音更町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月14日
持続可能な開発目標に対する見解と音更町の取り組みについて
2018年12月14日、音更町議会の一般質問で、久野由美議員が「持続可能な開発目標に対する見解と音更町の取り組みについて」質問し、町長 小野信次、教育長 宮原達史、企画財政部長 渡辺仁、副町長 高木収、教育部長 福地隆が答弁しました。
- 質問者
- 久野由美 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、教育長 宮原達史、企画財政部長 渡辺仁、副町長 高木収、教育部長 福地隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 15番 久野由美
通告に従い、SDGs、持続可能な開発目標に対する見解と音更町の取り組みについて質問をいたします。現在の日本社会は、少子高齢化、子供の貧困と教育問題、エネルギーや産業の振興、大規模災害など持続可能な社会づくりのために考えるべき課題がたくさん存在しています。SDGs、持続可能な開発目標とは、国際社会が2030年目指し、解決すべき課題を国連の場で明らかにした17の目標のことです。その目標の中には、貧困、飢餓、保健衛生、教育のほか、地球温暖化、生物多様性、持続可能なまちづくり、雇用と経済成長、クリーンなエネルギーなどが盛り込まれています。その中でも私たちの生活に密着している、1、貧困をなくそう、3、すべての人に健康と福祉を、4、質の高い教育をみんなに、5、ジェンダー平等を実現しよう、11、住み続けられるまちづくりが挙げられます。SDGsは、2015年9月にニューヨーク国連本部で開かれた国連持続可能な開発サミットにおいて採択されています。日本政府は、2016年5月に、関係行政機関相互の連携を図り効果的に推進するために内閣にSDGs推進本部を設置しました。本部長は内閣総理大臣、全国務大臣が部員となり、半年ごとに推進本部の会議を開催しています。その推進本部で決定したSDGs実施指針には、ビジョンとして、持続可能で強靭、そして、誰一人取り残さない経済、社会、環境の統合的向上が実現された未来への先駆者を目指すとし、日本政府は、SDGsの17の目標のうち、日本の優先課題を八つ設定しています。1、あらゆる人々の活躍の推進、2、健康・長寿の達成、3、成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション、4、持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備、5、省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会、6、生物多様性、森林、海洋等の環境の保全、7、平和と安全・安心社会の実現、8、SDGs実施推進の体制と手段であります。地方創生に向けた自治体SDGs、未来都市推進のために、国の問題から、地方自治体が独自のSDGsの取り組みを開始すべきと考えます。お伺いいたします。1、SDGs、持続可能な開発目標についての見解をお示しください。2、ジャパンSDGsアワード総理大臣賞を受賞した北海道下川町の「2030年における下川町のありたい姿」、下川版SDGsの実現のための計画、また、取り組みについての見解。3、日本ユニセフ協会と外務省が制作した「持続可能な開発目標(SDGs)」の副教材が10月から全国の中学校へ配布が始まりました。学校教育におけるSDGs副教材の使用と推進について。4、「誰一人取り残さない」の理念のもとSDGs推進方針の策定を行い、町の総合計画や各種計画、事業にSDGsを反映させるおつもりはないのかお伺いをいたします。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
SDGs、持続可能な開発目標に対する見解と本町の取り組みについての御質問にお答えいたします。初めに、SDGsについての見解でありますが、御質問にありますように、SDGsとは2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダに記載された2016年から2030年までの国際目標であります。持続可能な世界を実現するための17の目標と169のターゲットから構成され、地球上の誰一人としてこの目標から取り残されないこととされております。国の動向といたしましては、平成28年5月に内閣総理大臣を本部長として全閣僚を構成員とするSDGs推進本部が設置されたほか、12月には、持続可能で強靱、そして誰一人残されない、残さない経済、社会、環境の統合的向上が実現された未来への先駆者を目指すことをビジョンとする持続可能な開発目標、SDGs実施指針が決定されております。さらに、地方でのSDGsの推進は地方創生の実現に資するものであるとの考えから、29年6月に閣議決定されたまち・ひと・しごと創生基本方針2017の中に、地方公共団体における持続可能な開発目標SDGsの推進が盛り込まれたところであります。道の取り組みといたしましては、本年4月に知事を本部長とする北海道SDGs推進本部が設置されたほか、8月には、道内の個人や企業、団体、NPO及び行政機関など多様な主体が連携・協働する全道的なネットワークとして北海道SDGs推進ネットワークが設立されており、自治体としてのかかわりを検討するため、本町も会員として参加したところであります。SDGsは、グローバルな視点で世界中の課題を整理し、解決方法を考えて2030年を期限とした17の目標を立てたものと思いますが、これらのうち「貧困をなくそう」や「すべての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をみんなに」、「住み続けられるまちづくりを」などについては、本町も含め多くの自治体が取り組んでいる施策と合致するもので、地方自治体においても重要な課題であると認識をしております。次に、下川町の取り組みに対する見解についてでありますが、上川管内の下川町は、平成19年に施行した自治基本条例の前文に「持続可能な地域社会の実現を目指す」と位置づけているほか、国から環境モデル都市や環境未来都市に、また、26年には地域活性化モデルケースの選定を受けるなど、持続可能な地域社会の実現に向けた数々の取り組みを進めております。下川町では、SDGsのコンセプトである経済、環境、社会の三つの領域の統合的解決の観点から各種施策を推進しており、基幹産業である森林総合産業の構築、地域エネルギー自給と低炭素化、超高齢化対応社会の創造などに取り組んできた結果、人口減少の緩和や森林バイオマスエネルギーによる地域熱自給率が向上していると伺っております。また、SDGsを取り込んだ「2030における持続可能な地域社会ビジョン」の策定を進め、これを反映した総合計画やSDGs未来都市計画を策定していくとのことでありますが、従前からの基幹産業の森林を柱とする循環型経済の推進による持続可能なまちづくりに加え、SDGsを前面に打ち出した取り組みが評価され、昨年、第1回ジャパンSDGsアワードにおいて、全国の282の企業や団体の応募から、内閣総理大臣賞を受賞されています。下川町は、SDGsをまちづくりのキーワードとして、まちの課題を踏まえた上で町民の意識や方向性を共有し、持続可能なまちづくりをしようとするもので、大変特色のある取り組みだと思っております。次に、SDGs推進方針と総合計画への反映についてでありますが、国のSDGs推進本部が平成28年12月に決定した持続可能な開発目標、SDGs実施指針では、地方自治体における各種計画や戦略、方針の策定、改訂に当たってはSDGsの要素を最大限反映することを奨励するとされております。本町の第5期総合計画における各種施策は、SDGsの経済、社会、環境といった三つの側面を実質的には具備しているものと思っております。現在は、総合計画の推進とあわせて、まち・ひと・しごと創生総合戦略に取り組んでいるところですが、国においては、自治体におけるSDGsに向けた取り組みは地方創生の実現に資すると位置づけられており、平成33年度からの次期総合計画にはそうした視点での計画策定が必要であると考えております。総合計画の策定は今後具体化していくわけですが、SDGsとの整合性がとれるような計画となるよう検討してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。なお、学校教育におけるSDGs副教材の使用と推進に関する御質問につきましては、教育委員会から答弁をいたします。
答弁 教育長 宮原達史(教育長は2020年3月まで)
教育委員会からは、学校教育におけるSDGs副教材の使用と推進についての御質問にお答えいたします。SDGs副教材につきましては、外務省と日本ユニセフ協会が、中学生向けの教材として「私たちがつくる持続可能な世界~SDGsをナビにして~」を制作し、本年10月以降に日本ユニセフ協会から全国の中学校に配布されております。主に中学校3年生の社会科の公民的分野などでの活用が想定されており、SDGsの17の目標について、「不平等をなくそう」、「暴力や差別をなくそう」、「地球環境を守ろう」の三つのテーマに網羅して内容が紹介され、さらに、SDGs達成のために自分がどのように取り組むかを考えるワークシートが用意されております。この副教材につきましては既に本町の各中学校に届いており、一部の学校ではSDGsを取り入れた社会の授業を行っておりますが、SDGsが目指す2030年は今の中学生が社会に出て活躍し始めるころであり、その先に向けた視線も大切だと考えていることから、今回配布された副教材の各校における活用について働きかけてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 15番 久野由美
では、再質問をさせていただきます。SDGsの目標とは開発に向けた意欲目標のことで、これが17、ターゲットとは測定可能な行動目標でありますが、169、先ほど御答弁いただきました。そして、指標、達成度を測定するための評価尺度、これが約230とされております。御答弁いただいたSDGsについての見解につきましては、多分私も同じ資料を持ち合わせてのことだというふうに思いますので、見解の、認識の共有が、見解の共有ができたというふうに認識をいたしております。音更町も北海道SDGsの会員として参加されたというふうに御答弁いただきました。この参加された後、その取り扱いといいますか、どのように報告されて、また、どの段階までの情報共有されたのか。また、その参加された後それをもとに協議された事項があったのかどうなのか。あったのであればその点をお示しいただきたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
推進ネットワークの関係でございますけれども、SDGsにつきましては、国のほうから本部を立ち上げて方針が示されたということは、実際のところまだそこまでは、私どもも新聞記事だったわけです。そして、それから進みましてモデルが示されました。そして北海道からは下川町さん、ニセコ町さん、それから広域団体として北海道という3団体が選ばれたということです。それで、8月に北海道のほうから、北海道が150年を迎えたと。これを契機に、世界とともに歩む持続可能な地域づくりを進めていくため、積極的にSDGsを推進するという北海道の意思が示されました。そして、この取り組みを裾野を拡大していくということで、官民一体となったネットワークを設立するという趣旨のお誘いがありました。それで、私どもとしては、まず一自治体がどうできるのかとか、モデル地区でもない一自治体がどういうふうに進めていくのかというのをまず調べる必要がある、それから情報を共有する、いただく必要があるということからまずこれに入ってみようということで入ったわけです。そして、実際には、セミナーとかそういった会議というよりも、いろいろ啓発、教えてくれるというのが今の主な状況です。それで10月に1回あったんですけれども、それはちょっと事業の都合で行けなかったんです。それで、来年の2月3日にセミナーがあるという御案内をいただいています。まずはそれに行ってみて、ほかの自治体のこととか、民間企業はどう考えているかと、そういったものを学んできたいというふうに考えているところでございます。
再質問 15番 久野由美
わかりました。SDGsの17の目標についてでありますけれども、先ほども述べましたように、健康と福祉、それから質の高い教育、住み続けられるまちづくりというものは決して新しい言葉ではなく、これまでもどこの自治体でももちろん取り組んできた項目でもありますし、音更町としてもしっかりと取り組んできた内容であるというふうに思います。ですけれども、このSDGsのように2030年までの目標と位置づけられていること、また、自治体レベルの取り組み1、義務的と、取り組み2、自主的のこの位置づけが明確化すること、そして、自治体それぞれの背景を踏まえた独自性のあるまちづくりの推進が求められること、持続可能な開発の取り組みの進捗を指標を用いてはかり、調べること、こういったことがSDGsの持つ特徴であり、今後進めていくべきポイントになっていくのかなというふうに感じておりますけれども、その他の特徴ですとか、また、SDGsを取り入れたことによるメリット、こういったことは今の段階で押さえていらっしゃるのかどうなのか。もし押さえているようでしたらお示しいただきたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
本町がSDGsに取り組んでいくメリットといいますか考え方だと思います。それで、今、久野議員からも御指摘いただきました期間を設けるとか、あと役割を決めるとか、そして持続可能なまちづくりを進めるというのは、例えば2020年までは第5期総合計画の目標年次ですとか、それからまちづくり基本条例で町と町民の皆さんの役割を決めているとか、それから持続可能なまちづくりを各施策をもとに進めているとかというのは、決して今の総合計画の推進とは違わないのかなというのはあります。それで、ただ、今回SDGsを学んでいかなければならないというのは、この一自治体の取り組みが、今世界規模で行っているこういった課題解決に資することをみんなでやっているんだというのを改めて町民の皆さんと進めていくということは、一つの大きな意味があるのかなと思っているものでございます。
再質問 15番 久野由美
私もそのように思います。そのほかに、SDGsという共通のルールのもとで内外の自治体が比較したりですとか、また、対比ができること、これもSDGsの特徴というふうに言われておりますし、指標は取り組みの進捗を管理するこういったツールにもなっている、ここがまたチェックリストとしても活用できるということで、私も今後、SDGsの特徴、また、今おっしゃっていただきましたメリット等、こういったことを有効活用していく、そういった段階に入っているのではないかなというふうに私も思っております。SDGsについては、広くて深い取り組みというふうに感じると思いますけれども、やはり理解するにはちょっと難しいかなと。横文字ですし、これは簡略化されておりますけれども、とてもちょっと難しいし、今まで聞いたことないという方々もたくさんいるんではないかなというふうに思います。ですけれども、SDGsは地方から波動を起こしていくべき取り組みではないかというふうに思いますし、それができると確信をいたしました。その例が、先ほど部長のほうからもおっしゃっていただきました下川町のモデルケースといいますか取り組みになります。人口約3,400人、町の面積の9割が森林。下川町のSDGsは、「2030年下川町のありたい姿」がキーワードになっているそうであります。その策定に向けて町内外の多様な人、企業、団体などの連携、そして、やはり町民の意見を広く取り入れたとされております。これまで下川町は、先ほどの答弁の中にもありましたけれども、以前から環境モデル都市ですとか環境未来都市の選定を受けて積極的なまちづくりを進めてきた自治体でございます。しかし、その歩みが最初から順調だったわけではないということでありました。基幹産業である農林業の衰退で鉄道の廃止など、未来への不安や人口減少に歯どめをかけようとの思いがあって考え出された。そこで、森林資源を生かしたまちづくりを進め、過疎化に歯どめをかけたことが評価されたそうであります。ジャパンSDGsアワードで表彰されたことで、先ほども内容については若干御答弁いただいたところでありますけれども、下川町はロールモデルとして注目をされております。この内容について資料等で研究された経緯はあるのかどうなのか、その点をお聞かせください。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
下川町さんの基幹産業の森林を核としました循環経済というのは、このSDGs以前に、さっき、今久野議員がおっしゃいましたとおり環境モデルとか、あと地方創生でも最初からもうモデル的に、先駆的にやっているという話がありました。ですから、下川町さんの取り組みとしては我々は承知していたわけであります。ただ、我々としては、基幹産業は農業なり観光という中で、全く同じことはできるわけはないんでありますが、やはりエネルギーの循環、そういったものは、きのうの一般質問も絡むんですけれども、課題はありますが、重要なこととは思いながら受けとめているものでございます。
再質問 15番 久野由美
内容等については今までの経緯等で知っていらっしゃるということでありますけれども、若干内容も紹介をさせていただきたいと思います。例えば循環型森林経営を取り入れる森林産業では、約4,500ヘクタールの町有林のうち約3千ヘクタールの人工林について、製材や木工品製造のために毎年約50ヘクタールを伐採する一方、同規模の植林をする、苗を植えて60年後に伐採をすることで持続可能なサイクルを確立したといいます。これはSDGsの目標の15番目、「陸の豊かさを守ろう」に通じます。また、エネルギー自給については、2004年に木質バイオマスボイラーを導入しました。製材の残材などからつくる燃料用チップを活用して町営住宅などの公共施設に熱エネルギーを供給し、全公共施設の暖房の64%、町内自給率の50%を賄っているといいます。これにより年間約1,900万円の燃料コスト削減を実現したということでありました。これは林業の活性化や雇用創出、低炭素社会の進展につながり、SDGs目標の7番目、「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」、8番目、「働きがいも経済成長も」などの目標達成につながったということであります。ちょっと長く説明をさせていただきましたけれども、今のを聞きますと、先ほど部長おっしゃったように、人口規模も、また財政規模も、また基幹産業等も実は音更町とは全く違う。ですけれども、こういった取り組みを聞いていると、そんなに奇抜なアイデアですとか今まで見たことも聞いたこともないような、そんな特徴のある取り組みでは実はないんではないかなと。ほかの町でも町民の皆さんと力を合わせアイデアを出し合えば、決してそんなに特異な、そんな取り組みをされたんではないんではないかなというふうに私は思っております。なぜここが成功していったのか。それは、町民の声を広く聞く、いわゆる開かれたプロセス、これは音更町でも今までも十分に行われてきました。ですが、下川町は住民委員を中心に13回に及ぶ部会を開き、町民を巻き込んだパブリックコメントを行って具体的なありたい姿が策定されたといいます。音更町でもこのような取り組みが過去に、いろいろな計画策定のときにパブリックコメント等を行っておりますけれども、このような内容で10回以上を回数を重ね、町民の方々とつくり上げたといった、そういった例がありましたらお示しいただきたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
町民の皆さんとそういった協議を重ねて、プロセスを踏んで実現した事業とかそういったものだと思います。それで、大きく二つあると思うんです。それは計画づくりであったり、事業の実施であったりと思います。それで、計画づくりでは、例えば総合計画では審議会委員さんやいろんな町民の皆さんから意見を聞くわけですが、それは回数でいけば同じ回数はしているかもしれない。やっぱりそれはでも総花で、こうあったらいいですねという世界であって、ちょっと異なるものだと思います。また、単独の計画づくりでも同様と思います。事業の実施という意味では、例えば、ここに公園をつくろうとかいって周りの皆さん、地域の皆さん、それから保育園の皆さん来てもらって公園をつくるための御意見をもらったとか、あとは、温泉に今花時計を整備しようとしていますけれども、これも地域の皆さんの声をいただきながら進めていくもの、ありますけれども、やっぱり根本的に違うのは、そこの経済を何とかしようという視点でやっているかどうかというのが尽きると思うんですが、申しわけありませんが、この観点では私はまだ記憶がないということでございます。
再質問 15番 久野由美
確かに経済を何とかしようという本当に危機感があったんだなというふうに思っております。この丁寧なプロセスを経てつくられた下川町の七つの目標というものが示されております。中身は、ちょっと読み上げますと時間かかりますので割愛いたしますが、このタイトルを見ただけでも誰もがわかりやすく納得できる、そういった項目になっていること、それから、飾らない言葉で、誰が聞いてもわかるという、本当に町民一人一人が自分たちの力でつくり上げた、そのような目標設定になっていると私は感じました。まず町の地域の人たちがその実感と主体性を持ってありたい姿を描くこと、これが下川町のSDGsになったというふうな見解を持っているところであります。下川町は超高齢化社会の対応にも取り組みをいたしております。町の中心部から離れた一の橋集落では、1960年に2千人いた人口が2009年には95人まで減少した。高齢化率は51.6%に達したそうであります。そこで、高齢者と若者が集合住宅に暮らす集住化、集まる住まいの化、集住化を促し、地域食堂なども新設、集住化とエネルギー自給のコンパクトタウンをつくった結果、移住者がふえ、2016年には、人口はほぼ変わらず、ですけれども生産年齢世代が増加し、高齢化率は27.6%に減少したという結果が出ているそうであります。こういった一連の取り組みは、SDGsの11番目、「住み続けられるまちづくり」に当てはまります。それがまた町への起爆剤、それから機動力となって、下川町長は幸せ日本一を感じるまちづくりへ取り組みを加速させ、国際社会の潮流であるSDGsの達成にも貢献していくと語っていらっしゃるそうであります。音更町は、先ほども部長のほうからも答弁いただきまして、私も思いますが、人口規模、それから財政状況、また基幹産業も、下川町とは一緒に考えられる、そういったところにはないかとは思います。ですけれども、私は、音更町は住みやすく、本当にいい町だと感じておりますし、大好きです。ですが、そう感じていない町民も実はいらっしゃる。そのところが、そういった方々をどうするのか、また、その声をどのように聞くのか、その取り組みがSDGsの基本理念である、「誰一人取り残さない」といったところにつながっていくんだというふうに思います。誰一人取り残さない取り組みを進めていくことが住みたいまち、住み続けたい町音更につながっていくんではないかなというふうに思いますが、この点について御見解をお伺いしたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
今久野議員から下川町の一連の取り組みをおっしゃっていただきましたけれども、これはまさに地方創生のモデルなんです。地場の産業を育てて、そしてそれを発信して移住者をふやしていく。ある意味うらやましいというのは、うらやましいに尽きます。それで、本町は毎年まちづくりアンケートを行っております。そして町民の皆さんからも声を聞いております。それで、おっしゃるとおり、100%にならないんですけれども、一定程度批判的な御意見も頂戴するという中で、そういった皆さんにもやっぱり住みよい町というのを提供していかなければならないと。そんな中でいろんな施策を駆使しながらやってはおりますけれども、その取り残されないイコール、取り残されるという表現がどうかわかりませんけれども、やはり全ての皆さんに満足してもらえる、住み続けたいと思ってもらえるまちづくり、これが、今回の山川議員の一般質問でもありましたけれども、町長が新しい総合計画に求める、人口減少対策をしながら全ての町民の皆さんが住みよいと思ってもらえるまちづくりを進めていくということが、ちょっと答えになっていないかもしれませんけれども、そういった視点が大事なのかなというふうに思っているものでございます。
再質問 15番 久野由美
わかりました。ありがとうございます。次に、副教材の質問のほうは後にいたしまして、先に、答弁いただきました総合計画についての質問に移らせていただきたいと思います。総合計画、それから各種計画、事業にSDGsを反映させていくための取り組みについて質問をさせていただきたいわけでありますが、総合計画策定に当たっては、審議会、それからまちづくり懇談会、町民アンケート、パブリックコメント、また、今小野町長が実施されておりますタウンミーティング、こちらが活用されるとのことでありました。その中に、SDGsとは何ぞやというふうなことから始まっていかなければならないんではないかなと。このSDGsの理解を深めてもらえるようにSDGsの勉強会、説明会、講演会、こういったものが今後必要になってくるんではないだろうかということで、例えばまちづくり懇談会ですとか、それからパブリックコメント、タウンミーティング、いろいろのそういった計画策定のために行っていく中身にこれらを組み込んでいくおつもりはないのか、その点をお伺いしたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
今回、町長からも御答弁させていただきましたが、このSDGsを総合計画とも関連を持たせたいということでありますけれども、まずSDGs、ありたい町というのは町の将来像であると思うんです。それから、総合計画で取り組むべき方向性といいますか、そういったものはSDGsの目指す17の目標と、スケールこそは、やっぱり一自治体がすることでありますけれども、目指すべき方向性というのは変わっていないだろうという考えを持ちます。ですから、総合計画の推進を図ることがSDGsの目標達成にも資するという、繰り返しですけれども、その考えを持ちます。そんな中で、町民の皆さんにどうこれを普及するのかということですけれども、総合計画を策定していくときには、こういった、まちづくりの懇談会でもそういった、テーマをいろいろ絞りますので、その中で、SDGs一本ではどうかというのはわかりませんけれども、その中でこういったグローバルな取り組みもあるというような、そういったまちづくりのこれからの方向性といったものも十分タイトルになるとは思っております。
再質問 15番 久野由美
わかりました。本当にこれ一本でやるとなかなか大変ですので、ポイントとしてそういったことも、やはり初めて聞くわといった方々にも一体SDGsとは何なのかといったところを理解してもらえるような、そういった取り組みをぜひ組み入れていっていただきたいと思います。また、職員向け、それから企業向けの取り組みとして、SDGsカードゲーム、これを活用し勉強会、研修会をしている自治体ですとか企業がございますけれども、こういったSDGsカードゲームを使っての研修会、企業向けの御案内等は、御検討されてはいかがと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
今のところそういった考えは持っておりませんので、今後取り組んでいく、SDGsも含めて総合計画の策定を進めていく中で、一つとして検討させていただきたいと思います。
再質問 15番 久野由美
では、SDGsカードゲームについて若干説明をさせていただきますと、17の目標を達成するために現在から2030年までの道のりを体験するというゲームだそうであります。SDGsの目標一つ一つ細かく勉強するといった、そういった内容ではなく、なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか、それがあることによってどんな変化や可能性があるのかを体験的に理解するためのゲームで、SDGsという言葉を聞いたことがない人や、また余り興味、関心のない人でも、ゲームという取っつきやすさとおもしろさで知らず知らずのうちに楽しみながら理解するということで、企業で取り入れているところが多いそうであります。こういったグッズを使って理解を深めるという方法も一つにございますので、ぜひ検討していただきたいと思います。次に、このSDGs、今カードゲームの御紹介もさせていただきましたけれども、各自治体、それから企業でいろいろな取り組みを行っております。幾つか例を挙げさせていただきますけれども、「私が見た持続可能な開発目標(SDGs)学生フォトコンテスト」が開催されていました。これは国連と大学とが連携して、持続可能な開発目標について考え、写真で表現し、多くの人たちと共有することを目指して実施され、40を超える日本の大学を含め広く学生に参加を呼びかけたという、こういった事業があったそうであります。また、企業では、今回のジャパンSDGsアワードの中にも名前連なっておりましたけれども、吉本興業株式会社、こちらのほうも「2030年を笑顔であふれる世界に」と題して取り組みを既に開始していますということで、また、東京は東京で、2020年のオリンピック、パラリンピックにSDGsにのっとった大会運営を目指すと明記されております。さらに静岡市、ここがすごいのは、TGCと言ってもぴんとこないかもしれないんですが、東京ガールズコレクションと言ってわかる方もいらっしゃるかと思います。静岡市がこのTGCとタッグを組み、地方創生プロジェクトとSDGsの推進をかけ合わせたTGC静岡2019を来年開催するとの、そういった取り組みも多々出ているそうであります。このSDGs、そんなに取っつきにくいものでもなく、また、見方、やり方を変えれば一企業、また一学校等でも十分に取り組んでいけるのではないかなというふうに思っております。企業を巻き込んだ取り組みも独自性のあるまちづくりにやはり結びついていくんではないかなというふうに思いますが、今後、今のところまだ見解等はお持ちではないかもしれませんけれども、ぜひこういった取り組みも企業さんを交えながらやっていけば、もっと音更町のすばらしいところ、また、未来像が見えてくるんではないかなというふうに思いますが、その点について御見解をお示しください。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
SDGsの考え方でございますけれども、今久野議員のほうからいろいろお話しいただきましたように総合計画に取り入れるという視点も非常に重要だなというふうに思います。SDGsというのは、いわゆる世界指標といいますか、世界を見据えたものであると。総合計画は確かに音更町の計画なんですけれども、今度第6期に向かうわけですけれども、やっぱり音更町の計画とはいっても、音更町の今立ち位置がどこにあるんだろうと。世の中の、そして世界の今の状況はどうなんだろうと。あるいはこれからどういう方向に行くんだろうと。それは、政治情勢とかそういうこともありますけれども、やはり環境問題とかそういったことに本町も非常に大きく左右されるというか影響されるわけでございます。ですから、その世界指標ということをよく認識をする。そこにもうちょっと顔を上げて目を向けた中で、そして振り返って我が町はということで、私たちの町の資源といいますか、どういったことが私たちの町には資源としてあるんだと。特色があるんだと。そういったことをもう一回見詰め直して、それを組み立てていくことがまた新しい今度総合計画をつくっていくということで非常に意味があるんだろうと思います。下川町の事例も御紹介いただきまして、北海道の町村ですから非常に身近な存在だと思います。ここのすぐれたところは、このSDGsという考え方を町民の人たちと共有することによって、今私が申し上げたような、我が町をどうしたらいいんだろうということの認識が、いろいろな考え方はあると思いますけれども、最大公約数を全て採用するんではなくて、そこにやはり話し合いを丁寧に重ねていくことによってなるべく共通の理解を持たせながら、それがまちづくりへの関心を高めていくと。そして最終的には町の持続可能な発展につなげていくという、そういうところに結びついているんだろうなと思います。総合計画は、今第5期がもう少しで終わりますけれども、基本的に10年でやっていますけれども、一つの計画が終われば終わりではなくて、それはまた次の始まりであり、総合計画はずっと将来に向けて音更町が持続していくために、年数をたまたま切っているだけでございますので、これは音更町が2030年、あるいはそれ以降も存続するわけですから、そのときにどういう姿が描けるのかということを考える上でもこのSDGsの考え方というのは非常に先駆的な考え方だと思います。今内閣府というか国もこれを取り入れて、地方創生の中にも取り入れています。おっしゃられたように、企業についても、もう取り組んでいらっしゃる会社というか企業さんもあります。本町もいろいろな、自動車関連ですとかいろんな工業団地に立地している企業とかで大手の企業さんもいますので、そういったことにいち早く取り組んでいらっしゃる企業さんもあると思いますので、そういったせっかく工業団地に立地していただいている企業さんもたくさんいますので、そういった会社の方ともこういったことについての話し合う機会を設けて、企業は企業としてのまた考えがおありでしょうから、それの中で私たち自治体がどういうふうに生かせるのかということも参考にさせていただきながら、これは行政だけではなくて町全体のまちづくりでございますから、そういった視点も今後活用させていただきたいと思います。
再質問 15番 久野由美
次期総合計画にはそうした視点での計画策定が必要であると考えております。総合計画の策定は今後具現化していくわけですが、SDGsとの整合性がとれるような計画となるよう検討してまいりますというふうに前向きな御答弁をいただきました。今副町長がお答えしていただきましたけれども、やはり私も、SDGsという言葉を町民はみんな知らない、聞いたことがないというわけではなく、音更町の町民ならみんな知っているよといった、そういった取り組みになっていってほしいなという願いがあります。だからこそ誰一人取り残さない音更町になっていくんではないかなというふうに思っておりますので、しっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。次に、SDGsの副教材の活用について再質問させていただきます。副教材、昨日いただきました。ありがとうございます。副教材は主に中学校3年生の社会科、公民的分野での活用を想定されてつくられているということでありますが、10月9日、東京都板橋区立赤塚第二中学校では公開授業が行われておりました。副教材は、貧困撲滅や気候変動への対応などSDGsで掲げる17項目の目標を図表や写真を用いて解説しております。持続可能な世界にしていくためにこれから何が必要かという議論へ展開していく。まずは何を優先すべきかの順位をつけていく。そしてその理由を3班から4班ぐらいに分かれて互いの意見を発表し合い、友人の考えを聞き、自分の意見を新しくしていこうと先生が呼びかけ、最終的には、今できることは何か、あるいは将来取り組みたいことは何かなどの視点からレポートにまとめ、これをもとに一人一人がSDGsの達成を目指す行動宣言を作成するというものだったそうであります。先ほど御答弁いただいた中には、もう既に本町の各中学校に届いており、一部の学校ではSDGsを取り入れた社会の授業を行っておりますと御答弁いただいたわけですけれども、本町もここの公開授業がされた中学校と同じような内容で行われていたのか、その中身がわかればお示しをいただきたいと思います。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
本町で既に使っている、この副教材を使って授業した学校の授業の内容というか中身の進め方ということでございますけれども、大変申しわけございませんが、その中身、どのような形でというところまではちょっと把握をしておりません。申しわけございません。
再質問 15番 久野由美
わかりました。まずは全ての教員のやはり理解を深めていく必要性があるんではないかなというふうに思うんですが、実際には10月に配られて、既に授業を行われたという本当に前向きな取り組みをしていただいていると思いますけれども、やはり今後進めていく中では教員の方の理解を深める必要性が私はあるんではないかなというふうに思うんですけれども、その点はどのようにお考えになっていますでしょうか。また、ユニセフ、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのホームページ上だったと思うんですけれども、PR動画とか見ることもできます。その中のことを見ると今回のこの副教材の中身がまた一層わかりやすくなるようであります。ここら辺のところは、まだそこまでやったモデル校がありませんので若干わかりませんけれども、そういったことを映像とまた一緒に取り入れてやっていくというふうな方法もあるんではないかなというふうに思いますけれども、こういったことを例えば周知していくということもあわせて今後どのように深めていくおつもりなのか、その点をお聞かせ願いたいと思います。休憩(午後 2時01分)
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
SDGsを推進に当たっての教員向けの資料などということでございますけれども、少しまず、話飛びますけれども、このSDGsにつきましては、中学校の新学習指導要領におきましても「国際連合における持続可能な開発のための取り組みについて」ということが記載をされまして、また、小中学校の教育課程の基本的な考え方におきましても、子供たちが持続可能な社会のつくり手となることが期待される旨示されたところでありまして、新しい学習指導要領の中でもあらゆる環境下の中で散りばめられているという形で押さえられているものでございます。先ほど話のありました教員向けの資料の関係でございますけれども、パソコンで、ネットでとれる資料があるということでございますけれども、学校のパソコンにつきましてはいろいろセキュリティの問題があって、とれるかどうか心配だなというところがありますので、その辺は、もしとれなければ別な形でとるような形で活用については考えていきたいというふうに思っております。それから、実はこのSDGsにつきましては既に、平成28年度なんですけれども、「持続可能な開発目標を伝える先生のためのガイド」というものがユニセフから示されておりまして、これの改訂版というのが今作成中ということでなっておりまして、これらが新しいものができましたら、またそういったものも活用していきたいというふうに考えております。それと、先ほど議員さんのほうから話がありました、やはりこれを進めるためには教員がよく内容を理解をして授業を展開することが必要であるということなんですけれども、そのための資料というのが7月に道教委経由で文部科学省のほうから、「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」、これも改訂版というものですけれども、既に届いておりまして、学校のほうにも伝えているところであります。この手引の中でも触れられているんですけれども、このESDを各教科において具体的にどのように実践すればいいのか、その準備や進め方のイメージを示すことが必要であるということでもってこの手引がつくられたということでございまして、この手引につきましては、学校現場でESDを浸透させることを目標に研修や企画、実施、研修を企画、実施する担当の指導主事、音更でいけば道教委ですとか教育局にいる先生になりますけれども、指導主事ですとか、あと学校の中で実際に取り組みを進める校長先生、教頭先生方向けということになっておりまして、まずは管理職が中身を理解することが大事であろうということの中で、これを十分理解した上で、今度はそこから一般教員におろしていくということで考えられているところであります。資料等の活用につきましては以上に考えております。
再質問 15番 久野由美
ありがとうございます。よくわかりました。今答弁の中にもありました小学校のSDGsの取り組みについての、新しい指導要綱にも組み込まれているということで答弁いただいたわけですけれども、愛媛県新居浜市教育委員会が小冊子で「新居浜版SDGs」を作成して、「自分たちの身近な問題として捉え、今何ができるかを考えてほしい」ということをテーマにしながら、全小学校の5、6年生に配布したそうであります。このように、もう既に小学校向けの資料等を独自に作成して取り組んでいる自治体もあります。未来を担う子供たちにSDGsを根づかせるために必要かというふうに思いますが、今後、小学生向けということで道のほうからはどのような方針として出てくるかはわかりませんけれども、音更町の教育委員会としてはどのようにお考えになっているのか、見解をお伺いしたいと思います。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
音更町独自でのそういった資料の作成ということでございますけれども、今、皆さん御承知のとおり国のほうで新しい学習指導要領というものがちょうど、小学校については32年度から、中学校については33年度から全面実施ということで、今移行期間に入っているということで、各学校の先生方もこの新しい指導要領の実践に向けて、指導方法、それから評価も含めて、保護者から信頼を得られるような評価の仕方というのも含めていろいろと試行錯誤しながら、苦労しながら勉強中でありまして、そういったものにどれだけ中に入り込めるかというところもあるんですけれども、なかなか町単位でつくっていくというのも難しい面があるのかなと思いますので、先ほど申し上げましたようなESDの関係もございますけれども、道教委のほうで指導主事を中心に指導方法というものも新たに示されてくると思いますので、そういったものを参考にしながら今後考えていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 15番 久野由美
了解をいたしました。SDGsには子供に対する暴力の撲滅といった項目が入っております。しつけの名のもとに暴力を振るわれた子供が、正当な理由があれば暴力を使ってもいいと考え、育っていくことで暴力の連鎖が生まれてしまう、虐待を受けることで脳の前頭葉が萎縮するなどの医学的影響が出ることも近年の研究でわかってきたといいます。副教材の中にも暴力や差別をなくそうという項目があります。子供の人権を守るためにも親、家族、家庭を巻き込んだ取り組み、こういったことが今後教育委員会を通じてできないのかどうなのか、その点をお伺いしたいと思います。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
ただいまの質問でございますけれども、学校におきましては社会に開かれた教育課程の実現ということが今求められておりまして、新学習指導要領の理念を踏まえましてカリキュラムマネジメントといったものの確立も求められている状況でございます。こういった中で、新しい教科の内容とかそういったものにつきましてまず管理職がしっかり学びまして、それをカリキュラムマネジメントに反映をさせまして、現場の教員ですとか保護者にも見える化をしながら説明するということが必要になりますので、そういったような場面ができれば、そういった中でも家庭も含めた中で知らせていくという形がとれればというふうに考えております。以上です。
再質問 15番 久野由美
わかりました。最後にいたします。SDGs目標12、これは一言で言いますと「つくる責任つかう責任」と表現されています。上智大学田中教授は、「賢い消費者を育成することも大切です。地球市民教育、持続可能な開発のための教育、消費者教育の推進が必要」とも言われています。私たちも未来を担う子供たちと一緒に音更町の未来を考え、信じ進んでいくべきと考えます。この点について最後町長のほうから御意見あれば聞かせていただいて私の質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 小野信次
このSDGs、今久野議員からお話しされましたように、これはグローバルな視点でというけれども、世界全体が今、経済というのも、これも自国主義であったり、それから自由経済であったりということで、経済すらも、今久野議員から指摘のあるように、全体を見たときに、今人間社会として将来に向けて本当に持続可能な世の中をどうつくっていくかという意味でのSDGs、まさにその真っただ中だというふうに思いますし、国も先に捉えながらそれをやってきたというのが経過でございます。あわせて、先ほど、じゃこの言葉をどうやって伝えていくのかと。これは行政という中で、特に町としてこのSDGsという言葉の大切さそのものをどう普及させていくかというその説明の機会をどうするのかというのは、今教育委員会のほうからもお話がありましたように、我々も住民を巻き込んだ中で、一つに、私たちがまちづくりにどういう方向を進めていくかという目標に対しては、先ほど副町長からもお話しありましたけれども、このテーマ、そしてSDGsということを一つの住民と共有できるような、そういったことをやはり、久野議員からも提言がありましたけれども、広く開かれたプロセス、そういったものをしっかりと大事にしながら、その中で、今事前に進めております、もちろん町懇はそうでありますけれども、タウンミーティングも含めながら、きのう、おとついの一般質問にもありましたが、小さなお子さんまで巻き込んでどういうふうに進めていくのか、町の計画づくりをもっと丁寧にやるべきでないかという御指摘もあったように、そういったこともしっかりと置きながらやっていきたいと思いますし、また、あわせて下川町のお話、これは私たちも随分、議会の皆さん方もそうでありますし、首長の皆さん方もこの下川町の今までやってこられたというのは随分関心を持っているわけです。なぜかというと、例えばエネルギーの地産地消、今例えば木質バイオの話が出ましたけれども、従前は我が町も、それから隣の芽室町さんもそうでしたが、木質ペレットに対していろんな意味で先駆的な取り組みをしたんです。でも、これ地産地消になり得るはずだった。ところが、今久野議員からお話があったように、我々のところも少ないながらも町有林もあるし民有林もある。森林だけを捉えても、そういったことをどうやってその展開として、リサイクルも含めてそういった事業が組めるのかということの視点を、やはりそこで全体からの考え方、話し方のプロセス、そういったものを大事にしてきた中できっと積み上がってきて今に至っているんだなとつくづく、私も随分前から関心持っていましたし、それから集住型、これも、エネルギーをつくったら、そのエネルギーを自家消費するためにどういう環境が必要なのかという意味での集住型、そして、ましてそこには、うちの町も随分古くからやっていますけれども、大谷短大生と、それから高齢者の方々が一緒に住んでいるというようないろんなアイデアを出しながら、このエネルギーの自家消費をどうするのかということも含めて、そのことによって自分のところで得たエネルギー、そして、それを生産したお金はそこのところで全て使えるわけです。これがエネルギーをほかから買ったらほかにお金払うわけですけれども、下川町は自分のところで生産して自分のところでそのエネルギーも使うから、自家消費という意味では、さっきお話ししてくれたようにそのぐらいのやっぱり利益を得ている。だからこそそこに雇用も起きるし、そして定住も起きる、そして子供もふえていくというそういった、確かに時間はかかっていたのかもしれないけれども、まさに私たちに一つのモデルとして示してくれた町であるなということは改めて考えております。あわせて、SDGsの中で僕はいつも思うんですけれども、大きく分けたら、久野議員もおっしゃっていましたけれども、やっぱり人権だと思います。そして災害。これグローバルというけれども、今の地球上の災害は何も日本だけじゃなくて、世界中に今までのまさかということが当たり前のように起きている気象変動、そして、さっきちょっと言いましたけれども、これから人間がそれぞれが認め合って生きていくという中での経済、こういったものを含めて、我々がこれからのまちづくりの中で避けて通れない、そしてまた今立ち迫っている課題だというふうに受けとめながら、副町長からも御答弁させていただきましたけれども、これをしっかりと次の計画に向けて、最初の答弁でも申し上げましたように、しっかりと、今久野議員からも教えていただいたようなことも含めて、落とすことのないようにひとつ取り組んでまいりたいというふうに思いますし、また、町民に対しては、先ほどもお話しさせていただきましたように、そのプロセス、過程が大事だということも受けとめさせていただきながら対処してまいりたいというふうに思っておりますので、どうぞ御理解のほどお願いをいたして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。