みんなの議会

音更町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月5日

高齢者が安心して医療、介護を受けられる制度について

2021年3月5日、音更町議会の一般質問で、石垣加奈子議員が「高齢者が安心して医療、介護を受けられる制度について」質問し、町長 小野信次、高齢者福祉課長 堀田昇、保健福祉部長 重松紀行、町民生活部長 荒井一好が答弁しました。

質問者
石垣加奈子 議員
答弁者
町長 小野信次、高齢者福祉課長 堀田昇、保健福祉部長 重松紀行、町民生活部長 荒井一好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 石垣加奈子

通告に従いまして、高齢者が安心して医療、介護を受けられる制度について質問します。2021年度から始まる第8期おとふけ生きいきプラン21では、保険料基準月額は5,300円としており、第7期から200円引き上げられます。第1期の2,800円から20年経過する中で約2倍にも引き上げられてきました。町民からも保険料が高いという声が寄せられています。高齢化が進む中、安定した事業を行うことも必要ですが、年金で生活する方が多い中、負担が増え、保険料、利用料が払えず、必要な介護サービスを受けることができないことも考えられます。2月5日には、75歳以上が支払う現行1割の医療費窓口負担に対して2割負担を導入することを柱とした医療制度改定一括法案が決定し、国会に提出されました。病院にかかることが多い高齢者にとって更なる負担増は受診抑制を招きかねません。コロナ禍で、外出や施設利用を控える方が増えており、要介護度や持病が悪化することも懸念されます。介護従事者は感染対策など負担が増えています。離職者が増え、人材が不足し、必要なサービスが提供できなくなることも心配されます。おとふけ生きいきプラン21の基本理念にある「健康で生きがいを持ち、安心して暮らすことのできるまちづくり」の実現のため、安心して医療・介護を受けられる制度にしていくことが重要と考え、以下の点について伺います。1、保険料、利用料が払えず、必要なサービスが受けられていない高齢者の人数は。2、介護保険基金の取崩しを増やし、保険料の引上額を抑える考えは。3、介護保険の認定者で障害者控除を受けている人数と制度の周知方法は。4、介護従事者は必要な人数を確保できているか。また、人材を確保するための町の支援などは。5、75歳以上の医療費窓口負担が1割から2割に引き上げられた場合、本町の該当者数と軽減策の考えは。以上について答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

高齢者が安心して医療、介護を受けられる制度についての御質問についてお答えをいたします。はじめに、1点目の保険料や利用料が払えず、必要なサービスが受けられていない高齢者の人数についてでありますが、町では、保険料や利用料の負担軽減に関する相談を受けた場合、保険料については低所得者負担軽減制度を、利用料については介護保険サービス低所得者利用者負担軽減対策や高額介護サービス費などの各種制度を紹介しております。また、これらを活用しても経済的負担が軽減されない方には、担当するケアマネジャーと情報を共有しながら、生活保護の受給や境界層該当者として負担軽減を図っております。したがいまして、保険料や利用料が払えないなどの経済的な理由で必要なサービスが受けられないという方は、現時点ではいないものと考えております。次に、2点目の介護保険基金からの取崩しを増額し、保険料の引上額を抑制する考えについてでありますが、介護保険制度の財源はその50%が被保険者の納める保険料でありますが、保険料の設定に当たっては3年間の保険給付費や地域支援事業費の需要と高齢者人口の推計によって算定し、中長期的な財政運営を行うこととなっております。第8期計画においては、保険給付費等から国や道、町のルール分の負担を控除した額を被保険者数で除して、保険料の標準月額を5,614円と試算したところでありますが、現行の額との比較では514円の増額となることから、これを抑制するため、介護保険基金の残高2億3千万円のうち1億4千万円を取り崩すことにより、標準月額を5,300万円としたところであります。なお、3年間の計画期間中に歳入が不足した場合には、北海道財政安定化基金から借入れし、その償還額を次の計画期間内の保険料に上乗せすることになるほか、介護報酬の改定にも備える必要があることから、健全な財政運営を推進するため、介護保険基金に一定額を留保することとしております。次に、3点目の要介護認定者で障害者控除を受けている人数と制度の周知についてでありますが、身体障害者手帳や療育手帳、精神保健福祉手帳の交付を受けていない方であっても、要介護や要支援の認定を受けている方の中には税法上の「障害者」とみなすことができる場合があり、所得税等の障害者控除を受けることができます。町では、控除対象者への認定書を令和元年度に26件、本年度は1月末現在で16件交付しております。また、この制度の周知につきましては、確定申告の時期に合わせて毎年1月に発行する広報紙でお知らせするとともに、町のホームページや高齢者福祉ガイドにも掲載しております。次に、4点目の介護従事者の必要な人数の確保と人材確保のための町の支援についてでありますが、令和2年第4回定例会での松浦議員の御質問にお答えしているとおり、毎年町内の事業所に対して行っている実態調査では、全ての事業所が国の配置基準を満たしているものの、早番や夜勤などの勤務ローテーションを行うための職員が少ないという結果となっております。正職員数で申し上げますと、昨年度は配置希望数350人に対して実雇用人数は311人と39人少なく、本年度は配置希望数398人に対して実雇用人数は361人と、37人少ない状況にあります。また、人材確保のための町の支援策といたしましては、ふるさと介護福祉士育成支援事業などを実施しており、今後も町内の事業所の意見などを伺いながら人材確保に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。最後に、5点目の75歳以上の医療費窓口負担が引き上げられた場合の該当者数と軽減策についてでありますが、国は、これまでの現役世代中心の負担による社会保障の構造を見直し、全ての世代で広く安心を支えていく全世代対応型の社会保障制度を構築するために、75歳以上の方が対象の後期高齢者医療制度の負担割合を変更することとしております。その内容は、現役世代並みに所得のある方は3割負担のままとし、現在1割負担となっている年収200万円以上などの一定の収入がある方を、令和4年度後半から2割負担とするというものであります。この改正により、本年1月時点の本町の被保険者で申し上げますと1,133人、率にして17%の方が2割負担になるものと推計しております。なお、国では、急激な負担増を抑制するため、外来受診について、変更後3年間は1か月の負担増を最大3千円に抑制する措置を講ずることとしております。これにより、2割負担となる方の年間の負担増は1人当たりの平均で3万円から2万2千円に抑制され、外来を受診する約8割の方がこの対象になるものと想定しております。2025年までに団塊世代が全て75歳以上になる超高齢社会を迎えるに当たり、医療保険と介護保険について、給付と負担のバランスを図りつつ持続可能な制度とすることが求められている中、高齢者にも一定の負担増が生じることとなりますが、町といたしましては、今後も高齢者が健康で生きがいを持ち、安心して暮らしていけるよう、在宅・施設サービスの充実や居場所づくりなどの施策に取り組んでまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。大変申し訳ありません、訂正をさせていただきます。「介護保険基金の残高2億3千万円のうち1億4千万円を取り崩すことにより」というところの次から、私が標準月額を「5,300万円」と随分上げてしまったなと思いましたけれども、標準月額、安心してください、「5,300円」ということで訂正をお願いいたします。ありがとうございます。休憩(午前11時32分)

再質問 1番 石垣加奈子

それで再質問をさせていただきます。まず、サービスが受けられていない高齢者については、様々な負担軽減が図られているということで、いないということで、安心をしました。おとふけ生きいきプラン21の素案の中で、認定者、利用者数の推移というのが載っていました。第1号被保険者の利用者数は令和元年度で1,910人、認定者の8割がサービスを利用というふうに書かれていますが、2割の方はサービスを受けていないということになります。介護認定されていてサービスを受けない理由というのはどういったものがあるのかお伺いします。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

介護認定を受けて約2割の方がサービスを受けていないと。多くは入院等であります。また、住宅改修、それから福祉用具、それを使って家族介護を受けたいというような方で2割程度となっております。また、町のほうでは未利用者に対して実態調査を例年させていただいております。その中で現状がどうなのかというのを確認しながら、年間数件サービスにつなげていくというような対応もさせていただいております。以上であります。

再質問 1番 石垣加奈子

理由が分かりました。さらに実態調査もされていてサービスにつなげているというのも安心をしました。その中で、要介護1から4の認定者は9割以上の利用となっているんですが、介護度の一番重い要介護5の認定者では8割に満たない利用となっていますが、この一番重い介護度でサービスを利用する方が少ない理由というのも同じような理由なのでしょうか。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

同じような理由で、特に要介護5となると状態が重くなる、寝たきり等になりますので、医療のほうが強くなって、入院という形が多くなっております。以上です。

再質問 1番 石垣加奈子

分かりました。それでは、家族介護慰労金というのが生きいきプランの中にも載っていたんですが、介護サービスを利用しないで高齢者を介護している家族に年間10万円を支給する慰労金というのがあるんですけれども、過去の実績も載っていまして、平成30年で1人、令和元年度で3名ということでした。今年度はどのくらいの利用があったのか確認させてください。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

令和2年度においては、現在のところ1件となっております。

再質問 1番 石垣加奈子

慰労金について、制度の周知方法というのはどのようになっているのでしょうか。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

私どものほうで給付実績というのを見ております。その中で、介護サービスを利用していない方をリストアップして、その中で入院等を除きながら、先ほどの実態調査というのもやっているんですけれども、そういう中で対象者を絞り出して該当者の方に御案内しているという状況です。

再質問 1番 石垣加奈子

対象者を絞り出して直接御案内しているということで、安心しました。年間10万円というと結構大きな額で、サービスを利用しないで介護している家族にはとても大事な手当になるのかなと思いますので、今後もしっかりした周知をお願いしたいなというふうに思います。続いて、保険料の引上げを抑える考えについては、基金を取り崩して5,300円に抑えたというふうに書かれています。この20年間の間には介護保険料は約2倍近くに引き上がり、消費税についても5%から8%、現在10%と消費税も2倍に増税されています。高齢者の収入の多くは年金ですが、その年金は下がっています。こういった要因で高齢者の負担が増えているという認識はお持ちなのかお伺いします。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

高齢者の負担についてでございますけれども、この介護保険制度発足時に、平成12年になりますけれども、その当時言われておりましたのが、保険料の一つの境目として5千円と。年金生活者が支払う保険料については5千円という一つの区切りということで、そこを超えると厳しくなっていくということが言われておりました。そんな中で、今、議員さんもおっしゃられたとおり消費税も上がっておりまして、そういった中で私どもについても残念ながら5,100円、それから5,300円と上がっていくということで、とても負担をかけているという認識は持っているところでございます。以上でございます。

再質問 1番 石垣加奈子

負担は本当に増えていると思います。コロナ禍でもあり、さらに増えていると思いますが、今回基金が2億3千万あって、そのうちの1億4千万を取り崩し、残り9千万が残ると思いますが、この基金を取り崩してせめて据え置きにすることはできないのでしょうか。また、全額取り崩した場合の保険料が幾らになるのかもお伺いします。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

基金の全額取崩しということでございますけれども、私ども今回保険料を設定していく中で、基金2億3千万あったという中でどうしていくかということを検討したときに、まず考えましたのが、今まで1期から続いて7期と。今までの経過の中で、後半の期数につきましては、おおむね1億を残した形で3年間を保険料を決めるというような形で持ってきたというのが一つ、これは正直申しましてございました。それから、3年間の間に介護報酬が上がる可能性があるということも考えさせていただきました。それと、3年間の間で基金をゼロにして運営していく中で、給付費が見込みよりも増となる。例えば要介護5の方の年間の給付額は平均いたしますと320万円ほどになります。そう申しますと、その320万円ほどで5人増えますと1,500万、3年間ですと4,500万という狂いが生じてきます。そういったことを鑑みますとやはり1億前後の基金は残しておくべきだという判断に立ったところでございます。以上でございます。

再質問 1番 石垣加奈子

これまでも1億ぐらい残してきたということですが、今回の残高が2億3千万ということで、足りないということはなかったのかなというふうに思いますが、それでも取崩しする可能性はないのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

先ほどの御質問、追加させていただきますけれども、9千万円を取り崩した場合の保険料につきましては約5,100円ということでございます。足りないという考えはございません。先ほど申し上げましたとおり、1億前後残した中で3年間運営していきたいというふうに考えたところでございます。以上でございます。

再質問 1番 石垣加奈子

全額取り崩すと5,100円ということで、据え置きになるんだなということが分かりました。負担を上げないためにはもう少し取り崩す必要もありますが、その考えがないということですので、介護保険の財源として国庫負担の割合を増やすように国に求めていくことは考えているのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

国に対しての要望は、過去からずっと毎年行っているところでございます。以上でございます。

再質問 1番 石垣加奈子

分かりました。それでは引き続き求めていくようにお願いいたします。それでは、保険料の引き下げが難しいということで、減免や保険料、利用料などの負担を軽減する制度の活用の周知が必要だと思います。一番最初の項目でも制度の周知を図っているということですが、障害者控除のほかに特別障害者手当というのがありまして、町のホームページにも載っていたんですが、二十歳以上で、重度の障がいが重複するため日常生活で常時特別の介護を必要とする人に特別障害者手当が支給されます。月額で2万7,350円というものがあります。この障害者手当は、身体障害者手帳を所持していない場合でも状態によっては支給され、要介護4や5の高齢者も該当するケースがありますが、こういった内容で間違いがないか確認させてください。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

特別障害者、それから障害者という分けがございまして、まずは特別障害者につきましては、要介護認定者の中で寝たきり度の度合いですとか自立の度合い等を鑑みまして、その形で、要介護度4から5に対して、認定を受けている方の中で麻痺があるという方については特別障害者ということになっております。それから、要介護1から3につきましては、歩行がどのような状況かということを鑑みまして特別障害者、それから障害者というふうに分けているところでございます。以上でございます。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

特別障害者手当、障がいが重複した場合にそういった手当が国の制度で当たるものですが、基本的には障害者手帳をお持ちの方ということで、あと、議員がおっしゃる、手帳がなくてもそういう状態があればということで、本町においてもそういった申請もあるということで御理解いただきたいと思います。

再質問 1番 石垣加奈子

分かりました。対象の制限の中に入院中や福祉施設入所者は対象となりませんという条件がありますが、グループホームや有料老人ホーム入所の場合は対象となるということについても、この内容についても間違いがないか確認させてください。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

議員のおっしゃるとおりであります。

再質問 1番 石垣加奈子

ありがとうございます。自治体担当者でも、高齢者は申請できないと誤った理解をしている自治体も全国であったということなので今回確認させていただきました。先ほど、この手当について申請をされた方がいるということなんですが、どのぐらい申請はいるのでしょうか。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

昨年1件あったところであります。

再質問 1番 石垣加奈子

ありがとうございます。この制度については、周知方法はどのようになっているのでしょうか。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

基本的に障がい者の福祉ガイドでまず周知しているのと、それから町のホームページになっております。あと、あまり、この手当自体が介護保険というよりは障がい者の制度に位置付けされているものですから、私ども、ケアマネジャーの連絡会とかでそういった福祉制度、一般的なものの中に周知ということ、研修会の中でお知らせするというような形を取っております。

再質問 1番 石垣加奈子

私もホームページを見たんですが、これが介護認定者に該当するというのはちょっと分かりづらいなというふうに思ったので、もう少し工夫をしていただけたらなというふうに思います。ケアマネジャーなどにも周知をしているということで、ホームページや広報などでも掲載して、これも大切な周知方法ですけれども、介護をする家族などはそういった情報を得ることが難しいのではないかなというふうに思いますので、ケアマネなど相談に当たる方が制度を案内することも重要な役割になっていると思います。研修などでもそういった制度を理解するようにというふうになって、答弁がありましたので、その制度から漏れることのないようにしっかり徹底していただければなというふうに思います。続いて、介護従事者の人数を確保できているかということで、先ほど、昨年度は39人、今年度は37人ということで、希望人数の1割近くが足りないということになっていると思います。介護施設で働く町民の声を聞くことがありましたが、今回コロナで、自分がコロナを持ち込まないようにすごく気を遣っただとか、買い物に密にならない時間帯を選んで短時間で行っていたとかGoToドラベルも全く使えない状態だというのと、あと一番これが聞いていてつらいなと思ったんですけれども、高齢者に寄り添った介護をしたいが、余裕がなく、作業的になってしまうという声がありました。これが、人手が足りなくてどうしても作業的になってしまうというのが問題なのかなというふうに思います。生きいきプランの介護サービス事業所調査では、職員の定着について、「安定している」、「ほぼ安定している」という回答が8割を超えていますが、新たな人材の確保については「応募が少ない」という答えが4割強となっています。介護施設に必要なことについては、「人材確保のための方策」という回答が24.6%と一番高い要望になっています。あとは、介護支援員の支援専門員の年齢について、20代は0%、30代が6.9%と若い世代がとても少なく、40代以上の方が中心となっています。人材の確保、特に若い方の人材の確保に苦労されていることがうかがえますが、音更町には大谷短大の社会福祉科介護福祉専攻がありますが、その卒業生の就職先について伺います。就職先は介護施設を選ぶ学生が多いのか、また、介護福祉を専攻しても介護職に就かない学生はいるのかお伺いします。休憩(午前11時59分)

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

大谷短大の卒業生がどういった就職先になっているかという御質問につきましては、令和元年度の実績で申し上げますと、28名の方が卒業されまして、25名の方が介護施設にお勤めになっております。それから3名の方につきましては障がい者施設で支援員として就職されているということで、福祉施設としては全員の方が勤められていると。短大にお聞きしますと、ここ五、六年は一般企業に勤めた方はいらっしゃらないというふうにお聞きしているところであります。それからもう一点、介護支援専門員で20代の方が割合が0%という理由ということでございます。それにつきましては、国家資格、介護福祉士だとか、それから看護師だとかそういった資格を持った方が5年実務経験を踏んでケアマネの試験を受けるということで、大体受験するころには20代後半になってくるのかなと。合格率についても、今年度でいきますと17%とか、昨年も19.5%とか今20%を切っている状況にありますのでなかなか20代というのが少ないという状況だということで御理解を願いたいと思います。以上です。

再質問 1番 石垣加奈子

ほとんどの方が福祉施設に就職されているということですが、今年度、今年の春卒業する方の就職先については特に情報はないでしょうか。

答弁 高齢者福祉課長 堀田昇(高齢者福祉課長は2021年3月まで)

現段階でまだ確定していないということで、まだ教えていただいていない状況であります。以上です。

再質問 1番 石垣加奈子

コロナで介護職が大変だということで、もしかしたら介護職につかない人がいるのかなと思って確認をさせていただきました。これも確認されていないかもしれないんですけれども、2021年度に介護福祉専攻科の入学を希望する方というのをもし把握していたらお伺いします。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

新年度の入学希望者の数字でございますけれども、その数字については把握しておりません。

再質問 1番 石垣加奈子

分かりました。介護サービス事業所調査の中で離職理由についての回答がありますが、「収入が少ない」というのが7.7%、前回は10.4%ということで前回よりは減っていて、収入への不満というのは少ないのかもしれませんが、介護労働者の賃金は一般労働者より9万円も低いと言われています。高齢者の人生に寄り添い守るやりがいのある仕事ですが、仕事の内容に比べると賃金が低い実態があります。人材を確保するためにも処遇改善が必要と考えますが、その点について町の見解をお伺いします。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

ほかの産業と比べて介護職の収入については低いというような認識は私どもも持っております。また、仕事につきましても、介護サービス、きめ細かいサービスということで非常に多様化されているということで、仕事の内容も非常に複雑化されているという中で、今後も国に対して処遇改善等を求めていきたいというふうに考えているところでございます。

再質問 1番 石垣加奈子

高齢化はこれからもますます進んでいくと思います。介護は体力的にも精神的にも大変な仕事であり、コロナ禍でさらに負担が増えています。そういった状況の中、人材確保はさらに大変になっていくことが考えられます。人材が不足し、必要なサービスが提供できなくなるということがないよう対策が必要だと考えます。答弁には、町内の事業所の意見を伺いながら人材確保に向けた取組を進めるとありますが、具体的に何か考えていることがあればお伺いします。

答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)

介護人材の確保、養成等につきましては長年にわたる非常に大きな課題というふうに認識しております。先ほど課長のほうからも申し上げましたけれども、毎年事業所にいろいろな視点からアンケート等の調査をしております。その中で、音更町の介護職につきましては1年から3年という短い期間で離職される方が約半分いらっしゃるというような数字も出てきております。そういったことで、事業所等とも話し合いながら、そして、先ほどお話にも出ました大谷短大とも3者でいろいろお話ししながら、まずは1年から3年の間で離職される方を、何とかこの率を下げていきたいというふうに町としても考えておりまして、そういった中でどういったことができるのかということで今種々検討しておりますけれども、例えば、仕事の幅を広げるということで研修等を受けていただいて、そういった視野を広げた中で仕事の喜び等、スキルアップの喜び等を感じていただいて介護職を続けていただくようなことはできないかということで、短大等でそういった研修ができるのかできないのかということについて今検討しているところでございます。以上でございます。

再質問 1番 石垣加奈子

分かりました。離職を減らしたいということで、研修等で仕事の喜びを感じてもらうということがありました。サービスが提供できなくならないようにぜひ人材確保に努めていただきたいなというふうに思います。続いて医療費についてですが、2割に引上げられた場合1,133人、17%の方が該当するという答弁がありました。町民の方に、この2割に引上げられるということについて何人かにお聞きしたんですが、町民の皆さんも関心があるんですが、自分は所得が少ないから2割にならないという声も聞いています。ですが、1割から2割に増えるということは2倍になるということです。病院にかかることが多い高齢者にとって大きな負担になります。負担増を抑える配慮措置を3年間設けて、答弁にもありましたが、その措置が終われば負担が確実に増えることになります。町内の医療機関ではクラスターが発生し、診療が一時休止されました。現在は終息し、診療も再開しています。その病院に通っていた方からは、3月に病院に行く予定があるけれども、行くのが心配だとか不安だという声を数名の方からお聞きしました。クラスターも終息し、対策もしっかり行っているので心配することはないのではということもお話をしました。そういった感染などの不安で通院を先延ばしする方や通院をやめてしまう方がいるのかもしれないということを感じました。医療費の負担が増えることに加え感染症などの不安から受診を控えてしまい、持病が悪化することが心配されます。その点について町の見解をお伺いします。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

医療費の動向ということの御質問かなというふうに考えています。町独自の細かい分析はしておりませんけれども、国全体で申し上げますと、75歳以上の後期高齢者に係る医療費につきましては4月、5月の、4月の診療分が1人当たり7.9%の減、5月につきましては11.1%の減という状況になっております。そして6月以降も減が続いておりますけれども、10月分、今直近の出ているのが10月分になりますけれども、10月分で申し上げますと前年とほぼ横ばいの0.1%の減まで、回復という言い方がいいのか、ちょっと表現は難しいところではございますけれども、前年並みの水準まで来ていると。ただ、今、議員おっしゃったように、町内の医療機関でクラスターが発生して、通えないような方もいらっしゃるというのも多分事実なのかというふうに考えております。やっぱり高齢者になりますと疾病といいますか病気になる確率が高くなりますので、調子が悪いと思えばやはり受診をしていただくということが重症化予防にもつながりますので、そういうふうに町としては考えております。以上でございます。

再質問 1番 石垣加奈子

病気になっても持病があっても安心して、経済的な心配もなく受けられる医療にするべきだと思います。北海道新聞の2月19日の記事に、国立がん研究センターなど国立高度専門医療研究センター6機関が共同で公表した健康寿命を延ばすための10項目の予防行動目標の提言というのがありました。提言の中には、喫煙や飲酒、食事、体格、健康診断の受診など9項目の国民一人ひとりが行うことが望ましい目標と、不健康の根本原因となっている収入格差や地域環境など、個人ではなく社会として解決に取り組む項目が盛り込まれていました。社会として取り組むということは国や自治体に課せられた課題だと思います。現在の介護保険制度は憲法で保障された健康で文化的な介護の制度とは言えないと思います。高齢者が日々暮らしていく上で欠かせない介護サービスが満たされていないこと、個々人の負担能力を超えた負担が強制されることにより十分な介護サービスを受けることができない制度になっています。介護をはじめとしたケア労働者は、その専門性を認めず、社会の維持に必要不可欠な仕事であるにもかかわらず低賃金で働き、人手不足をもたらしています。こういった問題を解決し、おとふけ生きいきプラン21の基本理念にある健康で生きがいを持ち安心して暮らすことのできるまちづくりを実現し、これまでの音更町の歴史をつくってこられた高齢者の皆さんが安心して医療、介護を受けられる制度にしていくことを求めて質問を終わります。

答弁 町長 小野信次

今最後に石垣議員がおっしゃられたように、高齢者が安心して医療、介護を受けられる制度というよりも、そういう時代にしてほしいという願いが込められたというふうに思って聞いておりました。そういった中で、保険料の引上げの抑制ということを最初に取り上げられていましたけれども、これは部長からもお話があったとおり、この制度の中で給付との関係、そういったことで、議員から見れば何でこんなにお金積んでいるのと。9千万もあればと言うけれども、それも多いんじゃないのというお考えがあるというふうにお話しいただきましたけれども、常に動きがあるという中で、そしてさらに今後にあっては、答弁の中でもお話しさせていただきましたけれども、団塊の世代の時代へ入っていくという中で特に留保しておくべきものだというふうに今までも考えて、そしてそのことによって皆さんに安心して暮らしていただける制度にしていかなければならないということが一番だというふうに思ってございます。また、それを、ここ二、三日というよりも、議会が始まった中で、他町村にあっては値上げをしたり、あるいは抑えたりというお話が記事になってありますけれども、思い切った策として例えば抑制策だといった場合に、給付している間にお金が足りなくなったという場合は、これはさっき説明もいたしましたけれども、そういった場合に、不足をした場合には北海道の財政安定化基金というところからお金を借りたりもできるけれども、借りちゃったら、3年後くくりでいくと、その次にそれを償還していくためには、せっかく抑制したのに、それにまた上乗せ、償還する金を上乗せしていくというふうに、これは制度としてそうしなければならない。そうすると、せっかく一時的に安定したように思われても、次にまた直接皆さん方にそれが賦課されていくという。そこで、やはり運営していく側とすれば、しっかりとそこを見据えて、将来にも皆さん方に安定した給付が受けられるようなシステムとしては、独自のこの基金というのはしっかりと積んでいかなければならないということだけは御理解をいただきたいなというふうに思っております。あとは、一番これから大変と言うよりも大切なのは、石垣議員もおっしゃっていただきますように人材の確保、そして、先ほど大谷短大のお話もありました。今後にあっては、従来もそうだったんですが、学生さんがここにたくさん入っていただくことが一番いいかと思いますし、そういった努力も含めながら、町も大谷短期大学との関係を常に深めながらそういった努力もしてきているわけでありますけれども、何といいましても、お話にもありましたように、介護人材の中の若い人の比率というお話がありました。一時的に、介護制度が始まった平成12年以降、その頃は介護はもう既にこれからの産業だまで言われて、そして喚起策のように聞こえたんですけれども、実際に、御指摘もありましたように、じゃそこでの労働条件、それからまた、介護という大変な仕事の中の対価、報酬が保障されているとはいいながらも、あくまでもそのお金は運営者の中へ入るから、その経営者の経営理念だとかそういった意味でかなり凸凹があったというのと、ある程度逆に言うと期待していたよりも勤めた場合には印象が必ずしもよくなかったというところも、それがまだ引きずっていると思うんです。さらに、指摘があったように、引きずっているだけじゃなくて、実感としてまだそこは拭い去られないというところも含めて、我々も行政としてじゃどうするんだというところも、今お話しいただきましたけれども、これは今の制度の中でそこをしっかりと改善していっていただかなければ、地方自治体としても、先ほども答弁の中にもありましたが、事業者の皆さん方とどう改善していったらいいのかということも常に話をしながら、この改善策を国にも求めていかなければならないというふうに改めて今の御指摘をいただきながら感じたところであります。あとは、今後にあって75歳以上の医療費の1割から2割負担というお話ですけれども、これの中で、先ほどの答弁の中にもありましたが、基本的にはその原資になるものが何かというところも、これは制度上の問題だけじゃなくて、やはり支えていくという。みんなで支えていかなければならないと。そういう中で75歳以上、団塊の世代を中心としたところが一気に増えていくという意味では、ある程度この辺も公平分配という中では、従来であればこれがもっとカバーできたのかもしれないけれども、自分たちも含めて負担をしていかなければならないという時代に入ったことには違いないのかなというふうに思っていますし、僕もその一人ですけれども。その中で、じゃ、コロナ禍というお話がありましたけれども、実態として、石垣さんもおっしゃっていただいたように、これからの時代の、人生100年時代という中で、本当に社会全体で支えていく、そういう社会全体で取り組んでいくという国の考え方としてはあるといいながらも、我々の意識の中でそういった考え方をしっかり持ちながら、生活環境を含めながら、制度だけじゃなくて、健康寿命を含めて、そして、そういったことが共有して一番最初につくり上げれるというのはやはりこういう自治体かなというふうに思っています。そういう中で、今後とも、今御提言いただいたことを含めて皆さんと、今までも知恵を十分お互い出しながらここまで来ていますけれども、住みやすい、そしてまた、高齢者であろうが何であろうが取り残されることのない社会づくりということを以前から石垣さんもおっしゃっていただいています。そういった社会づくりを目指しながら今後にも進んでまいりたいと思いますので、どうぞこれからもそういった意味での御理解と御助言をいただければというふうに思っています。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる