みんなの議会

羽幌町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月12日

(1)医療体制の現状と今後について/(2)公共施設マネジメント計画について

2024年3月12日、羽幌町議会の一般質問で、阿部和也議員が「医療体制の現状と今後について」「公共施設マネジメント計画について」について質問し、町長 森淳、教育長 濱野孝、社会教育課長 飯作昌巳、財務課長 大平良治が答弁しました。

質問者
阿部和也 議員
答弁者
町長 森淳、教育長 濱野孝、社会教育課長 飯作昌巳、財務課長 大平良治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 3番 阿部和也

私からは、2件質問させていただきます。まず、1件目の医療体制の現状と今後について質問をします。町内の民間医療機関である加藤病院が本年3月31日をもって閉院となります。当医院はこれまで長年にわたり町民に医療サービスを提供してきており、今後については全入院患者、外来患者で希望する場合は留萌記念病院にて入院、受診できるとのことですが、長年通院してきた方々にとっては不安が大きいものと考えます。また、道立羽幌病院は羽幌町を中心とした周辺町村の医療を担うセンター病院ですが、令和5年4月時点で常勤医師が7名でしたが、現在は5名となっており、加藤病院閉院に伴い町内の医師が減少する中で今後の羽幌町の医療体制については懸念するところです。医療機関は地域の暮らしにとって必要不可欠であり、町民の関心も高いことと思われます。そこで、羽幌町の医療体制の現状と今後について町長の考えを伺います。1、加藤病院閉院による影響をどのように捉えているのか。また、閉院に伴い道立羽幌病院とは今後について協議等はしているのか。2、道立羽幌病院の常勤医師確保について、北海道に対して要請活動等は行ったのか。続きまして、2件目、公共施設マネジメント計画について質問します。公共施設マネジメント計画については、施設の老朽化、人口減少や少子高齢化の進展に伴う社会状況の変化や住民ニーズの多様化、そして、厳しい財政状況などを踏まえ計画を策定したことと考えます。今後羽幌町では令和6年度から令和14年度にかけて天売複合施設整備事業10億7,483万円、焼尻小中学校改築事業19億4,000万円、中央公民館旧館建て替え事業18億2,010万円を計画していますが、近年の建築資材等の高騰により計画策定時に試算していた建設費とのずれが生じてきていることと考えます。また、他の施設でも老朽化が進んできており、今後はさらに財政負担が増すことが予想されます。現在公共施設マネジメント計画の改定作業中のことと思われますが、今後は人口の推移や過去の施設利用実績など、地域の現状と将来の財政負担とならないような計画にすべきと考えることから、今後予定されている施設整備事業も含めた公共施設マネジメント計画の考え方について以下の質問をします。1、2月15日開催の文教厚生常任委員会において、焼尻小中学校の整備計画についての説明を受けた。その中で校舎が完成し、運用開始から10年後には小中学校ともに休校となるとのことだった。多額な工事費でもあることから、各委員からも様々な意見があったと認識している。そこで、一つの考え方として学校は建設せずに、1、焼尻の小中学生と保護者に対して住居費や引っ越し準備金などを支援し、羽幌小中学校へ転校。2、児童・生徒がいる間は島内の他の施設を教室として活用するなど、焼尻小中学校改築事業については教育的見地だけではなく将来の財政負担も考慮し、今後検討すべきだと考えるが、どうか。また、整備年度が当初より遅れたことでいろいろと考える時間ができたとのことだが、いつ頃までに方向性を出すのか。2点目、中央公民館旧館建て替え事業については基本設計を終了しているが、当初の計画策定時と比較して建設費が大幅に増加していることと思われる。建設年度も先送りとなったことから、中央公民館建て替え事業については、現在の各部屋の利用状況や今後の各団体会員数などを踏まえて改めて施設面積を見直すべきだと考えるが、どうか。3点目、公共施設マネジメント計画は2017年度から2046年度までの30年間の計画だが、当初の予定どおり進んでいない整備事業もある。今後人口の減少や扶助費の増加などにより計画の後半には財政的にも厳しくなることが予想されるが、計画期間中の投資的経費の平準化を今後どのように図っていくのか。また、近年増加傾向にある建設費の抑制に向けて新たな取組等は検討しているのか。4点目、公共施設マネジメント計画を進めるに当たっては、行政や議会だけではなく、今後高まる住民ニーズの多様化などを踏まえ、町民や施設利用者との合意形成が必要になると思うが、どのように考えているのか。以上です。

答弁 町長 森淳

阿部議員のご質問1件目、医療体制の現状と今後についてお答えいたします。なお、質問2件目の1点目及び2点目につきましては、私の答弁の後、教育長からご答弁申し上げ、3点目及び4点目につきましては再び私から答弁申し上げます。それでは、1件目、医療体制の現状と今後についてお答えいたします。1点目の加藤病院閉院による影響と道立羽幌病院との協議についてでありますが、現状町内唯一の歴史ある民間病院でありますので、町民の皆様にも親しまれていた病院であると認識しているところであります。そのため、いろいろな面で影響は大きいと思っております。しかし、加藤病院の閉院の判断は様々な要因があったと考えられますので、その判断を尊重しておりますが、町といたしましてはその影響を最小限にとどめたいと考え、道立羽幌病院と協議を行い、町の事業につきましてはお引き受けいただける状況となっておりますし、町民の皆様の受診等につきましても問題ないとの回答をいただいているところであります。また、加藤病院におかれましては、外来患者に対しまして閉院による引継ぎ病院を確認し、紹介状をお渡ししていると伺っておりますし、それに対し道立羽幌病院におきましても紹介状に基づいて対応していただけるということを伺っているところです。その他の影響としましては、入院患者の方々が留萌市内の同系列の病院へ移られると伺っておりますが、これにつきましても今後受入れ病院がないという状況は避けられたことに安堵いたしているところであります。現状から1つの病院がなくなることは町全体にとって非常に大きな損失でありますし、影響が皆無ではないと思われますが、でき得る努力をし、今後も影響が最小限になるよう検討し、協議してまいります。2点目の道立羽幌病院の医師確保についての要請活動についてでありますが、昨年8月には議会議員の方々と共に北海道庁の道立病院局地域医療課に要請活動を行ったところであります。10月には道立病院局において管理者及び局長へ、保健福祉部に関しては局長及び地域医療課長に要請を行い、11月及び1月には道立病院局に対して要請を行っております。また、その間道立羽幌病院に対しましても要請を行っているところであります。本町の医療を支えていただいている道立羽幌病院の医師確保は、今回の加藤病院の閉院により一層重要度が増す状況ではありますが、これらの要請活動を行っている中で感じることは道としても道内、道外を問わずいろんな形で努力していただいているということです。町といたしましては、要請と協力という形でしか医師確保に関しては携わることができませんが、今後も機会を捉え、要請活動を行う中で情報交換を行いながら継続してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 濱野孝

続きまして、私から阿部議員のご質問2件目、公共施設マネジメント計画についてお答えいたします。1点目の焼尻小中学校の整備計画についてでありますが、焼尻小中学校につきましては現在利用している校舎の老朽化対策として校舎を改築する方向で検討を進めているところでありますが、質問でのご指摘にもあるとおり改築後の利用期間が短い見込みがあることや、多額の工事費が必要となることは町長部局と共有した中で大きな課題として認識しているところであります。現在はデジタル技術の急速な発展など、その時代背景から教育の形態も多様化しており、今後の教育環境の構築におきましては、地域の実情に応じた様々な可能性を模索していくことが重要なことであると考えております。このことからも本事業を進めていくに当たりましては、教育的見地からの必要性と将来の財政負担の両面を考慮しつつ、議員のご提案の2点の考え方などを含め、これからの焼尻島における教育環境としてどのような姿が理想的なのかについて検討してまいります。また、方向性を出す時期につきましては、国からの耐震対策の要請や、老朽化した現校舎の現状を鑑み、早急に対応する必要があると考えているところですが、検討内容が多様化、複雑化していることや、児童・生徒の保護者、学校関係者、さらには島民の皆様の意見聴取など、業務には一定の期間を要することが見込まれることから、令和7年度中旬をめどに検討を進めてまいりたいと考えております。2点目の中央公民館旧館建て替え事業についてでありますが、本事業は令和4年度に基本設計が終了し、当時のスケジュールとしましては令和7年度に実施設計、8年度から本体工事と進む予定でありましたが、議員ご承知のとおり町全体の公共施設整備の実施時期の調整において3年間先送りしたところであります。また、工事費につきましてもマネジメント計画に記載の金額は、当時の国が示していた各用途別の建物の基準単価に想定面積を乗じて算出したものでありますが、このたびの基本設計で算出した工事費と比較しますと増加しているところであります。このことから、現時点でのスケジュールでは令和10年度に実施設計、11年度から本工事とまだしばらくの期間が空き、現時点での構想が将来にマッチしないことも考えられることから、実施設計を見据えたしかるべき時期に見直しも含めた再検討をする必要があると考えております。

答弁 町長 森淳

続きまして、私から阿部議員のご質問3点目及び4点目につきましてお答えいたします。3点目の投資的経費の平準化と建設費の抑制についてでありますが、計画策定から7年が経過しておりますが、議員のご指摘のとおり様々な要因から計画どおりの進捗とは至っていない状況にあります。今後の計画改定につきましては、人口減少の見通しや施設の利用状況、老朽度の変化等について分析を行い、施設の必要性や適正な施設規模、改修等の緊急度を検討した上で建て替えや大規模改修等の整備区分、優先順位を見直すことにより投資的経費全体の抑制と年度間の平準化を図ってまいりたいと考えております。また、建設費の抑制についてでありますが、建て替えに当たりましては適切な施設規模への見直しを行うことにより建設費の抑制を図ってまいりたいと考えておりますが、新たな取組につきましても他の自治体での事例も参考にし、検討してまいります。4点目の町民や施設利用者との合意形成についてでありますが、議員ご指摘のとおり建て替えや大幅な変更を伴う大規模改修につきましては、行政と議会だけの議論で終わらせることなく、施設利用者や一般町民の方々からも意見を伺った上でよりよい施設整備に向けた検討が必要だと考えております。以上、阿部議員への答弁とさせていただきます。

再質問 3番 阿部和也

それでは、いただきました答弁に沿って再度質問いたします。まず、1点目の医療体制の現状と今後について質問したいと思います。まず、今回このテーマの質問をするに当たって、正直どのような質問ができるかなとは考えて質問しました。加藤病院については民間の病院でありますし、また道立病院は道の所管ですので、町としてどこまで関わることができるのかといった部分を理解しながら質問を通告しました。その上で町側の答弁も十分理解していますが、町民にとってそういった部分理解している方もいらっしゃると思いますが、やはりほとんどの方々が民間の病院、道立病院といったことではなくて地域の医療機関、病院といった一つの大きなくくりとして考えている方が大半だと思います。実際に加藤病院が閉院するとなってから町民の方からも連絡も来ましたし、また道立病院の体制についても心配や不安に思っている方も多いです。そういった町民の気持ちというものも当然理解していただいていると思いますし、また町長のほうにもそういった町民の声も届いているとは思いますが、改めて羽幌町から1つ病院が減ってしまう大きなタイミングだからこそ、今回医療体制の現状と今後について質問しました。それでは、いただきました答弁に沿って再度質問をいたします。まず、1点目の加藤病院閉院による影響をどのように捉えているのか、また閉院に伴い道立羽幌病院とは今後について協議等はしているのかについて答弁いただきましたが、いただいた答弁で加藤病院が担っていた町の事業の部分については理解しました。そこで、今後の協議について質問しますが、これまでも何かあるたびに道のほうに行って道立病院局等とは協議といいますか、意見交換等をしてきたかと思いますが、この羽幌町内の病院が1つになってしまいましたので、今後道立羽幌病院側と協議とまではいかないかもしれないですけれども、やはり定期的に様々な意見交換、情報交換等を行っていくのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 森淳

阿部議員おっしゃるとおり、これまで以上にそういう機会を多く設けたいと考えております。

再質問 3番 阿部和也

分かりました。多く持っていきたいということですので、ぜひともお願いしたいと思いますし、羽幌町には民間の団体でありますけれども、地域医療を守る会、折り鶴を通じてそういった意見交換、情報交換という場もありますので、そういった中で少しでも町民の声を全て届ける、変えるというのはなかなか難しいところもありますけれども、地域の実情というのをぜひ伝えていただきたいと思います。次に、2点目の道立羽幌病院の常勤医師確保について北海道に対して要請活動等は行ったのかについての答弁いただきましたが、昨年の8月に私も町長と一緒に村田議長、平山副議長、磯野議員と表敬訪問という形で行っていますし、その後も町長も要請を行っているということは伺ってはいました。今後も継続していくと答弁いただいていますので、1点だけ質問しますが、今後は羽幌町だけではなく、道立病院という位置づけとしてはやっぱり周辺町村の医療を担うセンター病院ですので、近隣町村とも、もしかしたら既に行っているかもしれませんが、広域での連携した形で北海道に対して要請活動や情報交換等を行っていく必要もあるのかなとは思いますが、この質問に対して現時点での町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 森淳

コロナ禍という影響もありまして、ここ最近は中部3町村で要請活動は行っておりません。ただ、その最後の段階で、当時苫前町長の森町長の時代ですけれども、これについては3町村合同で動く必要があるだろうということで、中部振興協議会という議長も含めた組織がありますので、今後開かれる際には私から提案してそういう動きをするようなことを要請してみたいと思っております。

再質問 3番 阿部和也

ぜひ近隣町村からも道立病院にかかっている患者さんも多いと聞いていますので、そういった部分今後連携していただきながら要請活動等を行っていただきたいと思います。これで1件目のもう最後にしますけれども、午前中の町長からの町政執行方針の中で医療体制の充実についても述べられていましたし、羽幌町には地域医療を守る条例もありますので、今後も町民が安心できる医療体制を維持していただけることをお願いしてこの1件目を終了したいと思います。町長からもしそれに対してあれば、お願いします。

答弁 町長 森淳

答弁にも書いているとおり、非常に道立病院側も道庁、それから現場も非常に前向きに検討していただきまして、ここには書き切れなかったのですけれども、具体的には増員に向けた形で動きたいということでありました。その結果について答弁書の段階では明確ではなかったのですけれども、今回羽幌町の広報のほうにドクターのカルテというようなコラムがありまして、その中で明確にうたっておりますが、4月から増員の方向でいけるという返事もいただいていますので、こういう機会、せっかく阿部議員から質問をいただいたので、私から、報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。

再質問 3番 阿部和也

今町長のほうからも4月から増員ということで、町民の皆様も本当に安心していただけるのかなと思いますので、今後も引き続き様々な形での要請活動等、また医療体制をしっかりと守っていただくことを期待して2件目のほうに行きたいと思います。それでは、2件目の公共施設マネジメント計画について再度質問いたします。まず、1点目の焼尻小中学校改築事業について質問しますが、いただいた答弁では本当に大きな課題として認識しているとのことでした。本当に簡単に解決できる課題ではないとは思います。今後の方向性については、令和7年度中旬をめどにといった答弁でしたし、検討内容が多様化、複雑化しているとの答弁もありました。そこで質問しますが、もしかしたら繰り返しの答弁になってしまうかもしれませんけれども、羽幌町は離島を抱えているといった状況もありますので、今回2点提案しましたが、関係機関、あと国や北海道などからアドバイスをいただいたり、場合によっては他の自治体の事例を参考にしたり、そういった先進事例等がなければ羽幌町が先進事例となるようなこともやはり今後考えていく時期に来ているのではないかなと思いますが、この質問に対しての現時点の考えお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 濱野孝

阿部議員にお答えをいたします。詳しく北海道教育委員会とかには、まだご相談はしてございません。当初の計画どおりというふうな形では今いっております。ただ、今後道教委のほうといろんな学校の在り方というのは、議員2つほど提案していただきましたけれども、いろんな形がもっとたくさんあるのではないかというふうに思っています。道教委なんかとも連携を密にしながらやっていきたいと思っております。

再質問 3番 阿部和也

ぜひ道教委のほうとも連携を密にしながらということで、いただいた答弁の中にもありましたけれども、教育的な考え方というのも十分分かりますし、また本当に今後の財政という部分も心配にはなりますので、もちろんこの焼尻だけではなくて、こういった人口が減少する自治体としてやはり今後いろいろと考える必要があるのではないかなと思いますので、今後また別の機会で議論したいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に、2点目の中央公民館旧館建て替え事業について質問しますが、いただいた答弁は理解しましたので、あえてこの場でここの面積を減らしたほうがいいだとか、こういった施設にしてほしいといった質問を今回したくはありませんので、1点確認として質問しますが、利用団体等からのアンケートについては以前やられたと思いますが、これについてはかなり前のことだったと思いますので、そこで質問しますが、アンケートを取ったときよりも利用者数、旧館の部分の、どうなっているのかと、今後改めてアンケート等を実施するのかお聞きしたいと思います。

答弁 社会教育課長 飯作昌巳(社会教育課長は2024年3月まで)

お答えをいたします。議員今言われましたアンケートにつきましては、平成28年度に実施をしたということで、ちょっと時間はたっておりますけれども、そのアンケートの内容を基に今回の基本設計の基礎となっているものでございます。それで、具体的な利用者数の変遷の数字というのは今持ち合わせておりませんけれども、当時から比較しますと緩やかではありますが、人口減少に伴って利用人数についても下がってきているのかなというふうに思っております。あと、またこれからの部分ですけれども、最初の教育長の答弁にもありますけれども、やっぱり具体的な今の計画でいきますと、新しい施設の完成というのがまだ先になりますので、当然その状況に見合った施設ということも考えなければなりませんので、またどういう形になるか分かりませんけれども、町民の声、町の声というのを聞きながら進めていかなければならないのかなと、こういうふうに考えております。

再質問 3番 阿部和也

今後の進め方については、また4点目のほうでちょっと関連して質問していきたいと思いますので、お願いいたします。1点目、2点目の焼尻小中学校改築事業、そして中央公民館旧館建て替え事業の2点の質問については、担当委員会の委員長ですので、本来自分がすべき質問なのか正直悩みました。先ほども言いましたけれども、教育の分野としての施設整備についての考え方も十分理解していますが、やはり将来の羽幌町の財政的な負担等、それによって住民サービスが低下してしまうのでないかといった心配にもなっていましたので、早めの問題提起という形で今回質問しました。今後改めて常任委員会等のほうで議論深めていけたらと思いますし、また何か動きがあれば委員会のほうで報告していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。3点目のほうに移りますけれども、投資的経費の平準化と建設費の抑制について質問します。投資的経費全体の抑制と平準化を図るといった答弁をいただきました。そもそもがこの計画30年といった長期間の計画にもなりますので、当然計画期間中に、答弁にも触れられていましたが、当初建て替えや大規模改修だったものが必要性がなければ解体という場合もあると思います。それによって多少財源の確保もできるのかなとも思いますが、当初この計画策定時、建て替え、大規模改修、除却、30年間で使える一般財源でいくと88億円を目標とした計画だったと思いますが、そこで質問しますが、まず平準化を図っていく上で基本的な部分として現在いろんな状況、資材等も高騰している中で本当に88億円に収めることができるのか、それともオーバーしてしまう状況なのか、また何が何でも88億円に収めるのか、そもそも88億円といった数字自体の変更も考えられるのか、まずこの1点お聞きして次の質問に移りたいと思いますので、答弁をお願いいたします。

答弁 町長 森淳

基本的なことについては、答弁書に書いてあるとおりであります。今の質問についても確実なものということは答えられませんけれども、現段階で財政当局で押さえている数字を基にできる限りの答弁を財務課長からさせたいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 財務課長 大平良治(財務課長は2024年3月まで)

お答えいたします。まず、計画当初のときに使える財源88億円で、30年で必要なものを終わらせますという形で計画はつくったと思うのですけれども、実際最初に動いた段階から、やはりどうしてもその計画段階の建築コストと実際の金額と大分乖離が出ております。そういった面もありますので、何が何でもその当初計画した金額で収めるですとか、そういう形にはまずならないのではないかというふうに思っております。ただ、最初の町長からの答弁にもありましたけれども、まずは計画策定から7年、ここから見直しかけると10年近くたちますので、先ほど阿部議員からもありましたけれども、そもそもがその計画上建て替えとなっていたものが本当にそこまでが必要なのか、大規模改修となったのもそこまでが要るのかですとか、そういった部分を一旦フラットにしてもう一度見直し、全体的なスタートラインから見直しをかけて、まずは本当に必要なもの、急ぐものから対応することをまず考えたいと思っております。金額的なものにつきましては、そこを進める間に当然見直しを一緒にかけながら進んでいくものと思っております。

再質問 3番 阿部和也

今財務課長のほうからの答弁で88億というものになかなかならないのではないかといった部分で、そういったのも含めてフラットにした状況で見直すということでしたので、その88億といった数字もそうですけれども、年間の部分でいくと、一般財源ベースでいくと2億9,000万円で、当初でいけばそれでいっていたのでしょうけれども、先に先にと年度がどんどん、どんどんいくと、当然全体のその財政の中でもやはりそこの割合というのが大きくなってしまうと、本当に先ほども見ましたけれども、いろんな部分に影響してしまうのかなとも思いますので、そういった部分も含めて今後見直すのかどうなのかお聞きしたいと思います。

答弁 財務課長 大平良治(財務課長は2024年3月まで)

お答えいたします。今阿部議員おっしゃられるとおり、どうしても公共施設マネジメント、施設の改修だけで物事進めてしまいますと、ほかの部分にかなり影響が出てくると思います。どうしても住民サービスのほうに回さなければならない予算というのは必ずありますので、そちらのほうをまずメインに考えながら、あと施設のほうについても危険なものについては残すわけにはいきませんので、その辺は優先順位があると思いますので、全体的なものを見ながら、あとは本当に必要なものに特化した形で進んでいくというふうに考えております。

再質問 3番 阿部和也

分かりました。当然計画が見直ししてできた段階ではまた教えていただきたいと思いますので、お願いいたします。これで3点目のほうを終了しまして、次に4点目のほうに移りますけれども、4点目の町民や施設利用者との合意形成についてですが、1点目、2点目、3点目にも通じると思い、今回あえてこの合意形成について質問しました。なぜ今回質問したかといいますと、平成29年に文教厚生常任委員会の道外視察、当時文教の委員でしたので、その道外視察である自治体の市民図書館を視察しました。担当の方とも話をしまして、図書館の建設に当たっては、住民も交えて様々な意見を出し合って施設を造ったとおっしゃっていました。そのときに私も質問をさせていただいて、住民の意見を全て取り入れるとなると建設費がすごいことになると思うのですが、どのように進めたのですかといった感じで聞いたところ、本当にそこが一番苦労したとおっしゃっていました。ただ、財政状況等も理解してもらいながら、むしろ住民のほうからこういったところ要らないのではないかといった提案をしていただきながら予定どおりの金額で建設できたとのことで、当時羽幌町でも公共施設マネジメント計画が策定されたばかりだったこともあって、本当に今でもそのときのやり取りというものが印象に残っています。ちょっと話長くなってしまいましたが、質問のほうに戻りますが、いただいた答弁については十分理解しましたが、自分としてはそこの部分の合意形成、やっぱり関わっている方は本当に立派な施設を建ててほしい、ただそこの財政的な部分というのはなかなか伝わりづらい部分もあると思いますので、そこで質問ですけれども、今後、先ほど公民館の件もそうでしたけれども、町民との合意形成については既にもう行っている部分もあるかもしれませんけれども、ある程度本当に客観的なデータに基づき伝えられる部分も必要だと思います。人口であったり、財政もこの先どうなってしまうのか、そういったデータも使いながら、それによって町民や施設利用者も冷静にその施設更新事業について考える機会にもなると思いますので、改めてこの考えに対して答弁いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 森淳

阿部議員の視察には、私は委員会違って行っていませんけれども、まさにほかの機会でもやはり先進的なところ、それから改めて新しいことをやった、そういう視点を持って住民形成を取るというのが一つの流れになっていた頃の始まりかなと思っております。羽幌町に関しても様々な努力はしていたと思うのですが、どちらかというとその施設利用者の、要するに自分たちが使っているものに対しての希望を取って、それにとっての話合いという傾向がありましたけれども、これからは先ほどの答弁にもあったようにいろんな要素で財政的な問題、それから物価の上昇、一番大きいのは賃金の上昇もそうですけれども、工期の延長化みたいなことも今後考えられる状況になっておりますので、工期延長イコールコストの上昇にもつながります。今までの一般的な感覚をもう一回捨てないと駄目なぐらい、恐らく同じような建物を建てても工事費全体がかかってくるということになると思いますので、阿部議員の提案というふうに受け止めまして、今後町民との話合い、利用者との話合いの中にはそういう観点をきちっとできるだけ分かりやすく織り込みながら進めてまいりたいと思います。

再質問 3番 阿部和也

これで最後にしますけれども、本当に合意形成の部分、今町民や施設利用者という話もしましたけれども、行政は行政の中での合意形成、要は担当している部署はやっぱりいいものを建てたい、いいものにしたいというのもありますし、行政と議会とのときというのは、議会もそれぞれのバックボーンとか言ったらあれですけれども、ありますので、当然できるだけ住民の声をしっかりと取り入れたいという部分もあります。ただ、やはり本当に意外と町民のほうがしっかりと分かってくれる部分もあると思いますので、町長のほうからも提案を取り入れてという答弁もありましたので、ぜひともいい形で住民との合意形成、または役場内部、議会との合意形成という部分で図っていっていただきたいと思います。今回、公共施設マネジメント計画ってただ施設を建て替えるだけではなくて、羽幌町の将来の人口であったり、財政で、焼尻もそうですけれども、本当にこの先どうなるのか分からない状況でなかなか難しい部分もあると思いますが、やはり一つ一つ課題をクリアすることによってまた羽幌町としてもいい町になっていくと思いますので、ぜひとも今後また何かあれば質問させていただくと思いますし、相談すると思いますので、お願いをいたしまして、私の質問はこれで終了いたします。

出典:羽幌町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる