音更町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日
下水道事業の公共施設等運営権方式(コンセッション方式)の導入について
2018年9月18日、音更町議会の一般質問で、坂本夏樹議員が「下水道事業の公共施設等運営権方式(コンセッション方式)の導入について」質問し、町長 小野信次、建設水道部長 鈴木康之、企画財政部長 渡辺仁が答弁しました。
- 質問者
- 坂本夏樹 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、建設水道部長 鈴木康之、企画財政部長 渡辺仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 12番 坂本夏樹
通告に基づき、下水道事業の公共施設等運営権方式(コンセッション方式)の導入について一般質問を行います。経済財政運営と改革の基本方針2017(平成29年閣議決定)によると、上下水道等の経営の持続可能性を確保するため、2022年度(平成34年度)までの広域化を推進するための目標を揚げるとともに、未来投資戦略2017及びPPP/PFI推進アクションプラン(平成29年度改定版)に基づき、コンセッション事業等を初め、多様なPPP/PFIの活用を重点的に推進するとあります。本町においても、人口減少に伴う下水道料金の収入減や過去に行った設備投資に関する更新投資が必要になり、財政負担が増すことが予想されます。これらの解決手法の一つとして広域化や民間活用を進めるコンセッション方式の導入を行うべきと考えますが、見解をお伺いいたします。1、コンセッション方式導入について、これまでの検討状況は。2、コンセッション方式等民間導入可能性について、内閣府の民間資金等活用事業調査費補助事業の検討状況は。3、下水道事業が補償金免除繰り上げ償還の支援対象事業と認定された場合の影響額は。4、下水道事業のコンセッション方式導入の考えは。以上が質問の内容であります。
答弁 町長 小野信次
おはようございます。下水道事業の公共施設等運営権方式(コンセッション方式)の導入についての御質問にお答えいたします。初めに、コンセッション方式導入の検討状況及び民間資金等活用事業調査費補助事業の検討状況につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。コンセッション方式とは、空港、上下水道、道路及び公営住宅など利用料金の徴収を行う公共施設等について、公共が所有権を有したまま、施設の維持管理や更新を含む運営権の一部または全てを民間事業者に設定し、長期間運営を委ねる事業の方式であります。本町の公共下水道は、既存市街地を対象として昭和49年度から整備に着手し、52年度には、道が主体となり、帯広市、幕別町、芽室町、音更町にまたがる十勝川流域下水道として事業認可を受け、本町は、昭和63年3月に供用開始となったところであります。なお、汚水終末処理場となる十勝川浄化センターの整備は道が行っており、道の財産となっております。これとは別に、町単独の公共下水道としては、平成3年3月から十勝川温泉浄化センターの供用を開始しております。このほか、農業集落排水事業により平成7年度から駒場処理場の供用を開始しておりましたが、老朽化に伴い、平成28年11月から駒場処理場を廃止し、流域下水道へ統合し、供用を開始したところであります。こうしたことによって、本町の汚水処理水量の約9割が十勝川浄化センターで処理されております。なお、同施設の運営主体は、建設当初は1市3町による管理組合でありましたが、平成9年度からは現在の十勝圏複合事務組合となっているところです。国は、下水道事業の公営企業会計への移行を推進しているほか、持続可能な運営に向けて、広域化や共同化を初め、民間活用、特にコンセッション事業への取り組みを推進しております。この先行事例として、本年4月から静岡県浜松市がコンセッション方式を導入しておりますが、この施設は浜松市が市町村合併を契機に県から移管されたもので、排水処理人口65万人の汚水処理の約5割を占める処理区であり、この運営に当たって職員等の大幅な増員を要する見込みとなったことから、管渠を除く主要な施設である浄化センターと2カ所の中継ポンプ場に限定した運営等について、平成23年度に官民連携手法の検討に着手したことが背景となっております。本町の公共下水道は、単独処理している十勝川温泉地区を除き、十勝川浄化センターなどの基幹的な流域下水道施設は道が所有し、汚水処理に係る維持管理を十勝圏複合事務組合で行っておりますが、現在のところ、コンセッション方式の導入については、道の公営企業会計の適用及び構成市町の資産統合も含めた一部事務組合化が前提となることから、コンセッション方式の導入及びこの前提となる民間資金等活用事業調査については、検討には至っておりません。次に、下水道事業が公的資金補償金免除繰り上げ償還の支援対象事業と認定された場合の影響額についてでありますが、本年8月の国からの通知によりますと、補償金免除繰り上げ償還の支援対象事業者に認定されるには、コンセッションによる運営権者からの運営権対価が支払われること、また、下水道事業に公営企業会計が適用されていることのほか、次の要件が前提となります。一つ目が将来推計人口の増減率、二つ目が企業債残高対事業規模比率、三つ目が有形固定資産減価償却率、四つ目が管渠老朽化率となっており、これらのいずれか一つと、経費回収率の要件に該当する必要があります。本町は二つ目から四つ目までの要件は該当しませんが、一つ目については、全団体の平均以上減少することが見込まれるため、該当となります。また、経費に対する料金の回収率については、類似団体の平均以上となり、該当します。したがって、本町は前提条件をクリアしております。流域下水道事業については、現在の所有区分や運営方式では影響額等の算定が困難でありますので、御理解をいただきたいと存じます。一方、本町の下水道事業がコンセッション方式となった場合は、公的資金補償金免除繰り上げ償還の対象となる年利3%以上の企業債残高が、本年度末で約1億9千万円の見込みとなっており、補償金免除額は最大で1,800万となります。ただし、企業債の繰り上げ償還の限度額は、企業債残高と運営権対価として支払われる額とを比較して低い方となります。また、これらは平成31年度までに町が実施方針条例を定めた場合であり、32年度以降については限度額の2分の1に減額されることとなっております。最後に、下水道事業のコンセッション方式導入の考えについてでありますが、現状として、本町の公共下水道事業のように管渠を中心とした運営を行っている場合については、本町の施設のみをこの事業の対象とすることは難しいものと思われます。流域下水道事業にコンセッション方式を導入するには、道が特別会計方式から地方公営企業の適用となり、さらに道及び1市3町の資産統合も含めた一部事務組合化の検討など関係機関との協議や調査が必要となります。本町としては、今後、国や道の動向を注視しながら情報収集や調査研究を進め、必要に応じて構成自治体との協議を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 12番 坂本夏樹
それでは、再質問に移りたいと思います。まず初めに、答弁の中でコンセッション方式とはということで御説明いただきました。私も最初、コンセッションとは何ぞやというところから今回の一般質問に立ち向かったわけでありますけれども、このコンセッション方式、内閣府ですとか財務省ですとかいろんな関係機関からの情報収集した中で、一つわかりやすい例でいきますと、今道内の空港がこのコンセッション方式によって民間の活力を活用するというように進んでおります。今回私、下水道に絞って質問をさせていただきました。この中でPPPですとかPFIという文言もありますけれども、PPPというのは、公民が連携して公共サービスの提供を行うスキームをPPP、パブリック・プライベート・パートナーシップ、公民連携と呼ぶんです。お隣の帯広市では総合体育館がPFIの手法をとって今建築中でありますけれども、このPFIというのはPPPの手法の一つだということであるようであります。答弁いただきました本町の下水道の終末処理施設については道の資産であるということであります。私もこれについては本町のホームページで確認させていただいておりましたが、どういうような手法を用いればこのコンセッション方式、本町に当てはまるのかなというのがまだ確信を持てないところでありましたけれども、答弁いただきましたので、なかなかハードルが高いものだなというふうに感じております。そこで、道が運営する十勝川流域下水道浄化センターですけれども、道の公営企業会計の適用というのも前提だというふうに答弁いただきました。この道の公営企業会計の進捗ですとか取り組みなど、おわかりになればお示しいただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
今答弁もさせていただいたところですが、本町の9割の下水道を処理している西17条にある終末処理場、あの部分については、今、議員がおっしゃったとおり北海道の所有物、財産でございます。ちなみに会計につきましては、特別会計で扱ってございます。今私ども担当の情報としては、平成32年度を目標に北海道さんも法的化、企業会計化の検討をされていると情報は得ているところでございます。以上です。
再質問 12番 坂本夏樹
平成32年の企業会計化を目指しているということであります。次に、この企業会計化に道がなったのも含めて、帯広市、幕別町、芽室町と本町とともにタッグを組んでこのコンセッション方式を導入するということであれば、行っていただかなければいけないということになろうかと思いますので、これについては、しかるべき時が来ましたらぜひ協議を重ねて、このコンセッション方式が1市3町にとって有益であるということであれば、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。次に、このコンセッション方式導入の前提となる民間資金等活用事業調査についても検討を行っていないということでありましたけれども、この資金については2016年、平成28年に19件がこの補助事業として採択され、その後、翌年に2次募集があったんです。これについても19件が採択されて、2年間の合計が38件で、こういった補助金を活用して各市町村が、このコンセッション導入がどういったふうにそこそこの市町村で行っていけばいいかというのを研究調査しております。答弁の中にもありましたけれども、静岡県浜松市、こちらは下水道のコンセッション方式導入のパイオニアでありますけれども、平成30年の4月からこれが始まっているということでありました。浜松市の資料を拝見しますと、行政人口が80万ぐらいいると。ですので、合併もあっての県からの処理場の委託がされてきたというような答弁もいただきました。十勝の1市3町の人口と比べても浜松市というのはかなりボリュームが大きいので、こういった導入をする意義として、資料によると、86億円ぐらいのコストダウンの効果があるという見込みになっているようであります。このコンセッション方式、空港にも代表されますけれども、やっぱり大きなキャパがあったほうがコストダウンですとかそういったメリットが出やすいというふうに思いますけれども、仮に将来的に32年の道の公営企業会計化が始まったときに、浜松よりもキャパが小さいから余りメリットないだろうというような先入観は持たずに、こういった民間資金等活用事業調査補助事業なんかがまた出てきた場合にはぜひ検討していただきたいなというふうに思いますので、要望としたいと思います。次に、そもそもなぜ私がこの一般質問のテーマを今回選んだかということなんですけれども、これまで予算委員会や決算特別委員会でも、下水道の債券の中で5%、6%の金利のものがまだ残っているというところで、これを繰り上げ償還できないものかというふうに質問もさせていただきました。これをするには国の制度としては補償金が必要であるということも御説明いただいていたところでありますけれども、一般の感覚で申し上げますと、住宅ローンもそうですけれども、高い金利のものから安い金利のものに借りかえるというようなことが行われておりますので、そういった思いから、なぜ繰り上げ償還、借りかえができないのかなというふうに思っていたわけでありますけれども、もう一度、この繰り上げ償還するのになぜ補償金が必要なのかというところを御説明いただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
繰り上げ償還の補償金の御質問でございます。補償金を必要としている理由は、上下水なんかそうですが、一般会計もそうかと思いますが、その時々で有利な地方公共団体金融機関等から債券により地方公共団体に対して資金を調達するわけでございますが、結果的に一定割合の利息、利率を返すときに約束していると伺っておりまして、仮に繰り上げ償還されたとしても、それらの投資家といいますか、その買っていただいた方に国が利息を支払わなければならない。それで、過去においては期間限定で、経済対策みたいな形で3年間繰り償が認められた時期もございました。今、議員がおっしゃったとおり、そのときに町は高率のものを借りかえたというふうな結果も出ておりますが、いずれにいたしましても、補償金を支払わなければ、債券を買ってくれた人への資金調達の部分が出てくると思いますので、それを実質的には補償金という形でお支払するという制度になっているものと理解しております。以上でございます。
再質問 12番 坂本夏樹
財務省のホームページの中でも、財政融資資金からの借入金を繰り上げ償還することは可能ですかという質問に対しての答えというのが載っていまして、まさにおっしゃるとおりなんです。要するに国が、繰り上げ償還されると、入ってくるはずの利息がなくなってしまうので国が損すると。ただ、前倒しでもらった資金をほかに投資して利益が得られるだろう分と差し引いた分をこの補償金という形で納めなさいということらしいんです。理屈はわかるんです。理屈はわかるんですけれども、これを何とかする方法ないのかなということで、いろいろ調べまして、有識者の方にも伺ったところ、それをやるにはコンセッション方式しかないと。さらに、補償金免除の繰り上げ償還を望む自治体もふえているという話をいただきました。今も答弁いただきましたけれども、本町においては、過去この補償金の免除の繰り上げ償還がされているんです。それによりますと、これがそもそも平成19年から3年度の時限措置で、厳しい地方財政の状況を踏まえてこの臨時特例措置が行われて、さらに平成20年秋以降の深刻な地域経済の低迷と大幅な税収減という異例の事態を踏まえてこの措置が3年間延長されたということでありました。その答弁はいただきましたので、平成19年から21年までの補償金の免除相当額というのが確認できまして、本町においては平成19年度が1億5,400万円、平成20年度が2億4千万円、平成21年度が1億900万円、合計すると5億300万円の補償金免除の相当額があったというデータがありました。これは非常に町の財政にとっては、この5億からの利息分がなくなったといいましょうか、補償金が免除になったということは非常に音更町財政にプラスになったなということで、敬意を表したいですし、改めて、ありがとう音更町と申し上げたいというふうに思います。そこで一つ、3年間延長になった時限措置の平成22年から24年のデータというのはとれなかったんですけれども、この平成22年度から24年の3年間というのはもう既に該当する繰り上げ償還が終わっていたというような認識でよろしいでしょうか。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
平成19年度から補助金免除繰り上げ償還が認められたと。法改正があったということで。それの延長されたときに、もう町としてはそういったものはなかったのかということであります。このときはリーマンショックによる全国的な経済の落ち込みから、特例的にこのような制度がなされたということで、高利の起債、5%を超えるもの、以上のものをこのとき集中して繰り上げ償還を行った経緯があります。議員おっしゃるとおり、延長されたときは、町全体としてはもう繰り上げは全て終了していたという経過でございます。
再質問 12番 坂本夏樹
では最初の3年間でほとんどの繰り上げ償還が終わっていたということで、改めて感謝を申し上げたいというふうに思います。ちょっと話をもとに戻しますけれども、答弁の中で、影響額を試算していただきました。例えば公的資金補償金免除の繰り上げ償還の対象となった場合は、年3%以上の企業債残高を補償金免除で繰り上げ償還できるという影響額、本年度末で約1億9千万円、免除額は最大で1,800万円という答弁いただきました。僕もどれぐらい影響額があるものなのかなということで、この下水道の事業決算書の中から、未償還残高が載っていますので、それと借り入れ時の利率、償還の終わりの年月日が載っておりますので、これから残回数を割り出して、この中で最低で借りられている金利は0.45%でありましたので、総支払い額の0.45%と、の最低利率とした場合と借り入れ利率の総返済の差異を計算したんです。そうすると1億1,481万円ぐらい利息分の返済額が減るという試算だったんですけれども、これとは全く考え方が違うということで、補償金免除に認められるそのどこまでというのはちょっと私ではわかりかねたものですから、そのあたりお示しいただければというふうに思います。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
繰り上げ償還のもう少し詳しい具体的な中身になりますが、今内閣府のほうで、今、議員の御質問ありましたコンセッションの繰り償の免除対象を担当のほうでちょっと調べさせていただきました。それで、まず金融機関から借り入れた資金は、下水道事業ですから、雨水分もあれば、それから流域の分の絡む起債もございます。ただ、今回は、うちが対象となる分は、借り入れ先名でいきますと、例えば財政融資資金、それから地方公共団体金融機構、これらの資金のみ対象、かつ3%以上で影響額を、影響額といいますか繰り上げ償還免除額を計算したところ、元金ベースでいきますと答弁させていただきました1億9千万で、影響額としては1,800万しかないというような試算の結果でございます。ですから、全ての借り入れにこの免除が該当するかどうかという部分については、そうではないという部分になるかと思います。以上でございます。
再質問 12番 坂本夏樹
それにさらに企業債残高と運営権対価として支払われる額とを比較して低いほうになるし、32年度以降には限度額が2分の1に減額されるということなんですね。はい。この点についても了解いたしました。ならばなんですが、このコンセッション方式、下水道に限らず、空港、今進められておりますけれども、ほかの分野で、本町でこれやったらメリットあるんじゃないかというような事業というのはあるものなんでしょうか。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
これというのは私のほうからはちょっとお答えしにくい部分があるんですが、あくまでも全国的な話でございまして、町議おっしゃったとおり、今十勝にかかわる分としては空港の民営化で、千歳空港を中心とした道内7空港の部分がコンセッションで、新聞等報道されているとおりであるかと思います。また、答弁にもありました、させていただきました水道事業、それから下水道事業、公営住宅など内閣府の支援を中心に、各自治体さんがまずコンセッション前段の資産、まず資産をしっかり押さえること、そのさらに前提として、北海道さんの話もさせていただきましたが、まず公会計化して、会計を、資産管理をしっかり自立する。その中には当然更新計画等も入ってまいるかと思います。さらに、先ほど議員さんからもありました、私ども1市3町で、芽室、幕別さんはたしか特別会計でございます。ですから、こういった足並みといいますか、まずは法適化、その後の資産管理、あとは運営の部分も、御答弁させていただきましたが、仮に私ども下水でやるとしますと一部事務組合といいますか、そういった各町使用料、料金等も異なります。この辺の扱い、それから資産の更新時期も異なりますので、こういったまずは検討を可能性も含めてしっかりして、その後に、運営権をいただけるような相手方が、相手方といいますか、民間がいるかどうかも非常に大事なポイントになってくるかなと思います。ただ、浜松市さんの例でいきますと、人口が、約5割といえどもかなり、十勝圏全域より人口が多いので、やはりスケールメリット等も、相手方がいることですので考慮しなければならないということで、全国いろいろ取り組んでいる各町もなかなかその辺に悩んでいるといいますか、いろいろ資産評価をまずしている最中かなというふうに担当としては押さえてございます。はっきりこれとは言っていないんですが、一応状況はそのような状況でございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
再質問 12番 坂本夏樹
民間資金等活用事業調査費補助金を使って38件、38の市町村が調査をしているんです。評価、調査をするのがデューディリジェンスと言うらしいんです。浜松市はそれを先行して今行って、結果的に本年の4月から実際に始まっているということでありますけれども、この調査、評価の報告がいろいろと資料として確認できます。やはりどの資料を見てもスケールが大きいんです。なので、そういった事業が本町にもあればメリットが出やすいのかな、該当しやすいのかなと思うんですけれども、中でも公営住宅なんか本町はどうなのかなというふうな思いもありますので、これから個人的にもこのあたりは研究、調査をして、提案できる事業があれば提案させていただきたいというふうに思います。この中で、この補助金を受けて調査報告した村田町、これは宮城県でありますけれども、人口が約1万、上下水道の給水人口が1万964人となっておりますけれども、この町がこの補助金を利用して、このコンセッション等の導入についての調査をしております。結論的には、この町の規模だと民間事業者で協力してくれるところがなかなかないんではないかというような調査も上がってきておりました。こういうのも含めて、メリットがあるものについては導入を検討して考えていくというふうなスタンスを町としてはとっていただきたいなというふうに思います。最後になりますけれども、町としては、今後国や道の動向を注視しながら情報収集や調査、研究を進める、さらに必要に応じて構成自治体との協議を行ってまいるというふうに答弁いただきました。私も、先ほども申しましたけれども、今回の一般質問については、補償金免除の繰り上げ償還をさらに行いたいという気持ちで今回一般質問させていただきました。その方法としては、このコンセッション方式を導入して、先進事例になって認可を受けるということでありますけれども、なかなか現状では難しいな、ハードルが高いなというふうに感じているところではあります。しかしながら、時限措置にもありました平成19年度から3年間、こういったものの復活の可能性もなきにしもあらずかなというふうに思っています。といいますのも、来年の10月は消費増税10%というのが今のところ掲げられております。そうなりますとやはり消費の落ち込みの影響というのも考えられるのかなというふうにも思いますので、これについては関係各位に働きかけを私個人としても行ってまいりたいと思います。今回この一般質問をさせていただくことによって、私もいろいろと調査しましたけれども、なかなか私ではつかみ切れない情報というのを今回答弁の中でもいただきました。こういった議論があれば、いざこういった政策がとられるときに、そういった場面においては入りやすいのかなというふうにも思っておりますので、今後ともこういったアンテナを高く張ってぜひいろんな情報収集をしていただきながら、お互いに町のために邁進できればというふうに思っております。以上で私の一般質問を終了します。
答弁 町長 小野信次
今、坂本議員からコンセッション方式ということで、新しい言葉ではありますけれども、国として、今内閣府がというお話しありましたように、地方にかかわる公会計といいますけれども、さっきも部長からも説明ありましたように、町の資産、それをしっかりと見据えて、将来にわたる、これらをどうやって手だてをしていくのか。維持管理もそうですけれども、それから今お話にありました繰り上げ償還、これも、今説明にあったように、歴史を見たときに、我が町の財政健全化という時期もあわせて、さっきの平成19年のお話もそうですけれども、既にそういうことを常に、今、坂本議員がおっしゃっていただいたようにアンテナを張りめぐらせて、これからもそういったことに目をしっかりと持っていきたいなというふうに思っていますし、また、こういう機会に、今おっしゃっていただいたように、議員の皆さんからもしっかりとしたそういった情報を投げかけていただけるというのが大事だと思います。ただ、問題は、坂本議員御自身も言っておりましたけれども、浜松市、人口80万なんです。この80万で、ただ人口が多いというだけじゃなくて、我々の広域、あるいは複合事務組合という中でやっているというのは、下水道といいながらも、合併浄化槽もちろんここにあります。そういった条件がそれぞれの自治体によって異なる、北海道の場合特に。しかし静岡県、特に人口の多いといっても密集地帯ですから、管路の維持にもして何にしても人口で割り返したら大した話じゃない。でも我々のところへいくと、帯広、音更、芽室、幕別とありますけれども、集合してみれば、浜松市の人口ほどにはいかないといっても、何か手だてができるんでないかなと。今、坂本議員御指摘のように、今後の中で国も、このことがどこまで一般の1,718の市区町村の中ではまるのかと。そういうことも国自身も研究して僕はくると思います。まさに今坂本議員が言われたように、今後の中でそういったことにしっかりとアンテナを張りながら、公会計ということもあります。うちの町では、既に上下水道の中で、管路に関しては改めてアセットマネジメントという形で、資産の評価を見直すという意味じゃなくて、使えるのはどこまで使えるのかというところまで詰めながら今将来にわたっての計画も練っているのは御存じのとおりであります。そういったことで、お互いがこういった議論をこれから高めていくべきだというその提言、御指摘はまさにそのとおりだと思いますので、これからも、我々もしっかりとその情報を得ていきたいと思いますし、また、得られた情報があれば、こういった中でぜひ提言をしていただければありがたいというふうに思います。今後をもっても、今坂本議員がおっしゃったように、この町が営々としてやっぱり持続可能な町となるようなまちづくりに双方とも、ふだんから両輪と言っていますように、そういった意味でのお互いの知恵の出し合いをしていっていただければ、また、私たちもそう期待しておりますので、今後ともどうぞ御理解のほどをお願いいたします。ありがとうございました。