みんなの議会

音更町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月18日

学校教育の諸課題について

2014年9月18日、音更町議会の一般質問で、榎本基議員が「学校教育の諸課題について」質問し、教育長 荒町利明、教育部長 大久保善雄、教育委員長 加藤禎一が答弁しました。

質問者
榎本基 議員
答弁者
教育長 荒町利明、教育部長 大久保善雄、教育委員長 加藤禎一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 榎本基

通告に従い、学校教育の諸課題について質問いたします。国は、教育の機会均等及び義務教育無償の原則にのっとり義務教育費国庫負担を制度化しました。この制度の柱は、義務教育諸学校の設置者は市町村でありますが、給与負担の半額を都道府県と国の負担という教育制度の根幹をなすものとして戦後教育に根づいてきました。昭和48年度までに給与費、旅費、教材費などの9項目が国庫負担金として予算化されていました。しかし、昭和60年度には旅費と教材費が国庫負担から除外、一般財源化され、さらに平成16年度には給与費以外の項目は国庫負担から順次除外されました。しかも平成18年度には給与費が半額国庫負担から3分の1の負担になり、現在に至っています。教職員定数改善は、平成23年度に35人学級に手をつけたものの、学年進行の予算措置はされていません。少人数学級を推進することで教員の多忙化の解消や子どもと向き合う時間の確保により、いじめ、不登校、学力向上等に寄与するものと考えます。本町においては、学習支援員の配置、障がい児学級に生活介助員の派遣などを行っています。また、就学援助費の対象項目を増やして対応していますが、対象児童生徒数が20%を超えている実態にあります。今後も国及び本町の一層の教育予算の増額により、教育の充実と保護者負担の軽減を図ることは重要です。本町の実態を含めて次のことを伺いたい。1、本町における35人学級の実態は。2、いじめ及び不登校児童生徒の定義と実態は。3、適応指導教室の利用状況及びスクール・ソーシャルワーカー的考えを取り入れることはできないか。4、義務教育費国庫負担から除外された教材備品費は確保されているのか。5、情報通信技術機器の整備状況とコンピューター関連の消耗品費は確保されているのか。6、PTA会費を含めた保護者負担額をどのように把握しているのか。7、国及び道への教育予算増額、教職員定数改善をどのように求めていくのか。以上であります。よろしくお願いします。

答弁 教育長 荒町利明(教育長は2015年3月まで)

学校教育の諸課題についての御質問にお答えいたします。初めに、本町における35人学級の実態についてでありますが、学級編制の標準につきましては、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律により学級編制の基準が定められており、公立小中学校の学級編制の基準は40人となっておりますが、小学校1年生については35人に引き下げられております。また、北海道が実施する少人数学級実践研究事業による教員の加配措置により、小学校2年生と中学校1年生についても35人以下学級が行われているところであります。本町における本年度の実態は、35人を超える学級は、小学校では2校で4学級、中学校では1校で8学級となっており、その他の学級では35人以下の学級編制となっております。次に、いじめ及び不登校児童生徒の定義と実態についてでありますが、いじめの定義につきましては、いじめとは、当該児童生徒が一定の人間関係にある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものとされており、起こった場所は学校の内外を問わないとされております。本町では、毎年いじめに関するアンケート調査を行っておりますが、最終的にいじめと判断された過去3カ年の事例は、平成23年度が中学生で6件、平成24年度と平成25年度はゼロ件となっております。また、不登校の定義につきましては、1年間に連続または断続して30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的な理由を除き、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にある者とされております。過去3カ年の本町の実態といたしましては、平成23年度は小学生3名、中学生が22名の計25名、平成24年度は小学生1名、中学生が21名の計22名、平成25年度は小学生4名、中学生が26名の計30名となっております。次に、適応指導教室の利用状況及びスクール・ソーシャルワーカー(SSW)的考えを取り入れることについてでありますが、適応指導教室の利用状況につきましては、過去3カ年の利用状況では、平成23年度が7名、平成24年度が6名、平成25年度が5名で、今年度は今現在は利用者はいませんが、教員免許を持った2名の指導員により、不登校児童生徒に対し、学校生活への復帰を支援するための相談や、学習の手助けを行っております。また、スクール・ソーシャルワーカー的人材の導入につきましては、現在本町では、北海道教育委員会が実施するスクール・ソーシャルワーカー活用事業による心の教室相談員1名を配置して教育相談体制を整備し、学校の巡回や、必要に応じて家庭訪問を行い、児童生徒の相談に応じております。また、適応指導教室とも連携を図りながら、不登校・不登校傾向の児童生徒に対し、支援及び適切な指導に努めているところであります。次に、義務教育費国庫負担から除外された教材費、備品費の確保についてでありますが、各小学校で使用する教材や備品の購入につきましては、次年度の予算要求時期に学校からの要望を聞き取りながら必要に応じた予算要求をしており、また、校長会などからの教育予算充実に係る要望等を伺いながら一定程度の予算は確保しているところであります。次に、情報通信技術、ICT機器の整備状況とコンピューター関連の消耗品費の確保についてでありますが、現在、授業で活用されるICT機器として注目されているものには、パソコンのほかに、実物投影機、電子黒板、タブレット端末等がありますが、本町での整備状況といたしましては、実物投影機の設置が、小学校、中学校それぞれ13台ずつの計26台の設置、電子黒板の設置が小学校で1台、タブレット端末は未整備という状況になっております。また、コンピューター関連の消耗品費につきましては、学校配分の予算全体の中で、措置しております。次に、PTA会費を含めた保護者負担額の把握についてでありますが、保護者負担額の把握につきましては、就学援助費の支給の算定の際に、PTA会費、生徒会費、クラブ活動費、修学旅行費等の状況を各学校に確認し、把握しております。給食費、教材費、PTA会費、修学旅行費等を合わせた保護者負担額の学年別の年間平均額を申し上げますと、平成25年度の実績では、小学校1年生では約6万6千円、2年生で約5万6千円、3年生で約6万円、4年生で約5万7千円、5年生で約6万8千円、6年生で約8万5千円となっており、中学生ではこれに制服等が加わり、中学1年生で約12万6千円、2年生で約6万5千円、3年生で約12万9千円が保護者負担となっている状況にあります。最後に、国及び道への教育予算増額、教職員定数改善をどのように求めていくのかについてでありますが、文部科学省は、平成27年度の概算要求を公表しており、文教関係予算では教職員の定数改善等の増額予算を要求しておりますが、今後とも、十勝町村会や北海道教育委員会連合会等を通じて、学校教育の改善・充実の要望を国及び北海道へ要請してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。失礼いたしました。答弁の中で、「義務教育費国庫負担から除外された教材費、備品費の確保についてでありますが」、次の答弁で、「各小中学校で」というところを「各小学校で」ということで、中学校が漏れましたので、おわびして訂正をいたします。よろしくお願いいたします。休憩(午後 3時08分)

質問 1番 榎本基

ちょっと私の質問の仕方も悪かったのかもしれませんけれども、お聞きしたいのは、35人以下学級で今編制されている学級は何学級あるでしょうか。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

35人以下学級の学級数でありますけれども、小学校につきましては現在115学級ありまして、そのうち35人を超える学級が4学級ありますので、引きますと35人以下学級は111学級になります。また、中学校につきましては普通学級47学級ありまして、35人を超えている学級が8学級、除きますと39学級が35人以下学級ということになっております。以上であります。

質問 1番 榎本基

35人以下学級は、文部科学省が標準定数というか、公立学校の教職員定数と学級編制の標準というのを決めていますよね。それで以前は40人だったのが35人にしたと。それは平成23年からということでありますから、現在の小学校4年生がその数に当てはまればその対象児童というか対象学級に、学年になるんです。23年から始まったんですから、23、24、25、26と。だから今の5年生は該当でないんです。それでお聞きしたいのは、今の2年生と先ほどありました中学1年生は、北海道が実践校というか、というような形で35人編制を可能だよというふうなやり方をしたんです。文部科学省は学年進行をさせていないんです。1年生やって、その次もまた1年生で、そしてまた1年生ということで、ずっと1年生だけなんです、やっているの。それに上積みして北海道は2年生をやっているんです。だから、私が言いたいのは、例えば今の1年生で35人以下学級の編制で学級編制をやっているクラスは二十五、六人だと思うんです、1クラス、編制が。例えばそのまま2年生に行くと、2年生は北海道のやつですからそのまま同じ編制になります。ところが3年生に行きますと、これが40人学級の規定ですから、その学年が例えば78とか76とかという数字になると35人でなくて40人の学級編制になります。そうしたら1クラス当たりが38人とか39人の学級編制になります。そういう事態が今までも起こっていたんでないかと思うんです、ある学校のある学年では。今まではその対応はどのようにされてきたのか。国だとか北海道の標準だとか北海道の実践指定校の部分は乗るけれども、それ以外は全く国でいう40人学級だよというふうにやっていたのか。その辺の学校現場の意見だとか地域の意見だとかというのをお聞きしたことはありますか。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

35人以下学級の関係でありますけれども、今議員さんがおっしゃったとおり、国におきましては小学1年生だけが35人以下学級、あと北海道におきましては小学校1年生と2年生が少人数学級ということでやっております。それで、先ほど、国のほうでは平成23年度から実施しておりますので、その平成23年度に小学1年生であった人であれば今現在4年生になっていると思います。本町におきましても、1校につきまして小学校1年、2年生が35人以下学級であったのが、3年生になった時点で1学級の40人以下という学級になったところが現実的にあります。また今後もそういう学級はほかの学級でも出てくる可能性はありますけれども、今までの対応といたしましては、学級編制につきましては、国及び道の学級編制、少人数学級、実践研究にのっとってやってきております。また、教員の人数的にはその配置でやっておりますけれども、あと学校からの要望、意見を聞きまして学習支援員というのも配置しております。普通学級に教育の支援の必要な方を対象に学習支援員というのも配置しておりまして、その人数も毎年少しずつふやしながら、これをこういうのを含めながら対応してきているというのが実態であります。以上であります。

質問 1番 榎本基

私、学校へ勤めていたころの最初のころは45人学級だったんです。そして僕は子どものころは50人か55人ぐらい1クラスにいたのでないかと思うんですけれども、45人から40人学級にしたときには、その年の小学1年生を40人にして、そして次の年は2年生まで、3年生までと学年進行をしていったんです。最終的には中学3年生まで今の40人学級になったんです。ただ、そのころにも、ある一時期、40人学級にすることによって教室を増築しなければならないとか、そういうところは認めないよという規制はかかったんですけれども、と思うんですが、それなりに、学年進行していっても9年かかるということですから。だから長期計画で40人学級にしていったんです。今の現状を見ると、35人にしたはいいが、学年進行していないので、ある一定のところまでは25人ぐらいで1クラス学ぶと。そしてある段階へ来たら、1クラスが、同じ子どもが37人とか8人のグループの中に入らなければならないというような、そういう事態が起きてきているのも事実だと思うんです。ぜひその辺のところは酌みとっていただきたいというのと、もう一つ、先ほど申し上げましたけれども、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律を改正して35人学級にしたんです、平成23年に。北海道は少人数学級実践研究事業ということで2年生と中学生をやったんです。ということは今は、国の標準はこうだけれども、例えば都道府県で、いいよと。やってくださいと言えばそれはやれるから実践研究指定校、実践校みたいな35人を小学2年生にしたのでないかと思うんですが、ということは、本町で例えばそれに上積みして、例えば小学3年生も実践するよということであれば、これは財政と、そういうゆとりと手当があればできるというふうに考えてよろしいんでしょうか。

答弁 教育長 荒町利明(教育長は2015年3月まで)

文部科学省の学校教育法におきまして学級編制については弾力的な運用を、いわゆる市町村教育委員会の判断によって弾力的な学級編制をしてもいいですよというのははっきり出ています。そんな中で、当然小学1年生については今のいわゆる学級編制基準に基づいて、小学生1年は35人以下学級というのを法律で定められておりますし、先ほど言いましたように、北海道で実施、実践している少人数学級の実践研究事業によって、小学校2年生、中学校1年生の35人以下学級を加配で今やっているわけですけれども、先ほど申しましたように、学級編制基準の弾力的運用、これは市町村の判断によってやってもいいですよということになっております。ただ、それをやると、35人以下学級をやると、当然教員の配置というのは自前です。市町村教育委員会が自前で教員を手当てしなければならないと。仮にまた不足教室が出ればそれも増築しなければなりません。そんなこともありまして、なかなか、教員1人採用するとなれば年間、前回にも一般質問でお答えしたような気もするんですけれども、最低でも、社会保険だとか全て含めて三百七、八十万の人件費というような、教員1名雇えば。そんなような、初任の教員が大体そのぐらいの給与水準ですから、当然1人採用すれば350万から80万ぐらいの人件費がかかると。仮にそして不足教室があるとすれば、1教室増築に何千万というようなことも財政負担出てきますので、その辺は、先ほど部長が答弁したように、要するに学年進行でないですから、当然、ある学校では4年生になったら、今まで2クラスだったのが一緒になると。そうしたら35人、8人となるというようなことも現実にあります。そんなこともありまして、学校からの要望としては、いわゆる学習支援員を配置してくれとかそういう要望はございますけれども、とりわけて何とか2クラス、そのまま学年進行で町として2クラスを維持してくれないかというような要望までは今のところありませんけれども、そんな事情もありまして、なかなか自前で学級編制を弾力的に運用するというようなことにまでは至っていないのが現状であります。以上でございます。

質問 1番 榎本基

これは最後の質問ともかかわってくるんですが、私はぜひ学年進行ができるように、学級編制ができるように考えていただきたいと思いますし、もし状況が許すのであれば、音更が全国に先駆けて単独でやるとか、そういうことも含めてぜひ御検討いただきたいというふうに思います。次の質問、2番目と3番目あわせて再質問したいと思いますけれども、いじめと適応指導教室です。いじめ、不登校です。先ほど印牧議員が質問していましたけれども、点検表あります。私、質問考えるときはまだ24年度版しかなくて、25年度版この間もらったものですから、それも改めて見てみました。そうしたら、例えばいじめ、ふえているんです。24年度は小学校が119で中学校が17、詳細に調査した結果ゼロ、25年は小学校が280、中学校が54、「今でも続いている」と答えたのが小学校で74、中学校で26、再調査したところ中学校で1校。直ちに指導したら解決済みと。ここがまた、すごく僕もここは奇妙だなと思っているんですけれども、これは皆さんがそれぞれがやられたことでしょうから間違いない数字だと思うんですが、こういうふうに極端に減るものなのか、本当になくなるものなんだろうかというふうに思って、評価と点検の学識経験者の文章を読ませてもらいました。24年のやつは、印牧議員も言いましたけれども、表現としては相当厳しく、本当だろうかと懐疑的な書き方をしているんです。しかも24年度は2名の方が、連記ではないですけれども、相談して書かれたような、お1人の名前、誰の名前も書いていないんです。ところが25年度はお1人の方が一つの文章をつくって、もう1人の方がもう一つの文章をつくっているんです。読ませていただきましたけれども、余り触れていないんです。私は、ちょっと触れていないのでないかなというふうな思いを持って読んだんですが、この学識経験者の書かれたことを、その前のほうのページに、前年出てきたものと対応したことが表になって出ています。どうもその対応が、私に言わせたら余り対応していないのでないかなというふうに失礼だけれども思って読んだんですけれども、このいじめの問題について、文部省の定義は言われたとおりだと思いますし、この点検評価にも書いてありますからそうなんだと思うんだけれども、私は端的に言ったら1対複数だと思うんです、いじめというのは。1対1といのうはけんかというんです。これは僕の定義から言うといじめとは言わないと思うんです。1対複数、1対2とか1対3とか。で、精神的なこと、暴力的なこと、いろんなことをやられるのが私はいじめと言うんです。だから、口で言われても、1対1だったらそれは口げんかと言うんだと思うんです。だから、その辺含めて、調査した結果、先生がやった結果、本当にこれはゼロになったのか。そして、学識経験者の報告では不登校と比べて、どうもゼロになったのは懐疑的だという記述があります。この辺教育長どのように考えているのか、再度お聞かせ願えればと思います。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

いじめの定義の関係とその評価の関係でありますけれども、まずいじめの調査の関係でありますけれども、これにつきましては、北海道、それと本町におきまして年2回実施しております。この結果につきましては、本町の11月ごろに実施しますいじめの調査に基づきましてやって、その結果を結果として上げておりますけれども、その中の質問の関係では、小学校1年の低学年用と、あと高学年用、あと中学生用という形で設けております。その中の問いの中には、「今までいじめられたことがありますか」と。その中で「ある」という回答の人があれば、どういういじめなのかということで、仲間外れ、無視をされるですとか、たたいたり蹴られたりする、悪口を言われるというふうに問題を問いをかけまして、それに基づいていじめ問題等対策委員会のほうで集計してもらって出してもらっております。その中で、特に低学年となりますと、無視をされたりとか悪口言われるとかその辺が、ただ、学校の話を聞きますと、最終的に調査をかけて詳細に調べてもらうんですが、そのときに、1対多数というよりも1対1の、学校側としてみればこれはけんかの一種なのかなと。お互い的なものかなというようなのがかなり多いような話を聞いております。そういうことで、学校で回答者から話を聞きながら、その実態、お互いの話を聞いてその解決をしていくわけなんですけれども、その解決をされた、けんかの一種だとか、そしてこれはもう解決されたというものにつきましてはこういうものから外していきまして、最終的にこの段階で、結果を出した段階では、結果としては全てが解決されたということでゼロ件というふうな回答というか調査結果にしておりますけれども、その捉え方が、子どもたちが精神的な苦痛を感じているとなれば、当然そういうのはいじめでないのかというような認識も強いものですから、その各人の捉え方、その辺もちょっと違うのかなというふうなことで、これらにつきましては、どの段階で出すのがいいのかという部分で、ちょっとその辺が、はっきり教育委員会としてもどの時点というのがまだ出していない段階がありまして、それで今回も同じようにゼロ件でしたので。また、学識経験者のほうからもその辺がちょっと、本当にゼロ件、どうなんですかというような意見はありましたけれども、その辺については、その出すタイミングというのか、出し方、本当に精神的な苦痛となればその件数、認知した件数で出すべきなのか、その辺は今後いじめ問題等対策委員会の中でももんでもらいまして検討していきたいとは思っております。以上です。

質問 1番 榎本基

ありがとうございました。24年度対象の学識経験者のいじめの最後に、いじめの問題は最悪命にかかわる問題であり、人生を狂わす問題であるという点に鑑み、日々教育の現場で取り組まれている先生方並びに教育委員会の皆さんの御努力については理解あるいは評価した上であえて指摘させていただくという一文があるんです。先生が指摘されているように、やっぱりいじめというのは、言われたように、やっているほうはそんな気持ちはないかもしれないけれども、いじめを受けている子どもは、いじめと感じている子どもは物すごく心に傷を負っている場合もありますので、ぜひそこの辺は指摘させていただきたいというふうに思います。そこで次に、不登校についてお伺いしますが、この不登校の数も、24年は小学校1名、中学校21名、25年度は小学校4名、中学校26名と、30名にふえているんです。そして適応指導教室は、24年は適応指導教室に4名の在籍者がいて、3名は高校進学し、充実した高校生活を送っていると報告されていますという記述もあるんです。25年は小学校3名、中学校2名というふうになっていますが、その後どうなったかという記述はないんです。それで、そこのところ想像なんですが、高校にも行っていないのか、それとも学校にも戻っていないのかということなんだろうと思うんですが、例えば25年の30名、小学校4名、中学校26名の中には、適応指導教室に3名と中学生2名が5名行っていますから、これは30名足す……。学校に行っていない子どもですよ。学校に行けていない子どもは30名足す5名になるのか、30名からマイナス5名で15名なのか。この数字はどう読むんですか。25名ですか。算数できなくてごめんなさい。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

不登校の関係と適応教室の関係でありますけれども、不登校の30名につきましては適応指導教室には通っておりませんので、別の扱いであります。だから適応には5名、それと不登校は30名ということでお願いしたいと思います。

質問 1番 榎本基

適応指導教室はいわゆるフリースクールですから、それも学校だと感じれば、学校へ行っているとカウントするんだと思うんですが、そうしたら、自分の在籍した学校に行っていない子どもは、30日以上行けなかった子どもは35人いるということですね。音更中学校とか下音とかというふうに五つの学校に通えていない子どもは35人いるということでいいんですね。はい。それで、もう少し聞きます。35人の……。35人でなくて30人にしておきますか。不登校30人と言っているんですから。30人の子どもの内訳は、原因別の内訳は、病気とかそういうのは入っていないと冒頭おっしゃいましたので、この30名の登校できない理由というのは、経済的な理由なのか、精神的に病んでいるのか、それとも、怠学ってありますよね。怠ける学のほうですね。なのか、何なのか、その内訳がわかれば若干説明していただきたいんですが。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

不登校児童の内容でありますけれども、小学生につきましては、家庭の事情の方が1名、それと体調不良というか、怠学に近いというのが3名おります。中学校につきましては、交友関係で1人、それと家庭の事情で1人、怠学とか無気力な方が8名、あと精神的に不安定な方が4名、あと体調不良、朝体調悪くなって行けなくなるという生徒が12名の26名の状況となっております。以上であります。

質問 1番 榎本基

そうすると、冒頭答弁していただきました病気というのには、体調不良とか精神の話、今言われましたけれども、そういうことではなくて、例えば足を折って来れないとか、何か重大な病気をやって学校へ来れないとかという子どもが30人のほかにいるというふうに理解してよろしいんですね。それで、もう少し聞かせてください。不登校の数には入らないんだと思いますが、保健室にしか登校できない子どもというのは音更の19校の中にどのぐらいいるんでしょうか。把握していましたら数字を教えてください。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

学校に行って、教室でなくて保健室等での登校の方につきましては、人数的にはちょっと把握はしておりませんけれども、学校のほうから相談ですとか、あと心の教室相談員という方も配置しておりますけれども、そういう方の相談等でそういうふうな教室に入れない子どもの相談等を受けておりまして、そういう方につきましては、人数的には何名とはわかりませんけれども、いることはいるということで認識はしております。以上であります。

質問 1番 榎本基

ちょっとしつこくて申しわけありませんけれども、不登校児童の30名いましたよね。体調不良とか怠学とかいろいろな理由がありますけれども、これは学級担任が多くは対応しているのでないかと思いますけれども、家庭訪問とか、欠席したその日に例えば家庭訪問して子どもに直接会って様子を聞くとか電話をかけるとかというような行為というか、ことが、指導が行われているんでないかと思うんですが、例えば、きょう私が休みまして、担任の先生が私の自宅へ来て私と会ったときに、私はその日は出席になるんですか、欠席になるんですか。つまり30日以上の30日に入らないのか、それ1日あったら29日で、この統計から外れるのか外れないのかということを聞いているんです。どうなんでしょうか。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

家庭訪問の場合の関係でありますけれども、これにつきましては、不登校の生徒につきましては、担当の教員ですとか教頭先生とかが行って家庭訪問して、事情とか、学校に来るようなことにはお話はしておりまして、その場合に、家庭訪問したからといって学校の登校の日数に入るかといいますと、本人は学校へ行っておりませんので、それは入れていないはずです。それで、今言ったように、不登校の定義、先ほど言いましたように、1年間で、連続または断続的に30日以上の場合不登校という扱いにしておりますけれども、そういう関係で家庭訪問等につきましては日数等に入れておりません。

質問 1番 榎本基

クラスにそういう子どもさんがいると、ほとんど毎日のように家庭に電話して様子を聞いたり保護者と話ししたり家庭訪問したりということをやっているということはよく聞いていますし、見たこともあります。だた、それが出席日数に入るか入らないかというのは、入れても入れなくても、子どもが学校へ来ていませんから、それはあれなんでしょうけれども、やっぱりそういう努力はしているというふうに思うんです。もう一つ、適応指導教室に通っていた数名が、4名とか5名の子どもが高校に進学したという事例は載っていましたということを先ほど申し上げましたけれども、在籍する学校に戻ったという例はあるんでしょうか。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

適応指導教室に通っていまして、それから学校に登校したかということでありますけれども、平成25年度の適応教室に通っていた方につきましては、ことしに入りまして、5名のうち、登校し出したのが4名、もう1人につきましてはまだ登校までには至っていないという状況になっております。また、平成24年度につきましては、高校進学者が4名いまして、翌年学校に登校した人が1名、また逆に入院した方が1名いるという状況にあります。24、25につきましては以上の状況であります。

質問 1番 榎本基

「北海道の教育施策」という北海道教育委員会が出したのをちょっと見たんですが、ここにスクール・ソーシャルワーカー活用事業費と出ているんです。これは何年か前かやって、2,700万ぐらい予算つけているんです。そして文部省も平成20年からスクール・ソーシャルワーカーという制度を始めているんです。これの一番私は大事だというのは、なぜこれをやるかというと、やっぱり学校に戻すということが重要だと思うんです。適応指導教室でみっちり教育するということも大事かもしれませんが、私は学校に戻すということが大事だと思うんです。スクール・ソーシャルワーカーをやっていて、市ですけれども、その市にスクール・ソーシャルワーカーさんを置いて、その人が先ほど言った来ない生徒、不登校の生徒を担任の先生にほぼかわってというか、電話かけたり訪問したり話したり、相談を受けて学校に戻った例があるというのを知りました。ソーシャルワーカーというのは医療とか福祉の関係でよく使われているんです。私、これはソーシャルワーカーの事務所へ行ってもらってきたんですけれども、医療ソーシャルワーカーは療養生活に伴う経済的、心理的、社会的な困難や支援に関する相談を承りますというふうに一番先に書いてあるんです。これを置けば、こういう制度をつくればすぐ解決するというものではないかもしれませんが、やっぱり心の相談をきちっとするということが、先ほどの原因の中にも、怠学であるとか体調の不調であるとかで学校に来れなくなったという範囲がありますから、そういうことが重要でないかなというふうに思うんです。そこで、何回も出して済みませんが、点検評価の報告書に、対策として、不登校をなくすために道徳の強化、私、道徳は否定するものではありませんけれども、道徳の強化とか心の相談員、カウンセラーという記述は書いてあるんです。私は、より大切でないかと思うのは、人を人としてとうとぶという人権教育といいますか、そういうことが、例えば、いじめというのは相手の人権を認めないからいじめてしまうのであって。だからそういうことも重要な一つでないかなというふうに思っていますので、加藤委員長、指名して申しわけありませんが、私の申したことに何か意見があれば、お答え願えればというふうに思います。

答弁 教育委員長 加藤禎一

人権教育というものが大事だということは今の榎本議員の認識と全く同じであります。そして、その人権教育というものが学校教育の中でも底流に流れているものであります。したがいまして、その上に、もちろん不登校だとか道徳の問題だとか、今議員おっしゃったような心の相談員、カウンセラーなどが実際にあるわけなのです。それで、人権教育というのは、では学校では何をやるかということになりますと、自分の大切さと、そして他の人の大切さを認めること、そして、そういう人権感覚を育てて、そして自他の人権を守る、そういう態度を養う、そして実践すると、そういうことを一応目標にして置いてあります。そういうものの上にいろんなものが乗っかっているということになるかと思います。それで、本町におきましては、実は人権教育の全体計画を作成するというふうにしてあります。これは各学校でです。そして、計画の態様は学校によって多少違いがあります。人権教育という全体的な計画をつくっている学校と、それから、道徳教育の中にこういうものを含めているというのもあります。さらに教科の中にも入ってきますから、そういうこともあります。さらに、各学校においてはそういう計画に基づいて人権の作文を書いている学校ももちろんあります。さらに、人権擁護委員の助けをかりていろいろやっている学校もあります。そういうことで、今議員の言われたように、人権教育というものは本町では一応ずっとやっているということでありまして、それが一番基礎になるというのも議員の認識と全く同じであります。以上であります。

質問 1番 榎本基

ありがとうございました。17分しかなくなってちょっと焦っているんですけれども、備品のところで一つだけお聞きしたいというかお願いしたいのは、中学校の吹奏楽の楽器の予算化をしています。何年かに1校か、その年複数なのかちょっと存じませんけれども、楽器の購入等々の予算をつけています。それで、楽器は大変高価なんです。1台何十万とかといって高価なものなんです。それで、ぜひこれを継続してつけてもらいたいというのと、もう一つは、小学校にはこれの予算措置というのを考えていないのか。小学校でも、新聞によると、何々小学校の管弦楽団というんですか、が演奏会を開いたとかという、新聞に載っていますので、小学校でもやっているところはあると思うんですが、この辺の考えについてお聞かせください。

答弁 教育部長 大久保善雄(教育部長は2017年3月まで)

教材備品の中の吹奏楽に伴います楽器の関係でありますけれども、中学校につきましては、毎年1校ずつ、吹奏楽の楽器用として予算化をしてやっております。ただ、議員さんが言いますように、やっぱり楽器として、単価的に高いので、予算的にもそれほどついているわけではありませんから、なかなか整備はできていかないのかなと思っておりますけれども、できるだけ、5校ありますので、毎年1校は少しずつでも整備していきたいと思っております。また、小学校につきましては、学校というよりも、吹奏楽、少年団活動的なところの学校もありまして、そういうところにつきましては父兄が負担したりしてやっているのが実態でありまして、町としてそういう予算化して整備してはいませんので、その辺は御理解いただきたいと存じます。以上です。

質問 1番 榎本基

ありがとうございます。ぜひこれは整備をしていってほしいというふうに思いますので、町長部局の財政を担う方もぜひ御理解をしてやっていただきたいというふうに私からもお願いしておきます。それから次に、電子機器といいますか、私はどちらかというとアナログの人間ですので、どうかなというふうに思っているし、最近ニュースでも結構やっているんです。新聞に「ICT教育遅れる道内」というのが出ています。そして音更は、答弁によるともっとおくれているのかなと思って拝聴していたんですけれども。横にいる印牧さんはパソコンのプロですので、僕と違う意見持っているのでないかと思うんですが、韓国では今の教育のやり方を見直しつつあるというか、本当にこうやってやる教育がいいのかどうかというのを今考え直しているというような報道もありました。私もパソコンはやるんですが、ワープロ的に使うだけです。そして、あれを使っていますと、字を書こうと思ったら、どうやって書くんだろうかと。読めるんだけれども書けないという現象が、年とったから起こるのかどうかわかりませんけれども、出てくるんです。だから、必ずしもいろんな機器を、ICTの機器を入れると教育効果があらわれるというふうに読み解くのかどうか。この新聞の最後に、大学の先生が、「ICT教材がなければいい授業ができないというわけではない。道教委はICTでは養えないコミュニケーション能力などを重点に置いた授業を進めるべきだ」というふうに指摘していると結んであるんです。私は、やったらだめだとは言いませんけれども、いろんな授業の手法があって、それがあったほうが効果があるというやつもあると思うので、ぜひその辺は音更の中でコミュニケーションをとっていただいて、進めるべきものは進めていただきたい。このICTのCというのはコミュニケーションだというふうに私は理解していますので、機械と子どもがコミュニケーションをとれば授業というのは、学校というのは成り立つというのかというふうにちょっと疑問なところもありますけれども、ぜひそこのところはそういう理解をしていただきたいというふうに思います。PTAを含めた保護者負担、教育長、これごらんになっているのでないかと思うんですが、教職員組合がつくつた「教育白書」というのがあるんです。これの1ページから保護者負担というのが出ているんです。そして、これは帯広市を除いた十勝管内の平均の数値と、音更は同じような数値を使って音更だけのやつを出していますので、ぜひ見比べていただきたいというふうに思います。これによりますと、小学校は半分以上が給食費なんです。中学校は修学旅行なんです、多いのが。次が給食費なんです。それで一つだけお聞きしたいのは、副読本というのがあるんですが、副読本も中学1年生とかで何千円か保護者負担の表の中に載っていますけれども、その中で、恐らく全部の中学校で使っていると思われるいわゆる教科書があるんです。それは何かといったら、無償教科書でない教科書があるんです。それは体育の体育実技という教科書が、副読本があるんです。これは780円か、800円切ると思いますけれども、これは中学1年生のときに購入して3年間使うんです。そして、こういう共通しているもの、しかも、教科書とほぼ同じ扱いなんだけれども無償教科書の対象にはなっていないというものがありますので、ぜひこういうものを例えば公費負担していただくと、負担するという方向になっていけば保護者の負担額が少しでも減るのでないかというふうに考えていますので、この辺の考えありましたらお聞かせ願いたいというふうに思います。

答弁 教育長 荒町利明(教育長は2015年3月まで)

今の教育現場におきまして、いろいろな副教材としてかなりいろんな副読本があります。今議員がおっしゃったように、中学校で、体育実技のいわゆる副読本ですか、当然副教材というような形で使われていると思うんですけれども、これがいわゆる保護者負担になっているというような状況、恥ずかしいんですけれども、私ちょっと承知しておりませんでした。それで、学校現場からも組合関係からもこれを公費負担で何とかしてくれというようなお話も今まで1回もありませんでしたし、その辺の実態について、今後、校長会なりと、実態、実情がどういうふうになっているのか確認をして、校長会あたり、現場の考え方もお聞きしながら、できるのであればよい方向で対応はしていきたいなというふうな思いはしておりますけれども、ちょっと校長会とも協議をさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 1番 榎本基

ぜひ検討してみていただきたいというふうに思います。私も現場離れてもう大分たちますから、間違いなく使われているのでないかと思うんですが、ぜひ調べて、共通して使っているようなものというのがあると思うんです。それを一例として体育実技挙げましたけれども、ぜひ調べていただきたいというふうに思います。最後に、35人以下学級の話や教職員定数の話をしてきましたけれども、いじめの問題も不登校の問題も決して音更だけがかかわっている問題でなくて、やっぱり全道的に、全国的にかかわっている問題だと思うんです。冒頭の答弁にありましたように、教育委員会は教育委員会のいろんな機関を通じてぜひ国に働きかけていただきたいし、道に働きかけていただきたいということをお願いして、申し上げて私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:音更町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる