音更町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月12日
(1)5期総に関連した観光振興の施策について/(2)訪日外国人誘客強化事業について/(3)十勝川温泉中心市街地再生事業について
2015年6月12日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「5期総に関連した観光振興の施策について」「訪日外国人誘客強化事業について」「十勝川温泉中心市街地再生事業について」について質問し、町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸が答弁しました。
- 質問者
- 神長基子 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 7番 神長基子
初めての質問になります。よろしくお願いいたします。通告に従いまして、十勝川温泉の観光振興について一般質問を行います。音更町における観光産業は農業と並んで本町の重要な産業であり、今後も滞在・交流により多くの経済効果が期待されているということが第5期総合計画の基本計画にございます。また、本年度の町政執行方針では、観光振興として訪日外国人誘客強化事業の実施ということが掲げられております。5期総の基本計画でも示されておりますように、本町の観光入り込み客数は年間ほぼ130万人台を保っておりますが、問題は、経済波及効果の大きな宿泊客の延べ数が平成8年度をピークに減少の一途をたどっているということです。冒頭で述べましたように、観光産業は、とりわけ音更町において、北海道遺産であるモール温泉を有する十勝川温泉地域の活性化が全町民にとって重要であると認識しております。今回は、私自身当温泉街の宿泊施設で働きながら現場で感じてきたこと、そして地元町民より直接お聞きした声、要望に基づきまして、十勝川温泉地域の観光振興について3点の質問をいたします。一つ目に、5期総に関連した観光振興の施策についてですが、基本的な観光振興に対する考え方、行政で企画した年間恒例イベントの取り組みと過去3年間の実績と現状について、モール温泉成分を活用した商品の販売実績と今後の展開について、それぞれの取り組みの計画・実行の段階でどのように町民や近隣施設の声を反映させているのか。町民と外国人旅行者との交流の実績と今後についてお伺いいたします。二つ目に、訪日外国人誘客強化事業についてですが、十勝川温泉全体の国別の利用者数、過去3年間の推移は、同温泉街の外国語表記について、観光スポット、交通の面、飲食店などについての状況は。中華圏の客層のピーク期であります旧正月の歓迎の体制について行政が行っている取り組みは。三つ目といたしまして、十勝川温泉中心市街地再生事業についてですが、現在の進捗状況、町民、若者の意見はどう反映させているのか、また、今後どう反映させていくのか。近隣施設への宿泊利用促進についてはどういった点が上げられるか。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
十勝川温泉の観光振興についての御質問にお答えいたします。初めに、第5期総合計画に関連した観光振興施策についてでありますが、1点目の基本的な観光振興に対する考え方につきましては、第5期総合計画の基本計画では、北海道遺産に認定されたモール温泉の十勝川温泉の知名度向上を初め、道東自動車道を利用した道央圏や新千歳空港からの道外客、外国人客の誘客強化、また、にぎわいのある温泉街づくりや、地下資源を活用し、新たな視点で時代のニーズに即応できる組織及び人材の育成等を目指す方向として位置づけております。2点目の年間恒例イベントの取り組みと過去の実績についてでありますが、イベントにつきましては、音更町十勝川温泉観光協会を中心に組織する実行委員会が事業主体となって企画運営し、町は経費の一部を支援するとともに、職員が実行委員会の一員として参加しております。年間恒例のイベントとしては、6月下旬から1カ月間は十勝が丘公園と観光ガイドセンターを中心に十勝川温泉街を花で飾る「花風景」ハナックと花ロード、7月には十勝が丘公園でのモール温泉夢ボタル鑑賞会、10月から1カ月間は十勝エコロジーパークを会場として、星空観察会やナイトバルーン体験を行うオータムフェスタ・イン・十勝川、年が明けた1月下旬から1カ月間は、雪上を幻想的な光の演出でおもてなしする十勝川白鳥まつり「彩凜華」の実施など、四季を通じて行っております。これらの実績といたしましては、来場者数を集計している3事業で申し上げますと、夢ボタル鑑賞会は、平成24年度が3,382名で、平成25年度は3,419名、また、平成26年度は2,705名であります。オータムフェスタ・イン・十勝川については、平成24年度が819名で、平成25年度は542名、また、平成26年度は577名であります。十勝川白鳥まつり「彩凜華」は、平成24年度が2万9,464名で、平成25年度は3万3,536名、また、平成26年度は4万4,436名となっております。これらのイベントの現状につきましては、四季を通じて十勝川温泉の魅力アップにつながっているとともに、特に彩凜華については、旅行商品として定着し、外国人客も数多く来場し、好評をいただいております。今後も、これらのイベントを継続発展させ、関係団体と連携しながら観光客の閑散期の集客増につながるよう進めていきたいと考えております。3点目のモール温泉成分を活用した商品の販売実績につきましては、十勝川温泉旅館協同組合や一部民間会社が化粧品等を販売しております。実績が把握できる旅館協同組合の状況で申し上げますと、平成24年度はフェイスマスクが3,167個で、平成25年度からはハンドクリーム、ミストスプレー、ボディジェルも加わり、合計で6,338個、また、平成26年度は7,626個となっております。今後の展開につきましては、旅館協同組合では、現在の商品に加えて、新たにモール温泉配合の泥パックを開発中と伺っております。なお、町としても、モール温泉のPRとして、これらの化粧品をふるさと応援寄附金の謝礼品として全国に発信しております。4点目のこれら取り組みが企画、実行の段階でどのようにして町民や近隣施設の声を反映させているのかとのことでありますが、観光客の誘致など交流人口の増加を図ることで経済効果も期待できることから、関係団体と連携してのイベントの開催やモール温泉関連商品の開発・販売を行っているところであり、こうした取り組みの過程においては、当事者である近隣施設の方々の意向は十分反映されているものと思っております。また、イベントの実行委員会には町内のさまざまな団体が参画しておりますので、多方面の意見が反映されているものと思っております。5点目の町民と外国人旅行者の交流の実績につきましては、十勝川温泉を訪れる外国人客の動向といたしましては、夕方に十勝川温泉に到着し、イベントに参加するほかは宿泊施設の中で過ごし、翌朝には別の観光地へ出発していく団体ツアー客が多く、町民との交流はできていないのが現状であります。今後は、十勝川温泉中心市街地再生事業で整備される施設の利用が増え、外国人客が連泊することも考えられることから、これらの動向を見ながら、本町の魅力や印象を高めるためにも町民との交流のあり方について検討したいと考えております。次に、訪日外国人誘客強化事業についてでありますが、1点目の十勝川温泉全体の国別利用者数の推移につきましては、延べ宿泊日数で申し上げますと、平成24年度は、中国が2,239泊、韓国は691泊、台湾が2万8,063泊で、香港は5,311泊、シンガポールが1,310泊、その他の国は1,034泊で、合計は3万8,648泊となっております。平成25年度は、中国が2,015泊、韓国は1,080泊、台湾が2万6,757泊で、香港は6,826泊、シンガポールが2,968泊、その他の国は2,131泊で、合計は4万1,777泊となっております。平成26年度は、中国が5,466泊、韓国は1,394泊、台湾が2万5,869泊で、香港は8,797泊、シンガポールが2,660泊、その他の国は2,932泊で、合計は4万7,118泊となっており、最近は、マレーシア、タイ、インドネシア等の東南アジアの旅行客がふえている状況であります。2点目の温泉街の外国語表記につきましては、観光ガイドセンターに設置している温泉街案内看板及び歓迎看板を初め、道立十勝エコロジーパーク、また、宿泊施設9施設のうち6施設、飲食店等8店舗のうち2店舗が外国語表記を実施しております。交通関係では、路線バス、都市間バスとも外国語表記及び英語アナウンスは実施しておりませんが、新千歳空港からのミルキーライナーでは英語アナウンスを実施しております。なお、ガイドセンターでは外国人客に対し職員が英語で対応しているとともに、音更町十勝川温泉観光協会が発行しているパンフレット及びホームページにつきましては多言語で作成しております。今後とも関係団体等と連携し、外国人客に対する温泉街の受け入れ環境の整備を促進してまいりたいと考えております。3点目の中華圏の客層のピーク期である旧正月における歓迎体制の取り組みにつきましては、町が独自に実施している取り組みはございませんが、この時期に合わせて彩凜華をロングランで実施しており、町を挙げて歓迎をしているところであります。最後に、十勝川温泉中心市街地再生事業についてでありますが、当事業につきましては、旧雨宮館の敷地を中心に、十勝川温泉旅館協同組合が事業主体となり新たな集客拠点施設を整備しておりますが、町は国からの財源を活用して旅館協同組合に補助金を交付し支援するとともに、周辺の道路整備等を実施いたします。1点目の現在の進捗状況につきましては、解体した旧雨宮館の敷地内に本年度から2カ年で集客拠点施設を建設することとなっており、今月に工事入札を告示し、7月中に入札を行い、来年の8月から9月のオープンを予定していると伺っております。2点目の町民、若者の意見の反映につきましては、当事業の検討に当たっては、旅館協同組合が主催し、十勝川温泉飲食組合、両農協、帯広大谷短大、金融機関、旅行雑誌関係者などを構成メンバーとする十勝川温泉中心市街地再生事業実行委員会を組織し、ワークショップ形式の会議が5回行われているほか、旭、東旭、温泉の各行政区長が所属する十勝川温泉観光振興協議会において施設の内容や運営についての御意見をいただいております。また、温泉周辺の各行政区の町民を対象にした事業説明会も実施しております。今後は、十勝川温泉観光振興協議会に進捗状況を説明するほか、施設のオープンに向けて、各宿泊施設の女性従業員を対象に、健康と美容の観点から新施設の活用についての意見交換会を毎月実施する予定であると伺っております。3点目の近隣施設への宿泊利用促進につきましては、新たな拠点施設は温泉市街地のにぎわいや活性化を目的に整備されており、日帰り利用客のほか、連泊滞在による宿泊増を念頭に置いております。今後、旅館協同組合では、海外及び国内旅行会社にホテル宿泊と施設利用を組み合わせた旅行商品の造成を依頼するほか、各ホテルでも施設利用と宿泊を組み合わせたプランを販売する予定と伺っており、宿泊増が図られるものと期待をしております。いずれにいたしましても、観光業は農業と並び地域の経済や雇用を支える上で、本町の重要な産業であり、多くの経済効果が期待されます。今後は、北海道新幹線の開通により、ますます道央圏に国内観光客が集中することも考えられるほか、円安により訪日外国人観光客が増えている中で、いかに東北海道に来ていただくかが重要であります。関係機関と連携し、十勝管内だけでなく、上川、道東エリアの観光地と広域的な連携を図りながら、2次交通対策などの施策展開に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。済みません、冒頭のほうで、にぎわいのある温泉街づくりや「地下資源」というふうに発言しましたが、「地域資源」を活用しということで、訂正しておわびいたします。
質問 7番 神長基子
まず一つ目の5期総の基本的な観光振興に対する考え方についてなんですけれども、5期総の基本計画の序論部分にはヘルスツーリズムについても触れられておりました。基本構想の中で健康の回復や維持、増進につながるヘルスツーリズムが新たな観光の取り組みとして進められている中で、温泉の効能とともに自然に包まれて安全でおいしい農畜産物が楽しめる温泉地としての魅力を高めて、もっとアピールしていくことが必要と記載されております。現代の社会的背景から考えましても、市場の競争が非常に激化しておりまして、大都市で働く人々に限らずあらゆる地域の国民にとってストレスを抱えやすい中で、心身ともにケアするヘルスツーリズムに対するニーズというのは今後も高まっていくと思われます。また、体の内側、外側の両面をケアするための要素が十勝ほど豊かに備えられている地域は多くないのではないかと思われます。この点については本町の十勝川温泉地域についても十分言えることではないかと思います。したがって、この音更町においても、5期総でお示しのとおり、まさにもっとアピールしていくことが必要であると思います。本町においてのヘルスツーリズムを発展させるためには、農家さんですとか栄養士さんなどの地域のあらゆる業種の人々とつながることが不可欠ですし、ここが発展の土台づくりの部分であると思います。その点を踏まえて、ヘルスツーリズムの5期総の後半5年間で目指す到達点についてお示しください。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今御質問ありました5期総の中でうたわれておりますヘルスツーリズムでございます。この部分につきましては、前半5期総の中でどの程度進んでいるかという評価でございますけれども、現状としては過去の十勝川温泉のエリアの域からそう達していないのかなと。ただ、全般的には、やはり食という部分ですとかそういう部分の各ホテルとのコラボレーションといいますか、そういう部分については地道に芽が出てきているというふうに評価しているところでございます。また、後期5期総をこれから見直す部分につきましては、このたび十勝川温泉の中心市街地再整備、この辺につきましては温浴施設的なものも計画されているということもございますし、その辺も絡めながら、この辺については後期5期総の中でどういう方法があるのかまた審議会の中で議論していただき、また位置づけていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 7番 神長基子
わかりました。引き続きヘルスツーリズムのほうにも力を注いでいくということを今確認いたしました。次に、イベントの集計、実績について御答弁いただきましたけれども、彩凜華につきましては非常に年々利用者数がふえてきているというのが確認できたんですけれども、その他のイベントについてはちょっと右肩下がりなところがあるのかなと。オータムフェスタについては25年度より若干26年度上がってはおりますけれども、2年前、24年度に比べますと200名以上は下がってしまっているのかなというふうに思いますが、この点についてはどのように受けとめていらっしゃるでしょうか、お示しください。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
観光イベントでございます。この観光イベントにつきましては長い間の歴史の背景がありまして、今どちらかというとロングランのイベントというふうに、形が変わってきてございます。従前は本当に十勝川温泉とて1日の地域イベント的なことしか実施していなくて、やはり観光イベント、集客に向けたイベントの取り組み、これは20年ほど前からホテル関係者といろいろ議論をしながら今の形に徐々になってきているということでございます。それで、各イベントの集客状況でございますけれども、イベントにつきましては集客の大小が成功・不成功ということではなくて、来ていただいた方々がそこで楽しみ、またその地域を思っていただくことがベストでございますけれども、それにつきましては、各イベントにつきましても実行委員会が組織していますので、毎年検証をしながら、翌年度の構築に当たりましてまた新しい取り組みでありますとか、そういう部分については毎年ローリングしながら進めているという部分でございます。少ない予算で最大限のイベントを発揮するという形の中で、どうしてもこの集客の少ないイベントの部分につきましては、イベント全体の費用も多少、少額でやっているということもありますので、その辺につきましては今後実行委員会さんの中でいろいろ議論をしながら、やはり少しでも多くの方に喜んでいただけるイベントづくりに努めていきたいというふうに実行委員会のほうとも協議していきたいと思います。
質問 7番 神長基子
わかりました。イベントではないんですけれども、関連することとして、十勝川温泉をアピールするキャラクターとしてモールちゃんというキャラクターが誕生していると思うんですけれども、その効果、ある程度経済効果を見込まれてつくったのかなと。町としてはそれに対して幾らか補助、助成をしておられるのかなと思いますけれども、今のところその効果、見えている部分はあるのか。最近余り見かけないんですけれども、どこに行っているのかなと。お願いします。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今お話にありました十勝川温泉のキャラクター、モールちゃんでございますけれども、緑南中学生の、公募で、デザインについては中学生のデザインと。それを採用して、町のほうの支援という形の御質問でありますけれども、経済部の産業連携課の中に産業支援の補助金という形の中で、事業創出ですとかいろんな事業展開、産業に絡むもの、その中で補助の要望がありまして、審査の結果、そういうのも産業振興に非常に役に立つという形の中で助成しております。それで、それに伴う経済効果ということでございますけれども、そのモールちゃんが出ているイベントについてどうのこうのという個々の評価というのはございませんけれども、今のところ彩凜華のイベントではほとんど毎日のようにデビューしていたという状況でございますし、あと外のイベントでも出ているという状況と、逆にお貸しいただきたいと、こういうイベントでそういうゆるキャラの、そういう部分でお貸しいただきたいというお話もありますし、農業サイドでも同じくして、おおそでくんというキャラクターも出ていますので、なかなかゆるキャラが音更町になかったんでありますけれども、一挙に二つのキャラクターができたという形で、それについては、今後も各イベントですとか町内行事に数多く顔を見せられればなというふうに思ってございます。以上でございます。
質問 7番 神長基子
ちょっと最近見かけなかったので気になっておりました。誕生したそのアイデアは、地元の中学生のお子さんからアイデアを公募した中で採用されたということは私も当初から知っていたので、地元の方もそういった点では、地域から誕生したキャラクターということで、これから町民の方も期待されていると思われますので、活躍の機会をぜひ今後も町としてももっとふやしていただけたらなと思います。それではあと、1点目の5番目に町民と外国人旅行者との交流の実績と今後についてということで質問させていただきました。それについては、旅行で利用される時間帯の都合もあり、交流がなかなか今のところできていないというのが現状だということを御答弁いただきました。ちなみに外国人ではなくて国内客と地元の方との交流というのはどうでしょうか。その点をお示しください。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
外国人に関しての交流については答弁あったとおりでございますけれども、今国内のお客様という部分の交流という部分でございます。なかなか現状として直接町民の方一人一人がホテルのお客様と交流をとるというのは、イベント会場で、行ったときにいろんな会話ですとか、いろんなことを聞かれたらというような、そういう部分は現状でもあるわけですけれども、そのほかといたしましては、シーニックカフェ、十勝川展望台で行っているようなそういう形の中で、十勝川温泉、音更の町としてそういう方々をお迎えし、おもてなしをし、交流していると、そのような状況でございまして、今後そういうような交流の場が少しでも持てるように取り組みがなされればなというふうに感じてございます。
質問 7番 神長基子
わかりました。次に、訪日外国人客誘客強化事業について御答弁いただきましたけれども、この事業は国の成長戦略の中にも重要な政策として位置づけられているのは御承知のとおりかと思います。2020年の東京オリンピックの年には訪日外国人客の入り込み人数、目標2千万人と掲げられていることも御承知のとおりかと思いますが、これが2013年の入り込み人数、およそ1千万人から約2倍の増加ということになります。もちろん全国のどこの地域も満遍なく2倍近い人数受け入れる体制が整うかというと、そうではないと思います。目標人数に達することによる地域活性化、そして雇用の拡大というのが見込めると国のほうでは示されておりますが、地域によっては受け入れ体制や交通インフラ整備等で経済的に難しい部分があり、本町においても同様な問題等があるかと思います。訪日外国人客の動向は国内客に比べて著しく社会情勢に左右される面があると思いますが、どちらかというと観光については、国内客への施策に重点を置かれるのがよいかと思いますが、その点はどのような方向性をお持ちかお示しください。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
訪日外国人だけでなく国内客、その辺の部分についても力を入れるべきでないかという御意見だと思います。まさに今国内全体としては、今経済効果という視点からすると、訪日外国人客の受け入れ体制を万全にして経済効果として上げていくと。これについては国内挙げて取り組む中で、十勝川温泉を抱える本町といたしましても、その流れには逆らうことなく、流れに乗って進めていかなければならない部分なのかなというふうに感じております。ただ、そうはいっても、今の状況で訪日外国人のお客様がなかなか、北海道にまでたどりついても、道央圏エリアで足がとまってしまっているというのが現状の姿でございまして、それについては帯広空港の入管手続の問題だといかいろいろなことがあるんですけれども、バス代が非常に高くなって道央圏にたまっているという状況もあります。それらについては、ことしから広域的な部分で東のほうの観光地が手を組みながら、新たなその道央圏にたまっている外国人の方々を少しでも道東方面に呼び込もうという展開は引き続いてやっていきたいと。それと、国内のお客様については、十勝川温泉そのものについては、昔からどちらかというと大半は、道内客のお客様の動きというのが十勝川温泉の宿泊者だったのかなというふうに思っております。これらについては各施設、ホテルの営業の部分もございますけれども、その辺については、外国だけに目を向けているということでなく、しっかり国内、ここについては従前やっぱり観光の原点でございますので、国内観光客については力を入れていくというような形の中で、町もそれにあわせて一緒になって取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。休憩(午後 1時59分)
質問 7番 神長基子
先ほどの御答弁で、圏域について、道央圏のほうにどうしても集中してしまっているということで、訪日外国人客の動向というのがなかなか十勝圏のほうまでは浸透していないのかなという現状だなというのを確認いたしました。私も昨年の前期で圏域別の割合というのを調べてみたんですけれども、やはり半数以上が道央圏に集中しておりまして、十勝圏は前期分で全体の7%ほどしか外国人というのは入ってきていないんだなというのを把握したところでございます。それはやはり交通インフラ整備等のことが原因だなというのはわかりました。それが今後少しずつでも整備が整っていく方向で流れているのかなと思われます。また、最初の答弁で、外国語表記についてなんですけれども、宿泊施設は今現在9施設のうち6施設、飲食店では8店舗のうち2店舗が外国語表記を実施しており、バス等につきましては今のところ実施していないということで、この点の体制というのもやはり早急に整える必要があるのではないかと私はちょっと感じました。また、その受け入れ体制の点でもう一点なんですけれども、今よりもさらに外国人客が増加することを想定した場合に、受け入れ体制の重要な要素の一つに地元町民の方のホスピタリティーの向上という部分が上げられるかと思います。質問の初めに私申し上げましたように、十勝川温泉の観光振興は全町民にとって重要なものであることを町が5期総でお示しされていると、そのとおりだと思いますが、それに照らしてこの課題を考えた場合に、訪日外国人を受け入れる体制づくりは全町的に行われることが不可欠であり、全町民が歓迎の意を示していくことが大切であると思います。しかし、国や地域によっては慣習や言葉の違いというのが多岐にわたるものですから、その壁というのはまだまだ厚いのが現状だと思います。そういった点、町民に対して今後どのような働きかけをされるのかお示しください。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
外国人観光客の受け入れ部分について町民にどのような形の中で浸透させていくか、受け入れの部分についてでございますけれども、その部分につきましては、なかなか一町民の方に外国人、外国人の方が音更町にこれだけ来ていますよというようなことは伝達することは簡単でございますけれども、その部分を個々の一人一人の町民の方と、来ますからこう交流を持ってくださいねというのは、その恒常的な部分もありませんし、なかなか難しい部分ではありますけれども、今、主に来ていただいているのは十勝川温泉エリアであることは間違いありませんので、そういうエリアの中でこれからそういう広がりを持つような仕掛け、そういう仕掛けづくりが重要なのかなというふうにも思ってございます。15年ぐらい前には一部音更にも観光ボランティアの会というのがあったんですけれども、なかなか機能しないというか、仲間内で、横の関係がうまくいかないと。受け入れる側の。それで解散してしまったという経緯もございますので、そういう部分もホスピタリティーという部分では、今後、そういうエリア、また、にぎわいのあるまちづくりを今行っているわけですから、そういうこともセットで、これについては観光協会さん、旅館協同組合さんと町も連携しながらまた新たな取り組みは行っていきたいなというふうに思ってございます。
質問 7番 神長基子
わかりました。それでは、3点目の十勝川温泉中心市街地再生事業について、現在の進捗状況を御答弁いただきました。この事業についてなんですけれども、率直に、音更を伝える施設なのか、十勝川温泉を伝える施設なのか、十勝を伝える施設なのか、その辺は明確にされているかどうかお示しをお願いいたします。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
明確に十勝川温泉を発信するのか音更町を発信するのか十勝を発信するのかということでございますけれども、観光施設でありますので、おいでいただくお客様については、十勝川温泉という理解はしていても、イコール音更という理解はなかなか本州圏から来るお客様は伝わっていないという部分はございます。その辺につきましては、これからそういう施設を含めて、十勝川温泉イコール音更という発信はしていかなければならないのかなという部分はございます。またあと、十勝を発信するのかという部分につきましては、本町におきましては、高速道路も十勝の玄関口という言い方を私たちもしていますので、十勝を発信する一施設であることは間違いないと。物販の施設も若干できるとは思いますけれども、それらについても音更の品々だけでいいということでなくて、それは他の町とも連携しながらそういう品も置けるような、そういういう発信をできたらなというふうに思っておりますし、多分旅館協同組合さんもそのような思いだと思います。
質問 7番 神長基子
知名度の部分で答弁最初のほうにございました、モール温泉の十勝川温泉の知名度向上というのがございました。今全国的に見ますと、十勝、また十勝川温泉という名前は比較的知名度が上がってきているのかなと思います。確かに十勝川温泉に来られる方は十勝という名前というのはぱっと出てくる、ただ、そこが音更町なんだということは余り知られていない。音更ということを知らせるための一つの拠点になり得るかなと私自身は感じていたんですけれども、また、町民の方もやはり音更という名前がもっと知れ渡ることを期待されているのではないかと思います。ただ、今の御答弁いただきましたところ、十勝の玄関口というか、そういう意味合いを持たれているということですので、その点については現時点で私も理解をいたしました。このプロジェクトといいますか、構成メンバーについても確認はさせていただいたんですけれども、町民への情報伝達の部分で、非常に限定的な範囲の中で情報共有や意思疎通がなされているのかなという印象を受けております。町民の方々の、私の周りの方々、声を聞きますと、旧雨宮館の跡に何か観光施設ができるらしいよということは大体の方が新聞などの報道ですとか、また町民同士の会話の中で認知はしていると感じておりますが、それ以外には、それ以上の詳しい情報については伝わっていないのではないかと、そのような印象を持ちましたが、町としてはこの点どのような見解を持たれておりますでしょうか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
確かに広く町民の方々に、何か旧雨宮の跡に施設ができるんだというのは、新聞紙上で何回か報道されておりますので、その部分についてはある程度の理解はしているのかなと思いますけれども、あの施設を計画するに当たりまして、旅館協同組合さんがあそこ手をつけていただいたというような形でございますけれども、事業を実施するに当たりまして、旅館協同組合さんも経済活動の中の一部、大きな借り入れをもって、当然国ですとか町の補助も入るわけでございますけれども、まずそこで収益が上がってというような形の中で考えてございますので、当初の計画のときには、特に限定していたわけではございませんけれども、ワークショップ、そこには若い大谷の短大生ですとか旅行のプロの方も入っていただきながら議論をして今の施設ができ上がったと。それで、まだなかなかオープンになってこないという部分が、テナントさんを今募集している段階でございまして、そこが明らかになってくれば、もう少し、こんなものができるんだという情報発信はできるのかなというふうに思っておりますので、その辺につきましては今後協同組合さんのほうと、いつの時点でどのような発信ができるかということについては今後協議しながら進めていきたいと思います。できるだけ当然多くの町民の方に利用していただきたい施設であるのは間違いない施設でございますので、そういうことで御理解賜りたいと存じます。
質問 7番 神長基子
情報伝達という点について今お伺いしましたが、私が重要だと思う情報というのは、この事業そのものが音更町にもたらすであろう雇用の促進などを含めた経済波及効果、そしてこの事業の主目的ではないかと思われます。テナント等細かい部分については決まり次第伝達されるといいかなと思うんですけれども、今申し上げましたこの重要であると私認識している部分につきまして、町民に対する発信は行政として現状どのようになされているかお示しください。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今のところ組合さんで試算している部分につきまして、新たな雇用だとかそういう部分については計画の中に入っておりまして、今の人員では到底やりくりできる施設でございませんので、相当の人数の雇用ということも考えてはいるところでありますけれども、まだその募集だとかそういう部分までは至っていない状況でございますので、その辺については、そういう雇用を取り巻くいろんな経済波及効果、どういうテナントさんが入ることによってのまたいろんな御商売のおつき合いで取引の関係ですとかいろいろ出てくると思いますので、それについては、やっと施設が今入札告示中なので、7月に入札があると聞いてございますので、少し、今年度についてはハードの部分にやっと踏み込んだという部分でございますので、そういう折、おいおいと決まってき次第、中身の詳細について伝達できることは町としてはどんどん伝達していきたいなというふうに、情報は発信していきたいと思っておりますので御理解賜りたいと存じます。
質問 7番 神長基子
もう一つなんですが、主目的についてはいかがでしょうか。事業の主目的、主とする、一番大きな、この事業を手がけるに当たっての大きな目的というものが町民に対して伝達されているのかどうか、その点についてお伺いいたします。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
事業の主の目的という前に、旧雨宮館が廃墟状態になって5年以上経過したという中で、町民の方から、行政、あの施設どうなるんだいという、そういうお問い合わせは常時来ておりました。まず一義的にあの施設を壊すということが事業の目的ではございませんが、旅館協同組合さんがあの施設を買い取って事業に乗り出すという動きがございましたので、町もその流れに乗るというか、事業を模索して、今回国の社会資本整備という本当に国の中でも余り例のない事業採択をしていただき、官民一体の事業に取り組むことができました。それで、あの施設の主目的というのは施設を壊すということでなく、十勝川温泉をもう一度にぎわいのあるまちづくりをしようというのが旅館協同組合さんの主たる目的だと思います。そこには観光客だけでなく、やはり地域の方々も多く利用していただきたいというような形の施設づくりをこれからテナントさんの募集も含めて旅館協同組合さんのほうでいろいろ構築していくものだと思ってございます。以上でございます。
質問 7番 神長基子
今、にぎわいをつくり出すということでお話しありました。かつてにぎわいのあった十勝川温泉の町の雰囲気というのは私自身は実際には知りませんが、温泉街で働き始めたころが私平成12年でしたけれども、そのころ既に温泉街で夜営業している飲食店が二、三軒とコンビニエンスストアが一軒という状況で、浴衣でそぞろ歩きができるような雰囲気ではもちろんございませんでした。しかし、にぎわっていたころの温泉街を知る多くの町民の方から当時の雰囲気について教えていただく機会がありまして、あのころの温泉街は楽しかったなと。会社の宴会で温泉街に行くのが楽しみだったという声を多く聞きました。今回の再生事業によってそういったにぎわい、かつてのにぎわいとはまたちょっと違うのかなと。そのままリバイバルするというものでは決してないと思います。このにぎわいをつくり出すための一つの大きな要素となり得ることは、この事業、なり得るということは確かだと思いますし、活性化の引き金にしていかなければならないものだと思います。しかし、突き詰めて考えてみますと、本当の活気を取り戻すために最も大切な要素はソフトの部分、つまり、その場所で交流する人ではないでしょうか。観光客であり地元客であり、またその住民、近隣の住民、音更の町民、こういった訪れる側の人間と受け入れる側の人間であると私は考えております。施設をつくるなどのハード面が整備されても、この人の要素が変わらなければ再生の事業の成功というのは難しいのではないかということが言えると思います。そこで、受け入れる側、町民の意識、十勝川温泉に対する関心をさらに高めていただくための行政が取り組めることについてお伺いをいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
今、観光の目的というのは以前から随分変わってきたんだろうというふうに思います。今までは、団体旅行の方が非日常を経験するために多分温泉地を訪れていたと。もちろん景色を見るというのもあるのかもしれません。でも、今の観光客は、非日常と景色を見るだけではなくて、異文化に触れるということが求められているんだろうというふうに思います。そういった意味でもって、観光客は音更町の文化だったり人の生きざまだったり産業だったり、そういうものを見るために来るんだとすれば、別段音更町民が気取った態度をとる必要はないだろう。日常を見せてやる、これが大事なんだろうと思います。ただ、外国人客になれていませんから。そういった意味では、やはり我々は堂々として、外国人が来たからといって気おくれすることなく、日常生活そのまま見せてやるんだというような、そういったおもてなしが大事なんだろうというふうに思います。農業を見る、これ、今盛んに行われています。音更町の農業、まさに音更の文化だというふうに思っていますけれども、そういったことを率直に伝えられる、そういったことだけで今は事足りるんだろうというふうに思います。特に観光客だからといって、それに対して特段気遣いをする、よそよそしい態度をとるのではなくて、ふだん着を見せてやることが大事なのかなというふうに思っているところでございます。以上です。
質問 7番 神長基子
特段装うことなく、ふだんの日常のありのままを観光客の方、訪れる方は求めているということが今おっしゃられたことだと私は思いました。その点は私もそのように思います。ただ、おもてなしという面からしますと、例えば、北海道弁で話されたほうが、何言っているかわからないけれども、何か印象に残って、うれしい、北海道に来たな、十勝に来たなという気持ちになる、そういったことがあるのかなと思いますが、何かトラブルが生じたときなどは、特に外国から、日本から海外に行ってもそうですけれども、不安になる要素の一つだと思います。安全面、安心面を図るためにも、観光にかかわらず、病院などもそうなのかもしれないですが、あらゆる面で受け入れ体制を、意識を少しもっと変えていく必要はあるのではないかと思います。私がこの質問を通して町のほうに問いたいのは、町民との意識のずれがないかどうかという、この再生事業についてもそうなんですけれども、全町民にとってこの事業が本当に大切な事業であるということを、もちろん音更町はそういったことがあってかかわっているのだろうと思います。もちろん観光客のためというだけではなくて、町民にとっていい効果があるということを想定しての大きな事業だと思います。その点についてもっと町民の方にどういった意識づけをしていくかというのは、今、5期総のちょうど見直しの時期に当たるわけですから、後半どういうふうにそういった仕組みづくりをしていくかというのを考えていく必要があると思います。現状のままでいくよりは、やはり少しでも体制を整われたほうがより、訪れる方は、また来てみたい、また滞在してみたいという気持ちになるのではないかと思います。それで、地域、町民の方の意識はどうかというと、私、まちづくりアンケートを見たんですけれども、アンケートの中で、「力を注ぐべき産業振興は」という質問に対して、産業の幾つかの項目の中で観光交流関連産業の振興が大切だと答えた町民を年代別で見ますと20代、30代の若い人たちが上位を占めておりました。私は、この若い人たちが観光まちづくりの中心的存在として活躍できるような場づくりを行政に求めるとともに、その点踏まえて5期総の見直しを図るべきではないかと思いますが、この若い人たちを巻き込んでという部分についてはどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
今、地方創生の中で論議されている中で、日本の成長産業というのは農業と観光だと、はっきりうたっています。音更町は農業も観光もあるということからいえば、極めてこれからも発展する町だろうというふうに思っています。そういった意味で、今回の事業というのは観光振興を進める上で重要なことだろうというふうに思っております。また、若い人たちがそういったものに対して大いに期待を持っている、このことについてはしっかりと受けとめてその部分を伸ばしていきたいというふうに思っていますし、今観光に携わっている方々、若い人たち、一生懸命こういった事業に取り組んでいただいておりますので、これらをしっかり伸ばしていきたいなというふうに思っています。観光という産業、農業と比較したときに、畑作の場合だったら、しっかりと種をまいて、そして肥料をやって水をやって、そしてそれをするためにはもちろん畑も起こさなければいけませんし、土地基盤整備もしなければいけません。今私たちは、農業に対しては、基盤整備だとかそういうものについては行政と農業者が一体となってやっております。今まさにこの集客拠点施設ですか、それについては行政と観光業者が一体となってやっているということからいえば、農業でいえば土地基盤整備をやっているんだというふうに理解をしています。ただ、私たちは農業者を手伝えないのは、種をまくことは農業者がしっかりと計画をつくってスケジュールを立てて、次の輪作も考えながら種をまいている。このことについては観光業者、しっかり種まいていただかなければいけないだろうというふうに思っています。そういった意味で、集客事業であったり、今バスを運行させる事業であったり、そしてソフトをつくっていく、これはまさに種の部分ですから、そこの部分はしっかりと役割分担しながら、観光業者の皆さんにしっかりと種をまいてもらわなければいけないだろうというふうに思っています。全て行政ができるわけではございません。計画をつくるのは観光業者であり、基盤整備をするのは観光業者と私たち行政と町民の皆さんと一緒になってつくっていくということで、しっかりとした役割分担をしていかなければ、全て行政の責任ですと言われても、それはできませんという話にはなります。ただ、町民の皆さんとともに、これからの成長産業と言われている観光業についてはそういったものを共有しながら進めていくということが大事だろうというふうに思っています。以上です。
質問 7番 神長基子
ありがとうございます。全て行政の責任ではないというふうにおっしゃられました。私もそれはそのとおりだと思います。種をまく土地基盤整備、農業でいうと土地基盤整備の今時期、その事業がそういう時期に当たるというのは、まさに私もそのように感じております。同じくまちづくりアンケートの集計結果からなんですけれども、「行政活動、まちづくりに関心があるか」という質問に対して、回答者の70%以上の方が「ある」と答えております。それに対して、行政活動について町民の意向が反映されていると感じている方は43%。そして、町民の意見を聞く機会が充実していると感じている方は34.7%、どちらも半数を下回っております。つまり、まちづくりに対して関心がある方は多いけれども、町民の声はまだまだ反映されていないという、そういった実態があると思われます。これは十勝川温泉の観光振興、この再生事業一つとっても、また、年間を通して行われているイベントについても同じような実態があると言えるのではないでしょうか。その点については、観光業者だけではなくて、やはり行政も何かしらの基盤づくりというのをしていく必要があるのではないでしょうか。その点についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
アンケートの調査については尊重しなければいけないだろうというふうに思っています。まちづくりに関心のある方については、しっかりとまちづくりに目を向けていただかなければいけないと思います。ただ、今その町民の声が反映されていない、その辺は、予算との都合もありますし、そういった形の中で、そのスピード感だとかそういうものが生かされていないんだとすれば、それは不満というような形で出てくるのかもしれませんけれども、まちづくりというのは一朝一夕にできるわけではございませんので、希望したからといってすぐそれが実現するかというとそれはなかなか難しい。そのために計画があるわけでして、我々としては、そういった声が、町民の皆さんのコンセンサスを得られるならばそういったことを年次的に進めていくと。そういったスピード感のなさでもって不満があるということについては、それはある程度認めざるを得ないのかなというふうに思います。温泉の関係で我々がまちづくりにどうのこうのというのは、私自身今お話をお聞きしてちょっと理解できなかったものですから、もう一度お願いしたいなというふうに思います。
質問 7番 神長基子
温泉にかかわってのまちづくりということがわからないということでしょうか。(「後半の部分」の声あり。)5期総の中では全町民により観光振興するというふうに言われていると思います。それは、一つ一つのパーツというんでしょうか、もちろん観光振興というのは町にとって、十勝川温泉だけではなくて、あらゆる部分があると思うんですけれども、その中の一つとして十勝川温泉の観光振興に全町民がかかわっていくということは、観光というのは町のよさを再認識するという意味では、町民にとって非常に、そのほかの部分でもまちづくりに生かされる、そういったメリットが十分にあるかと思います。そういった意味でこの観光振興によるまちづくりという視点で今お話をさせていただいておりますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
その点については先ほど申し上げたかなというふうに思いますけれども、音更というその地域、音更という文化、風土、そういったものが全て観光資源だということを先ほど申し上げたつもりでございます。音更の文化そのものが、これからの観光客にとって異日常を見ていただくというようなことかというふうに思います。観光という字の語源ですけれども、光という字はどういう意味かというと、その地域その地域のカントリーで、ネイションではなくてカントリー、地方を見るという意味での光というのは、語源は地方という意味なんだそうです。だとすれば、音更町のまちづくりそのものが観光だというふうに理解をしなければいけないんだろうというふうに思います。そういった意味で、音更町の畑を見たり、それから山を見たり道路を見たり、これは全て観光資源という観点から立って、町民生活そのものが観光資源というような形からいけば、全ての町民がそういったまちづくりをする上で観光を進めているんだという理解をこれからも町民の皆さんに理解をしてもらって、そういう観光振興を進めていく必要はあるだろうというふうに思っています。それで答えになっておりますか。
質問 7番 神長基子
ありがとうございます。済みません、ちょっと理解できないような質問をしてしまって申しわけございません。今まさに町長の言われているとおり、まちづくり、実生活そのものが、音更の町の自然を感じること、食を食べること、温泉を楽しむこと、全てがまちづくりにつながっている、それが観光なんだということを町長言われているんだと思います。その点は私も理解をいたしました。光を見るということで観光ですけれども、また、その光を見ることによって音更町に根づくということも考えられると思いますので、これからもそういった事業を行政としてバックアップされることを私自身期待しております。また、この事業は非常に大きな事業だということは町民の方も理解をしているところだと思います。そういった中で、飽きっぽいという、十勝の人は飽きっぽいよという声も町民の方から聞かれます。一過性ではなくて、永続的な安定した発展を図られるように今後も私も注視してまいりますので、行政としてそういった取り組み、安定的、永続的に取り組める仕組みをつくっていただきたいと思います。以上です。