音更町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月13日
民間委託、民営化について
2018年12月13日、音更町議会の一般質問で、大浦正志議員が「民間委託、民営化について」質問し、町長 小野信次、総務部長 岸本保、副町長 高木収、教育部長 福地隆が答弁しました。
- 質問者
- 大浦正志 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、総務部長 岸本保、副町長 高木収、教育部長 福地隆
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質問 6番 大浦正志
おはようございます。通告に従い、一般質問を行います。「公契約条例の制定で地域経済の活性化を」という見出しで質問いたします。医療や介護、子育て、地域振興や災害対策など、住民にとって最も身近な行政である地方自治体が住民の福祉の機関として果たす役割はますます重要です。しかし、安倍・自公政権は、地方自治体を支援するどころか、地方財政の削減と企業のもうけ先づくりのために、行政サービス切り捨てと公共施設の統廃合を自治体に迫り、政策誘導のために地方交付税制度まで改変するなど、地方自治を踏みにじる政策を進めています。そして、公的サービスの産業化を徹底する民間参入促進の地方行革の通知も出して、自治体業務を軒並み民間企業に開放させようとしています。音更町などの地方自治体にとって役場は大きな事業所であり、雇用の場ともなっています。また、町が発注する建設工事や業務委託が地域経済に与える影響は大きく、地域社会の活性化に寄与しています。そうした中、音更町でも民間委託、民営化が急速に進められています。民間委託、民営化についてはいろいろな懸念がありますが、何よりも住民サービスの低下や、そこで働く労働者の賃金や労働条件の悪化があってはならないと思います。そして、発注する公共工事や業務委託に関する入札や契約手続においては、公平性・透明性を確保するとともに、官製ワーキングプアをつくり出すものとなってはなりません。このようなことのないように、2009年に千葉県の野田市で日本で初めての公契約条例が制定され、以後全国に広がり、既に52自治体で条例が機能しています。公契約条例によって、低価格競争に歯どめがかかり、適正な委託費で契約され、適正な賃金、労働条件で労働者が働くことができ、質の高い公共サービスを提供することができます。また、労働者も地域住民であり、所得がふえ、税金や利用料などが行政に入ってきます。このように、地域で好循環が生まれ、地域経済の活性化につながります。公契約条例の制定と地域経済の活性化にかかわって、以下の点について質問いたします。1、音更町が工事や業務委託を発注する際の基準と基本的な考え方は。2、委託業者に対し、各種調達での地元業者への活用、地元資材の優先的活用、雇用の改善などを求めるよう働きかけるべきと思うが、見解は。3、委託業者や指定管理者の現状と業務に従事している労働者の実態の把握はされているのか。4、民営化や民間への業務委託を今後どう考えているのか。5、公契約条例に対する認識と見解は。以上について質問いたします。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
おはようございます。公契約条例の制定による地域経済の活性化についての御質問にお答えいたします。初めに、工事や業務委託を発注する際の基準と基本的な考え方についてでありますが、本町の工事や業務委託を発注する際に必要となる入札参加者の資格申請については、基本的には、隔年で入札参加を希望する業者から競争入札参加資格審査申請の提出を受け、登録を行っております。また、工事については、国、道等の経営事項審査の点数をもとに、土木工事、建築工事等の工種別に等級格付を行っております。工事の発注につきましては、この等級格付を基本に行っておりますが、設計金額が五千万以上の土木・建築工事については原則として一般競争入札により、また、その他については、設計金額が少額なもの等を除き、指名競争入札により執行しております。また、設計金額が500万以上の工事については、最低制限価格を設定し、競争原理を基本としながらも、適正な施工が担保される価格での受注ができるよう、規定に基づいた入札を執行しております。施設管理その他の役務の提供、いわゆる委託業務の発注につきましては、業務の内容、規模等を勘案し、設計金額が少ないもの等を除き、入札参加資格登録者に対し、指名競争入札により執行しております。なお、入札参加業者の選定から落札者の決定に至るまで、地方自治法を初めとする関係法令、町財務規則等の諸規定にのっとり、適正な入札等の執行に努めているところであります。次に、地元業者の活用、地元資材の優先的活用及び雇用の改善などの働きかけについてでありますが、町内業者の多くは中小企業であり、資金や働き手の確保など経営環境は厳しい状況にあるものと思っております。特に、労働集約型産業でサービス原価に人件費の占める割合が高く、サービス面での差別化が図りにくい業種については、景気の悪化により価格競争が激しくなると、収益性が大きく左右される傾向にあります。委託業務の発注に当たりましては、業務の内容、規模等を踏まえた上で、これらの事情も考慮し、地元業者が調達できるものについては、極力受注機会が得られるよう、入札参加業者の選定に配慮しております。地元資材の優先的活用を求めることについては、委託業者の取引等経営に関することであり、町から特段の働きかけは行っておりません。雇用に関しては、町が発注する業務は所定の労務費や法定福利費等を積算して予定価格を作成しており、委託業者において労働基準法、最低賃金法等の関係法令を遵守した中で、賃金の支払いや各種保険の適用が適切に行われているものと思っております。次に、委託業者や指定管理者の現状と労働者の実態把握についてでありますが、現在、町の施設等の民間事業者への運営委託につきましては、学童保育所及び子ども発達支援センターで、また、指定管理者制度につきましては、温水プール、総合体育館及び武道館で行っております。業務に従事している労働者の実態につきましては、学童保育については運営委託業者との契約時に、子ども発達支援センターについては毎年度の契約時に、それぞれ人件費の内訳を提出していただいているほか、民間事業者が設置している保育園につきましては、公定価格、いわゆる保育単価における処遇改善等加算の算定の中で職員の雇用状況を確認しております。また、指定管理者につきましては、基本協定書で収支計画書に示した水準を下回らないよう規定しており、年度ごとの協定書で、勤務体制及び総額ベースの人件費を確認しております。次に、民営化や民間への業務委託の考え方についてでありますが、町では、施設等の運営委託のほか、多くの事業において民間への業務委託を行っております。民営化等について、統一的な取り扱い基準等はありませんが、これらを行うに当たっては、各事務事業を行う中で、経費の節減や町民サービスの向上など、個別具体的に検討、協議等を行い、決定することとしております。また、業務委託を行う場合は、その業務を委託することによる事業効果や効率性とともに、町民サービスの向上に資するよう配意しているところであります。最後に、公契約条例に対する認識と見解でありますが、公契約条例は、自治体が発注する工事や委託業務の受注者に対し、その契約に従事する全ての労働者の賃金について、一定水準以上の賃金の支払いを独自に義務づけるものであり、平成21年9月に千葉県野田市で初めて制定されました。道内では、旭川市が、公契約の適正な履行及び労働環境の確保を目的として、旭川市における公契約の基本を定める条例を28年12月に制定しております。良好な労働条件が確保されることにより、労働者の意欲向上が図られることは重要なことと認識しておりますが、一方で、労使の当事者間で自主的に決定されるべき内容を条例で規定することは、受注する事業者の経営に対する影響や実効性の確保などの課題もあるものと思っております。また、町が発注する工事にあっては、下請が伴う場合は所定の書類を提出することとなっており、下請となる事業所の労働者についても適切な処遇となっているものと認識しております。建設工事あるいは業務委託のいずれにあっても、町は適正な予定価格を設定して入札等により発注しておりますので、労働者の適切な処遇は担保されているものと考えております。こうしたことから、現時点では公契約条例を制定する考えは持っておりませんが、今後も、公契約に関する国や道の動向を注視しながら、条例を制定している自治体の状況など情報収集に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 6番 大浦正志
答弁ありがとうございました。何点かについて再質問させていただきたいと思います。音更町が発注する業務、一般会計、特別会計を合わせて300億円近くが動いている。この事業が、初めに述べましたように、地域の経済や雇用に影響を及ぼすことは非常に大きいことは既に述べさせていただきました。そして、町の事業を全て町直轄あるいは町単独でやるというのは、これは現実的でない話です。ですから民間の業者さんにお願いしなければならない。それはそういうことだというふうに思います。特に公共工事などは業者さんの力をかりなければできないというふうに思っております。これまで、毎年町の仕事を入札をするわけなんですが、実態として、いろいろと話を聞くと、今資材が高騰しているとか人手不足、技術職の不足なんていう話を聞いて、町の実際問題として、入札をあけても、人が、入札者がいないとか、そういったような実態というのは今現在あるのでしょうか。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
入札に付して、それに参加する業者が出てこない場合があるかというような御質問かと思いますけれども、当然、先ほども答弁で申し上げましたけれども、一般競争入札あるいは指名競争入札と。指名させていただく場合でも、複数の業者さんを指名させていただきます。その中で、辞退されるという業者さんも中にはいらっしゃいますが、それで入札が成立しなかったということは、今年度も含めてそういう実態にはないということでございます。
再質問 6番 大浦正志
ありがとうございました。辞退されるということもあるかと思いますけれども、ただ、その辞退の理由、一旦は入札をしたんだけれども結局取り消したというか、そういうことなんだと思うんですけれども。辞退というか。入札して決まったけれど、それからやっぱりおりるというか、そういうようなことなんでしょうか。その辺はどうなんでしょうか。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
済みません、辞退というのは、こちらのほうからこういう例えば工事を発注したいんですけれども、指名しますので入札に参加してくださいと前段で指名通知を出します。入札に参加できないと、最初から。理由はちょっとわかりませんけれども、いろいろあると思います。従業員の確保の関係ですとか自分の会社の事業の関係とかで、こちらのほうから指名はさせていただくんですけれども、これについては入札そのものに参加を今回は辞退させていただくというような届け出がまれにあるということで御理解をいただければと思います。ですから、入札に参加、入札をしたんだけれども、入札の結果やめたということではなくて、入札自体に参加をしないということで御理解いただければと思います。
再質問 6番 大浦正志
わかりました。それで、例えばその入札、指名をしたんだけれども、それはちょっと価格的に、いろいろ都合、先ほど理由はわからないけれどもとおっしゃったんだけれども、その中で、やはりこれだと事業として、その業者さんの力というか人の確保とかそういった問題とかノウハウの問題とかいろいろあると思うんですけれども、そういった理由で、例えば一番心配なのは、ちょっとこんな価格ではやれないという、そういうような話というのも実際はあるんでしょうか。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
この価格ではできないとかそういったことで辞退という話は聞いたことないです。実際入札をして落札者がいなかったというのもありませんので、そういうことは今までなかったということで、こちらのほうとしてもそれは適正な予定価格で入札をしているというふうに理解はしております。
再質問 6番 大浦正志
わかりました。ありがとうございます。それと、競争入札ではなく、いわゆる随意契約といった形での契約もあるかと思います。こういった場合には、競争入札でないから競争原理が働かないのではないかという心配といいますか、おそれがあるんですけれども、この辺に関して、公平性というか透明性の確保ということに関してはどういうふうに考えているのでしょうか。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
随意契約のお話ですけれども、例えば建設工事の場合とか業務委託とかいろいろなことが考えられるんですけれども、全て地方自治法、それから音更町財務規則、そういった関係法令にのっとって、予定価格が一定金額以下であるとか、これは競争に付すことが適当でないとか、きちっとした根拠の中で随意契約というのはやらせていただいていますので、それについては競争原理が働かないということとはまた別な次元で、その事柄が競争に付すことが適切でないとか、他よりも安くできるとか、きちっとした根拠を持った中で随意契約をさせていただいているというのが実態でございます。
再質問 6番 大浦正志
競争入札ではないんですから、例えば見積もり書を複数からとって、そういった中でという、これはそういうようなやり方というのもあるんでしょうか。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
見積もり書をとるというのは、それは複数の業者からとるという場合あるんですけれども、いずれにしても、随意契約であっても1者単独の、特命随契というんですけれども、1者随契という場合と、それから、今、議員がおっしゃられたように、複数の業者さんから見積もりをとるけれども、契約の、入札の執行自体は随意契約による契約と。これは、今、先ほど申し上げましたように、いずれも地方自治法とか財務規則とかの中で定められた工事あるいは業務の内容、それから予定価格、これらにのっとった中で随意契約というのをやります。それが1者随契なのか、複数の人から見積もりをもらう場合があるのかというのは、それはそのときの状況によってありますけれども、いずれにしても、随意契約ということについてはそれぞれの理由があってやっているということで御理解いただきたいと思います。
再質問 6番 大浦正志
ありがとうございました。それと、指定管理者制度の関係でございますけれども、答弁にもございましたように、今音更町では総合体育館、温水プール、武道館ですか、指定管理制度で行っています。今定例会の中にも議案にも温水プールの指定管理者の指定が今回提出されております。選定委員会の結果についても常任委員会に報告されているわけですが、残念ながら今回、残念ながらというか、1者しか候補者がなかったということで比較検討ができない。そしてまた、指定管理者は5年間の契約ということで、当然のことながら5年ごとにまた再度契約するということなんですが、これはいろいろ是非があって、ずっと、今回1者だからあれですけれども、もし複数が出てほかがなった場合には、持続性といいますか、それまで5年間なら5年間でやってきたノウハウが途切れてしまったり、こともありますでしょうし、そこから、指定管理者から外れると、そこの人たちの、その業者さんというか、そこで働く人たちの生活の問題もあります。逆に、1者がこうなってしまうとそのまま固定化されていってしまうおそれもあるのではないかという、そういう問題が指定管理者制度にはあるのではないかというふうに思うわけですけれども、その辺の関係に関してはどのようにお考えでしょうか。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
指定管理者制度の運用に当たって、当然公募をするわけなんです。たまたま1者とか1グループしかないといった場合は当然あるんですけれども、その場合には、他と比較はできないんですけれども、審査基準というのを持っていまして、外部の審査委員会というのをつくっていますから、その審査委員会の中でその妥当性について、業務遂行の妥当性について御審議いただいて、いわゆる点数つけるんですけれども、その中で一定の基準を満たしているということになれば私たちはその相手方の方と契約をさせていただくといったように考えています。また、指定管理者の契約の期間についてなんですけれども、今基本的には大体5年間ということでやっています。5年がいいのか10年がいいのかというところは、あるいは3年がいいのかと。これはあると思います。最初、施設の指定管理をやったときは、出だしは3年でやったこともあるんです。結局私たちの町としても初めてやったような場合ですので、指定管理者制度を初めて運用した場合には、やはりしっかりとしたサービスの質が保たれるのかという懸念もありましたから、まずは3年ということもありました。ただ、やってみて、実際好評であると。しっかりサービスの質も担保できるといったことが実績として確認できましたので、それ以降の更新の時期には5年間ということで大体やらせていただいています。その5年間というふうにしているのも、今、議員がおっしゃられたように、余り短いとやはり人の雇用に、人を集めるのが大変なんです。安定した職場、就職先として一定程度のやっぱり年数がないと人もなかなか来てくれない。そして、いろんな設備投資というか、業者さんもそこの指定管理を受けるに当たってはそれなりのやっぱり準備をしなければなりません。投資もしなければなりません。そういったことに費用もかかりますので、それはやっぱり一定の投資をして、それを回収していくということも考えなければなりませんので、そうした相手方のやはり受注しやすいというか、そして質のいいサービスをしてもらうためにも一定期間は必要だろうということで、5年ですということでやっています。ただ、余り長いとこれまた、今、議員がおっしゃられたように、マンネリ化してしまうとか、逆にサービスの質が低下してしまうおそれがあるんじゃないかとか、また逆の懸念もありますので、今は一応5年ということで基本的にはやらせていただいているのが実態でございます。
再質問 6番 大浦正志
わかりますけれども、5年にしても10年にしても、契約だから一定期間が終わったときに新たな更新、その中で、これはやむを得ない話かもしれませんけれども、一旦そこで審査委員会の中で、公募されて、その中で提出していって、時には、契約ですから、必ずしも今までやっていたところが引き継ぐということではないでしょうし、客観的な評価がされています。その辺はやむを得ないと。契約ということだからそういうふうに押さえるしかないということですね。確認いたしますけれども。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
5年という例えば契約期間の中で、満了しましたと。次の、次回の更新に当たって公募しますので、今指定管理を受けていた会社さんがまた応募してくる、また、新しい方も応募してくるといったことも予想されます。その中で、審査委員会の中で、プロポーザル方式で基本的にやりますから、そのプロポーザルの内容を審査して、その中で、いや、今まで既存の業者さんよりも新しく応募された業者さんのほうがより町民サービスが向上すると。より例えば経費の節減ができる、効率的な運用ができるという判断がもしあれば、それはその新しい会社を選ぶということは、私たちとしてはそれはやむを得ないところであると。それは何かといえば、やはり今申し上げたように、基本的にはこれは町民のためにやっている施設でございますから、そのサービスが向上するということが認められるのであればそちらを当然選ばざるを得ないと。また、そこには当然経費とか効率性ということもありますので、サービスだけではないですけれども、そういった効率性、経費のことも含めてトータルでやはり優位性があると判断すればそれは新たな会社と契約をせざるを得ないと。そういったことも予想されます。
再質問 6番 大浦正志
ありがとうございました。それと、いろいろと今全国的にも指定管理者というのは自治体でふえているというか、そういう方向になっている。その中でちょっと心配なのがといいますか、今図書館の指定管理者制度が全国的にはふえているといいますか、そういう動きがあるようなんです。ただ、指定管理者制度が図書館にはなじまないという発言が、過去に文部大臣や総務大臣の発言があったということもあるそうでございますが、音更町としては、今後指定管理者制度に関して、ほかのところでふやすような考えはあるんでしょうか。
答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)
新たな指定管理の施設がどのようなものを考えているかということでございますけれども、以前一般質問でも御答弁させていただいておりますけれども、図書館については今は考えていることはないということでございまして、あと文化センターにつきましては可能性について検討する余地はあるというようなことで、現在のところはそのように考えております。以上でございます。
再質問 6番 大浦正志
今の答弁ですと、文化センターに関してはちょっと考えているけれども、図書館に関しては今のところ考えていないという答弁だったというふうに思います。文化センターに関してはありますけれども、図書館に関しては、やっぱり公的役割という部分でもぜひ町独自でといいますか、教育委員会というか、そういう立場でやっていただきたいなというふうに思うわけです。それと2番目の質問に移りますけれども、いわゆる委託業者に対して地元の資材の活用とかそういった、しているかということなんですが、答弁の中では特にそういったことはしていないという答弁だったかというふうに思います。帯広市の資料といいますか、ですと、委託業務実施上の留意事項という文書がございまして、これは委託業者が発生したときにその業者さんにお渡しするものかと思うんですが、その中の幾つかの項目の中に、地元業者の活用、地元資材の優先的使用とか労働者の雇用拡大とか幾つかの、法定保険への加入についてということとかという幾つかの項目があった文書があるんですけれども、こういったような、実際お願い文書になるかと思うんですけれども、委託した業者さんに対してこういった留意事項とか、こういった文章なりお願いというか、そういった形を出すべきというふうに思いますが、この辺に関してはいかがでしょう。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
音更町の場合、工事に関しては、入札参加者の皆様へということで、町内企業の活用について、あるいは適切な労働賃金水準の確保についてとか、それから、可能な限り工事資材等は町内で調達してくださいというようなお願いの文書は出してはおります。ただ、今言われた委託業務についてはこういうことはしていないということで、音更町は今のところ工事の関係だけについてはそういうお願いはしております。というのが現状でございます。
再質問 6番 大浦正志
委託業者にはしていないということだったのかな。帯広の場合は委託業務実施上の留意とかそういうふうのあるかと思うんですけれども、やはりこういったことも働きかけるというか、ぜひ、お隣の市ですから、ちょっと情報交換していただいて、やはりこういったことも業者さんに適正な労働条件なり適正な賃金も含めまして考え方を出したほうがいいというふうに私は思います。それと、委託業者の指定管理者への労働者の実態把握というのは確かに、私、前回質問しましたけれども、なかなかこの辺は難しいものかというふうには思っております。それと、そもそも論という話になりますけれども、初め、一番冒頭に述べましたように、いわゆる国の政策として民間へ移動、業務の民間開放という国の政策があって、それに基づいて交付税措置とかそういった部分をされているというふうに私は思うわけでございます。一般質問でもこの間といいますか、議論が出ましたけれども、トップランナー方式を導入して民間委託を推進しようという、そういった動きがある。町としても、やはり厳しい財政状況の中、理事者側としては町政執行のために、こういった国のいろいろな制度を利用して町民のために一生懸命御苦労なさっているというふうに思うわけですけれども、その辺が町としての、国に対して、本当は僕は、地方自治体がもっと自分たちの自治体の特色を生かしたまちづくりをつくっていくために財政的にもすべきだというふうに私は思うんですけれども、国がこういった部分で民間委託を進めれば優遇するような、そういった政策を今とっているというふうに思うんですけれども、こういったことに対する町としての見解はいかがなものですか。何か答えにくい質問かもしれませんけれども、いかがなものでしょうか。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
民間委託の中で地方交付税制度の今トップランナー方式のお話しされました。音更町は、地方交付税のトップランナー方式というのが取り入れられる以前から民間委託ということについては鋭意取り組んできた部分があります。これは、今、議員まさにおっしゃられたように、全て町が、職員が直営でやるということができればそれは一番いいのかもしれません。ただ、そこには非常に大きな人員が伴います。大きな人員が伴う上にいろんな制約がまた出てきます。業務によっては非常に専門性のある業務が多くございますので、そうするとそこの固定化した職域がローテーションも含めてどうしても固定化してしまうとか、その中での新陳代謝を行っていくことの難しさとか、いろんな職員を管理していく上でも難しさが出ます。専門性のある分野においては、それを今民間がいろんな活躍ができる、そういう人材をそろえている民間企業というのはたくさんありますので、企業というよりも、社会福祉法人さんですとかそういったところもありますので、民間に委託できる業務は、その専門性の特に高いような業務については、むしろそちらのほうが町民サービスの向上を図れるといったものについては今までも積極的に民間委託を図ってきたという経緯があります。最近になって地方交付税制度の中にトップランナー方式ということで、いろんな民間委託をやることによって交付税の加点要素があるというふうな制度が取り入れられてきているのも事実なんですけれども、それをにらんで私たちは民間委託をするというようなことは決してありません。今申し上げたように、あくまでも町民サービスが町の職員が直営でやることよりもさらに上回ることができるだろうとか、そういったしっかりした担保があるものについて民間委託をするということでございますので、国の制度は制度として、全部それに合わせてやるというような考えではもちろんなくて、町の中でもそういったところをしっかり、町民サービスということを原点にやらせていただいているということで御理解いただきたいと思います。
再質問 6番 大浦正志
私も、民間のノウハウだとかそういう、バックボーンもあったりいろんな条件があって、それを有効に使うことは大切だというふうに思いますし。ただ、民間に委託することによって安く業務ができるとかそういった発想というのは正しくないというふうに思っています。ですから、民間にすれば安くなるということは、例えば、とりわけ工事業務ですと割と物品の調達だとかその他の部分でできるかもしれないですけれども、単純に業務委託の部分では人的な部分が多くなって、そうするとどうしても人件費のカットというか賃金カットというか、そういうふうにならざるを得ないのかなというふうに思います。ですから、公から民に移すと安くできるという発想はそもそも、民がやろうが公がやろうがその人に、同じ労働者に払われる賃金は同じであるべきだというふうに思う。ただ、民間委託することによって、今、副町長がおっしゃったように、ノウハウだとかその辺のそういう。それが本来的な民間委託というか、そこの部分だけ確認できればいいのかと思います。その件に関してもう一度お願いいたします。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
民間委託に当たっては、今、議員がまさにおっしゃられたように、内容にもよりますけれども、かなりの部分は人件費が占めているということも実態にあると思います。ということも考えれば、町は積算をするに当たって十分その辺の人員の配置ですとか、あるいはそれも例えばきちっとした経験のある責任者を配置するとか、あるいはそこに補助者としてこういう人を配置するとか、人員の絶対的な人数を含めて。ただ人数を確保すればいいということでなくて、そこの中にも責任ある人を配置してほしいとか、そういったことの中ではそれなりのやはり人件費見合いといいますか、法定福利を含めてそういったことがきちんと担保できるような形の中で積算をして、その上で予定価格という形で私たちも作成をして業者さんと入札なりそういうことをやるというふうになっています。業者さんもそこは、全てが人件費ではなくて、当然事務費というのがそこに入ってくるんです。一定の利益はそこで得られなければ会社としても成り立ちませんから、その中で、じゃ町から要求されている人員もきちっと確保した中でどうやって利益を取るんだといったところは、そこはやっぱり企業努力なんだろうと思います。そこのところは、人件費と、それから会社の事務費とかそういったことも含めた中でよりよい条件を出していただいたところに私たちはやっぱり契約をさせてもらうと。それが、予定価格を大幅に下回ればいいとかそういうことではなくて、適正な価格の中で、きちっとした条件を提示した中でやらせていただけるのであれば、ある一定の安さという、安いと言うと語弊があるんですけれども、やはり価格というものも大事ですから、そこのところは、競争があった場合には特にそこがポイントになりますので。ただ、そこは業者さんも決して、私たちは指名業者さんで大体やる場合が多いんですけれども、その指名業者さんも営利を度外視してやるとか人件費を無視してやるとか、そういったところは長続きしませんから。企業としての永続性当然ありませんから。今までの実績の中できちっとやってきている企業さん、会社さんに私たちは指名をさせてもらっていますので。そういったことも十分担保した中で業者さんをまず指名業者さんということで選定させてもらいますので、その中で落札をして契約するということになれば、きちっとした対応はしていただいているというふうに理解しております。
再質問 6番 大浦正志
そういった方向で僕はいいというか、そういうふうに思います。ただ、公契約に対する見解ということで、私が平成27年3月定例会でもこの件に関しては、当時は寺山町長でございましたけれども、ほぼ同じような答弁も今回もいただきました。そういった中で、今全国的にも地方自治体の事業の民営化、そして業務委託が進んでいます。こういった状況だからこそ公契約条例といいますか、業者さんに対する、仕事を任せたところは信頼関係でお願いしていて、ちゃんと賃金が正しく払われているかということをチェックするのはなかなか難しいと思いますけれども、そこは信頼関係なんですが、やはり今民営化が進むと同時に公契約条例の必要性がふえているのではないかというふうに思います。御答弁の中で旭川のお話がございました。旭川は平成28年の12月に、理念条例ということでございますけれども、発足しました。公契約条例全国に幾つかありますけれども、それぞればらばらといいますかいろいろと、統一ではなく、理念条例だったり、内容もばらばらといいますか、その自治体に合った内容だという話でございます。旭川の話ですけれども、私も聞くところによりますと、2年前ですから、それに対する効果は、まだ検証に関しては不十分だと。しかしダンピング対策に関しては功を奏しているのではないかという、これは契約審査委員会の弁護士さんのお話でございます。旭川の条例も極めてまだ不十分と言えば不十分ですけれども、2年ごと、2年たったら見直すということで、初めつくったけれども、それをどんどん変えていくといいますか、改善していってつくる。全国的にもそういった流れだというふうに聞いております。あともう一つあれですけれども、私どもは先月、福岡県の直方市というところに公契約条例の現地調査をさせていただきました。直方市は5万5千人の町でございますけれども、西日本で初めて公契約条例を制定した市でございます。ここでは、その導入したことによる効果として、業者さんからは、事業の工事の質の向上につながった、あるいは地域経済の活性化につながった、労働者からは、条例導入当初、学童保育の労働者から賃金が上がったとの意見があったということでございます。その導入に当たってはいろいろのケースがございますけれども、全部の公契約上の経過を調べたわけでございませんけれども、直方市もそうですし、東京の多摩市、ここも市長の選挙公約で、政治主導で導入されたというお話でございます。いろいろと議会が提案してなったという自治体もあるかと思いますが、私は、今ここで音更町ですぐに、直ちに公契約条例を制定するのは当然難しいものとは思っておりますが、ただ、やっぱりこういった問題を業者さんも行政も住民も巻き込んで議論して、公契約条例って一体何だと。それは一体何だと。まだまだそういったレベルなのかと思いますけれども、まちづくりをつくっていく中で、町全体の賃金が上がるとそれがいわゆる地域での好循環につながるというふうに思います。そういうこともございますので、最後にもう一度この公契約条例、当分は今のところ考えないんですけれども、ぜひ調査研究をしていただければ。残念ながら町村レベルでは全国的にもできていないのが実態でございます。その辺も含めてこの点に対する最後に御見解をお聞きして私の一般質問を終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
大浦議員からの提言ということでのお話だというふうに思います。今、副町長からも細かく答弁をさせていただきましたけれども、御心配をいただいている公契約条例、副町長の答弁の中にもありましたけれども、トップランナー方式と今、言われたことに、それがいいのか悪いのかという論議も、よく意見書等も出されていましたけれども。ただ、問題は、うちの町、音更町にあっては、地方分権ということをとなえられた平成7年からもうこのことをしっかりと見据えてやってきたわけです。どんなことを、大浦議員もその中で思い起こせばわかるかなというと、まず、我々の先輩は三つの、これから地方分権という中で町が存続していくために改善点が必要だという中では、やはり民間に頼ることも必要であろうと。その中で一番最初に上げたのが国保診療所、その次はサイクリングターミナル、そして今、終盤に入っていますけれども、保育園の民営化。民間、さっき言った管理委託という中では、最初に取り組んだのが温水プールです。これも振り返ったらもう、20年とは言わないけれども、たしか平成12年ぐらいのあたりだったと思うけれども、もうそのぐらいな年限で、大浦議員と一致するのは、国は考えること遅いんです。むしろ地方が進んでいるんです。だから、大浦議員が心配していることはわかるけれども、我々の経験、行政経験からいくと、そういったことを含めて、そしてその中でどういうふうにそこで働く方の、今大浦議員が心配したように、労働に対する対価、そういったものを担保していくというのにどうしたらいいかというと、さっき高木副町長から話をしましたけれども、その中の目安となるものをしっかりと定めながら契約に臨んできているというのが実態であります。その中で、今までのことが特に問題があると。大きなここには問題があるんだと。実例はうちの町の場合、ほかの町村から見たら随分多いわけですから。そういった中で、大変なそういった中での目に余るよというような部分が起きる以前に対策を打つべきだというようなことがあればこれは、今大浦議員さんが言ってくれる以前に我々はしっかりと考えていかなければならないと思いますし、またあわせて、地元のことは地元の人で、あるいは地元の資材で。帯広のお話も聞かせていただきました。それも一つの方法です。しかし、町を維持していくというのは、そこの町の事業者の皆さん方にお世話に全部なれることが一番いいことなんですけれども、必ずしもそういかない場合もあるわけです。そういったことを含めて、帯広はこうやっていると言ったら、私は議員のときによく言われました。帯広は全部地元業者だよと。なぜ音更それできないんだって、そうやって言って本当に隣近所が囲い込みをしてしまったときに、それぞれが連携をし合って企業というのは成り立っていると私は考えております。そういうことも含めて、今大浦議員から提言をいただいたことはしっかりとまた見直しをかけながら、検討というよりも、今の段階では私は、今述べましたように、我が町にあっては今の段階では、最初の答弁でもお話しさせていただきましたとおり、今考えるところには至っておりませんので、その辺は御理解をいただきたいなというふうに思っております。あとは、言ってみれば今の生産資材の話です。理屈としては地元の調達と言うけれども、実際の事業者がじゃ全部地元で調達できるかといったら必ずしもそういかないんです。今大浦議員や僕らからすれば、安価、軽微、そしてなおかつ質が高いもので求めるんです、発注する側は。それは何も役所だけじゃなくて。その中でクオリティーを担保しながらそこで働く人の労賃をしっかりと見立ててくださいという中で、今の事業者の人たちを初め経審、さっき出ていましたけれども、要約すれば経審という中でランクづけをされながら、そういったことにたけた中で経営をしているということも実態でありまして、今そういった意味では、行政はもとより事業者の皆さん方も相当な水準の高い経営と知識を持ちながら僕は進められていると思っておりますので、改めて申し上げますけれども、公契約条例に関しては今のところ考えておりませんので、よろしくお願いいたします。