みんなの議会

音更町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月13日

災害対策と避難所運営について

2014年6月13日、音更町議会の一般質問で、久野由美議員が「災害対策と避難所運営について」質問し、町長 寺山憲二、総務部長 宮原達史が答弁しました。

質問者
久野由美 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 宮原達史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 13番 久野由美

通告に従い、災害対策と避難所運営について一般質問を行います。昨年、第3回定例会において、被災者支援システム、BCPの策定、男女共同参画の視点から防災会議の編成、避難所運営等、防災・減災について一般質問を行いました。さらに、昨年2月に音更町防災計画改訂版ができ、本年3月、災害対策本部運営マニュアル、災害対策職員行動マニュアル、避難所開設・運営マニュアルがそれぞれ改定されました。内容は以前よりもわかりやすく、研究と改定に向けて努力されたことが感じられ、評価をいたします。そこで、それぞれのマニュアルについて、質問と、新たに提案をさせていただきます。以前、男女共同参画の視点から本町の防災担当職員の中に女性が入っていないことに触れ、見解をお伺いいたしました。その際、「必ずしも女性職員がその任に当たっていなくとも、女性の立場から意見を聞くことはできると考えている」と答弁されました。お伺いをいたします。1、マニュアル改定に当たって、担当した職員の男女の割合はどうなっているのでしょうか。次に、昨年10月に行われたHUGの職員研修を見学させていただきましたが、2、HUGを取り入れた避難所運営の事前取り組みについて、今後の計画はどのようになっているのでしょうか。以前の一般質問でアレルギー対応の備蓄食品についても触れました。3、現在の備蓄品の状況と今後の計画についてお伺いをいたします。4、災害時、保健師と栄養士の避難所等への配置と活動内容はどのように設定されているのでしょうか。5、聴覚障がい者と視覚障がい者の避難誘導方法はどうされるのでしょうか。6、日ごろからの町民の防災・減災意識向上のための本町の取り組みはどうされるのでしょうか。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

災害対策と避難所運営についての御質問にお答えいたします。御質問にありますとおり、災害対策本部運営マニュアル、災害対策職員行動マニュアル及び避難所開設・運営マニュアルを本年改定いたしました。それぞれのマニュアルの目的につきましては、災害対策本部運営マニュアルは、大規模な災害が発生した場合、または発生するおそれがある場合に、的確な応急活動等を迅速に遂行できるよう災害対策本部が行うべき対応をまとめたもので、災害対策職員行動マニュアルは、災害発生の初動期において、速やかな職員の参集・配備を行い、人的被害の防止・軽減のために職員がとるべき行動をまとめたものであり、また、避難所開設・運営マニュアルは、円滑な避難所運営を図るため、その運営組織の例や役割分担、予想される課題と対応方法などをまとめたものであります。いずれも地域防災計画の目的である地域の防災力の向上を目指し、住民の生命、身体及び財産を災害から保護するための行動マニュアルとするものであります。初めに、マニュアル改定に当たって、担当した職員の男女の割合についてでありますが、昨年度、これらのマニュアル改定を担当した情報・防災課に女性の職員は配置しておりませんでした。現在も限られた職員数の中で、女性職員を配置することは難しい状況ではありますが、女性の視点で防災を捉えるという観点は重要と考えており、今回改定しました避難所開設・運営マニュアルでは、女性への配慮についての項目を新設し、更衣室、トイレ、洗濯物等に関する配慮や、女性相談窓口の設置、避難所運営への女性代表者の参画についても掲載したほか、避難所担当職員につきましても、各避難所に女性職員を配置するよう努め、女性の避難者に配慮する体制づくりに努めておりますので御理解をいただきたいと存じます。次に、HUGを取り入れた避難所運営の事前取り組みと今後の計画についてでありますが、HUGによる避難所運営訓練の取り組みにつきましては、まずは避難所を担当する職員の訓練が重要と考え、昨年10月10日に職員研修の一環として実施し、職員35名が受講しております。本年度は、昨年度受講できなかった避難所担当職員のほか、自主防災組織にも声をかけさせていただいてHUG研修を実施する予定としており、これを機にこの研修に対する理解を深めていただき、各地域の方々にも広げていただければと考えております。なお、このほかに、来年度以降、避難を想定した訓練を検討中であり、実施希望の自主防災組織と協議を行っております。実施できれば、机上のものではない実際の避難所運営に職員も町民の皆さんも携わり、そこで浮き彫りになった課題を今後の防災行政に生かしていくことができるものと考えております。次に、現在の備蓄品の状況と今後の計画についてでありますが、災害用備蓄品等の整備につきましては、備蓄品とこれらを収納する備蓄倉庫について整備を進めております。備蓄品の整備目標数は、市街地人口の約1割、4千人を目安に設定しております。平成25年度末の整備状況は、アルファ米、飲料水、粉ミルク、哺乳瓶、紙おむつ大人用・子ども用、生理用品、非常用トイレ袋、非常用給水袋、避難所間仕切り等は、ほぼ目標数量に達しておりますが、使用期限や保存期限のあるものは、防災訓練や防災出前講座等の際に活用しており、その都度入れかえを行い、数量を維持しているところであります。また、毛布、マット及び暖房器具につきましては、本年度末の段階で、目標数量の7割弱の整備となる予定でありますが、今後も年次的に整備を進めてまいります。備蓄倉庫につきましては、整備目標数14棟に対して、整備済みが6棟で、本年度予定している2棟の整備を加え、6割程度の整備状況となっております。このほか、折り畳み式の担架やリヤカー、レスキューセット、メガホンなど自主防災組織の活動に必要な防災資器材とこれを収納する地域防災倉庫につきましても、自主防災組織の設立状況を勘案しながら、引き続き整備を進めてまいります。次に、災害時の保健師、栄養士の避難所等への配置と活動内容についてでありますが、避難所等への保健師、栄養士の配置につきましては、災害対策本部の保健福祉対策部に保健班2班と福祉班2班を編成し、これに保健師、栄養士を配置して、各避難所の担当職員からの要請に基づいて、災害対策本部が派遣して活動することとしております。保健班の活動内容は、感染症予防と患者の収容、応急救護所の開設と管理、被災地や避難所の保健指導、医師の動員など医療確保、応急医療などとなります。福祉班の活動内容は、応急食糧の供給、炊き出し、独居老人と障がい者の被災調査、応急生活援護物資の調達、日赤救助活動やボランティアとの連絡調整などとなります。次に、聴覚障がい者と視覚障がい者の避難誘導方法についてでありますが、聴覚障がい者と視覚障がい者の方々につきましては、「音更町災害時又は救急時要援護者支援実施要綱」において要援護者と位置づけております。災害時要援護者の情報につきましては、町の関係部署と消防のほか、自主防災組織や町内会でも共有しておりますので、万が一災害が発生した場合には、自主防災組織や町内会が中心となって、町との連携のもとに、要援護者の安否確認、避難誘導、救出活動などの避難支援に当たることになります。また、聴覚障がい者と視覚障がい者の方々への避難情報の伝達手段につきましては、町の職員、町内会あるいは自主防災組織の方々を通じた周知のほか、広報車による伝達、テレビ、ラジオ、インターネット、また、平成24年度に導入いたしました緊急速報メールを利用することとしております。最後に、町民の防災・減災意識向上のための本町の取り組みについてでありますが、災害が発生した際の初期段階では、自分の身は自分で守る「自助」と地域の力で助け合う「共助」が重要となってまいります。被害を最小限にとどめる準備と心構えを持ってもらうため、広報「おとふけ」の巻末に掲載している「防災豆知識」を今後も継続するとともに、同じく巻末に掲載している「地域の輪」などを活用し、町内の自主防災組織の活動を紹介することにより防災意識を高める啓発を引き続き実施してまいりたいと考えております。また、自助、共助の基盤となる自主防災組織の組織率は、現在、6割程度と高い数字ではないことから、さらなる組織率の向上のために、広報、啓発活動に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 13番 久野由美

では、再質問を行います。まず初めに女性職員についてですけれども、今回のこの避難所マニュアル、この中に女性への配慮の項目がございます。答弁の中でも、更衣室、トイレ、洗濯物等に関する配慮、また、女性相談窓口の設置、避難所運営への女性代表者の参画等がこのマニュアルには載っております。今の御答弁ですと、この女性への配慮の項目は女性が考えたものではないということでしょうか。御答弁をお願いいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

このマニュアルの女性への配慮の項目の新設に当たりましては、他の自治体の女性への配慮などを参考にさせていただき、また、以前の大雨のときに避難所を設置したときの職員からの反省点を取りまとめた中に女性の意見も入っておるということで、それらを含めてこの項目を新設いたしました。以上でございます。

再質問 13番 久野由美

では、この中にありますトイレに関する配慮についてですけれども、避難所運営マニュアルでは、「仮設トイレは男女の区別なく設置するため、必要に応じて一定割合の数を女性専用として設定、夜間は余り暗くならないところに設置するよう配慮」というふうになっております。ですけれども、女性専用トイレの設置というのは当然といえば当然なんですが、実は設置する場所も、男性トイレと女性トイレは違うところに設置することが望ましい、重要だというふうに今はもう考えられております。このような点は多分男性だけでは到底発想しないことだというふうに私は考えるんですが、この点についての意見はなかったのか、また、部長がかわりましたけれども、前回御答弁いただいたときに、庁舎内には女性職員がたくさんいるので、そちらの意見も考慮して今後は防災計画等に当たっていくんだというふうな御答弁はいただいたんですけれども、その点についてのその意見等は要するに取り入れていないということでしょうか。これについて御答弁いただきたいと思います。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

マニュアルには表現していませんけれども、トイレ、男女別々のところにというお話はよくわかります。ただ、このマニュアルをつくるに当たりまして、先ほどもちょっと触れましたけれども、以前の災害関係の反省点というものを取り入れておりますので、その中に女性の意見も入ってはおりました。ただ、トイレを別々にするとかそういうものはもちろんありませんでしたけれども、今後はそういう細かいところも気づいてマニュアルに載せることができるような体制をとっていきたいと思います。体制というのは、やはりこれからいろんな避難訓練をするに当たりまして女性の視点が求められておりますので、防災担当に女性がいなくても女性の意見を酌み上げられるような訓練または防災の研修などを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 13番 久野由美

1点だけ申し上げておきたいのは、災害のときに、命は助かっても、避難所に避難してから避難所で亡くなる率は、男性、女性では女性のほうが断然多いということを十分認識していただきたいなというふうに思います。単純にトイレの設置場所一つですけれども、高齢者の女性の方はトイレに行くにも時間がかかる、また、男性と同じトイレを使わなければならない、それで水分の補給をみずから制限する、そういうことによって脱水症状が起きるですとか精神的ストレスが起きるということで、男性よりも女性の避難所に避難してからの死亡率が高い。この点からも女性の意見をもっと取り入れていただきたいというふうに一言つけ加えたいと思います。次に、HUGについてお伺いをいたします。HUG研修には北大の森准教授に御尽力をいただいておりますけれども、森先生は、実際の避難所となる体育館や施設を、例えば受付場所、使用できる部屋できない部屋、トイレの設置場所、医務室、暖房の設置場所等々をHUGを実施して勉強、研究した内容をもとに実際の避難所に設計図、計画図を策定することが望ましいというふうにおっしゃっています。例えば、この庁舎、隣にあります音更小学校を避難場所とした場合に、出入り口は児童正面玄関にしようですとか、仮設トイレは体育館に近い場所に設置しようですとか、食事の配付場所はどこの教室がいいかなどを事前にその避難所ごとに決めておく必要性があるんだというふうにおっしゃっております。実際に札幌市ではこの取り組みが今現在進行中というふうにおっしゃっておりました。今後、避難所ごとに職員の配置というのはもう既に決まっていることだろうというふうに思いますが、避難所ごとに担当職員がHUG研修を行い、その研修結果をもとに実際にその避難所の見取り図作成に取り組むおつもりはないのかどうかお伺いをいたします。さらに、先ほど保健師、栄養士の避難所配置についても詳しく御答弁をいただきました。この避難所ごとのHUG研修、保健師、栄養士も入れて実施はできないのかどうなのか、重ねてお伺いをいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

実際の避難所の見取り図といいますか、そういうものを使ってHUG研修をやるというのは非常に有意義なことだと思います。ただ、今、避難所担当の職員がまだ一度も研修を受けていない部分もございますので、今年度それを解消するとともに、次の段階に進めていきたいと思っています。また、自主防災組織の方、町長からも答弁させていただきましたけれども、地域の方、HUG研修に入っていただくときには、図面はつくれなくても、実際の例えばその方たちが指定されている避難所のイメージであるとか、そういうものも含めた中で研修をさせていただきたいと思っています。それから、保健師ですとか栄養士の方々も一緒にHUG研修、これはもちろん必要なことですけれども、まずは今年度は最初に避難所担当の職員の研修から始めて、その次の段階でということで広めていきたいと考えております。以上でございます。

再質問 13番 久野由美

部長はHUG研修は経験されていらっしゃいますでしょうか。実際にこのHUG研修を経験した方は多分私が今言ったような中身は理解していただけるんだというふうに思うんですが、実際にやっていない場合は、私が言ったことはちょっとわかりづらい内容かと思います。保健師、栄養士だけを募ってのHUG研修では意味がありません。一般の職員ですとか、それから自主防災組織の方々と一緒に、そこに栄養士、保健師を入れて、いろいろな方々の意見を聞きながらそこの避難所の見取り図を作成していくということに重要性があるというふうに捉えていただきたいというふうに思うんですが、実際に私は音更町でHUGは経験しておりませんが、帯広市でHUG経験をさせていただきました。そのときに、私がいた班には保健師の方が1名入っていただきました。その中でいろいろな場面を想定して研修を行うんですけれども、音更町で行ったときには水害対策に向けたHUG研修でございました。帯広市で行ったときには地震災害があってというふうなことでしたけれども、いろいろと避難所に避難されてくる方々の中にはもちろん高齢者の方もいらっしゃれば赤ちゃんもいる。妊婦さんもいれば病気を抱えた方もいる。そういう方々がまずどこに行かなければならないかということを、例えば隔離したお部屋に置いて、そこで元気になっていただくような対応が、処置が必要だというふうに保健師さんが判断をしていただいて、じゃお部屋はここにしましょうというような意見を出していただける。これは自主防災組織の方々だけとか職員だけではなく、実際に専門的知識を持った栄養士、保健師がいることによってHUGがもっと充実したものになっていくということを、ぜひ一度HUG研修を御自身でやっていただいて、私が言った中身、ああ、こういうことだったのかというのは多分御理解いただけるというふうに思いますので、今後実際の避難所で活用できるHUG研修にしていただきたいというふうに要望を強くいたします。それと次に、備蓄品についてお伺いをいたします。先ほど備蓄品については、アルファ米ですとか飲料水ですとか、またそれから備蓄倉庫、折り畳み式の担架等々、それぞれ年次計画をもって整備されてきているなというふうに感じました。その中でアレルギー対応の備蓄食品はどのようにされるお考えがあるのか、お伺いをいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

現在備蓄を進めている食品の中に白がゆというものがあるんですけれども、アルファ米、備蓄のうちの約2割なんですけれども、これにつきましては、既にアレルギー対応ということで、特定原材料、それから特定原材料に準ずるものというものの25品目を除いたものになっております。昨年の9月からは27品目ということで、それ以降のものはそういう対応になっておりますので。アルファ米につきましては保存期限が来る1年前にどんどん更新していきますので、数年で全て切りかわるものと思っております。それから、粉ミルクにつきましては既にアレルギー対応のものとなっております。以上でございます。休憩(午前11時58分)

再質問 13番 久野由美

では、再質問を続けさせていただきます。アレルギー対応の備蓄食品についてですけれども、全国学校栄養士協議会が開発し学校給食改善協会認定のアレルギー特定原材料が27品目不使用の救給カレーというのがあります。救給のキュウは救うという字に給食の給で救給カレーというふうに言われておりますけれども、建物の損壊、電気、ガス、水道などのライフラインの停止によって学校給食が提供できない状況を想定して、非常時においても成長期の子どもたちに栄養のバランスのとれた学校給食を提供しようということで開発されたアレルギー対応のカレーであります。この救給カレーの存在は御存じでしょうか。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

アレルギー27品目というのは承知しておりますけれども、その救給カレーにつきましては存在は知りませんでした。

再質問 13番 久野由美

先ほど御答弁いただいた中に白がゆですとか、あと粉ミルクもアレルギー対応ということで、アレルギー対応の食品は保存、備蓄されているということですけれども、この救給カレーというのもすぐれたものでして、ちょっと紹介をさせていただきます。先ほども言いましたように、アレルギーの特定材料等27品目が不使用ということです。パックの裏にこの品目が記載されておりまして、御飯が入っていて、事前に、もう既にそのパックの中に入っているんですが、温めずにそのまま食べられる。それから、立てることができるために、お皿に移しかえる必要性がない。それとそのパックを子どもでも簡単にあけることができるように加工してある。しかし、アルファ米よりも保存期間が短いために、防災教育にあわせ学校給食の一品として活用するなどの工夫というのも必要になってまいります。給食だけでなく、アレルギー対応食品として、今後子どもに対する栄養の面からも備蓄されていくお考えはないかどうかお伺いをいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

今御提案いただきましたので、備蓄食料につきましては毎年保存期間が切れるもの、保存期間が1年未満になったものから更新していっておりますので、予算との兼ね合いも考えましてこれから検討課題とさせていただきます。以上です。

再質問 13番 久野由美

ちなみに150グラム230円と、ちょっとお高いということであります。次に、聴覚障がい者と視覚障がい者の避難誘導についてお伺いをいたします。避難支援個別プランが作成されている自主防災組織は、以前お伺いしたときに13団体というふうにお答えをいただきました。現在はどのように変化されたのかお伺いをいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

現時点で避難支援個別プランにつきましては、以前と変わらず13組織ということでございます。以上です。

再質問 13番 久野由美

避難所開設運営マニュアルに、聴覚障がい者に配慮した対応として文字や光による伝達方法というふうに記載されてございます。先日の新聞にも記事が載りましたので御承知かとは思うんですけれども、帯広市議会で昨年の9月と本年3月に、聴覚障がい者が防災ベルが鳴ったときに視覚で判断できるパトライト、回転灯ですが、この設置を求める一般質問がされました。その結果、先月市役所に2カ所、非常ベルと連動のパトライトの設置がされました。本町で、この文字や光による伝達方法ということに当てはまるのではないかというふうに考えるんですが、設置するお考えはないかお伺いをいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

私も新聞記事で読ませていただきました。このパトライトにつきましては帯広市の庁舎に設置されたということで、この新聞記事を見たときに、ああ、これはまたどこかで出てくるだろうなという印象を受けました。音更町の庁舎につきましては、帯広市よりも面積は狭いんですけれども、火災報知機につきましては各廊下で光るようになっています。それ以外に多分帯広市役所のパトライトについては、職員が非常時にスイッチを入れて、そういう障がい者の方にも伝達できるようなシステムだと思っています。これも今後の検討課題とさせていただきます。以上です。

再質問 13番 久野由美

前向きに検討していただきたいというふうに考えますが、職員行動マニュアルには、発災直後の行動として、来庁者の安全確保、それから安全な場所に避難誘導をということが記載されております。来庁者の中には視覚障がいを持たれた方がいらっしゃると思うんです。ですが、その方は例えば白杖を持っていたりして、外見で視覚障がいがあるということが極めてわかりやすい状態であります。ですけれども、聴覚障がいを持たれた方はなかなか外見では判断しづらいということがございます。聴覚障がいの方だけでなく、聞こえの悪い方、それから高齢者の方にも、視覚で危険を察知するためにもこのパトライトは有効だというふうに考えます。まして突然の事態に少ない職員で対応しなければならない、そういう状況を考えても、危険を察知して行動に移すということもこのパトライトがあることによって迅速にできるのではないかというふうに思いますので、ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思います。続いて町民の防災・減災意識向上に自助、共助の周知と心構えが。御答弁にあったとおり、私もそのように感じます。住民の減災意識向上のために、広報の「おとふけ」の掲載だけではなくて、工夫が必要かなというふうに思います。本町には防災のしおりがあります。本町の防災のしおりも、中身をよく見ますと、家族の連絡先、非常時の持ち出し品ですとかハザードマップ等、すばらしい内容が盛り込まれているなというふうに感心をしております。そこでお伺いをいたします。ほかの自治体の防災のしおりですとか防災カード、それから防災手帳などはごらんになったことはおありでしょうか。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

私自身のことだと思います。最近のは、防災のしおりは、ほかの町村のは見ておりません。以上でございます。

再質問 13番 久野由美

本町の防災のしおりも確かにすばらしいと思うんですが、ほかのところも見て参考にされてはいかがかなと思いますので二つほど紹介をさせていただきます。まず一つは神奈川県民防災カード、B5判両面を使って防災用品のチェックリストが記載されております。そのほかには、中身は本町と同じような内容が詰まっているんですが、ここは六つ折りで、持ち歩けるようにレイアウトされた防災カードになっております。また、もう一点は、もう1カ所は、東北大学災害科学国際研究所が監修しました宮城県多賀城市の全国初の防災手帳、これがことし2月に作成されたばかりであります。A6サイズで、本体と別冊の2部構成でできていて、災害発生前、これは事前に自分たちが準備しなければならない、日常から知っておくべき災害に対しての知識ですとか情報ですとか、その備えなどが盛り込まれております。それから、発災直後から10時間まで、それから10時間から100時間までというように被災後の経過時間によって必要な情報が変化することを踏まえて、時系列で何章にもまたがってつづられているというのがこの多賀城市の防災手帳になります。別冊は見開きで地図が載っていたりですとか、今後更新していくということが見込まれるので、差しかえがきくようにというふうにセットでなっております。中身をもっと紹介するといろいろと載っているんですけれども、ぜひこんなほかの町で取り組んでいるものを参考にされてはいかがかなと。ぜひとも一読をしていただきたいというふうに思いますが、その点はいかがお考えでしょうか。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

今御紹介いただきましたけれども、おっしゃるとおり自分の町のものに固執するのではなくて、他の自治体でどんなことをやっているのかというのをいろいろ調べるのは本当に有意義なことだと思います。これらも含めて次の防災のしおりのときに役立てるよう、いろんな情報はとりたいと思っております。以上です。

再質問 13番 久野由美

よろしくお願いをいたします。以前から何度も申し上げておりますけれども、女性職員の配置についてなんですが、現在の職員数を維持するため、構成比率、年代等の問題があり実施できないという御答弁を以前にいただいております。必要な部署に必要な人員を配置する重要性というのを私はもう少し考えていただきたいというふうに思うんですが、帯広市は防災担当の専門職員というのを臨時雇用で採用しております。また、芽室町もことしから元自衛官を防災担当職員として採用しております。必要性があるならば外部の専門性を持った方を採用することも私は必要なんじゃないかなというふうに思うんですが、その点御見解をお伺いいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

先ほど町長からの御答弁の中でも、現在も防災係に女性は配置しておりませんということ、それから、人数については触れませんでしたけれども、現在係長1人、それから他の係との兼務職員1人、それから再任用の短時間職員1人ということで今防災係は業務を行っております。これから、先ほども答弁いたしましたけれども、避難を想定した訓練などいろいろ業務が、これから防災行政が進んでくると、やはり今おっしゃられたような専門的な知識を持った方であるとか人手であるとか必要になってくる場合もあるかと思います。そのときにはそれにできるだけ対応した体制をとって防災行政を進めていきたいと思っております。以上です。

再質問 13番 久野由美

以前にもお話ししたと思うんですけれども、男女共同参画局から出された資料には、「防災に係る意思決定の場における男女共同参画の推進を図るため、防災担当部局の担当職員に、その男女比率を少なくとも庁舎内全体の職員の男女比率に近づけるなど女性職員の採用、登用の促進に取り組むこと」というふうに書かれております。男女共同参画をうたっていながら、取り組むということはまだまだ消極的なのでしょうか。今年度、男女共同参画計画審議委員会が設置されました。庁舎内の男女共同参画の実態のギャップは、この防災課の人員一つとってもいかほどなのかと疑問を持たざるを得ません。女性職員の配置がなされなければ、今後も女性から見た防災ということで私の一般質問の回数がふえるかと思いますが、その点について、今後積極的に女性登用をしていくべきだというふうに思います。それについて再度お考えをお伺いいたします。

答弁 総務部長 宮原達史(総務部長は2015年3月まで)

以前御質問いただいたときにおっしゃっていましたけれども、内閣府から出ている男女共同参画の視点からの防災の指針ということで、今おっしゃられたように、防災の担当する職員も庁舎内の男女の比率に合わせることが望ましいということでお話をいただきました。現在庁舎内、一般行政職では女性の比率が15.7%という数字になっております。先ほど申し上げた係長1人、それから兼務職員1人、これを0.5といたします。それから短時間の再任用職員、これも0.5として合計2人の15.7ということで数字は出てまいりません。ただ、内閣府のこの意向といいますか趣旨、これにつきましては、防災行政に女性の視点を取り入れる、これが目的でありますので、人数ということではなく、音更町のような町、都道府県でもなく大きな市でもない、町ですけれども、そういう人数で体制を組んでやっている中では、専任で女性を1人置くような状況にはないということは、以前の答弁と同じになりますけれども、御理解いただきたいと思います。そんな中で、防災行政に女性の視点を取り入れるということになりますと、他の係、それから地域の方、そういう方々の女性の意見も取り入れた防災行政、そういうものを進めていくしかないのかなと思っております。そっちのほうのやり方で今後も進めていきたいと考えております。以上でございます。

再質問 13番 久野由美

今まで防災・減災について、女性の立場からということでいろいろと要望をさせていただきました。どちらかというと要望というよりも、ほぼ要求だったというふうには感じておりますけれども、今回のマニュアルもそうですが、その都度対応、それから改善をしていただいてきたなというふうには感じております。ですが、要求の数も、今後また女性職員が配置されないとなりますと、まだまだ女性の立場からということで要求の数も多くなっていきますし、全く際限がないぐらい要望は出てくるかというふうに思いますけれども、災害は起きないにこしたことがない、準備したことが全て使用されない、無駄になる、そういうことがあろうと思います。また、そういうことのほうが望ましいというのが防災・減災かというふうに思います。だからといって、これくらいはいいだろうというふうに手は抜けない。災害が起きてからでは遅い。後悔はしたくないとの思いで取り組んでいかなければならないことだというふうに思っております。これからも検証を私なりに続けてまいりますので、その都度要望というよりは要求が強くなります。女性の職員になりかわって私は女性の立場で今後も追及してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。一般質問を終わります。

出典:音更町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる