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洞爺湖町議会 平成28年3月会議 2016年3月9日

手話条例を制定すべきと思うが、理事者の見解を問う

2016年3月9日、洞爺湖町議会の一般質問で、越前谷邦夫議員が「手話条例を制定すべきと思うが、理事者の見解を問う」について質問し、健康福祉課長 皆見亨、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
越前谷邦夫 議員
答えた人
健康福祉課長 皆見亨、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

それでは、2番目の質問に入らせていただきたいと思います。手話条例を制定すべきと思うが、理事者の見解を問うということで通告させていただきました。答弁によっては、5分で終わりますし、答弁いかんによっては、34分使うこともあろうかと思います。そういうことも含めて、ぜひ前向きな答弁をいただきたいと思います。我々は、通常、聾啞者と言いますけれども、聾者とも言うのですね。後で触れさせていただきますが、石狩市あたりは全国で1番目の手話条例を制定したところでありますが、洞爺湖町内に視覚障がい者や聴覚障がい者が何人いるのか、その中で聾啞者は何人いるのか、確認しておきたいと思います。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

洞爺湖町におけます言語聴覚障がい者の身体障害者手帳所持者数でございますが、平成28年2月26日現在で57名でございます。そのうち、1種1級の手帳を所持している方は6名いらっしゃいますが、他の障がいと重複して認定されている状況でございます。なお、手話により意思伝達が必要な方は現在はいらっしゃらない状況でございます。以上です。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

今、言語聴覚障がい者数は57名といことでございますね。間違いありませんね。それでまず、全国的に手話条例を制定する自治体が非常に広がりを見せております。北海道の高橋はるみ知事も手話基本条例を制定したいということで前向きに検討に入った模様であります。都道府県のどの府県が全国でいち早く手話基本条例を制定したかというと、鳥取県であります。では、道内ではどこかというと、先ほど冒頭に申し上げましたが、石狩市が2013年12月に、これは全国の市町村で初めてであります。その後、十勝管内の新得、鹿追、名寄市はこの4月から施行予定です。登別市も入るようでありますから、登別も含めれば全道で5市町ということになります。伊達市においても、今、手話条例を制定しなければならないということで、条例化に向けて急ピッチで進めているようでありまして、3月7日には手話教室も開いております。そして、この手話教室には約80名の受講者があったようであります。先ほど申し上げましたが、道の高橋はるみ知事も、手話基本条例の制定を目指して、今、積極的に作業を進めているということが報道されております。道内はもちろんのこと、とりわけ洞爺湖町内においても、急速に高齢者がふえてきておりますし、障がい者は年々増加してくるだろうということを考えれば、洞爺湖町としても積極的に取り組んでいかなければならないだろうと思います。前に戻りますが、いわゆる視聴覚の身体障がい者は、平成14年の3月段階で全道で30万人超になっております。10年前から比べて3万人もふえてきているということですから、これから高齢化社会がどんどん進んでいくことによって、視聴覚障がい者がもっとふえてくるだろうと私は危惧しているところであります。やはり、理事者も、公平平等、あるいは共存、共愛、友愛のまちづくりを進めていきたいということをいろいろの場で申し述べているようでありますが、やはり、誰もが生活するに当たって安心感が高まるような地域環境をつくり上げていかなければならないだろうと思うわけであります。したがって、障がい者の方々でも安心して生活のできる環境を早急に整えることが重要ではないと思っております。おとといの理事者の答弁の中で、福祉行政を目指して頑張っていきたいと述べております。それとあわせて、理事者、やはり洞爺湖温泉という交流人口が膨大に膨らむ地域もあるわけであります。したがって、洞爺湖町内においては、57名の言語視聴覚障がい者ということでありますけれども、全国から来られる視聴覚に障がいがある方々でも安心して観光を楽しめるような環境を整えていくとするならば、まさに洞爺湖町では手話条例を策定するべきだという気がしてならないのでありますが、まず最初に、手話条例の策定に向けて通告した以降、どのような見解をお持ちなのか、お聞かせ願えませんか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

北海道におきましても、議員がおっしゃいましたとおり、手話条例につきましては、有識者や障がいのある方などで組織する検討委員会を設置して、現在、協議をしているところでございます。当町では、手話通訳を必要とされる方は現時点ではいらっしゃいませんけれども、議員がご指摘のとおり、国際観光地でございます当町において、ホテルや旅館、それからお土産店等、さまざまな場面で聴覚障がいのある人に対してのおもてなしの心、それから満足のいくサービスを提供するためにも、町民やホテル従業員などを対象とした手話講習会などを開催し、手話の普及啓発に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。あわせて、手話条例につきましては、まずは検討会を立ち上げ、前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

今、健康福祉課長のほうから答弁をいただいたわけでありますが、今、前向きに検討と言いました。検討しなければならない条例の制定に向けて、どういう障害、弊害があるのですか、お聞かせください。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

現時点では障害というものは考えておりません。ただ、北海道の場合におきましては、議員もおっしゃいましたとおり、既に4市町村が条例を定められており、さらに2016年に予定をしている市町村が4市町ございます。現在、こういった形で検討会を設けている市町村もございますことから、さらなる普及が図られるというふうに私も感じてはおりますけれども、現在実施しているような検討の内容等の情報をいただきながら、当町も前向きに検討していきたいというふうに思っているところでございます。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

今、検討している内容等を提供していただいてということも述べているようでありますが、他町村はどうでもいいのですよ。洞爺湖町でこういう障がい者を公平な立場で平等に生活できるような、そういう環境を整えていくための基本条例の制定で、この基本条例を制定したからといって、年間何百万円も何千万円もかかるということではないのです。社会的にハンデのある方も自由に健常者の我々と一緒に生活できるような、そういう環境を整える手話条例なのです。申しわけないのですが、私は最近の議会のあり方に納得していない部分もあるのです。それというのは、わからないのかもしれませんけれども、洞爺湖町議会で平成26年9月25日に手話言語法制定を求める意見書ということで、手話は言語であると。したがって、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできるような環境整備を目的として、仮称でありますが、手話言語法を制定することということで意見書を国に出しているのですよ。こういう意見書の採択のときに皆さん方はいない、町の三役だけがいて。だから、この辺の流れもご存じないのだろうと思うのです。私は、やっぱり、他町村が検討している材料をどうとかこうということではなくて、少なからずや洞爺湖町内に視聴覚の障がい者がいるとするならば、これからもふえるという予想をされるならば、手話条例をつくって、その方々をある意味で救済する、あるいはまた、公平平等の環境で生活できるようなことをするのが行政ですよ。それが地方自治の総論ですよ。そういった検討を深めなければならないというのは、私には説得力がないことです。それよりも、手話条例を制定する方向で各団体と協議を深めていきますと。それと、理事者、大変申しわけないですが、健康福祉課長、地域に入ってみてください。物すごく評判がいい。我々弱者を本当に救済してくれる、我々のことを思って行政は動いてくれる方だ、あの人はすばらしいと、本当なのですよ、これは。つくり話を言っているのではないです。健康福祉課長は弱者の方々に、それから、ある意味で日の当たらないような方々に対して、しっかりとした行政マンとして使命を果たしているという評判のいい方から、検討したいということだけでは説得力がない、自分には。もう少し、一歩前進して、つくるために検討させてもらいますという答弁をいただけないでしょうか。理事者、その辺の見解はどうでしょう。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

担当課長は担当課長の立場で申させてもらったところでございますが、手話条例については本当に真剣に考えていきたいと思っております。そして、その思いを、最大限の思いで担当課長は表現してくれたのだと思いますけれども、恐らくそういう方向に向かうであろうということを私も期待しております。また、現在、洞爺湖温泉街のほうでは、私ども職員のほうからみずから、英会話教室をやろうということで、今、英国青年お2人にお手伝いをしていただいて、時間を区切って、曜日を区切ってでございますけれども、ホテルの従業員の方々に出向いてもらって、そこで英会話の教室をやっていただいております。恐らく、同じようなことはできると思いますので、早急にそれらの対応を進めていきたいというふうに考えております。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

理事者の答弁である程度理解しましたけれども、やはり行政の答弁の中で気になるのは、検討、検討と言われることです。検討と言われて実現されたことがほとんどないです。そういう報告もない。99%と言っても間違っていないだろうと思うのです。やはり、今回のことについては、制定をするための検討でなければならない。そのことをしっかりわきまえて、健康福祉課長、本当にあなたは地域の中で評判がいい、庁舎内でも評判がいい。その担当する部署のことでございますから、洞爺湖町の執行方針にも書かれていますよ、福祉行政を目指して頑張っていきたいと。そのことをしっかりと熟知した中で、この手話条例を、もしできなかったならば6月にまたやりますので、もう少し具体的に全国のことを含めてやります。これは、本当に何度も言いますけれども、笑う方もいるかもわかりませんけれども、つくったからといって財源を圧迫するようなことはほとんどないですよ。それよりも、町内全体で、そういった方々と自由に会話できるような環境を整えていくための手話条例ですから、そのことをしっかり受けとめて努力していただければと思います。以上で終わります。ありがとうございました。

出典:洞爺湖町議会 平成28年3月会議 2016年3月9日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる