みんなの議会

音更町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日

児童生徒のLGBTQなど多様な性のあり方

2022年12月12日、音更町議会の一般質問で、三浦和子議員が「児童生徒のLGBTQなど多様な性のあり方」について質問し、町長 小野信次、教育長 福地隆、企画財政部長 吉田浩人、総務部長 八鍬政幸、副町長 宮原達史、企画課長 早苗光徳、経済部長 井原愛啓が答弁しました。

質問者
三浦和子 議員
答弁者
町長 小野信次、教育長 福地隆、企画財政部長 吉田浩人、総務部長 八鍬政幸、副町長 宮原達史、企画課長 早苗光徳、経済部長 井原愛啓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 三浦和子

通告に従いまして一般質問いたします。多様性を包摂する共生社会の実現を目指して。LGBTQ、いわゆる性的マイノリティの人は日本の人口の約9%とも言われており、その人数は左利きの人や血液AB型の人とほぼ同数であり、身近な存在です。しかし、いまだLGBTQへの偏見と差別は強く残っており、当事者たちは多くの困難やつらさを抱えています。同性カップルに対して同性パートナーシップ制度等を施行し、異性間の婚姻との格差を少なくするための取組を行っている自治体数は、今年度大幅に増え、全国的に240以上となっています。北海道では、札幌市、江別市、函館市、北見市に次いで12月1日から帯広市が実施しました。音更町と帯広市は通学や通勤、通院、買物など人の流動は大きなものがあり、制度の適用を強く望む声があります。音更町第6期総合計画の基本計画では、共生社会の実現に向け、「性別(SOGI)などに対する差別をなくし、町民一人ひとりがお互いの人権を尊重することが求められています」として、「多様性を包摂し、すべての人の人権が尊重され、誰もがその個性と能力を発揮してあらゆる分野で活躍できる共生社会の実現を進めます」と掲げています。また、音更町の中学校は2024年度からジェンダーレス制服を取り入れることが決まり、現在、各中学校で制服の選定等が検討されています。これは、児童生徒のLGBTQなど多様な性のあり方に配慮し、それを尊重する大きな一歩であると高く評価するものであります。性の自認についての悩みを抱える児童生徒は、本当のことを知られるといじめられたり人間関係が崩壊したりするのではないかという大きな不安感や恐怖心を抱え、ありのままの自分を隠し、周囲に合わせて生活せざるを得ないでいます。LGBTQを含むすべての人が心豊かに安全に安心して共に暮らせるまちづくり実現のために、町の姿勢を伺います。1、同性パートナーシップ制度を実施する自治体が飛躍的に増えている現状をどのように認識しているのか。2、性的マイノリティに対してどのような見解を持ち、どのような配慮をしているのか。3、同性パートナーシップ制度導入の必要性についての考えは。4、学校教育において、児童生徒に対する「性の多様性を認め合う」指導はどのように行われているのか。5、LGBTQの児童生徒も安心して使用できる学校トイレ設置の実態は。以上、御答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

おはようございます。多様性を包摂する共生社会の実現についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の同性パートナーシップ制度を実施する自治体が飛躍的に増えている現状についての認識、2点目の性的マイノリティに対しての見解と配慮及び3点目の同性パートナーシップ制度導入の必要性につきましては、関連がありますので一括してお答えをいたします。昨年の第4回定例会における石垣議員からの一般質問で御答弁しているとおり、同性パートナーシップ制度は、性的マイノリティの方が婚姻と同程度の関係にあることの書類の交付を受け、公的に関係が認められることにより、日常生活での困難や生きづらさの解消を図ることを目的とするもので、道内では、札幌市、江別市、函館市及び北見市のほか、今月から帯広市が運用を開始しているところであります。御質問にありますとおり、全国では既に240を超える自治体が制度を導入し、人口普及率は、東京都が導入していることもあって62%を超えております。制度を導入している自治体数と人口普及率は、渋谷区が公表している全国パートナーシップ制度共同調査による推移を見ると、一昨年の12月末時点では74の自治体で33.4%、昨年の12月末時点では147の自治体で43.8%となっており、性的マイノリティに対する社会全体の認知度の向上に伴い、今後も制度の導入を検討する自治体は増えてくるものと認識しております。また、性的マイノリティであることを理由とした差別や偏見に苦しみ、悩まれている方がいる一方で、それを克服しようとする動きにより、性的マイノリティを取り巻く社会状況にも大きな変化が表れていることから、まずは人権を尊重し、性の多様性を包摂する社会全体の理解の構築に向けた取組を進めていく必要があるものと考えております。性的マイノリティに配慮した具体的な取組として、性的マイノリティの理解と男女共同参画推進の観点から、国をはじめ、道や市町村など一部の自治体において様々な書類の性別欄の削除が進められておりますが、本町におきましても平成30年度から性別欄の廃止に取り組んでおり、これまで58件の書類で廃止したほか、14件の書類で記載方法の工夫により対応しているところであります。このほか、近年、公共施設の新築又は改修などを行うときには多機能トイレの整備を進めているところであり、性的マイノリティの方が利用しやすい環境の整備に配慮することも検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、現時点で早急に制度を導入する考えは持ち合わせておりませんが、先ほど御答弁したとおり、現在、帯広市を含め道内では5市が制度を導入しているところであり、引き続き、制度を運用している自治体のほか、国や他市町村の動向を注視するとともに、今後も共生社会の実現に向けた意識づくりのための啓発などに努めながら制度導入の必要性について見極めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。なお、4点目と5点目の質問につきましては教育委員会から答弁をいたします。

答弁 教育長 福地隆

おはようございます。教育委員会からは、4点目と5点目の御質問にお答えいたします。はじめに、学校教育において児童生徒に対する「性の多様性を認め合う」指導はどのように行われているのかについてでありますが、性の多様性に関する学びにつきましては、教育課程の基準である文部科学省の学習指導要領に定めはありませんが、いくつかの教科では、昨今の社会的関心の高まりから、誰もが暮らしやすい地域を築いていくために学習する機会が必要であるとし、性の多様性への理解を促す内容が教科書に記述されております。本町では、中学校の国語科、社会科公民的分野、保健体育科保健分野、さらには技術・家庭の家庭分野においてLGBTなど性の多様性を取り上げており、これらを活用した授業の中で、性の意識は人によって様々であること、性は個人の生き方そのものに関わる問題であり、性の意識の違いによって差別することは許されないことなどを学んでいます。また、教科書に記述はありませんが、小学校の体育科、特別の教科道徳科や特別活動において、中学校では特別活動において、性の多様性について発達段階に応じた指導を行っております。次に、LGBTQの児童生徒も安心して使用できる学校トイレ設置の実態についてでありますが、多様な性のあり方に配慮した学校のトイレにつきましては、男子用、女子用とは別に、性別を問わずに使用することができ、様々な利用者に配慮した安全で快適な利用しやすい多機能トイレなどを小中学校合わせて6校で整備しております。現在整備されていない学校につきましては、長寿命化改修工事に合わせて計画的に整備を進めることとしておりますが、それまでの間については、必要に応じて多様な児童生徒の気持ちに配慮した対応が図られるよう、本人はもとより学校や保護者とも十分に協議をしながら環境整備に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 10番 三浦和子

御答弁ありがとうございます。同性パートナーシップ制度がすごく自治体で取り上げているところが多くなっているということは認識されているというので安心いたしましたが、この同性パートナーシップ制度とは、自治体が同性のカップルを婚姻に相当する関係と認めて証明書等を発行しという制度です。それによってLGBTの方の暮らしづらさや困難さを少しでも解消しようということで、これはとても大事なことだというふうに思っております。LGBTQの方から直接お話を伺いました。帯広市がパートナーシップ制度の運用を始めたことで、自分たちの在り方をこの町に受け入れられたという大きな安心感を持つことができたとおっしゃっておりました。帯広市のパートナーシップ制度では、帯広市に通勤、通学している方も市民とみなし、制度の対象としていますので、現在音更に在住の方々も安心感を持つことができるとお聞きいたしました。そこで伺います。音更町は、先ほど、今すぐ導入の予定はないというふうに御答弁いただきましたけれども、パートナーシップ制度の導入について今後どのようにお考えなのか、お伺いいたします。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

今後の考え方という御質問であります。この同性パートナーシップ制度につきましては、御質問にもありましたとおり、現在全国で240を超える自治体で導入されていると言われています。道内でも札幌市をはじめ五つの自治体、そして今、苫小牧でも今年度中に、あるいは室蘭市でも導入に向けた検討が進められるというふうにお伺いをしております。本町の第6期総合計画の中では、性別などの多様性を包摂して、人権の尊重を基本とする共生社会に向けた意識づくりに努めるということとしておりますけれども、この同性パートナーシップ制度もその有効な手法の一つであるというような認識を持っております。ただ、本町におきまして、町民の方から制度に関する具体的な要望は今のところないところでありますけれども、この制度の趣旨から、市町村単位というよりも、都道府県などの広域的なレベルで検討されるべき課題であるとも思っておりますし、現時点では今すぐ制度を導入する考えは持っておりませんけれども、今後も、国、それから運用している自治体、ほかの自治体の動向にも注目をさせていただきながら導入の必要性を見極めてまいりたいというふうに考えております。ほかの市町村の制度に対するパブリックコメントなんかも私も内容を拝見させていただいていますけれども、制度の導入に対してやっぱり抵抗感のある意見も見受けられますけれども、やはり性的マイノリティの方が、ふだんの生活の中できちんとありのままの自分を出して、周囲に気にしないで生活できる環境をつくっていくということは非常に大切であるというふうに思っておりますので、本町といたしましては、まずは広報紙あるいはホームページ、あるいは講演会、そういったものを通じて引き続き、性的マイノリティも含めまして共生社会に向けた町民の意識づくりのための取組を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 10番 三浦和子

ちょっと確認したいんですけれども、パートナーシップ制度に関わる職員の研修等は行われているのでしょうか。

答弁 総務部長 八鍬政幸(総務部長は2023年3月まで)

現在のところは職員に対する研修は行っていないところでございます。以上です。

質問 10番 三浦和子

先ほど吉田部長から、町民からの要望がないということでしたけれども、町内に性的マイノリティの困難を抱えている方がいないという認識なのでしょうか。その辺り、アンケートのことではちょっと分かりませんでしたのでお伺いいたします。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

先ほど御質問の中にもありましたとおり、議員からは9%というお話もありました。本町においても一定そういった方が、性的マイノリティであることを理由に偏見ですとか差別によって苦しんでいる方がいるというような認識は持っております。

質問 10番 三浦和子

町民の困り事の声が届かないというには理由があると思います。ましてこの件に関しては大変ナイーブな問題です。声なき声を吸い上げるという気持ちがなければ、この切実な声は聞こえてこないのではないかと思います。このことで声を上げるということは自分の性をカミングアウトすることであり、それはどれほどの覚悟と強い意志が必要であるか想像してみていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、伺います。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

性的マイノリティにつきましては、社会における理解度あるいは認識はいまだ不十分で、そのことによって、先ほど申し上げましたとおり、偏見や差別などで苦しんでいる方がいるという認識を持っています。御本人の中には、自分はみんなと同じではないということで孤独感を感じていたり、あるいは本当の自分を表に出せないで悩んでいたり、他人からの言動、行動、そういったことによって心に傷を負ったまま、誰にも相談できないで生活している方も少なくないのかなというふうに思っております。今、性別的な性という捉え方にとらわれず、人の性の在り方というのが多様化しているという中で、それぞれがお互いを認め合って尊重し合えるというような環境が求められているんだろうというふうに思います。性的マイノリティの方の中には、いろいろお聞きしますと、自分のセクシャリティーと言うんですか。に答えが出ていない方もいらっしゃるというようなお話もお聞きしておりますし、性的な自認性、自分の性に対する認識には強弱があるということで、人の数だけ性の在り方も存在するのかなというふうに思いますので、そこは非常に、今、議員おっしゃられたとおり、複雑な部分があるのかなというふうに理解しております。まだそういった性的マイノリティに対する根本的な部分の理解が得られていないというところがあると思っていますので、やはりまずは周りの方がそういった性的マイノリティについて、現状も含めて正しく理解するということが何よりも大切であるというふうに認識をしております。

質問 10番 三浦和子

先ほどの御答弁で、ほかの自治体の動きや国や道の動きを注視してというふうにありましたが、それは昨年の4定の石垣議員の質問に対しても同じような御答弁されているんです。この1年間で、その注視していて、音更町として何か考えが進展したところはあるのでしょうか、お伺いいたします。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

昨年度から注視している部分というお話でありますけれども、このパートナーシップ制度につきましては、性的マイノリティの方の生きづらさの軽減を図る上で、先ほども申し上げましたとおり、有効な手法であるというふうに認識しておりますけれども、まずは社会的な関心ですとか理解度を高めていくことが必要であると考えておりますので、今後もそういった性的マイノリティについて理解が深まるような取組を行ってまいりたいというふうに思っております。性的マイノリティの方の最終的な願いといいますのは、やはり現状を知ってもらって、そして必要な法整備がきちんとなされるというところにあるのかなというふうに思っています。やはりその一つの大きなものとして、同性婚、これを認めていただきたいというところがあると思いますけれども、先日も東京地裁の判決が出ました。同性婚に関する訴訟が全国で起きている中で、司法の判断も分かれているのも事実かなというふうに思っています。国での議論がなかなか進んでいないという状況でありますけれども、このことは家族の在り方のやはり根幹にも関わってくることでありますので、そういった社会的地位ですとか人権の観点から国においてしっかりと議論されることが必要であると思っていますし、本町としては、そういった司法の判断も含めまして、日頃から国の動き、それからほかの市町村の動向も把握しながら、そういった今後も共生社会に向けた取組を行ってまいりたいというような考えを持っているところであります。

質問 10番 三浦和子

世界の情勢を見るならば、同性婚を法的に認めているという国は30か所以上、この間の調べでは35か所ありましたが、G7、先進国首脳会議において同性婚を認めていないのは日本だけなんです。それで、国が動かず、道が動かないから、地方自治体がLGBTQの方々の困難を少しでも解消し、人権を保障しようと、そういう動きがこのパートナーシップ制度に表れているんだと思います。国や道がまだ実施しないから音更でもパートナーシップ制度の導入をしないということにはならないのではないかと思いますし、そのようなことが続けば、町内のLGBTQの方々の人権はこの先も保障されないことになります。それでは多様な性を包摂する共生社会の実現はできないのではないかと考えますが、町の考えを伺います。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

繰り返しになるかもしれませんが、このパートナーシップ制度につきましては、性的マイノリティの方が暮らしやすい環境をつくるという意味で一定の役割を果たすというふうに考えておりますけれども、やはり一番大切なことは、周りの方が性的マイノリティについて正しい知識を持って理解をすることであるというふうに思っておりますので、本町といたしましては、それらの向上につながるような取組を引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。

質問 10番 三浦和子

憲法14条では、全ての国民は法の下で平等であると規定しています。同性カップルは、何十年も共同生活を続けていても、国が同性婚を認めていないために、家族として扱われず、様々な不利益を被っています。数例を挙げるならば、入院の付添いができない、手術など治療の同意書に署名ができない、ローンを組むときに連名にできない、家族割が使えない、何十年生活を共にしていても相続権がない、職場の福利厚生が受けられないなど、いろいろ挙げられます。パートナーシップ制度を導入することで、一部ではありますが、制度が解消され、生きやすい状況に近づけることができると考えられますが、この点についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。

答弁 副町長 宮原達史

先ほどから部長が御答弁していますとおり、まずは、このLGBTQと言われる方々、こういう方々に対する、御質問にもありましたけれども、偏見であるとか社会的なそういう人の目、そういうものがなくなるような取組をしていくと。その上で、パートナーシップ制度をつくるということになったとしても、町が単独でパートナーシップ制度をつくって、一体その方たちにどのような行政サービス、町がやる行政サービスで、しかも法に触れない範囲で認めていく、そういう方たちを認めていくということになりますので、やはり、先ほど御答弁申し上げましたとおり、憲法のお話も出ていましたけれども、国が認めないと、異性間婚姻の方々と同様の扱いというのはまずできないと考えております。例えば町でやっている公営住宅の入居であるとか、そういうことはできると思いますけれども、それはパートナーシップ制度がなくても御相談に乗れることもありますし、その辺は、逆にパートナーシップ制度をつくったことによって生きづらさが出てこないような社会の理解、こういったものが少し醸成されてくれればなと思っています。ただ、先ほどからも再三出ていますけれども、パートナーシップ制度をつくること、これは、今研究ということで、国の動向、道の動向、他市町村の動向という話、繰り返しになりますけれども、その辺は、やはりこれつくったことによって逆にデメリット出てこないかということも一応考えながらやっていきたいと思っています。今、社会情勢がこういうこと、こういう状況になってきていますので、教育委員会からの答弁にもありましたように、学校教育でもこういった方々への理解度というものも少しずつ出てきていますし、やはり社会全体がこういった方たちの人権を尊重するような社会を目指すというのがまず前提でありまして、国もこれに応じてこういった方たちのための人権を守るための取組をしていただきたいと思いますし、できれば議員の皆さんも国会のほうに、国のほうに要望などを上げていただければと思っております。以上です。

質問 10番 三浦和子

パートナーシップ制度はすごく増えてきていますけれども、今デメリットというお話ありましたけれども、その辺り、ほかの自治体のパートナー制度についてどのように研究されているのでしょうか。パートナーシップ制度は、随分早くからつくっているところあるんですが、いろいろ進化してきていますし、改定しているところもたくさんあるんです。それで、その辺りに何かそのデメリットという辺りで研究、検証されていることがあったらお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

このパートナーシップ制度、全国でも多くの自治体で取り上げているということで、私もいろんな自治体の内容も拝見をさせていただいています。帯広市がこの12月の1日から導入をいたしましたので、帯広市のその制度の中身も確認をさせていただいています。全国で導入されている中では、制度の内容も様々で、証明であったり宣誓であったり登録であったり、あるいは届け出であったりだとか、いろんな形があるのかなというのも理解をさせていただいています。道内の自治体では、宣誓制度、これを採用しているところは多いです。帯広市については、パートナー同士が公正証書などの形で契約を締結をして、市がそれを確認をするというような証明制度と、それから婚姻届のような登録制度のどちらかを選択できるような形になっています。これは、いろいろ私も調べている中では、全国的にも珍しい形式を採用しているのかなというふうに認識しています。それから、サービスの提供を重視する方は証明制度、あるいはお二人の関係性を重視する方は登録制度と選択が可能になっていますので、その辺は制度としては、これまでの自治体のいろんな制度を参考にこういった形を取られたのかなというふうに思っています。それと、多くの自治体で性的マイノリティという言葉を使用しているのに対して、帯広市の場合は、多様な性の在り方を広く対象に含めて使用しやすい制度としたいということの上から、性的マイノリティあるいはLGBTという用語を使用していないということもありまして、この辺も帯広市としては特徴があるのかなと。これは、やっぱり今までの自治体の実態を参考にしながら今の帯広市の制度が出来上がってきたのかなというふうに思っています。デメリットにつきましては、この制度ができたとしても、全ての方がなかなかその制度を利用できるのかというところもあると思いますので、その辺は、先ほど来から申し上げているとおり、ほかの自治体の運用、あるいは国の動向なども参考にさせていただきながら研究をさせていただきたいというふうに思っていますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 10番 三浦和子

昨年度の4定で石垣議員に対してこういうふうにもお答えになっています。先ほども今ありましたけれども、社会全体の構築に向けた取組を進めていく必要があるというふうに御答弁されているんですが、これまでの1年間、音更町は社会の理解の構築に向けて具体的にどのような取組をなされてきたのでしょうか、お伺いいたします。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

取組、どのような取組をというお話でありますけれども、これまでも「広報おとふけ」の特集記事として、男女共同参画あるいは共生社会についてシリーズ掲載しているところでありますけれども、その中でLGBTですとか性の多様性に関する記事を掲載させていただいています。それから、図書館におきまして毎年男女共同参画図書展を開催しておりますけれども、この際にLGBTなどに関する図書も展示、紹介をさせていただいているところでありますし、最近は、大谷短期大学の学生ですとか音更高校の学生にもポップなどの作成も御協力いただきながら実施もさせていただいているところです。また、これは過去になりますけれども、過去に開催いたしました男女共同参画セミナー、ここにおいてはLGBTを踏まえた内容の講演も行っております。まちづくり町民アンケートを実施しておりますけれども、その中で共生社会の実現に向けたまちづくりについてお聞きしています。その中では、共生社会の認知度は、「大体の意味が分かる」というのが最も多くて、52%でありますけれども、「聞いたことがある」24.8%、「知らない」という回答が2割を占めている状況でありますので、引き続き広報紙、講演会などを通じて、こういった性的マイノリティに関することも含めまして共生社会に向けた意識の醸成が必要であるというふうに認識しております。以上です。休憩(午前10時39分)

再質問 10番 三浦和子

(3)の性的マイノリティについて再質問いたします。男女の性は生まれたときの性器の形で分けられ、それが戸籍に登録されます。しかし、成長の過程で戸籍上の自分の性に違和感を持ち、違う性として生きたいと性自認する方や性の指向を同性に求める方などがいます。LGBTQとは、女性同性愛者、レズビアンのL、男性同性愛者、ゲイのG、出生時に診断された性と自認する性が不一致のトランスジェンダーのT、そして自分の性自認や性的指向が定まっていない人、クエスチョニングのQをつなぎ合わせているものです。その方々を性的マイノリティ、少数者と言うわけですけれども、単純に計算しまして音更町にも何千人という単位でいらっしゃるというふうに考えられますが、町内のLGBTの方々と町は直接お会いして要望などをお聞きする機会を設けてはどうかと思いますが、いかがでしょうか、伺います。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

先月27日に、実行委員会が主催でありますけれども、帯広にじいろフォーラム開催されました。私は参加しておりませんけれども、担当の者が参加しまして、担当者からフォーラムの内容等について報告を受けております。そのときの内容をお聞きしますと、同性カップルの方が参加してのパネルディスカッションもあったと伺っておりますので、パートナーシップ制度、あるいは性的マイノリティについて理解を深める機会となったのではないかなというふうに思います。本町では、先ほど申し上げましたとおり、これまでも広報紙等を通じていろいろ取組もさせていただいていますけれども、そういったフォーラムというんですか、そういったことも一つ参考にさせていただきながら、今後そういったことも取組の一つとして検討もさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 10番 三浦和子

6期総ではSOGIに対する差別をなくしてというふうに記載しておりますが、そのSOGIに対する差別を町としてどのように認識されているのでしょうか、お伺いいたします。

答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)

SOGIにつきましては、性的指向、好きになる性、あるいは性の自認、自分の心の性を表す手法かなというふうに思いますけれども、やはりなかなかそこが表として表れておりませんので、町としてもなかなかその辺を把握するのは難しいと思っております。今お話にありましたとおり、やはり一定数そういう方は本町にもいると思いますので、その辺につきましては、確認というよりは、周りの方のそういった意識を図っていく取組をしてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

答弁 副町長 宮原達史

お話にありましたとおり、出生時の生物学的な性別と、それから性自認、その方が感じる性というのは別に考える必要があるのではないかというような今研究が大分されてきておりまして、テレビでも報道されたり、番組でやっていますけれども、そういった意味合いでは、今この社会に生きている方々は、成長過程の中でも性自認が変わってくるということもありますので、それはそういう方々がいるんだと、そういうことを認め合うような社会、それからそういった方々の人権を大切にする社会、そういったものが、環境ができてくればというのが一番理想なんですけれども、先ほど来パートナーシップの話も出ておりましたけれども、パートナーシップ制度、つくるのはそんなに苦労はしないのかもしれません。その町でどういう認証、公証の仕方するか、それから、これを町独自の何に使うことができるのかということは、ほかの自治体を参考にして制度としてはつくれると思いますので、この制度を未来永劫音更町はつくらないという意味ではありません。ただ、やはりその方たちの人権を守るという、今度逆の観点からも、このパートナーシップ制度をつくったことによって例えばその方の人権をかえって害しないか、それから個人情報の扱いをどうするのか、そういったことを懸念しなくてもいいような状況が本当は行政としては欲しいわけです。町がその方たちのパートナーシップを認めたとしても、その町の例えば証明書があったとして、それが本当に社会で通じるような、どんなところへ持っていっても、町内どこへ持っていっても通じるのか、そういった懸念がちょっとあるわけです。ですから、ほかの町、今隣町で、隣の市でこのパートナーシップ制度が運用始まりました。これを参考にさせていただいてつくりたいとは思っていますけれども、そのときに、帯広市でやっている、今度音更町も始まる、住んでいる皆さんがそういった方たちを認める、人権を大切にする、そういった流れに持っていっていただければなと。これは、私たちは、先ほど来部長から申し上げていますとおり、広報紙などで共生社会の実現ということを広報させていただいていますけれども、それをもっと浸透させる、そういった活動をまず今続けていきたいと思っています。パートナーシップ制度については、そういったものを基にまだまだ研究していきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

再質問 10番 三浦和子

私なかなか理解できないところがあります。広報紙等で皆さんにお知らせしている文について、私も読ませていただいて、とてもいい内容だと思って、私の勉強になるところたくさんあるんですけれども、その方法は一方通行であり、当事者の御意見をお伺いするとか要望を受け取るとかということにはなっていないと思います。それで先ほど御質問したんですけれども、部長のほうから直接お聞きする機会を設けるというような御答弁はなかったように理解したんですけれども、なぜ当事者の話を直接お伺いしようとしないのでしょうか。帯広市は相当そこのところをやって積み上げてきたというお話をお伺いしたんです。音更町はその辺りのおつもりどうなのか、お伺いしたいと思います。

答弁 副町長 宮原達史

そういったマイノリティの方々の意見を募集しますと大々的に広告するような、今までやったことがありませんので、これはちょっと困ったなというような答弁になりますけれども、いずれにいたしましても、そういう声があれば私どもは絶対拒否することはありませんので、ぜひそういう声があれば持ってきていただきたいと思いますし、もしそうじゃなくて、こちらのほうから募集しなさいということであれば、その辺はいろいろお考えをお聞きしながら御指導いただきたいと思っています。以上です。

再質問 10番 三浦和子

大々的に募集しなくてもいいとは思いますが、何らかの方法は取れると思いますので、ぜひ御検討願いたいと思います。さて、私も11月27日に開催されました帯広のにじいろフォーラムに参加いたしました。帯広のパートナーシップ制度の導入の担当者のお話も直接お聞きいたしまして、大変勉強になりました。その方がおっしゃるには、この制度をつくるに当たってLGBTQの方々の困り事を調べましたら、三百何十項目も上げられたということでした。例えば、見た目と戸籍の性別が違うので、就職試験やその面接に行くことができない、周りから偏見の目で見られる、同性カップルで市営住宅や賃貸マンションを借りられない、自分の思っている性のトイレに入れない、病院で家族と扱われずパートナーの病状を聞かせてもらえない、学校でいじめに遭うことがあるなど、LGBTQの方々は本当に多くの困り事を抱えていると認識いたしました。とりわけ、戸籍上の性と自認する性とが違うトランスジェンダーの方々は、女か男かと問われたり分けられたりすることに大きな苦痛を感じています。そこで、当事者の方々から私が直接お聞きしました暮らしにくいこと、生きづらいことについて何点かお伺いしたいと思います。性別の確認のことについてですが、先ほどの御答弁で音更町も58件について性別の記載について削除してきたというふうにお聞きし、大変安心いたしました。今後もその性別欄についてはさらに検討を進めていただきたいと思っています。もう一つ確認したいんですが、性別記入の欄にはトランスジェンダーの方々への配慮というのはなされているでしょうか、お伺いいたします。

答弁 企画課長 早苗光徳(企画課長は2022年12月まで)

ただいまの書類へのトランスジェンダーというか、性別の配慮の記載の仕方ということでありますけれども、平成30年度に、本町にある書類等で差別のないように、そういった性的少数者にそういった配慮をするということで、その男女の記載の欄を削除するということの庁内で取りまとめた結果、先ほど申し上げたように58件男女の記載の欄を削除したということでありまして、そのほかの160件につきましては、法令等に基づきましてどうしても性別欄を記載する必要がある書類ということで、どうしてもその性別の欄というのが削除できないという書類がありましたので、それについてはどうしても削除ができないということで、それから、繰り返しになりますが、配慮ということで、そういった少数者が、身体的なもので男性であるけれども性自認は女性だということで記載をためらう方がいらっしゃるということで、そういった男女の記載欄を削除して、そういった性別の区分はしないというようなことの整理を行って削除をしたということでありますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 10番 三浦和子

残っている160件については男か女か書くようになっているという確認でよろしいんでしょうか。

答弁 企画課長 早苗光徳(企画課長は2022年12月まで)

ただいま申し上げました160件につきましては、どうしても男女の確認が必要な書類ということで、その男女の記載欄については、そのまま継続して記載していただくということになってございます。

再質問 10番 三浦和子

ちょっと時間が迫ってきたので急ぎます。性別の確認についての仕方についてなんですけれども、プライバシーに関することですので他人の前であまり明らかにされたくないというようなことがあります。それで、投票所とか避難所とかたくさんぞろっと行くところで声高に性別を確認するようなことはしないよう配慮しているのか、そこをお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 八鍬政幸(総務部長は2023年3月まで)

今御質問のありました現場では特に性別の確認はしておりません。名前、生年月日等で確認をさせていただいている現状でございます。以上です。

再質問 10番 三浦和子

ありがとうございます。次、トイレについてです。町内あちこち公共施設、これからの改善ということも考えていらっしゃるということで安心いたしましたが、先日道の駅のトイレに行きましたら、多目的トイレのところに、このトイレは体の不自由な方や小さなお子様をお連れの方に優先的に御利用していただくこととしておりますという貼り紙があるんです。この意図は何なんでしょうか。

答弁 経済部長 井原愛啓(経済部長は2024年3月まで)

道の駅にそういった記載があるということですが、その意図はということなんですけれども、どうしても道の駅ということで24時間開けているトイレで、ちょっと本来の目的にそぐわない使い方をする方が多々見受けられたということで一度そういう記載をさせていただいたところでございます。

再質問 10番 三浦和子

多目的トイレなどはLGBTの方たちにも使いやすいようにという配慮もあるんだと思いますけれども、一般的に、もうそういうふうにあえて言われなくても、多目的トイレは車椅子の方や障がい者の方が優先に使うという認識があるんです。見た目分からない、自分は使っちゃ駄目かななんていうふうに遠慮する方もたくさんいらっしゃるので、その辺もう少し御配慮いただければというふうに思っています。次、教育に関わって再質問させていただきたいと思います。先ほど、学校教育では様々な配慮をされているということで、大変安心いたしました。子どもたちは、自分の性に違和感を持っているということは、大変苦しんでいると思うんです。先ほど申し上げたように、人には言えない、この苦しさというのはもう大変なものだと思います。性同一性障害ということについてのいろいろ通知が出たり、いろいろ出ているようですけれども、性同一性障害というのは性別適合手術を受けるに当たってという医者の診断名であって、小学校や中学校や高校にはそれほど性同一性障害という診断を受けている方はいないんじゃないかというふうに思いますけれども、自分の性に違和感を持つ生徒は少なからずいると思います。特に思春期に入る頃に、つまり小学校の高学年や中学生になる頃に自分の性とか自分の性自認を強く自覚し始めるというデータがあります。性の自認についての悩みを抱えている生徒は、本当のことを言えばいじめられたり人間関係が壊されたりするのではないかという恐怖を抱えて、ありのままの自分を隠して、誰にも分かってもらえないつらい気持ちで過ごしているわけです。ここのところを先生方は配慮されていると思っていますけれども、例えば、制服は音更町の場合は解決されたと思いますが、身体測定で男女に分けられること、男らしく、女らしくというふうに枠にはめられること、日常生活の中で困難を感じることがたくさんあり、それを押し隠し耐えているので、そのことが登校拒否の原因になったり、自傷行為や自殺未遂等につながっているとも言われています。自殺や自殺未遂をした人はマイノリティの6倍近くというデータも上がっています。そういう意味では、ぜひ学校の中で多様な性について指導をさらに続けていただきたいなというふうに思っていますし、指導要領の中に性の多様性が盛り込まれていないという意味では非常に限界があり、現場の先生方は非常に工夫しなければならないところがあると思いますが、その辺、委員会がうまくサポートしていただきたいなと思っています。スクールカウンセラーについても増員されるということですので、ぜひとも児童生徒の心の奥に閉じ込められた悩みを解きほぐして、話してよかったと思えるような環境づくりをしていただきたいと思います。それで、教育のほうは、教育長をはじめ教育委員会の方々の誠意にお願いして終わりたいと思います。まとめになりますけれども、現在、今、性の多様性についての認識は広がってきていると言えると思います。性の在り方は一人ひとり違うことを認識し、性の自認や性的指向はその人の個性であり、全ての人が人間として尊厳され、全ての人が幸福を追求する権利を保障され、誰一人取り残すことのない町、それが多様性を包摂する共生社会の実現であると私は思います。同性パートナーシップ制度は、あるだけでいいのです。全国5番目にパートナーシップ制度を実施した宝塚市のお話をお伺いいたしました。現在パートナーシップ制度への登録件数は全国的に増えてきていますが、登録件数が多いとかゼロであるとかということは問題じゃないというふうにおっしゃっております。制度があるだけで、LGBTQの方々が安心して暮らしやすいと思える町、自分の在り方が認められる町であると思えることが大事だというふうにおっしゃっておりました。2020年6月、改正労働施策総合推進法、いわゆるパワハラ防止法が施行され、SOGIハラ、アウディングの防止が企業に義務付けられ、差別禁止の明文化や経営層の支援宣言などが求められています。今年4月からは中小企業も義務化されました。既にパートナーシップ制度を導入している企業もたくさんあります。また、自治体のパートナーシップ制度に呼応した企業もたくさんあります。国はいまだ同性婚を認めようとしていませんが、社会の情勢は大きく変わってきています。帯広市に続き、道内でも次々とパートナーシップ制度を実施するところが増えてきています。十勝の動き、とりわけ音更町の動きについては注目されているというお話も聞こえてきています。音更は十勝で一番高齢化率の低い町、言い換えれば管内で一番若者が多い町であります。若者たちは多様な性の在り方についてたくさん発信しています。その勇気ある発信を受け止め、LGBTQの方々が安心して心豊かに生活できる町として、多様な性、SOGIを包摂する共生社会の実現のために早急にパートナーシップ制度を導入する必要があると考えますが、最後に町長のお考えをお伺いして私の質問を終わります。ありがとうございました。

答弁 町長 小野信次

僕だけへの質問でいいですか。答弁いいの? 本当に、今三浦議員のお話を聞いていて、先進国と言われる国、こういった国になっていくという中での、多分そういう思いもあってお話をされたと思いますし、三浦議員が最初に、同性婚を認められている国は30か国あるよというお話されました。どうしてこういうふうに今我々がSDGsを含めて、私はよく言うんだけれども、17のアイコンがあるといいながらも、しかしその中で、分かりやすく言わないとみんなは通じないと思う。だから、まずは環境、そして人権、こういったことが今の時代に大変大切なものだというふうに皆共有していると思います。その中で一番は互いの違いを認め合う、これは全てに通じるものだと思います。先ほどいろいろお話ししてくれました。ただ、どうでしょう、歴史を振り返ってみてごらんになったことあると思いますけれども、三浦さんがおっしゃる30か国の同性婚を認めている国というのと何が日本違うかというところに気づいたことありますか、逆に。これは、やはり日本は古来から戸籍制度というのをつくってやってきているというのが歴史の経過の中にありますし、こういったことも含めて国の制度というのは、今一様に立ち行かない状態にあるといいながらも、こういった歴史もあるということも現実、我々はそれも受け止めながら向き合っていかなければいけないなというふうに思っております。そういったことはあるにしても、三浦議員がおっしゃるように、今、生きづらいというところをどうやって変えていくか、その町の姿勢を問われたんだというふうに思っております。その中で、声を聞いたことがあるのかというお話がございました。私たちもやはり、今の御指摘にあるように、町の役割というのは、大方はというか、全ては国によって、立法府の下で決められてくるわけであります。しかし、現実窓口を預かるのは1,741市区町村、この窓口であります。その対応をしていく上でどうしていいかという、それぞれの市区町村で頑張ってはいるけれども、制度というものはやはり法に基づいて決められていて、日本は日本なりの考え方というよりも制度の中でやっていきつつも、じゃ自治体でどんな取組ができるのかという中でのこのパートナーシップ制度という今のお話だというふうに思います。しかし、そういった中で、まずは窓口として、町が住民の皆さん方に窓口対応として、しっかりとその声を聞くという姿勢が大事じゃないかという御指摘もありました。私たちのこの音更町の窓口、私もこの頃皆さん方に、幹部の皆さん方にもお話しするんですが、移住、定住で入ってこられている人たちから、せんだってもお話しさせていただいたんですが、関東、例えば横浜だとか東京から来られている中で、これほどの窓口業務の中で優しい町は初めて会ったと、こういうお話もいただいて、これはぜひ伝えたいということで皆さん方に伝え、職員の皆さん方にも伝えてございます。今三浦議員が心配されていますように、そういった声を聞く姿勢があるのかどうかという中では、私たちは、困り事、それから、今御指摘いただいている、御提案いただいているようなことも、しっかりと町の窓口として聞くことができる体制にあることだけは申し述べさせていただきたいというふうに思います。その中で、自らが、私たちはこういった状況にあるということのお話を、それも出しやすいような環境に決してないわけではないということも先ほどから副町長をはじめ、部長からもお話ししているとおりであります。とりわけ、今こういった、それぞれが、世界中がお互いを認め合おう、違いを認め合おうという社会構成が世界全部ができてきている中で、じゃ日本の今の状況の中で、三浦さんが質問を出されるといったタイミングと同時に、札幌地裁あるいは東京地裁の記事も出ておりますが、合法、違憲と書きながらも、最終的にはやはり立法府にそのことを委ねるという結論をどこも出しているとおりに、私たちも、それはそれとしてでなくて、やっぱりそこもしっかり見極めながらこれをやっていかなければならないし、ただ、今お話にありますとおりに、それぞれの市とした大きな町の規模を持つ人たちが少しずつそういったことを今動き出しているというその実態もしっかりつかみつつ、先ほど副町長あるいは部長からも答弁させていただきましたように、研究を重ねながら、なるだけ皆さん方の御期待に沿えるような時期が必ず来るように努力をしてまいりたいと思いますので、意に沿えないかもしれませんけれども、沿っていないかもしれませんけれども、期待するところ、そして考えるところはそんなに相違ないと思っていますので、ぜひ御理解をいただければというふうに思っております。拙い答弁でありますけれども、答弁にかえさせていただきます。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる