音更町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月19日
熱中症対策について
2023年9月19日、音更町議会の一般質問で、重堂聡議員が「熱中症対策について」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、町民生活部長 渡辺仁が答弁しました。
- 質問者
- 重堂聡 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、町民生活部長 渡辺仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 重堂聡
通告に従いまして、熱中症対策について一般質問をいたします。この夏、全国的に猛暑が続き、十勝管内においても連日30度を超えるなど、命と健康を脅かす危険な状況が深刻な問題になっています。本年8月21日から27日までの1週間で、全国において熱中症により救急搬送された人は北海道が最多であったとの報道は記憶に新しいところです。国連のグテーレス事務総長は、本年7月27日の記者会見で、「地球温暖化から地球沸騰化の時代へ」と警告しております。今夏のような危険な暑さは来年以降も繰り返されるおそれがあると思われます。町民の方々からも、暑さで「苦しい」という声が多く寄せられました。猛暑から町民の健康や命を守る取組の強化を求めて以下の点について伺います。1、熱中症対策に関する町の基本的な考えは。2、音更町公営住宅のエアコン設置の状況は。3、熱中症弱者のために町が講じている熱中症対策と課題は。以上、御答弁お願いいたします。
答弁 町長 小野信次
熱中症対策についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の熱中症対策に関する町の基本的な考えについてでありますが、熱中症は、高温多湿の環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が働かなくなることで起こる状態のことを言います。以前は、夏の暑さや炎天下で具合が悪くなったり倒れたりする状態から、日射病や医学的な重症度に応じて熱疲労、熱けいれん、熱射病と呼ばれておりましたが、必ずしも熱が加わるしゃく熱のような状況になくても発症するおそれがあることから、現在では熱中症と呼ばれております。熱中症の原因については、人の体は適度な体温を維持するために汗をかいたり皮膚の温度を上昇させたりして熱を体外へと放出させますが、その調節機能のバランスが崩れ、体内に熱がたまることで、目まいや吐き気、頭痛、失神など様々な症状を引き起こすものであります。熱中症を引き起こす条件は、「環境」、「体」、「行動」によるものと考えられており、身体のバランスが崩れると誰でも熱中症にかかる可能性があることから、運動中や屋外だけでなく、屋内でも注意が必要となります。予防のためには、屋外では日傘や帽子を使用したり、日陰で小まめに休憩を取るとともに、気温の高い日には日中の外出をできるだけ控え、屋内では室温を小まめに確認しながら扇風機やエアコンで温度調節をし、屋外・屋内にかかわらず小まめに水分や塩分を補給するなど、日頃からしっかりと予防行動を取ることが熱中症対策として重要であると考えております。次に、2点目の公営住宅のエアコン設置状況についてでありますが、町が管理する公営住宅では、暖房、照明、ガスレンジなどの住宅設備については入居の際に入居者自ら用意していただくこととなっており、エアコンについても、入居者から申請をいただき、町の承認を受けた上で自ら設置していただくことになりますが、本年8月末現在で975戸のうち35戸に設置されている状況となっております。最後に、3点目の熱中症弱者のために町が講じている熱中症対策と課題についてでありますが、高齢者や子どもなど熱中症弱者に対する本町の対策といたしましては、小中学校では暑さ指数を判断基準に臨時休業などを行ったほか、利用児童の多い学童保育所では、エアコンがあっても室内温度が下がらないことから、近隣のコミュニティセンターや図書館に移動し、児童の熱中症予防のための安全対策を講じているところであります。また、高齢者を対象とした運動教室などでは、暑さ指数を判断基準に熱中症の危険性が極めて高いと判断した場合は中止などの安全確保を行ったほか、各利用者に健康状態の確認と熱中症予防の呼びかけを行ったところであります。さらに、ホームページや広報紙で熱中症への注意喚起を行ったほか、健康相談時や出前講座での声かけやポスターの掲示、町内の地域包括支援センターや居宅介護支援事業所などへのパンフレットの配布など、熱中症予防の啓発に努めているところであります。しかしながら、今夏は、大気全体の温度が上昇したことに加え、太平洋高気圧が平年よりも西側に張り出して道内に南からの暖かい空気が流れ込み続けたことなどの影響により、猛暑が北海道全域に及び、十勝地方でも異常な暑さが続き、熱中症警戒アラートが6回発令されるなど、確実に進行する温暖化に伴う異常気象の恒常化という状況の中で、今後の課題が浮き彫りになったところであります。国が本年5月30日に閣議決定した「熱中症対策実行計画」においては、国や自治体の役割を示し、市町村においては、国や都道府県と連携しつつ熱中症対策のための庁内体制を整備し、自主的かつ主体的に熱中症対策を推進するよう努めることとされております。このことから、本町における今後の熱中症対策につきましては、国の計画に基づき、庁内関係部署及び関係機関と協議しながら検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 3番 重堂聡
御答弁ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。1番の熱中症対策に関する町の基本的な考えということなんですけれども、これは町の考えが自分的に理解されています。次に2点目から入りたいと思いますが、音更町の公営住宅のエアコン設置の状況はということで、975戸のうち35設置されているとの状況になっております。これは町の承認を受けた上で自ら設置していただくことになっておりますがということなんですけれども、ここで聞きたいのは、音更町社会福祉協議会に生活福祉資金貸付事業があります。この資金貸付にはエアコン購入は含まれているかどうか、それをまず1点伺いたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
社会福祉協議会が行っている生活福祉資金の中にエアコンの整備が含まれているかということで、含まれているということで御理解いただきたいと思います。
再質問 3番 重堂聡
含まれているという回答ですが、私、低所得者に対してもエアコン購入の貸付けを周知していただきたいと思います。その辺りはどう思われますか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
まさに生活福祉資金については低所得者に対する貸付制度でございます。例えばコロナ禍においては1世帯10万円の貸付けだとか、そういったことも多数の方が活用していただいたところでございます。社会福祉協議会が主体となっておりますので、社会福祉協議会と連携しながら周知に対しては図っていきたいと思います。なお、エアコンの相談というのが、今の段階ではそういった相談はないということでお聞きしているところでございます。以上です。
再質問 3番 重堂聡
ありがとうございます。理解はいたしました。ありがとうございます。続きまして3番に対する質問なんですけれども、熱中症弱者のために町が講じている熱中症対策と課題というところなんですけれども、まず熱中症対策について基本的なことをお聞きしたいのですが、熱中症といえば気候変動による原因だと思われます。そこで、気候変動にも触れたいと思います。近年、気温の上昇、雨の頻度の増加、それに伴う農産物の品質低下や熱中症リスクの増加等、気候変動によると思われる影響が全国各地で生じています。その影響は本町にも現れてきています。これらの影響が長期にわたり拡大するおそれがあると考えられます。2018年6月に国が、地方公共団体、事業者、国民が気候変動適応の推進のため担う役割などについて記載した気候変動適応法が制定され、同法に基づき、農業や防災等の各分野の適応の推進について定めた気候変動適応計画が同年11月に閣議決定されています。各自治体では気候変動適応策定が努力義務とされております。さらに、気候変動適応の一分野である熱中症対策を強化するために、令和5年4月に気候変動適応法の一部改正がされ、熱中症対策実行計画が閣議決定されております。これにより、地域温暖化対策推進法と気候変動適応法の二つの法律を軸に気候変動対策を推進しようとするものであります。地球温暖化対策では、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を削減する緩和策と気候変動の影響による被害を回避、軽減する適応策の対策が今求められています。音更町地球温暖化対策実行計画の中では、気候変動による緩和策は位置付けられていますが、気候変動による適応策は位置付けられておりません。なぜこの適応策が位置付けられていないか、その辺をお伺いいたします。
答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)
気候変動の適応の関係です。気候変動については、これまでも一般質問で議論したこともございますし、いろんな面で質問いただいたこともございます。その中で今言った適応の話もいただいたことがございます。それについては、実際の実態として気候変動の対応は各所管が行っているということを説明したことがございます。ですから、温暖化の実行計画の中で気候変動というのは、先週の堀井議員にも一般質問で質問いただきましたけれども、気候変動としてIPCC云々、科学的な知見を踏まえて、それを基に施策を準備するということで、全体の気候変動としては、温暖化の中に、温暖化対策を進めていく中で考え方は整理されているということです。今おっしゃっている気候変動の適応云々については、本町としては、温暖化対策を実施していく中で施策を11設けているという話もさせていただきました。その中で、農業から始まって林業云々、全ての施策の中で対策は含んでいると。そういったことを進めることによって気候変動も対策といいますか、温暖化対策を進めながら気候変動にも適応していくと。そういった意味で、今どうやって適応するかというのは、現状としては各所管の中で行っているという考えでございます。
再質問 3番 重堂聡
所管の中で行っていくということなんですけれども、行っていくというのと位置付けというのはやっぱり違うと思うんです。何で私、この適応策を位置付けをしようかと思っているかと。まず、ちょっと聞いてもらいたいんですけれども、政府は地球温暖化に対して、農業とか災害とか各分野に適応の推進について進めていく気候変動適応事業計画があるんです。それぞれの計画の中に、農林・水産業、水環境・水資源、自然生態系、自然災害、健康、産業・経済活動、国民生活等七つの分野と、新たに熱中症対策を加えて進めていくとの方針です。例えば石狩市の地球温暖化対策推進計画や上士幌町地球温暖化対策実行計画にも、緩和策に加えて、様々な分野における適応策の位置付けがなされているんです。石狩市では、気候変動への適応策として、適応策1では、農業・林業・水産業における産業分野における適応策を明記し、適応策2では、水環境・水資源、自然生態系の自然環境分野における適応策、適応策3では自然災害分野における適応策、適応策4の生活健康分野における適応策では、暑さの対策の内容として、健康に関する対策として、熱中症予防について、パンフレットやポスターによる注意喚起などの取組をしています。上士幌町町でも、適応策に加え、様々な分野に適応策が明記され、生活や健康の分野においても、ホームページやパンフレットなどに熱中症予防の普及啓発を実施しています。ほかにも、大阪府、埼玉県、愛知県春日井市や日野市なども地球温暖化対策実行計画に緩和策と適応策の二つの対策が位置付けられています。音更町の基幹産業である農業も適応策に関係してきます。例えば、この暑さで乳牛が相次いで死んでいる。さらに、搾乳が激減し、酪農業界から悲鳴の声や生育問題の報道も多々あります。農業現場の対策として、熱中症対策等の技術の普及や指導が上げられます。今回、私の一般質問は熱中症対策とのことでしたが、トータル的に見ても、熱中症に限らず、全ての分野においても、国が掲げる七つと熱中症対策の適応策が位置付けられる必要があると思うんですけれども、その辺はもう一回聞きますのでよろしくお願いします。
答弁 町民生活部長 渡辺仁(町民生活部長は2024年3月まで)
各自治体それぞれのお考えがございますので、各自治体がどのように温暖化対策を進めるかというのはおのおのの判断でございますから。私どものほうでは、繰り返しになりますけれども、本町としては、先ほど私申し上げた考え方で温暖化対策の計画を策定したということでございます。それから、今、各自治体でつくっているじゃないかというお話でございますけれども、例えば、実際に温暖化対策を町として実施していくためには区域施策編が必要だったということで策定しましたけれども、それでさえ全国では20%ぐらいの市町村しかまだ策定していないという状況でございます。ですから、努力義務と。努力目標ということでございますけれども、その導入の考え方というのはおのおのの自治体の考えでございますので、そこは御意見としていただきますけれども、本町としては先ほど申し上げた考え方で温暖化対策の計画づくりをさせていただいたということでございますので、御理解いただきたいと存じます。
再質問 3番 重堂聡
答弁はありがとうございます。そもそも音更町には示されていないんです。位置付けられていない。今言葉だけで進めていくということなんですけれども、やっぱり僕、位置付けてほしいんです。位置付けてから、そこから動くと思うんです、いろんな分野に対しても。まず位置付けてほしいことを今この一般質問ではさせてもらっています。この音更町の熱中症対策は、何の計画にも基づかないでどうやって熱中症弱者を守るのか、それとも位置付けて、明確にして、国が示している七つの項目を含めた対策で守るのかであります。私は、先ほども言いましたように、位置付けてほしい、明確にしてほしいと言っているんです。来年以降も猛暑の報道もあります。町民や音更町に足を運んでくださる人たちの熱中症対策として、緩和策のみしかない音更町地球温暖化対策実行計画に、追加された熱中症対策と七つの項目の適用をぜひ検討していただきたいと思って今一般質問しています。それに対しては、僕の今一般質問に対してはどう思われますか。同じようなことと思いますけれども、再度お願いいたします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
先ほど渡辺部長のほうから、適応策についてはそれぞれの部門で対応していくということで御答弁させていただきました。その中で、熱中症対策については、町長からの御答弁があったとおり、今後、内部の関係部署、それから関係機関と協議しながら来年度に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を願います。
再質問 3番 重堂聡
答弁のほうありがとうございます。来年もやっぱり猛暑が続く中で、やっぱりどうしても位置付けが必要だと思って今回一般質問いたしました。今答弁もあったように、検討していくと。そういう形の方向で進んでいくということを聞きましたので、これで私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございます。