みんなの議会

音更町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月6日

地方版の人口ビジョン戦略策定について

2015年3月6日、音更町議会の一般質問で、印牧幹雄議員が「地方版の人口ビジョン戦略策定について」質問し、町長 寺山憲二、副町長 高木収が答弁しました。

質問者
印牧幹雄 議員
答弁者
町長 寺山憲二、副町長 高木収

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 印牧幹雄

おはようございます。通告に従いまして1番目の質問をいたします。地方版の人口ビジョン戦略策定について質問したいと思います。急速に進む少子高齢化の進展の中、大都市圏への人口一極集中に歯どめをかけ、地方を創生させるため、まち・ひと・しごと創生法が昨年末に立法化されました。この法律では、国は国の総合戦略と長期ビジョンを策定し、一方で、各都道府県と市町村は、これらを参考に平成27年度中に地方版の総合戦略及び地方版の人口ビジョンを策定するよう努めなければならないとされています。既に平成26年度の国の補正予算で地方創生先行型と呼ばれる地方交付金が確保され、各地方自治体はこれら地方版の総合戦略、地方ビジョンの策定事業に充てることが期待されています。音更町の取り組み方針についてお伺いいたします。(1)、地方人口ビジョンの策定では、現状の分析、将来人口の推計、その影響を分析し、将来の展望を提示するとあります。その方策はどう考えておられるか。(2)、地方版総合戦略の策定では、一つ、地方の安定雇用の創出、二つ、地方の人の流れを創出、三つ、若年世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる施策、四つ、時代に合った地域づくりと地域間連携という四つの分野が示されています。その基本的な考えについてお伺いします。ア、客観的な分析に基づき、地域の自主性、主体性を発揮し、地域の実情に合った戦略であるべきとあります。具体的な進め方はどう考えておられるのか。イ、産業界、行政機関、大学、金融機関、労働団体などを含む推進組織での審議が望ましいとあります。その具体策は。ウ、PDCAサイクル、プラン・ドゥー・チェック・アクションのサイクルの確立が求められています。具体策は。エ、議会と執行部が両輪となり検討を推進する必要があると明記されております。その具体的策は。(3)、平成27年度は第5期総合計画の後期分の見直し時期と重なり、さらに検討内容の多くが上の地方版総合戦略及び地方版人口ビジョンの策定と多くが重複いたします。地方版の総合戦略の策定と第5期総合計画の後期分の見直しをどのように扱うか。イ、地方版総合戦略、人口ビジョンの策定に当たって、従来想定していた5期総の見直し以外に新たに追加すべき検討項目はどういうものがあると認識されておるか、その見解をお伺いいたします。以上であります。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

地方版人口ビジョン・戦略策定についての御質問にお答えいたします。初めに、地方人口ビジョン策定の方策についてでありますが、昨年の11月、国は、急速な少子高齢化の進展に伴う人口減少、特に地方の人口減少に歯どめをかけるとともに、東京圏への過度の人口集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して将来にわたって活力ある社会を維持していくため、まち・ひと・しごと創生法を制定し、12月には、国におけるまち・ひと・しごと創生長期ビジョン及び総合戦略を閣議決定したところであります。この法律では、地方自治体は、国の長期ビジョン及び総合戦略を勘案し、それぞれの実情に応じた人口ビジョン及びこれを踏まえた今後5年間の政策目標と施策を定めた地方版総合戦略の策定に努めることが規定されております。国の平成26年度補正予算では、この地方版総合戦略の策定経費を初めとする地方創生先行型の交付金が措置され、本町も今定例会に補正予算を提案し、予算を繰り越した上で平成27年度中に実施することとしております。また、平成28年度からは、地方自治体の地方版総合戦略に基づいた事業の実施に対し、新たな交付金制度が措置されることとなっております。お尋ねの地域人口ビジョンは、地域の人口動向を分析して将来展望を示すものであり、その内容につきましては、時系列による人口動向や年齢階級別の人口移動の分析を初め、将来の人口推計及び将来人口に及ぼす自然増減、社会増減の影響度の分析等を行うなどしてその結果を整理するものであります。その策定に当たっては、国から、人口動向分析や将来人口推計の手法が示されているのに加え、分析に必要なデータも可能な限り提供されることとなっておりますので、これらをベースとしながら、これに本町のデータの集計や必要な分析を行いながら策定していくこととなります。次に、地方版総合戦略の策定の基本的な考え方及び第5期総合計画後期基本計画の見直しにつきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。地方版総合戦略につきましては、平成27年度から31年度までの5カ年を計画期間としており、本町の第5期総合計画の後期基本計画と密接なかかわりがあることから、この見直しとあわせて策定することとしております。具体的には、後期基本計画との整合性を図りながら総合戦略を策定してまいります。御質問の各種団体による審議につきましては、産業を初め、行政、教育、労働などの各分野に精通した方々と公募による委員で構成する音更町総合計画審議会を設置して進めてまいります。また、総合戦略における施策の数値目標の設定や事業効果については、PDCAサイクルによる検証が求められております。数値目標については、第5期総合計画では基本計画の各分野及び施策に数値目標を設定しておりますので、この見直し等を含め設定してまいりたいと考えております。また、事業効果の検証については、総合計画の着実な推進を目的として平成24年度から設置しております町民による外部評価機関である音更町総合計画推進委員会にその役割を担っていただき、御意見をいただきながら事業内容を精査し、改善を図ってまいります。また、議会に対しましては、第5期総合計画の策定時と同様に、審議会の結果を随時報告して御意見をいただきながら議論を深めてまいります。後期基本計画は、総合計画審議会における議論にパブリックコメントなど町民からの意見を加え、最終的に議会の議決をもって成案とするため、総合計画の基本構想及び基本計画の策定または変更について議会の議決を経ることとするまちづくり基本条例の改正を今定例会に提案しております。なお、総合戦略についても関連がありますので、そうした過程の中で十分な説明をし、御理解を得ながら進めてまいりたいと思っております。最後に、今回の総合戦略及び人口ビジョンの策定に当たり、国の総合戦略の四つの基本目標のうち、安定した雇用の創出、若い世代への結婚、出産、子育てへの希望の実現及び時代に合った地域づくりや地域間連携といった部分については、現在の基本計画と合致することから、その見直しにあわせて総合戦略を策定することとなりますが、地方への新しい人の流れをつくるとする中の東京圏から地方への移住の推進については、現状でも対応しておりますが、基本計画にはそうした項目を設けていないことから、新たに検討していくことになろうかと考えております。いずれにいたしましても、町と議会、町民が一体となって総合計画の後期5カ年の指針となる基本計画、そして長期的な本町の人口ビジョンに基づいた5カ年の総合戦略を策定し、本町のまちづくりを確実に進めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 2番 印牧幹雄

昨年末、私から見ると物すごい慌ただしく、まち・ひと・しごと創生本部というのが設立されまして、昨年1年間話題になりました、日本の人口構造はこのままでいいのか、少子高齢化の進展、それから人口の一極集中の中、日本を次の世代に継続するために少し人と金とものを投入しないと、国レベルでそういうものを用意しないといけないんじゃないかということできょうに至ったわけです。私も、去年1年間、人口問題とか、5月には増田寛也さんの人口消滅可能性都市の論文とかいろいろ危機感が高まった中で、さあどうしようかということで動いているというふうに認識しております。それで、この、まち・ひと・しごと創生本部というのが12月に立ち上がって、どういうことを国は考えているのかということをいろんなメディアとか、つい最近だと、3月の1日に、地方創生フォーラムという名前で、わざわざ、内閣府のこの総合戦略、人口ビジョンを策定しようということを決めた人たちが来て十勝でそういう説明会があったと。そういう中で、私も参加しましたけれども、ちょっと余り、何を言いたいフォーラムなのかなということで疑問を感じました。それで、一方で、つい最近知ったんですけれども、1月の下旬に、同じ創生本部が主催した地方版の総合戦略策定に関する都道府県、指定都市担当課長向け説明会というのがあったんだそうです。それの詳しい資料を最近入手しまして、ちょっと眺めてみました。その中に、いろいろ細かいことあるんですけれども、石破さんが創生本部長です。冒頭挨拶されていました。何をしゃべっていたかというのは議事録、資料を見ればわかるんですけれども、まず、地方創生であって、再生ではないと明言しているんです。なぜそう言うかというと、地方が元気だった時代というのは、過去振り返ってみると、大阪万博をやっていた昭和45年ぐらいが一番ピークで、そのころは確かに地方は元気がついたと。人口もふえた、企業も誘致された、公共事業もどんどん投下されて、そのときは地方は物すごく元気だった。しかし、そこから先、昭和45年から以降、いろんな施策を打ったけれども地方は衰退の一途をたどっているというのが現状だと。これは、過去の施策をどこか見直さない限り同じ過ちを繰り返すだろうと。それを今みんなで汗を流して考えて、そこに労力を投入することが今、日本にとっては一番大事なことなんだということを冒頭言っていました。公共事業とか企業誘致をやっていればいいという時代はもうないと。それで今の地方衰退、一極集中がとまることはないだろうということで、何か新しいことを考えないといけないということを冒頭で、政治家ですから格好いいことを言うんですけれども、私もそれはそうだなと思います。納得します。それで、そのとき、今から振り返ると、なぜ公共事業とか企業誘致、もう今さらやってもだめなのかと。何が欠けていたんだろうといったときに、彼は、やっぱり地方にある資産を、その能力を引き出すという努力が非常に欠けていたと。今度の地方創生、総合戦略策定だとか人口ビジョンを決めて、各自治体それぞれが自分たちの、こういうコミュニティーにしたいと。こういう自治体にしたいということを立案するときは、そういう公共事業を引っ張ってくるだとか、企業誘致はいろいろ議論ありますけれども、そういうことじゃなくて、今あなたたちが持っている資産をいかに、持っている能力を引き出すことを考える、その施策を考えてくれということを盛んに言っています。あと、横文字の羅列で、要するにデータに基づいた分析をして、今何が起きているんだということを感情論で理解するんじゃなくて、きちっと数値で押さえろと。分析して、理解して、それで自分たちの強みと弱みを自分たちが発見して、この強みを伸ばす、弱みをどうするか、それを考えるのはやっぱり中央じゃできないと。その地域で生きている人たち、そこで生活をしようとする人たち、その人たちが知恵を絞って考えてくれないといけんと。国はそれに対して地方交付金というか、財政的な支援をしますよと。要するに地方活性化の交付金、来年度からは、この総合戦略に基づいて、なるほど、いいことやっているなということを納得してもらうところには手厚く交付金を出すと。しかし、何の努力もしていないことが明白な、明々白々な、そんな自治体は私ないと思いますけれども、そういう努力が見えない、向かっていこうという先が曖昧としている、従来どおりの施策目標を掲げて、それをまた営々と繰り返すような、そういう自治体、都市、府県に対しては少し交付金の額は考慮しますよと。要するに、自治体間で競争をさせることによって活発な検討が進むようにしようという、そういうふうに考えているということを冒頭の挨拶でおっしゃっていました。そういう背景で質問いたします。それに向かって音更町は対応していかないといけないなと私も思うわけなのですが、まず1番目の人口ビジョンの策定なんですが、ここに、答弁にあったように、動向、現状をデータに、国から与えられたデータを分析して、そこに推計を加えて、これから先、60年ぐらいまで見ろという課題を突きつけられておりますけれども、その将来展望を策定してみなさいと。これは言うはやすしで、一体どういう過程を我々は設けるんだと。例えば、人口はどういう構造の音更町にしていくのかとか、老齢人口と就労人口の比率はどうで、子ども、新しく生まれる人、あるいは流入、社会的な流出入をどう見込むかというのは、これは希望的な観測で幾らでも数値入れて目標は立てられるんだけれども、そこをいかに町民の皆さんも納得する推計に基づいて、なぜこういうふうに音更町は60年先を見越してこういう町にしようとしてビジョンを描いたのかということをある程度町民は、これで今はいくしかないねということを立案しないといけないと思います。答弁でちょっと気になったのは、ここに、現在住んでいる町民の意向、どうしたいんだと。それから、もしかしたら、音更町にUターンしたいだとかIターンしたいだとか、Jターンというのはないと思うんですけれども、そういう需要というか、町民の意向というのはどのように把握しようとしているのか、それがちょっと答弁には抜けていると私は思うんですけれども、そこら辺はどうお考えか、まず最初にお聞きしたいと思います。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

国の人口ビジョン、2060年までの中でまずは人口ビジョンをつくって、そしてそれに基づいて私たちは地方版の総合戦略をつくるということになっております。町もそのように向けて今、27年度予算化してやっていく予定でございます。人口ビジョンの中で、今御質問にもありましたように、音更町の現状というのをまず押さえなければならないと思います。人口ビジョンの一番もとになりますのは、現在の音更町の人口を構成しているのは、一つは出生率がございます。それからもう一つには社会的な増減といったこの二つが、どこもそうなんですけれども、大きな要素となっているわけです。音更町の人口の増減の今の状況というのを見ますと、まずは自然増減のほうなんですけれども、平成22年度までは出生のほうが死亡を上回っておりまして、増となっていたわけなんですが、平成23年度からこれが逆転しまして、減のほうにわずかながらですけれども、転じております。それが25年も同じように減少になっております。一方社会増減、こちらのほうは、町内への転入のほうが転出を上回る状態が続いてまいったわけですけれども、平成24年度にこれも転出超過となりまして、25年度も転出超過となっております。その自然増減と社会増減の差し引きで申し上げますと、平成23年度から総体でも減少に転じていると、こういったことになっています。一方、音更町の合計特殊出生率ということになりますと、平成24年度のデータでは音更町は1.52という出生率になっています。これは、御案内のように、人口を再生していくためには2.05ぐらいは必要だとあります。国全体が今1.4程度しかありませんから、いきなりそこに持っていくのはさすがに無理だろうということで、国のほうでは当面、50年後に1億人ということを考えれば1.8が目標だと言っております。その目標から見れば本町の出生率は低いというふうに言わざるを得ません。ただ、本町の出生率はほぼこの1.5前後で推移してきたというのも実態なわけです。その中で、音更町が、本町が人口が伸びてきたのは今申し上げた社会増減の社会増が多かった、これが大きな要因だったというふうにまずは思っています。ただ、2040年の見込み、日本創生会議、あるいは国立社会・人口問題研究所、社人研の推計、この二つの推計は若干異なりますけれども、いずれもその中では本町は、特に社人研の推計によれば、人口はどうしても減っていく。今より減っていく形になっています。そして、その中の人口の構成割合なんですけれども、これについても、今お話のありましたように、人口には3区分あるわけです。15歳未満の年少人口、15歳から64歳までの生産年齢人口、65歳以上の老年人口といった大きく3区分がございまして、西暦で申しわけないんですけれども、2010年の状態で見ますと、15歳未満の年少人口が16.6%の割合だったのが、社人研の推計では、2040年には12.0%ということで4%減になります。一方、生産年齢人口、これについては61.1から51.9ということで9.2%減になると。一方、65歳以上の老年人口と言われるところは22.9から36.2ということで13.3%ふえると。まさに生産年齢人口が減って、さらに少子化が進む中で高齢化が進んでいくといったことが推計としては出ております。このままでは結局音更町の人口も減っていくという推計で甘んじていいのかと。そこがまさにこの人口ビジョンをつくっていく上での目標とするところだと思います。まだ具体的にはこれから作業に入るわけですけれども、今申し上げた1.5ぐらいの現状の出生率、ここを高めていくという施策も打つ必要があるのではないかというふうに思っています。そうすると、やっぱり国の目標である1.8というのを私たちも一つの目安にする必要はあるのかなと、そういうふうな思いもございます。もう一つは社会増減、これはやはり音更町に入ってくる人を多くしないと当然ふえませんので、どうやったら音更町に入ってきていただける方が多くなるか、ここもやはり政策なわけですけれども、そういったところを、政策を踏まえた中での人口ビジョン、これをつくって、その中でやっていくと。その人口ビジョンもそうなんですけれども、私たちは総合戦略自体について、つくるときに、本町の第5期総合計画の基本計画と非常に密接不可分に関係しますので、その見直しの中で、総合計画の審議会というのが今ございます。この総合計画の審議会の中は当然町民の方で構成されておりますので、その総合計画の審議会の中でいろいろ御議論いただくと。ここが具体的には、まずは町民参加の場になるというふうに思っています。私たちは、いろんな国からいただくデータや町が提供するデータをもとにこういった審議会を活用させていただいて、その中で各方面の方の町民の御意見をいただきながら、今私が申し上げたような出生率の目標ですとか社会増減の目標とか、そういったところをどこに定めたらいいんだろうといったことを皆さんの御意見をいただきながら、本町の将来に向けたあり方というのをまずはやっていくというふうに考えております。以上です。

質問 2番 印牧幹雄

今、副町長の答弁にあったやり方しか、そういう枠組みの中で人口ビジョンを策定していくということに対しては何ら反論するところはないんですけれども、私が言いたいのは、音更町の皆さんはどういう構造の人口構成、それを目指すんだと。目指したいんだということ、それから現実に、私は、人口問題というのは自然変化、要するに生まれる人と亡くなる人との差の変動というのは余り行政はコントロールできる世界じゃないと思うんです。それと、効果があらわれるのが物すごく長いです。だから、やっぱり社会増減をどう考えるかというところはまだ努力の余地は幾らでもあると思うんです。そこに関して、社会増減というのはいわゆる、若い人がどんどん出ていってしまって、入ってくる人が少なくなる。あるいは、今副町長の答弁にあったとおり、昔は音更町を取り巻く周りの町村からの転入がある程度あって、そういう音更町の価値というか、帯広に隣接する、しかもどっちかというと生活コストが帯広よりも安いということ、病院とかスーパーだとか文化施設により近いところということで、周りからある程度入ってくる人もあって、社会増というのはあったんだと思うんです。でも、これもう、多分この先そう長くはないです。もう既に定常状態になったか、あるいは周りの町村が、もうこれ以上流出しようにも人がいないというような状態になって、そこは期待できないと。そうすると、やっぱり若い人の流出をできるだけ抑える。あるいは、それはまたそれなりに議論があって、そんなことは、政策で、施策で若い人の流出をとめることなんてできやしないという議論も当然あるわけです。その流出はすれどもなるだけ早く戻ってきてもらうためには一体音更町はどういうまちづくりをしたらいいんだと。要するに、いつかは戻ってきてもらえるというための準備をする。それから、先ほど言ったUターン、Iターン、これの需要をどうやって掘り起こすか。いかに音更町は住みやすい町、大都市で暮らすよりもはるかに生活コストが安くて、安心で安全で、ここで働くことさえできれば戻りたいという人は圧倒的にいるわけです。そういう統計データ出ています。だけれども、これがないから行けない、あれがないから行けないという課題はある程度もう見えている。そこに対して音更町は人口ビジョンの策定とあわせて施策を打たないといけないというふうに理解しています。それともう一つは、今私たちの目の前に、そういう音更町外から既に入ってきて働いている人たちって、ある程度知っている人いっぱいいます。それは永住するかどうかわかりませんけれども、音更町の安心・安全、低コスト、ここで仕事をしたほうがはるかにメリットがあるということで、ここを拠点にして仕事をしているという人たち、私、いると思うんです。それは、決してその人たちがやっている仕事は音更町の町民に対しての何か付加価値を創出して、消費者は音更町民ですという形じゃないです。ここで働きながら、世界に向けて、日本全国、あるいは場合によっては全国、全世界に対して成果物を出して就労しているという人がいるわけです。そういう人たちを定着させるために我々は何をしないといけないんだと。何が欠けているんだということを根堀り葉掘り、ねちっこく聞いていくという中から私は解が見つかるんじゃないかと思うんです。だから、いろいろ物事を考えるとき、やっぱり新しい視点で、今までこういうことをやってきたからそれで十分という枠を一旦外して、もうやれることはないかという視点で、それで、今持てる力、音更町が持っている力、これがまだ完全に生かされていないところ何かないのかということを発掘する。で、それをもっと有効な、人口ビジョンに貢献するような施策に結びつけるというふうな、そういう観点で、これから計画を策定するとき、ぜひそういう視点を、音更町だと、この役場がやっぱりリーダーシップを発揮すると思うんです。そういうところできちっと枠組みをつくってやると。この線で総合計画の審議会のメンバーに細かい検討は委託するというような、そういう人口ビジョンの策定一つにとっても、そういうガイドラインをある程度提供してやるということが私は有効だと思うんですけれども、そういう視点はどうでしょうか。やってやれるものなのか、いや、そこまではちょっと行政では立ち入ることはできないとお考えなのかどうかというところをお聞きしたいと思います。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

今、人口ビジョンの中で、自然増減、そして社会増減、その中でも特に社会増減が、社会増を大事にするべきだというお話しありました。その中で、ちょっと私のほうで考えておりますのは、自然増減はコントロールできないということでは必ずしもないと思うんです。特に出生率を高めていくということは、ここに、音更町で住んで子どもを産み育てたいという方を多くしていくという、この努力は町といいますか、やっていかなければならないと。ここがないと、いつまでも社会増減だけに頼っているわけにはいかない。基本はここだと思います。出生率を上げていく。音更町で住んでよかった、そして子どもも育ててよかったと思ってもらえる人たちをつくっていくということがやはり一番の根っこではないかなというふうに思っています。その上で活力ある町をつくっていくということになると、さまざまな分野の人材の人たちが音更町に移り住んできてくれる、あるいは音更町出身の方が戻ってきてくれる、これが必要なんだろうと。この両方がやっぱり必要なんだろうと思います。社会増減のほうの関係でお話がありましたけれども、本町にも、社会的な活躍をされている建築や造園の業界の方も移り住んできていただいております。そういった方たちには、もう既にここで家庭を持っておられる方もたくさんいらっしゃいます。そういったグローバルな視点でものを見てきている人たち、あるいはいろんな国の文化に触れてきている人たち、そういう人たちも本町にはたくさんいらっしゃいます。町として具体的に、行政として何か直接かかわっている部分は、必ずしもあるかというと、一部的な部分かもしれませんけれども、いろんな形でそういう人たちとも行政は情報交換をさせていただいている面もございます。ほかにももちろんいろんな分野の方が、文化的な方ですとか、活躍されている方がたくさん本町にはいらっしゃると思います。そういう、本町からもう大きく足を踏み出して、世界、あるいは日本、そういったところで活躍されている方というのはいろんな方面にたくさんいらっしゃいますので、私たちは、そういう人たちの持っていらっしゃる知識とかいろんな情報をいただくという努力はいろんなチャンネルを通じてやらなければならないというふうに思っています。先ほど、人口ビジョン、それから戦略をつくるに当たって、基本的には総合計画の審議会、ここでいきたいという話をしました。ここには、経済ですとか建設、民生、教育、いろんな分野の方が入ります。そういう人たちは今私が申し上げたような人たちとのおつき合いもあるわけですから、そういった、ここに入っていただく方がそういう町内のいろんな人材の人たちとのおつき合いの中で得た情報とか、そういったこともここの場で生かしていただいて論議していただけると実のある会議になるのかなと思っています。もちろんこの策定審議会が全てではありませんので、私たちはこのほかに毎年いろんな形で地域にお邪魔して、まちづくり懇談会、こういったことで町民の方のお声も伺っております。あるいは、総合計画の推進の一環でありますけれども、まちづくり町民アンケートというようなことで、満足度の調査ですとかいろんなアンケート調査もやらせてもらっています。そういったさまざまな手法を講じながら本町の町民の方の声というのをいろいろな形で吸い上げて、それを生かしていきたいというふうに思っています。以上です。

質問 2番 印牧幹雄

人口ビジョンを描くとき、社会増減と自然増減の2大ファクターがあって、どっちも重視しないといけないということに対しては何ら異論はありません。一つ頭に置かないといけないのは、自然増減のコントロールということは過去ずっとやってきたんです。お金をかけてやってきたんです。子育て支援だとか出生率を上げるとかのための施策とかやってきてきょうの今になっているということはやっぱりどこか頭に置いておかないといけない。同じことやるのと。なぜ今までお金と時間と労力かけてやってきたのにこういう結果になってしまったのというところはやっぱり冷静に受けとめないといけないと私は思うんです。だから社会増減のほうをもっとフォーカスしないといけないなというつもりで私は言ったわけで、自然増減を上げる施策は要らないということを言ったわけでありません。それは一言申し添えます。引き続きまして、今度総合戦略のほうに話題を移らせていただきたいんですけれども、三つ目の質問とも重なるんですけれども、5期総の後期見直しと地方戦略の立案はほとんど重なりますと。期間も、1年ぐらいのずれがあるだけで、ほとんど同じで、考えるテーマは、多分私は、総合戦略を考えようとしたときは、従来考えてつくっていた施策を営々とやってきたけどきょうのこの結果になっているんですよということを目の前に突きつけられますと、やっぱり何か足りないんじゃないのと。何か視点が欠けていたんじゃないのという、そこを掘り起こして5期総の後期分の見直し、この中にぜひ盛り込まないといけない。それを見つけるのは多分至難のわざなんです。我々が想定するこういう施策を打たないといけない、国もこういう施策を推奨しているから音更町もそれに乗って、のっとって営々とやってきたんですけれども、それで、ちょっと言葉は悪いですけれども、今のていたらくなわけです。うまくいっていないんです、多分。それは何なのと。どこが欠けていたのと。それは、もちろん100点満点目指せる保証は何もないです。でも、今よりも悪くはならない新たなものを見つけないと音更町は生き残っていけないと思うんです、私。それで、そういうものを見つけるためにどうするかということで、ちょっといろいろ確認したいんですけれども、一つは、この計画を立てるに当たって、グループを構成して、我々でいうと検討審議会ですよね。5期総の後期見直し、あるいは5期総を最初に立ち上げたときの検討審議会、立ち上げたときのメンバーはこういう人ですというのは5期総の本の中に付録に載っていますから、どういう人たちが参加して議論したのかというのは今でもわかります。今回、創生本部本体が言っている、こういう人たちを入れるべきだと言っている中に産・官・学・金・労・言というのがあるんです。産は産業界です。官は自治体です。学は学校です。金は金融機関なんです。それで、多分私、5期総の当初の審議会のメンバーの中に金というのは入っていたのかなというのは、ちょっと今お答えいただければいいんですけれども、入っていなかったんじゃないかと。それから、労というのは働く人たちです。労働者の団体の意見。それから、最後に言とあるんです。言というのは言論の言です。要するにメディアなんです。すぐ思いつくのは新聞社です。そういうところの人たちを集めてそういう戦略を立案するのが望ましいとアドバイス、それはマストではないですから、いや、そんなの必要はないという形でもいいです。ここまでだけれど指定されると、やっぱり考えておかないといけない。従来考えている審議会、審議会はそれ以外に公募の町民が入っています、今言った以外に。公募は次の見直し、あるいはその戦略策定の審議会の中に入るというのは何も異論ないんですけれども、産・官・学・金・労・言というものを集めるということに関してはどうお考えですか。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

総合戦略、あるいは後期の計画の見直しをしていく中で、当たっていただきます総合計画の策定委員会というのを各部会構成で持っております。それは、例えば経済部会ですとか民生部会ですとか、そういった各分野の部会を持っています。それで、その中には労働界の方も入っています。ただ、今お話のありましたような金融部門、あるいはいわゆるメディアといいますか、そちらのほうの方は入ってはいなかったと思います。お話にあった金融関係の人を入れる必要があるというのは、一つには、いろんな町の中で考えている戦略に基づいて事業を起こしていく、あるいは事業を進めていく、そういった民間の活力が必要ですから、そこには当然資金提供といいますか、資金が必要です。その資金の提供先となるのはやはり金融機関だということなんだと思います。ですから、安定的な企業の成長なり産業の育成なり図っていくには国やなんかからの補助金だけに頼っていてはだめです。いろんな制度資金ももちろん使いますけれども、そういう民間の資金も使いながら持続可能な成長を遂げていくといったことの意味でそういう金融界の方の参加も求められているんではないかなというふうに思っています。また、金融部門の方についても、この人口が減っていくということはそれだけ貸し出し相手が、借り手が減るわけですから、金融機関さんにとっても、人口が減少していくという前提で今進められているこの話についてはやはり大きな関心を持ってもらえる分野だと思います。そんな意味では、金融界の方についても御協力が得られるのであれば、こういった審議会の中に御参加いただくことは大変ありがたいことだというふうに思っています。それから、言論といいますかメディア関係の方、こういった方は非常にいろんな情報を持っておられますので、そういった分野の方も御協力いただけるのであれば、それは決してやぶさかではないですし、審議会構成の中で公募委員とは別にお願いをする、委嘱をする中ではそういったことも配慮させていただきたいというふうに思っています。

質問 2番 印牧幹雄

幅広い視点で審議会メンバーというのは、今のままでいいかどうかというのは検討していただきたいと思います。それで、総合戦略策定に当たって、また、冒頭ちょっと紹介しましたまち・ひと・しごと創生本部が、今地方に、あなたがあなたの地区の戦略を考える主役ですとかいって、ある意味丸投げされているような感じもしないではないんですけれども、そこはそんなばかな話じゃなくて、彼らは彼らなりに、それを地方に考えてもらうためにはいろんな支援をしますよと言って三つ上げています。一つは財政的な支援です。それから情報面の支援、情報と、あと人的支援ということでいろいろメニュー、財政的な支援というのは、今回の地方創生の先行型補正予算なんかはその一つだと思うんです。それから、税制に関しても、まだ何も決まっていませんけれども、いろいろ地方が活力が湧くような、例えば本社機能を地方に移転するときに税の優遇性を考慮しますよとか、そういったもろもろ、地方活性化を図るための支援を考えていますよと。まだ何も決まっていません。でも、そういうのを前ぶれで言っています。財政面はそういう話なんですけれども、情報面の支援と人的支援というところがちょっと気になっていまして、最初は情報面なんですけれども、さっき紹介しました都道府県と指定都市の担当課長に向けての説明会の中に、物すごい時間かけて説明していたのに、戦略を策定するとき、あなたたちが持っている地域の固有のデータ、情報、これを国は提供しますよと。そういう準備はありますよと。提供するだけだったら多分、それを分析してそこから何らかの施策を見つけるということに関してはかなり能力が要りますから、そういうことにたけている人はそういないと思うんです。でも、それをやらない限りデータから施策を抽出するというのはできない。それを支援するために、一つは、地域経済分析システムというものを準備していますと。これはこういうことができますといって50分ぐらいかけて宣伝しています。それは、何とかマップといって、産業と観光と人口と、それから地域ごとの比較マップという、その四つぐらいの機能を持っているんです。産業マップというのは、あなたの地区にどういう企業がいて、その企業がどこと業務上のつながりが、どのほかの地区とつながりがあってどこから収入を得てとかいう、要するに企業情報です。企業の金もうけをやっているからくりをわかるようにする情報、これは公開されないそうです。それから、人口マップというのは、先ほどの人口ビジョンを策定するときの分析支援するんだと思うんですけれども。あと観光マップというのがまたおもしろくて、例えば、十勝川温泉にある人が観光で宿泊しましたと。その人は、その観光客は一体どこに住んでいて、十勝川温泉へ来るまでどこを経由して十勝川温泉に至ったんだと。どこを見て十勝川温泉に至ったのかということを示す、要するに今話題のビッグデータなんです。我々では知り得ない、そういうことを、何か携帯の位置情報だとか、それからカーナビの情報とか、そういうのを全部つかまえているらしいんです。ある意味恐ろしい話なんだけれども。そういうものに基づいて人口の動態、どういうふうに観光客が動いていて音更町へ来ているんですよということを示すデータだとか、それから、地方の比較マップというのはまたおもしろくて、いろんな行政区、自治体ごとに、同じ施策を使って皆さんが切磋琢磨して地域のために働いているわけなんですけれども、それがうまくいっているか否かというのを、何か成績表みたいのをばしっと施策ごとに出せるシステムらしいんです。そうすると、今音更町これを、この施策に対して全国では第何番目、1,800ある自治体の順位表が出るらしいんです。音更町はその第何位だと。これは俺たち、私たちは重視して、ここに資本を投下してよりよい町を目指すんだと思っていたんだけれども、何も成果出ていないと認識されているというようなことがわかる、そういう順位表が出せるというようなシステムを準備して待っていますと言うんです。地域経済分析システムというんです。1月29日の説明会の資料を読んでもらえば出てきます。これは、これを使いたい人は2月何日までに申し込むこととか何か書いてあって、でも音更町の人たちは誰もそんなところへ多分行っていないと思うので知らないんじゃないかと思うんですが、指定都市、都道府県の課長クラスは配下の市町村に必ず連絡しなさいと指示しています。これ、音更町聞いていますか。地域経済分析システムを使いたいと手を挙げるか否かというところをお聞きします。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

今お話しいただきました地域経済分析システムにつきましては、4月以降本町にも配付されるといいますか、来ることになっておりまして、今の時点で申し込み云々というよりも、4月以降配付されるというふうに私は聞いております。そのシステム、今お話しいただいたようないろんな国の持つ大きな多岐にわたるデータ入っていると思いますので、その中で音更町という部分も把握できる、多々あると思いますので、北海道じゃないところとのいろんな比較もあるいはできるのかなと思います。ただ、そのデータが、いろんな地域性だとか、そのバッググラウンドが皆さん違いますから、一つの数値データだけで単純に比べることにはならないのかなと思いますので、そこのやはり地域性ですとかそういったことを、さらに裏にあるものを私たちはできるだけ分析をして、そういったデータを可能な限り活用させていただきたいというふうには思っております。

質問 2番 印牧幹雄

待っていれば来るかどうかというのは私は余り信じていなくて、もし、本当ですかというのは確認してください。問い合わせ先も何から全部教えられていますから。ぜひ音更町はそれを活用したほうがいい。最後、人的支援にまた、今度はフランス語が出ます。地方創生コンシェルジュというのを200名ぐらい用意するんだそうです。それで、地方版の総合戦略策定するためにはかなり高度な分析能力を求められると思うんです。これは、やっぱりそういうことに秀でている人……。もう一つ注意がありました。総合戦略、コンサルに丸投げするなよと書いてあります。それだけは絶対やめてくれと。ちゃんと、今、自治体を運営している人たちが少なくとも計画はきちっと立てて、コンサルの助力を得て戦略をつくるのはいいということは、当然だと思うんですけれども、そういう注意がありましたので、改めてちょっと。そんなことは今さら言う必要はないんだと思いますけれども。それで、自分たちの中で考えないといけないという期待されているわけです。そうすると、専門的な能力を持っている人を人的に支援してくれるのなら手を挙げるべきだと思うんです、音更町。何か想定して、全国で200人か300人用意すると言っているんです、地方創生コンシェルジュ。総合相談窓口と日本語で言えばいいんですけれども、コンシェルジュというフランス語使えば何か立派な職業のように聞こえるからフランス語使うのかなとは思いますけれども、いずれにしても、これも手を挙げたら、ある程度審査すると思うんですが、派遣する用意あるよと言っています。この人たちの支援を受ける考えがあるかどうか。

答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)

地方を応援していただく、支援をしていただく、コンシェルジュ、これについては私たちのほうも手を挙げております。農業分野の関係で手を挙げておりまして、まだその正式な決定ということにはなっておりませんけれども、今、国のほうで全国の自治体からの要望を見て人選をされているというふうにお聞きしております。以上です。

質問 2番 印牧幹雄

限られた時間でこれ以上細かいことを検証するのは限度があるんですけれども、いろんなことは国は用意しているということをきちっと把握して、使えるものは使うと。用意されているもの、音更町にとってはぜひ活用したいというところは手を挙げて、地方版総合戦略及び人口ビジョン策定、1年かけてつくると。いいものをつくって、きちっとそれを支援してもらう地方活性化の交付金を27年度、28年度、将来きちっと獲得するということを今やっていかないといけないなと思っています。最後に、こういう地方戦略、人口ビジョン策定に当たっていろいろ私もこうしたほうがいいんじゃないかということを発言させていただきましたけれども、最後に町長の御意見伺って質問終わります。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

一番冒頭に、再質問の冒頭に印牧議員のほうから、昭和45年の大阪万博のころが地方が最も元気だったころだというような石破大臣の発言があったというような話でございますけれども、昭和45年というのが、十勝の離農がピークのときが昭和45年でございます。ということは、それ以降、国は農業施策でもってどんどん離農をふやして、そして東京に労働力として若い人を駆り立てたというような、これが多分日本の地方の元気を失ってきた原因なんだと、そういうふうな感じはしております。そして今また、農協改革だとか農業改革だといいながらそういった農業に大きな変革を持たせようとすることが地方創生にとって本当に、言っていることとやっていることがどうなんだというような、我々としては反発があることも事実だというふうに思います。音更町の人口の平均年齢、この間、2月末現在で44.9歳という形になっております。音更町の人口の特徴というのは、学生時代に人口が減るというのはどこの町も同じでございます。高校、大学に通うときには一時的に人口がどんと減りますけれども、音更町の特徴としては、それが終わった後に、その減った分がある程度20代後半から30代にかけて回復している。ここのところがほかの町と違うところというふうに、十勝総合振興局で出したデータではそうなっております。ということは、音更町にそれだけ雇用の場があるのかなというふうに思っています。そこのところが音更町の、今まで町をつくってきた、また、これだけの人口を維持してきた、そういった形につながっているのかな。私たちのまちづくりは決して今まで間違った方向をとっていなかったというふうに思っております。これから地方創生を進めていくために、じゃ、どういったことができるのかということがありますけれども、我々は、今までのやり方をより充実していく、より磨いていく。地元の資源をどうやって磨いていくかということが一番大事だろうというふうに思います。先ほど印牧議員がおっしゃったように、今ある音更町の資源をどうやって使っていくか、そういうことが一番大事だろうというふうに思います。そういった、農業にしても観光にしても、ほかの産業にしても、そういったことの私たちの持っている特徴をいかに磨き上げていくかということが大事かなというふうに思います。これからの日本社会は、大した経済成長というのは望めないんだというふうに思います。だとすれば、地方がどうやって自分たちの原石を磨きながらこれからのまちづくりをつくっていくか。何より一番の音更の資源というのは人だというふうに思っていますので、この人をいかにしてしっかりと育てていって、これから一人一人の持っている能力を地方でいかにして発揮していただくか、それが地域の元気につながっていくだろうというふうに思っていますので、大学を今すぐ誘致すれとか地方に分散させろとかということは今すぐはできないというふうに思いますけれども、そのとき、大学に行った、高校に行った、そういう人たちがしっかりと戻ってくれる、そういったまちづくりをしっかりしながら、人を大事にしながら、人を育てながら、これから一人一人が地方でもって活躍できる、そんな地域をつくっていきたいというふうに思っていますので、御理解をいただきたいと存じます。

出典:音更町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる