音更町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月18日
(1)乳がん健診の推進と新たな取り組みについて/(2)骨髄移植ドナーに対する支援について
2017年12月18日、音更町議会の一般質問で、久野由美議員が「乳がん健診の推進と新たな取り組みについて」「骨髄移植ドナーに対する支援について」について質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 古田康弘が答弁しました。
- 質問者
- 久野由美 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、保健福祉部長 古田康弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 15番 久野由美
通告に従い、2問について一般質問を行います。1問目、乳がん健診の推進と新たな取り組みについて。1981年以降、日本人の死因で一番多いのが、がんであります。今や国民の2人に1人が一生のうちに何らかのがんになる時代と言えます。女性特有のがんである乳がんについても、日本人女性の11人に1人が乳がんにかかると言われています。厚生労働省の調査によると、乳がんで亡くなる女性は、2016年では約1万4千人とされています。乳がんの早期発見に有効なマンモグラフィーの全国配備が推進され、乳がん、子宮頸がん検診無料クーポンの配付や検診のさらなる受診の呼びかけを行うコール・リコールの導入など、さまざまな手法で、長年20%台に低迷していた乳がん・子宮頸がん検診受診率を2014年には44.9%まで上昇させました。音更町におきましても、がん検診受診率を向上させるため、町独自による無料検診の実施やコール・リコール、集団検診日を土日または夕刻の時間帯に実施するなどのほか、個別検診の推進の取り組みなど実施しており、この点については十分に評価するものであります。10月は、乳がん撲滅への早期発見、早期治療を啓発するピンクリボン月間でした。このピンクリボン月間に音更町が取り組んだ啓発活動はどのように行ったのかをお伺いいたします。また、音更町の健康増進計画の中で、乳がん検診、子宮頸がん検診の受診率の目標値を平成35年度に50%を設定しており、中間年に当たる30年度には計画の進捗状況を検証することとなっています。平成30年度、目標値の見直しは必要となるのでしょうか、お伺いをいたします。さらに、乳がんは、早期発見をすることで約90%の方が治ると言われています。検診率を向上させるための新たな取り組み計画をお伺いいたします。2問目、骨髄移植ドナーに対する支援について。白血病などの患者を救う目的で設立された公益財団法人日本骨髄バンクが、きょう、12月18日で1991年の発足から26年を迎えました。同バンクを通じた骨髄移植は、2016年11月末時点で2万156件。骨髄バンク事業において、2016年3月末でドナー登録者数は45万人を超え、患者とのHLA、ヒト白血球抗原の適合率は9割を超えています。その一方で、移植に至るのは6割未満にとどまっています。これは、ドナーの健康上の問題のほか、骨髄提供に伴う通院や入院などのための休暇を認めるかどうか、ドナーを雇用している事業主ごとに対応が異なっていることが要因とされています。ドナーが検査や入院のために仕事を休業した場合などの補償は行われていません。ドナーに対し、負担を軽減するための町独自の支援制度を設けるべきと考えます。見解をお伺いいたします。
答弁 町長 小野信次
1点目の乳がん検診の推進と新たな取り組みについての御質問にお答えいたします。我が国では、乳がんに罹患する女性が年々ふえており、国立がん研究センターによるがん統計では、年間約9万人が罹患すると推計されております。また、女性の死亡原因を人口動態統計で見ますと、乳がんで亡くなる方が40歳前後を境にふえ始め、30歳から64歳では死亡原因の第1位となっていることからも、乳がん検診を多くの方に受診していただき、早期の発見、診断、治療へつなげることが重要であります。このようなことから、本町では、乳がん検診対象者に集団健診の日程及び啓発チラシを年3回送付しておりますが、乳がんの早期発見、診断、治療の大切さを伝える活動の強化月間である10月には、特別な取り組みを実施していない状況であります。次年度以降は、検診対象者以外への啓発を行うなど、ピンクリボン月間に合わせた活動を検討してまいります。平成26年度に策定した音更町健康増進計画「健康おとふけ21」では、乳がん検診受診率の目標数値を計画最終年の35年度に50%と設定しております。乳がん検診の年度別の受診率を申し上げますと、24年度は31.5%、25年度は46.8%、26年度は50.0%、27年度は22.4%、28年度は21.7%となっております。受診率に大きな変動がありますが、これは、受診率の算定方法の変更が要因となっております。また、30年度からは、国民健康保険の被保険者のみを対象とした受診率算定に変更するという情報もあるため、計画の中間見直しに当たっては、受診率など、目標値の見直しも含めて検討してまいります。本町の乳がん検診の受診率の向上対策といたしましては、集団健診の回数をふやし、土曜日、日曜日の実施に加え、平成28年度からは、乳がん検診を含めた全てのがん検診を受診できる女性限定の日を設定したほか、乳がん検診の無料対象者については、46歳から58歳の偶数年齢を40歳から58歳の偶数年齢に拡大して実施しております。また、40歳以上が対象の乳がん検診で行うマンモグラフィー検査は、乳腺と乳がんの判別が難しく、ダブルチェックを行っておりますが、特に乳腺が多い若い世代では、擬陽性、偽陰性となる可能性が高い状況にあります。このようなことから、本年度からは、若年層の乳がんの早期発見を目的として、国が定めている検査対象や検査項目を拡大して、30歳以上を対象に、乳腺と乳がんの判別が可能なペット検査を行う乳がんドックの助成を開始いたしました。新年度に向けては、早期発見・治療につなげるための自己診断用の浴室用チェックシートや、乳がん自己検診補助グローブの配付について、既に実施している自治体の事例を参考に検討しているところですが、引き続き検診の重要性を広報紙、ホームページ、出前講座などを通じてさらに啓発を進め、町民に対して健康づくりの大切さについて情報発信してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の骨髄移植ドナーに対する支援の創設についての御質問にお答えいたします。骨髄バンク制度は、正常な造血能力を持つ方の骨髄を善意のボランティアとして提供いただき、白血病など治療の困難な血液疾患の方へ移植し治療を行うもので、ドナーとなるための骨髄バンクへの登録については、北海道赤十字血液センターが窓口となっております。骨髄移植のドナー登録を行ってから骨髄を提供するまでの流れにつきましては、移植が必要な患者と骨髄の型が適合した場合にドナー候補となり、次に、ドナーの骨髄を採取する病院において、コーディネーターによる面談や健康状態などを把握する確認検査を行います。さらに、提供を行う直前には詳細な健康診断や骨髄採取後の貧血を軽減するための輸血に必要な措置を行った後、骨髄を採取することとなります。ドナーとなった場合の費用負担に関しては、医療費は患者側の負担となり、入院や検査など8回前後の通院に伴う交通費については、公益財団法人日本骨髄バンクから実費が支給されておりますが、ドナーに対する休業等の損失補填に関しては、現行では制度化されておりません。このような状況で、ドナー候補者の方が、職場や経済的な事情などにより提供を断念する事例が見られることから、ドナーの増加と骨髄移植の推進を図るため、独自の取り組みとしてドナーに対する支援制度を設けている自治体があるものと思っております。本町といたしましては、ドナー登録後の骨髄の提供や移植については、全国的にも一律の仕組みであり、統一された支援制度が望ましいと考えてはおりますが、独自のドナー支援制度を実施している自治体の取り組み状況や近隣自治体の動向について調査、研究してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 15番 久野由美
では1問目、乳がん検診の推進と新たな取り組みについて再質問をさせていただきます。ピンクリボン月間の主なイベントといえば、2003年から朝日新聞社を初め各企業が協賛して行われているピンクリボンフェスティバルが挙げられるかと思います。ピンクリボンフェスティバルは、シンポジウムやイベント、それからピンクライトアップなどのキャンペーンなど、さまざまな取り組みが実施されております。企業だけではなく、市区町村においても、ポケットティッシュと乳がん検診リーフレットの配布ですとか街頭キャンペーン、それから健康祭りなどを開催し、そこでのパネル展、それから健康フェスティバルの開催などピンクリボンキャンペーンが実施されております。本町、今御答弁いただいた中では、次年度以降、ピンクリボン月間に合わせた活動を検討してまいりますというふうに御答弁をいただいたわけですけれども、この具体的な活動、キャンペーンなのか、シンポジウムやイベントなのか、いつの時点で明らかにされるのでしょうか。検診対象者以外の啓発を行うというふうな御答弁でございましたので、先ほど言った行事的なもので1日だけの開催となるのか、10月1カ月間を有効に使った健康祭り、イベント等になっていくのか、そのような内容によってもやはり検討する課題が随分と違ってくるのではないかというふうに思いますけれども、今の時点ではどのような見通しをされているのか、御答弁があればお願いをいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
お答えをいたします。次年度以降の取り組みでございますけれども、まだこれといってお答えできるようなものはございませんが、ただ、事務方段階では、10月に、あるいは10月前後に行われる各種イベント、健康祭りとかそういうイベントではなくて、いろいろな観光イベントもございましょうし、いろんなイベントがあるかと思いますけれども、そういうイベントのときにチラシですとか啓発用の資料をお配りする、そういうことを現時点では考えているところでございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
今御答弁で受診率の推移をいただきました。これは24年度で31.5%、25年、46.8%、26年度で50%、27年、22.4%、28年度は21.7%と、その受診率に大きな変動があるのは、受診率の算定方法の変更が要因というふうに御答弁いただいたわけでありますけれども、当初、平成35年に音更町として当初の目標値を設定した状況、50%と設定したその当時の状況といたしましての考え方はいかがだったのでしょうか。受診率の算定方法が変更になったというその要因として、30年度からは国民健康保険の被保険者のみを対象とした受診率算定に変更するという情報もあるというふうに御答弁をいただいたわけでありますけれども、当初その目標値を設定をした考え方、これは一体何を基準として、要するに分母は一体何だったのか、その点をお示しいただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
「健康おとふけ21」の中で受診率の目標値を50%というふうに定めたわけでございますが、当時のその受診率の算定の分母といたしましては、40歳以上の対象人口に、北海道から示された係数、0.459を乗じて分母を出すという受診率の考え方でございました。それが、平成27年、28年、現時点ですけれども、分母の考え方が変わりまして、40歳から69歳までの対象人口ということになったということから受診率が20%台まで低下したということでございます。今後のこの考え方が継続されるのかどうか、現時点では詳細にわかっておりませんけれども、平成30年度がこの計画、「健康おとふけ21」の中間見直し年でございますので、そういう環境変化と申しますか、そういう変化も含めまして目標の受診率について精査してまいりたいというふうに考えております。以上です。
再質問 15番 久野由美
今後の受診率算定の変更があったとしても、町としての考え方としては、今現在行われているのが、40歳から58歳までの偶数年齢に拡大して、無料の乳がん検診の対象者を絞っての検診が行われているということでありますから、この40歳から58歳、60歳までの方々の約半分、つまりこの50%の方々に検診をしていただきたい、50%以上の方、半数の方以上に検診していただきたいという町の考え方に変更はないのかなというふうに思うんですが、この点確認をさせていただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
乳がん検診に限らず、がん検診については50%というのが一つの目標値でございます。言いわけではございませんけれども、被用者保険に加入されている人の職場の検診を受けられる制度を利用されて受診をするという数値が町として把握する手段がございませんので、そこら辺を加味した中での50%というのが目指すべきものであろうかと思いますが、そういう部分のデータというのが技術的に持ち合わせることができません。ただ、対象年齢である40歳から69歳までを含めての対象人口の約、約と申しますか、半分の方は受診していただきたいという考え方は変わっていないところでございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
わかりました。乳がんは自分で発見できる数少ないがんと言われております。早期発見のため月1回のセルフチェックの習慣づけの推進も必要と考えます。乳がんの早期発見につながる触診、自己検診をリアルに体験できるしこりつきの乳がん触診モデルというのがございますけれども、音更町には何台、何基と言うのでしょうか、何台と言うのでしょうか、幾つ置いてありますか。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
申しわけございません。現在保健センターにその触診モデルというものは5台備えております。5台です。
再質問 15番 久野由美
この乳がん検診の受診率を向上させるための新たな取り組みについてでありますけれども、近年では、御答弁の中にもありました、50代後半、60代前半に乳がんを発症する方がふえていらっしゃる。また、若い年代の乳がんにかかる率も年々上昇しております。20代でかかる方は少ないとはいえ、若いときからやはり関心を持っていただけることが一番大切ではないだろうかと思います。そこで、若い方にも参加していただけるような啓発イベントの実施が必要ではないでしょうか。先ほど、10月、ピンクリボン月間で今後啓発活動をというふうに御答弁いただいたわけでありますけれども、このピンクリボン月間だけでなく、例えば企業を巻き込む、それから学校を巻き込む、子育てサークルなどのグループを巻き込む、若い世代への乳がん教育の実施が必要ではないでしょうか。教育というとどうしても学校教育というふうに行きがちではありますけれども、この乳がん教育に関しては、学校教育にとどまることなく、若いお母様方も実際にはなかなか触れることができないことかと思います。この乳がん触診モデル、5台あるということでありますので、こちらのほうをやはり活用していただいて若い世代に乳がん教育を実施すべきではないかというふうに思いますが、見解をお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
早期発見というのが大事なことだということでございまして、特に若い世代にと。啓発活動ということでございますので、企業、それから子育て世代、若い世代を対象といたしまして、役場としては出前講座を行っておりますので、そういうものを活用していただけるようなPRを進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。
再質問 15番 久野由美
乳がんのセルフチェックに有効とされているのが乳がん触診用の手袋ということで、御答弁の中にも出てきました。実物はもう既にごらんになっていらっしゃいますか。初めてごらんになります? では、あけます。この乳がん触診用の手袋はこういったものであります。普通素手でさわるよりも、特殊なフィルムで、わかりやすく感じるんだそうです。やってみましたけれども、しこりがないので私はわかりませんでした。こういったものも使って、先ほど言ったしこりつきの乳がん触診モデル、これとこの手袋と、グローブとをセットにして皆さんに関心を持っていただく、そういった方法が必要ではないかなと思います。もしお持ちでないんだったら、まだほかにもありますので、後で差し上げます。埼玉県朝霞市では、健康イベントでこのグローブを配付しているそうであります。それから、寝屋川市では30歳の女性全員に送付したそうであります。音更町でも乳がん検診の集団検診時、個別検診ですとなかなかそういった音更町独自の対応ができませんので、音更町で行っている乳がん検診の集団検診時に、受診された方に、2年に1回の受診となりますので、その間に一度使っていただくためのツールとして配付するですとか、それから、若い世代の方に乳がん検診について正しい知識を理解していただくために、乳がん触診モデルと先ほど言ったそのセットで利用していただくですとか、いろいろな使用ができるのではないかと思っております。乳がん検診を受診してもらうための一つのツールとして乳がん自己検診触診用グローブ、これを導入して活用すべきと考えておりますが、その点、御答弁の中でも今調査・研究中というふうな御答弁でございました。ぜひ導入すべきと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
今私、初めてそのグローブというものを拝見させていただきました。価格が幾らするのかということで、今500円程度ではないかということを担当から聞いたところでございます。御提言の集団検診のときに配付するでありますとか触診モデルで使っていただくとかということでございます。その点につきましては、お金、財政というか費用的なものもありますので、配付するかどうかの部分についてはさらに検討させていただきたいと思いますが、触診モデルを使って体験していただくという部分では数枚あればいいのかなというふうに思いますので、そういうときにはこういうものがありますということで体験しながら啓発、早期受診に興味を持っていただきたいというふうに思っておりますので、その点についてはまだ検討とさせていただきたいというところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
再質問 15番 久野由美
同じく他の自治体を調査して検討するというふうにおっしゃっておりました浴室用チェックシートでございますけれども、このほかにも、乳がん検診について啓発する情報を載せたドアノブにかけるタイプのドアノブプレートを活用している自治体もあります。洗面所などのドアノブにかけるものとなっておりますけれども、表面には自己検診の推進ですとか、裏面には乳がんになりやすい要因などを記載しているそうであります。しまい込むと当然目にしなくなってしまうものでありますので、常日ごろ目にするドアノブプレートにして、注意を喚起しやすいというふうに好評を得ていると伺っております。こういったドアノブプレートもそのツールの一つで活用できると考えます。先ほど答弁いただいた浴室用チェックシート、それから乳がん自己検診補助グローブの配付、それとあわせてドアノブプレート、これも活用するという方向で検討課題に乗せていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
その啓発用のドアノブにかけるプレートということでございます。確かに浴室でありますとか居室内にそういうものがあれば目につくということで、知らず知らずのうちにそういう意識が高まるのかなというふうに思います。ただ、この今申し上げましたドアノブ用のプレート、それから浴室用のシート、それからグローブというものにつきましては、一遍に全部できることはちょっと難しいと思いますので、ある程度費用等の状況も見まして、できるところから取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。
再質問 15番 久野由美
音更町といたしまして、ことしから乳がんドックの助成を開始しているということでありますけれども、通常実施されている乳がん検診には視触診、それからマンモグラフィー、それから超音波、エコー検査があります。マンモグラフィーでは、乳腺濃度が密な40歳代ではがんがわかりにくいと言われております。また、二、三ミリのしこりも実はマンモグラフィーでは写らないとも言われており、エコー検査による乳がん検診の有効性を検証する比較試験が今は、現在は進行中ということでありますけれども、今後、乳がんドックは助成をしていただいても、やはりちょっと高額であります。一般の乳がん検診時に行うエコー検査にも、これは実費となっておりますけれども、町独自の補助、実施するお考えはないのか、この点をお伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
超音波、エコー検査の助成でございますけれども、このエコー検査は国のほうでは推奨している検査ではないということで、受診率にカウントできないという部分もあるのかなと思いますし、そういう意味で、国のほうで検討しているという段階かと思いますけれども、独自にエコー検査に助成するということについては、もう少々動向を見させていただきたいなというふうに考えているところでございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
この超音波検査、実際には本当に2ミリ、3ミリの小さなしこりも今は見つけることができるといった精度になっているそうであります。そうしますと、偶数年で検診を2年に1度受けられている方も、その間には超音波検査だけ受けて、その2ミリ、3ミリのしこりがどうなっているのかというふうな検査を受けている方も実はいらっしゃいます。そういった方々も、実際にエコー検査で自分にしこりがあるといったときにはやはり不安感がとても大きなものとなりますし、とても敏感でありますし、自分の体にやはり配慮した形をとっていかざるを得なくなります。そういった方々の、1年ごとに検査をしていて、その2ミリ、3ミリのしこりが大きくなっていなければ良性ということも考えられるんだそうであります。こういった不安を抱えていらっしゃる方々もいるということを考えておいていただいて、国の動向のみならず、エコー検査ですと金額にすると大体千円ぐらいで受けられるのかなというふうに思いますが、その点もぜひ音更町独自の施策として取り組んでいただきたいというふうに要望したいと思います。何事もそうでありますけれども、話題性があると関心を引きます。ですが、それが終わってしまうとまたもとに戻ってしまうのがどうしても常ではないかと思うんですが、例えば乳がんに関して、昨年からことしにかけては若い世代の乳がんの罹患のニュースが随分と放送されて、皆さん方が注意、関心を引きました。今後、ピンクリボン月間で乳がん検診の啓発活動ということで先ほど答弁いただいておりますけれども、この啓発活動も、伝統を重んじ、繰り返し実施される行事と、それから、よりよきものになるように反省と工夫が図られていくイベントと私は2種類あるんじゃないかなと思っております。毎年同じ取り組みを繰り返し、これでいいと思って、町民を置き去りにした企画になってしまわないように反省と計画を重ねていただきたいと、このように強く要望するものであります。先ほど私が申し上げました浴室用チェックシート、それから乳がん検診補助グローブの配付、それからドアノブプレート、これを一遍にやれとは言ってはおりません。1年ごとにだんだん、皆さん方に忘れたころに思い出していただく、忘れたころに注意喚起していただく、関心を持っていただく、そのための一つ一つのツールとして使っていくべきではないかというふうに思っております。来年度、次年度以降のピンクリボン月間、どのような取り組みをされるのか大変楽しみにしておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。続きまして、骨髄移植ドナーに対する支援の創設について再質問をさせていただきます。休憩します?休憩(午前11時02分)
再質問 15番 久野由美
では2問目、骨髄移植ドナーに対する支援の創設を求めての再質問をさせていただきます。白血病や再生不良貧血など血液難病に苦しむ患者への有効な治療法の一つが造血幹細胞移植であります。この移植治療を発展させ、患者によりよい治療を提供するために、移植に用いる造血幹細胞の適切な提供を推進する法律が2012年に成立をいたしました。造血幹細胞移植という治療法は、ほかの治療法とは異なり、患者と医療のほかに提供者が不可欠な治療法であります。つまり、骨髄や臍帯血などを提供してくださる善意のドナーがいて初めて成立をする治療法でございます。しかし、せっかく骨髄バンクに登録され、移植希望患者のHLA型が適合しても最終的に骨髄提供まで至らなかったケースが多くあることは先ほど述べさせていただいたとおりであります。ドナーの負担というのは、経済的な負担にとどまらず、例えば、子育てや介護をされている方々もなかなか都合をつけることが難しいと言えます。ドナーに対し配慮を講じるべきというふうに考えますけれども、町としての考え方をお伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
お答えをいたします。町としての考え方ということでございますが、先ほど町長から答弁のあったことに尽きるわけでございますけれども、今、議員がおっしゃったように、ドナーの方々が、経済的な理由あるいは仕事の関係で、ドナー登録をしてもそこに至らないということは、言われているそのとおりでございます。他の自治体では、全国で300自治体ぐらいが、提供されるドナーの方に対しての助成というか、をしておりますし、場合によっては勤められている企業にも助成をしているという実態もあるようでございます。この全国的なドナーの組織がございますので、国のほうでもそういう法律をつくって推進しているということでございますけれども、第一義的には、国あるいは都道府県段階でこの助成制度についてまずは制度設計していただくのが一番いいのではないかなというふうに思っているところでございまして、町単独での助成ということに関しましては、もう少し調査・研究をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。以上です。
再質問 15番 久野由美
では、移植を希望しながらも、移植までたどり着けずに命を落とされる方がいらっしゃいます。1人でも多くの人の命を救うために町民への理解を広げる必要性があると考えます。国の啓発活動だけにとどまらず、町のドナーについての周知活動、また、ドナーになっていただくための啓発活動の取り組み、こういったことは実施されないのか、お伺いをいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
町としてのドナー登録のための啓発活動という御質問でございます。現在町として行っているのは、啓発のポスターの掲示、それから窓口にパンフレットを置くというようなこと、それから、年何回か行われる献血セミナー、これは赤十字社が行うものでございますけれども、それに町としても一緒になってそのセミナーを行っているということでございまして、近いところでは12月の8日に帯広大谷短期大学でその献血セミナーを行ってございます。こういうことで、取り組みとしては地道でございますけれども、取り組んでいるところでございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
移植のドナーになっていただく方は20歳から55歳までと、その範囲は極めて短い期間でございます。私ももうできる年ではなくなりましたので、本当に短い期間であるというふうに実感しております。そういった方々に広く周知していく、啓発していく、また、ドナー登録をしていただく、こういった環境整備がやはり大切だというふうに考えております。答弁の中にもありました、300の自治体が助成を実施している、また、事業所にも助成している自治体があるとおっしゃっておりました。確かにドナーに対して入院、通院に必要な日数で1日2万円、上限14万円を交付しているところもあれば上限10万円の自治体もあります。また、このほかに、ドナーが勤める事業所に1日1万円を助成している自治体もあります。実際には、今の音更町のドナー登録の進捗状況等をも加味した中で、やるやらないは今後調査・研究されるということでありますけれども、本町でこういった公費助成という部分では取り組める内容なのかどうなのか、その点の認識をお伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
その助成制度でございますけれども、公務員でありますとか大企業に勤めている方については休暇制度が充実しているということで、主に自営業者でありますとか中小企業でそういう制度がないところの方に対しては助成しているという自治体が多いかなというふうに思います。先ほど議員もおっしゃられましたその推進に関する法律が平成24年にできたわけでございますけれども、その中では地方公共団体の責務という項目が第5条でございます。その中で、地方公共団体も適切に役割を担うという部分がございますので、私どももそういう責務があるのかなというふうには思っておりますが、先ほど申し上げましたように、国あるいは都道府県レベルでまずはその助成制度を設置していただきたいなというふうに感じているところでございます。ちょっと答弁になっていないかもしれませんけれども、以上でございます。
再質問 15番 久野由美
答弁になっていないと言えばなっていないんですけれども、先ほど来答弁いただいています、国が責任を持って行う政策だというふうにお考えなんだと思います。確かにそうだと思います。ですけれども、歴史をさかのぼれば、昭和30年代には、義務教育の教科書無償化も実は一自治体の声から端を発したものであります。それから妊産婦無料検診の14回公費助成、これも本当に一自治体からスタートし、全国に波及効果がありまして、今は国のほうでというふうな運びになりました。臍帯血バンク、それからピロリ菌検査の保険適用の拡大、これも一自治体の署名活動からスタートして国を動かしました。本当に小さな自治体の小さな一声から、共感を呼び、全国にそれが拡大して国を動かした政策というのはまだまだほかにもたくさんあります。音更町がその一つの力の中に入って、その音更町の働きかけによって国を動かすといった方向性に私は一助となっていくべきではないのかなというふうに思います。ですから先ほどから音更町の考え方、こういったことを質問させていただいております。例えば子育て支援、それから介護、金銭面だけでなく、20代から55歳でありますから、子育て世代でもあり、または介護世代でもあります。そういった方々がなかなかドナー登録はしても実際には提供できないといった、そういった環境を整備するために音更町は、例えば子育てサポートセンターですとか、それから介護、デイサービス、短期入所等も、さまざまな取り組みを行っております。こういったことも全て網羅して、音更町がドナー登録した方々に全面的に協力できるような体制、また、そういった休暇をとりたいといったところの事業所には配慮をしていく、こういった取り組み、音更町4万5千の町でできないんでしょうか。確かに他の自治体を見ながら、周りと一緒に足並みそろえて。それは音更町、今までもやってきてことで、わかりますけれども、音更町がやったから次に続くという自治体が出てくる、そのぐらいの影響力がある町ではないんでしょうか。実際のところ、こういった白血病ですとかそういった病気に悩んでいらっしゃる方が、本当は目に見えないけれどもたくさんいらっしゃるんだと思います。そこの力になりたいと言っているドナーの方も実はたくさんいらっしゃる。ですけれども実現の運びにならない。6割未満。こういったことをやはりもっと重く受けとめて、町としての取り組みとして、ほかの自治体がやったからうちもではなく、音更町のそういった方々の力添えになる力を持っている音更として取り組む、こういった考え方を持っていただきたいというふうに思っております。これ以上言っても、今後の動向、国がやるべきといった考え方に変更はないと思いますので、これで一般質問を終わります。
答弁 町長 小野信次
力強い、背中を押していただいた御発言かというふうに思います。まさに今、人口が減少していく、あるいは高齢化だという言葉はいろいろ舞うんですけれども、今久野議員から、1点目の乳がんに対する質問につきましても、音更町、ピンクリボン月間で具体的に何やってきたんだというようなお話、本当にそういった中で改めて点検をさせられる発言かなというふうにも思いますけれども、今、部長からもお話がありましたように、今伺ったお話はもちろんでありますけれども、この月間、月間というんだから、1日で終わるのかと。1カ月やるのかということもありましたし、やはり若い人たちにこの罹患する要因が強いという中で、お示しいただきましたように、我が町でじゃどんなことがやられているのかというと、やはり今一番わかりやすいものがあるじゃないかという中では、この触診のモデルが実際には今うちの町でも、部長から答弁させていただきましたように、5台しかないと言うのか、5台もあると言うのか、この辺が、その置かれている場所、特に子育てに関する、包括という形の中でも集まっている保健センターのあの中にあるわけですから、そういったものもこれから、今御指摘いただいたように、さらにその啓発という中では、これをしっかりと取り込みながらそういった徹底をしていきたいなというふうには考えております。あと、特に若い世代に対する啓発が今よりもっと大切じゃないかという中では、さきに述べさせていただきましたように、子育てサークルの皆さん方、あるいはお働きになっている女性の皆さん方にその情報を啓発するというだけではなくて、巻き込むという今お話をいただきましたので、そういうのにどういうものがあるかということも検討というか研究をさせていただきたいなというふうに思っております。あと、2点目のドナーに対する、言ってみれば骨髄バンク制度という中での、そういったことに心を砕いてくれる、割いてくれる人たちに、国はもちろんだけれども、今音更がどうしていくのかというようなお話もいただきました。御指摘のように、最近自分たちの身近な周りでそういった体を痛めている方々の話がよく聞くことが多くなりました。そういったことを含めて、今お話にありましたように、我々の町でどんなことが取り組めるのかということの中で、そういった提供者に対してどういった支援ができるのかということも含めて、今御提言をいただいたことも改めて点検しながら、何ができるのかということはこれからだとは思いますけれども、そういったことの前に向かった姿勢を持てということはしっかりと受けとめながら、今後も、きょうの御発言も含めて町としてできることをしっかりと受けとめながら、また検討してまいりたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。