みんなの議会

音更町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月14日

手話条例の検討と聴覚障がい者の施策につきまして

2015年12月14日、音更町議会の一般質問で、山川光雄議員が「手話条例の検討と聴覚障がい者の施策につきまして」について質問し、副町長 高木収、保健福祉部長 古田康弘、福祉課長 葛谷克浩、教育部長 大久保善雄、教育長 宮原達史が答弁しました。

質問者
山川光雄 議員
答弁者
副町長 高木収、保健福祉部長 古田康弘、福祉課長 葛谷克浩、教育部長 大久保善雄、教育長 宮原達史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 山川光雄

通告いたしました手話条例の検討と聴覚障がい者の施策につきまして一般質問をさせていただきます。1点目、手話条例制定の検討について。平成23年に手話を言語と認めた障害者基本法が改正されました。この背景には、平成18年に国連採択されました障害者の権利に関する条約第2条で手話が言語であると定義されたことにより改正に至りました。また、来年4月からは障害者差別解消法が施行されます。このような社会情勢の中で、手話条例を制定する自治体がふえております。自治体を紹介いたしますと、2年前の平成25年10月に鳥取県が全国初の手話言語条例を制定、道内では、全国市町村で初めて石狩市が同年12月に制定、十勝管内では全国の町村で初めて新得町が昨年3月に制定、鹿追町が同年9月に制定、また、今年度に入りまして帯広市や北海道も12月議会で検討を始めると表明しております。また、全道180の全議会が手話言語法の制定を求める要望意見書を採択しております。本議会におきましても昨年の3月の第1回定例会で採択しております。本町も手話条例制定に向け、当事者や関係者の意見を聞き、進めるべきと考えますが、町長の見解をお伺いいたします。2点目、聴覚障がい者への施策について、次の4点について、現状と今後の取り組みをお伺いいたします。コミュニケーション支援事業の充実、手話の普及啓発、生涯学習フェスティバルでの字幕つき映画の上映、学校教育での手話の体験。以上、質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

手話条例の検討と聴覚障がい者の施策についての御質問にお答えいたします。初めに、手話条例の検討についてでありますが、手話は、聴覚に障がいがある方にとって、日常生活を送る上での情報を得たりコミュニケーションをしたりする大切な手段の一つであります。障害者の権利に関する条約や障害者基本法で手話は言語として位置づけられたことから、行政、住民、事業者などそれぞれの立場で手話の普及や環境整備に努めることを目的として条例を制定する自治体があり、道内では、石狩市、名寄市、新得町、鹿追町の4自治体が制定済みであります。本町も担当部局で研究を重ねておりますが、現在、北海道が手話言語条例の制定を検討していることから、その条例がどのような内容になるのか注視しているところであります。本年12月1日現在、本町で聴覚障がいによる身体障害者手帳を保持している方は206名で、そのうち2級の重度の方は38名となっております。自治体によっては聴覚障がいを含む他の障がい全般に対する支援等を規定した条例を制定している事例もあることから、手話に特化した条例とするのかも含め、当事者や関係団体の御意見を聞きながら条例のあり方を検討してまいりたいと考えております。次に、聴覚障がい者への施策の現状と今後の取り組みについてでありますが、本町は、本年3月に、本年度から平成29年度までの3年間を計画期間とする第4期音更町障がい福祉計画を策定いたしました。この計画は、障がい施策の実施計画として72の個別施策の実施を掲げており、御質問のコミュニケーション事業の充実につきましては、北海道ろうあ連盟等に委託して、聴覚障がい者に対し、手話通訳者や要約筆記者を派遣しております。このほか、町の単独事業として、身体障害者手帳の交付対象とならない軽度難聴児に対し、補聴器の購入助成や、人工内耳の音声信号処理装置の必要な児童に対し、装置の交換費用の助成を実施しているところです。また、手話の普及・啓発につきましては、手話や指点字などについての啓発活動を行い、意思疎通支援に対する理解向上に努めることとしております。こうした支援を行うことによって聴覚障がいを持つ方々が家庭や社会において充実した生活を送れるよう今後とも努めてまいります。生涯学習フェスティバルでの字幕つき映画の上映についてでありますが、映画会は、平成15年度から、帯広大谷短期大学が主管となり、毎年500名前後の方に御鑑賞いただいておりますが、現在、映画会の上映に使用するDVDなどについては、邦画で字幕つきのものが広く普及していないのが現状であります。御質問にありますように、来年4月から障害者差別解消法が施行されますので、聴覚障がいをお持ちの方にも楽しんでいただける映画会になるよう、字幕つきの作品が今後広く普及することを期待しているところであり、主管いたします帯広大谷短期大学とフェスティバルにふさわしい字幕つき映画があるかどうか検討してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。学校教育での手話の体験につきましては、町内の小学校において、これまでも学習発表会で手話を交えた合唱を発表したり、一部授業の中で取り入れたりしながら体験活動を行っている学校もあるところです。児童生徒が手話を体験することは、障がい者の理解や大切なコミュニケーション手段の一つとして重要なことであると認識しており、今後も手話体験の機会をつくることができるよう学校とも十分相談してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 3番 山川光雄

再質問をさせていただきます。最初に、手話を言語とする意味でありますが、手話は、音声言語である日本語と異なる言語でありまして、音声が聞こえない、聞こえづらいという聾者が物事を考え、会話をするときに使うものとして育まれてきました。しかし、教育現場では、長年、相手の唇の動きを読み取る聴覚口話法が主流であって、手話が事実上禁止されてきた歴史がございます。その理由は、相手の唇の動きを見て、同じように発音させる訓練に重点を置いてきたためであります。ここで、聾学校の現状につきましては、現在は手話も教えておりますし、指文字やメールなども教えているということでありますが、それで、聾者の方のお話しですと、言語差別のため、自由なコミュニケーション能力が持てず、社会参加ができない聾者もいるということでございます。また、筆談でなく、自分の言葉で自由に相談できることが必要であると語っておられます。条例制定は、手話を言語と認知し、使いやすい環境にしていくことを町の責務として、その取り組みを進めていくことが必要であるということが条例制定の主な理由であります。また、先ほど冒頭で本会議の意見書採択を紹介いたしましたが、その意見書には、聾者が暮らしやすい社会のために手話を獲得する、手話で学ぶなどの権利を保障するための法整備が必要であるということで、意見書の文言として採択をしているところでございます。それでは、条例制定により期待することといたしましては、全日本ろうあ連盟は、公共施設では手話通訳による情報提供を義務づけ、民間施設でも手話を使う機会が保障されるように求めております。聾者の生の声といたしまして、公共機関の窓口では、普通のもてなしの心で対応していただきたいというようなお話を聞いているところでございます。そこで、今回質問させていただきました条例制定の検討についてでありますが、答弁では、担当部局で研究を重ねていますが、北海道の言語条例の制定の内容を見ながら注視していきたいという答弁がございました。先ほどの最初の質問でも、検討会の設置を検討していただきたいという質問をさせていただきましたが、この検討会の設置についてはどのようにお考えになっているのか、御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

手話条例の制定に当たっての検討会の設置はどうかというところでございます。内部でも、先行している自治体の手話条例の内容を勉強し、検討しているところでございます。答弁でもございましたように、今、道が、単独条例にするかどうかも含めて検討会の御意見も伺いたいという報道でございます。本町におきましても、現在、障がい者関係では、障がい者の計画をつくったときの推進委員会というものがこれは常設で置かれておりますので、ここの中には、障がいの方の当事者あるいは支援団体等、広く参加も求めた中の推進委員会でございます。また、別な組織として自立支援協議会等もございます。このような既に設置されております推進委員会あるいは自立支援協議会などにおいてまずはその話題を提供させていただいて、どのような方向、条例のあり方、つくり方がいいのかという部分について考えているところでございますので、すぐ検討会、これ専門の検討会をつくるかどうかというところは、まだ検討をしているところでございます。以上です。

再質問 3番 山川光雄

検討会につきましては、現在ある機関に諮ってみたいというお話をいただきましたが、北海道も来年1月に検討会を設置するということで、非常に前向きな形で条例制定を今進めているところでございますので、本町におきましてもぜひとも、その障がい者推進委員会とか自立支援協議会とは別に条例制定の検討会を設置していただくようにお願いをしておきたいと思います。次に、その条例制定の検討に当たりまして、御答弁では、当事者や関係団体の意見を聞きながら検討してまいりたいという答弁をいただきました。ぜひとも聾者の皆さんとか手話サークル等、これまで活躍しておられます団体等もぜひ入れて検討をお願いしたいと。そういった意味からも、今の推進委員会とか自立支援協議会ではない検討会というものが必要でないかと私は思いますけれども、重ねて申し上げますが、検討会の設置をぜひとも考えていただくように要望したいと思います。次に、障がい者施策につきましての質問をさせていただきます。コミュニケーション支援事業についてでありますが、御答弁では、北海道ろうあ連盟等に委託して手話通訳者、要約筆記者を派遣しているというような御答弁をいただきました。それで、手話通訳者の派遣についてでございますが、聾者の要請に対しましてこれまでも派遣をしていただいている実態はわかっているわけでありますけれども、その派遣を要請された目的、聾者がどういう目的で派遣をお願いしたかというようなその目的でありますが、それらのことにつきまして、また、内容によっては派遣ができないという実態があったのかどうか、その辺のところもお伺いしたいと思います。

答弁 福祉課長 葛谷克浩(福祉課長は2016年9月まで)

手話の派遣の関係でございますけれども、これにつきましては、本町の音更町地域生活支援事業実施規則において、このコミュニケーション、意思疎通支援事業ということでうたっております。その中に、どういう場合に派遣するということでございますけれども、主に多いのは病院ですとか、お子様の学校の関係ですとか、一応この形が一番、昨年度でいいますと23回派遣をしておりますけれども、病院の通院、それから、お子さんの学校での進路指導ですとか参観日ですとか、そういうときの3者面談等に含めてやっているのが多いような状況でございます。それで、実際に今利用されている方が4名いらっしゃいまして、今まで断った例というのはございません。大体その規則に基づいてどういう場合に派遣できますよということを周知させていただいておりますので、実態としてはそのような状況でございます。以上です。

再質問 3番 山川光雄

ありがとうございます。それで、その手話通訳者の派遣に当たりまして、どういう場合には派遣するというような実施要綱的なものをつくっておられるのか、その辺をちょっとお聞かせください。

答弁 福祉課長 葛谷克浩(福祉課長は2016年9月まで)

この関係でございますけれども、平成18年の自立支援事業は、自立支援法の施行に伴いまして、本町におきましてコミュニケーション事業ということで、平成18年10月に要綱を定めて実施してございます。この辺につきましては議員のほうが詳しいのかなとは思いますけれども、当時そのような形で要綱を定めさせていただきまして、平成21年に要綱を廃止し、先ほど申し上げました規則を定めさせていただいております。それで、この規則のところに、派遣できない、適用除外という項目がございます。これにつきましては、例えば、病院の通院に関していえば、通常の通院であればいいのですけれども、宗教等を背景とした治療等がちょっと言われている部分があったりする、そういうような関係についてはだめですよとか、児童の教育及び保育に関する、例えば、先ほど言いました参観日ですと保護者会なり、そういう進路指導等の相談でございますけれども、これの話でまいりますと、教材と物品の売買及びこれに類似する内容の行為ということで、通訳者を通して物、物品を販売したりするとかというような経済行為については該当しませんよというようなことで、この辺につきましては細かく定めをさせていただいております。以上でございます。

再質問 3番 山川光雄

ありがとうございます。それで、ほかの町の話をしては大変申しわけないのですけれども、実施要綱を定めているところもありまして、今お話しありましたように、病院の受診、それから学校の授業参観等、それから会社の面接、町内会の集まり、冠婚葬祭、講座、講演会、研修会等、それから各種手続、諸契約、免許の取得・更新等、これらについても派遣を対象としている自治体もございます。それで、一つ確認をさせていただきたいのですが、冠婚葬祭で葬儀等につきまして、この実態はないのではないかというようなちょっと憶測はしますけれども、町村によりましては葬儀等の派遣を認めていないという町もあるそうでございますが、聾者の方の希望といたしまして、聾者が施主や喪主の場合は認めてほしいという声もございます。この場合についてどのように対応されるかお伺いさせていただきます。

答弁 福祉課長 葛谷克浩(福祉課長は2016年9月まで)

先ほど規則の中で代表的なものの話をさせていただきましたけれども、今、議員がおっしゃられますように、本町においては8項目、それから、その他町長が認めた場合ということで、例えば、生命、健康及び医療、保健に関すること、司法に関すること、児童の教育及び保育に関すること、労働と雇用に関すること、地域及び住宅に関すること、人間関係に関すること、文化と教養に関すること、社会生活に関すること、その他、町長が必要と認めるものという項目を設けております。それで、今おっしゃられました葬儀の関係についても、人間関係に関することという中に、家庭問題、各種調停、結婚式、葬儀等という項目がございまして、隣人との日常会話、聾唖者が一般参加となる結婚式、葬儀等ということで、この辺につきましても要請があればそれは認めるということで対応をさせていただいております。以上でございます。

再質問 3番 山川光雄

ありがとうございます。次に、手話通訳者と手話コーディネーター兼聾相談員を設置していただきたいという聾者からの要望もございますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

コーディネーターを設置してほしいということでございますけれども、本町の場合、ただいまはそういう設置はしておりませんけれども、例えば行政の窓口においてというようなことなのかなと思いますけれども、本町の場合、窓口で手話というのはできかねておりますけれども、そういう御要望も私伺っておりませんので、もしそういう御要望があれば、実態を把握させていただかなければならないかなと思っております。以上です。

再質問 3番 山川光雄

手話コーディネーターとか聾相談員につきましては、そういう御要望もありますので検討していただきたいと思いますけれども、当面、委嘱する形でもよろしいのではないかと思いますので、この辺のところは要望させていただきたいと思います。手話通訳者の件でございますけれども、手話通訳者につきまして、現在、手話奉仕員要約筆記者養成研修事業というものを予算化しております。この事業の内容と実績についてお伺いをいたします。

答弁 福祉課長 葛谷克浩(福祉課長は2016年9月まで)

それでは、私のほうからお答えさせていただきます。この奉仕員の養成研修事業でございますけれども、本町独自ではなくて、帯広市が開催をしておりますこの養成研修事業に、本町の町民の方がそれに参加されて、手話通訳ですとか要約筆記の奉仕員研修を受講された方に対して助成をさせていただいているということでございます。ちなみに26年度の状況で申し上げますと、手話講習会につきましては26年度はございませんでしたが、手話講習、手話のステップアップ講座というのがございまして、これにつきましては2名の方、それから要約筆記の講座につきましては4名の方が受講されて、それぞれ助成をさせていただいているという状況でございます。

再質問 3番 山川光雄

ありがとうございます。それで、手話奉仕士というのでしょうか、国家資格があるそうでございます。帯広市には手話通訳者が16名登録されていると聞いてございます。また、手話通訳は全国統一試験のために、札幌市などで開かれます養成講座の受講が必要だということであります。新聞報道では、帯広市でも、札幌ではなくて地元でこの講習会を、養成講座を開いていただきたいという運動をしたいということも報道されておりますけれども、これらの受講生の支援についてどのように検討していただけるのか、お伺いしたいと思います。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

手話通訳士の国家試験に伴う支援のあり方ということでございますけれども、今お話のとおり、札幌市でしか国家資格の扱いがないということでございます。帯広市を含めて広域的にそういう実態がどうなっているのかも把握しなければなりませんけれども、支援するとなれば、その旅費程度の支援ということになるのかなとは思いますけれども、そこら辺は、町民でそういう方々、希望があるのかどうかも私、現在、今時点では承知しておりませんけれども、何がしかの検討はさせていただきたいなとは思いますけれども、そこら辺、まず、そういう資格を受講する方が町内にいらっしゃるかどうか、この実態がちょっと私今つかめておりませんので、あと広域的な取り組みでこの地方でもそういう試験ができないのかということも含めてちょっと勉強させていただきたいと思います。

再質問 3番 山川光雄

次に、手話の普及啓発についてお伺いをいたしたいと思いますが、手話につきましては、町民の手話サークルがございます。名前は、ふきのとうという名称で手話サークルがありますが、これは昭和50年ごろに設立されて現在も続いているという、40年近く続いているサークルでございます。また、福祉まつりでは手話教室なども実施されておりますし、教育機関では、地元の大谷短期大学でのオープンカレッジでも手話講座などが行われているというような状況を把握しているわけでございます。また、短大では、学生のボランティア活動を支えるために、今年度は自由講座として手話講座が開かれていることも報道されておりますし、また、来年から、手話教育を一般教養科目として講義を行うということも報道されたところでございまして、短大での活動、また、この一般教養課程を修了した卒業生等が社会に出て活躍してくれるということが大いに期待できるという状況にあるわけでございます。それで、先ほど、条例制定において期待するものとして窓口での対応をお話しいたしましたけれども、公共施設の窓口の職員に対しまして手話研修というものを考えていただきたいと思いますけれども、その辺の御見解をお伺いしたいと思います。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

窓口での手話通訳の対応ということでございますけれども、役所の中、窓口それぞれ持っておりますけれども、今現在は手話ができる者は多分、多分というか、今配置されていないのが実態でございます。手話が言語として認められたという実態も踏まえまして、それから、その研修のあり方等々につきましては、総務部とも相談をさせていただきながら、どのような対応がとれるのか研究、検討をさせていただきたいと思います。

再質問 3番 山川光雄

次に、手話の冊子とか手話のポスターなどの印刷物についての発行をお願いしたいと思いますけれども、これについては要望しておきたいと思います。次に、教育委員会にお伺いをいたします。生涯学習の件でありますけれども、先ほど質問させていただきました生涯学習フェスティバルでの字幕つき映画の上映につきまして、いろいろ御答弁いただきまして、御苦労があるということも理解はしているところでございます。特に、字幕つきの映画が広く普及していないというか、数が少ないというか、そういう状況でありますけれども、以前、野口英世の映画が上映決定されたときに、聾者の方から、ぜひとも野口英世の字幕つきの映画を上映してほしいという要望をされたそうでございますけれども、そのときに、探していただいて上映をしていただいたという経緯があるということを聞いてございます。例年2月ごろにフェスティバルが開かれるということでありますけれども、今後におきましても字幕つき映画につきまして御配慮をお願いしたいと。これも要望させていただきます。また、別な角度になりますけれども、聾者の方の要望として一つあります。情報入手のための社会学習教室の開設をお願いしたいということでございます。これにつきましては、帯広市では、聾者社会学級というのが年4回開かれているそうでございますが、帯広市民の方を対象にしているようでございます。それで、本町におきましても同じような社会学習教室の開催をお願いしたいということでございますが、突然の話でございますけれども、どのようにお考えになっているか、答えていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

社会学習教室の開設というようなお話であります。本町におきましては、その社会学習教室等の講習というものはやっていませんので、今現在、生涯学習の関係でいろいろな教室ですとか講座だとかそういうものを開始しておりますので、その生涯学習の中でそういうものの要望等があれば、そういう講座ですとか教室等の開設に向けては検討してもいいのかなと思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

再質問 3番 山川光雄

最後の質問させていただきます。学校教育での手話の体験についてでありますが、学校では、先ほどの御答弁では、学習発表会で手話を交えた合唱を発表したり、一部授業の中で取り入れたりしながら体験活動を行っている学校もあるという御答弁をいただきました。総合的な学習の時間などを活用いたしまして、子供たちが聾者と交流するなど、体系的な学習を通じて小中学生が聾者や手話の理解を深めていただきたいと思います。ここも聾者の希望を一つお願いをしておきたいと思いますけれども、手話による音更の地名、郷土を表現する手話などを創作しながら、要するに手話をつくって、手話の発想を学んで使ってもらう総合的な学習をしていただきたいという希望がございます。このようなことで、今も学校でされておりますけれども、さらに多くの学校で手話を体験する、また、聾者と交流するような機会をふやしていただくように、これは要望させていただきたいと思います。以上で質問は終わりますが、手話条例は、町の責務を明確にするとともに、手話への理解を図りながら、聾者が手話により自立した日常生活を営み、社会参加をし、心豊かに暮らすことができる地域社会の実現をすることに寄与する重要な条例でございます。聴覚障がい者の置かれている現状を理解していただき、早急に条例制定を進めていただくとともに、聴覚障がい者の福祉施策も今以上に充実していただくように強く要望して、私の一般質問を終わります。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

聴覚障がい者の方への支援という中で、手話が言語であるというような法律の改定もありました。これを受けて、御答弁の中でも申し上げましたように、自治体の中ではいち早く条例化しているところもございます。私どもとしても検討はしているところであります。ただ、その条例、これのあり方もそうですけれども、やはり大事なのは、聴覚障がいを持っておられる方への私たち町民全体の理解ということが前提だろうと思います。その上で、どんな支援ができるのか、私たちがやらせていただいているコミュニケーション支援といいますか、手話通訳者の方の派遣というのももちろんそうですけれども、今いろいろ御意見、御提案いただいたさまざまな方策もあるかと思います。一つ、この聴覚障がいというところが今大きくきょうの御質問では取り上げていただいたわけですけれども、町としては、やはり障がいのある方全般への平等な支援というものは考えていかなければならないと思います。その中でも、特に聴覚障がいということの中での特に手話との関連、これは重く受けとめて、今後町としても条例化に向けてもいろいろな検討会をやっていきながら、御意見等を踏まえて対応をしっかりとやっていきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。

答弁 教育長 宮原達史(教育長は2020年3月まで)

学校教育の現場の手話というお話もいただきました。やはり子供のときにはいろんな体験が必要だということが今言われております。ですから、少しでも学校でそういう手話を体験するということは、その子にとって、その後、社会に出ていろんな方と交流していく中で非常に重要なことだと思いますので、先ほど御答弁申し上げましたように、学校とも十分相談してそういう体験の場、機会をつくるよう努めてまいりたいと思っています。以上です。

出典:音更町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月14日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる