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網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日

道内7空港の一括民間委託について

2019年9月10日、網走市議会の一般質問で、近藤憲治議員が「道内7空港の一括民間委託について」質問し、観光商工部長 後藤利博が答弁しました。

質問者
近藤憲治 議員
答弁者
観光商工部長 後藤利博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 近藤憲治

続きまして、2項目めに移らせていただきます。道内7空港の一括民間委託についてでございます。去る7月3日、国土交通省は、私どもの地元の空港でもございます女満別空港を含む北海道内の7空港を一括して運営する民間委託先として、北海道空港会社などで構成する企業コンソーシアム、北海道エアポートグループを優先交渉権者として選定したと発表しました。また、報道によりますと、8月中には基本協定、10月ごろに運営権設定・実施契約を締結するというプロセスを経て、2020年から委託先での運営が順次開始されるとのことであります。地元事業者が関わりを持ちながら構成をされた北海道エアポートグループが優先交渉権者となったことについて、地域性を十二分に把握した組織としての特性を生かし、北海道の航空業界の発展、さらには観光振興に資する人の流動性を高める目的を共有できるものと、私自身は期待を寄せているところでございます。この間、道内7空港一括民間委託の優先交渉権者決定を女満別空港にコミットする自治体として、どのように受け止めていらっしゃるか認識を伺います。また、決定後に当該コンソーシアムとの接触の有無、またその際のやりとりがあれば明らかにしていただきたいと思います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

受託事業者との関係でございますけれども、北海道は国土交通省、旭川市、帯広市とともに7月3日に実施をした北海道内7空港の一括運営委託に係る優先交渉権者の選定について、客観的評価結果及び優先交渉権者の提案概要を公表いたしました。第2次審査の結果としましては、優先交渉権者は各空港の振興策など全般的に提案内容が高く評価されておりますことから、提案内容の実現に向けた今後の事業展開に期待をいたしますが、個別具体の施策につきましては、今後新たに構築される協議の場などで示され議論が進むものと思っております。また、優先交渉権者の選定後のコンソーシアムとの接触についてですが、現在まで網走市とは協議などは行っておりません。

質問 近藤憲治

今御答弁いただきましたように、具体の取り組みというのは、まさにこれから動き出すことが多い状況であるというふうに見ておりますが、この決定発表に際して、当該コンソーシアムが優先交渉権を獲得するに当たって、国に提案をしました各空港の活性化策が明らかになっております。その資料において女満別空港は、オホーツクの比類なき大自然やひがし北海道広域周遊観光のゲートウエーとして位置づけられ、2017年度の旅客数83万人を2024年度には108万人に伸ばすことを目指し、国内LCCの就航、東アジアの首都クラスの地域への直行国際便の開設をうたっております。またあわせて、旅客ビルの拡張とリニューアル、個人旅行者向けのリーズナブルな価格帯のホテル新設、国際線取り扱い施設の増設など、ハード面の整備を行う旨が記載されております。これらの取り組みは、網走市内の事業者にとってもビジネスチャンスになるものも多くあると認識しておりまして、事業の推進主体と連携、情報交換をしっかり行っていただき、市内事業者の積極的な関与、参入を促していく視点が大切であります。コンソーシアムが示した提案及びそれを具現化する際の地元企業の関与の促進についての考え方と意欲をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

提案内容と地元企業の関与ということでございますけれども、平成28年12月に北海道が国に提案をいたしました北海道における空港運営戦略の推進という中では、国などの空港管理者が取り組むべき事項として、運営権者と地元経済界や自治体との共生と連携、協調を求めており、地元の意見を空港経営に反映をさせ、相互の信頼と協力で空港の発展と地域の振興のための各種取り組みを進めることが確保される仕組みの構築ということを盛り込んでおります。また、女満別空港特定運営事業などの実施方針におきましては、7空港全体及び各空港における観光振興や利用促進等について、空港が所在する地域からの求めに応じ、関係者と協議を行う場を設置し、参加することが運営権者に対して義務づけられ、地域との連携を図ることとされております。協議を行う場の設置に関しましては、SPCの設立後に構成団体や協議事項等が検討されるため、具体的な内容は明らかになっておりませんが、議員指摘の地元企業の関わりにつきましては、これまでと同様に推進をしていく必要があると考えております。

質問 近藤憲治

次に、この活性化策の中に書かれておりました国内LCCの誘致に関してでございます。コンソーシアムの提言の中では、成田や関西といった既存国内LCCの拠点からの路線開設を見込んでいるようですが、この間議論を重ねさせていただいております新千歳・女満別間の道内路線開設も重要な視点であります。市サイドとしても、これまで様々な要請や提言に取り組んでおられるところと受け止めておりますが、現状と今後の見通しについて明らかにしていただきたいと思います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

国内LCCの誘致についてでございますけれども、ピーチ・アビエーション株式会社が昨年12月に千歳空港を拠点化し、本年10月にはバニラ・エアと統合することから、LCCによる道内路線の新規開設にも期待をされるところではありますが、現時点で開設に向けた動きは現在見えておりません。これまでも女満別空港整備利用促進協議会などと連携をし、航空会社への新規就航の要望活動を行ってまいりましたが、今後もSPCと一体となり、国内LCC路線の誘致などを働きかけていく必要があると考えております。

質問 近藤憲治

この点につきましては、またこれからも議論を深めさせていただきたいと思います。次に女満別空港と二次交通の充実についてであります。さきに述べておりますけれども、コンソーシアムの提言には、ひがし北海道広域観光の推進との視点で釧網本線またエクスプレスバス等を活用した釧路・女満別間の観光流動の促進、沿線地域の活性化、旭川・オホーツク間の観光流動の促進という記載がございます。その点を念頭に置きつつ、航空路線と鉄道路線を組み合わせた観光振興施策を強化していく必要があると考えておりまして、女満別空港から周辺駅、直近は西女満別駅なのですけれども、それ以外の網走駅や北見駅も含めて航空機から列車へとシームレスな流動をつくり出していく仕掛けを地域側からもコンソーシアムへ、またJR北海道へと積極的に提言していく考え方が大切だと考えておりますが、現段階での認識を伺います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

女満別空港と二次交通の充実ということでございますが、国の広域観光周遊ルート形成促進事業などを活用し、ひがし北海道自然美への道DMOが主体となってひがし北海道エクスプレスバスを運行するなど、広域での受け入れ環境の整備を図っております。現在国や民間企業により、観光型MaaSの推進が図られており、民間活力による新しい取り組みにも期待をするところでございます。二次交通の充実という点では、鉄路も含めた交通のシームレス化は必要なことであり、今後SPCとの協議の中においても、交通事業者の連携ということを提唱してまいりたいと思っております。

質問 近藤憲治

こちらの項目の最後でございますけれども、女満別空港の管理運営と地元各事業者との関係性についてでございます。これまでも女満別空港の維持管理及び振興という側面で、網走市内も含めて地場の企業が数多くかかわりながら、今日の女満別空港が形成されてきていると考えております。その点において、この一括民間委託の流れにおいても、そういった地場の企業のこれまでどおりの関与を重ねていくことができるように、地元自治体としても意を用いていただきたいと思います。その点につきまして、先ほど一部答弁もございましたけれども、改めてどのように考えているか、現段階での認識をお示しいただきたいと思います。

答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)

女満別空港の管理運営と地元事業者のかかわりということでございますが、北海道における空港運営戦略の推進という中では、優先交渉権者には空港所在地域との共生や地元企業等との良好な関係の継承、地元自治体との連携協力などを求めており、地域との共生は空港運営の民間委託に不可欠な構成要素でございます。先ほども御答弁いたしましたが、SPCの設立後、SPCとの関係、自治体などとの間における情報共有や相互理解を含め、地元の意見を空港経営に反映させる仕組みが構築されていくものと考えておりますので、引き続き地元企業との良好な関係の継承を求めてまいります。

出典:網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる