音更町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月7日
「町民と協働のまちづくり」事業の評価について
2023年3月7日、音更町議会の一般質問で、山川光雄議員が質問し、町長 小野信次、企画財政部長 吉田浩人、副町長 宮原達史が答弁しました。
- 質問者
- 山川光雄 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、企画財政部長 吉田浩人、副町長 宮原達史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 12番 山川光雄
おはようございます。「町民と協働のまちづくり」事業の評価について一般質問させていただきます。まちづくり基本条例が制定されて17年になります。本町の自治の基本を定める最高規範に位置付けられているこの条例は、まちづくりに関する情報を町民みんなのものとして共有しながら、町民、議会及び町の適切な役割分担と協力によるまちづくりを進めるために制定されました。この条例では、情報共有の原則、参加の原則、協働の原則をまちづくりの基本原則としています。三つの原則が守られ、協働のまちづくりが進められているのか、その評価についてお伺いいたします。一つ、協働のまちづくりへの町民の参加意識は向上していますか。二つ、第28条では、この条例が機能しているかを常に点検することになっていますが、現状はどうですか。また、町民による点検評価が行われている自治体もありますが、実施の考えはありますか。三つ目、潤いと思いやりの地域づくり事業のこれまでの推移を伺います。四つ目、まちづくり懇談会でいただいた意見は施策に反映していますか。また、その意見をホームページ等で公表すべきと思います。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
おはようございます。「町民と協働のまちづくり」の評価についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の協働のまちづくりへの町民の参加意識についてでありますが、本町は、総合計画に基づくまちづくりの推進状況を評価するため、暮らしの満足度をはじめ、定住意向やまちづくりへの町民参加など様々な視点から検討を行うことを目的として、まちづくり町民アンケートを毎年実施しております。昨年実施したアンケートでは、まちづくりへの町民参加について、「まちづくりに関心がある」との問いに対し、「そう思う」が19.3%、「やや思う」が54.9%で、合計では74.2%となっており、3年度の合計71.7%に対し2.5ポイントの増、2年度の合計72.9%に対し1.3ポイントの増と、まちづくりに関心のある方が増加している結果となっております。また、「町民と行政が協働して取り組むまちづくりの機会があれば参加したい」との問いに対し、「そう思う」が6.4%、「やや思う」が26.7%で、合計では33.1%となっており、3年度の合計29.6%に対し3.5ポイントの増、2年度の合計39.0%に対し4.1ポイントの増と、実際に参加することをちゅうちょする傾向にあるものの、参加について意欲のある方が増加しているものと認識しております。私は、就任1期目から「町民みんなで創る、協働のまちづくり」を公約として掲げ、これまで多くのタウンミーティングやまちづくり懇談会を開催し、直接町民の皆さんから御意見を伺い、まちづくりへの参考とさせていただいているほか、各種審議会などにおいても多くの町民の皆さんに参加をいただくとともに、ホームページや町政声のポスト、各種施策に係るパブリックコメントなど様々な機会を設けて町民の意見や考え方をお聴きし、施策に反映してまいりましたが、町民のまちづくりへの参加意識は年々向上しているものと実感しているところであります。次に、2点目のまちづくり基本条例の点検及び町民による点検評価の実施についてでありますが、まちづくり基本条例は、町民自らの意思に基づきまちづくりを推進するための理念や基本原則、町民や行政、議会の責務と役割など、まちづくりのルールや仕組みを体系的に整理、明文化した最高規範であり、平成18年6月に制定しております。このまちづくり基本条例の理念の下に、まちづくりの具体的な考え方や各種施策として体系的にまとめたものが総合計画であると考えております。総合計画の推進に当たっては、各担当部署が各種施策を実施し、その推進状況の自己評価を内部で行い、更に町民目線から検証を行うため、町民を委員とする総合計画推進委員会を設置し、毎年施策の内容を検証・評価していただいており、その結果については、議会へ報告するとともに、実施計画や分野別の計画に反映しているところであります。また、条例の推進に当たっては、職員用マニュアルを全職員に配布しているほか、新規採用職員に対しては条例の制定趣旨などを説明する研修を毎年行っており、各担当部署が常に条例の理念を念頭に置き、各種施策や事務事業を行うとともに、所要の点検や見直しを行いながら町民福祉の更なる向上に努めておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、3点目の潤いと思いやりの地域づくり事業費についてでありますが、潤いと思いやりの地域づくり事業は、町内会などが自主的に取り組む地域福祉・安全事業などの地域づくり事業に対し、その経費の一部を補助することで活動を支援するものであります。過去3年間の実績を申し上げますと、令和元年度が170団体、289件に対し1,204万601円、2年度は145団体、295件に対し1,032万8,856円、3年度は135団体、270件に対し925万5,006円を交付しております。最後に、4点目のまちづくり懇談会についてでありますが、まちづくり懇談会は、町内会単位を基本とし、地域の御意見や要望を中心に意見交換をする場として開催をしております。いただいた御意見などについては、その都度担当課において現地を確認するなどし、可能なものから随時対応しているほか、必要に応じて予算措置し、施策に反映しております。また、国や道の所管に関わるものについては、町から要望することとしております。これらの御意見などは地域に密着した事項が中心であり、町からの回答は文書または口頭により行うことで合意され、その内容は地域内で共有いただけていることから、ホームページなどで公表する考えは今のところ持ち合わせておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。大変申し訳ございません。答弁の中で数値の間違いを言っておりますので、訂正をさせていただきます。「町民と行政が協働して取り組むまちづくりの機会があれば参加したい」との問いに対してという中での答弁の中で、2年度の合計を29.0%と申し上げるところを39.0%というふうに申し上げたところでございます。これは29.0%ということでございますので、訂正してお詫びを申し上げます。
再質問 12番 山川光雄
答弁ありがとうございました。それでは、再質問させていただきたいと思います。まず1点目であります。町民の参加意識の関係でありますが、御答弁いただいたのは、令和4年が約74%、その前の年が約72%、その前の年が73%ということで、大体平均70%の中間ぐらいかなというふうに思っております。御答弁には、まちづくりに関心のある方が増加しているというような評価をされております。この数字は、毎年町民アンケートを取って、同じ項目を毎年取っておられるので、これを年度ごとにいろいろ動きを見る資料としては重要なものかと思いますけれども、いずれにしましてもこの数字は、町民の意識の問題でありますので、高ければいいなとは思いますけれども、70%台ということであれば、ある程度及第点として考えることができるのかなというふうに私個人としては思っておりますが、あまり数字の動きが、極端に右肩上がりになるということは、これはなかなか難しいというか、そういうような問いかけでありますので、町民のマインドの問題だろうと思いますから、急に上がるというようなことはないと思うんですけれども、私の感想では、増加しているという町の判断ですけれども、どっちかというと横ばいでないのかなというような、ちょっときつい判断になりますけれども、そのように思うわけであります。答弁そのようにいただきましたけれども、これを向上させるというような町の取組というか姿勢というか、その点をお伺いをしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
増加しているというよりも横ばいではないかというような御質問かなと思います。今、町長のほうから答弁ありましたとおり、私どもとしては、アンケート調査の中では、「町民参加について関心がある」、「やや関心がある」と答えた割合が74.2%ということで、全体の4分の3を占めておりまして、割合は増加傾向にあるのかなという認識で捉えております。このまちづくりへの関心につきましては、年代別で見てみますと、子育て世代の30歳代が多い傾向が出ています。子育て環境に対する施策ですとか取組への関心が高まっているのかなというふうにも思っていますし、特にこの3年間、コロナ禍の中で、コロナ感染症の拡大が暮らしに大きく影響していることがこういった数字、意識の変化に現れているのかなというふうに推測しています。あとそれから、まちづくりの参加につきましては、もちろんまちづくり懇談会ですとかタウンミーティング、そういった機会を設けまして参加を促しているところでありますけれども、例えば声のポストですとかインターネットのメールボックスの中にもたくさん御意見や御提言いただいております。あと、例えば家の周りですとか公園等のごみ拾いなんかも行っていただいている方たくさんいらっしゃいます。そういったこともまちづくりに関わる貴重な行動であるというふうに考えておりますので、まちづくりに参加している意識がないまま関わっていただいている方も一定程度いらっしゃるのかなというふうに思っていますので、実際にはアンケートのこの数字に現れない方も多くまちづくりに関わっていただいているのかなというふうな認識を持っています。今後、いずれにしましても、そういったまちづくりの参加に関わる機会、これは多く設けて、充実させていかなければならないかなというふうに思っていますし、今回新年度の予算の中で、公式LINEアカウント、そういった内容の予算も計上させていただいていますので、引き続き時代に即した意見、提言がしやすい環境づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。以上であります。
再質問 12番 山川光雄
ありがとうございます。今お話しいただいたように、まちづくり懇談会とかタウンミーティングとかいろいろ取り組んでおられるということなんですけれども、このアンケートの中に、協働によるまちづくりを進める上で重要だというような項目は何ですかというようなことで、何点か項目を提示して、そして示していただくというような方法の項目があります。その中で、大体4割程度の方が重要だと思っている項目が何点かあります。それは、情報の共有と参加の機会、そして提案や提言の機会と。こういったアンケートで高かったというのは、町民が参加できるイベント・事業の実施というのが関心が高いということであります。町民は、どちらかというと、この協働のまちづくりは内容的にはよく分からないけれども、項目からいうとそういった意見がかなり高く出ております。その他の意見として、若者などの世代の思いを重要視するということであります。そして、ちょっと厳しい意見がありましたけれども、職員が聞く耳を持たないと成り立たないなんていうような厳しい意見も載っておりました。このまちづくりについての町民の関心というのは、そういったような中の意見で現れているのかなというふうに思いますので、現場主義とか出前主義とかの姿勢を持って町民とコミュニケーションを図ることが大事なのかなというふうに私は思っておりますが、私の意見に対しての感想をいただければと思います。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
私も、今、議員おっしゃったとおり、そのように思います。まちづくりに関心、町民の方、意識高まっている傾向にあるというふうに申し上げましたけれども、確かにその一方で、実際の参加はちゅうちょされる傾向もうかがわれております。アンケートの中では、まちづくりに参加していない理由で一番多いのが、仕事ですとか家事で忙しいということであります。働いている方ですとか今の子育て世代の方がまちづくりに参加しやすい環境をいかにつくっていくのか、そこが重要であるかなというふうに思っています。あと、町民の意見を聞く機会が充実していると思っている方の割合が、今御質問の中にもありましたとおり、低い傾向にありまして、そこへの対応がやはり課題かなというふうに感じております。先ほど町長の答弁の中にも、いろいろ機会を設けているという御答弁させていただいていますけれども、先ほども申しましたとおり、意見、提言がしやすい環境づくり、町民からの意見聴取の場、機会を今後も充実させていかなければならないという認識でおります。あともう一つ、各審議会等への参加促進については、特に女性の方の参加意識が、アンケートでも現れているんですけれども、ちょっと低い傾向にありますので、そこの女性が参加しやすい環境づくりというのも非常に大切だと思っていますので、そういったことも含めながら今後取り組んでまいりたいというふうな認識でおります。以上です。
再質問 12番 山川光雄
ありがとうございます。ぜひそのような方向で進めていただきたいなというふうに思います。次に、2点目のほうに移ります。この条例の点検のことでありますが、まちづくり基本条例の前文にこのように書かれております。社会経済情勢が大きく変化している中で、本町が発展し続けるために一人ひとりが行動する町民自治の実現が必要であるというふうに、まちづくり基本条例の前文ではそのように書かれております。そのためにこの条例がつくられたということであります。それで、3原則は、情報の共有、参加の原則、協働の原則ということであります。この3原則について、まちづくり条例の中で、これが精神なんですけれども、この3原則に基づいてまちづくりを進めているということなんですけれども、ちょっと抽象的な聞き方で申し訳ないんですけれども、3原則というものの評価というのを、なかなか答えにくい質問しておりますけれども、簡単にで結構ですので、評価をちょっと聞かせていただければと思います。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
評価といいますか、これまで取り組んできた内容になるのかなと思いますけれども、まず情報提供につきましては、広報紙ですとか、それから広報紙への折り込み、それからホームページ、町内会を通じたお知らせですとか、各担当部署においても資料の閲覧などをしています。それから、公共交通ですとかごみ処理、防災、健康づくり、そういったガイドブック等も作成して町民の皆さんにお配りしておりますし、転入者への配布ですとかホームページ上での公開もしております。あと、例えば観光分野においては、町のホームページと、観光協会ですとかエコロジーパーク、北十勝4町の連絡協議会の関係団体のホームページともリンクをしておりますし、フェイスブックなどでも積極的に情報発信しております。あとそのほか、災害用SNSですか、アカウントの開設でありますとか、子育て、ごみ分別アプリの配信など、これまでの情報提供手法に加えまして、時代に即した新たな情報発信ツールも活用しているところでありまして、これは今後も町民ニーズに即した様々な情報発信手法を検討しながら、情報の提供、情報共有に努めてまいりたいということであります。それから、参加につきましては、現第6期の総合計画、多くの町民の皆さんの御参加いただいて作成しておりますけれども、こういった町の重要な各計画等の策定過程におきましては、審議会ですとか各種会議等での審議のほか、ワークショップあるいはパブリックコメントなどを経て町民の皆さんの御意見、要望をお聴きしながら策定しているところであります。特に審議会等におきましては、専門性が必要な場合を除いて公募委員を加えておりますし、女性委員の参画を促して、広くいろいろな方の御意見が計画に反映されるよう配慮もしているところであります。あと、先ほど出ていますまちづくり懇談会とかタウンミーティングもそうですし、例えば新たな公園整備においてはワークショップなんかを開催したり、今回移転オープンしました道の駅おとふけ、これの整備に当たりましては、住民説明会も開催して住民等からの御意見も参考とさせていただいています。そのほか、先ほど出ていました、毎年まちづくり町民アンケートを実施していますし、必要に応じて特定の事項についてアンケートも行っておりまして、あらゆる機会を通して町民の要望、ニーズを把握しつつ、計画の策定、企画立案に反映させていただいているというところであります。それから、最後、協働でありますけれども、これにつきましては、基本的には町内会ですとか、あるいは連合町内会というところが核になるのかなというふうに思っておりますけれども、そのほかに老人クラブですとか社会福祉協議会のボランティアセンターの登録団体、あるいは交通安全・防犯関連団体ですとか、PTAもそうでしょうし、それから大谷短大との連携もやっています。あと音更高校等の御協力をいただきまして公共施設の花壇の整備も行っていただいておりまして、本当に多くの団体、個人、企業も含めまして御協力いただきながら今まちづくりを進めているというのが現状であります。あと、これは協働、参加にも関わってくるのかもしれませんけれども、クラウドファンディングも含めて、町内の各企業、個人の皆さんから毎年多くの御寄附もいただいておりまして、これはまちづくりの貴重な財源として活用もさせていただいているところであります。こういったまちづくり基本条例の3原則に基づきまして確実にまちづくりは進められているという認識を持っています。以上であります。
再質問 12番 山川光雄
ありがとうございます。いろいろと取り組まれているということがよく分かりました。それで、先ほどの条例の前文の中で、社会経済情勢が大きく変化というような言葉が入っておりますが、この条例ができてから社会情勢も変わってきていると思います。最初は中央集権から地方分権というようなことで、地方自治体の立場が、立場というか、国主導から住民主権というような形に変わりました。そういった中でこの条例ができたと思うんですけれども、社会情勢の中では、日本全国の人口減少、それからそれに伴う地方創生の事業などが立ち上がったりしております。その中で地方はいろんな計画づくりをさせられたと思うんですけれども、計画づくりが地方自治の中でかなり、国から、つくらなければならないというような状況に置かれていたのではないのかというふうに思っております。そのほかに、最近はDXの推進であるとかゼロカーボンシティ宣言であるとか地域共生社会の実現とか、社会情勢もかなり変わってきております。こういった社会情勢が変わる中で、このまちづくり基本条例の条文ももう一度見直す必要があるというのがこの条例ができたときの精神であります。そういった意味で今回質問させていただいております。それで、この検証について、私は4年前も同じ質問させていただいております。今回、私最後の質問になりますので、実際に点検している先進自治体の事例について申し上げたいと思います。実施の参考にさせていただいたのは、実は隣の町の帯広市であります。帯広市は、これは、この条例に5年に1回見直すというような規定があります。本町にはその規定はありませんのでその義務はありませんけれども、帯広市の場合は5年に1度見直すという条例となっております。それで帯広市が実施しているわけでありますが、市民10人の委員によって、この検証において6回の委員会を開いて行っております。その際に、市のほうから検討委員の方にいろんな資料を提示しております。ちなみに情報共有の原則という項目については、帯広市がいろいろ実施している事業について、その成果というんですか、実績とかそういうものを資料として提出しております。項目的に申し上げますと、例えば情報共有の原則についての委員の検討資料にするために出されたものの中の項目ですけれども、広報紙の発行、配布、ホームページの内容、暮らしのガイド発行、まちづくり懇談会の開催状況、パブリックコメントの状況、まちづくりアンケートの状況、公文書の開示請求件数、審議会等の会議の開催状況、行政評価、このようなものを、ほかにもあるんですけれども、おおむね本町と同じような内容であると思うんですけれども、こういったものを出して、情報共有の原則に基づいて、まちづくり条例に適合しているのかどうかというような委員の判断をいただいております。こういったようなことで、先ほど答弁ありましたけれども、総合計画の中の意見というのは一つの施策について御意見いただくというような形なんですけれども、情報共有の施策全部を一つにまとめて、こういうようなものをやっているということを示して、委員から意見をいただくというような方法を取っております。出された意見を参考までに申し上げますと、情報の提供については、情報通信機器を使うことのできる人とそうでない人がいると。に配慮して、情報格差が生じないように努めることが必要であると。また、参加の推進については、年齢や性別、障がいの有無等にかかわらず幅広く参加できるように配慮する必要がある。コミュニティ活動については、これからのまちづくりを担う若い世代を地域で育てていくことが必要だというような、このような意見が出されているというようなことでありますので、本町の条例については見直しする義務規定はありませんけれども、どこかで見直しを、町民にお願いして検討していただくようなことを行っていただきたいというのが私の今回の質問であります。そんなようなことでありますが、御答弁いただいておりますのであれですけれども、今の私の意見について何かあれば一言いただきたいと思います。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
このまちづくり基本条例につきましては、まちづくりの基本となるいわゆる理念条例であると思っています。条例の見直し条項、規定はしておりますけれども、条例に書かれているこのまちづくりに対する理念というものは、私どもとしては普遍的なものであるのかなというふうな理解です。町長のほうから答弁ありましたとおり、現在は総合計画の最上位計画である総合計画について、推進委員会を設けて、そこで点検評価をしております。今いろいろお話しいただいた内容もその中で点検評価もしているところでありますので、私どもといたしましては、総合計画によるまちづくりがこの基本条例の理念に沿ったものになっているのかどうなのか、その整合性がこの評価の中で確認されているのかなという認識でおります。いずれにしても、先ほどお話しいただきました大きな社会情勢の変化、そういったことで町の最高規範でありますまちづくり基本条例に規定する事項を見直す必要性があると、そういった判断になった場合につきましては、当然町民等からの御意見を聴取する場なども設ける必要があると考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。それから、帯広市の今事例もお話しいただきました。5年ごとに条項等の適合状況等を検討するというような、24条ですか、盛り込んでおりまして、直近では昨年たしか点検をされているのかなというふうに思います。本町においては基本的には先ほどお話しした考え方で今後も進めてまいりたいなというふうに考えておりますけれども、帯広市の取組については今後の参考とさせていただきたいというふうに思います。
答弁 副町長 宮原達史
今、見直しのお話ありましたけれども、この条例、1度改正している経緯があります。改正部分は、以前は、地方自治法の中に、町の総合計画を策定するときには、その基本構想までを議会の議決を経なければならないという地方自治法に条文がありましたので、議会の議決、基本構想まで議決いただいていたんですけれども、これは、多分十何年か前に地方自治法が改正になりまして、市町村の裁量というものを増やそうということで、議会の議決は不要ということで地方自治法が改正になりました。そのときに音更は、まちづくり基本条例の中で、10年間の総合計画を策定するときにはやはり最低でも議会の議決は要るだろうということで、この条例の中で、総合計画を策定するときには基本構想と基本計画まで議会の議決をいただくというような条文を追加した。これが具体的に、理念条例の中でも、社会経済状況が変わったということで、法律が変わったということでこの条例を見直したということが1度ありましたので、これをちょっと付け加えさせていただきます。以上です。
再質問 12番 山川光雄
ありがとうございます。それで、次に移りたいと思いますけれども、3番目の潤いと思いやり事業の件であります。金額について答弁いただきましたけれども、全体的に1千万から1,200万ぐらいの間で推移していると思います。それで、今年の予算もたしか1,200万ぐらいだったと思うんですけれども、これはできれば、住民活動が活発になれば事業費が足りなくなるぐらいであれば本当にうれしい結果だというふうに思うんですけれども、私の見た範囲ではあまり大幅な増額にはなっていないというような状況かと思うんですけれども、この事業がこういった横ばいになっていて増えていかないというのは、何かその要因というのは、捉えておられれば御答弁いただきたいと思います。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
コロナ前の令和元年度の実績と比べると、2年度、3年度の申請実績というのは若干減少しております。その要因でありますけれども、コロナ禍で新たなメニューに追加もしています。町内会加入促進事業ですとか、コロナ禍感染防止対策用品の整備、こういったものをメニューに加えさせていただいて、一定の申請実績もある一方で、メニューの中の地域交流事業、ここが大きく減となっておりまして、これはやはりコロナ禍の各種イベントですとか盆踊り、そういったものが中止されたり周年事業が延期されている、そういった影響が大きいのかなというふうに推測しております。
再質問 12番 山川光雄
ここで私ちょっと提案をさせていただきたいんですけれども、潤いと思いやり地域事業の中で新しく追加を考えていただきたいというものがあります。この制度の実施主体は町内会、自主防災組織、それからアダプトプログラムの企業とか事業所というのが実施主体の対象になっております。要するに補助対象になっております。もう一つ加えていただきたいのは、町民の自発的な活動で、社会貢献を有する活動を継続的に行っている団体に対してのこの思いやり事業の助成制度を追加していただきたいと、こういう希望であります。要するにボランティア団体に対して追加をお願いしたいというような考えであります。一つは、実際に私は、自然保護団体となっております千畳敷自然を守る会というカワアイサの保護を活動している団体、それから草森紳一蔵書プロジェクトですか、こういった団体もあります。それから、自然そのまんま美術館という団体もあります。そういった行政区ではない、町民の自発的な活動で社会貢献の性質が高い、そういった団体にさらに活動をしていただけるような町からの支援をこの制度の中に入れていただいて、それらの団体の活動の支援をしていただきたいなと、こんなふうに思っておりますので、一つ提案をさせていただきたいと思いますので、御検討いただけるかどうかということも含めて御答弁いただければと思います。
答弁 企画財政部長 吉田浩人(企画財政部長は2023年3月まで)
この事業につきましては、今、議員おっしゃいますとおり、基本的に町内会ですとか複数の町内会が実施する地域コミュニティ活動、これを支援するものであります。メニューの中の一つとして、今お話しいただきましたアダプトプログラム事業あります。これは、企業ですとか事業所などが、町長が特に認める団体が実施場所を定めて行うごみ拾いでありますとかそのほかの清掃事業、それから道路等の環境美化、空き地の草刈りなど、そういった活動を対象にしております。ただ、今御提案ありました町民主導による奉仕活動というんですか、社会奉仕活動、そういったもの、広範囲にわたって様々なもの、活動あると思いますので、今のところそういった活動にまでこの補助金の対象広げる考えは持っておりませんけれども、その辺はほかの町村の実態等もちょっと研究をさせていただきたいというふうに思います。あとカワアイサのお話ありましたけれども、御存じのとおり、令和3年に本町、カワアイサの保護に関する要綱を設定しておりまして、役場敷地内の池の周りの環境も一部整備もさせていただいていますし、自然を守る会とも協力して、庁舎内のデジタルサイネージでカワアイサの写真を流したり、そういった取組も協力してやっておりますので、その辺は御理解をいただきたいなというふうに思います。以上です。
再質問 12番 山川光雄
自然を守る会などは一生懸命されておられます。草森紳一蔵書プロジェクトも、約20人ぐらいの方が、町内外の方がもう何年も十何年も蔵書の整理をされておりますけれども、全く手弁当で、ジュース、お茶のボトル一つもないというような状況で非常に一生懸命やっておられるので、そういったボランティア団体の実情をよく聞いていただいてこの制度をつくっていただくようにお願いをしたいと思います。最後に、地域懇談会の、まちづくり懇談会のホームページの関係でありますけれども、これは、まちづくり懇談会に参加していなかった方々にも、ホームページで公表することによって伝わるというふうに思いますし、そのまちづくり懇談会で出た意見を行政がどのように取り組んできたかというようなこともフィードバックしてホームページでお知らせをいただくと理解が深まるというようなこともあります。それからもう一点は、地域の問題ですけれども、町全体の問題もあると思うんです。そういったこともあろうかと思いますので、この懇談会については公表を前向きにお願いをしたいと思います。最後になりますが、このまちづくり基本条例は、先ほど副町長からもお話ありましたように、1度改正をされております。必要なところは改正に取り組んでおられると思うんですけれども、先ほど総合計画のお話もありましたけれども、もう一つは、委員会の公募委員の件も追加されたというふうに思っております。今回改正の中で一つ気になるのは、前回、議会に汚点を残す形になりました決議なんですけれども、この条例の中に議会の条文もあります。そういった中に、議員としての行動について規範をきちんと書く必要もあるのではないかというふうに思っておりますので、全体をもう一度見直す必要があるのではないかというふうに思います。最後でありますけれども、町長の寺山町長が残された、先人が残したものは将来への実りをもたらす種となるという言葉が新聞に載っておりました。私、今回が最後の質問になりますけれども、まちづくり懇談会、住民と一緒になったまちづくりを進めていただきたいなというふうな思いで、以前に地域担当職員制度なども提案させていただきました。ぜひともソフト事業についての新しい種を小野町長にまいていただければと最後のお願いをして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
答弁 町長 小野信次
まちづくり基本条例についてが主なことだったかなというふうに思っておりますし、私は、今山川議員からおっしゃっていただきました、本当に自分の、御自身の経験あるいはキャリアも生かして御質問に当たったんだなというふうに思って今聞いておりました。何といいましても、今にしてこのまちづくり基本条例のお話が出されましたけれども、私も常平生から、まちづくり基本条例を音更が取り組んで、そして制定をしたというのは、このことが本当に生かされているかどうかというお話も言葉の中にありましたけれども、このぐらい、我が町ぐらいこの基本条例、どこでも、さっき帯広の話も出たけれども、それより、コロナのこの3年間、あるいは今4年目入っているけれども、この基本条例があったことによって、生活者、事業者の皆さん方、それが、他の町ではできなかったことが、この基本条例をつくってくれた皆さん方、先輩たちがおったことによっていろんな給付ができたというのも、これはものすごく大きいので、むしろ、この2年くらい前もそうですけれども、他の町にあっても、こういったことが音更町ではと。音更町というところの名前まで出していないけれども、議会でもこのことが取り上げられて、理事者もそのことについて聞かれてきゅうきゅうしていたという。僕も議会の中継を見ていて、さすがに私たちのこの町、さっきおっしゃっていただきましたけれども、寺山町長の言葉を引用されておりました。先人の残したものは将来の実りをもたらす種となると。これは、山川先輩もそうやってこのまちづくり基本条例に間違いなく携わってこられた先輩だというふうに僕は思っていますよ。しかし、それがいつ生きるのかというのは、今日今日、今今生きるものもあるし、そうでないものもあるかもしれない。でも、さすがにこの音更町、私がいつも言うように、皆さん方も、それから理事者側にいる頭脳集団の皆さん方も、我が町というのは将来へ向かっての準備をしっかりしている町だなということを私は、今のような仕事をさせていただいてつくづく感じているところでもあります。なおかつ、まちづくりに対して関心を持つ人が、吉田部長からもお話しさせていただきました。全体の74.2%という、今の喫緊にあってこういった関心を持たれているという人がいるということは、私たちの評価としては、やはり多くの皆さん方がまちづくりに関心を持っているという考え方に私たちはなるものでありまして、この3年間、僕は何回もこの席でお話をさせていただきました。民間によるこの町に住んでいる人たちの住民の実感度調査、これはまた新たに山川議員とお話を、こういう機会を設けていただいたのでお話ししますが、満足度というのがあるからこそ、自分たちが、そうだなと。この町を自分たちが関心持ってつくってきたんだなという、そういった実感になるんだというふうに思いますし、やはり、何度も今までも言ってきたように、今年はどうなるか分からない。でもやっぱり、住んでよかった、あるいは住み続けたいというこの町の中で、そしてさらに「選ばれるまち」というキャッチコピーといいますかキーワードをつくっている我が町にあっては、札幌のど真ん中と、それに次ぐ中央区、厚別区、そしてその次は音更町というような評価をいただきつつ、なおかつこのアンケート調査で74.2%のまちづくりに関心を持っているという人たちがおってこそ、今後にあってもこの町の発展がさらに期待を持てるのかなというふうに思っております。あわせて、意思の反映の中で、もうちょっと若者の意見、あるいは女性の参加、そして町民とのコミュニケーションを深めていくべきだというお話もありました。全くそのとおりだと思っております。それで、先ほど吉田部長からも話ありましたが、あらゆる点に対して、どこの町もやっていそうでありますけれども、結果として、事例として申し上げると、例えばさっきもお話出ました道の駅の話。これも、現在まで歴史を紡いできた道の駅、さらに新たな道の駅、あるいは建て替えをする道の駅、いろんな段階でそれぞれが、ガーデンスパもそうですし、今のなつぞらのふる里もそうであります。あらゆる住民の皆さん方を巻き込んだ上でこれをやってきた。特に、なつぞらの話はもう皆さん方重々御承知のとおりだと思います。しかし、ガーデンスパのときに、世間では、あの廃墟化したホテルをどうしようかというときに、それこそ今、寺山町長のお名前出されましたからあえてそこに触れますけれども、他のところでは過去考えも及ばなかったことを行政と、そしてあそこに、十勝川温泉の皆さん方と一緒になって今のような形にまで育て上げたというのは、私は、このまちづくり基本条例というのはそういった意味ではすばらしい、ほかの町村、市町村にあってもモデルですよ。そこは、これ、だからといって見直しが必要がないとかと言っているんでなくて、今の時代を、先見性を持ってこの条例をつくられた先輩たちに私はあえてこの機会に、山川先輩と一緒に敬意を表したいなというふうに思っております。あと、長々になって申し訳ありませんけれども、この話はこの程度にとどめますけれども、あと潤いと思いやり事業の中のお話でありますが、全部に行き届くような方策が一番あればいいと思いますし。ただ、120年を超した音更町の住民意識、これが町への関心ということでこれだけのパーセンテージを上げてくれている中で、ボランティアの皆さん方、どうでしょう、20年くらい前、ボランティアを育てるためのボランティアという施策を考えた時代ですよ。しかし、それは、そういうふうにしてボランティアをやった人たちが営々にボランティアを続けれるものでもないし、それを何かいかにも続けれるような話で20年ぐらい始まったんですよ。そうじゃなくて、今はこうあってもいいから、自分たちが何かしたいという目的によって、それに打ち込める、そういう環境をいかにつくるかということであって、もちろんそこに有償であったりいろんなことを20年前も考えて、ボランティアの中でも有償ボランティアだとかいろんなことを考えてやった時代もありますけれども、これだけ成熟してきた町になれば、逆に言ったら、奉仕をしたいとか、そういった機運の成熟を高めていくような方向も私たちは考えて今いるところでもありますし、そういった人たちも育っていることも事実であります。ぜひそういったこともお分かりいただきたいし、ただ、今御提案をいただいたことも一つの例として参考にもさせていただく機会があれば参考にさせていっていただきたいなというふうにも思っております。あと、これも最後になりますけれども、議員に対して云々という、最高規範であるまちづくり条例という中では、多分山川議員の手元にもあると思いますけれども、条例の中の第6章、議会というところ、ここの中で、その中で第22条、議員の責務という中で、そこに書かれているんだよね。だから、今あえてそこを明記、提起というよりも、そこは議会人として、そして地方自治法、さっき副町長がおっしゃっていただいたように、自治法の中ではその町村の裁量ってあって、例えば、いつも表現すると、それ違うぞと副町長に言われるんだけれども、議会提要だとか自分たちのルールブックの中に、それを本当に、逆に言ったらそこをしっかりと見直していったほうがいいと思うし、ここは、今山川議員が心配されるところは、議員の責務という中で、あえてそれを読みはいたしませんけれども、第22条というところに書かれているので、その辺はお分かりいただきたいなというふうに思っています。ただ、最後に、山川議員がこうやって議会活動をしてくださって、そしてなおかつ町の思いを今日まで伝えてくださったことには改めて心から感謝と敬意を表したいと思いますし、本当に長い議会活動に御貢献いただいたことに感謝を申し上げます。ありがとうございました。