音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日
ひきこもり支援について
2024年3月4日、音更町議会の一般質問で、堀井正憲議員が「ひきこもり支援について」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、福祉課長 川田誠が答弁しました。
- 質問者
- 堀井正憲 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、福祉課長 川田誠
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 堀井正憲
それでは、一般質問通告書に基づき、ひきこもり支援について質問いたします。ひきこもり状態にある人の数は、内閣府が令和4年度に行った調査を基にした試算から、15歳から64歳までで約146万人と推計されております。この対象年齢人口から割り出すと、おおよそ50人に1人がひきこもり状態にあるということになります。これを音更町に当てはめると約500人ものひきこもり状態にある人がいると推測されます。このように、多くの人が引き籠もることで、8050問題や当事者の様々な不安から重大な犯罪を犯してしまうといった深刻な状況も発生しています。これに対し、厚生労働省では、平成21年から、「ひきこもり対策推進事業」を創設し、平成30年度からは、さらに支援を充実させるとともに、地域支援センターのバックアップ機能の強化を図ってきました。こうした国の取組の中、本町では、令和2年度から、「こもりびと相談窓口」を設置し、さらに、家から出にくくなった人とその家族、そして、過去にひきこもりの経験のある人が参加する「こもりびとしゃべり場」も開催しています。一度引き籠もった人が社会と関わりを持つのは非常に困難なことではありますが、今後も町が地域福祉の観点から、ひきこもり状態にある人とその家族への支援を継続していただくために、以下について伺います。1、ひきこもり支援の対象と支援の目的は。2、これまでの「こもりびと相談窓口」の相談件数及び「こもりびとしゃべり場」の参加人数とその構成(本人、家族、経験者)は。3、支援によってひきこもり状態から脱却することのできた件数とその決め手となったことは。4、自治体DXの一環としてメタバースによる仮想空間での社会参加促進についての考えは。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
ひきこもり支援についての御質問にお答えをいたします。初めに、1点目のひきこもり支援の対象者と支援の目的についてでありますが、ひきこもりとは、厚生労働省によれば、一つの病気の名称やその結果ではなく、様々な要因によって生じ、結果として社会的な参加の場が狭まり、自宅以外での生活の場が長期にわたって失われ、6か月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続ける状態と定義しております。その背景には、統合失調症やうつ病、発達障がい、強迫性障がい、社会恐怖などの疾患が存在する場合が少なくなく、最近では、ひきこもりは様々な精神疾患が関与していることが指摘をされるようになっております。また、ひきこもりは、対応の難しさから、本人はもとより、家族にも深刻な影響が長期にわたって及ぶため、原因を早期に発見し対応するための体制や、ひきこもり状態になっている方などを支援するための体制を整備する必要があります。このため、身近な公的機関において相談窓口を開設することなどにより、本人やその家族が容易に相談や情報交換ができる環境整備を行い、いずれは本人の社会的参加ができるようにすることを目的に、町では、令和2年度から、「こもりびと相談窓口」を、帯広市内で寺子屋のつどいの座長を務めている社会福祉士に委託して設置するとともに、「こもりびとしゃべり場」を開催するなど、ひきこもり対策推進事業を実施しております。次に、2点目のこれまでのこもりびと相談窓口の相談件数及びこもりびとしゃべり場の参加人数とその構成についてでありますが、こもりびと相談窓口における相談件数は、令和2年度が23件、3年度と昨年度につきましては、それぞれ49件と30件、本年度が12月末現在で17件となっており、減少傾向にあります。また、「こもりびとしゃべり場」の参加人数につきましては、2年度が9人、3年度から本年度までが、それぞれ13人、65人、42人となっております。この事業につきましては、関係者から、これまでの体験やひきこもりとなったきっかけ、現在取り組まれている内容などのお話を伺うだけでなく、参加者同士がグループになり、御自身の体験を交えた情報交換を行っており、参加者からのアンケート結果も大変好評であることから、今後も継続して実施していく必要があると考えております。なお、参加者の構成につきましては、気軽に参加できるように申込みを受け付けていないことから把握しておりませんが、大半は御家族、あるいは支援者の方と認識しているところであります。次に、3点目の支援によってひきこもり状態から脱却することができた件数とその決め手となったことについてであります。町が相談窓口を開設した令和2年度から本年度までに受理した119件の相談において、精神的な面での支援が必要な方には、適切な医療機関への受診支援を行い、また、就労支援が必要な方には、就労相談支援機関へつなぐなどの対応を行っております。このうち、ひきこもり状態から脱却し、福祉サービスの利用開始につながった人数は5人で、サービスごとの内訳で申し上げますと、放課後等デイサービスが1人、就労移行支援が1人、就労継続支援が3人となっております。なお、福祉サービスの利用開始となる決め手につきましては、それぞれのひきこもりの状態により異なるため、共通点などはありませんが、継続的に面談を繰り返すことにより、本人の行動に変化が現れるなど、それぞれの実情に応じた支援によるものと考えております。最後に、4点目の自治体DXの一環としてメタバースによる仮想空間での社会参加促進に関する考え方についてでありますが、メタバースとは、現実世界と異なるインターネット上に構築された仮想空間であり、町といたしましては、これを活用した社会参加促進を行う考えは、現時点では持ち合わせておりませんが、国は、来年度にひきこもり支援の新たな指針を策定する予定であることから、今後においては、仮想空間を活用した居場所づくりを実施している自治体の情報を収集するとともに、音更町障がい者総合支援協議会ひきこもり支援部会などとその活用についての協議を始めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。ひきこもりは、家庭内の問題として相談につながりにくく、多くの人たちがそれぞれに生きづらさや苦しさ、悩みを抱え、誰しもそれぞれに事情があるところであり、長期化することによって、家庭環境に大きな影響をもたらすとともに、本人の社会復帰を難しくするほか、生活が困窮するおそれもあることから、本人や家族の気持ちに寄り添い継続的に支援していくことが重要であると考えております。今後においても、これまでの取組を進めることはもとより、相談体制の強化や関係機関との連携の構築など、支援体制の拡充を促進し、早期に本人の状態や意向などに応じた支援を行うことができるよう努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 6番 堀井正憲
御答弁ありがとうございました。町がひきこもり当事者に対する、それと御家族に対する支援の在り方、よく分かりました。そこで、再質問させていただきます。1つ目の支援の対象と目的についてでございますが、まず、そうですね、本人はもとより、御家族ということで、公的機関の窓口を設置するということで、相談窓口が設置されているということです、音更町では。そのことで、その窓口の対象が支援対象者となると思いますけれども、ここには、恐らく若年層の不登校も対象となっているかと思いますけれども、そこを1点お聞きしたいと思います。お願いします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
御質問の不登校についても、相談の中に入って、含まれております。以上です。
質問 6番 堀井正憲
不登校も入っているということで、恐らく不登校の御相談があったら、この後、その後、地域教育センターなどへの引継ぎをされるかと。ただし、この今回私の質問では、不登校がきっかけで20%の方が大体今、引き籠もられている方の20%が長期ひきこもりになっている可能性があるという考えもありますけれども、ここでは、不登校については、私、所管でもありますので、委員会の所管でもありますので、取り扱わないこととします。後日、阿部議員が取り扱う質問にあると思いますので、そちらでお願いします。まず、長期のひきこもり、このひきこもりの問題ですけれども、やはり社会問題というのが大きくて、質問にあった8050問題や、その他犯罪につながるような問題がありますけれども、これについてはどのようなお考えをお持ちですか、お願いします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
ひきこもりによって、事件とか、そういったこともあるというのは認識しております。特に8050問題、家族の中で子どもさんが引き籠もっていて、御両親に対しての暴力だとか、そういった問題があるということで、本町においても、毎年、ケアマネに調査しておりまして、大体10件弱ぐらいの8050という方がいらっしゃるということは、状況を把握しております。以上です。
質問 6番 堀井正憲
町の認識、分かりました。先ほどの答弁で、最近では、ひきこもり、様々な精神疾患が関与しているということなんですけれども、ひきこもりには、生物学的側面、そして、心理学的側面、社会的側面という、この3つがあるかと思いますけれども、精神疾患や障がいといった生物学的側面は、相談があった場合にやはり、まず、その疾患や障がいに対する対応が、ひきこもりというよりも、まず、先だと思われます。なので、今、大きな問題となっているのは、やはり引き籠もると同時に大きな挫折感や疲労感を抱えて長期化する心理的側面と、それから、社会に出てから、いろいろな社会環境になじめず、就労や就学以外の選択肢が取れなくなってしまった人たち、こういう人たちのこの2つの心理的側面と社会的側面、この2つの人たちの支援が大きな課題になってくるかと思います。その中で、厚生労働省のひきこもりVOICE STATIONサイトというのがあって、御存じかと思いますけれども、このサイトの中で、やはり支援をする場合には、ひきこもりの当事者の方がいきなり自治体に相談に行くということはないですし、家族の方たちもどうしたらいいのか分からない、御家族の方たち、分からないというところもあると思いますので、やはり相談に対しての門戸を広げるというか、分かりやすくするということで重要になってくるのかなと思うんですけれども、この厚生労働省、ひきこもりVOICE STATIONサイトというのがいろいろな動画、経験者の動画や専門家のお話の動画がたくさんあって、とてもためになるサイトだなというふうに思ったんですけれども、ここのサイトをたどると、地域の相談窓口というところがあるんですけれども、そこに音更町の相談窓口が、音更町というところがなかったんですけれども、これは何かアクションを起こされているのかどうか、お聞きします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
そのサイトに音更町の相談窓口がちょっと載ってないということで、ちょっと要因についてちょっと調べさせていただいて、できれば、窓口がそこに載るように対応していきたいと思いますので、御理解を願います。
質問 6番 堀井正憲
十勝の自治体何か所か登録されているようなので、ぜひ音更町でもよろしくお願いします。やはり御家族の方たちにとってすぐ相談できるところというのは、一番大事ですし、当事者も、ウェブサイトであれば当事者も見ている可能性、非常に高いと思いますので、よろしくお願いいたします。で、その相談窓口なんですけども、2点目の相談窓口、相談件数及びしゃべり場の参加人数とその構成ということで、相談件数、令和2年度が23件、3年度49件、4年度30件、で、本年度が17件という件数になっていますけれども、これは、恐らく相談というのは長期化していると思います。その中で、この件数における新規の件数というのはどのような変化になっているか。それとも、やはりほとんどがリピートというか、ずっと長期で相談されているのか、ここをお聞きしたいと思います。
答弁 福祉課長 川田誠(福祉課長は2024年6月まで)
相談件数についてでございます。令和2年度から相談事業を始めまして、まず、令和2年が、新規が16件、継続が7件で合計23件となってございます。次、令和3年が新規が7件、継続が42件で合計49件と。令和4年が、新規4件と継続が26件で合計30件。で、本年度、令和5年度が、新規1件、継続が16件で合計17件となってございます。以上です。
質問 6番 堀井正憲
今のお答えを聞いて、やはり相談が長期化している。それと、新規がそれほど、やはり最初の年度は多かったんですけれども、新規がそれほど増えていない感じを受ける数字ですので、今後、アウトリーチのほうを検討されているかどうか、これをお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
件数がだんだん減ってはきているという状況であります。このひきこもりの相談という形の中で、音更町の障がい者総合支援協議会ひきこもり支援部会というのがございます。また、そういう中で、どういった形だと、今おっしゃったアウトリーチの、どういう形で相談が受けられるのか、相談していきたいと思います。以上です。
質問 6番 堀井正憲
アウトリーチ、非常にこの問題に対してのアウトリーチというのは非常に難しいと私も思っております。やはりこういったものは、相談に来てくれること以外、こちらからなかなか触れられづらいというところはあると思いますけれども、このアウトリーチに関しては、やはり町民の皆さんとの接触を多くして、できるだけ多くして、町内会とかも利用して、公にはできない問題だと思いますけれども、そういう話を小耳に挟むような環境というのをちょっとつくっていただけたらなと思います。アウトリーチすると、恐らく、できれば、できたとしたら、恐らく件数多くなると思うので、ぜひお願いしたいところと。あと、ひきこもりのあのしゃべり場ですね、しゃべり場の参加人数、徐々に多くなってきている。そして、今年度は3回開催され、13人、65人、42人と、これはなかなかの数だなということを思っております。そして、最も重要な体験談、これが聞ける。もちろん講師の方たちのお話もそうなんですけれども、実際に当事者だった方の体験談が聞けるというのは物すごく貴重な情報の場だと思いますので、この情報交換の場、ずっと続けていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは、3つ目のひきこもりからの脱却件数とその決め手についてという、ちょっと私、質問して、難しい質問をしてしまったなというふう感じております。やはり引き籠もる方の原因は人それぞれだと思います。そして、今、置かれている状況もそれぞれ、その中で一人ひとりのその状況に合わせた対応というのが大事になってきます。ただし、ちょっと厳しいようですが、引き籠もっている方々に共通している一つの点というのが私はあると思っています。それは、やはり引き籠もっていても生活ができるという環境が与えられているということ、この点についてはどのようにお考えですか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
おっしゃるとおり、引き籠もるということで、ただ、それには当然生活をしていく、食事もしなきゃいけない。何か欲しいものがあれば、誰か家族に買ってもらう。そういった支援があるからこそ、家の中で生活できるというのは事実なのかなというふうには認識しております。以上です。
質問 6番 堀井正憲
急にその生活できる環境をなくすということは、これ、絶対無理な話で。ですが、この相談に来られた御家族の方に、少しずつそういうものを除くようなアドバイスをされているのかなというのをちょっと疑問に感じたところがあるので、その点について、どんなふうなアドバイスをされているか、もしお聞かせいただけたら教えてください。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
御家族に対するアンケートということでございます。まず、国が、ひきこもりに対する対象ということなんですけども、ひきこもりの方は精神保健福祉の対象であると、まず、そこが大前提で国は考えています。ですので、まず、私どもとしては、必要な医療機関につなげていく。それによって診断が出てくる。それの診断が何か、統合失調症なのか、うつなのか、いろんな診断につながる。そこから、今度、通院、もしくは福祉サービス、御本人がどうしたいか、就労なのか、福祉サービスの通所なのか、そういったものにつなげていくということでありますので、町としては、支援のアドバイスするってなると、まず、御家族には、今までどういう経過で引き籠もっているのか、それが原因をまず探っていって、そこから医療につなげていくという作業をさせていただいておりますので、御理解願います。
質問 6番 堀井正憲
精神疾患などの医療問題の場合は、それが最も妥当かなと私も思っております。ただし、社会的な、社会的にストレスがかかったり、大きな失敗をしてしまって、そういう原因で引き籠もられている方たちには、何ともこれから成功体験をつくっていってもらいたいし、私も、私の周りにはいないんですけれども、もし、そういう人たちがいたら、そういう成功体験ができる場を何とかつくっていきたいなと考えております。それは就労じゃなくて、社会に、社会参加できるというような環境ですね、そういうものをできればつくっていきたいと思います。ひきこもり問題については、私は、これを日本に例えると、北方領土や竹島、尖閣諸島、北朝鮮の拉致問題と同じで、やはり多くの人たちは、この問題を解決しなくてもやはり生活していける状況にある。だから、問題を重要に捉えていない側面があると思います。そういう状況にあるというのを、もし、自分の家がなくなったとか、そういう自分がせっぱ詰まる状況というのも、厳しいようですが、少しは、少しずつ必要になっていくのかなというふうに感じております。それと、もう1点、私が、引き籠もられている当事者の方たちに、多分これ、見ている方もいるかもしれません。一つお願いしたい、お願いしたいというか、お勧めするところには、さきの戦争で国を守るために特攻隊として散っていった若い人たち、18歳から20歳ぐらいで出征して特攻隊として出ていった方たちの遺書があります。これを引き籠もられている方にはぜひ読んでもらいたいなと思っております。もし、そういう相談があったらお勧めしていただきたいと思います。これは予科練の資料館のサイトにありますので、とても胸がつかまれて、私も、もうやりたくないというものがあったときには、これを読むようにしています。そうすると、奮い立たされて行動できるようになっているので、自分の体験として、もしよかったら利用していただきたいなと思います。それから、最近、ひきこもりからの脱却ということで、御家族の方たちが、いわゆる世間で言われている引き出し屋、これを利用しているという、実際にニュースになったり、記事になったりしています。その引き出し屋として、引き出し屋として運営されているところも、動画をつくってその状況をアピールしていたりというのがありますけれども、まず、こういうものが今、音更町に見当たらない状況ですけれども、今後、できる可能性があるかもしれません。その場合に、町としては、どういう対応を、何か対応を取るのか、その場合はどういう対応を取っていくのかということをお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
引き出し屋の話も今、いただきました。まず、町ですので、音更町は法律にのっとって支援していくことになります。精神保健福祉法がありまして、平成11年に法改正があって、以前は、地域にちょっとこう、何というのか、暴れたりと、いろんなことがあれば強制的に病院に警察と一緒に連れていくということができました。ただ、法律の改正によって、それができなくなる、人権の問題があってできなくなったというのがございます。で、今は、医療保護入院、自傷他害といって、自分で傷つけたり、また、他人を傷つける場合に限って対応できるということになります。で、今の御質問の中の引き出し屋というのは、それとはまた別の次元の中で、結構乱暴なやり方も時にすることがあると思います。で、そういう団体がこの近くに、もしできたとしたとすれば、まず、それが法律的にちゃんと問題ないのかどうかというのを確認した上で、場合によっては協力をもらうということもあると思います。ただ、これ、私の今までの経験の中なんですけども、例えば、7年半引き籠もっていた方がいらっしゃいます。それは、当然家があって、御きょうだいの方が経済的に支援していたと。ただ、やっぱり継続的に支援、経済的に継続するのがやっぱり大変だということで御相談受けて、その方との面談を私が開始した経過があります。ただ、やっぱり対人恐怖症になっていて、その方はずっと木刀を構えて、それで私と対面してずっと話し続けるという状況です。でも、何とか、こう理解を求めて、そこから医療機関につなげて、生活保護の受給というような形でやったりとか。あと、ほかにも、事業に失敗されて家が、実家が競売になったと。で、そこに住むお母さんに対して暴力を振るって、お母さんは結構近所では有名で、よく血を流しながら道路で倒れていると。近所からやっぱり町にも相談を受けるし、警察にも相談に行くと。ただ、被害届というか、そういうふうになれば、警察はしょっぴけるんですけども、お母さん自体はやっぱり子どもを守るんですよね。で、やっぱり説得をやっぱりする。そこは、まず、家族支援という形で、お母さんを別な場所に避難させて、その方、本人独りにして、その後、当然家の中、壁も全部蹴った痕から、殴った痕で穴だらけだし、壊れていますけど、その中でやっぱり対面で話していくと。私自身もね、そういう形の中で包丁を突きつけられたりとか、そういう中で対応していますので、まずは、町としては、法律にのっとった中で支援していこうというふうに考えておりますので、御理解願います。
質問 6番 堀井正憲
やはりそういった現場は大変な状況なんだなということが非常によく分かるお話、ありがとうございます。この私が質問した引き出し屋の件なんですけれども、やはり今、おっしゃられたとおり、これは8050問題にも絡んでくるんですけれども、御両親が高齢になっている。で、お子さん、引き籠もられている当事者はまだ動ける。この状況でやはり御家族に暴力を振るうなどのことで御家族が本当に耐えられなくなって、相談よりも、すぐにこの引き出し屋にお願いして連れていってくれという状況もあるらしいです。この引き出し屋、引き出すだけで何百万円、それから、施設に入って、施設で研修という名の生活を続けるだけで毎月何十万円というお金をその御家族が払ってでも頼んでしまう。こういうふうにならないように、やはり一番最初に町に相談してくれる体制というのが、体制というか、そういう方たちが、困った方たちが、御家族が町に相談する、まず、町だというふうな形にしていっていただきたいなと思います。そして、これから、その引き出し屋のような、似たような形で、もしかしたら、NPO法人など、同じような形で出てくるかもしれません。町は、安易にそういう、公金を使ってそういうところに、もし出てきたとしても、そういうところに委託するようなことはなく、委託する場合はよくやっぱり調査して決めていただきたいなと思います。それでは、最後の質問のメタバースの活用についてです。メタバースと言えば、エンタメゲーム、あとは、仮想通貨などに利用されていますけれども、私は、やはり福祉で利用するのが一番利用価値が高いと思って、この質問をさせていただきました。そして、答弁のほうでは、これから、仮想空間を活用した居場所づくりを実施している自治体の情報を収集するとともに、音更町障がい者総合支援協議会及びひきこもり支援部会などとその活用について協議を始めてまいりますという、いいお答えをいただきました。今の状態で、そのひきこもりの当事者の方がアバターをつくって仮想空間で社会と接点を持てるということについて、どのようにお考えですか。よろしくお願いします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
このメタバース、仮想空間であります。他の自治体はまだ始めたばっかりというのもございます。そうした中で、実際にその方たちがこの仮想空間を利用して、最終的にどういう形で社会復帰なのか、自立など何かにつながっていったのか、そういったところがまだまだ見えない状況にもあります。ですので、可能性としてですね、あるかもしれないし、結果としてどういう動きになるのか、それはまだちょっとほかの自治体さんの状況を見ていきたいなと思いますので、御理解願います。
質問 6番 堀井正憲
今後、どのようになっていくか分からないということで、私も、すごい興味が、どうなっていくか興味あるんですけれど、まず、どうなっていくかというよりも、今、当事者の方たち、社会参加ができていない状況をストレスを感じない形で社会参加をまずしてもらう。その中で、もしかしたら、仮想空間で成功体験が得られるかもしれない。そういうことを念頭に置いて協議、今後していっていただきたいなと思います。実際メタバースでの周りの人の交流や仕事ができる環境を提供することで、生活困窮者の解消を促進させる支援方法を取っているプラットフォームなどもありますので、そういうのも御検討いただきたいと思います。そして、うまくいけば、仮想空間の中で就労ができるということになると思います。今、いろんなお店、音更町にできた無印良品もそうですけれども、仮想空間内にショップがあって、実際に手に取ったように物を見て買物ができるとかということになっているので、就労支援も今後、そういう形になってくると思います。私の予想ですけれども。そして、音更町、日本全体の自治体の役場、役所、そういったものも、何といいますかね、メタバースによる仮想空間のそういった役場ができていくということも考えられます。そういうところに、もし、ひきこもりの方たちが相談に来たら、是非、町長、副町長もそういった人たちと直接アバターを介してやり取りしていただければ、やはり自分の町の町長、副町長と関係を持ったというのは、これはそれだけですばらしい成功体験になると思いますので、今後、是非こういう活用を考えていってほしいと思います。家族同士でまず始めるということもできると思います。もし、他に今、町のほうで考えられる利用方法がもしあるのだったら、よかったら教えてください。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
正直な話、この仮想空間でどういったことができるのかというのは、承知してないところでございます。いろいろ今回の質問で調べた中で、例えば、NTTが障がいのある人を使って接客をアバターで受付でやるというようなことも今、始めたとか、そういった話も聞いています。あと、福岡県でも、そういったものを就労支援の中に、それは県の中で進めようと。で、やっぱり音更町とその今、いろいろ先進的に行っているところって、大きな人口規模だったり、あと、県単位というところもございますので、そういったところも見ながら対応しなきゃいけないと思いますので、ちょっと音更町のこの4万の中で実施しようとすると、例えば、神奈川だとか、実際に江戸川区もそうですけども、定員が10名とか20名なんですよね。それで始めていますので、この音更町だと本当に1人いるかいないかのような形になりますので、まずは、先進自治体の状況を見ながら進めていきたいと思いますので、御理解願います。
質問 6番 堀井正憲
なかなか始めるに当たって、いろんな諸条件がありますので、難しいことかとは思いますけれども、ひきこもり支援部会などと協力して、ぜひ実現をしていただきたいなと考えております。最後に、私の考えを述べさせて、私の一般質問を終わりたいと思います。私は、以前までは、実は、ひきこもりは個人の問題であって、第三者が介入するような問題ではないと思っていましたが、ここ近年、やはり8050問題や犯罪につながるような問題、高齢の親御さんたちが助けを求めているという事実を知ったこと、そして、当事者と御家族の精神的負担からいろいろな問題に発展するケース、こういうことを知るとやはり重要な社会問題であると言わざるを得ません。また、親御さんが亡くなられた後に、ひきこもり当事者の方々は、恐らく生活保護などを受けて生活することになると思いますけれども、こういうケースもやはり問題だと思っていることは、生活保護は、1990年代から30年間で生活保護費3倍に膨れ上がっています。この状態で、いまだに外国人に生活保護まで出している日本で、さらに、高齢化して、年金が少ないから生活保護に切り替えていくという方たちも多いでしょう。そういった意味で生活保護費の増大もやはり抑えていくという面も必要になってくると思い、現実問題、やはりこういう国の予算の問題というのは大きな問題だと思いますので、自治体としても、やはり自分のところだけではなくて、そういう国の負担が減るような形も、ひきこもりという精神的な問題ではあるんですけれども、現実問題もやはり考えていく必要はあると思っています。また、近年の人手不足により、政府が日本の文化や習慣を理解できていない外国人の雇用を推進していますが、私は、せっかく日本人、日本の文化、日本人が、日本の国籍があって日本の文化をしっかり知っている人たち、習慣が分かる人たちがいる。でも、その人たちは一部引き籠もっています。その人たちを少しでも社会と関わりを持ってくれれば、こういう問題も少しずつ解決、更に就労までしていただければ、人手不足を解消できるとまでは言わないですけれども、そのきっかけとなることができるのではないか、そして、そういうことを行政が進めるのが優先事項であると私は考えております。ひきこもりの当事者の人たち、社会で生きていくという能力がないわけではないと私は信じております。きっとほんの少しの勇気がないだけだと思います。私も、何とか勇気を振り絞って毎日生きてこの場に立っております。ですから、その勇気を与えられる支援を、我々、そして、自治体一丸となって当事者に与えていければなと思っています。音更町には、是非そういう支援の在り方をお願いしたいと思います。以上です。
答弁 町長 小野信次
堀井議員から、表題はひきこもり支援というね、お話でありましたけれども、そういった中で、今の社会的なこの中での問題ってよりも、構造っていいますか、この8050問題ね。これはやはり、あえてそこに結びつけなくてもいいとは思うけれども、さっきの町内会の話もそうなんですが、一人ひとりがそのことを関心を持たなければ、それで済むというね、途中でお話しいろいろされてんだけども。そういったことも含めて、じゃあ、このひきこもりについて、町はどう考えているのかという中では、さっき心理的な側面だとか、生物的な側面、社会的な側面とかね、いろんな条件の中でそれが起きているという中では、一番最初に、こういうところにしっかりと環境を整えてほしいというお話ありましたけども、厚生省のサイトで、堀田部長からもお話ありましたが、地域の相談窓口としては、入りやすいところじゃないかというお話に対しては、部長の答弁どおりね、やっぱりこれは、そこに入りやすいというだけじゃなくて、我々もそういった条件を整えていくという意味では、部長答弁のとおりだというふうに思います。あとは、その相談というか、人が集まるというね、その重要性、それが令和2年から令和5年まで、堀田部長からのお話、数字も挙げてのとおり、数値的にはやはり集まることを始めたことによって、その数が減ってきたという中では、やっぱり集まる重要性ってね、そういう機会をつくってあげるということは、本当に大事だし、アウトリーチの話もありましたけども、町内会でのこの等も含めて、自分ごととして、そういったことを話す機会を我々もつくっていくべきだなというふうに思っておりますし、なかなか表に出て、それを話す、あるいは、当人はもちろんそうでありますけども、御家族もそのことについて、自分の家族についての話を表に出すということはほとんどあり得ないような状況にね、環境があるということで、今、お話しのとおりだというふうに思っております。その条件の中では、さっき指摘もありましたが、それができる生活、これが今の現況。それを改善していくためには、いろんなその今の時代の中でやれるところがあるんじゃないかという中で、最後落としどころで得意のメタバースが出てきたけども。今朝もね、ひきこもりとはちょっと違うんだけど、観光という意味でNHKかな、メタバース、朝、番組でやっていましたでしょう。ああいったことを含めて、いろんなジャンルでそれが、さっき、最後は役場もね、そういう時代来るよって言われて、楽しみだなと思ったけども、我々もそういった情報に、ただただ左右されないという話じゃなくて、そういったものに、それこそ仮想しながら、そして、そういったものがどうであるかというものも、今、堀田部長からもお話をさせていただきました。情報としてはしっかり取りながら、どういったそのことがそれに関われるのかということも、これからも、また研究をさせていただければというふうに思います。将来、今、恵まれている社会って言う言葉と、あとは、無関心なという言葉と、それから、関わりたくないというね、いろんな中で、人が人としてお互いに関わるということが、そがれてきていたなという面では、今、最後おっしゃってくれたように、メタバースがね、いきなり出てきたから、どういうふうな答弁になるかなと思ったけども、なかなかいいところに落としどころを持っているんだなと思いながら、我々もそういったことを、言葉は注意しなきゃならないけれども、やはり関心を持ちながらね、また、今のお話を貴重なお話として聞いていたところであります。是非、これからも、また、そういった意味での新しい情報等も含めて、この福祉に勝るものないと言われているのが行政ですから、是非、いろんなお話を聞かせていただければというふうに思います。ありがとうございました。