音更町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月12日
マイナンバー制度の導入準備について
2014年12月12日、音更町議会の一般質問で、印牧幹雄議員が「マイナンバー制度の導入準備について」質問し、町長 寺山憲二、総務部長 宮原達史が答弁しました。
- 質問者
- 印牧幹雄 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、総務部長 宮原達史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 印牧幹雄
おはようございます。通告に従いまして一般質問いたします。マイナンバー制度の導入準備について。平成25年5月に社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度の関連法案が成立し、今から約1年後の平成28年1月からの運用開始を目指し、官民一体となった既存システムの改修作業が進められております。マイナンバー制度は、住民票を持つすべての国民に番号を付与し、もって、公平・公正な社会の実現、国民の利便性の向上、行政の効率化を目指す国レベルの社会基盤となっております。しかしながら、このような大規模な国レベルのシステム整備はかつて経験したことがなく、その準備に携わる組織も国、地方公共団体、民間企業と多岐にわたります。さらに、利用者である国民の理解も不十分な状況にあり、果たして予定どおり平成28年1月からの運用開始、さらに1年後の29年1月からの国の情報連携サービスの開始、地方公共団体はさらにその半年後の29年7月からの開始等がスムーズに実現されるのか、今後私たち住民は注視していく必要があると認識しております。音更町の取り組み状況をお伺いいたします。1番目、地方公共団体の導入作業スケジュールは、おおむね以下のようになっております。26年3月までに、ことしの3月までに現行システムの影響度調査、来年の9月までに現行住基システムの改修及びテスト、平成27年12月までに現行の税・福祉システムの改修・テスト、来年の10月から29年6月の間は国の情報システムとの連携、相互運用テスト、これら一連の作業を終えて、平成29年7月から、音更町もその一部でありますが、地方公共団体でのシステムサービスの開始が予定されております。現在の音更町の準備状況をお尋ねします。また、導入に向けた国、道、他の地方公共団体との支援・協力体制はどうなっていますか。2番目、役場内の体制はどうなっていますか。また、町民に対する制度の周知、広報はどういたしますか。3番目、導入作業を進めていく上での課題と対策はどのようなことを考えておられるかお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
マイナンバー制度の導入準備についての御質問にお答えいたします。初めに、現在の準備状況についてでありますが、御質問にありますように、個人番号カードの交付と番号の利用開始まで約1年となり、全庁的な中で準備を進めておりますが、この制度の導入に当たり、各所管課では、現在、個人番号を利用する事務の洗い出しや内部事務のプロセスの見直しを行うとともにシステム改修の準備を進めております。運用開始に向けた今後の具体的なロードマップは、本年11月17日に国から示されたマイナンバー対応における推奨アクションプランに基づき、実施すべき作業や作業の進行状況を把握、点検しながら取り進めることになっております。本町におきましては、来年2月に住基情報などの基幹システムを中心にパッケージによる新システムへ移行することとしておりますが、それについてもマイナンバー対応とする必要があることから所要の改修を行っていく予定であります。ただ、改修に当たっては、自治体独自の事務である医療費助成などについては、情報連携のルールを国が示すのか否かなど現在でも一部詳細が不透明な部分がありますので、今後の情報を注視しながら進めてまいりたいと考えております。また、導入に向けた国、道、他の地方自治体との支援・協力体制につきましては、現在、北海道が情報政策課を中心にして対応を進めており、マイナンバーの導入に向けた市町村の準備状況調査を実施し、振興局単位で開催している地域情報化推進会議において意見交換の場を設けることで市町村間の情報共有と取り組みの促進を図っております。また、同じく情報政策課を事務局とする北海道電子自治体共同運営協議会においては、最新の動向についての情報提供を行っており、その中で市町村間の情報交換を行っております。このほか、北海道町村会や帯広市を事務局とする十勝情報化推進協議会におきましても講演会や研修会が開催されているところであります。次に、役場内の体制並びに町民に対する制度の周知、広報についてでありますが、本年4月に、情報・防災課を主幹課とし、全庁的な組織として関係15課の職員で構成する音更町マイナンバー制度導入委員会を設置し、マイナンバー制度に係る影響範囲の調査、事務対応の検討、システム面の対応、主務省令の解説などについて協議を行いながら準備を進めているところであります。町民に対する制度の周知、広報につきましては、国において、内閣府を中心に関係省庁が協力して、平成27年10月からの番号通知や平成28年1月の番号利用開始に向けて効果的に実施されることとなっており、本年度においては、ポスター作成やコールセンター開設のほか、外国人や視覚障がい者向け広報が実施されることとなっております。町といたしましては、マイナンバーは制度開始後において、社会保障や税の分野で行政機関などに提出する書類に記載されなければならない大切な番号であるという周知のほか、マイナンバーの通知を全市町村が地方公共団体情報システム機構に委任して行うこととしていることから、具体的な送付方法などについて十分周知を図る必要があるものと考えており、今後、国等から提供される情報を利用し、逐次ホームページや広報紙を活用して制度の周知を図ってまいりたいと考えております。最後に、導入作業を進めていく上での課題と対策についてでありますが、先ほども申し上げましたが、現時点でもまだ不透明な部分があり、各所管課でも運用開始に向けての課題が残っておりますが、いずれにいたしましても、この制度の導入が町民福祉の向上のために、効率的なワンストップサービスの実現と行政手続の簡素化となるよう関係情報の収集に努め、スケジュールに沿った導入準備を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 2番 印牧幹雄
それでは、追加質問させていただきます。マイナンバー制度、国民総背番号制度という名前は余りにもかた苦しいということで、マイナンバーという制度の名前を普及しようということで国もいろいろ努力しているそうです。最初にお聞きします。この8月の末に、マイナンバー制度をより国民の皆様に理解していただけるようにということで内閣府がロゴを決めたそうです。それはどういうロゴか御存じでしょうか。
答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)
国のほうで国民の皆さんへ周知のためにロゴを決めたということで、キャラクターが、ウサギのマイナちゃんという名前のキャラクターをつくって国民の皆さんに周知していると。現在町のほうにも国のほうから周知用のポスターが来ておりますけれども、それにもこのマイナちゃんが使われているということでございます。以上です。
質問 2番 印牧幹雄
そのとおりです。ウサギが数字の1を抱えた、マイナちゃんという名前をつけて、これからマイナンバー制度がいよいよ始まりますよと。国民の皆さんも理解をよろしくということで啓蒙活動がいよいよ本格化して、私たちもいろんな場面でそのロゴマークをこれから見かけるんじゃないかなと期待しております。その肝心のマイナンバー制度ですけれども、その制度が何を狙ってどういう効果を期待しているかということに関してはいろんな情報で流れていますから、そこを改めてここで議論することはないんですけれども、国民一人一人の立場から見ると一体どれぐらいのコストのかかる制度を今国は29年1月から始めようとしているのかということを理解するために調べたんですけれども、一つは、国が直轄のシステムを持っています。それは大きくは税関係のシステム、それから社会保障のシステム、こういうのは国レベルで国民全体を管理しているシステムとして持っています。これらをマイナンバーに対応しないといけないと。それから、全国1,800以上ある市町村、地方公共団体の各システムがその制度に向けて現在のシステムを改修しないといけないということで、今のところ私が調べた限りでは全体で2千億から2,500億ぐらいのお金をかけてこのマイナンバー制度を導入しようとしているそうです。今、日本の人口というのは1億2千万人ぐらいですから、割り算すると、2,400だとしたら1人2千円ですか。1人2千円ぐらい赤ちゃんから住民票を持っている国民には全部その恩恵が行き渡るということで、1人2千円ぐらいの負担でこのシステムをつくろうとしています。さらに、今答弁にもありましたとおり、国民の一人一人に番号を記載したカード、個人番号情報カードを配付するということも言っています。多分これは国民に、全員に配付するんじゃなくて希望者に対して配付するということですけれども、1億人の人たちが私もマイナンバーカードが欲しいといったら、1枚1円だとしても1億円です。そんな1円ではできなくて、私は、多分このカードは中に、紙じゃなくてICチップが入っていますから、500円ぐらいはコストかかるんじゃないかなと思うんですけれども、1億人に配ると500億円です。500億円もかかりますから、国民1人にとっては2,500円ぐらいはコストをかけたシステムになるんじゃないかなと、私はそういうふうに理解しているんですけれども、この認識というのは合っていますか。
答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)
議員の認識は合っていると思います。この2千億から2,500億円というのも今のところまだ確定というか、はっきりわかっている数字ではありませんけれども、報道によれば、一説では3千億円以上かかるんじゃないかという報道もございます。今お話にございました個人番号のカードなんですけれども、先ほども答弁申し上げましたけれども、国民の皆さんに配付するのは希望者だけ、これもおっしゃるとおりです。申請がある方だけそのカードを交付するということになっております。これにつきましてはコスト的には幾らかかるかというのはちょっと判明していませんけれども、1枚当たりは。一説には、まだ決まってはいませんけれども、カードの発行手数料、こういうものも検討している状況だということでございます。これにつきましては来年にならないとはっきりいたしませんので、国のほうで今検討中ということでございます。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
マイナンバー制度、これに似たシステムが住民基本台帳カード、いわゆる住基カード、これを数年前、今も、現在もそれの利用をふやすという活動は進んでいるわけですけれども、住基カードは日本全体で見ますと、ことしの26年の3月で666万人の国民がそれを使っている。人口比は5.2%だそうです。それに比べると今度は、希望者ではありますけれども、はるかに多くの国民がこの番号カードを、個人番号情報カードを申請するんじゃないかということで、大体このシステムの巨大さの一端というか、物すごい税金をかけて物すごいシステムをつくるんだなということが何となくぼんやりわかるんじゃないかなと思って最初に質問いたしました。だから皆さん、私の見積もりでは1人2,500円ぐらいをかけて国レベルでシステムを構築するんだと。それが本当に国民のために役立つのか。いろいろこの制度に関してはメリット、デメリットあります。皆さん一人一人がどういうサービスを国が考えていて、それに基づいて全国の地方公共団体、それからもう一つは、忘れていけないのは、民間企業も避けて通れない制度改定なわけで、この費用、民間企業が負担すべき費用というのは、それぞれの民間企業が、おのおのが負担するということで、今の見積もりの中に入っていません。民間及び国、それから地方公共団体それぞれが抱える現在のシステム、税、社会保障関係のシステムが、それこそ3桁、4桁まで行かないと思う。3桁のオーダーで現在日本中で動いているわけですけれども、それが一斉に連携をとりながら国民に公平・公正な社会の提供をするためにあるサービスを始めるというのがマイナンバー制度で、かつて日本にとっては経験のないような大きなシステム、だから2千から3千ぐらいのシステムが一斉にネットワークでつながってサービスの提供が始まると。それが29年の1月から始まるわけです。音更町のような地方公共団体はそれから約半年後の29年7月から始まると。ちょっと頭の中で想定すると物すごいシステムですよね。それこそオーケストラがある一つの音楽を奏でるように、どこが狂っても目的を達成しないわけです。オーケストラが奏でるシンフォニーの調和音というのは心地よいわけなんですけれども、それと同じようなサービスを提供するに当たっては2千から3千のシステムが全部連携をとりながら対応しないといけないということで、今後このシステムがどのように準備されて運用、サービスが開始するか、どういうサービスが提供されるかということに関してはこれからますます注目されていくという思いがありまして、この時期、音更町がどういう準備状況なんですかと聞くにはちょっと早過ぎるかなと思いましたけれども、でも準備期間を考えると、もうことし、来年にいかにそれをこなすかということが29年1月のサービスに向けては、この時期を逃しては大変なことになるという思いできょう質問したいと思ったのが私の質問の背景であります。それで、質問の1番目にありましたとおり、現在の音更町の準備状況はいかがなものですかと問うたのは、今年度の国のこのマイナンバー制度に関する予算、これは今動いているわけですけれども、地方公共団体が抱えるシステムの改修費ということで、総務省が700億ぐらいの地方のシステム改修費用負担金、交付金、これが700億ぐらい、それから、あと残り900億ぐらいが社会保障システム、700億プラス900、1,600億ぐらいを地方公共団体のシステム改修費として予算化しております。それで、思い出すと、この間の9月の定例会で、音更町もこの交付金に基づいてシステムを改修するということで補正予算2,500万ほど予算の中に組み入れて、ただいま改修作業が進んでいるんだと思います。お聞きしたいのは、このシステムの改修というのは、音更町が持っているシステム、住民基本台帳を管理するシステム、それから税の管理、それから福祉関係あるいは防災関係、いろいろなシステムがあると思うんですけれども、2,500万、追加補正しましたこの交付金補助をされているシステム改修費で、私たちの対応しないといけないシステムは全て今年度中に、26年度中に2,500万で改修が終わるのか、あるいは来年、27年度にまだ持ち越すものがあるのかどうか、そこら辺、かいつまんで答弁いただきたいと思います。
答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)
お話のありましたとおり、このマイナンバー制度に対応するための音更町の各種システムにつきましては、前回の定例会、ことしの9月に補正予算を提案させていただいて議決していただきました。金額は約2,500万なんですけれども、これで全てが改修できるわけではありません。実は国のほうもことし26年度と27年度で交付金、地方に対する国の負担分を予算措置するということになっておりまして、音更町でもこの今年度の2,500万のほかに、27年度分として、今度は多分当初予算で計上させていただくと思いますけれども、この27年度分の改修費を、金額につきましてはこれからまだ予算査定などを経て積み上げていきますけれども、9月の2,500万より上の金額にはなると思いますが、27年度も改修はすることになっております。それで、27年は、改修しながら、いろいろな連携テストをしながら28年の1月に向かっていくという予定になっております。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
今の見える範囲でそういう議論でしか今はあり得ないと思っておりますけれども、今年度の2,500万の改修費用だけではまだ音更町が対応しないといけないシステムは残りがあると。それは来年度の予算でそれを、まだ対応し切れていないシステムの改修及び、今度は、いよいよ運用が開始する前に、先ほど言ったとおり全国の、全国といっても音更町から見れば国レベルとのネットワークだと思うんですけれども、そういうテストが始まります。そういうものを全部含めて27年度の予算である程度見込まないといけないと。今予算を策定している最中じゃないかと思うんですけれども、こういう費用というのはあらかじめ音更町は予算化できるんですか。それとも国からの交付金の額が決定することに伴って補正予算で組み込むのか。当初予算からもうある程度入れておくのか、補正予算で組み込むのかというそこの、技術論ですけれども、それはどういうことになっているんですか。
答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)
各地方公共団体でシステム改修に係る経費につきましては、国が補助金を交付することになっております。ただ、これはいろいろなシステムによりまして補助金の率が違いまして、例えば、国が決めた法律ですから、住民基本台帳システムであれば10分の10の補助、全額補助、それから中間サーバーであれば10分の10、同じく100%、あと国保ですとか後期高齢だとか医療関係は3分の2などと細かく決められております。ただ、これは実際にかかった金額に対する10分の10とか3分の2ではなくて、国が例えば人口規模、音更町であれば3万から5万人という枠があるんですけれども、人口規模1万人以下、1万から3万人、3万人から5万人、5万人から10万人というふうに段階がありまして、その中で、その規模ならこれぐらいの改修費用だろうという基準があります。音更町につきましては4万5千人ですから、3万人から5万人の枠の中の見込まれる改修費用とそれ見合った補助金を交付されることになるわけですけれども、その国が想定した改修経費というんですか、その範囲内で音更町は改修できるように努力していく仕様にしていきたいと考えております。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
そのシステム改修費に関しては、今言った人口規模に応じてあるモデルがあって、それに合致する額を国から交付されるということを期待して予算措置をするというんだと思います。もう一つお聞きしたいのは、このマイナンバー制度のシステムを稼働させるためには、地方公共団体おのおのが持っているシステムの改修以外に地方公共団体が負担しないといけないだろうと予測する費用に、もう一つ、国レベルというか都道府県レベルなのか、ちょっとそこはよくわかりませんけれども、共通で開発するシステムがあります。例えば個人番号を生成するシステムなんかがあります。それから、個人番号をシステムごと横断的に見て真ん中で指揮棒みたいに、指揮者のように、ある団体からの要請が、A団体からB団体への要請、問い合わせが生じたときにそれを仲介するような、情報提供ネットワークシステムとかいう何か難しい名前がついているんですけれども、これも構築しないといけない。だけれども、そこら辺の開発費の負担というのは、多分何らかの手段で各地方公共団体が負担し合わないとでき上がらないと思うんですけれども、そこら辺の考えは音更町としてはどういう覚悟をしていかないといけないのか、費用措置。国が共通でつくるんだから国が全額負担するのか、いや、例えば人口比比率でそれぞれの公共団体が負担金を持ち寄ってつくり上げる、その負担金というものに関しての私たちの費用措置というのはどのように考えればいいんですか。
答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)
今おっしゃられた例えば個人番号を生成する、個人番号をつくるのは、各市町村から委託された地方共同法人といいまして地方公共団体情報システム機構というのがあります。ここが番号の通知も全て受託して全国民の皆さんに通知もするわけですけれども、番号の生成はこの機構で行います。この経費につきましては地方公共団体の負担はありません。それから、情報処理ネットワークですか、国の基幹システムになるわけですけれども、ここは全て国が経費を負担しますので、これにつきましても地方公共団体の負担はございません。地方公共団体が負担するのは、もちろん各地方公共団体のシステム、それから、そこから情報が出るとき、入ってくるときに間にある中間サーバー、そこまでです。ただし、中間サーバーの経費もシステムの経費も、先ほど申し上げましたように補助金あるいは交付税措置、そういうもので国が見るというお話になっております。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
なかなかそこの内部に立ち入っての費用がどうなっていて、音更町独自に新たに財源を確保する必要ないのかもしれませんけれども、でも、音更町の予算、決算の中でこれから大きな費目になってあらわれてくると思うので、引き続き継続していろいろ注視していきたいなと思います。次、そのマイナンバー制度を導入するに当たって、現在の役場の中の行政サービスを提供する側、住民じゃなくて役場の職員のサイドでいろいろ、例えばワンストップサービスだとか総合情報センターだとかいろんな構想があったんだけれども、構想はある、希望はある、だけれどもなかなかできない。いわゆるこのシステムが横断的に横串で刺すように、例えば住民基本台帳システムと社会福祉、いろんな給付金システムが連動して動けばもっと住民に対するサービスの向上、上がるだろうというような、そういう話し合いというのは常日ごろ行われていると思うんですけれども、このマイナンバー制度を導入するに当たって、100の要求に対して幾ら応えられるか。40、50かもしれない、60点かも。だけれども、それをうまく活用してより住民のサービスを向上しようということで、職員がこのシステムを理解してそれを活用する、あるいは、今からじゃ遅いのかもしれないけれども、逆に住民サービスを提供する側が常日ごろ課題だと思っていたところを、ここを改善してくれればもっとよくなるのにとか、いろいろ現在の業務プロセスを見直して、それに対応して職員の中の作業フローを変えようというようなことをあわせて内部で検討していく必要があると思うんですけれども、先ほど答弁にありました、内部でそういう検討を並行して開いているという発言がありました。もう少し具体的に、例えばどんなことを検討しているのかという、もし例がありましたらお示しください。
答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)
先ほど答弁させていただきました職員でつくるマイナンバーの導入委員会、関係15課でつくっておりますけれども、この中では今、事務の洗い出しというものを、もう作業を進めております。どんな事務があるかから始まって、それからそれに対応するシステム、どういうものがあるか、そういうものも含めて話し合いをしているわけですけれども、その中では、今の時点では、マイナンバーに対応するということがまず第1条件、導入に当たって、先ほど議員もおっしゃられましたように、用意ドンでスタートするときに町民の皆さんに御迷惑をかけないようにシステムを導入してスムーズにスタートできるようなことが今一番大前提になっておりますので、その中でスムーズにスタートさせるために事務の見直しが必要なものであればやっていく、それから、そのときにこれはこうしたほうがいいという事務があればもちろんそれはやっていくわけですけれども、今優先して進めておりますのは、やはりマイナンバー制度をスムーズにスタートできるようなことでやっていきたいということでやっております。導入に当たりまして、まず一つ、情報防災課が中心になって委員会をつくったわけですけれども、導入に当たりましては最初に全庁的にお願いしたことがあります。それは、このマイナンバー制度への対応は情報防災課だけではできないと。システム上のものだけではないと。どこもこれから関係してくる部署が必ず出てくると。内容については各担当の所管課が当事者意識を持ってこれに取り組んでいってほしいということを通知してこの導入委員会が始まったわけでございます。役場職員は定期的にいろんな部署、異動するわけですけれども、必ずこのマイナンバー制度、これからはこれに関係する仕事に絶対に、今は関係ない部署にいたとしても、これからは必ずそれに関連してくる仕事につくことになります。今後役場職員として仕事をしていく上でこのマイナンバー制度は避けて通れない制度だと思っておりますので、その辺は意識してもらってこの導入に当たっての事務を進めているという状況でございます。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
もう番号の通知が来年の10月からですか。それから、番号の交付はちょうど1年後の28年の1月から始まるということで、もう待ったなしなわけです。ぜひお願いしたいのは、職員の皆さんもこのマイナンバー制度のインパクトというか、これをよく理解して、毎日やっている仕事にどう影響を与えるのか、それをどう町民にサービスとして提供するのかということは、今部長答弁にありましたとおり、今は俺関係ないよという職員も必ず関係する時期が来るわけですから、ぜひそういう啓蒙はまず職員の中から始めて、サービス員を目指して一層努力していただきたいということを改めてお願いします。非常に難しいシステムで、これを理解するのはちょっと努力が要りますけれども、内閣府とか内閣官房がこのマイナンバー制度に関してこれから啓蒙活動を始めます。よくある質問というのももうかなりできています。FAQというよくある質問、あなたが抱くであろう質問がここに答えがありますという形でQ&Aの形で公開されています。その中には自治体職員向けのページもあるようです。そういうところを読めと。読むように推奨して、行政サービスを提供する側の熟成というか、与えられたものだからしょうがない、やるのではなくて、これをうまく活用して、何せ1人2,500円の投資ですから、2,500円の投資が無駄にならないように、そういうシステムを運営するのは、準備するのはやっぱり私たちの責任だと思うんです。そういう意味でこれから残された期間、本当今しかないんです。そういう危機意識を持って取り組んでいただきたいなと思います。最後に、マイナンバー制度は今、住民基本システム及び税及び防災関係に限定しています、目的を。それ以外では最初のスタート時点では使いません。それを超えて利用しては法律違反です。ただし、町とか市町村は条例を定めてそのサービスを拡大することは可能ですというような文言がついています。いろんな議論で、今後このマイナンバー制度が今言った3システム以外に、例えば戸籍の事務、それからパスポートの発行事務、それから預金口座の情報管理、個人の銀行の預金口座ですね。それから医療とか介護とか健康情報の管理、だから保険証なんかもマイナンバー制度をうまく活用すれば医療機関を横断的に、今までにないサービスが提供できるんじゃないか。それから介護給付だとか福祉関係の給付も、待つんじゃなくてプッシュ型で、行政が、あなたはこういう権利がありますよということも教えられるかもしれない。あと自動車登録、あるいは車検登録とかそういうシステム使えるんじゃないかということで、いろいろ、うまくいけば、最初の、今限定してスタートしているシステムがうまく機能するようだったらもっと今言ったようなところにサービスを拡大して国民の利便性をもっと高めようという考えがありますけれども、そこら辺の目指すところということに関しては首長としてはどのようにお考えですか。最後にそれをお聞きして私の質問を終わります。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
マイナンバー制度、今印牧議員がおっしゃるように、国民総背番号制度に移行するというような形になっていいのかどうかというのは、国民の皆さんのコンセンサスも、また町民の皆さんのコンセンサスも得られていないだろうというふうに思っております。デンマークあたりでは、生まれたと同時に、男の子は下1桁が奇数、女の子だったら偶数というような形でもって生まれたときから番号が決まる。そのことによって、小学校に入るのも、それからどこに行くにも、パスポートをとるにも健康保険をとるのも、そして貯金口座をつくるのもその番号がなければ全てができない、契約行為もできないというような形になっているようでございますけれども、マイナンバー制度がそこまでを求めるのかという話になってくると、それは必ずしも日本の国民の場合、まだまだそういったコンセンサスは得られていないだろうというふうに思っております。いずれそういう時代が来るというようなことであれば、それは大きな国民的な議論が必要だというふうに思っております。我々としても、そのことが医療であったり、それからパスポートであったり、それから預金口座を開いたりと、そういうふうな形になるとすれば、それは町民の皆さんと真剣な論議をしながら進めていかなければいけないだろうというふうに思っております。今、マイナンバー制度については、法律が定めるところに従って我々は淡々として準備を進めるということにとどめたいというふうに思っております。以上でございます。