音更町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月14日
児童生徒の通学時の負担軽減のために
2023年9月14日、音更町議会の一般質問で、三浦和子議員が「児童生徒の通学時の負担軽減のために」について質問し、教育長 福地隆、学校教育課長 背戸田和広、学校教育部長 高橋規也が答弁しました。
- 質問者
- 三浦和子 議員
- 答弁者
- 教育長 福地隆、学校教育課長 背戸田和広、学校教育部長 高橋規也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 9番 三浦和子
通告に従いまして一般質問させていただきます。児童生徒の通学時の負担軽減のために。児童生徒が元気よく登校する姿を見ることは、保護者にとってはもちろんのこと、教職員にとっても、さらには地域の大人たちにとっても大きな希望であります。また、大きな喜びでもあります。最近、児童生徒の登下校時の持ち物が重過ぎるという保護者からの声がたくさん私のところに届いています。例えば、「行ってきます」と言って立ち上がった途端、背負っているかばんが重たすぎて子どもがひっくり返ってしまった。また、重さに耐え切れず、歩道にかばんを投げ出し座り込んでいる小学生がいたというようなものです。重たすぎる持ち物は児童生徒の登校意欲や身体に大きな影響があり、早急に改善する必要があると考えます。近年の児童生徒の通学時の持ち物は大変重たくなっています。まず外国語や道徳などの教科書が増え、サイズがB5判からA4判へ、またはAB判へと大きくなり、さらに、カラーや写真が多用され、紙質が厚手のものになっていることに伴いページ数も大幅に増えています。加えて、コロナ禍においてタブレットや水筒を持ち歩くことになり、子どもたちの登下校時の持ち物の重さは健康に支障があると指摘している医師もおります。また、文部科学省は、平成30年9月6日付事務連絡「児童生徒の携行品に係る配慮について」において、身体の健やかな発達に影響が生じかねないこと等の懸念や保護者からの配慮を求める声が寄せられていることから、各学校において児童生徒の携行品の重さや量について改めて検討の上、必要に応じ適切な配慮を講じるよう求めています。それに基づき、北海道教育庁から同年、同様の趣旨の通知が出されたほか、令和5年1月25日にも改めて通知が出されております。子どもたちの健康と安全を守り、登校の意欲がそがれることがないように教育環境を整えることは必須のことです。通学時の荷物の軽減を図るために、町の対応について伺います。1、児童生徒の通学時の持ち物の負担状況についてどのような認識を持っているのか。2、文部科学省や北海道教育庁から平成30年以降、再三児童生徒の持ち物の軽減についての通知を受けているが、通学の持ち物の状況についてどのように確認し、どう対応や配慮を講じてきたのか。3、通学時の負担を軽減するためにいま一度更なる具体策の検討が必要と考えるが、町の見解は。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 福地隆
児童生徒の通学時の負担軽減の御質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。社会の変化は加速度を増し、将来の予測が困難な状況にある中、これからの学校には、一人ひとりの児童生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら持続可能な社会のつくり手としての育成が求められております。次代を担う児童生徒に対して、小学校においては、平成30年度からの道徳の教科化と令和2年度からの高学年における外国語科の導入、また、中学校においても、令和元年度からの道徳の教科化により、それぞれ新たな教科書が増えたほか、児童生徒の学びやすさや分かりやすさ、ユニバーサルデザインに配慮して教科書の記述やレイアウトが工夫されたことにより、ページ数が増加するとともに、教科書が大判化しております。児童生徒の携行品が過重になることで、身体の健やかな発達に影響が生じかねないといった懸念や登下校時の危険性などが指摘されておりますが、本町におきましても、学習用具などの持ち運びについては適切な配慮を講じる必要があるものと認識しており、これまでも各学校と連携し、児童生徒の負担軽減に努めてきたところであります。こうした中、平成30年9月に国から、児童生徒の携行品の重さや量への配慮として、家庭学習などで使わない教材は学校に置いて帰る、いわゆる「置き勉」などの工夫例を示す通知が発出されたことに伴い、本町においては、教科書やその他の教材などのうち、何を持ち帰るのか、何を学校に置くこととするかについて、児童生徒の発達段階や学習上の必要性、通学上の負担など、学校の実態に即して判断するよう各学校に対して指示したところであります。各学校においては、校長会での協議のほか、地域や児童生徒の実態などを踏まえ、順次「置き勉」を開始し、現在は全小中学校の全学年で認めております。具体的には、小学校において、宿題や家庭学習に取り組むため、国語や算数などの主要な教科の教科書などを持ち帰り、音楽や図工などの教科書や絵具セット、鍵盤ハーモニカなどの教材を「置き勉」としているほか、中学校においても、宿題や家庭学習で必要な場合以外は教科書などの「置き勉」を認めております。「置き勉」を実施したことによる児童生徒の負担軽減の状況についてでありますが、例えば小学1年生では、5時間授業をベースに、国語、算数などの教科書のほか、ノート、絵具セットなどにランドセルを加えるとこれまでは平均で4.9キログラムだったものが、「置き勉」を認めたことで、新たにタブレット端末が携行品として加わったものの、約3.3キログラムと、1.6キログラム減少し、また、中学1年生では、6時間授業をベースに、国語、数学などの教科書のほか、ノート、資料集などに通学バッグを加えると平均で6.7キログラムだったものが、「置き勉」により、タブレット端末を加えても約4.4キログラムと、2.3キログラム減少しており、児童生徒の負担軽減及び登下校時の安全性の向上につながったものと考えております。また、令和2年度からは、GIGAスクール構想による1人1台タブレット端末を順次導入し、デジタルドリルによる家庭学習、欠席した際の連絡やリモート学習のほか時間割の変更等の連絡手段などに活用していることから、毎日持ち帰りとしている学校が多い状況となっておりますが、平常時からタブレット端末を持ち帰り、学校での活用と同様に自宅などでの学習に活用することは、家庭学習の質を充実させる観点や臨時休業などの非常時における学びの継続を円滑に行う観点からも有効であるものと考えております。「置き勉」に関する保護者への周知につきましては、年度初めの学校だよりや学級懇談会などで説明しており、一部の保護者からは携行品の更なる軽量化を求める声があるものの、児童生徒への負担軽減に対する取組に対して一定の理解と評価をいただいているものと認識しております。各学校においては、教員による「置き勉」の活用促進に向けた児童生徒への声かけなどを継続的に行っており、今後においては、家庭学習に必要な教材の該当ページをタブレット端末で撮影し、画像データとして学習に活用するといった取組を推進するなど、先進事例を取り入れながら、児童生徒の携行品の重さや量について更なる配慮が講じられるよう、教育委員会といたしましても、引き続き各学校と連携を図るとともに、児童生徒の学びの充実に向けて取り組んでまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 9番 三浦和子
委員会としても様々御配慮していただいていることについては分かりました。私、子どもたちの登校の状況について、もう少しお話ししたいと思います。私は、自分の家の近くの学校の付近で子どもたちと交流することが間々あるんですけれども、登校する子どもたちが、荷物が重たくて肩が痛いというふうに訴えてくる児童が何人もいるんです。そして、もうこんなに赤くなっていると肩を見せてくれる児童もいます。さらには、こんな重たいものを持って学校なんか行きたくないんだと嘆く児童の声も時には聞かれます。保護者たちからは、通学時の荷物が重たくて子どもが。自分の子どもさんですよ。子どもが肩凝りや頭痛、腰痛を訴えると聞きました。重過ぎる荷物を持って歩くことで前かがみの姿勢になり、安定感が悪く、転びやすくなります。実際、毎朝転んで膝や手を擦りむいたり、時には血を流してくる児童もおります。ある医師は、前かがみになるなど姿勢が悪いことで肺など内蔵が圧迫され、息が浅くなるなど身体への影響があり、さらにはそのことによって精神的な不調も起こることがあり得ると指摘しています。保護者の方々からは、もう何年も前から、勉強のためと言うけれども、もう少し軽くならないかと、子どもの健康と安全を心から心配しています。教育委員会では、そのような声も届いているということでしたが、今、最近、児童生徒や保護者たちのこの切実な声というのは、学校現場、子どもたちと接している学校現場からのこういう切実な声は届いているのでしょうか、お伺いいたします。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
荷物が重いことによる肩凝り、頭痛ですとか、時には転んで血を流すような児童もいらっしゃるということで、学校現場への保護者様、また、教育委員会へのそのような声があるかどうかということでございますけれども、児童生徒の携行品が過重になるということで、肩凝りや頭痛や脊柱への変形などの身体の健やかな発達へ影響を及ぼすということは指摘されているところではございますが、一部保護者様から荷物が重いというようなお声はいただいているところではございますけれども、そういったお声はありますが、健康被害だとか登下校時の危険性を申し出るようなお声というのはいただいていないところでございます。また、毎年児童生徒に対して健康診断を実施させていただいておりますが、その検査項目には脊柱ですとか四肢などがございます。一部の学校ではありますが、そこらの結果を確認しておりますが、病院を受診するほどの異常は見つかっていないというようなことをお聞きしているところでございます。以上です。
質問 9番 三浦和子
私は、今回保護者からの声を受けまして、子どもたちの持つ教科書やかばん等の重さについて調査いたしました。まず教科書についてですけれども、音更町で使用している教科書を1冊ずつ量ってみました。平成13年度使用の教科書はほとんどがA5判でしたが、現在使用の教科書はB5判やA4判、さらには横幅が少し広いAB版というふうに大型化しています。重さを比べてみますと、例えば小学6年生の国語の教科書ですけれども、平成13年度は上巻が200グラム、下巻が225グラムでしたが、現在使用している教科書は上巻307グラム、下巻311グラムであり、何と約1.5倍の重さになっております。算数に至っては、平成13年度は上巻145グラム、下巻130グラムでしたが、現在の教科書は年間1冊となり、その重さは520グラムもありました。また、他の教科書や資料集なども全て重たくなっておりますし、どの学年の教科書も同じような傾向でありました。かばんについても調べました。1970年、合成皮革のランドセルが売りに出されたときには、それまでの本皮のものよりかなり軽いと評判でしたが、現在使用されているランドセルは、素材は軽いものが使われているようですが、幅、高さ、厚さともに大きくなっており、重さも1キログラムから1.6キログラムと、これもまた決して軽くはなく、逆に重たくなっております。今のランドセルは軽くなっているというのは大人の幻想なのです。さらに、コロナ禍におきましてタブレット、音更町においてはクロームブックですが、タブレットや水筒などを毎日携帯することにより、通学時の荷物はかなり重たくなっていると考えられます。児童生徒に貸与されているクロームブックは約1.2キログラムですが、それをケースなどに入れると約1.5キログラムとなります。水筒は0.7キログラムから1.4キログラム、それら二つを合わせると2キログラム、2キロ以上、3キロ近くになります。重たいかばんを持って通学することは体力づくりになるとおっしゃる方もいらっしゃいますけれども、それはいつの時代のことなのでしょうか。現在の荷物の重さをそのように認識しているのは大きな勘違いだと私には思われます。さて、この夏は異常気象と言われるほどの猛暑でした。8月の北海道の平均気温は例年に比べ3.3度も高いと報告されております。しかも学校にはクーラーがありません。8月22日、伊達市の小学2年生の児童が暑さのために死亡するという痛ましい事態が起こってしまいました。音更町は、熱中症事故防止のために町内の小・中学校は午後から臨休の措置を取りましたが、その3日間の隣町帯広市の最高気温を見るならば、8月23日、33.6度、翌24日は34.1度、25日は33.5度でした。3日間とも、朝の登校時間においても、少し動くだけで汗ばむような日でありました。猛暑の中、帰宅してから熱中症になり、かなり苦しみ、つらい症状になった児童もおりました。親御さんは、心配を通り越し、大変憤っております。学校を休ませようかと考えた親御さんもおりました。猛暑の中で登下校に対して、児童生徒の荷物の軽減策は講じたのでしょうか。なぜなら、8月28日、月曜日、児童生徒の持ち物の様子を見ると、さほど軽減されているようには私には見られませんでした。本当に子どもたちの健康を考え、命を救おうとする配慮が足りないのではないかと思ったりもいたしました。当日の登下校の荷物の軽減策を講じたのでしょうか、お伺いいたします。
答弁 学校教育部長 高橋規也
ただいま8月の23から25日にかけて、本町において3日間、学校によって午後から下校時間を繰り上げた措置を行ったということで、23日が10校、24日が12校、そして25日が15校ということで行ったところではありますけれども、登下校に際して、当日、軽減策等について、そのような配慮等について各学校のほうがしたかどうかということについては、一応確認はしてはいないんですけれども、ただ、当初から暑さがかなり想定されるということでありますので、各学校からもそういった体制で学校に登校するようにお話はあったというふうには考えているところであります。以上です。
質問 9番 三浦和子
この3日間、タブレットを持ち帰らせた学校もありました。猛暑の中で重たいものを持ち帰らせるというのはいかがなものかというふうに私は思いましたし、先ほど御答弁にもありましたように、タブレットの家庭での活用ということもありますけれども、この猛暑の中で、あの日、1.5キロになるようなタブレットを持たせて家で宿題なり家庭学習をさせようとしたのでしょうか。クーラーの設置していない御家庭も少なからずまだありますし、もしクーラーがあるとしても、あの日はそんな、家庭でお勉強するどころではないのではないかというふうに思います。その辺の配慮が必要だったのではないでしょうか。子どもたちの気持ちに寄り添い方が少しというか全く足りないように私には思いました。そこは親御さんも同じようなお気持ちの方いらっしゃったと思います。さて、私は御家庭の御協力をいただきながら荷物の重さをさらに調査いたしました。調査期間は2学期の始業日から8日間、調査内容は、児童生徒の通学時の持ち物やその重さ、そしてその感じ方、通学距離、置き勉の状況、さらには重さ調べの感想や希望などについて。調査の方法は、市街地の小学校7校、中学校4校の児童生徒とその御家族に私が作成したアンケート用紙をお願いしたり、または面接、面談でいろいろお話を伺いながら行いました。数名ずつでしたが、小中学生全学年の記録を集約することができました。持ち物一つ一つの計量や、朝のお忙しい時間に体重計を使い持ち物の重さを量るなど、大変な御苦労をおかけいたしましたが、皆さんには大変快く御協力していただくことができました。この調査に御協力いただいた保護者の方々からは、子どもたちの荷物が重たいとは思っていたが、今回初めて重さを量り、改めてその重さに驚き、さらにたくさんのことに気がつかされたとの感想をいただきました。私自身も改めて多くのことの気づきがありました。学校現場では、できるだけ置き勉をさせるような細やかな配慮はされていると思いますが、しかし、子どもたちの持ち物はまだまだ重たいのが現状です。具体的に幾つかのサンプルを紹介いたします。まず小学1年生の児童ですが、一番重たい日は8.2キロもありました。これは始業式の日ではありません。普通の日です。その児童の8日間の平均は5.0キログラムでした。調査した8日間のうち3日間は臨時休校による4時間授業だったことを考慮すると、ふだんの平均値はもっと高くなるのではないかと思われます。とにもかくにも、小さな体で5キロ以上の荷物を持って猛暑の中登校しているのです。小学1年生の保護者からは、5キロを超えるとさすがに大変重たかった。あまりにも重い荷物を持った状態で、とっさの行動ができるだろうかと心配になったと書いてきました。就学前の子どもたちは、小さなかばんを肩にかけていますが、幼稚園バスや保護者の車での送迎があり、長距離を歩くことはありません。それが小学校に入学と同時に、重たいかばんを持って、それまでとは比べものにならないくらい長い距離を通学することになるのです。子どもにとってはある意味突然苛酷な状況に置かれることになり、歩道にランドセルを投げ出したくなるというのも気持ちが分からないわけではありません。次に4年生ですが、4年生になると10キロ以上という記録が幾つも見られます。8日間の平均が9.2キロという児童もおりました。私の調査では、中学年になるとぐっと荷物が重たくなるということが分かりました。ある保護者は、置き勉ができるようになり、助かりますと書いていましたが、体重25キロのその児童の持ち物は平均6.3キロでありました。また、4年生の別の保護者からは、「タブレットを毎日持ち帰り、壊したりしないかと子どもなりに大変気を使っているのではないかと思います。今年は気温が高い日が続き、さすがの子どもも毎日疲れが見えています。子どもが元気に通えて、学校で少しでも快適に過ごせるようになってほしい」と記してきました。小学生は、ランドセルを背負い、水筒を肩に下げ、さらに絵の具セット、習字セット、裁縫セット、鍵盤ハーモニカ、水泳道具、給食セット、時には画板、傘、作業用の長靴など、手に持つものが幾つもあります。さらに中学生の場合は、学校によって大きな差がありましたが、平均10キロ以上という生徒が多く見られました。ある中学1年生の持ち物は平均10.5キログラムでした。10キロ以上の荷物を持って片道2キロメートル、往復4キロメートルの通学をしているのです。自転車通学といえども、これは大変な負担であります。さらに中学生は部活動の道具も加わり、13キロ、14キロという報告もありました。また、別の生徒のアンケートには、「とても重いです。少しでも改善してほしいです。」という悲痛な生徒の声が書かれてありました。御協力いただいた保護者の方々は口々に、こんな重たいものを毎日持たせては体を壊してしまうとおっしゃっておりました。さらに、猛暑の日には学校を休ませようかと真剣に考えたとおっしゃる保護者も何人もいらっしゃいました。私の調査のサンプルはごく僅かですが、現在の児童生徒の状況が浮き彫りになっていると思います。町は私の調査結果についてどのように受け止めるのでしょうか。さっきの御答弁とは数字が随分違っていると思いますが、町としての受け止めをお伺いしたいと思います。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
ただいま三浦議員がいろいろと保護者様等の調査をして、10キロ以上の荷物を持っておられる児童の方もいらっしゃるということでございますが、委員会といたしまして、各学校に置き勉の実施状況を確認させていただいております。その内容といたしましては、まず、例えば鍵盤ハーモニカだとか地図帳、絵の具セット、裁縫セット、習字セット等については、どの学校にも一応置き勉は認めているということを確認させていただいております。また、教科書につきましては、学校によりますけれども、例えば小学校であれば、主要な4教科、国語ですとか算数ですとか、そういったものについては基本家庭学習用で持ち帰っていただいているという学校であったり、また、国語、算数のみ同じく家庭学習用で持ち帰っていただいているというような状況を確認させていただいているところでございます。また、タブレットのお話が出ましたけれども、本町のクロームブックにつきましては重量が1.2キログラムあるということで、低学年の児童にとっては重さを感じる一つの要因ではないかなとは考えておりますが、このタブレットにつきましても、学校によってはいろんな取組をされておりまして、毎日持って帰る学校が多い現状ではありますけれども、例えば高学年に限って持ち帰りをしている学校であったり、あとは、家庭学習に必要な場合に持ち帰ってもらっている学校であったり、基本週末のみ持ち帰りとしているというような学校もあると確認させていただいております。いずれにいたしましても、携行品が過重になることでいろんな影響が出るということも言われておりますので、引き続き負担にならないように、健やかに成長していくように、各学校とも協力しながら取組を進めてまいりたいと考えております。以上です。
質問 9番 三浦和子
置き勉につきましては、御家庭で御協力いただいて事細かく量っていただいて、これだけ軽くなっているというデータもいただきました。ある4年生ですけれども、理科の教科書、ノート、社会の教科書、地図帳と含めて、それから書写、英語、保健、道徳、音楽、図工等は学校に置き勉しているので、それは3,080グラムだという御報告もいただいております。そのほか、体験バッグだとか粘土版とかお道具箱、上靴等も置いてありますので、随分と軽くなって助かっているんだとは思いますけれども、そういう意味では私、現在の調査はいたしましたけれども、委員会にお伺いしたいのは、平成30年の通知で置き勉をさせたりといろいろ工夫されていますが、それから現在までにどれだけ児童生徒の荷物は軽減されたのでしょうか、改めてお伺いしたいと思います。
答弁 学校教育部長 高橋規也
平成30年の通知からこれまでどのように軽減されていったのかというお話なんですけれども、国のほうから通知がございまして、その後校長会で協議をし、早い学校では平成30年の12月から置き勉に対する取組を始められたところもあります。その当時の内容については、例えば道具箱、生活用バッグ、カッターマット、粘土、それから鍵盤ハーモニカ、リコーダー、クレヨン、色鉛筆、のり、はさみ、算数セットといったようなものについては置き勉をしても構わないというような状況になってございました。その後、経過して、そういった学校においても、教科書についても主要な教科以外については順次置き勉を開始しており、最も進んだ学校においては、主要教科にあっても置き勉をしても構わないというような状況になってございます。以上です。
質問 9番 三浦和子
その概要については先ほど御答弁でも分かりましたけれども、グラム数にしてどれだけという統計なり確認はされていないのでしょうか。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
実際の重さについてでありますけれども、先ほど教育長からも御答弁いたしましたとおり、これまで30年以前につきましては、ランドセルですとか4教科の教科書、ノート、筆箱、鍵盤ハーモニカ等々で平均しますと4.9キログラムだったものが、置き勉以降、例えば主要な4から2に変わり、また、鍵盤ハーモニカ等の置き勉を認めたことで3.3キログラムということで、1.6キログラム減少したということでありますけれども、全ての学校に確認したものではありませんけれども、こちらが調査させていただいた内容につきましてはそのようなことになっているということでございます。以上です。
質問 9番 三浦和子
さらに確認いたします。令和5年、今年1月25日からも北海道教育庁から再度の通知が出ております。児童生徒の学習用具の持ち運びの状況について改めて確認の上という通知ですが、改めてどのような確認をして、その上でどのような配慮がなされたのかお伺いいたします。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
令和5年1月25日に北海道教育局から「学習用具等の持ち運びへの配慮について」という文書が発出されております。更なる配慮を求めるような内容でございますけれども、この通知を受けまして各学校で検討をしていただきまして、具体的な例で申し上げますと、小学校におきましては、これまで主要な4教科を持ち帰りとしていたところを国語、算数の2教科にまで拡大したというようなことで、その学校の実情、実態に応じて取り組んでいただいているというところでございます。
質問 9番 三浦和子
教科のことは分かりました。それでどれくらい軽減になったんでしょうか、お伺いいたします。
答弁 学校教育課長 背戸田和広(学校教育課長は2024年12月まで)
お時間いただきまして申し訳ございません。具体的な重さでございますが、例えば小学校5年生におきまして、国語、算数、社会、理科を持ち帰っていたものが国語、算数のみということで、その軽減の重さですけれども、大体800グラム程度は軽減されているのかなと思っております。以上です。
質問 9番 三浦和子
この改めての中には、児童生徒の声や保護者の声はお聞きになったのでしょうか。改めて確認というこの確認の仕方が問題だと思うんです。何度も発出されているということは、それまでのやり方じゃ駄目だということを言っているんじゃないかというふうに私は理解しましたが、そこの確認をどのように確認、負担軽減という課題解決になるような確認をどのように新たにされたのか、そこをちょっと確認させてください。お伺いいたします。
答弁 学校教育部長 高橋規也
軽減に当たり保護者からの声をどのような形で把握しているのかという御質問ですけれども、直接児童生徒の保護者様向けにアンケート調査ということは実施してはいないんですけれども、教職員の皆様からによる声かけですとか学級懇談の中において保護者様からいただいた意見等を反映し、学校のほうでそのように取組をしていただいているということで理解しております。以上です。
質問 9番 三浦和子
分かりました。この1月というのは小学生の子どもたちはスケートのバッグも持って歩くので大変苦しい登校なんです。その辺もお聞きしていただきたかったと思いますが、この件は今後に残します。3に関わってお伺いいたします。最後になると思います。アメリカのある研究所では、子どもの荷物の重さは体重の10%程度が適当だというふうにしています。令和3年度の学校保健統計調査によりますと、小学1年生の平均体重は約21キログラム、その10%とは約2キログラムです。先ほど例に挙げました小学1年生は、8キロという重たい日は体重の40%のものを持ちという状態なわけです。この子の平均でも5キロ以上、つまりほかの子たちでも5キロ前後ありました。5キロ前後といいますと、体重の25%の重さを持ち歩いているということになります。体重25%というのは、65キロの大人の場合、約16キロの持ち物を毎日持ち歩くに相当するわけで、これは大変な重さであります。どの学年も通学時に体重の20%前後、またはそれ以上の荷物を持ち歩いておりました。今回の調査に御協力いただきました児童生徒のほとんどが、毎日の荷物について、「すごく重たい」または「重たい」と答えておりました。小学生は非常に少ないのですが、4キロ以下、つまり3キロ台の日があったんですが、そのときは「まあまあ」との答えがありました。また、中学生では、お1人ですが、7キロで「軽い」と答えておりました。これは、ふだんどれだけ重たいものを持ち歩いているかを逆証明しているのではないかというふうに考えられます。子どもたちは、すごく重たいと感じながらも、慣れているからとけなげに登校しております。しかし、これは私たち大人は見過ごすわけにはいかないのではないでしょうか。近年、小中学生が肩凝りや首の張り、腰痛、筋肉痛で受診したりマッサージを受けたりすることがあります。その原因は通学時の荷物の重さだと指摘する医師もおります。まさにランドセル症候群が起こっているのです。重たい荷物を少しでも軽減するために、各御家庭では、より軽いかばんを選んだり、買い換えたり、また、水筒の水を少なくしたりという、そういうお話もお伺いいたしました。もう児童生徒は通学の荷物の重さに疲れているのが現状です。こんなに重たいものを持って学校へ行きたくなくなるという子どもの声を大人はしっかりと受け止めなければならないと私は思います。子どもの悲鳴を聞き流すわけにはいきません。音更町の児童生徒、年度当初3,509名でしたが、そのうちの1人でも、荷物が重たいから学校に行きたくないという嘆きをさせないように、また、学校に着くまでにくたくたになってしまうとか帰宅するなり玄関で倒れ込んでしまうなどということがないように、通学の荷物負担軽減は急務だとは思いませんか。これは大変なことだと思っております。教育長がおっしゃるように、生きる力、支える力を育むまち、音更町の未来を担う子どもたちを育てるために教育環境を整えていくことが町の教育委員会としての責務であります。児童生徒の荷物の軽減に関しましては、これまでの延長線ではなく、抜本的な解決策が必要だと思います。何より、まずはタブレットを毎日持ち帰らせるという状況については早急に検討すべきだと思います。保護者の方々から重たいタブレットを毎日持ち帰らせる必要があるのかという声も多く聞こえますし、さらには、電気代高騰の折、家、家庭で毎日充電させるというのはいかがなものかという声さえも聞かれます。また、学校現場には置き勉を保管する場所の確保など様々な課題があると考えられます。町教育委員会といたしましては、児童生徒の状況や学校現場の実態は十分お分かりになっていると思います。その上で、早急に検討委員会を設置するなどして早期解決を図るべきではないでしょうか。その場合、児童生徒の、そして保護者の御意見をよくお聞きになり、教育委員会としてしっかりそれを受け止めることが大事だと思います。今年4月施行のこども基本法には、全ての子どもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、自己に関する全ての事項に関して意見を表明する機会及び多様な社会活動に参画する機会が確保されることとうたわれています。安心して楽しく通学するため、子どもたち自身が本音で意見を表明する場を保障し、その意見を通学時の荷物の重さ軽減策に生かす取組をすべきと考えますが、最後に教育長のお考えをお伺いし、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 教育長 福地隆
子どもたちの通学かばんが重いということでございます。これを何とか少しでも軽減したいと。この思いについては教育委員会も同じでございます。これまでも、そういった意味では各学校としっかりと連携をしながら、何ができるかということを随分詰めた中で、各学校、地域性もありますし、学校規模の関係もあります。スクールバスの学校の関係もありますし、それぞれの環境の違いがありますけれども、それぞれの環境の中で何ができるかということを今現在でも検討しながら、一つ一つこうできることをやっているという状況でございます。残念ながら、三浦議員おっしゃられるように、まだまだ重いという保護者の方が多いということでございます。学校現場のほうも、本当に一つ一つ何ができるかというのをかなり詰めてやっておりますし、そういったことにつきましては、三浦議員もかなり学校現場のほうも精通されておりますので、これ以上抜本的な、特効薬的なものがなかなか見つからないという状況であるということは理解していただいていると思いますけれども、置き勉ということが今一番の方策として行っているわけですが、今後については、今、この課題については、音更町だけではなくて、全道、そして全国同じような課題を抱えた中で、いろんな場面で先進事例というのも発信されておりますので、そういったものを参考にしながら、なかなか難しい課題ではあるんですが、できることについて一つ一つ取り組んでいけるように学校とも協議をしていきたいというふうに思いますし、またあと、すぐということにはならないんですが、実は来年度から小学校の教科書が改訂となります。再来年度、令和7年度には中学校の教科書も改訂になります。これに伴いまして教科書がデジタル化ということが出てまいります。いきなり全教科ということにはならないんですが、少しずつデジタル化される教科書が出てまいりますので、今後、将来的にはそういったところも見ながら通学かばんの重さの軽減ということにつなげていければというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。