みんなの議会

音更町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月17日

中高生世代の学びの充実と社会参加について

2025年9月17日、音更町議会の一般質問で、重堂聡議員が「中高生世代の学びの充実と社会参加について」質問し、町長 小野信次、教育長 福地隆、生涯学習部長 山本智久、生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣、企画財政部長 大井規彰が答弁しました。

質問者
重堂聡 議員
答弁者
町長 小野信次、教育長 福地隆、生涯学習部長 山本智久、生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣、企画財政部長 大井規彰

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 重堂聡

通告に従いまして、中高生世代の学びの充実と社会参加について一般質問いたします。現在の中高生世代は、スマートフォンやインターネットの普及もあり、人と人との会話を通じた関係づくりや学び合いの機会が減少しています。そうした時代背景にあって、生きる力、支える力をいかに育んでいくかが大きな課題であると考えます。東京都文京区、青少年プラザ「ビーラボ」(以下、「ビーラボ」と言う)では、コンセプトを「いつでもなんでも挑戦できる中高生の秘密基地」とし、中高生が安心して自分を表現できる居場所であることと同時に、多様なイベントや活動を通じて、新たな自分の可能性を発見し、主体的に社会や他者と関わっていく力を育む場としての役割を担っています。運営スタッフは、中高生が主体的に動けるように背中を押したり、知り合いではなかった人同士をつないだりすることで、新たな発見や人とのつながりも生まれています。ビーラボの経験は、これから生活していく上でも、挑戦という面でも自分自身の強い糧になると考えます。また、全国的に高齢化や人手不足が課題となっている町内会活動において、町内会長に高校生がついている事例もあります。中高生世代は、近い将来、社会人として巣立ち、社会全体を支えていく世代であり、その育成は非常に重要です。親と過ごす時間の中で多くを学ぶ小学生世代と異なり、中高生世代は、親以外の様々な人間の中で社会性を身につけていかなければなりません。これから社会の中心的役割を担っていく中高生世代の育成は大切な課題であると考え、以下の点について伺います。1つ、中高生世代の学びの充実を目指す取組の現状と課題は。2つ、中高生世代の社会参加の促進についての現状と課題は。3つ、中高生世代の特徴、特技を活用した町内会活動への協力など、社会参加を推進していく考えは。以上、御答弁お願いいたします。

答弁 町長 小野信次

中高生世代の学びの充実と社会参加についての御質問のうち、私からは、3点目の中高生世代の特徴、特技を活用した町内会活動への協力など、社会参加を推進していく考えについてお答えをいたします。近年、全国的に町内会役員のなり手不足や会員の高齢化が大きな課題となっているほか、人々のライフスタイルの多様化により、地域コミュニティーの結びつきの希薄化が進み、町内会活動の停滞が懸念されております。音更町におきましても、町内会の加入率は、年々減少を続けており、昨年度には50パーセントを割り込み、49.63パーセントとなったところであります。町では、町内会の課題解決のため、町内会長会議や町内会役員研修会、広報紙などを通じて様々な先進事例を紹介しておりますが、若い世代を巻き込む町内会活動の事例についても紹介しているところであります。町内には、紹介した事例をきっかけに、今年から高校生が役員として活動し始めた町内会が存在しております。高校生にとって地域の幅広い年代の人との関わりは、普通ではできない貴重な経験となっており、町内会にとっても、若い世代の視点を活動に取り入れることで地域課題の気づきが広がり、それにより世代間の連携が深まるなど、町としても、町内会活動の活性化に加え、高校生の社会参加の機会につながる事例として評価しているところであります。また、町では、町内会活動の負担軽減のために、LINEを使用した役員間の連絡調整など、デジタル技術の活用を推奨しております。デジタル技術の中には、SNSによる情報発信やパソコンによるデータ管理などもありますが、これらは若者ならではの視点で中高生世代が活用しやすいものであると考えております。町といたしましては、今後も若い世代が参加する町内会活動の事例紹介を継続するとともに、デジタル技術の活用を推奨していくことで、町内会活動を支援し、中高生世代の社会参加の推進にもつなげてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。なお、1点目と2点目につきましては、教育委員会から答弁をいたします。

答弁 教育長 福地隆

教育委員会からは、1点目の中高生世代の学びの充実を目指す取組の現状と課題及び2点目の中高生世代の社会参加の促進についての現状と課題を、関連がありますので、一括してお答えをいたします。中高生世代の学びの充実と社会参加を促進するためには、学校や家庭のみならず、地域や関係団体が相互に連携と協力を深め、それぞれの役割を果たしながら、地域が一体となって、よりよい環境づくりを進めることが大切であります。そのためには、地域の教育力を活用した幅広い体験や多世代との交流が大変重要であり、教育委員会では、地域全体で子どもたちの成長を支える「地域学校協働活動」、通称「ふるさとおとふけ学」に令和5年度から全小中学校で取り組み、昨年度からは音更高校にも活動の輪を広げております。この地域学校協働活動における様々な体験や、多様な地域住民、企業団体との交流は、子どもたちの学びに対する意欲の向上や、自分たちが暮らす地域への愛着と理解の深化につながるなど、将来の貴重な地域の担い手である子どもたちに対する地域一体となった学びの充実への取組であると認識をしております。社会参加促進の取組といたしましては、地域学校協働活動において、従来から行っている、主体的に社会の形成に参画するために必要な資質や能力の育成に取り組む主権者教育に加え、町の職員から、まちづくりの取組や課題を学んだ上で、直接町長との対話や交流を通じて、まちづくりの提案を行う活動が小学校での実施から中学校に広がってきているほか、音更高校生の部活動などによる各種地域イベントへの運営参加や、授業における総合的な探求の時間を活用した地元企業との連携による新メニューの提案に加え、町の農業や観光を活用した魅力発信の提案など、積極的な社会参加活動が行われております。また、将来の社会参加に向けても、従来から実施している職場体験学習などのキャリアデザイン教育に加え、成年年齢が18歳に引き下げられたことによる様々なトラブルを想定しながら、大人として責任ある行動が取れる消費者になるための消費者教育についても取り組んでいるところです。今後の課題といたしましては、これらの取組が今後も持続、発展するために、より多くの地域の方々や企業、団体の方々からの御理解と御協力をいただくことが不可欠でありますが、御協力をいただける方が増えると、その反面、活躍の場につながらない方も増えることから、これらの方々とのつながりが継続するよう、日頃から良好な関係を保ち、理解促進に努めることが必要と認識をしております。今後も、中高生世代の学びの充実と社会参加の促進に引き続き努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。休憩(午前11時04分)

再質問 3番 重堂聡

答弁ありがとうございます。それでは、再質問に入らせていただきたいと思います。まず、項目1と2、一括で答弁いただきました。答弁の中では、教育委員会では、地域全体で子どもたちの成長を支える地域学校協働活動、通称ふるさとおとふけ学に令和5年度から全小中学校で取り組み、昨年度からは音更高校にも活動の輪を広げておりますという答弁をいただきました。ここでちょっと御質問したいんですけども、音更町は、数々の取組を行っているということは承知しております。ここで高校生ということで、高校生の音更高校にも活動の輪を広げておるということで、中高生世代と言えば、義務教育の中学生、また、卒業してから義務教育から離れての高校生とおりますが、ここで聞きたいのは、中学校を卒業して、何らかの事情で高校に進学とかしていない方に対しての何らかの取組というのがあるかどうか、取組をお伺いいたします。

答弁 生涯学習部長 山本智久

中学を卒業して、何らかの事情によって進学されてない方、働いていらっしゃる方もいるでしょうし、家にいらっしゃる方もいるでしょうし、様々な方がいらっしゃると思いますけれども、教育委員会では、様々な事業、生涯学習の事業を行っておりますけれども、直接そういった方々だけを対象とした事業というのはないんですけれども、広く一般の方向け、中高生向けというのはございますので、例えば、音楽の関係ですとか、スポーツの関係ですとか、文化の関係ですとか、様々な形で生涯学習系の事業をやってございますので、そういった形でそちらのほうに是非参加いただければなというふうに思ってございます。

再質問 3番 重堂聡

今の答弁では、幅広いということで、ところでいろんな活動に参加していただきたいという答弁でした。そのことについて、分かりました。この答弁書の今後の課題というところにちょっと入らせていただきたいと思うんですけども、これからの取組が今後も持続、発展するために、より多くの地域の方々が増えると、その反面、活躍の場につながらない方も増えていることから、これらの方々とつながりが継続するように日頃から良好な関係を保つ、理解促進に努めることが必要と認識しておりますという答弁でした。この日頃からの良好な関係というのは、具体的にどういうものかお伺いします。

答弁 生涯学習課地学連携担当課長 大森洋臣

この件については、地学連携からお答えさせていただきます。地域学校協働活動を令和5年から本格的に行っておりますけども、それを本格始動するに当たって、学校のニーズも大事ですけども、まずは、協力してくださる講師の方々を、無償で、ボランティアでいかにやってもらえるかということに重点を置いて1件1件回ってお願いをしてきました。現在、重複しないで実数でいきますと、ちょうど9月現在で120登録あります。ただ、実際この3年間で回ったところは3倍ぐらいに上っています。やっぱりどうしても謝礼とか、そういう部分とか、仕事を休んでまで学校に協力するということが難しいという現状もございますから、その中で、だんだんだんだん増えてきて、今、120なんですけども、実際やっぱり学校のニーズの中で、年によっては、この人を呼んでほしいけどもという形で、どうしても人気とか、そういうことであぶれてしまう人が大体3割ぐらいいます。特に、去年、地域学校協働活動で672件を記録しています。で、そうやって増えてくると、もちろん登録してくる方も増えてくるんですけども、分母が大きくなりますから、ですから、どうしても、お声かからない人もいます。それは、年度末と年度始めに私が1件1件回って、今回はこういうことであれですけども、学校では今こういうニーズもありますけども、今後、またお声かかるかもしれませんから、引き続きお願いしますということで回っております。そういう信頼関係がないと、この事業は成り立っていかないと思っておりますので、それだけは私も重々、何というか、自分の肝に銘じて行っているところでございます。以上です。

再質問 3番 重堂聡

ありがとうございます。町としての9月現在で120名。で、3倍の数を当たっていると、そういう陰ながらの御尽力、感謝申し上げます。続いて、最後、その3問目の町内会活動ということにちょっと移らさせていただきます。通告書でも述べているように、現在、現代、スマートフォンやインターネットの普及もあり、中高生世代の自主性や主体性を発揮しにくい環境が社会的にあるのではないでしょうか。そのことも含めて、町内会活動と絡めて伺いたいと思います。まず、町内会活動の課題であるなり手不足や役員不足について、先日、元町内会長に伺いました。町内会の加入率の低下に関しては、幾つかの課題があるとおっしゃっていました。町内会に加入することで、自分にとってどんなプラスがあるんだろうか。また、近所のつながりも薄くなり、町内会から脱退するケースもあると。そのあたりも加入率低下の原因につながっているかもしれないと話していました。また、役員不足の一部分ではありますけども、パソコンの入力や配布の大変さがあるようでした。この町内会の課題は、本町だけではなく、全国的に抱えている問題です。そして、高校生が町内会長に就いている事例もありました。先ほど答弁でも、先日の十勝毎日新聞の記事で「音更町内の高校生が町内会役員」と載っていました。そこで、中高生世代のスキルを町内会に活かせれないでしょうか。例えば、町内会に加入している世帯の中高生世代にパソコン入力や配布を協力していただいたり、町内会との関わりを通じて、町内会の課題が解消されると考えます。その一歩一歩の積み重ねが解決策につながると考えます。中高生世代の多世代との交流の経験が、いわゆる社会参加、中高生世代が社会に出たときに自分の糧につながると私は考えます。町として、課題をどう受け止めているか、また、解決策があるか、そのあたりを伺います。

答弁 企画財政部長 大井規彰

中高生世代の町内会への参加ということであります。中高生世代の皆様、やはり多分恐らく小学生であったり、それよりまだ小さい頃、いろいろ町内会のイベントとかにも参加、親御さんたちと一緒に参加していたのかなと。町内会には、恐らく皆さん、いい思い出をお持ちではなかろうかと思います。ただ、中高生になると、どうしても部活動であったり、学業であったり、いろいろ多忙になってきますので、どうしても親と一緒にそういう行事にも参加しづらくなるのかなと、そういう状況も一部にはあると認識をしております。やはり活動に参加してもらうに当たっては、単なる、何というんでしょうか、労働力と言ったら語弊があるかもしれませんが、作業を手伝っていただくということだけではないのかなと思います。そこに参加することによって、自分自身もやりがいを得ていただいたり、何か自分の成長につながるという実感をしていただけることが大事なのかなと。そういう意味で、やはり今回、新聞報道にもありましたように、自主的に参加していただく環境を整えていくのがとても有効なのかなあと思っております。我々としては、高校生さんが役員になっている事例が、町内会の役員研修会でお父様が参加されて、それをきっかけにお子さんが役員になっていただいたという経緯があります。今後も役員研修会であったり、広報紙であったり、町内会長会議であったり、様々な機会を捉えて若い世代の皆さんが参加している事例、これを広くお知らせをしていって、自主的な参加につなげてまいりたいと考えております。以上です。

再質問 3番 重堂聡

答弁ありがとうございました。先ほども答弁書の中にも、中高生世代の社会参加の推進もつなげてまいりたいと考えております。御理解いただきたいと思いますということで、今、部長からの答弁は、そのとおりかなという、僕も、私も思っております。今回の一般質問は、7月下旬に会派で東京都文京区にある文京区青少年プラザビーラボを視察してきました。ビーラボのコンセプトの一つでもある、中高生が主体的にどんどん動いていけるようにスタッフが背中を押す場、自らの可能性を広げ、社会性を身につけた自立した大人への成長を目指すための施設であります。今回はビーラボの施設でしたが、ビーラボの取組が町内会に活かされないかと思い、この町内会に関わる質問を提案させていただきました。やっぱり中高生世代が町内会に関わりを持つ、そのことによって、これから社会に出ていく、多世代との交流、その経験も社会で生かされる、そして、これからの自分の糧につながると私も思っていますので、今の答弁から、そういう考えをお持ちだということで分かりましたので、以上、私からの一般質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 小野信次

せっかくね、議員で研修に行ってきたというビーラボの話、今してくれたんだけども、まずはね、大井部長からもお話しされたように、ふだんの町内会の活動で、小さいときから、いろんなお祭りであったり、お花見であったりというんで参加していると思うんですよ。まず、そういった仕掛けがあるということは分かるけども、まず、中学生、高校生がね、直接、例えば、重堂議員とお話をする機会があるのかないのか、ねえ。我々に向かってその話はもちろん分かるけれども、そういった機会を自らがつくれるかどうか、そこが大事だと思う。だから、地元のお話をされていたけども、やっぱりその地域性という中では、重堂議員の周りを見ても、そういった機会は相当多いと思います。ただ、問題は、今、大井部長からもお話しありましたように、いろんな全国の事例を、それこそ、これからも町内会長さんの研修会、これからやるんですけども、そのときも、町内会長さんの中からね、いろんな事例を教えてほしいというね、ところからスタートもしてて、で、あらゆる情報を得ながら、これなら取り組みやすいんじゃないか。その中に、今回の高校生のお話も話題にあったけども、あとは、SNS、特にLINEを使ったね、お話しだとか、いろんなことで、年代、階層を超えて、そして、この町内会というものをどう考えるかというね、そこにまず、テーマをちゃんと持ってっている、その中で、今おっしゃったように、音更でも、研修会後の中で、今、大井部長からお話しあったように、その事例が現実のものになったとね。その前はやっぱりLINE、SNS、これもそういった現実のものになった。それは新しい団地ができたときに、まだこの近くだと思うけども、そういったときにそういったものを、逆に新しくそこに参加する人たちにお声がけ、あるいは考え方を聞いたら、それはできるよという話、いろんな取組があると思う。ただ、問題は、是非ね、今、いろんな勉強をしてきたというわけだから、それはどうやって自分自らが、じゃあ、発信できるのか、取り組めるのかということもね、研修をしてきた成果につなげていっていただきたいなということを私からも期待をして、これからもその考え方を活かしてほしいということを期待して終わらせていただきます。是非期待していますので。以上。

出典:音更町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる