音更町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月5日
精神障がい者の自立支援について
2020年3月5日、音更町議会の一般質問で、松浦波雄議員が「精神障がい者の自立支援について」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 重松紀行が答弁しました。
- 質問者
- 松浦波雄 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、保健福祉部長 重松紀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 16番 松浦波雄
では、通告に基づき一般質問を行います。まず最初に、精神障がい者の自立支援について。障がい者総合支援法は、障がい者及び障がい児が基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい日常生活または社会生活を営むことができるよう、必要な障がい福祉サービスにかかわる給付、地域生活支援事業、その他の支援を総合的に行い、もって障がい者及び障がい児の福祉の増進を図るとともに、障がいの有無にかかわらず、国民が相互に人格と個性を尊重し、安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的としています。おとふけ障がい福祉総合プランでも、障がいの有無にかかわらず当たり前に生活できるまちの実現と宣言しています。障がい者は、身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者、難病のある人と定義されていると思いますが、今回、精神障がい者に焦点を絞り質問します。精神障がい者を取り巻く現状と課題として、自立支援、特に社会復帰への困難さが指摘されています。このような認識を踏まえ、町の精神障がい者の自立支援について伺います。1、音更町における障がい者の数は。身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者は何人ですか。2、精神障がい者福祉サービスの利用状況は。3、精神障がい者に対する雇用支援は。4、精神障がい者に対する町の助成は。5、障がいのある方が特性を理解されないまま不適切な環境にいることで環境との不適応を起こし、二次障がいとしてひきこもり状態になってしまいやすいとの指摘がありますが、町としての対策は。大きな2番目として、成人式におけるピロリ菌検査について。がんの予防は簡単ではないが、原因がはっきりわかれば手を打てる場合もある。その好例が感染症によるがんである。日本人がかかっている胃がんの98%はピロリ菌感染によるものである。ピロリ菌は1982年に発見され、その後に、がんだけでなく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にも関連することがわかった。こうした状態を招かないためにも、ピロリ菌に感染していることがわかったら除菌することが大切である。ここまでは、浅香正博先生、北海道大学の特任教授の論文を引用しております。このような認識のもと、音更町では新成人の方のピロリ菌検査を行っていますが、その現状と対策について伺います。1、成人式参加者に対するピロリ菌検査の周知方法は。2、成人式参加者数とピロリ菌検査検体提出者数は。3、ピロリ菌検査検体提出者で陽性者は全て病院を受診したのか。4、ピロリ菌検査検体未提出者に対する対応は。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
1点目の精神障がい者の自立支援についての御質問にお答えいたします。はじめに、本町の障がいのある方の人数についてでありますが、平成31年3月末の障害者手帳所持者数で申し上げますと、身体障がいのある方が2,157名、知的障がいのある方が440名、精神障がいのある方が293名となっております。次に、精神障がい者福祉サービスの利用状況についてでありますが、本年1月の状況で申し上げますと、自立支援給付の対象となるサービス延べ利用者数は229名で、居宅介護や生活介護等の介護給付利用者が31名、就労継続支援や共同生活援助等の訓練等給付利用者が116名、計画相談支援が82名となっているほか、地域生活支援事業の対象である地域活動支援センターの利用者数は9名となっております。次に、精神障がい者に対する雇用支援についてでありますが、本町では、平成19年度から一般企業での就労を目指す障がい者の就労の促進及び町民の障がい者雇用に対する関心と理解を深めるため、障がい者職場体験事業を社会福祉法人慧誠会が運営する「十勝障がい者就業・生活支援センターだいち」に委託して実施しております。これまでの利用実績は延べ31名で、役場や図書館、老人ホーム等の事業所において一定期間職場を体験することで職業能力、職業適性等の向上を図ってきたところであります。また、同法人では、国と道からの委託を受けて、働くことやそれに伴う生活相談のほか、企業や関係者との架け橋として中立の立場から支援を行うなど、管内の障がい者雇用全般に関する相談支援業務を担っております。なお、本年度の本町在住者の相談件数は延べ461件となっております。次に、精神障がい者に対する町の助成についてでありますが、町では、社会復帰のため施設等に通所する際の交通費について、月額3万円を上限として実費の2分の1を助成しております。平成30年度の実績で申し上げますと、35名に86万4千円を支給しております。このほか、総合体育館及び温水プールの窓口で障害者手帳等を提示すると利用料が無料となるほか、手帳1級の交付を受けている方は、町職員が自宅を訪問してごみ収集するごみサポート収集事業の対象としております。最後に、障がいの特性が理解されないことによって、ひきこもり状態に陥りやすくなるとの指摘への対策についてでありますが、ひきこもりとは、一つの病気の名称やその結果ではなく、さまざまな要因によって生じるもので、結果的に社会的な参加の場面が狭まり、自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態のことで、その背景には統合失調症やうつ病、発達障がい、強迫性障がいなどの精神疾患が関与している場合が多いものと認識しております。「ひきこもる」ことには「自分を守る」という側面もありますが、引きこもりが長引くと昼夜のリズムが乱れやすく、挫折感を味わったり、孤独感を強めたりすることで、ますます社会活動に参加することが難しくなるという悪循環に陥ってしまいます。町ではこれまで、障がいについての理解促進を図るため啓発用のチラシを作成し、広報紙に折り込んで広く周知する一方、ひきこもりで苦しんでいる方やその家族等から相談があった場合は、障がい者基幹相談支援センターや保健センター、医療機関等と連携を図りながら必要な助言等を行っております。今後は、より具体的な解決策を共に考えていくため、ひきこもりに関する相談窓口を本年4月から町内2カ所で月2回開設することとしております。町といたしましては、引き続き、ひきこもっている方やその家族がどのような生き方を望み、そのために何を求められているかという視点で、丁寧な相談支援に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の成人式の参加者に対するピロリ菌検査につきましては、関連がありますので、一括してお答えをいたします。我が国で悪性新生物、いわゆるがんは昭和56年以降死亡原因の第1位であり、平成30年の死亡者数は約37万人で、このうち本町は137人となっております。先進国の中でも日本人の胃がん発生率は極めて高く、がん死亡率の第2位となっております。なお、胃がん患者の約9割以上はピロリ菌に感染しており、除菌することで発症リスクが抑制されるとお聞きしております。本町では、平成26年度から35歳以上の方を対象に、集団健診の血液検査の項目にピロリ菌検査を追加するとともに、29年度からは対象年齢を二十歳までに拡大して実施しております。また、本年度からは、健康づくりへの意識啓発と胃がんリスクの低減を図るため、昨年11月末時点で本町に住民登録があり、成人を迎える405名を対象に、12月中旬にピロリ菌検査の案内とあわせて検査用の容器を送付いたしました。検査容器の回収に当たっては、成人式の当日に会場で、また、保健センターにおいて成人式前後の3日間の日程で実施いたしました。検査受診者数は、会場に検体を持参した方が29名、保健センターに持参した方が25名で合計54名、受診率は13.7%となったところであります。また、検査結果については、このうち9名、率にして16.7%の方が陽性となったところであります。これらの方々には、精密検査受診のお知らせと、その結果を医療機関から保健センターに報告いただく旨の書類を同封して個別に郵送いたしました。なお、すぐに受診できない場合等も考慮して本年3月31日を受診期限の目安として案内をしておりますので、受診結果の集約にはもう少し時間を要する状況であります。また、今回の検査未受診者につきましては、今後集団検診において検査が可能でありますので、他の世代と同様に検査の必要性を周知し、受診の勧奨を行ってまいります。町といたしましては、若い世代からのがん予防対策は極めて重要な取組みと考えていることから、引き続き全町民に対して、がんやその原因となる生活習慣病の改善に向けた健康教育と各種検診の受診向上に向けた取り組みを進めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 16番 松浦波雄
答弁ありがとうございました。まず最初に、音更町におられる精神障がい者の数は293名というふうに確認いたしました。これは手帳交付者でございますので、実際にはまだまだたくさんいらっしゃるのかなと思っておりますが、町としては、この手帳交付者以外にも実際どれぐらいの精神障がい者がいるのかというふうに推測されているんでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
手帳を交付されている方以外に、される方も含めまして自立支援医療というものを受けている方が769名いらっしゃいます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
わかりました。ただ、実際私は、国の精神障がい者受診者数が396万人ということなので、それを音更町の人口割にすると1,500名前後はいらっしゃるのかなというふうには思っておりましたが、いずれにしろ大きな、たくさんの方がいらっしゃるのかなというふうには思います。その上で、今お聞きしたとこでいろいろな各種サービス、本当に充実したサービスをやっておられると思います。そして、手帳を受けている方はそれについて利用されているとは思います。しかしながら、その制度を知らないという方も結構いらっしゃるんです。それで、今年からいろんな相談窓口等を含めて充実されるということではございますが、特に精神障がいの方は急に不安になったり、もしくは急に誰かに相談したいというような気持ちになることがあるというふうに伺っております。そういう場合はやはり24時間体制とかそういうのを検討したほうがいいのかなと思いますが、この辺について町の見解をお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
私どものほうで慧誠会という社福法人に基幹相談支援センターというものを委託しておりまして、役場のほうに2名ほど職員を配置させていただいて常駐しているということで、そちらのほうで障がいに関する相談につきましては24時間体制で受けているところでございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
そういう制度を知らない人がいっぱいいるんです。そういう24時間で不安になったり心配事があったら、いろんなそういう電話あるだろうし、メールもあるだろうし、そういうのを利用してくださいということをぜひ皆さんがわかるようにしていただければというふうに思います。実際に知らないという人がいっぱいいますので。そしてまた、そういう今伺った各種サービスをされていると思います。しかしながら、それぞれの各人の個性、特性、病気の特性等もあると思うんですけれども、その人に必要なサービスとは何かというその原点は、やはり聞き取り、丁寧な聞き取りというのが必要なんじゃないかなと思います。改めて伺いますが、このようなニーズの把握ということについて町はどういういうことをやっておられるのかお聞きいたします。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
精神障がいに限らず、さまざまな障がいを複数お持ちの方がいらっしゃいます。そういった方たちに対しましては本当にいろんな角度から相談を受けてお答えしなければならないということでございまして、そちらにつきましては行政だけではちょっと困難な部分もございますので、私どものほうで自立支援協議会というものを設けまして、その中で、一応専門ですとか、あとかかわる関係の方たちを交えまして部会等もつくりまして今そういったケースについて情報交換をしているところでございまして、この4月からこちらのほうをちょっと強化させていただきまして、それぞれ特化した中、例えば子ども支援部会ですとか就労支援部会、相談支援部会、権利擁護部会、ひきこもり対策部会、医療的ケア支援部会というふうにそれぞれ分けて、それぞれの中で、部会の中でいろんなケースを相談して情報共有を図っていくということをさらに4月から強化した中でやっていきたいというふうに考えているところでございます。
質問 16番 松浦波雄
わかりました。本当にきめ細やかなニーズの把握、それに基づく対応をしていただくことを要望いたします。その上で音更町の精神障がい者福祉サービスの利用状況、これについてお聞きしたわけでございますが、これについては、ほかの障がいの方との利用率としてどうなんでしょうか、大体同じぐらいなんでしょうか。それとも精神障がい者については、一番最初に戻りますが、サービスをよく知らないということが原因してサービスの利用率が低いというようなことがあるのかないのか、その点についてどのように把握されておられるでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、身体等につきましては周りの方たちも御判断できる部分も多いので、そういったことは周知できる、周りからもそういった支援はできるということでございますけれども、精神になりますと心の中の病気ということでございますので、比較というお答えがいいのかどうなのかはちょっと私も疑問なところはありますけれども、そういったことで言えばやはり精神の方たちのほうが低いのかなというふうには思います。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
そうですね。やっぱりせっかくのサービスでありますから、きちんとそれを受けてもらって、そして健全な社会生活を営んでもらえるように努力していただければというふうに思います。次に、障がい者に対する雇用支援の部分もお聞きしました。やはり働くということは、社会貢献するということが病気回復に関しても非常にまずは有効な手なのかなと、本当にそう思います。多くの方が就労支援についても利用されているということではございますが、平成30年度から創設された就労定着支援サービス、この利用状況は精神障がい者の方はどんな状況なのかお答えください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
先ほど答弁でも述べました本年1月の状況でございますと1人ということでございます。以上です。
質問 16番 松浦波雄
わかりました。精神障がい者に対する町の助成はということで、こういう交通費の支援等を含み、本当にやっていただいていると思います。また最初のほうにも少しかかってくるんですけれども、おとふけ障がい福祉プランによると、今のような助成含みサービスについて、そのアンケートに対する回答で、「サービスの内容や手続の仕方がわからない」または「そのサービスの時間や回数が不足」という、そういう回答が多数寄せられているというふうに思います。今の助成等も含めてこれは町はどのように捉えているのかお答えください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
私どもといたしましてもその辺につきましては大変懸念しているところでございまして、できる限りの手段ということで今実施しているのは、例えば、こういった障がいごとに色分けをして、フローチャートをつくってお渡しして、こういう手続がありますよというような、13種類なんですけれども、そういったものをつくって障がいごとにお配りして御理解いただくというようなことで実施しているところでございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
これは5にも質問が移っていくんですけれども、こういうサービスとひきこもりというのはやっぱり関連がありまして、その前段として、精神障がい者の引きこもりの現状として、これはほかの障がい者にも言えることだとは思いますが、精神障がい者の高齢化、またはその親もあわせての高齢化ということもあると思いますが、この点に関して町はどのように認識されているかお答えください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
今の御質問でございますけれども、8050問題かなというふうには思いますけれども、同居している親が高齢化していくということで、そういった方たちが今後全国的に増えていくということでございまして、そういった懸念から私どもの町としても新たなちょっと施策をしたいということでございまして、4月から、いろいろと今まで御経験豊かな社会福祉士の方がいらっしゃいまして、その方と昨年かけて御相談させていただいて、何とかうちの町でそういった方たちに対しての相談を受けていただけないかということで交渉してきまして、その方の御了解を何とか得ることができましたので、月2回ということで今後4月から開設して相談を受ける。その方につきましてはそのほかの相談も受けていただけますし、ひきこもりに大変大切なアウトリーチということで、ケースがあれば訪問もしていただけるということで、なかなか訪問までとなるとそこまでの過程、何年かというスパンもあるんですけれども、そういったこともしていただけるということでございますので、そういった施策を充実しながら、親御さんの悩み等も私ども聞いております。何とか対応していきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
今おっしゃったように、直接会って話しできる、これは非常に大切なことだと思うんです。それはできるということはコミュニケーションができているということなんです。最初のうちはメール、電話かもしれません。でも、やはり直接会って直接話して、顔を合わしてコミュニケーションをとるというのが非常に大切なことだと思いますので、それについてはぜひ力を入れてやっていただければと思います。やはり精神障がい者はその特性から引きこもりになりやすいというふうに言われております。やはり外に出てもらう、社会貢献してもらうと。このようなことが症状改善、病状の改善につながっていくのではないかなというふうに思っております。障がい者のある方の外出機会を確保し、社会参加を促すことが重要なのかなというふうに思います。一つは、外へ出てもらうということも、一つは、先ほど町でもやっておりますが、足の確保、これはやっぱりもうちょっと充実してもらえればいいのかなと思っております。もう一つは、例えば埼玉県ふじみ野市では精神障がい者が活用できる社会資源マップを作成して配布しているということでございます。障がい者用の印刷物というと、すぐ点字とかを思い浮かべてしまいますが、精神障がい者には精神障がい者の特性があった内容でマップを作成しているということでございます。細部、詳しい内容は時間がないので割愛しますが、やっぱりそれぞれの特性がありますので、また最初のほうに戻りますけれども、よく認識してもらう、いろんなサービスを受けてもらうということについては、やはりそういう着意があってもいいのかなというふうに思っております。今音更町が行っている各種サービスを受けやすくするためのハンドブックや、外出を促すマップなど精神障がい者用のガイドブックを提案したいと思いますが、これを町で検討してもらうということはできるでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいま御提案いただきましたことにつきましては、私どものほうでもちょっと調査、研究させていただきまして検討させていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 16番 松浦波雄
やはり障がい者に外に出てもらうというのは非常に大切なことなのかなというふうに思っております。障がい者の足の確保、それにはやはりバスやタクシーなどを含めて、先ほどのマップとかそういうようなガイドブックに含めて、こういう足の確保についてもぜひ検討してほしいということを要望いたします。今回は精神障がい者に絞って質問しました。一般的には障がい者施策といえば3障がいを合わせてひとくくりにお聞きすることが多いと思います。しかし、それぞれの状況が異なるため、今回は精神障がい者に合った環境づくりができないかと思い、質問いたしました。精神障がい者の方が自立し、社会復帰できるまちの実現を要望して、精神障がい者の自立支援についての部分の質問を終わります。続いて、成人式におけるピロリ菌検査について質問いたします。成人式の参加者数とピロリ菌検体の提出者数、それぞれ検体を出してくれた人が13%、そのうち16%が陽性であったということがわかりました。これについて町はどのように捉えているかお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
検診の率のことでございますけれども、一般的な検診率等々から比べると高い数字というふうに捉えているところでございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
確かに一般の受検率からすると高いのかもしれません。しかし13%です。しかも、このピロリ菌を除菌すれば将来にわたるリスクを減らすことができると、もうこれは確定していることです。であればやはりもうちょっと何らかの施策をこの13%という数字に甘えることなく、考えなければいけないんじゃないかというふうに思います。あわせて、ちょっと確認したいんですが、これについて当初予算を幾ら予定して今回予算どれぐらい使ったのか、そしてこれは1人頭どれぐらいの費用かかっているのかお答えください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
1人当たり700円ということで、合計で14万ということで予算措置しております。
質問 16番 松浦波雄
次に、この成人式、当然娘さんは晴れ着を着て来られるわけです。このときに、娘さんにとってはやっぱり抵抗はあったんじゃないかというふうに思います。実際私もそういう話は聞いております。詳しい数字は聞きませんが、恐らく先ほどの13%のうち男女比率をとると多分男性のほうが多かったのかなという想像はしておりますが、この13%ということで、ピロリ菌検査について例えばクーポンの配付とかですね、まずそれは検討されたかどうかお答えください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
今回の成人式でピロリ菌の検査をするということで事業を実施したわけでございますけれども、成人式ということで、こちらに住民票等がない方もいらっしゃるものですから、クーポンについてはいろいろな地域にまたがってしまいますので、一律にクーポンを配るというのはちょっと、そういった事業は、クーポンの配付についてはしなかったというところでございます。
質問 16番 松浦波雄
では次に、成人式の場を活用するのであれば、成人式の司会、式を進行する若者の組織、実行委員会等あると思いますが、そことこの事業とは連携されたんでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
そういった実行委員会等々とは連携はいたしていないところでございます。
質問 16番 松浦波雄
やはり若者に検体の提出を協力依頼することですから、若者を巻き込んだほうが一番いいと思うんです。特に若者はSNSなどのコミュニケーション非常に発達しておりますので、例えば実行委員会が成人式でピロリ検査をしようというような、もし発信したら、かなり結果は違ってくると思います。ぜひそういうことも含めてちょっと検討していただければと思います。次に、同じくピロリ菌検体の提出者で陽性者が16%ですか。私としては意外に多い数字だったなというふうに思っているんですが、この数字について町は、再度お聞きしますが、陽性者が16%いたというこの数字の捉え方はどのように捉えていますか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、16.7%というのは通常の検診の比率よりも高い数字ということでございますけれども、こちらからはちょっと推測の部分もあるんですけれども、まず意識、ふだん体調ですとかそういった意識の部分と、あと親御さんが除菌されているとか、そういった方たちが、総じて意識の高い、そういったことに関心の高い方たちがいらっしゃったということで、高い比率になっているのかなというふうに推測しているところでございます。
質問 16番 松浦波雄
次に、成人式であれだけ人が集まる場においてさえも、事前に通知して検体キットを送ったとしても13%の受検率しかないと。このようにがんになりやすいという原因が特定されているものであるんであれば、私はやっぱり検診率を上げるためには、中学生とか高校生とかそこら辺に対しての検査というのを私は提案しますが、町はこのようなことに対して検討したのかどうかお答えください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問の中学生までのピロリ菌の検査につきましては、かつてよりいろいろ議員のほうから御指摘がございまして、種々検討もしているところでございますけれども、本町といたしましては、まずは二十歳までということで、中学生でピロリ菌の検査をしている自治体もございますけれども、全国的に見てもまず二十歳までピロリ菌検査をやっている自治体というのは本町としても少ないのかなというふうに思っておりますので、今の時点では、いろいろなことを検討した結果、まずはうちの今の二十歳ということでこの検査を継続していきたいというふうに考えているところでございますので、御理解いただきたいと思います。
質問 16番 松浦波雄
やはり中学生もしやると、いろんな賛否両論あると思います。それは私も承知しております。しかし、日本ヘリコバクター学会ですか。こちらも強く推奨しているわけです。そして日本小児栄養消化器肝臓学会のほうは慎重に。要は反対の立場でございます。私も反対の慎重にという論文を読みました。その中には、無症状の小児に対する検査や除菌の安全性は担保されていない。また、無症状の小児に対する検査や除菌は行わないことを推奨すると、確かにそうは書いてあります。でも、小児とは誰か。小児の定義、これを調べたら5歳から15歳なんです。5歳から15歳を含めたらそれは反対するでしょう。誰だって反対してきます、そんなもの。そして、その論文を読んでいくとクエスチョンがずっとあるんです。その委員の医者がそのそれぞれのクエスチョンに基づき意見を入れていくんですけれども、その集計結果が出ているんですけれども、例えば、今先ほど言いました無症状の小児のピロリ菌保菌者に除菌療法は推奨されるのかというような質問もあります。その中の問いが、胃がんの予防のために無症状の小児にピロリ菌感染診断を行い、陽性者に内視鏡検査施行せずに除菌療法を行ういわゆるテスト・アンド・トリートを行わないことを推奨すると。ややこしくないですか。この文章をもって先ほど述べたような推奨文になっているんです。そしてそのエビデンスレベルCです。そして推奨の強さ、ほかのところは強く推奨するとか弱く推奨するとかというのがありますが、ここはなしです、実際問題として。でも、これを抜き出すと先ほど言ったような言葉になっちゃうんです。これからして、誰も5歳にしようなんて思っていないですよね。15歳ですよね。確かに15歳は、上限はないとは書いてあります。しかし、原因が明らかなピロリ菌に対して、将来それがあることによって100%胃炎になるということはもうわかっております。それが胃炎や十二指腸潰瘍や胃潰瘍になるということも非常に大きな原因になると。ひいては胃がんになる可能性も大きいとわかっております。それであるならば私は、中学生に対してもこのピロリ菌検査、除菌というのはやはり前向きに、非常に前向きに検討すべきなんじゃないのかなというふうに思います。これについて少なくとも検討してもらうということを答弁をいただきたいんですが、これについて町の回答をお聞きいたします。休憩(午前11時58分)
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
先ほどの御質問でございます中学生へのピロリ菌検査実施についての御質問でございますが、実施に当たりましてはいろいろな課題等がございます。引き続き検討はさせていただきますけれども、私どもといたしましては、まずは今実施しております二十歳以上の町民の皆様への検診につきまして、この受診率の向上に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 16番 松浦波雄
先ほど紹介しました。日本小児栄養消化器肝臓学会の論文をさらに読み進めますと次のようにあります。また、ピロリ菌の除菌が胃がんリスクに有効であることは明らかであるので、家族の希望があれば、小児に対する検査や除菌、テスト・アンド・トリートの利点と欠点を十分に説明した上、主治医の責任で実施するとあります。当然ですよね。当然こうやりますよね。強制的に誰もやろうなんてしていないですよね。強く小児に対するこういうピロリ菌に関しての懸念を示している学会でさえ、結局私たちと同じような見解なんです。やはり現状としまして中学生等にピロリ菌の検査、除菌を行う自治体が増えてきました。ピロリ菌は主に小学生に入る頃までに多くの場合は気づかないうちに感染して、ずっと胃の中に住み続けます。日本では中学生の感染率は5%程度と言われています。逆に、免疫力が高まり、胃酸の分泌も大人と同程度になる中学生以降ではピロリ菌に感染することはほとんどありませんので、一度除菌治療を行えば再度感染する必要もほとんどないと言われています。ピロリ菌に感染すると全員が胃炎になると言われています。症状もなく、感染が持続して胃炎が進行します。ピロリ菌による胃炎があると胃潰瘍や十二指腸潰瘍が起こりやすくなります。胃潰瘍、十二指腸潰瘍の多くがピロリ菌感染によって起こると、そういう報告もあります。このように、もう明らかに原因がわかっているということで、町民の健康を守るためには、高い受診率を望める高校生や中学生に対してピロリ菌検査と家族の同意のもとの除菌ということ……。検査もです。この検査を含めて家族の同意のもと行って町民の健康を守ってほしいなということを要望して質問を終わります。
答弁 町長 小野信次
松浦議員から2点ということで、障がい者の自立支援についてということで大変に貴重なお話をいただいたなというふうに思っています。御質疑の中でそれに対しての町の対応はしていることは事実といいながらも、やはり我々も注意していかなければならないなというふうに思ったのが、部長からの答弁の中でもお話をさせていただきましたけれども、8050、これはやはり、我々次世代もそうですが、やはり自分たちのライフステージというか寿命が延びていくということは、後ろにどんどん行ったときに、やはり親亡き後という、障がい者に対しての対応としてこういう言葉は使っているんだけれども、その中でも松浦議員さんからおっしゃっていただいたような精神的な障がいの方々に対する対応というのは、これから特にそこに対する、今も日は当てているといいながらも、もう少し今御提言というよりも御示唆いただいたことについてはしっかりと見ていかなければいけないなというふうに思っておりますし、そのようにまた前向きに検討していきたいなというふうに思いますし、あわせて、その人たちに対する社会参加と同時に、そういう条件をつくっていくための足の確保というお話もございました。さらには社会資源マップ、その人たちにとって大事な障がい者用のマップという、こういった御提案もありましたが、そういうことも含めて、まさに今第6期総の最中でありますけれども、SDGsという言葉、私はあえて使わせていただいておりますけれども、やはり誰一人として取り残されることのない社会づくりという中では、そういった視点をこれからもしっかりと見定めながら対応してまいりたいというふうに思ってございます。さらにピロリ菌のお話でありますが、これも大変に難しい、今松浦議員から披瀝をいただいた状況の中で、なるほどなというところもたくさんございました。あわせて、こういった対応について過去にいろんな、例えばフッ素もそうだったし、それから子宮頸がんのワクチンもそうでありました。その知見がいかほどのものなのかということを鑑みながらこれからも、今特に御指摘をいただいた小児というくくりに対する知見、そういったものも含めて、部長からもお話しさせていただきましたが、今後にあって十分にそのことも研究させてもらいながら、生涯にわたる自分たちの体というこの健康保持という意味では、若年といいながらもそういった視点も大事ということも、これからもその中、その考え方を今教えていただきながらまた行政に運営に当たってまいりたいというふうに思いますので、御理解のほどお願い申し上げます。ありがとうございました。