みんなの議会

音更町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月14日

合同納骨塚、同じものですが、合葬墓の整備について

2018年9月14日、音更町議会の一般質問で、松浦波雄議員が「合同納骨塚、同じものですが、合葬墓の整備について」質問し、町長 小野信次、町民生活部長 荒井一好が答弁しました。

質問者
松浦波雄 議員
答弁者
町長 小野信次、町民生活部長 荒井一好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 16番 松浦波雄

おはようございます。では、通告に基づき一般質問いたします。合同納骨塚、同じものですが、合葬墓の整備について。少子高齢化、核家族化の進展に加え、非婚化、離婚率の上昇、経済環境の不安などさまざまな社会環境が変化する中で、墓地に対する意識も多様化しています。墓を代々継承していくことが当然であるといった価値観、文化は崩れ始め、家族による継承を前提とした墓制度の維持が困難になってきています。家族が祖先祭祀の役割を果たせなくなったとしても、死者の尊厳を守り、死者が安らかに眠ることのできるような墓のあり方を町としても真剣に取り組むときが来ていると思います。承継者がいない、子供に迷惑をかけたくない、身寄りがないなどの状況から合同納骨塚に対するニーズの高まりがあり、実際私が調べた限りでは、道内自治体でも2018年7月現在で、建設予定も含め、帯広市など10市6町が確認できました。墓の悩みは深刻であり、町民のためには整備を急ぐべきと考えますが、町の見解を伺います。1、町長はタウンミーティングや各種会合など積極的に町民との対話を進めていますが、合同納骨塚の要望は出ていないのでしょうか。2、平成29年6月7日の民生常任委員会で合同納骨塚の整備について町としての考えを示されていますが、広く町民に知っていただくため、本会議の場でも示していただきたい。3、切実な町民ニーズに対応するために、合同納骨塚の整備を急ぐべきと考えますが、町の考えは。以上、御答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

おはようございます。合同納骨塚の整備についての御質問にお答えいたします。初めに、合同納骨塚の要望についてでありますが、御質問にもありますとおり、近年、核家族化、少子化の進行、価値観の多様化などにより、お墓に対する考え方が変化してきております。こうした中、お墓の継承やその維持に不安を抱える方、また、経済的な理由でお墓を建てることが難しい方などに対応するため、近年、道内において、公設の合同納骨塚の整備が進んできているものと考えております。町民からの要望件数については、過去3年間で申し上げますと、平成27年度は、町政声のポストで3件、まちづくり町民アンケートで4件、28年度は、町民アンケートで1件、29年度は、町政声のポストで1件、まちづくり懇談会で1件、町民アンケートで1件となっております。また、担当部署にも電話等により、年間数件の問い合わせが寄せられており、町民から一定の要望はあるところです。次に、昨年6月の民生常任委員会に示した町の考え方についてでありますが、町では、公設の合同納骨塚を音更霊園内に整備する必要性があると考え、昨年2月の民生常任委員会にその概要をお示ししたところ、地元の意見を聞き、時間をかけて慎重に検討すべきとの意見をいただきました。また、同年4月に、霊園の地元の4行政区で構成する共和協議会から、先祖を供養することを基本とする音更霊園内に合同納骨塚を整備する計画は、地域の住民感情にそぐわず、受け入れられないとの意見書が町に提出されました。常任委員会は昨年5月に構成替えがあったことやこうした経緯も踏まえ、昨年6月に改めて合同納骨塚の整備概要について御説明したところです。その内容については、施設の名称は合同納骨塚とし、遺骨のみをカロートという地下スペースに直接おさめる方式として、年間20体の利用を想定し、50年分の千体と既存の無縁納骨堂の100体を収容する整備計画であります。事業費は、設計費と工事費を合わせて1千万から2千万程度で、使用料は、遺骨1体当たり1万円から2万円程度を想定し、使用者の資格については、本町に住所を有する者または有していた者の遺骨を埋葬しようとする者及び音更霊園内の他の墓所から遺骨を埋葬する者としております。また、生前予約を受けることとし、埋葬の時期については、5月から11月ごろの期間に、週1日程度で、希望者には記名板を整備することとしたところであります。最後に、合同納骨塚の整備に係る町の考え方についてでありますが、昨年6月の常任委員会において、それまでいただいた御意見や地域からの意見書の内容を踏まえ、3点を課題として整理し、お示ししました。1点目は、合同納骨塚の整備の必要性、2点目は、お墓に対するさまざまな考え方や認識の相違についての調整、3点目は、本案件の所管常任委員会における今後の取り扱いであります。これら3点について説明し、協議をいただきましたが、昨年12月の委員会において、合同納骨塚の整備については、慎重に進めるべきと集約されたところであります。お墓あるいは寺社仏閣等における納骨堂などに対する考えは、時代の流れとともに変化してきておりますが、お墓等は、遺骨を預ける場所ということだけではなく、先祖を敬い、とうとぶ特別な場所でもあります。公設の合同納骨塚に対する一定のニーズはあるものと考えておりますが、町民の中にもさまざまな意見があることから、いましばらくお時間をいただき、整備に向けた環境づくりを検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 16番 松浦波雄

御答弁ありがとうございます。まず1番目の質問に入っていきますが、町長に対してさまざまな手段で要望が出ているということでございます。特にまちづくり懇談会等では、直接会ってお話しされたと思うんですけれども、町長はそのときにどのような回答をされたのか教えてください。

答弁 町長 小野信次

今、松浦議員から、どういう答えをしていたかというお話でありますけれども、答え方としては、今、松浦議員が考えられている認識と余り変わらないという考え方でございます。時代の変化というよりも、やはり少子化、そしてまた高齢化という中で、昔であればお子さんがたくさんいらっしゃって、それぞれがまたそこに集うという習慣もあったというふうに話を聞いてるとお聞きしますけれども、そういった中で、やはり家庭に寄ってくるという機会が少なくなってきたということもあって、なかなかそういったこれからのことを考えたら不安だと。ぜひそういったことを考えてほしいという率直な御意見であります。以上です。

質問 16番 松浦波雄

町長の認識については理解できました。答弁いただいた中で、お墓に対するさまざまな考え方や認識の相違というのがやはりあると思います。そこで、町が考えている合同納骨塚のイメージというのを少しお聞きしたいと思います。合同納骨塚は無宗教の施設だと思います。そこでお聞きしますが、例えば帯広の合同納骨塚は、お参りに来た人がお寺さんとか教会の牧師さんとか、そういう人を同行して一緒にお参りできるという施設でございます。音更町で考えている施設というのはそこら辺はどのように考えておられるのか、お答えください。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

町で考えている合同納骨塚のイメージということで御質問をいただいたところでございます。どこの自治体もそうなんですけれども、町自体で例えば宗教色を出すことは、やはりそれは当然いかがなものかなということで担当としては整理をさせていただいております。ただ、常任委員会の中でお示しした中では、例えば供花、お花を添えるような台、そういったものは設けたいというふうにお話をさせていただいたところでございます。今、議員がおっしゃるように、無宗教とはいいながら、お参りに来る方が例えばお坊さんですとかそういった方をお連れになって御自身で供養される、それは当然あってもいいことだと思いますし、町でそういったものをとめるといいますか、やめてくれというようなつもりはないような制度で担当としては考えております。町としては考えております。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

引き続きこの納骨塚のイメージを共有したいというふうに思うんですけれども、この合同納骨塚というのは死者の魂を鎮めるための慰霊の施設なのか、それとも生きている人間が遺骨の取り扱いに困っているのを救うための福祉施設という取り扱いなのか、町の考えをお聞かせください。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

今御質問をいただきました納骨塚のイメージということでございます。御遺骨をおさめるというような、当然そういった施設であるとともに、町長からも御答弁申し上げましたように、例えば生前予約を受け付けるような制度で考えている。ですから、そういった部分でありましたら、生前、例えばお墓の承継ですとかそういったものが困っているという方に対しましても、ちょっと福祉的と言うとどうなのかというところもありますけれども、やはりある種のそういったニーズにも一定程度応えれるようなことで制度としては考えたところでございます。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

では、町は、合同納骨塚、これについては、お参りする人、その人はそれぞれの信じる宗教心を持って、そしてお参りできる施設である。もう一つは、福祉的な側面というのはあるものの、死者の魂を鎮めるための慰霊の施設、このような施設と私は受け取りましたが、もう一度私のこの認識と町の認識違っていないかお答えください。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

議員のおっしゃるとおりだと思います。繰り返しになりますけれども、お墓に御遺骨をおさめるため、そういった施設ではありますけれども、その御遺骨を安らかに供養させていただくと、そういった施設であるとともに、やはり承継ですとかそういったものに困っている方、そういったニーズに応えようと、そういったものも考えながら整備計画を持った施設であるというふうに考えております。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

では次に、音更霊園の土地の所有者は誰なのか、また、霊園の維持管理責任者は誰なのかお答えください。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

音更霊園の土地の所有者は誰なのかと。維持管理する者は誰なのかというような御質問かなというふうに考えております。土地の所有は町有地ということになっております。ですから、土地は町のものということになっております。あと維持管理する者は、当然町が維持管理させていただいていると。各種墓所から例えば清掃料ですとかそういったものをいただきながら、必要に応じて町の一般財源等を投入しながら町が維持管理をさせていただいていると、そういうような施設であります。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

次に、音更霊園は、町内19カ所に散在していた墓地を移転・統合して、緑や環境に配慮した公園的な霊園として昭和45年度から整備されてきました。そこでお聞きしますが、50年ほど前の古い話になると思いますけれども、この霊園建設に当たり、霊園内に新たな慰霊の施設をつくるには地域と相談するなど何か地域協定があったんでしょうか。あったとすればその内容をお答えください。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

今、議員がおっしゃるように50年ほど前のことでございますので、ちょっと定かではないところもございますけれども、正式に文書にしたようなものは町としてはないのかなと。ただ、45年から、今、議員おっしゃったように19カ所に散在していた墓地を移転・統合し、緑や環境に配慮した公園的な霊園にするということに対しましては、やはりこの整備には地元の御協力がなければできなかったというのが事実でございます。ですから、地元の特段の御配慮をいただきながら町が整備をすることができたというふうな認識でおります。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

了解しました。やはりお墓というのは確かに大変ないろいろなデリケートな部分を含んでいる施設だということは認識しております。そこで、それを踏まえた上でお聞きしますが、町が所有し町が維持管理する霊園の中に死者の魂を鎮めるための慰霊の施設をつくる、無宗教の施設とはいえ、お参りする人は宗教心を持って合同納骨塚にお参りできると。この際関係する人たちというのは、やはり地域、地元というのは、大変その意見は参考にしなければいけない。しかし、中にお墓を持っている人、また、これからお墓を考えている人、また、先ほどの答弁にありましたように本当に困ったというような人、この人もやはり意見を聞かなければいけない。そして町民、その人たちは音更町全域に広がっていると思います。そして、町民からは一定のやはり要望があると。こういう状況であれば、やはり前向きに考えるべきなのかなというふうに思っております。事業を進めるに当たり、いろんな意見はあると思います。賛成、反対、いろんな事業全てに賛成、反対はあると思います。しかし、町民にとって必要と行政が判断すれば、その事業は進めてこられたと思います。町長の答弁からこういう施設が必要だという認識というのはわかりましたが、今までの質問を踏まえた上で、この合同納骨塚は町民にとって必要性があるのかどうか、そして町の認識は、これはやはり整備すべきと考えているのかいないのか、再度お答えください。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

合同納骨塚の必要性というような御質問かなというふうに思います。町長からも御答弁申し上げましたように、やはり公設の合同納骨塚に対する一定のニーズ、こういったものがあると。そういったことを踏まえながら昨年の常任委員会に町の考え方を整理をさせていただきましてお示しをしたという経緯からいっても、町としてはその必要性は認識しております。そういった中で、その整備につきましては、先ほど私申し上げましたように、霊園が成り立った、霊園を整備させていただいた当時、50年前の環境、そういったことを鑑みますと、やはり地元のお声、こういったものは十分に聞いていかなくちゃならないというふうに考えております。私、霊園を担当しておりますけれども、行政としましては、霊園に限らずいろいろな事業、そういったことを進める中では、その当事者といいますかその地域に係る部分は、一定程度の地域、地元、こういった方々の御理解、御協力、こういったものをいただきながら進めていかなければならないというふうに考えておりますので、当然霊園もそうあるべきだというふうに考えております。以上でございます。

質問 16番 松浦波雄

では、これはもう最後になりますけれども、3番目の質問に移ります。答弁にもありましたように、答弁というか、この問題につきましては、平成24年、27年、28年と一般質問で問題提起されております。最初に出されてからもう6年たちます。町の一定の方向性は、平成29年最初は2月に示されております。町の一定の方向性を示されて、それからもう1年半でございます。お墓に関する悩みは切実であります。町民全員にかかわることであり、今後ますますその要望は強まると思います。帯広市では3年間で500体の御遺骨がおさめられました。想定を超える数で、施設の増設を検討中というふうに聞いております。かように合同納骨塚整備のニーズは強いというふうに思います。しかも、いざこの当事者になった場合、本当に悩みは深刻でございます。私は町民ニーズに対応するためにもう合同納骨塚の整備を急ぐべきと考えますが、町の考えをお聞きし、最後とします。御答弁をお願いします。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

今御質問をいただきました。町長から御答弁をさせていただいた部分の繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、町民の中にもさまざまな意見がございます。そういったことから、いましばらくお時間をいただきながら、議員がおっしゃっているような御要望もあると思いますけれども、整備に向けた検討づくり、今後検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 町長 小野信次

松浦議員からるるお話をいただきました。もちろんこれは今、議員の皆さん方からも今までも一般質問を受けております。さらには寺山町長の時代からこの問題について、時代の変化というよりも、この今の現況を捉えていったときにはやはりそういう要望が出てきているということを真摯に受けとめる時代にも来ているということは、これは今までも申してきているとおりであります。今、部長からもお話しありましたけれども、やはりそういいながらもその環境整備にしっかりと努めながら、その今松浦議員からもお話があった点もしっかりと受けとめて、今後のこの方向性というか道しるべとして生かしてまいりたいと思いますので。私も正直言って、皆さん方も御存じのように公約にも掲げているのも、これも事実であります。そういった中で、とはいいながらも皆さん方からのしっかりした理解を得ながら、そしてまたその調整機能を果たしながらこの結果づくりに邁進してまいりたいと思いますので、よろしくまた御理解をお願いしたいというふうに思います。

出典:音更町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月14日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる