音更町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月7日
公共施設マネジメントということについて
2014年3月7日、音更町議会の一般質問で、印牧幹雄議員が「公共施設マネジメントということについて」質問し、町長 寺山憲二、企画財政部長 杉本俊幸、建設水道部長 木下幸俊が答弁しました。
- 質問者
- 印牧幹雄 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、企画財政部長 杉本俊幸、建設水道部長 木下幸俊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 印牧幹雄
皆さんおはようございます。きょう1番目の一般質問をしたいと思います。公共施設マネジメントということについて質問いたします。冒頭補足しますが、通告にも述べましたけれども、この公共施設マネジメントの公共施設というのは、一般的には建物以外にインフラ資産も含まれています。インフラ資産というのは、道路とか橋とか上下水道施設とかそういうものを含めますが、きょうの質問はその中の建物に関して、公共施設の範囲を建物に限って議論させていただきたいと思います。町が管理する公共施設を維持するためには、築年数の経過とともに一定の修繕費用が必要でありまして、耐用年数が近づけば、最終的には建て替えも必要になってきます。このため、毎年多額の投資的経費が発生いたします。近年、1960年から70年代の高度成長期に建てられた施設がいよいよ耐用年数50年を迎え、その建て替え時期が迫る中、果たして各自治体の財務状況がそれに耐えられるのかという危惧の声がいろんな自治体で上がっております。この将来リスクに対処するため、自治体の中には、公共施設マネジメント白書とか公共施設マネジメント基本方針を策定し、その中で、現状の把握、それから2番目に今後の財政シミュレーション、その1)と2)、したがって、今とるべき方策を検討し、その内容を住民に公開し、将来の公共施設のあり方を住民参加のもとに考えていこうとする動きがあります。音更町の取り組み関してお伺いしたいと思います。冒頭言いましたとおり、今回の質問では、公共施設の中でインフラ関係の施設は除きます。しかし、一部事務組合が管理する施設、例えば消防施設とかごみ処理施設など、複数の町村が負担し合っている施設に関して、できましたら町村負担分を含めて議論したいと思います。1番目、町が管理する公共施設の現状把握についてお伺いします。公共施設の延べ床面積、平米で幾らでしょうか。建築時の新旧耐震基準別内訳、これは、耐震基準が昭和56年以前と以降で新旧二つの耐震基準が適用されておりますので、一応その目安として新旧耐震基準別に何割が56年以前か、56年以降が何割かということをお伺いします。3)、築30年が経過している施設の面積比率、4)は、そのうち学校施設の面積比率はいかほどかということについてお伺いします。(2)番目、公共施設の更新投資の予算確保の可能性についてお伺いします。まず1)として、過去5年間の普通建設事業費の年平均歳出額、この額は、今後継続して施設の更新投資に確保できる経費でありまして、人件費とか用地取得費とか内部設備の改修、外壁・内装などの改修はできたら除いたもので平均額をお示し願います。2)、今後40年ぐらいのスパンで公共施設の維持・更新コストの試算、そこから求められる年平均の予想の必要額、これには、耐震改修及び大規模改修、建て替えコストを含みます。例えば、建て替えの方針、いろんな自治体で方針は違いますけれども、平均すると、築50年経過したものは建て替えると。それから、建て替えた施設は、耐用年数80年として、その大規模改修は建設後30年後、さらに20年後に2回目を実施し、その後25年間は耐用年数80年を迎えるまでそのまま使い続けるというような、そういう一定の方針のもとでコストを見積もったらいかほどかということについてお伺いします。3)は、予算確保の可能性でありますが、これは、過去5年の平均の歳出額で今後40年の平均の公共施設維持・更新のコストの必要額がいかほど賄えるかということに関してお知らせいただきたいと思います。(3)、以上のデータに基づきまして、今取り組まねばならない対策はどういうものがあるかということに関して思いつく限りのポイントで洗い出しましたが、これに固執することはありません。1)、公共施設を資産として捉え、効率性を追求する。健全財政を維持するための仕組みはどういうことが考えられるか。町民・地域の状況変化への対応、これは、年の経過とともに町民の人口構成、年齢構成、人口動態の変化等が起こると思いますが、そういうことに対してどのように対応していくか。最後に、課題を町民と共有し、町民と共通認識に立って協働して公共施設の維持管理を運営していこうという動きに関してどのように今考えておられるかをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
公共施設マネジメントについての御質問にお答えいたします。まず、前段として、一部事務組合が管理する施設につきましては、北十勝消防事務組合、十勝圏複合事務組合及び十勝環境複合事務組合が管理している施設が対象となるものと考えますが、施設の建設費に対する負担割合が明確にならないものについては、現在の組合に対する負担金の割合によって面積及び維持更新コストを案分しております。また、今後の公共施設の維持更新費用につきましては、現在、町で把握している数値がないことから、総務省の外郭団体である地域総合整備財団のホームページに掲載されております標準計算ソフトを使用し試算したものでありますので、御了承いただきたいと存じます。初めに、町が管理する公共施設の現状把握についてでありますが、公共施設の延べ床面積につきましては、536棟で25万4,996.13平方メートルであります。建築時の新旧耐震基準別内訳につきましては、基準日の昭和56年6月1日以前に建築した建物が、286棟で8万6,505.99平方メートル、基準日以降に建築した建物が、250棟で16万8,490.14平方メートルとなっております。築後30年以上経過している施設の面積比率につきましては319棟、9万9,710.62平方メートルで、39.1%であります。学校の施設の面積比率につきましては45棟、8万679.27平方メートルで、31.6%となっております。次に、公共施設の更新投資の予算確保の可能性についてでありますが、過去5年間の普通建設事業費の年平均歳出額は、一般会計の普通建設事業費から人件費、事務費及び道路等のインフラ資産の整備費を除いた額で、15億7,600万円となります。今後40年間の維持更新費用の総額は、築30年後に大規模改修を行い、60年を経過したものは建て替えるという設定で試算した必要額は1,021億8千万円で、年平均にすると25億5千万円と推計いたしたところであります。予算確保の可能性でありますが、過去5年間の普通建設事業費の年平均歳出額と、年平均の更新必要額との差は9億7,400万円となりますので、全ての公共施設を現在と同じ規模で維持するためには、普通建設事業費を過去5年平均の1.6倍にしなければならず、極めて厳しい状況となっております。最後に、今取り組まなければならない対策は何かとの御質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。御質問の公共施設マネジメントは、住民に対し自治体としての説明責任を果たしながら、公共施設の最適なストック量と最適な管理運営を実現していくもので、同じような施設を重複して持つこととなった合併市町村において早くから取り入れられていたものでありますが、それ以外の自治体にとりましても、今後の人口減少や多くの公共施設等が同じ時期に老朽化を迎えていく現状を考えますと、同様に作成していく必要があるものと考えております。本町におきましても、公共施設を現在の量と質のままで維持することが、財政運営や維持可能なまちづくりに影響を与え、将来世代に大きな負担を残すといったことが懸念されることから、公共施設の機能、規模、配置について総合的に分析し、公共施設を財産管理から資産管理へとその視点の転換を図るとともに、将来の人口構成や財政事情等を考慮しながら、財政負担の軽減及び平準化を図り、長期的な視点における公共施設の更新、統廃合、長寿命化など、その維持管理や整備に関して全体を見据えた計画的な対応が必要であると考えているところであります。このような状況を踏まえ、国は全国の地方自治体に対して、公共施設等総合管理計画の策定について要請する考えを示しております。この計画は、全ての公共施設の老朽化や利用状況、総人口や年代別人口、財政収支における今後の見通しを把握・分析し、施設全体の管理に関して、全庁的な取り組み体制のほか、現状や課題に対する認識を明確に示し、今後の公共施設の統廃合や長寿命化、安全性の確保など、どのように管理していくかの方針を定めるものであり、その具体的な内容につきましては今後示されることとなっております。また、計画策定に当たっては、公共施設の固定資産台帳の整備が必要とされており、その内容につきましては、本年4月に今後の新地方公会計の推進に関する最終報告書の中で示されるとのことであります。今後につきましては、まずは固定資産台帳の整備の範囲やその費用も含め、検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、公共施設の適切な維持管理は、今後の町政における重要な施策の一つであります。現在の施設を将来にわたって維持・更新していきたいと強く願っておりますが、公共施設の必要性やあり方、地域ごとの人口格差や超高齢化、財政的な視点からの施設の統廃合や再編など、持続可能な協働のまちづくりに向けて、早い段階から町民の皆さんと広く議論を積み重ねていくことが重要だと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 2番 印牧幹雄
今回の公共施設マネジメントという質問を思い立ったのは、背景ちょっと御説明しますと、去年のちょうど年末ごろに北海道新聞が、各自治体の公共施設に関して、その建て替え時期が迫る中、インフラ系資産も含めてですけれども、それぞれの自治体がどれぐらい負担できるのかということをかなり特集やっていました。私もそれ興味持って読んでいました。そういう中、この間、ちょうど役場庁舎の改修、耐震工事に関してどうしようかということもホットな話題になったということもありまして、役場庁舎の耐震及び改修含めて、少し落ちついて全体を考えて、今音更町は何をしないといけないのだろうということを思いつきまして質問をすることにしました。そういう背景であります。まず、1問目のいろんな諸データに関してなんですが、まず公共施設の建物ですけれども、延べ床面積が、答弁にありましたとおり25万4,900、25万5千平米、これはどのように、音更町は持ち過ぎと思うか、適切だと思うか、少ないと思うか、その認識というのは町側はどう考えておられるでしょうか。これは人口1人当たりで換算した議論になります。
答弁 企画財政部長 杉本俊幸(企画財政部長は2014年3月まで)
ただいまの御質問、本町における公共施設の保有の状況が全国的に見てということでございますけれども、正式なものは資料としてはちょっとありませんけれども、ある試算の中では、全国の平均、町民1人当たり3.42というのが公共施設であるということで、本町の今回の結果におきますと5.44平方メートルということで、その数字からすると1人当たりの面積は大きいというようなことにはなるかと思います。ただ、以前国のほうで、モデル地域ということで本町を一応調べていただいたときの中では、可住面積ですか、人が住める面積を勘案した中での公共施設の保有の状況では、余り多くはないというようなお話も伺ったことはございます。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
私も、私がアクセスできる限りの情報に基づいて、一体全国の市町村というのはどれぐらい住民当たり公共施設面積保有しいるのだろうというのを調べて、私が見つけたデータだと、全国の98市町村で平均が4.2平米だというデータを見つけました。これは杉本部長が答弁された数字とはちょっと違いますが、出典は東洋大学というところのPPP研究所というところが公表しているデータであります。特にその中で、もう少し地区別に見られないかなということで調べたら、北海道という地域で72市町村を見ますと4.91平米だそうでございます。したがって、全国よりも1人当たりの公共施設の面積というのは北海道が高いと。なぜこうなっているかというと、やっぱり公共施設というのはスケールメリットがありますから、人口が多いほど公共施設というのはその利用者が多く、かつ利用率も高いということで、狭い公共施設で運営できると。スケールメリットがある。したがって、人口が少ないところはスケールメリットが低くなりますから自動的に1人当たりの面積は多くなるということで、音更町5.44平米、1人、北海道は約4.91平米ですけれども、そんなに飛び抜けて多いとか少ないということはなくて、標準的なデータかなというふうに私も思います。次、2番目の耐震基準別の面積比率でありますけれども、これも、旧耐震基準で建築されて、今もって使っている建物が8万6,505平米、それから、新耐震基準で使っている建物の延べ面積が16万ですから、えいやあで計算して30%ぐらいが旧耐震基準で今もって利用している公共施設だというふうに理解するわけで、これは、どのようにこれを認識するかはいろいろ解釈ありますけれども、旧耐震基準で建てられている施設というのは、基本的には全て耐震工事をして改修をしないといけないというふうに理解するわけですけれども、それで質問ですが、これは、一応この庁舎は旧耐震基準の中に入っているというふうに考えてよろしいかと。それからもう一点、旧耐震基準で今まだ耐用年数に満たない建物を使い続けるわけですけれども、町として、そういう公共施設をどういう方針で耐用年数まで使い続けるつもりなのか、その基本的な考え、あるいは、最近は大規模施設に関して、病院だとか、公共施設じゃなくて大規模な建築物に対しては、耐震基準を満たさないものは法令で基準を満たすように改修しなさいというような法令も動いていると。町の公共施設はそういう法律にのっとって原則全て耐震改修しないといけないのかどうかの二つについてお伺いします。
答弁 企画財政部長 杉本俊幸(企画財政部長は2014年3月まで)
まず庁舎の耐震の関係ですけれども、56年以前の建築ということで、基準的には耐震基準になっていないということでございます。それと、法令的に建築物の耐震化のことでありますけれども、公共施設の耐震化につきましては、町内全域を計画区域といたしまして策定しております音更町耐震改修促進計画という中で位置づけをしております。平成21年度に策定しているものでございます。計画の対象となっている公共建築物、建物の構造部分の中ですけれども、そのときに策定した中におきましては、音更中学校が今回改築により終了しましたので、その中で公共施設におきましては、災害対策本部が設置されるこの本庁舎を除いて耐震化が今のところ終了したという状況でございます。庁舎につきましては、今御質問にもございましたけれども、耐震、あと改修も含めまして新年度の中で検討していくというような形になっております。今の進め方におきましては、構造物につきましてはその位置づけとされている耐震化は終了しましたけれども、小中学校の非構造部材の部分の耐震化も今進めていくということで進めさせていただいております。また、そのほかの公共施設、非特定建築物ということになるのですけれども、その部分については、今のところはまだ計画を持っていないような状況でございます。ただ、老朽化が進んでいる施設等につきましては、その状況を確認しまして、緊急度等を勘案しまして、建て替えといった形で、古い、老朽化が進んでいる部分についてはその中で耐震化を図るというような考え方で現在のところおります。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
今の2問目の答弁ですけれども、音更中学校は新築だからいいですけれども、学校関係は多分もうほとんど耐震化されている、あるいは56年以降に建築されているというもので、それは落ちついていると思うのですけれども、それ以外の、例えば大きな建物だと福祉会館だとか文化センターだとか図書館だとか、それなりの大きな施設ありますよね。ここら辺はこの56年以前だと思うのですけれども、こういう施設、町としては耐震改修、建て替えはまた別です。耐震改修はすっ飛ばして建て替えするという選択肢もあるのですけれども、それはちょっとさておいて、耐震化ということに関しては、これはマンダトリーというかマストで施さないといけないふうに国から、あるいは道から強く指示されるものなのかどうかということに関してもう一回、もう一度ご答弁ください。
答弁 企画財政部長 杉本俊幸(企画財政部長は2014年3月まで)
今御質問にございました文化センター、あとコミセン、保健センター等も含めまして、これらについては昭和56年以降に建設したものでございますので、今現在における耐震基準に適合した施設ということで、改めて耐震ということは今のところは考えておりませんけれども、必要がないということでございますけれども、ただ、非構造部材ですか、その部分については今後その対応を考えていかなければならないというようなことは考えております。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
例で挙げたのが全部56年以降だったのでそういう答弁になってしまうのですけれども、56年の旧耐震基準に基づいて建てられた建造物で今もって運用している町の大規模な施設というのはありますか。それなりに規模が大きいものだけでいいわけですけれども。もしそれがあるとしたら、それはどのように今音更町は対策をとらないといけないのか、それがマストなのかどうかということに関してお聞きします。
答弁 企画財政部長 杉本俊幸(企画財政部長は2014年3月まで)
今現在、56年以前に建てられたものである程度大きな施設ということの御質問かと思います。一応大きなものはこの庁舎ということになってくるかと思います。そのほかで、先ほど御説明させていただきました耐震の促進計画の中で耐震化を推進すべきという中にございますのは、農村の環境改善センター、生涯学習課が入っておりますあの施設が55年に建設している建物でございます。あと大きな施設といいますと、あとは保育所、地域会館等のそういった施設ということで認識しております。これらにつきましても、どういう対策というのは今後検討させていただきたいというような考えでおります。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
存在することはわかりましたけれども、それに対して強制的に何らかの耐震対策をとりなさいという、そういう上からの指示というか、国からの指示とか、そういうものはあるのですか。それとも、それは各自治体の判断で運営しなさいということになっているのかというのはどうでしょうか。休憩(午前10時38分)
答弁 建設水道部長 木下幸俊(建設水道部長は2014年3月まで)
お時間いただきましてありがとうございます。ただいま御質問ありました、要は大規模な建物の中で国、道の指導等が入るものの関係でございますけれども、ただいま企画財政部長が申し上げました保育所等々の建物につきましては、今までは所管の行政庁の指導とか助言の対象の建物にはなっていましたけれども、必ずしもそれを耐震化しなさい、耐震診断しなさいとか、そういう内容のものではございませんでした。昨年11月25日に耐震改修の促進法が改正されまして、不特定多数の方が利用する大規模な建築物につきまして、耐震診断の実施と、その結果を報告しなければならないという法律に変わりました。国につきましてはそれら事業者に対して補助制度を設けているわけでございますけれども、その義務づけの中で今回対象になっているものにつきましては、例えば病院、店舗、旅館等、これは階数3階以上、かつ床面積5千平方メートル以上、あとは体育館につきましては階数1以上、床面積の合計5千平方メートル以上等々の条件がついた建物について、大規模な建築物については耐震診断を平成27年の12月31日までに診断をして結果を報告しなければならないという義務づけにはなりました。先ほどお話しありました役場庁舎につきましてもこれの対象にはなっております。あと学校施設も対象になっております。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
そういう不特定多数の人が利用する大規模な施設、その中に、先ほど杉本部長答弁なさったような、そこまで大規模かどうかという定義に合致するかどうかわからないけれども、音更町というのは公共施設として、建物として持っている。そういうものもその報告義務の中に入っているのだとしたら、耐震診断を受けて報告しないといけないのだということで理解します。その後、診断結果が出て、余りにも耐震の処理がカバー率が低いということになれば、また国もそれなりにいろんな支援策を含めて、また自治体に指導があるというふうに理解したいと思います。それで、次、冒頭の質問で含めましたけれども、1960年から70年のいわゆる高度成長期に建てた建物が、今2014年ですから、耐用年数50年だとしたら一斉にもう使い続けられない建物がふえて、それの建て替えを考えないといけないということで財政的には非常にきつい時代を迎えるのではないかなということで、次の3)で聞いた築30年をもう既に経過している建物の比率を御質問させていただいたわけです。率で答弁いただきまして、39.1%、40%ですから、これは別に、全く正常な値ですよね。正常な値というか、特に突出して私は多いとは、30年以上の建物がまだ残っていて、音更町が比率が高いというふうには、私は思います。それはなぜかというと、これも全国で今現在建物、築30年以上のものをどれぐらい使い続けているかというのはデータないのですけれども、そこまで細かくデータがないのですけれども、これは単純な算数で考えてもわかるのです。築50年の耐用年数で運営しているとして、毎年均等に建物を過去建ててきたとしたら、そういう前提で考えると、今現在は50年を超えた建物はないわけです、築50年で建て替えてきたわけですから。だから、今現在を見て、最初建ててから10年、その次の10年、その次の10年と見ると、築30年以上というのは、30年から40年、40年から50年の5分の2しかないわけです。だから、5分の2ということは40%なわけです。だから、音更町は突出して30年を超えた建物をまだ利用し続けているというふうには、そういうふうに私は理解していますけれども、町としては、この値、妥当だと思うか、危機感を持っているかというところは、何かこういう数値を出してみてどうお考えか、もし意見がありましたらお聞きします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
築30年を経過している建物が39%という形で、議員おっしゃるように、至極当然な数字だというふうに思いますし、古い建物を持っているということは、むしろ今まで一生懸命メンテナンスやってきたというような形でもって、いいことなのだというふうに私は思います。もっと長く使うというのが本来の姿かなというふうに思います。すぐ建てて新しくするというのではなくて、なるべく長持ちするような形でもってこれからも使っていきたいなというふうに思っていますので、特に危機感というようなものは持っておりません。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
築30年以上の建物の議論は、そういうことで、私も余り心配することはない状態かなと思っています。それから次に、学校施設の割合が31%ということで、これは高ければいいとか低ければいいということはないのですけれども、大体40%か50%ぐらいが学校施設なのではないかなと予測していたのですけれども、これは学校施設の定義によりますけれども、幼稚園だとか保育園だとか、そういうものを含めてこの比率出されていますか。学校施設というのは。
答弁 企画財政部長 杉本俊幸(企画財政部長は2014年3月まで)
保育園については入っておりません。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
学校施設の割合をお聞きした理由というのは、いろんな、これから後の討論の中にありますけれども、公共施設をどうやってマネジメントしていこうかということを考える中でやっぱりキーポイントになるのです。学校施設というのは非常に町民にとっては使い勝手のいい施設です。使い勝手がいいというのは、要するに学校というのは、今の人口予測だとどんどん子どもの数が減ってきて、今抱えている面積が、子ども1人当たりの面積からするとどんどん広くなって、いずれ学級数が減ったり教室が余ったり、学校の中のいろんな会議室がもう使う必要がないということが、今すぐは起きませんよ。10年、20年、30年の先を考えると起こるのです。それは、ここにおられる皆さん方、自分の母校がどうなっているかというようなことを考えるとわかるのですけれども、私なんかも自分が卒業した中学校はもう今なくて、下士幌会館になっているわけです。そういうことで、非常に多機能に使える施設なので、学校施設をより多く抱えている自治体というのは、将来の対策の柔軟性がある程度保障されているということで、それも今後の対策を考える上で必要な視点というか、だと思って質問いたしました。質問はないです。背景説明として、なぜこれを聞いたのかということだけ説明しておきたいと思います。次、大きな2番目の質問ですけれども、では、公共施設を維持管理していく上で一体現在までどれぐらい音更町は投資ができてきたのか。それから、これから将来こういう公共施設維持管理、建て替えを含めて、耐震工事も含めて、大規模改修も含めて、そういうことをある程度予測すると、これから将来、年、算術平均でいいわけですけれども、どれぐらい投資を、必要な額が出てくるかということに関してもシミュレーションはやろうと思えばできるわけです。それで、ある一定の前提のもとに算出されたと思うんですけれども、きょう出てきています答弁で、結論としては、今まで、過去5年間の投資額を前提にして考えるなら、これから40年は1.6倍の費用が必要になりますと。ですから、それはそれで課題として、ちょっと数字として見えてきたかということで、今やっておくべき作業ではないかなと思います。質問いたします。この投資額は過去の決算書を見れば出ますから、これは余り議論ないです。将来40年を見越して、音更町が今現在持っている公共施設のライフサイクルが来るまでの維持管理コスト、それから、ライフサイクルが来たらそこで建て替えますということを想定してシミュレーションしていただきました。その額が将来の必要額ということで今、えいやあで出てきていますが、こういう計算というのは庁舎内では組織横断的にやっていたのでしょうか、それとも今回初めてやったのかと、そういう今までの内部の検討状況についてお伺いします。
答弁 企画財政部長 杉本俊幸(企画財政部長は2014年3月まで)
今回はホームページに載っている試算ソフトということで計算させて数字を出させていただいたところでございますけれども、これまで庁舎内におきまして全体の資産の状況を全部つかまえて、長い長期的な財政シミュレーション等、建設費用等、そういったことは検討は実際はしておりません。ただ、役場内では、今後5年間、中期計画のこともございますけれども、そういった短い期間ですけれども、そういった中で施設の改修とかそういったことを全ての担当と詰めて、財政状況の中でどのように調整していくかということで、そういった検討はさせていただいているところでございます。以上でございます。
質問 2番 印牧幹雄
私も、この40年間の先を見越して、一体公共施設にどれぐらいコストが必要なのかというのを算出するのは、これは簡単にはできないなと最初、質問する前にちょっと悩みました。ほかの私の質問の中にありましたけれども、実は最初の1問目で聞いた内容とか2問目で今いろいろ聞いております財政の予測シミュレーション、これは公共施設マネジメント白書とか公共施設マネジメント基本方針とかいう名前でいろんな自治体が実は公表しているのです。二、三ですけれども、ちょっとのぞいてみたのですけれども、全部実はこの冒頭答弁にありましたシミュレーションソフトを使っているのです。総務省の外郭団体である地域総合整備財団、ここが公共施設の将来必要コストをある一定の条件のもとで試算するという簡単なコンピューターソフトですけれども、これを使って出しています。これを使えば短期間の、通告から答弁までわずか1週間しかないけれども、できるのかと期待をして質問させていただきました。それで、ある程度短期間でシミュレーションしていただいたのだと思うのですけれども、やればできるなということで、もう少し精度を上げるには、いろんな今見えている計画等をもう少し正確に積み上げて、それでこの試算ソフトで必要額を算出して、それで毎年の投資可能額で割り算すれば一体何倍ぐらいの将来コストが必要かということが計算できると。そこから対策を考えるというふうに踏めるかなと思って質問しました。1.6倍、私も議員になってこういう町の予算とか決算、今まで全く注意を向けていなかった余り望ましくないような町民の一人ですけれども、その中で、財政運営のかなめの言葉で、これは西川副町長が会議でこういう言葉を言っていました。入りをはかりて出るをなす。これは明言だと思うのです。入りをはかりて出るをなすという、最近中国の古書見ているのだけれども、これは中国の古いことわざにあります。要するに収入をはかるのです。これから将来音更町はどれぐらい収入が伸びるだろう、あるいは下がるだろう。それに見合った支出を考えていかないと財政というのは健全に運営できないということで、言われてみれば当たり前のことですけれども、その何千年も言われ続けている言葉が今もって有効なわけです。ただ、この公共施設に関しては、今、部長の答弁ありましたとおり、町の財政に関して、音更町中期財政運営計画、5年スパンで毎年更新というやつ出されています。これではちょっと追いつかないぐらい遠いスパンを考えないといけない。要するにこれは5年先のことを予測しています。それで今の財政をどう運営するかと。そういうことをひっくるめると、ちょっと今の財政運営計画の中で違う視点で考えて、もう少し先を考えないといけないのではないかと私は思うのですけれども、そこら辺はどういうふうに、財政運営計画、これからも5年スパンで考えていくと思うのですけれども、こういう建物、公共施設に関してちょっと見直さないといけないのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
印牧議員のおっしゃるとおりだというふうに思っております。もう少し長いスパンで財政を考えなければいけないのかなというふうに思っておりますけれども、今音更町のこういった公共施設、それからインフラについては、先ほど杉本部長が答弁させていただきましたけれども、国土交通省がモデル的に選んでいただいたそのシミュレーションからいくと、全国的には音更町の社会資本レベルは今でも低いというふうに言われております。その確かに、先ほど建物そのものについては5.何平米という話がありますけれども、それについては人口密度だけでなくて、やはり可住地面積というものを含めていかなければいけないだろうというふうに思います。農村部の人たち、人口密度がないからといって市街地まで来い、コミセンまで利用しに来いということはできませんので、それぞれの地域に設置していくということになれば、建物についてはそういった形でもって、若干人口密度から比べれば多いのかもしれません。ただ、2040年までの人口推計の中で、音更町の人口については、社会保障人口問題研究所のほうから、人口が1.6ポイント減る。ただ、人口構造だけを見ると、0歳児から15歳までの子どもたちの数が約25%減ります。だとすると、今のこういった建物についてどこの部分を減らせるかというと、音更町が減らせる部分というのは子どもたちの施設、保育園であったり学校であったり、その部分については4分の1は減らすことは可能かもしれないと、こういうような数字は出ておりますけれども、ほかの施設については今までどおり維持していかなければならないというようなシミュレーション結果でございます。ですから、我々としては、全ての施設をこれから維持していかなければならないということになれば、どういった方法があるのかというのを真剣に考えていかなければいけないだろうというふうに思っていますし、今まで、新しい建物をつくるときには国、道からの補助金はありました。ただ、これに対して、これを維持するためには、また、大規模改修するときには、建て替えるときには補助金というのがないということになれば、新しいものを建てるときだけ補助金出しておいて、それを維持するために補助金ないのかという話を何度かさせていただきましたけれども、今までの考え方は、それは地方交付税の中で見られているのですと、こういう話でございます。でも、時代は変わってきているわけですから、そういった形の補助制度がなければやっていけないのはどこの自治体も同じだというふうに思います。今、建物の話ししていますけれども、道路橋梁、音更町、橋梁については329橋持っています全道の町村の中でもって今橋梁は4番目に多い。札幌だとか大都会も含めて今4番目に多い橋を持っています。道路の構造令が今変わりまして、橋梁については5年間に1回ずつ点検しなさいというような形になってきたということでございます。それも、今まで私たちは橋梁に対して、遠いところから見て大丈夫だなというふうに見ていましたけれども、これからは近視でもってコンクリートを全部確認しながらやれと。近視目視というのでしょうか、そういった形でやるということになったら莫大な経費がかかります。5年に1度やれということになると毎年80橋ずつ診断していかなければならない。これ、財政的にもたないというのはもう明らかになっていますので、これについては国土交通省のほうも、リスク管理とあわせて、自治体の財政状況も、二通りの物の見方でもってこれからやっていかなければならないという方向を出してくれていますので、必ずそういった補助制度というのがこれから出てくるのだろうというふうに我々は思っていますし、そういった要望を続けていかなければいけないなというふうに思っています。ただ、今の段階で、ただ単に長期間に財政が足りないといっても、そういった補助制度立ち上がっておりませんので、全て単独費で見なければならないということになれば、これは財政破綻するのはどこの自治体も同じだというふうに思いますので、これからも特定財源をしっかりとつけるように国に対して要望していきたいなというふうに思っています。以上です。
質問 2番 印牧幹雄
私の質問は、財政予測をするとき、公共施設に関しては長期間な、もう少し長い目で見て、今どういう手を打つべきかということは考えていただきたいなということを要望として上げておきます。今、町長の答弁にありましたインフラに関しまして、これはこれでまた悩ましい問題いっぱいあって、一地方自治体が将来にわたって負担し続けられるのかと。特に音更町のように面積が広い場合は、インフラというのは人口密度で割ると物すごく平米高くなります、都市部に比べましても。だから、かかるのはわかっているわけです。今、町長の答弁にあったように、一地方自治体だけでは多分賄い切れないと。国も含めて交付税措置なり、特定財源とかそういうことをこれから考えてもらいたい、それはわかります。わかりますけれども、きょうはインフラ試算のほうはちょっと除外して、施設のほうだけ議論集中したいと思います。そういう意味で、公共施設、建造物だけでありますけれども、音更町が抱えている問題というのはちょっと明らかになったのではないかなと。では、それを含めてこれからどういう手を打つのかというところで必ず出てくるのが総量抑制なのです。総量抑制というのは、今持っている施設を減らさないといけないという議論が絶対出てくるんです。もう維持できないと。そのとき、これは、町民は総論賛成なのですけれども、それが事、町民一人一人の個々人の利用施設に絡むと猛烈な反対を食うわけです。これはなかなか一朝一夕で解決できる策はなくて、いろんな自治体で、例えば先ほど言ったとおり、学校の施設を将来別の目的で使うことも考慮する、あるいは広域性、一つの町村で全てを賄うのではなくて、近隣の市町村と連携して公共施設をお互いに使い合いましょうとか、そういういろんなことをこれから考えていかないといけないと思います。そういうことを早く町民に知らしめるという意味で、私は、わかりやすい公共施設マネジメント、音更町はこういうふうに考えていますよと。これから皆さんのお知恵を拝借していろいろ議論していきたいというのを明らかにするべきだと思うのです。そうしないと、総論賛成、各論反対のけんけんごうごうたる非難合戦の中、非難合戦というか、絶対認めないという町民と、いや、財政を運営する町側はとても賄い切れないという板挟みになるのはもう見えているわけです。ですから、早くそういう今の実態を公表して、いわゆる公民協働というのですか。ありますよね。全てを公が賄うのではなくて、民にもお願いするというようなことも策としてあるわけで、そういう将来の計画を町民と議論するためのたたき台というのを、形は何でもいいのですけれども、今先進の自治体やなんかはやっています。特に人口密集地帯で少子高齢化が加速して就労人口が減っている、特に都市部、これは物すごい危機感持っているわけです。私は、人口問題に関して定例会でも質問しましたとおり、音更町と都市部というのは同じ傾向をしているのです。人口が減らない。だけれども、高齢者人口はちょっとおくれてピークを迎えるとか。そういうことで、こういう公共施設のマネジメントというのを早く公開したほうがいいのではないかなと私は思うのですけれども、町長どういうお考えかどうか最後にお聞きして私の質問を終わります。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
こうしたシミュレーションについては、マネジメントについては庁内的には進めていきたいなというふうに考えております。ただ、今の時点で、先ほども言いましたように、どういった財源措置があるのか。国のほうも今、新公会計制度に基づいて固定資産台帳を備えつけなさいとかそういったことからいけば、国のほうもやはり財源措置というのを相当考えているのかなというふうに期待はしております。そういった財源がしっかりと見通しがつくのであれば町民の皆さんに公表はできますけれども、今の状況のままで出せということになったら、では、行政何もしないのかというふうに御批判だけいただくというような形になるのではないかというふうに思います。極めて惨たんたる数字が出てくるのかなというふうには思います。ただ、我々としては、やはり町民の皆さんに行政サービスを、今の水準をある程度維持しながら施設をしっかりと守っていくためには、やはり施設の長寿命化だとかそういうものもしっかりとしながら、今音更町が人口の急増地帯でない限りは新しいものを建てたりはしていません。必ず一つを取り壊してそこに改築というような形をとらせていただいて、施設数そのものについてはふえていないだろうというふうに思っておりますけれども、そういった形でもって施設運営をしていきたいというふうに思いますし、町民サービスを下げたくないというふうに思っています。いずれにしても、こういったことはやらなければなりませんので、冒頭答弁させていただいたような形でもって、新会計の公会計ができた時点では多分そういった形でもって示されるだろうというふうに思いますので、町民の皆さんと議論を深めていくためにも必要な資料だというふうに思っていますので、そのように考えていきたいというふうに思います。以上です。