音更町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日
(1)インフルエンザ予防接種の助成拡大について/(2)子ども・若者育成支援推進法に伴う本町の見解と取り組みについて
2015年12月10日、音更町議会の一般質問で、久野由美議員が「インフルエンザ予防接種の助成拡大について」「子ども・若者育成支援推進法に伴う本町の見解と取り組みについて」について質問し、副町長 高木収、保健福祉部長 古田康弘、教育部長 大久保善雄、町民生活部長 荒井一好、経済部長 津本明伸が答弁しました。
- 質問者
- 久野由美 議員
- 答弁者
- 副町長 高木収、保健福祉部長 古田康弘、教育部長 大久保善雄、町民生活部長 荒井一好、経済部長 津本明伸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 15番 久野由美
おはようございます。通告に従い、2問一般質問を行います。1問目、インフルエンザ予防接種の助成拡大について。今季、従来のA型2種類とB型2種類のいずれかを含む3種類で構成されていたインフルエンザワクチンが、全4種類を盛り込んだワクチンになったことにより、インフルエンザ予防接種料金が500円ほど値上げされました。本町もこれまでの助成金に500円の上乗せを実施いたしました。この点については高く評価するものでありますが、今回のワクチン接種の値上げで大きく影響を受けているのは、2度の接種を必要とする12歳以下の児童を持つ家庭であります。12歳以下の子供が多ければ多いほどその値上げが家計を圧迫しかねません。その結果、接種を控える家庭がふえる可能性があり、その対応が必要と考えます。今季値上げした差額分1回500円を助成することで、昨年までの金額で接種することができます。子育て支援、少子化対策、そして医療費削減の観点から差額分の助成をすべきであると考えますが、見解をお伺いいたします。2問目、子ども・若者育成支援推進法に伴う本町の見解と取り組みについて。有害情報の氾濫等、子ども・若者をめぐる環境の悪化、ニート、引きこもり、不登校、発達障がい等の抱える問題の深刻化、従来の個別分野における縦割り的な対応では限界があるという背景から、平成21年7月に成立した子ども・若者育成支援推進法が平成22年4月1日に施行されました。教育、福祉、雇用等の関連分野における子ども・若者育成推進策の総合的推進と、ニートや引きこもり等、困難を抱える若者への支援を行うための地域ネットワークづくりの推進を図ることの二つを主な目的としております。とりわけ、ニート、引きこもり等に対して、関係機関が現場レベルにおいてより一層連携して支援する地域協議会の仕組みが定められたことが特色となっております。また、ネットワークづくりとして地方公共団体が地域協議会を設置することもうたわれています。本町の見解と、地域協議会設置等、今後の子ども・若者育成支援の取り組みについて計画をお伺いいたします。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
1点目のインフルエンザ予防接種の助成拡大についての御質問にお答えいたします。本町のインフルエンザ予防接種料金に対する助成は、予防接種法の改正を受け、平成13年度から、定期接種の対象となった65歳以上の方及び、60歳から65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器等に障がいがある方に一部助成を開始いたしました。その後、平成19年度には、受験を控えた中学校3年生及び高校3年生を、また、平成23年度には妊婦に対しても助成対象を拡大して現在に至っており、平成26年度実績で申し上げますと、6,070名に対し617万9,040円の助成を行ったところであります。インフルエンザワクチンは、昨年までウイルスのA型2種類とB型1種類の3種類で構成されておりましたが、国はことしから、ワクチンの効果を高めるため、B型1種類を加えた4種類としたことから、ワクチンの製造コストが500円ほど値上げされたところであります。これに伴って医療機関でのインフルエンザ予防接種料金もワクチンの値上げ相当分が反映されている実態にあり、町では、接種率の低下も懸念されることから、従前の助成額に500円を増額して、1,500円を助成することとし、接種対象者の負担軽減を図ったところであります。御質問の13歳未満の児童に対する助成でありますが、対象となる児童数は12月1日現在で5,515名おります。免疫力の低い13歳未満の児童については、免疫効果を高めるため、一定の間隔をあけ2回接種することが有効であることから保護者の経済的負担になっていることは十分認識しているところであり、本町における子育て支援の一環として、助成対象者の拡大について制度設計が可能か、検討してまいります。御理解をいただきたいと存じます。2点目の子ども・若者育成支援推進法に伴う本町の見解と取り組みについての御質問にお答えいたします。平成21年7月1日に成立し、平成22年4月1日に施行された子ども・若者育成支援推進法は、有害情報の氾濫等、子ども・若者をめぐる環境の悪化や、ニート、引きこもり、不登校、発達障がい等の子ども・若者の抱える問題の深刻化並びに、従来の個別分野における縦割り的な対応では限界があることなどを背景として、困難を有する子ども・若者を地域で支援するネットワークを形成し、関係機関が行う支援を適切に組み合わせることにより、効果的かつ円滑な実施を図ることを目的としており、主に二つの柱から成り立っていると考えております。一つ目は、国や地方公共団体における子ども・若者育成支援施策の総合的推進のための枠組みの整備についてであります。国は、この法律に基づき、子ども・若者育成支援推進本部を内閣府に設置し、子ども・若者育成支援施策の推進を図るための大綱として、子ども・若者ビジョンを平成22年7月に定めたところであります。また、都道府県及び市町村には、当該区域内の子ども・若者計画の策定が努力義務として規定されており、北海道では平成26年度に、北海道青少年健全育成基本計画を都道府県子ども・若者計画として位置づける見直しを行っております。二つ目は、社会生活を円滑に営む上で困難を有する子ども・若者を地域で支援するためのネットワーク整備であります。具体的には、地方公共団体に対し、関係機関等により構成される子ども・若者支援地域協議会の設置に努めるよう求めており、平成27年10月1日時点で、全国で85自治体、北海道内では、北海道、札幌市、石狩市の3自治体が設置しております。子ども・若者支援地域協議会は、ニート、引きこもり、不登校、発達障がい等の困難を抱える子供や若者を対象に、福祉や保健、医療、教育、雇用などの関係機関がネットワークを形成し、それぞれの専門性を生かした発達段階に応じた支援を効果的かつ円滑に実施するための組織であり、地域のネットワークづくりの中核となるものです。本町は、子ども・若者計画及び子ども・若者支援地域協議会は、いずれも未策定及び未設置となっております。現状では、困難を抱える子供や若者の支援は各所管でそれぞれの分野で取り組んでおり、必要に応じて関係部署が連携して対応している状況であります。困難を有する子供や若者に対する支援体制をネットワーク化し、効果的かつ円滑に支援を行うことは、町といたしましても重要な課題であると認識しております。今後、庁内関係部署による連絡会議を開催し、取り組みの方向性を協議しながら、先進的な自治体の情報を収集するなどして、本町の子ども・若者計画の策定方針及び子ども・若者支援地域協議会のあり方について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 15番 久野由美
では、再質問を行います。まず初めに、インフルエンザ予防接種の助成拡大について。インフルエンザ予防接種が可能とされます生後6カ月から12歳以下、答弁では13歳未満と言われておりますけれども、対象児童数が5,515名でいきますと、影響額というのは約550万円になろうかと思いますけれども、十勝管内の他町村の、このインフルエンザ予防接種助成の状況についてはどのように捉えていらっしゃいますか。お願いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
お答えを申し上げます。管内のインフルエンザの予防接種助成の状況でございますけれども、定期接種でございます高齢者と申しますか、そこにつきましては、定期接種でございますので、どの自治体も、額は多少の差はございますけれども、行っているところでございます。御質問の13歳未満につきましては、私ども調べた範囲の中では、本町を含め、帯広市、音更町、幕別町、芽室町、足寄町を除き、ほかの町村については13歳未満の児童について助成制度を持っているところでございます。大体額にいたしまして、自己負担としては1回千円という自治体が多い状況にございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
今の御答弁いただいた中で、十勝管内では実施していない市町村のほうが少ないという実態であろうと思います。平成26年度のインフルエンザ予防注射の接種率、6カ月から13歳未満までの数字というのは押さえていらっしゃいますでしょうか。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
結論から申し上げますと、接種率は把握していない状況でございます。定期接種の方のこちらから65歳以上の方について御案内している方については、おおむね5割と。50%ということでは把握しているところでございますけれども、今お尋ねの年代については、町として把握をしていない状況でございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
従来のインフルエンザA型2種類とB型2種類のいずれかであった、この3種類であった予防接種ですけれども、A、B型両方の4種類全てのワクチンを接種したところ感染抑制力が高まったというふうに新聞報道でありました。感染抑制力が高まったということで、接種率が上がるという考え方もあります。ですけれども、12歳以下の子供さんが多い家庭ほど負担が大きくなるということは、これは皆さん御承知のとおりでありますけれども、1人につき2回の接種ですから、千円の負担がふえるわけであります。先ほど御答弁いただいた中に、今まで助成をしておりました中学3年生、高校3年生、65歳以上、また妊婦さん、こちらのほうが、インフルエンザ予防接種料金の値上げが、接種率の低下も懸念されることから今回500円の助成と理由づけをされておりました。ということは、1人につき千円の負担が大きくなる家庭のほうがもっと接種離れが起きるとはお考えにはならないのでしょうか。インフルエンザは、高熱だけが怖いのではありません。インフルエンザ脳症による意識障がいや、けいれんを誘発するおそれがあると言われております。これは小学校低学年に多く見られ、後遺症もあり、最悪の場合は生命の危険もあると言われております。インフルエンザ感染予防は、うがい、手洗いの励行だけではなかなか予防できるものではありません。やはり予防接種が冬のインフルエンザ対策になると私は思っております。この点について、13歳未満のお子さんを抱える家庭で、インフルエンザ予防接種を控える家庭がふえるという考え方はお持ちではないのかどうなのか、その点見解をお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
今回の値上げが1回当たり500円でございますから、おっしゃるとおり、13歳未満の方が2回打つといたしますと千円の負担増ということでございまして、これがお一人ならまだしも、お二人、3人といるということになりますと、2倍、3倍という負担になるかと思います。そうしたときに、昨年までは打てていたけれども、ことしは負担増になるなら控えようかという考えをお持ちの保護者がいるかもしれません。確かに接種率が低下することによって、その御家庭の感染もそうですけれども、いろいろと私どもでいくと、保育所内の集団感染につながるということも懸念されるところでございまして、今回の値上げが接種離れにつながらなければいいなと思っているところでございます。それから、町内の医療機関に若干情報をお聞きしたところでございますけれども、その先生の感触といたしましては、全体を通じてですけれども、1割ぐらい少ないのかなという感触でおっしゃっていたお医者さんがおりましたので、全体としてもやはり少し接種率は低下しているのかなというように認識しているところでございます。
再質問 15番 久野由美
先ほど、インフルエンザの予防接種率というのは把握していらっしゃらないという御答弁いただきましたけれども、医療関係者からは1割減の方向でいっているということでございますが、実際のところはどうなのか。保育所でのインフルエンザ予防接種の接種率をアンケート調査等して調べてみてはいかがかと思います。また、教育委員会でも、インフルエンザ予防接種の接種率とインフルエンザ罹患率、また学級閉鎖の数等、関連性についてアンケート等を実施して調査するお考えはないのかどうなのか、その点も重ねてお伺いをいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
保育所の分野でございますけれども、例年ですと、この時期に、感染に注意してくださいという周知の文書は毎年保護者の方にお配りしているところでございます。今回の、昨年と変わってどうだったかというそのアンケート調査については、全ての園を行うのは多少無理があろうかと思いますけれども、サンプル的に、把握できるような形の数字ぐらいで統計をとってみることは可能かなと。アンケートをとってみることは可能かなと思いますので、そのような方向でやると。アンケートをとってみたいと思うところでございますので、それについてはそのような方向で実施させていただきたいと思います。
答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)
小学校におけます予防接種の接種率等のアンケートの関係でありますけれども、教育委員会におきましても今現在では、予防接種の受診率とか、その辺のアンケート調査等を行ってはおりません。また、学級閉鎖等につきましては、保健所に通知する関係上、また、北海道教育局にも報告する義務がありますので、その辺につきましては各学校のほうから教育委員会のほうに報告がありまして、その学級閉鎖関係につきましては状況を把握しているところでもあります。ただ、今、保健福祉部長からも話がありましたけれども、保育園につきましてはそういうアンケート調査等を考えるような話もしておりますので、その辺は連携をとりながら検討していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。
再質問 15番 久野由美
毎年少なからず学級閉鎖、学校閉鎖というニュースを耳にいたしますけれども、学級閉鎖、学校閉鎖で一番影響を受けるというのはどのようなことでしょうか。実際には授業のおくれ等もありますけれども、そのほかに一番影響を受けている、懸念されるようなことというのはあるのでしょうか。お示しください。
答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)
学級閉鎖に伴います影響でありますけれども、当然学級閉鎖になりますと、健康な、インフルエンザにかかっていない方も学校に行けなくなりますので、その分、学校、学級の学習自体がおくれていくというのは当然あると思っております。また、その学級閉鎖になった児童等につきましては、自宅での療養といいますか、そういう形になりますので、外にも出られませんし、また、ほかに下の子供がいれば保育園との関係もありますし、また、塾ですとか少年団関係、そちらのほうにも影響があると思いますので、できるのであればそういうインフルエンザにかからないような接種をするですとか、手洗い、うがいの励行をするとか、そういうふうに気をつけていただきたいとは思っていますけれども、影響としましては今言ったような内容かなと思っております。以上です。
再質問 15番 久野由美
今、教育部長がおっしゃったように、小学生のお子さんがいる家庭または保育園児がいる家庭、兄弟がいる家庭は、どうしても1人がかかると兄弟全員がかかってしまうという傾向はやはり否めないのではないかと思います。こういった観点からも、子育て支援の観点からも、そして、子供の人数が多い家庭ほど費用負担が大きいという観点を見ても、助成をしないということは少子化対策に逆行すると私は思うのですが、この点についての見解をお伺いいたします。実際的には経済的負担となっていることは十分認識しているがというふうに御答弁がありました。影響額は約550万円であります。これからインフルエンザが蔓延してくる季節を迎えます。その前に、少子化対策、また、インフルエンザ感染児童がふえることによっての医療費の拡大、この観点から見ても予防接種費用助成の拡大がやはり喫緊の課題になってくるのではないかと私は思っております。音更町の子育て支援、少子化対策として、段階を追ってでも、他町村を見た場合は千円程度で接種可能な町村もあると先ほど御答弁いただきました。段階を追ってでも今季実施すべきではないかと思いますが、この点について御答弁をいただきます。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
今季予防接種について、助成の対象者を拡大すべきというお話でございます。お話のありましたように、子育て支援、あるいは医療費の軽減という観点から、一定の予防によって効果はあるのかなと。医療費については一定の効果があるのかなということも、私、そのように考えるところでございますけれども、接種したから必ずかからないというわけではないようでございます。かかったとき軽く済むという部分のほうが大きいのかなという部分がございます。今季からその拡大をするという部分につきましては、財政的なものもございますので、今季については見送ら……。今季についてはというか、そのことにつきましては、答弁でもございましたように、今の定期接種の方に加え、子育て支援という、その任意接種の13歳未満の子供を町の施策としてやるかどうかという部分の判断がございますので、それについては、答弁にもございましたように、もう少々検討させていただきたいと思ってございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
ちょっと部長の発言としては聞きたくない言葉が出てまいりました。インフルエンザ予防接種を受けても、かからないというわけではない、インフルエンザにかかる可能性があるのだと。当然それは当たり前のことでありますが、今回このインフルエンザ予防接種費用が上がったことにより、インフルエンザの予防接種を控える家庭があるのは当然で、それは仕方がない、接種を受けても、かかるかかからないか保証できないのだ、そういう発言でよろしいのでしょうか。実際のところは小さいお子さんほどインフルエンザによる影響が大きいわけです。高熱しかり、インフルエンザ脳症しかり、大変な障がいを引き起こす可能性がある、甘く見てはいけない病気ではないかと私は思っております。その予防をするためのインフルエンザ予防接種、これをぜひ拡大していくのが町の考え方ではないのでしょうか。先ほども言ったように、少子化対策、医療費削減以前の考え方が出てきたのではないかと思います。その点について改めて、町の子育て支援、それから子供の健康についての見解をもう一度お伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
先ほど私の発言の中で多少不適切な部分があったとは思いますけれども、定期接種化されているというインフルエンザの予防接種でございますので、効果がないとかそういうことではございません。中にはかかる人もいるというようなことのちょっと不適切な発言であったかなと思っております。訂正をさせていただきたいと思います。それで、その子育ての施策としてのこの予防接種の扱いにつきましては、子供さんが健やかに成長していただく、そのためには当然、病気等にかからず、それから学校も休まず、保育園も休まず行っていただくことによって、御本人はもとより就労家庭の支援ということにもなりますので、そういう部分において、それを未然に防ぐというような予防接種ということであれば、これは私どもも否定するものはございません。額を幾ら助成するかは別でございますけれども、これにつきましては、子育ての支援という観点の中で、財政等々も考えた中で、どういう方法があるのかを検討してまいりたいと考えているところでございます。
再質問 15番 久野由美
従来のインフルエンザワクチンよりも今季のインフルエンザワクチンは感染抑制力が高まったと私は先ほど述べさせていただきました。であれば、今までインフルエンザ予防接種受けていてもかかってしまう可能性は当然あるわけです。今回もあるとは思います。ですけれども、抑制感染力が高まったインフルエンザワクチンをぜひ接種していただくという方向性を持っていなければ、やはり助成というのはするつもりがないのかなと考えざるを得ません。先ほども言ったように、これからインフルエンザが蔓延する季節を迎えます。早期結論を出していただきますよう要望したいと思います。次に、子ども・若者育成支援推進法に伴う本町の見解と取り組みについて再質問をさせていただきます。ニートの定義は、進学も就職もせず、教育、訓練も受けないと意味する英語の頭文字をとったもので、年齢を15歳から34歳に限定し、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない若年無業者としております。平成20年調べでは、15歳から34歳の全体数約3千万人のうち若年無業者は64万人、また、15歳から39歳までは84万人と言われております。また、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流もほとんどせずに6カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態を引きこもりと呼び、平成16年度調べで32万世帯と発表されております。本町でニート、引きこもりの実態を把握しておられるのかどうなのか、お示しください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
本町でニートですとか引きこもりの実態把握というような御質問かと存じます。本町におきましては、そういったような把握、調査というものはしておりません。ただ、22年7月に内閣府が全国5千人を対象に行いました若者の意識に関する調査、引きこもりに関する実態調査、こちらの数字を本町に当てはめてみますと、本町で俗に言います引きこもりと言われる方につきましては153名程度なのかなと。あくまでも国の数値をもとに本町の15から34歳の人間に乗じた数字でございますけれども、そういったような推計値で考えております。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
調査、把握はしていらっしゃらないということでしたけれども、調査等をするのは、町民生活部で調査する予定でございますか。町民生活部長が御答弁されておりますので、所管はそちらになるのだと今改めて認識したところでありますけれども、帯広市では1千人を超えるのではないかと予想されているそうであります。音更町でニートや引きこもりについての相談等は町民生活部に寄せられているのでしょうか。また、その対応はどのようにされているのか。ニートですとか引きこもりというような特殊な相談に対応して、専門的な知識を持った職員が町民生活部、いらっしゃるのでしょうか。また、相談された方について、対応策としてどういったところにつないだのか、例がありましたらお示しください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
町民生活部に対します御相談というようなことでございますけれども、町民生活部に町民相談という担当窓口がございますけれども、そこには、こういったニートですとか若者に対する相談というのはないような状況でございます。具体的な部分につきましては、保健福祉部長からお答えさせていただきたいと存じます。
答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)
私ども保健福祉部では、所得の少ない方、それから障がいの方等々の御相談について福祉課を持ってございまして、そちらのほうでいろいろとまず御相談がございます。所得が少ない、あるいは障がいで就労できないとかというような御相談はこちらのほうでお受けしているところでございますけれども、ニート、それから引きこもりということで専門の職員はございませんので、それぞれ障がい担当であったり、それから生活保護の担当であったり、そういう者がお話を、事情をお伺いしているところでございまして、その方々がニートであるか引きこもりであるかというところまで詳しくデータをとったものはございません。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
町民生活と保健福祉部とそれぞれ分かれて、相談内容によっては分かれているのだというふうに今認識したところでありますけれども、引きこもりまたはニートのデータ等はないと答弁いただきましたが、引きこもりは、引きこもり専用相談窓口が札幌市に設置されておりますけれども、この点については御存じでしょうか。若者無業者、ニートに、仕事に求められる知識、スキルの習得、これに先立つ働く自信の回復といった職業意識の啓発や社会適応の促進を含む包括的な支援を行う施設ということで、帯広に帯広地域若者サポートステーションが厚労省の委託で設置されております。こちらには、キャリアコンサルタント、心理相談員、社会福祉士、精神保健福祉士などの専門相談員が個別の相談に応じている。社会適応の促進を含むプログラムを実施して支援を行うと言われております。実際には、なかなかこういう方々が町にそろっているとは思いませんけれども、こういった難しい相談に応じては、このような引きこもり専用相談窓口または帯広地域若者サポートステーション、こちらのほうにつないでいくのが本当かなと思うのですが、今までニート、引きこもりの実態はなく、そのような相談を受けていないということで、当然こちらのほうには引き継いでいらっしゃらないのだというふうに思いますが、その実態はおありになるのかどうなのかお示しください。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今、議員のほうから若干、ニートですとか引きこもりの、どちらかというと就労についての質問がございましたので、労働については経済部で所管していますので、その点について御答弁させていただきますけれども、まず1点、今までそういう引きこもり等の就労についての問い合わせ等々があって、町で対応した部分についてでございますけれども、現実としては音更町に、自分が例えば引きこもりの状態、ニートの状態だという形での御相談というのは直接は受けていないと。仮に就労の、無職で勤めたいのだけれどもという御照会があったときに、当然、私どもその就労のデータを持っていませんので、ハローワーク等に一応つないだりする部分がございますけれども、その中で、ハローワークのほうでジョブカフェの紹介ですとか、相談を受けたときに、ハローワークの専門員がある程度コントロールしながら、いろいろとサポートしていただいているという状況です。それと、先ほど議員からお話のあった、帯広地域若者サポートステーションでございます。通称サポステと言っておりますけれども、この27年の3月に帯広のセンターが閉鎖になってございますので、その部分については、ちょっとニートとは違いますけれども、仮に障がい者の就労の部分については、十勝障がい者就業・生活支援センターのだいちというところにつなぐような形の中で対応しているところでございます。以上でございます。
再質問 15番 久野由美
ニートや引きこもりは中学校不登校、高校中退の経験者が多く、平成19年の厚労省の調査では、ニートの状態にある若者の実態調査では、中学校不登校は35人に1人、高校中退者は48人に1人だそうであります。ニートや引きこもり等が置かれている厳しい現状は、総じて、本人の努力不足によるものというよりも、社会環境の大きな変化によるしわ寄せが若者に及んだ結果が大きいと内閣府では捉えております。さらに、ニートや引きこもりの状態が長期化するにつれ、年齢が高くなるにつれ解決が難しくなっていくとも指摘をされているところであります。この点からも教育委員会もこの問題に目を向けなければならないと考えますけれども、教育委員会ではどのような見解をお持ちでしょうか。
答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)
中学校の不登校等の関係でありますけれども、平成26年の状況を見ますと、中学生で48名が不登校という形になっております。この不登校の考え方は、1年間で30日以上学校を欠席した場合の人数になってきますけれども、それを先ほど議員さんがおっしゃられました平成19年度に置き替えてみすまと、平成19年度の中学校の不登校者は22名ということで、中学生の全体人数で割り返しますと約1.5%になりまして、約65人に1人になるのかなと。国のほうでは35人に1人ということで2.9%でありますけれども、本町におきましては、その時点ではまだ国以下のような実態にはなっていると思います。ただ、ここ数年、不登校の人数を見ますと、平成25年で26名、それが26年になりまして48人と、かなりふえているのも実態であります。そういうことから、本町には心の教室相談員ですとか、あと教育相談員を配置しながら、また、適応指導教室を旧南中音更小学校の中に設置しておりますけれども、そういう不登校の対応について、できる限り学校に戻れるような指導、そういう体制をとらせていただいておりまして、また、心の教室相談員につきましては、北海道のスクールソーシャルワーカー事業という形でも道の補助を受けながらやっておりますが、25年と26年の不登校の関係だけを見ましてもかなりふえているという実態もありまして、平成28年度に向けてこういう相談体制をもう少し強化したいということで、新年度に相談員を1名追加したいと今考えているところでもあります。以上であります。
再質問 15番 久野由美
今御答弁いただきましたように、学校における相談体制の整備、音更町としては心の教室相談員等を設置して対応していると今言われておりました。内閣府が出しております子ども・若者育成支援施策の実施状況に、教職員がメンタルヘルスを含む児童生徒の心身の健康問題に対応することができるようにということで、平成23年度には「教職員のための子どもの健康相談及び保健指導の手引」というものが作成されて、各学校に配付済みとなっております。本町の小中学校ではこの手引をどのように活用されているのかお示しいただきたいと思います。
答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)
メンタルヘルスの関係で、学校でのその資料の使い方でありますけれども、各学校にはその資料は行っているとは思いますけれども、学校で、実際に授業等で、また、先生方がどのように活用しているかというのはちょっと把握していませんので、申しわけございませんが、よろしくお願いしたいと思います。
再質問 15番 久野由美
わかりました。ぜひ一度教育委員会でも目を通していただきたいというふうに要望いたします。そのほかに、厚労省の「みんなのメンタルヘルス総合サイト」というのは、ごらんになったことはございますでしょうか。このサイトのアクセスが、平成22年9月から24年の2月までのデータでいきますと、アクセス件数29万4,556件、10代向けの「こころもメンテしよう」というものがありますが、これも同じ年数で調査いたしましたところ6万9,252件のアクセスとなっております。こういったサイトを使用したり、また、小中学生に周知したりする必要性があると思いますが、これについても見解をお伺いいたします。
答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)
今お話のありましたインターネットのサイトの関係でありますけれども、大変申しわけございませんけれども、こちらのほうではちょっとつかんでいないという状況もありまして、学校でどのように周知等をしているか、また、授業等での活用等、その辺もちょっと理解しておりませんので、大変申しわけございませんが、よろしくお願いしたいと思います。休憩(午前10時50分)
再質問 15番 久野由美
では、再質問をさせていただきます。先ほど、専門的知識を持った職員はいるのかと質問をさせていただきました。個々人の課題に沿って継続的に支援する調整機関が若者支援ネットワークであります。ここには、若者ニーズに対応できるスタッフ、例えば臨床心理士やキャリアコンサルタント、ケースワーカーなどとともに、若者全体像を理解し、いろいろなさまざまな機関の連係プレーを推進するかなめとなるユースアドバイザーを配置するということになっているそうであります。このユースアドバイザー、先ほども答弁にありましたけれども、モデル地区となっているのが北海道は石狩市であります。答弁の中にも、先進的な自治体の情報を収集するなどしてといただきましたけれども、ぜひこのモデル地区となっております石狩市、ここの事例を十分に検証していただきたいと思います。ただ、先ほど御答弁いただいた中で、町民生活部という答弁もいただいておりましたけれども、実際のところは、先ほど来より答弁に回っていただいております保健福祉部、それから教育委員会、それから経済部、それぞれの部署にまたがります。これは一つの部だけではなかなか進んでいく、問題解決になっていくということは考えにくい。教育、福祉、保健、医療、矯正、更生保護、雇用、その他の各分野で取り組まねばならないということになるからです。そのためにも各分野で構成される子ども・若者支援地域協議会の設置が急がれます。縦割りでは決して解決することができませんし、現場レベルでの横の連携を密にしていかなければ対応することができないと考えます。適切なタイミングで対応することが重要であります。今後検討してまいりたいと御答弁をいただいておりますけれども、いつごろをめどに、どのような計画性を持っていくのか、見通しは立っているのかどうなのかお示しを願います。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
子ども・若者育成支援に係る御質問をいろいろいただいております。その中で、本町においてはまだ計画も未設定でございますし、御質問いただいております協議会についても未設置でございます。ただ、この法律が施行されまして既に5年がたっているということもあります。町としても、御答弁の中でも申し上げましたけれども、これは非常に大事なことだと認識しております。やはり最初は思春期の段階からの困難を抱えるお子さんへの相談体制、そして最終的には出口となる就職支援、就労支援というか、そういうところに結びつけていくような仕組みを構築していくことが大事だと思っています。就職してもらうことによって、ニートですとか引きこもりというようなことで職業についていらっしゃらない方、こういう方が職業につくということで、その方についても一つの自己実現にもなると思われますし、御家庭の方や家族の方もまたそれに伴って非常に助かる部分があるのだろうと思います。社会的にも、そういう潜在的な無業者といいますか、若者の無業者を抱えているということは大きな損失だと思いますので、町としてもここはできることはやっていかなければならないと思っています。ただ、今全くやっていないというわけではもちろんないわけでして、先ほど来御質問もいただきましたけれども、例えば、引きこもりやニートになる可能性のある一つには、小学校、中学校等の不登校の問題ですとか、そういうところについても教育委員会を中心に、小中学校の不登校への対応は私どももやらせてもらっていると思っています。その後成人になってからということになると、なかなか、町として今どれだけのことができているかというと、難しい部分があるのは承知しております。ただ、ここの制度の仕組みにつきましては、やはり相当大きな仕組みを、縦割りの中から、横の連携をつくるだけでは済まないと。例えば協議会を設置するということになれば、その協議会を町単独で持つのかどうするのか、それから、協議会を設置する関係機関というのは一般的には保健、福祉、医療、あるいは雇用、教育と言われていますけれども、この辺をどこまでの関係機関を具体的に含めていくのか、さらには法律に予定されております調整機関ですとか指定支援機関、こういったものもどうやって担っていくのか、さらには、子ども・若者総合相談機能を担う機関、相談センター、こういったセンター機能も考えなければならないと。非常に今、町の資源の中にはないようなものを、行政のみならず、民間のNPO等を含めてもなかなかないものを、資源を集めていかなければならない。それには立ち上げていかなければならない部分もあると思いますので、なかなか一朝一夕にはできないと思っています。ただ、繰り返しになりますけれども、この必要性は強く認識しています。今ここで、いつまでにこういった協議会等を立ち上げるということは、明言は残念ながら申すことはできません。ただ、さきの御答弁でも申しましたように、今石狩市という話もありました。石狩市等にも職員を派遣して、あるいは北海道が既に、この北海道青少年健全育成基本計画ということの中で北海道の若者の支援の計画というのも位置づけられております。その中で市町村との連携ということもうたわれております。ですから、北海道のほうにも御協力を仰ぐ形の中で、本町におけるこの協議会等の設置に向けて前向きに検討していきたいと思いますので、御理解願いたいと思います。
再質問 15番 久野由美
この本法のもう一つの重要な点、それは、ニートや引きこもり等に対してアウトリーチ、いわゆる訪問支援を実施するということももう一つの重要な点として明記をされております。町民生活部と、それから保健福祉部から先ほど答弁あった中に、本人が相談に来る例はないとおっしゃっていましたけれども、若者自立支援に関する件の相談の9割近くは母親と言われております。本人が、引きこもりの若者が町に就職支援のお願いに、また、相談に来るということは考えにくい。こういった家族、母親の相談をやはり積極的に受け入れて聞いてあげられる、そういった支援、取り組みが必要であろうと私は思っております。先ほど言っておりました子ども・若者支援の地域協議会、この設置、今、副町長答弁いただいたとおり、大変に大きい仕組みづくりが必要となりますし、官民一体となった取り組みで若者支援をしていくということでは、とてもハードルが高いものがあろうかと思います。ですけれども、町民の方、または家族の方、特にお母さんですけれども、そういった方々の相談を実際にしっかりと受けとめてあげられるような、そういった準備期間が必要ではないかと思っております。この地域協議会設置の前の庁舎内の中で準備段階となるような協議会の設置、こちらのほうの検討はされているのかどうなのか、その点をお伺いいたします。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
御質問の前段で、なかなかその相談体制を、来るのを待っている体制だけじゃなくて、訪問支援と言われているアウトリーチというのでしょうか、そういうやり方を実践されていて、効果を上げている実例もあると私も聞いています。私がちょっと承知しているのは、九州のNPOさんで、一生懸命やっていらっしゃる方の実例をちょっとテレビの番組で見た記憶があります。アウトリーチというのも、これはそういう困難を抱えている若者に対しては非常に有効なのだということをそこの場面で痛感したわけです。ただ、これについても、そういうNPOさんがやるような社会的な資源はこの近辺にはちょっとないと思います。そうすると、アウトリーチが有効であるということになったときに、行政がやるのかとなると、行政がどこまでできるのかと。そこがやっぱり民間のそういった機関も育てながら一緒にやっていくということでないと、行政が全てやるということはやっぱりできないなと。ただ、これが有効な手段だということは私も承知しておりますので、そういったことも視野に入れながらこの仕組づくりはしていかなければならないのだろうなと思います。そして、その協議会等設置に向けての連絡体制の中の事務局的な部門はどこなのかということでありますけれども、先ほど来、かわるがわる部局の部長が答弁させていただいておりますように、まだ本町においても、明確にどこを事務局にするか定めておりません。これ、今御答弁申し上げた各部局、そして教育委員会も絡みますし、町だけの機関では済みません。北海道のさまざまな機関も入ってきます。そうした中で、今、どこを中心にということも大変申し上げにくいのですけれども、これから内部検討させてもらいたいと思っています。既に、先ほども申し上げましたように、法律ができてから5年という時間が流れております。その間にこれについて積極的な取り組みをちょっとすることがなかなかできなかったと。これについては、やはり音更町の職員の人員的な問題ですとか今抱えているさまざまな行政サービスへの対応、そういったことの中で残念ながらちょっと取り組むことはできておりませんでした。ただ、今後については、私どもとしてはその重要性を認識しておりますので、担当部局、これについても鋭意検討しながら進めてまいりますので、御理解を願いたいと思います。
再質問 15番 久野由美
ニートや引きこもりの若者は、働くことへの自信が持てない、現状を打開しようと思ってはいるが、今の状態から抜け出せずに苦しんでいる。このような若者がふえることは社会全体にとっても大きな損失であります。また、ニートや引きこもりの原因を若者自身の自立意識の甘さから来るものという見方も根強くあるのが現状であります。しかし、若者の実態はもっと複雑で、総合的視野で理解する必要があると言われております。大切なのは早期発見と早期支援開始。早期支援開始のためには、問題の芽が生まれる学校段階での対応が重要であります。ニートや引きこもりの若者がいる家庭、家族はとても悩んでいます。家族がどのような困難を抱えているのか、その悩みを聞いてあげる、相談に乗ってあげる、方向性を一緒に考える、少しでも悩みを軽くしてあげる、それが役目ではないかと私は思います。早期に総合相談センター、また、子ども・若者支援地域協議会の設置を求めて、私の一般質問を終わります。