町民や事業者との協働を通じて脱炭素化を図るための取組を地域全体に普及・拡大していくため、昨年3月に「音更町地球温暖化対策実行計画(区域施策編・第四次事務事業編)」を策定いたしました。計画の策定に当たり、本町の再生可能エネルギーの賦存量調査を実施したところ、太陽光や地中熱をはじめとする再生可能エネルギーのポテンシャルに恵まれた地域であることを把握いたしましたが、これらを有効活用し、再生可能エネルギーの開発を推進するためには、従来型のエネルギーから再生可能エネルギーへの転換を図っていく際の環境面における影響評価の実施方法や、導入を予定している地域における住民との合意形成などが課題になるものと捉えているところであります。こうしたことから、「区域施策編」では、再生可能エネルギー設備の建設などに関して「促進区域」を設定する際の考え方を取りまとめており、本町では、町全域の中から、自然環境や景観との調和を図りつつ、環境評価の実施や周囲住民の理解を得た上で、必要に応じて設定することを想定しております。現時点では、「促進区域」の設定を要するような設備の建設予定がないことからゾーニングを行う考えは持ち合わせておりませんが、今後、道から示される予定である促進区域の設定に関する「環境配慮基準」や周辺市町村の動向などを注視しながら、段階的に再生可能エネルギーの導入を進めてまいります。次に、3点目の「地域内再投資」に関する町の見解についてでありますが、「地域内再投資」は、再生可能エネルギーに関連する事業から得られる収益を、地域全体の利益や持続可能な発展に還元する仕組みであると認識をしております。この効果を評価するための手法の一つとして、環境省が提供している分析ツールを活用した「地域経済循環分析」があり、先ほど申し上げましたが、「区域施策編」を策定する過程で実施したところでありますが、この分析結果によれば、本町ではエネルギー関連の投資の多くが町外に流出しているため、町内での流入を促すような取組を施策に反映したところであります。具体的には、まちの魅力をPRするための情報発信や広報活動の強化のほか、産業の振興を支援するための補助や融資制度の充実、さらには、先進的な技術を有する事業者との連携を図ることや企業誘致の促進などが重要となります。これらの施策により、脱炭素を切り口として町内への投資機会を増やすことによって、地域経済の発展と雇用の創出を図ることができるものと考えております。次に、4点目の熱中症対策の強化に向けての検討状況についてでありますが、熱中症を防ぐためには適切な予防行動が何よりも重要であります。このため、本町では、部屋の温度調整、小まめな水分補給、日々の健康管理といった具体的な予防行動について、広報紙やホームページで周知を行うなど、啓発活動に努めております。一方、昨年5月には、熱中症対策を強化するため、「気候変動適応法及び独立行政法人環境再生保全機構法の一部を改正する法律」が公布されました。改正法では、熱中症に関する国の対策を示す熱中症対策実行計画のほか、熱中症の発生リスクが極めて高くなることが予想された場合に発表される「熱中症特別警戒情報」の周知が法定化されるなど、熱中症の予防に向けた新たな仕組みが創設されたところであります。町といたしましては、この改正を受けて、「熱中症特別警戒情報」が発出された際には、ホームページや公式LINEなどを通じ、町民の皆さんに対して迅速にお知らせをするほか、冷房設備を有する公共施設がいつでも気軽に立ち寄っていただける「涼み処」として町民の皆さんに広く認知されるよう、周知に努めてまいりたいと考えております。また、熱中症弱者になり得る高齢者などの皆さんに対しては、ケアマネジャーや民生委員、ごみサポート収集事業などを通じて、日頃から声かけや体調確認を行っていただいており、今後もこれらの取組を継続して実施するとともに、必要に応じて改善や強化を図ってまいります。最後に、5点目の熱中症対策を地球温暖化対策実行計画に盛り込んで一体的に講じる考えについてでありますが、都道府県及び市区町村は、熱中症対策をはじめとする健康分野のほか、地域内における農林水産業や経済活動、自然災害、国民生活などの各分野に関して、既に生じている、あるいは、将来予測される気候変動の影響に対する被害を回避・軽減するための計画として、「地球気候変動適応計画」の策定に努めることとされております。この計画は、地方公共団体が主体となって、区域内における自然的、経済的、社会的状況に応じた気候変動への適応に関する施策を推進するため、地球温暖化対策に関する「適応策」を定めるものであり、温室効果ガスの排出抑制を行うための「緩和策」を定める「地方公共団体実行計画」と車の両輪になるものであります。熱中症は、気候変動の影響により、今後も発生リスクの高まりが見込まれる重大な健康問題であることから、庁内の各部署や関係機関による連携の下、熱中症対策のより一層の推進を図るとともに、熱中症以外の気候変動の影響にも柔軟に対応してまいりたいと考えております。これらのことから、今後、本町の実行計画に当たる「音更町地球温暖化対策実行計画」の見直しを行う際には、「地球気候変動適応計画」についても新たに策定することを見据えた上で、「緩和策」と「適応策」を一体的に推進するための手法を調査・研究してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。訂正をさせていただきます。ちょっと大きな言葉を言い過ぎました。「地域気候変動適応計画」が正しいんであって、「地球気候変動適応計画」ではないということでございまして、地域でありました。ごめんなさいね。ありがとうございました。

再質問 5番 神長基子

それでは、順を追って再質問させていただきたいと思います。まず、再生可能エネルギー開発における本町の現状と課題ということで、今、御答弁いただきました。答弁の中では、この再生可能エネルギーの本町における賦存量の調査、これを実施したところ、特に太陽光であると思いますけれども、それと地中熱、これらを含めて再生可能エネルギーのポテンシャルに恵まれた地域であるということを把握したとございます。まさに「区域施策編」が含まれた今回の実行計画の計画書を眺めていても、一目瞭然ということで、この太陽光発電に関しては、特に建物系は市街地のほうに集中していますけれども、土地系の導入ポテンシャルですよね。ここがもうほぼ全域と言ってもいいような状況でございますので、相当なポテンシャルがあるということを私も認識をしているところでございます。従来型のエネルギーから再生可能エネルギーへの転換を図っていく際に、環境面における影響評価の実施方法ですとか、ここが特に大事かなと私も思っているんですが、導入を予定している地域における住民との合意形成、ここが最大の課題であろうかなと思っております。再生可能エネルギーの本町における導入拡大を進めるというところでは、まず、本町にあっては、この産業系部門における再エネの導入、最大のポテンシャルが太陽光発電であって、特に土地系の導入ポテンシャルをどう高めていくかというところが、まず、重要な課題であるというところでは、町はどのような認識をお持ちでしょうか。

答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)

おっしゃるとおり、計画策定における調査の結果、今、議員がおっしゃったような計画策定の結果になっているということでございます。そして、土地の利用ということで、やっぱり最大の課題というのは、未利用地というものが本町はやはり少ないといいますか、まとまった土地は確かにあります。ただ、全て有効に土地利用されているというのがございまして、例えば農地であれば農地法の適用がありますので簡単にいくものでもないということ、それから、市街化調整区域というものもございます。そういった中で、土地は恵まれておりますが、有効に利用されている面が相当ありますので、466平方キロのうち、なかなかまとまった土地ですぐに使えるというところはさほどないのかなというのはあります。ただ、これは悲観的になることでなくて、逆に土地が有効に利用されていて羨ましがられることですので、そこはどっちがいい悪いはないんですけれども、そこは、やはり企業誘致的なものもありますが、どのような企業さんと連携できるかというのが大きなポイントでございますので、そういった計画に併せて柔軟に土地の選定なりを行う必要があるのかなと思っているところでございます。

再質問 5番 神長基子

そうですね。特に今、私も眺めていた土地系の導入ポテンシャル、ここを見るとほぼ農地ですね。音更町の場合は特に、十勝全体と言ってもいいのかもしれませんけれども、優良農地がほぼ占めているというような状況の中で、どうやって太陽光発電に関する、導入のポテンシャルは高いけれども、実際の開発をどうやってゾーニングしていけばいいのか、進めていけばいいのかというところが、計画の中だけ見ていてもそこは明らかにはならないわけですよね。そこで、今、いろいろ、道内だけじゃなく全国的にもそうですけれども、近年は特に開発していた地域の住民との間でのトラブルですとか、そういったところから、こういった施設そのものが悪といいますか、そういった迷惑施設といいますか、そういった捉え方も一部あろうかと思いますけれども、やはりこれは町全体としても課題として、どうやって進めていくかというところを、今、考えていかなければならないんだろうなというふうに考えております。「促進区域」というところで、答弁の中では、このゾーニングは、今、設備の建設予定がないということから行う考えは持ち合わせていないということでございますけれども、今、検討、今のところ区域としては設定しないということでありますけれども、計画の中では、この「促進区域」を、導入を促進し得るエリアと環境保全を優先するエリア、この設定を検討するというふうにございますが、ここについては、今、どのような状況になっているのか、お伺いいたします。

答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)

先ほども一応申し上げましたけれども、このような場合は、まずはどのような企業とそういった連携して進めていくかということ、町が独自で送電網を造って施設を造るという考えはありませんので、いかに民間と連携しながら進めていくかとなります。それで、相当前ですけれども、下士幌でノラワークスさんがマンゴーのプロジェクトを始めるときに、温泉熱とセットでやりたいということで、それはある意味の二酸化炭素の削減の事業なんですね。それで、そのときは課題として、農振区域、それから、市街化調整区域、それと、これは炭素おとし事業というんですけれども、それはその事業を行うことによって二酸化炭素が削減できるという、理論武装なんですが、その補助事業があったんです。それは道の事業なんですが、私、ちょっと担当したんですけど、そういった事業主さんからやっぱりお話をいただいて連携して、そこで場所を選定に行くわけです。今だったらそこで「促進区域」となるんでしょうけど、当時はそういう概念がありませんので、そういったことも、実際、昔、行ってきました。ですので、実績としてはそういうことも手がけておりますので、そういった企業さんとまずは連携するためにいろんな施策を設けておりますが、まずは町を知ってもらう活動を行うこと、それから、我々もアンテナを張ってそういった企業さんがいるのかどうかということもこれからやっていかなきゃなりませんし、そういったことを総体的に行いながら、いざというときにはそういった「促進区域」を検討して、そこの地域の皆さんの御理解を得ると。そういった手法が現実的かなというふうに思ってはおります。

再質問 5番 神長基子

そうですね。今、具体的な例も示していただきましたけれども、今、ゾーニングについては、当面はその考えを持ち合わせていないということでございますので、ここでの具体的な提案というのもなかなか難しいところもあるのかなと思うんですが、道内を見てみますと、再生可能エネルギーに関していろいろな縛りをかけていく、住民とのトラブル、立地をめぐってのトラブルを回避していくためにも、道の条例もございますけれども、規制強化の必要性というところで私自身もいろいろ調査してみたんですが、圧倒的に風力発電、洋上風力ですとか、日本海側のそういった地域が多いなというふうに思いました。昨年の1月ですけれども、経済産業省のほうで北海道における再エネ条例等の制定状況というのがございまして、公表されているんですけれども、これを見ますと、この時点でですけれども、再エネ設備の設置基準等に関する条例及びガイドラインの制定状況というのが道内の地域ごとで出ておりまして、見ますと、十勝はほとんどないというところで、ここが先ほど部長が言われました農業、農地、この優良農地があることによっての条例の必要性そのものが十勝ではさほどなかったというような捉えになるのかどうか、その辺の制定の状況に対する見解はどのようにお持ちなのか、伺いたいと思います。

答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)

おっしゃるとおり、先ほども申し上げましたけれども、一定程度土地が有効利用されていて、農地なら農地なりにもう網が、農地法の網がかかっておりますので、そういったものを、あと、市街化調整区域なり、そういった法的にカバーされている面が大きいということは、十勝管内では共通のものかもしれません。ただ、林地開発のようなものであれば、面積を多少変化することによって開発ができるというものもございますけれども、その辺は地元の調整をしながら進めてきた経過がございますが、基本的には法律の網の中で判断しているものと考えております。

再質問 5番 神長基子

制定状況に対する見解というところで、今、お聞きしましたけれども、そこがはっきりとしたものとしてはなかなか見えてこない部分もありますが、やはり優良農地が多いという中でのそういった状況も、一つはこの制定の状況を反映しているのかなというふうに思いました。では、規制強化がそもそも必要なのかどうかと、本町にとって。今回、開発に焦点を絞ってどういった提案ができるかといろいろ考えていたところなんですが、私もいろいろ事業者の方にもお話を伺ったところ、やはり農地法との関係があって、十勝全体としてはこの条例制定というところではあまり動きがなかったのかもしれない、そういったお声もいただいたところでございまして、条例をつくって規制を強化すべきというような考えには、私自身も、今、立ってはいないところでございます。ただ、今後は、このゾーニングというのは、どこかの時点ではやっていかなければならないと。今はまだすぐにそこに入っていく段階ではないということでございますけれども、基本的な考え方としては、この先は、このゾーニングをしないことには導入ポテンシャルを生かすということはできないわけですよね。それをどう進めていくかというところで、やはり広大な農地を抱えている本町であるならば、今、営農型の太陽光発電、ソーラーシェアリングというのも、まだまだ実験の段階であろうかと思いますし、道内の大規模な農業の中でこれが果たして合っているのか、なじむものなのかどうかというのは、考え方を、今、はっきりと持つことはなかなか難しいかなと思いますが、こういった部分については、今、どのような考えを持ち合わせているか、お伺いしたいと思います。

答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)

よくヨーロッパのほうでは、すごい牧草の中に太陽光のパネルがあって、下に羊が放牧されているみたいな景色を見たことがありますけれども、やはりもう結構大分前ですけども、こういった再生可能エネルギーの可能性ということで初めて話が出たときに、そういうのもどうなんだって話はあったんですが、やはりこの国の農地法ではそれはまかりならないということがありました。それで、今、議員がおっしゃったのも承知はしておりますけれども、そこはやっぱり国全体のこれからの、緩和というかは分かりませんけれども、動きというのを注視しながら進めていくのが実態かなと思います。それで、例えばこれまでも、市街地で未利用地的な部分があって、そこに太陽光パネルを置きたいと。そこが、例えば農振の網がかかっているとか、そういった部分もあったんですが、そこは用途エリアをうまく変更しながら事業主さんの期待に応えてきた経緯はあるんです。やはりそのぐらいのことは今でもやってはいます。だから、IC工業団地の一部で企業さんのニーズに合わせて太陽光パネルを広く使ったり、それは、当時は売電が主ですけども、それが電気として流れれば、再生可能エネルギーでできた電気が行くわけですから、ということは化石燃料の電気が薄まるということもありますから、そういったことも今までやってきておりますので。ですから、やはり、何回も言いますけれども、町独自で進めるのは困難なものがあって、いかに民間企業さんと接点を持つかというのが重要な部分でありますので、そこは常にアンテナを張りながら対応してまいりたいと考えております。

再質問 5番 神長基子

現時点ではというところで理解をいたしました。この開発を進めていくに当たって、地域脱炭素化促進事業に関わってでありますけれども、環境保全、ここの部分での取組を促進する上では、特に今、温暖化防止と生物多様性の増進というところも両輪で進めていく必要があるというふうなお声もございますが、今、この生物多様性に関わる、これは市町村が策定できる地域戦略というのもございますが、私が調べた中ではまだ10%も策定している市町村はないというような状況でございますけれども、本町としてはこの策定の必要性について検討されているのかどうか、お伺いをいたします。

答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)

今、その計画について策定云々という考えは、今、持ってはいないところなんです。実態としては環境調査みたいなことの中に含まれるのかなと思っておりまして、一部の道路整備や都市計の事業でも、昨今は事業する前に環境調査も行いますので、その中で生物調査というのも行っていると把握しておりますので、そういった部分の中で対応できるのかなとは思っております。

再質問 5番 神長基子

そこについては理解をいたしました。それでは、質問の3点目です。「地域内再投資」について再質問させていただきます。ここについては、町の認識として、先ほど答弁いただきました再エネ、再生可能エネルギーに関連する事業から得られる利益を地域全体の利益や持続可能な発展に還元する仕組みであるというところでございますが、この認識については私も共通のものをもっているところでございます。答弁の中に、今回の「区域施策編」策定するに当たって、地域経済循環分析を行ったと。この分析、環境省の分析でございますけれども、この結果によると、本町ではエネルギー関連の投資の多くが町外に流出しているということでございます。ここの部分ですけれども、言い方を変えると、エネルギー対外支払いというような言い方もできようかと思いますが、ここの具体的な現状については、実際、どのようになっているのか、数値化されているものがあるのかどうか、その辺をお示しいただきたいと思います。

答弁 環境生活課長 鎌田隆寛(環境生活課長は2025年3月まで)

地域経済循環分析なんですけれども、こちらのほうは特定の地域内で経済活動の資源の流れを調査しまして、その関係や影響を生産、分配、支出という3つの面から評価する手法なんですけれども、今回、温暖化実行計画の策定に当たりまして、町のほうで行った、分析のほう、ちょっと行いまして、その結果によると、一応、エネルギーの支出のほうに着目した結果なんですけれども、町内で生産された付加価値の合計額、約1,156円のうちの5%以上に当たる約60億円が町外に流出しているということがこの調査のほうで明らかになっております。こういった結果が出たものですから、この課題の解消のために、町内のほうへの再エネ投資の資金を呼び込んで、エネルギーの地産地消を進めていくことによって、町外流出している資金を地域内で循環できるような施策を考えていきたいというふうに、計画のほうではそのような取組を盛り込んでおります。以上です。

再質問 5番 神長基子

今、60億円というところですね。その流出しているというものを具体的に、では、本町で生み出した、生み出されるエネルギーをどうやってとどめていくかといったときに、一番といいますか、大きな課題になっているものが何なのか、そこについてお答えをお願いしたいと思います。

答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)

やはりそうなった場合には、自前でエネルギーをつくるということだと思うんですが、もっと具体的に言えば、北電から電気を買っていますよねって話ですね。それが主なものです。結局、2千世帯、2万世帯か、2万世帯がそういう状況ですから、ただそれは、今後、今、町民の皆さんに参加いただきながら、自前で電気を、エネルギーをつくっていただいて、なるべく電気を買わないという、今、シフトしていますから、ですから、今、去年から始めた補助事業も、約9割の方が太陽光、蓄電池、それから、省エネ型の給湯器の購入に、実態として、皆さん、参加していただいている。それは、そういうことによって、自分で電気をつくってなるべく買わない。そうすれば流出するものも減るということ。まずは、家庭レベルから進めているのが今の我々の実態ですから、そういったことが重要なものだと思っております。

再質問 5番 神長基子

今、非常に分かりやすいといいますか、特に家庭からというところでは、音更町の補助事業、新たにスタートしておりますが、ここが更にエネルギーを生み出す、そして、流出を防いでいく、そういった環境を整えていく上では、今、重要な段階に来ているんだろうなというふうに思っております。エネルギーの地産地消を進めていくに当たっては、何よりもやはり自治の力、今、地方創生とこのエネルギー政策というのがもう結びついているような状況かと思いますけれども、いかにして地域の資源、そして、エネルギー、これを生かして、そして、地域内に循環させていくか。これが完璧な姿というのは、じゃあ、どの時点でできるのかというのはまだまだ不確定なところがあるとは思うんですけれども、その先にはやはり雇用、エネルギーの自給自足を通じて、所得と仕事、雇用が更にこの音更町で生み出されていく。こういったところにつながっていくんだろうというふうに考えております。音更町としても、そのために何よりもやはり地域の方たちとの合意形成、事業者の方も含めて段階を踏んでやっていくという姿勢が、今回、改めて、計画の中でもそこは確認できていたところですけれども、改めてその認識についてお伺いをできたというところかなと思います。そこについての更に具体的な提案等も、今後、調査する中でさせていただきたいなというふうに思います。熱中症対策について入りたいと思います。答弁の中では、啓発活動、特に予防に関する啓発活動に努めておられるというところでございます。昨年9月の一般質問で重堂議員が熱中症対策についてやり取りをしたわけですけれども、そのときから少し具体的なところで、今年の夏に向けて様々な対策を考えておられるんだなというところは答弁の中で確認ができました。特に、クーリングシェルターというような呼び名もございますけれども、公共施設、特に冷房を有している公共施設が避難所的な役割を果たすというところで、「涼み処」というところで御答弁いただきましたけれども、ここが皆さんに広く認知されるということが、一つ安心して過ごせるためには大事なところかなというふうに考えます。また、熱中症弱者に対するフォローというところは、やはりここは福祉施策になろうかと思いますけれども、そういった方たちがサポートするというところで、そこについては答弁の中で理解いたしましたけれども、昨年は特に救急搬送の人員、これを見ますと、十勝では5月から8月20日までで200人以上の、さらに昨年、おととしから比べると3倍近いというところで、熱中症の疑いで救急搬送されるということがもうバタバタとあちこちで起こるというような状況だったと思います。発生場所としては住居が最多であったということでございます。あとは、それに次いで子どもたちの場所ということで、保育所や小中高校、大学などということで十勝の状況が公表されておりましたが、子どもたちに関しては、次年度、エアコンを設置していくというところになろうかと思いますが、住居が最多というところでは、特にやはり高齢者の方が、家にいながら、エアコンがついている家庭だとしても、そこで熱中症になるというようなことも事例としては出てきているというふうに思いますので、どういったことを注意しなければいけないのかということを啓発、予防啓発というのは、私も最大限そこがやはり大事なところかなというふうには思っているんですけれども、ちょっと危険だなというような、例えば警報に関しても今年は基準が変わるということで、新しく警報が発せられたときにどういう行動をとったらいいのかといったときに、先ほど「涼み処」というのもございましたけども、公共施設も使いながら、多様な足を運びやすいところ、あちこちにそういった場所を広げていくというところでは、町内の事業者さんですとか、そういった民間の方たちの力もしっかりと町の対策の中に組み込んでいく必要があると考えております。音更町としては、これまで防災に関わる災害の協定を多くの団体さんや事業者さんと結んでおりますけれども、こういった方たちと、熱中症対策のこの部分についてもお力をいただくというようなことで、そういった組織づくりを検討されるという考えがあるかどうか、お伺いをいたします。

答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)

今回、町長から御答弁いたしましたが、今、検討段階のところでございまして、今、議員から御提案がありました民間事業者さんとの連携というのも当然入ってくるものとは思っております。ですから、これは、今、おっしゃっていただいたのが今後の検討材料になるものと思っております。

再質問 5番 神長基子

今後の検討材料ということでございますので、そこについてはぜひお考えの中に含めていただけたらいいかなというふうに思います。効果的な普及啓発の実施というところでは、ガイドラインに沿っていきますと、例えばこれを本町の状況に当てはめれば、観光で来られるインバウンドのお客様もいらっしゃるかと思いますので、夏の時期は比較的少ないところかと思いますけれども、こういった訪日外国人に対する熱中症予防ですとか、また、外で働く人たち、農業現場もそうですけど、建設現場ですとか、そういった多様なところへの働きかけというのも、統一した見解の下で進めていくというところで、私はやはり庁内体制をまずは、今、いろいろな連携を取りながらというところでされてきているとは思うんですけれども、やはりここの部分について「区域施策編」の中に盛り込んでいくことが必要かなというふうに考えます。あまりにも多くの分野にまたがっているというところですので、今、特にここについては環境生活課のほうに大きな負担ももしかしたらあるのかなというふうに思います。ただ、庁内体制を整えていくということが、一番の町民の皆さんにとって安心になるというところでございますので、そういった方向で、今後は一体的にできるかどうかというところで検討されるということでございますので、ここについては理解をいたしました。先ほどの再生可能エネルギーの普及、開発に関わってというところもそうですけれども、熱中症対策に関しても、町もそうですが、多様な町民の皆さんと知恵を出し合っていくというところで、合意形成というのがやはり大きな鍵になろうかと思いますので、ここについて更に進めていけるような方向を見いだしていきたいということで、私自身もそういった提案ができるように、今後、努めてまいりたいと思います。以上をもちまして、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 小野信次

とてもいい質問だったので、感激してちょっと聞いていたんだけども、まずは再生可能エネルギー、ポテンシャル、そして、太陽光、これが、今、どういうふうにみんなが捉えて、私たち音更町として見たときに捉えるのかという意味での視点という意味では、とてもいい質問だったなというふうに思っております。あとは、じゃあ、可能性がどうあるのかということでは、さっきの計画書の中の色塗りをしたところで、これだけ可能性がありますよというのがよく出ました。さて、どうでしょう。議員の皆さん方が、我が町と姉妹町として知られている岩手県の軽米町に行かれた方、恐らくこの半分ぐらいは行っていると思う。あそこで太陽光、張りつけていますよ。どのぐらいだと思う?おおよそ、前もここで話しているけど650ヘクタール。それも大事。でも、そこの地域性であったり、いろんなものがあると思います。あわせて、ポテンシャルとしての太陽光ということだけを考えれば、確かにそうだと思う。それは大事だけども、まずは、世界のSDGs、昨日の話もありました。食品ロスもありました。私たちは、まず、ロスをしてないかということです。今日は、渡辺部長から答弁していただきながら、相当な、音更というのは再生エネルギー含めて未来に向かったエネルギーというのに対しては細かく、そして、数値化して、単純に太陽光だけの話をしたり、バイオマスだけの話をしたら、議長と僕、去年の秋ですよ。だから、みんな、太陽光を張りつけている、バイオマスやっているって自慢大会みたいのをやろうと言うからいいよと言ってやったの。そして、今、発表してくれた、答弁してくれた渡辺部長、あるいは、田中丈裕係長とかが作ってくれた資料を持っていって、4町集まったところで見せてあげたい。みんなは、これだけ太陽光を持っています、これだけバイオマスを持っています、これだけ水素を持っています。じゃあ、域内でマイクログリッドと考えているのは、確かに上士幌だよ。一番なのは、域内でエネルギーを使うという消費をするということは理屈的にはそうだ。でも。それを維持管理していくのは誰なのとなったときには、まず、配電・送電網。それが一般公共でどれだけの投資ができますか。太陽光を張りつけてあるバイオマスを売って域内でエネルギーを使うという中で、域内で使うといったって、売ればいいという話もあるでしょう。ところがそこに住んでいる人間の数は全く少ないわけでしょう。極端に言ったらうちの10分の1だよ、どこの町も。だから、言われていることはよく分かる。ただ、私たちが今までと変わっていかなければならないのは、再生エネルギーとして、例えば電気一つとってもFITという制度の中で、皆さん、今まで売ることを考えたんですよ。だから、僕は、今、前段で出した姉妹町のお話もした。あそこも、だから、売っている。そして、町の財政にも寄与している。これは皆さん、俺が説明するまでもなく聞いてきていると思う。ましてや個々人の、張りつけた山の地主さんにも金、入っていますよ。しかし、これが、例えば、あの当時、張りつけたものがどこまで維持管理していくのって、次の段階、いや、それだけの蓄積ありますよって説明も僕も何度も行って聞いているから分かる。問題は、そういうことも大事だ。だけど、まずは脱炭素化という中では、今まで、昨日のフードロスと同じだよ。フードロスって言いながら自分たち、食べ残してないかといったら残すわけだから。その辺もしっかりと、自分たちが、今、何をやるべきかということを見据えた中で、情報に流されることもちろん大事だけど、そのほうをどう整理していくかというのが、今日、問題を挙げてくれた中ではとても、音更町というのは、179の市町村あるいは144の町村だけの中で見たときは、やはり僕はいつも言うけども、そのくくりで見ないでくださいよ。全体で、179の中の我が町は15の市、市は北海道15しかないわけですよ。その中にポンと埋め込んだときに、15の市や、15の市じゃなくて35の市だな。そこにポンと入れたら36になるわけでしょう。それ、上から勘定したら18番目の位置にある。それはどういう構造を意味しているかといったら都市型ですよ。そして、その中で、さっきお話に出たけど、図面で見たらどこにでも張りつけれるように思う。生産力がなぜ音更にあるかといったら、さっきも言われていたけども、466平方キロの中の半分、2万3千ヘクタールは農地でしょう。そして、あとは山がどれだけあるのといったら、昨日も阿部さんから話が出たように、あとは市有地町有地ですよ。その町有、簡単に張りつけている町村を見てごらんなさい。全部山持っている、町有地に、あるいは、町有地の余白地に埋めているわけでしょう、太陽光、バーッと張りつけて。そこで、神長さんがさっきおっしゃってくれた景観条例、我が町でそういった経緯がなかったかといったらあるわけですよ、この景観に対して。住民との形成合意というのはそういうもので、そのときに過去は都道府県によって環境基本的な条例を持ち得ていたけども、町村ではなかなか持っていなかった。ところが、先日、渡辺部長と僕が対応したのかな。この景観条例、北海道もいよいよ、さっき神長さんがおっしゃったように、ニセコであったり、いろんなところがあるでしょう。そればかりじゃなくて、十勝はってさっきおっしゃってくれたけど、十勝もそんな甘くないと思う。外資が入ってくるんだから。そういった中で、今後にあって、私たちはしっかりとそういった我々の町の状況がどんな町かということもしっかり見ながら、これにとっては当たっていきたいというふうに思います。さらには、事業者との話をお話ししてくれました。我が町で、こういう町形成の中で、よつ葉乳業あるでしょう。あのとき、ブラックアウトのときに、皆さん方、驚いたように思っているか知らないけど、事業者もしっかりと将来に向けたエネルギー対策をして、その中で脱炭素から生まれる水素エネルギーというのを、今、よつ葉は使って、それによって自家発電している。域内と言うけど、この町全体で太陽光張りつけて、それを供給できる町の構図と、そうでない町の構図があるんだよね。だから、そういうことも含みながら、我が町がどんな構図があるかといったら、さっきから渡辺部長も説明をしてくれましたけれども、私たちはまず一番最初にやらなきゃならないことは横連携。環境に結びつく部署だけじゃないのさ。以前も誰かの答弁に答えたけど、情報システム課、ここで、行かない役所、書かない窓口、これだけで、僕は議長と北十勝4町のトップにそれを説明させてもらったけど、ちょっと数字の細かいことは分からない。でも、至るところで脱炭素化をして、そうやって数値化をして、自助努力で町自体が化石燃料を減らしていくという努力したときの今の数値で言ったら、例えばどこかで水素の車14台買いましたという話があるけど、うちの町では既に電気自動車80数台買ったぐらいの値のある脱炭素化ができているということなのさ。だから、エネルギーというのは、今まではつくって売ろうと言っていたわけでしょう、FITの時代から。それが今、マイクログリッドの話が出て、域内で使おうって話に持ってきているけど、全員がその中で地産地消できるというものでもないから、いかに最大限の化石燃料という、このものを減らしていくかという努力を、人口がある町のほうが逆に言ったらそれに寄与しやすいんですよ。あとは、売って、電気を域内で売る、使うといっても、さっき言っているように、そういう環境にある町は人口が少ないんだから、だからそこは売ればいいでしょって言うけど、売るにしても今のようにノンファームであったり、今の容量としては売るのにもそれだけのものはできませんよと言われているわけだから、ましてやこれだけ発電を、あらゆる手で発電をするということをみんなが考え出したら、発電からどうするかという次の段階の中では必ずその条件を改善していかなかったら無理。だから、そこはやっぱりちゃんと国もやっていかなきゃいけないと思う。あとは、今、将来の町をどう考えているかってお話があったからだけど、僕の前任者の寺山町長さん、小水力もやろうとしたんですよ。でも、その当時はまだまだその技術も僅かだった。でも、今、この頭脳集団ですよ。いろんなことを考えているから。クリーンエネルギー、そういった意味では表にまだ出せる話じゃないからだけども、新たな、我が町では太陽光の張りつけという話は、それは民間ではできる。他の町は、さっきも繰り返しに言うけど、町有地が市街地の中だけじゃなくてあるわけだよ。そこで張りつけているのが近隣の町村の、民間でやっているように思うけども、あれ、全部、新聞に書くから分かるけども町有地だよ。だって、我が町だって、この間、阿部さんが言ったような町有地って選んで山に張りつけようといったら、木を切れば張りつけれるんだから。でも、それは駄目でしょう、やっぱり。それこそ脱炭素に寄与している木を切ってまで張りつけるというのはさ。だから、やっぱりシステムとしてはできそうに思うけども、そこはもうしっかりと考えながらやっていきたいというのが私たちの今の町の考え方です。あわせて、今言ったように、ただただ太陽光をしているわけではありませんから、私たちはやれる分野でやって、さらには使うエネルギーも大事。でも、昨日の三浦議員が言っているように、全てのロスをいかになくしていくかというところの行政改革も含めながら、今、盛んに皆さんと協力し合いながらやっている。その中に今回のタブレット、議会のタブレットの問題もそうでしょう。我々からすれば紙ベースでもいいかなと思うけど、皆さん方がやるというんだから頑張ろう。そうやって少しでも、僅かでもこれから脱炭素化、単純にエネルギーだけの話をしたら、これは千差万別。いろいろ皆さん方があるから。だから、ちょっと長話になりましたけども、せっかくの機会なので、私もこうやって宣伝する機会があんまりないんで、これだけをやっているんじゃなくて、実際に聞いてみてください。数値化して、そして、皆さんも、一般の町民の方からすれば、あんなに他の町ではバイオマスもやって太陽光もやっているって、うちの町、何もやってないのと言う人がいたら、説明できるだけの資料がありますから、ましてや、今日もさっきも宮原副町長さんも渡辺部長に一生懸命頑張ってここまで来たねって。また、ほら議長も、前回も余分なことを言ってくれて、渡辺部長がどうとかだから質問してくれといったら、神長さんが随分質問していただいたので、私からお礼申し上げて終わります。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる