音更町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月13日
TPP・農政改革と本町での農業振興について
2013年12月13日、音更町議会の一般質問で、山川秀正議員が「TPP・農政改革と本町での農業振興について」質問し、町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸、農政課長 福地隆が答弁しました。
- 質問者
- 山川秀正 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸、農政課長 福地隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 山川秀正
おはようございます。通告に従いまして質問を行いたいと思います。TPP・農政改革と本町での農業振興についてであります。7月23日、日本政府がTPP交渉に参加、その後、閣僚会議や主席交渉官会合、日米並行協議など、年内合意をめぐって会合が断続的に行われております。農林水産分野では、重要5項目の関税撤廃を求められており、政府が、5項目、586品目の中から譲る品目を検討している状況にあります。これは、聖域が確保できないと判断した場合は脱退も辞さないものとするとした衆参両院の農水委員会決議や安倍首相の選挙公約に反するもので、交渉から即時撤退こそ国益を守る道であります。さらに政府は、11月26日、首相官邸で、農林水産業・地域の活力創造本部(本部長・安倍晋三首相)会議を開き、米の生産調整や転作を促す補助金、日本型直接支払、経営所得安定対策などの見直しを決定いたしました。来年度は予算措置で実施を行い、通常国会に法案を提案、2015年度に向け法制化するとされております。これらは本町農業の盛衰に大きな影響を与えます。本町の農業を守り、発展する立場から、次の項目について御回答をお願いいたします。一つ、TPPからの即時撤退こそ本町農業の振興につながると考えます。政府・与党に即時撤退の働きかけを求めたいと思います。二つ、日本型直接支払、経営所得安定対策等政策の見直しの概要を明らかにされたい。三つ、諸政策の見直しによる本町や農家への影響について。一つ、米の直接支払交付金、二つ、日本型直接支払と自治体の負担について、三つ、経営所得安定対策について。大きな4番目といたしまして、本町独自の支援策と農業の将来ビジョンについてお伺いをしたいと思います。以上、御答弁よろしくお願いを申し上げます。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
TPP農政改革と本町での農業振興についての御質問にお答えいたします。初めに、本町農業の振興のためTPPからの即時撤退を政府与党に働きかけをとの御質問についてでありますが、TPP、環太平洋パートナーシップ協定につきましては、本町の基幹産業である農業に壊滅的な打撃を与え、地域経済の崩壊が懸念されることから、これまでも、TPPへの参加に反対する懸垂幕の設置や町民を対象とした講演会の実施、広報に特集記事を掲載するなど町民へのアピールや情報提供に努めており、さらには、十勝町村会が呼びかけ人となり設立したTPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会議の主催により、オール十勝で危機感を共有し、大規模な反対集会や統一行動を実施してきたところであります。今月7日から4日間、シンガポールで開催された閣僚会合が終了いたしました。年内妥結に向けての山場とされていたことから、重大な関心を持って推移を見守っておりましたが、妥結には至らず、来年1月に再び閣僚会合が開かれるとのことであります。共同声明では、主要な残された課題の大部分について着地点を特定したと明記されましたが、その内容等につきましては、交渉参加に際し機密保持契約に署名していることから、現段階においても明らかになっていない状況であります。また、お話のとおり、重要5品目のタリフラインと言われる関税分類上の細目586品目について、本年10月に検証がなされたとの報道もありましたが、その結果も公表されておらず、どのような検討がなされたのか、不安な状況であります。本年4月、衆参両院の農林水産委員会において、環太平洋パートナーシップ協定交渉参加に関する決議の中で、交渉に当たっては、2国間交渉等にも留意しつつ、自然的・地理的条件に制約される農林水産分野の重要5品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は脱退も辞さないものとすることとする事項が採決されていることは大変重く、交渉においては当然遵守されなければならないものと考えております。去る11月20日開催の全国町村長大会において、国会における決議等を踏まえ、国民との約束を守るよう、農林水産分野の重要5品目などの聖域確保に万全を期すこととした重点要望を決議し、全国の町村長が一丸となって国への働きかけを行っているところであり、今後も交渉の進展や国内情勢を注視し、関係する機関・団体と連携しながら時機を逸することなく対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、日本型直接支払、経営所得安定対策等政策見直しの概要と諸政策の見直しによる本町や農家への影響に関する御質問については、関連がありますので一括してお答えいたします。日本型直接支払につきましては、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮をするため、地域内の農業者が共同で取り組む地域活動を支援する制度として創設されるもので、二本立てとなっております。一つは、新設される農地維持支払であり、これにつきましては、市町村と協定を結んだ農業者等で構成される活動組織が、農地を農地として維持していくために行う農地、水路等の基礎的保全活動などの地域活動を支援するもので、北海道における10アール当たりの単価は、水田が2,300円、畑が千円、草地が130円となっております。もう一つは、現行の農地・水保全管理支払を組みかえた資源向上支払であります。これにつきましては、地域住民を含む活動組織が行う農業生産資源や農村環境の質的向上を図る活動など多面的機能の増進に寄与する活動を支援するもので、北海道における10アール当たりの単価は、水田が1,920円、畑が480円、草地が120円となっております。農地・水保全管理支払につきましては、本町には現在、農家と地域住民を含めた活動組織が29組織あり、面積は1万6,977ヘクタールとなっております。その活動に対する支援は、農地、水路等の基礎的な保全管理と農村環境の保全活動に対する共同活動及び農地周りの水路、農道等の長寿命化と水質、土壌等の高度な保全活動に対する向上活動の二つがあり、町内の活動組織は全て共同活動を実施しております。10アール当たりの単価につきましては、平成24年度に採択され活動組織は、水田が3,400円、畑が1,200円、草地が200円となっておりますが、5年以上の継続地区に対しては、さきの単価の75%を適用しており、その負担区分は、国が50%、北海道が25%、そして町が25%となっております。今後、農地・水保全管理支払の活動組織がどのような形で日本型直接支払へ移行するのか、町との協定は新たに行うのかなどは明らかになっておりません。また、単価につきましては、国と北海道と町を合わせたものでありますが、その負担区分につきましても明らかにはなっていないところであります。なお、平成26年度は予算措置として実施され、平成27年度からは法律に基づく措置として実施されるとお聞きしておりますが、現在これ以上の情報がありませんので、詳細な内容が判明し次第、各活動組織と協議を行ってまいりたいと考えております。次に、経営所得安定対策の見直しの概要につきましては、先ほど御答弁申し上げました日本型直接支払が多面的機能など農地を農地として維持する地域政策としているのに対し、経営所得安定対策については産業政策と位置づけ、農業生産を支援するものとしております。まず、米の政策についてですが、これまで国が主食用米の生産数量目標を都道府県に配分してきた生産調整について、定着状況を見ながら、5年後を目途に、国が策定する需給見通し等を踏まえつつ、生産者や集荷業者・団体が中心となって円滑に需要に応じた生産が行われる状況になるよう取り組むとされ、事実上30年産から生産調整を廃止する方針が示されました。これに伴い、主食用米の作付に対し交付されてきた米の直接支払交付金が廃止となりますが、激変緩和措置として、これまでの10アール当たり1万5千円を26年産以降は7,500円に削減した上で、29年産までの時限措置として、30年産からは廃止となります。水田活用の直接支払交付金につきましては、麦、大豆、飼料作物の交付単価は現行どおりであり、飼料用米、米粉用米については、これまで10アール当たり8万円の面積払でありましたが、収量に応じて交付金が増減する数量払を導入し、上限が10アール当たり10万5千円、下限が5万5千円となります。また、ソバ、菜種につきましては、これまでの産地資金が拡充される(仮称)産地交付金からの交付に変更となります。畑作物に対する支援である畑作物の直接支払交付金につきましては、数量払の交付単価が見直しとなり、作物ごとの平均交付単価は、小麦については60キログラム当たり現行6,360円から6,320円へ40円の減となり、パン・中華麺用小麦への60キログラム当たり2,550円の加算につきましては継続となります。大豆は、60キログラム当たり現行1万1,310円から1万1,660円へ350円の増、また、近年高温などの影響で平均糖度が基準を下回ることが多く、作付や生産量が減少していたてん菜については、基準糖度を現行17.1度から16.3度に引き下げ、交付単価は1トン当たり現行6,410円から7,260円へ850円の増となります。でん粉原料用バレイショについては、基準でん粉含有率を現行18.0%から19.5%に引き上げ、交付単価は1トン当たり現行1万1,600円から1万2,840円へ1,240円の増、ソバは45キログラム当たり現行1万5,200円から1万3,030円へ2,170円の減、菜種は60キログラム当たり現行8,470円から9,640円へ1,170円の増となっております。営農継続支払では、ソバの交付単価が10アール当たり2万円から1万3千円へ7千円の減となっているほかは変更ありません。また、当年産の販売価格が標準的な販売価格を下回った場合にその差額を補填する米価変動補填交付金につきましては、26年産から廃止となります。次に、米の直接支払交付金の見直しによる影響についてでありますが、交付金の削減による本町への影響につきましては、主食用米の作付面積が同じと仮定した場合、25年産で74万7千円交付されていたものが26年産では37万3,500円となり、50%の減となります。なお、飼料用米や米粉用米等への転換につきましては、近日中に北海道から本町に配分される主食用米の生産数量目標を受けての検討となることから、現時点では未定であります。次に、経営所得安定対策の影響についてでありますが、米の直接支払交付金を除く本町への影響につきましては、畑作物の直接支払交付金のうち、数量、品質に応じて支払われる数量払につきまして、数量や交付実績が確定している24年産のデータをもとに、品質等を考慮しないで、単純に国が示す平均交付単価で本町の影響額を試算しますと、小麦は約2,870万円の減、大豆は約1,780万円の増、てん菜は約1億4,850万円の増、でん粉原料用バレイショは約1,410万円の増、ソバは約590万円の減、菜種は約260万円の増となり、対象6品目の合計では約1億4,840万円の増となります。金額以外の影響といたしましては、交付単価の増減により品目ごとの作付面積が大きく増減することも想定され、近年作付面積の減少が続いていたてん菜については、基準糖度や交付単価の見直しにより作付面積がふえることが期待されるところであります。また、10アール当たり2万円が交付される営農継続支払につきましては、先ほども申し上げましたが、ソバの交付単価が10アール当たり1万3千円と7千円の減となりますが、数量払の内数での交付であるため、生産量が大幅に減少しない限り、基本的には影響がないものと考えております。水田活用の直接支払交付金につきましては、麦、大豆に関しては大きな影響はないものと思われますが、地域の裁量に委ねられた戦略的な交付金とされる産地資金を拡充した(仮称)産地交付金に関しては、詳細な情報がないため、その影響についても現時点では不明であります。本町では、これまで、戦略作物とされる小麦や大豆などの作物以外についても、産地資金の活用により地域振興作物として一定の額を確保し、輪作体系維持のために作物間の金額差を最小限に保つよう単価設定に努めてきたところであり、来年度以降についても同じように配分があるのか、今後の動きを注視しているところであります。米価変動補填金の廃止の影響についてですが、25年産の交付の有無や単価については、来年5月ごろに決定となるため考慮はできませんが、23年産と24年産については交付実績がなかった状況でありますので、単純な金額だけの比較においては影響は少ないものと考えております。最後に、本町独自の支援策と将来ビジョンについてでありますが、今回明らかになりました攻めの農林水産業のための農政の改革方向では、米政策及び経営所得安定対策の見直し、多面的機能支払の創設、食の安全と消費者の信頼の確保、6次産業化の推進などが示されております。この中で、本町農業に最も大きく影響する経営所得安定対策の見直しにつきましては、畑作物の直接支払交付金で若干のマイナス要因はあるものの、おおむね現対策よりも交付金の単価が引き上げられ、農業経営の安定化にはプラス要因になるものと考えております。また、品質と収量により交付金が増減する数量払が継続となるため、基盤整備や輪作体系の維持がこれまで同様重要になるものと思っております。本町におきましては、従来から基盤整備を重視し、これを推進してまいりましたが、今後におきましても、輪作体型を守りながら高品質な食糧生産を効率的に行うため圃場整備等の条件づくりを進め、安定的な農業経営を実現し、農業生産力を維持していくことができるよう支援を行ってまいりたいと考えております。ただ、今回の農政改革が本町の農業経営に与える直接的な影響は少ないと思われるものの、米政策の大転換により、他産地における今後の転作において、麦や大豆といった本町の主要作物と競合することも予想され、価格の下落が懸念されるなど将来に不安要素もあることから、今後の動向を注意深く見守っていく必要があると考えております。農業従事者など担い手の高齢化が全国的に深刻な問題となっておりますが、本町におきましても農業者の高齢化が着実に進んでおり、将来にわたる農業と農村地域コミュニティーの維持・発展のためには、新規就農者など担い手確保対策について早急に検討を進める必要があると考えており、また、近年、農作業に係る補助労働力の不足により播種や収穫・選別作業等に支障を来している現状にあるともお聞きしておりますので、あわせて労働力確保対策を関係機関団体と連携し、検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 7番 山川秀正
それでは、再質問をさせていただきたいと思います。まずTPPの問題、実はこれは9月議会でも取り上げさせていただいております。年内合意、年内決着ということが一つの目標として進んできたわけですけれども、そこがかなわなかった。これは、オール十勝での頑張り、オール北海道の頑張り等々、やっぱり国民の皆さんのTPPに対する問題意識がそういう状況もつくったというふうに思ってはいるんですけれども、この部分でぜひお聞きをしたいのは、先ほどの答弁にもありましたけれども、今後も引き続きということが触れられておりますので、そういった点では今後も同じスタンスで進んでいただける、音更町の基幹産業、農業を守るだけでなくて、地域社会、地域経済を守るという視点は今後も引き続きというふうに御答弁を聞いて安心をしましたけれども、そういう状況の中で、機を失うことなくというような話もありましたけれども、来年の1月にまた閣僚会議がというようなことも触れられておりました。こういうことに対してといいますか、一定やっぱり全体の受けとめ等々も若干トーンダウンしている、そんな状況もあるんでないかというふうに私は懸念をしているんですけれども、そういった点で、十勝での30団体集まった組織での今後の、例えば、春、雪解けまでにぜひこういうことももう一回やりたいんだとか、音更町内では今後こういうこともまた取り組んで、町民の皆さんと一緒にTPPを押し返すために取り組んでいくんだという、そういう具体的な部分がありましたら、ぜひその点についてだけこの部分ではお聞きをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今、山川議員のほうからTPPに関しまして、せんだって行われましたシンガポールでは年内妥結がかなわなかったということでありまして、まずは、このTPP問題に関しまして、町としても反対という意思表示をしていたところであり、一安心ということではありませんけれども、まず一つの山場を越えた部分があるのかなという部分でございます。ただ、楽観視しているわけではございません。1月に再度閣僚会議を開催するという情報でもございますので、その中で、今、議員がおっしゃったように、町としてまた新たな行動を起こすべきでないかというようなことでございますけれども、町としては、反対という立場は、これは変わっているわけではございませんし、ただ、この問題につきましては、今、相当高いレベルでの協議となっておりますので、行動といたしましては、今後また関係農業団体、また、町村会等々とも連携を図りながら、そういう動きがあればそういう活動に乗っていきたいという部分もありますし、また機会がありましたら、そういう関係機関にいろんな部分の要請活動等も継続して行っていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
再質問 7番 山川秀正
ぜひ機会があったらというよりも、ぜひ機会をつくっていただきたいということもお願いをしておきたいと思います。それで、2番目の日本型直接支払等々、農政改革の見直し、そういう部分で、一つ、まず触れられなかった部分、農地の中間管理機構の問題が、これも今回の農政改革で出てきた問題、12月5日に国会も通ったということでございますけれども、この農地の中間管理機構、今、都道府県単位にそれぞれ、北海道でいえば農地開発公社があるわけですけれども、そこがそういう役割を担うんでないかというような報道もされていますけれども、この農地中間管理機構がどんな役割を果たすのか、それぞれ町村、音更にもある農業委員会とのかかわりがどんなふうに推移していくかということが非常に不安視されていると思うんですけれども、その点について御答弁をお願いしたいと思います。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今御質問にあります農地の中間管理機構の部分でございます。現状といたしましては、その全体像については、確たる情報はまだ私ども持ってございません。当然、従前でありましたら、大きくは農業公社、町でいけば農業委員会等々があり、農地の流動等々、その業務に携わっていただいたわけでございますけれども、今後、その部分について、どういう、農地集積バンクという部分が業務を行っていくのか、また、今既存にあります農業委員会とのかかわりについて、どういう形になっていくのかという部分につきましては、まだ、これから確たる情報を収集しながら詰めていきたい、考えていきたいという部分がございまして、まことに申しわけございませんけれども、その部分についての確たる、まだこうなりますというところまでは御答弁できませんので、その辺について御理解賜りたいと存じます。
再質問 7番 山川秀正
法案が通ったばかりで詳細がわからない、そういう状況で、今後の対応についてはこれからということなんですけれども、その部分で、もう一つ心配しているのは、実はそれぞれの町村、一つの人・農地プラン、これも立てているんですけれども、そことの整合性というあたりも私は出てくるんでないかというふうに思っております。それで、先日も農業委員の研修会で、北海道農業会議の部長さんが来て説明されておりましたけれども、当初の中間管理機構の役割と現実的に今進もうとしている部分では大分トーンダウンしている、そういう部分での懸念、心配材料についても報告もされていたんですけれども、そういった点では、ぜひ、そういった既にある人・農地プラン、せっかく苦労して立てたものが、今回のこういう中間管理機構、報道によりますと、優良、借り手があらわれそうな農地については引き受けるけれども、余り条件のよくない農地については引き受けをお断りする、もし、たとえ引き受けたとしても、何年間か塩漬け、借り手があらわれなかったら、その農地については返上をして、また地元の農業委員会にお願いをする、このような報道もされておりますし、そういう懸念も非常に大きな部分としてあるのは事実でございますから、ぜひ早急に情報を把握していただいて、今後の機敏な対応を求めておきたいと思います。それで、今回の農政改革の中でもう一つは、農水省から出ている資料によりますと、今回の農政改革全般を通して、当然日本全体でということみたいなんですけれども、13%所得がふえる、このような試算が農水省のホームページにも載っておりますし、そういう資料も出回っているといいますか、そういう資料も実際にそれぞれの説明会等々の中で配付されているんですけれども、先ほどの答弁の中で経営所得安定対策については若干音更でもふえるんでないかというお話はありましたけれども、全体としてそういう状況になるという点での評価、それから、音更、本町においては全体の13%所得がふえるなんていう可能性が出てくるのかどうか、この点については検討されているでしょうか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
現状の国の農政政策の今回の部分で、確かに13%農業所得がふえるという、これは全体論としての部分で、音更町にそのまま13%がはめ込めるかどうかというところまで細かい詳細を今私どもで計算しているわけではございませんけれども、先ほども答弁させていただいたとおり、今回の畑の直接支払交付金等につきましても、現状、24年度産の収量等々から試算いたしますと、若干音更町におきましては個々の農家さんに交付される金額が増額方向に動いているというようなことで今捉えております。この辺につきましては、今後詳細な部分が明らかになってくれば、どの程度音更町の農業に対しプラスがあるのかということは検証してまいりたいと思いますけれども、全体的な部分につきましては、水田の水張り面積をそう大きく抱えていない町ということもありまして、本町農業におきましては、プラス要因で動くのは間違いないのかなというふうに捉えているところでございます。
再質問 7番 山川秀正
その13%が、全体としてということなんですけれども、実はその13%の重きの部分といいますか、そこに重きが置かれている部分というのは、日本型直接支払、ここが一定創設されたと。それから、従来行っている農地・水環境保全支払、これが資源向上支払にとってかわるということでそういう試算が出ているようでございますけれども、この部分でぜひこれから国に対してもただしてほしいなというふうに率直に思っている部分は、先ほど北海道での数値については御答弁いただきましたけれども、都府県の数値出ていないから、きっと全体としてはわからないのかと思いますけれども、例えば水田の場合、都府県は農地維持支払3千円、北海道が2,300円、資源向上支払、都府県が2,400円に対して1,920円、まだこれは、水田の部分は余り大きな隔たりはないのかなと思って私も数字を見たんですけれども、これが畑になると、都府県が2千円に対して千円、資源向上支払も、これについては都府県1,440円に対して北海道はわずか480円、草地は、まさしくちょうど半額といいますか、農地維持支払が都府県250円に対して北海道は130円、資源向上支払、都府県240円に対して北海道120円、このようになっておりまして、この北海道と府県の格差、日本型直接支払、資源向上、維持支払、こういう部分で何で差がつくのか、私は大きな疑問を持っているんですけれども、情報として今の段階では入っていないのかもしれないんですけれども、入っていれば、ぜひその情報もお知らせ願いたいと思いますし、こういう部分についてはやっぱり国に対して強力に是正を求めていただきたいというふうに思っているんですけれども、この点についてお伺いをしておきます。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
ただいまの御質問は、日本型直接支払制度の単価の部分でございます。確かに現状、農地・水保全支払のときも都府県と北海道の単価差はございました。まず1点目の、1点目といいますか、何で北海道と本州に差があるのかという部分でございます。これにつきましては、詳細、その単価算出の中身までは公表になってございませんので、直接的には内容についてはわかりませんけれども、ただ、この単価差につきましては、資源を保全する部分で、本州と北海道の農業の形態といいますか、例えば農道の密度、小配水の密度、あと急傾斜地等々、そういう密度等が大きく北海道と本州府県全般として違うという部分がこの単価の差になってきているというようなお話は聞いているところでございます。今、今回この制度が日本型直接支払制度となりまして、農地維持払、資源向上払というような二本立てという形でございます。この部分が、まだ確たる情報ではありませんけれども、私どもも、従前の農地・水保全の協定を結んでいる29地区におきましては、これは組みかえということであれば資源向上支払のみに移ってしまうのかなというところを危惧して、いろんなところと情報交換は、今している状況ではありますけれども、今のところ私たちが、確たるあれではありませんけれども、この片方によるということでなくて、この合算したものの対応に乗れるんでないのかなと。そして、そのままその地区の協定も移行できるんでないのかなというようなお話も若干耳にしている部分があります。これについては、まだ正式な部分ではございませんけれども、多分今回の、先ほど申しました農業所得の13%アップという部分、それがないと、この日本型直接支払の部分につきましては、北海道、特に本町におきましては相当交付単価が落ちるというのは目に見えてきますので、そういうことではないのかなということも今情報として若干収集しながら、中を再度検討といいますか、今後の動向を見きわめたいというようなことで考えているところでございますので、御理解賜りたいと存じます。
再質問 7番 山川秀正
この部分だけ終わらせて、ぜひ、この後議場でひとこともありますので、休憩もお願いをしたいなと思うんですけれども、この日本型直接支払の部分で、今言われている農地維持支払、それから資源向上支払、先ほど答弁にもありましたとおり、農地維持支払は農家だけでいいよというふうに言っているみたいなんですよね。ただ、資源向上支払では、これは従来どおり、地域に住む皆さん参加をしていただいてと。そういう取り組みになりそうだというふうには言われているようでございますけれども、一つだけぜひ確認をしておきたいのは、今の農地・水保全支払の中で、例えば水田とか畑とか草地、これを区別して単価を出しているんですけれども、これは登記上の種目なのか現況主義なのか、この点についてお伺いしたいと思います。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
交付の地目の件でございますけれども、それにつきましては、現在もそうでありますけれども、あくまでも現況地目という形の交付になってございまして、本町におきましては、水田については水張りの面積という形になっています。あと、地目水田であっても、現状畑であれば畑の交付単価という扱いになってございます。休憩(午前10時47分)
再質問 7番 山川秀正
それでは、午前中に続きまして一般質問を続けさせていただきたいと思います。午前中は日本型直接支払の部分の議論で終わりましたので、午後の部分、まず経営所得安定対策、この部分についてお聞きをしたいと思います。先ほど、答弁は相当詳しくしていただきました。皆さんにも現状どういうふうに変わるかはおわかりかと思いますけれども、そういう状況の中で、一つは、私が心配しているのは、まず、ソバが、営農継続支払、それから数量払も大幅に引き下げられた、それとあわせて、数量払の基準といいますか、一つの要件として、農畜産物検査、そういうところでの数量の確認が必要だ。今まではソバも菜種もそういう検査の確認ということは、数量の確認、検査機関での数量確認ということはなかったんですけれども、農水省が出している資料によりますと、そこが要件として追加されているんですけれども、実際の問題として、ソバ、菜種等について検査機関がきちっと整っているのか、それから、そういう体制が収穫までに間に合うような状況になるのかという点では非常に私は大きな不安を持っているんですけれども、まず、そのソバの削減の分と、そういう検査が前提だよという、その部分の変更がされたんですけれども、そこら辺の根拠と、それから、どうしてそういう状況になってきたのかについてお伺いをしたいと思います。わかっている範囲で結構でございますので、よろしくお願いします。
答弁 農政課長 福地隆(農政課長は2016年3月まで)
経営所得安定対策のソバの支払についてでございますけれども、まず、単価が下がったということに関してですが、経営所得安定対策につきましては、販売価格が生産費を恒常的に下回っている作物について、その差額を補填するという制度でございます。数量払の交付単価が減となった理由につきましては、国の調査等によりまして、近年の標準的な生産費と標準的な販売価格の差が縮小したというふうに判断されたものと思われます。生産費が減と判断したのか販売額が増加したと考えたのか、その辺のところについてはわかりませんけれども、そのように推測がされます。営農継続支払につきましては、農地を農地として保全し、営農を継続するために最低限の経費が賄える水準の金額を交付するというものでございますので、国におきまして、ソバが他の作物と比較して再生産に係る経費が低いと判断されたのではないかというふうに、これも推測ですが、思われます。本町におけますソバの作付についてですけれども、国の政策支援が始まる前、直前の年でいいますと、平成22年度で約39ヘクタール、これが、昨年度実績ですけれども、平成24年では約83ヘクタールということで、規模自体は小さいんですけれども、ほぼ倍増しているというような状況でございます。報道の範疇でしかわからないんですけれども、そのような状況でございまして、14年産からにつきましては、未検査品、さらに15年産からは規格外品をそれぞれソバについては交付金の対象から外すというようなことが報道されております。本町におきましては、現在、ソバの品質検査につきましては農協等におけます検査員が実施をしておりまして、町内で生産されたソバ全量のうち、近年ではおおむね10%ぐらいが未検査品または規格外品というふうになってございます。内訳はわからないんですけれども、そんなような状況でございまして、その分の交付金につきまして、14年産、15年産ということで交付金がその分について徐々に減少して、最終的には1割ぐらいのソバに関する交付金が今よりも減少するのではないかというふうに考えられます。特に現場では既に検査等も行っておりますので、その辺についての体制についての問題はないのではないかというふうに思われますが、交付金が対象となる分が約1割、8%、9%というふうに思われますけれども、それぐらい減少するのではないかというふうに推測されます。以上です。
再質問 7番 山川秀正
ソバの部分の答弁あったんですけれども、菜種等についてはそういう検査は、必要といいますか、されているんですか、今の時点では。
答弁 農政課長 福地隆(農政課長は2016年3月まで)
菜種につきましては、現在のところ等級区分等ありませんし、まだ国におきましても、しばらくぶりに作付が出てきた作物ということで、共済等の制度もないというような形の割と新しい作物的な扱いを受けておりますので、現在のところ品質区分に係るような検査等は行われていない状況にあります。
再質問 7番 山川秀正
現在はそういう体制もないというのが率直な現状かと思いますけれども、そこも、収穫が始まる来年の、収穫というのか、刈り取り終わって調製が始まる8月ぐらいまでには当然そういう体制も整備されていく、逆に言えば、整備されるようにぜひ行政のほうからも働きかけていただきたいなというふうに要望しておきたいと思います。それで、先ほどの答弁によりますと、小麦が40円程度下がる、それから、バレイショについてはライマン価18.0の基準が今度19.5まで大幅に引き上がるんですけれども、ちなみに本町での、ここ数年といいますか、至近年次でもいいんですけれども、平均のでん原バレイショのライマン価というのは19.5%に到達しているのか、この点についてお伺いします。
答弁 農政課長 福地隆(農政課長は2016年3月まで)
申しわけございません、その辺の資料については現在持ち合わせておりません。
再質問 7番 山川秀正
資料を持ち合わせていないということなので、これ以上議論にはならないのかと思いますけれども、それであればといいますか、もう一つ基準という部分で言えば、てん菜、ビートが近年17.1の基準糖分まで行かない。そういう状況の中で0.8%下がって16.3%になったということなんですけれども、この16.3という数字、これは農業団体初め多くの皆さんが強く要望していて、現実にそういう対応がされたという点では評価もしたいと思うんですけれども、16.3%という数字は、音更町の平均糖分として、去年あたりは糖分が低かったというふうに言われているんですけれども、ことしも、ここまで来ると一定の水準、報道もされているんですけれども、どうも私が伝え聞くところによると、音更町の場合、そこまでも到達していないのかなというふうに率直に思うんですけれども、この16.3という基準と音更町の平均糖分、ここの部分での比較というのはどうでしょうか。
答弁 農政課長 福地隆(農政課長は2016年3月まで)
今お話しいただきましたとおり、音更町の昨年、それからことしも平均糖度が余り高くないということで、今年度に関しましてはまだ正式な集計出ておりませんけれども、私どものほうで今、途中経過で聞いている部分でいきましても、国が今回示されたパーセンテージよりもまだ1%近く低いぐらいの形の数字を今の状況で聞いておりますので、今回の基準であってもまだ音更町にとっては少し基準が高いかなというような状況ではありますが、ただ、てん菜につきましては収量との掛け合わせになりますので、その辺も見て、実績としてどのようになるかという形のトータルで見ていく必要があるのではないかというふうには思っております。以上です。
再質問 7番 山川秀正
基準ですから、0.8、0.1%につき62円ということですから496円ぐらい、それに価格も上がったという点で先ほど御答弁いただいたような数字になるのかなというふうに思いますけれども、ただ、そこの、とりあえず要望は通ったということは率直に評価もしながら、今後もこの部分については引き続き、やっぱり現状に見合ったといいますか、現状に即した数字に近づくようにぜひ取り組みを求めておきたいなというふうに思います。あと、経営所得安定対策の中でもう一つ、今までは、品目横断対策がスタートしたときには、北海道10ヘクタール、本州府県4ヘクタールという縛りがございました。戸別所得補償になってそこの縛りがなくなって、全農家対象ということだったんですけれども、今度の経営所得安定対策、当面、今活字になってあらわれてきているのは、認定農業者、集落営農、それから認定就農者ということが活字になってあらわれているんですけれども、今本町で農業をやっている方で、方でというか、農業をやっている戸数とあわせて、認定農業者、そのうち認定を受けていない農業者がどのぐらいいらっしゃるのか、その点についてお伺いをしたいと思います。
答弁 農政課長 福地隆(農政課長は2016年3月まで)
まず、本町におけます農家戸数なんですけれども、つい先日、12月の6日なんですけれども、町のホームページのほうで公表させていただいております、速報値というのを出させていただいておりますが、この中で694戸ということで、25年6月1日現在ということで出させていただいております。そのうち、認定農業者につきましては、今年度の初めの数字になりますけれども、657戸ということでありまして、差し引き37戸ですか、の方が入られていないという形になります。以上です。
再質問 7番 山川秀正
37戸が認定農業者でないということなんですけれども、この37戸、本人が希望すれば、以前にも、実は品目横断対策が始まるときにも議論したことあるんですけれども、本町の場合、農業経営をやるという意欲のある方は全て認定しますというスタンス、その当時はそういう答弁をいただいていたんですけれども、その考え方には変わりはないというふうに理解してよろしいんでしょうか。
答弁 農政課長 福地隆(農政課長は2016年3月まで)
認定農業者に関しますその認定の関係ですが、今、議員さんからお話がありましたとおり、町の方針としては変わっておりません。町の平均的な営農、面積でいきましても30ヘクタールを超えるというような状況もありますし、中には増減、その幅はありますけれども、皆さんそういった中で、町においては皆さんがいわゆる中心経営体的な方であるという認識でおりますので、変わっておりません。
再質問 7番 山川秀正
そこが変わっていないのであれば、ぜひ来年度、スタート時点では、営農している全ての農家がこの制度の対象になるように、行政の側からも農家に、制度が変わりますということとあわせながら、今認定を受けていない方についての本人の意思確認等も含めて前向きに取り組んでいただきたいということを求めておきたいと思います。それで、最後といいますか、1点だけ先ほどの日本型直接支払等々の部分の中で確認をしたいなというふうに思ったんですけれども、先ほどの答弁では、自治体の負担割合についてはまだはっきりしていないという答弁だったんですけれども、農地・水の保全管理対策、管理支払の部分では、答弁にあったとおり、国2分の1、道4分の1、町村4分の1ということなんですけれども、今報道されている部分で、ならし対策等々のお金の出し方等々のQ&Aみたいなものを見ると、国は半分出すよというスタンスはどうも見え隠れしているんですけれども、自治体の負担、例えば4分の1というふうに想定したときには、実際に今の段階で農地・水保全管理支払の部分では町の持ち出しがどれぐらいあるのか、それがこの数字がこのまま施行されるとしたらふえるのか減るのか、この点についてもあわせて答弁をお願いします。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
日本型直接支払の関係でございますけれども、負担区分につきましては、答弁で述べさせていただいているとおり、まだ明確な情報がないのが事実であります。ただ、きょう私、けさの農業新聞でございます。この中では、農水省においては、可能な限り地方の負担を減らしたいというようなお話も今されている最中というような形の報道もありまして、これらの部分につきましては1月下旬ぐらいまでに決まるような部分もありまして、国の部分は、5割は多分下らないとは思うんですけれども、それ以上に、道費の部分なのか、国費の部分が、50が55になるのかまだわかりませんけれども、地方の負担はなるべく減らしたいというような情報もあるのも事実でございます。それで、26年ベースといいますか、今の交付している面積等を26年に今の現状の姿で置きかえますと、町の負担分が約3,700万ほどの部分でございまして、先ほど私、どういう形になるかわからないですけれども、今二つの方式があって、それが形上一対で交付を受けられる可能性があるんでなかろうかという情報も今多少ある部分なんですけれども、そうすると全体の交付額が約2億3千万ぐらいになりますので、それの今の交付、自治体の負担分25という形で考えれば、5,800万ぐらいという形になろうかという推計がされるところでございます。以上であります。
再質問 7番 山川秀正
自治体の負担の4倍、それから5倍ぐらいの……。5倍から6倍ぐらいの支援が受けられるんでないかということでございますけれども、自治体の大小、財政力によってはここの負担が大変だというような声も聞かれてきているわけですけれども、そういった点では、今、けさの新聞報道の話もされていましたけれども、ぜひそこの負担割合の部分、自治体の負担が少しでも減るようにといいますか、そんな点も、そういう取り組みも要望しておきたいと思います。それで、最後ですけれども、本町独自の支援策と将来ビジョン、答弁では、まず土づくりだ。これは私も本当にそのとおりだというふうに感じております。確かに農地はそれぞれ農家の皆さんの所有物でございますけれども、農地を引っ張ってといいますか、農地ごと引っ越していくなんていうこともあり得ない話でございますから、当然音更町にある財産と。そこの農地を基盤改良、土づくり等々の中で今後も積極的に取り組んでいきたい、今までもそういうスタンスで取り組んでいただいていることも十分承知しておりますけれども、そういう状況の中で、以前にもちょっと議論したことあるんですけれども、例えば、ことしの小麦、収量、それから販売価格、交付金の単価等々から計算して、なかなか手元に残るお金というのはそんなに残らないのかなというふうに率直に思っているんですけれども、そういう状況の中で、どうしても音更の場合は小麦が過作だ、先日実は北海道へ行ったときもそんな話をされたんですけれども、そういうこともあって製品歩どまり低いんでないかという心配もされているんですけれども、無理してそこでの過作の小麦をつくり続けるというよりも、例えば休閑緑肥、ここあたりに町として思い切って支援を考える、こういうことは私あってもいいいんでないか。やっぱりどうしても農家としては畑を遊ばせておきたくないから作付ける、作物を植えるんですけれども、結果として収支とんとんだ。その無理して植えつけた作付が収支とんとんであればまだいいんですけれども、そこでマイナスをなんていうことになったら、何のために作付したかもわからなくなってしまうというような状況もあるわけですから、ぜひそういった土地については思い切って土づくりという視点で休閑緑肥あたりに支援をする、そういうことも私はこれからあっていいんでないのか。特に、一定農村も高齢化進んでいる状況の中で、作業の省力化ということも当然要求されているんだというふうに思うんですけれども、そういう考え、今、後作緑肥等々については支援が出ているんですけれども、休閑緑肥というところでの支援というのが私はぜひ必要だというふうにずっと思っているんですけれども、その点についての町としての考えはいかがでしょうか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今、議員のほうから御提案のありました休閑緑肥の助成という形でございます。今すぐということではありませんけれども、今、町のほうでは、やはりそういう農業所得を少しでも上げる、また、小麦の過作等々の問題もございます。また、今畜産業という部分の問題もございまして、ことしから耕畜連携というような形の中で、耕種農家と畜産農家が連携をとりながら、また新しい作物をつくりつつ、小麦の過作も若干防げるだとかということも取り組んでいる部分でございます。休閑緑肥的なものにつきましては、これもまた関係団体とも協議をいたしまして、できるかどうかというのはまだ先の話になるのか近々の話になるのかわかりませんけれども、私どもも研究を重ねていきたいという部分もあります。間違いなく小麦については、過作が原因なのか気象状況が原因なのか、確たる要因はわかりませんけれども、ここに来て収量的にはそう大きな伸びがないような状態に入ってきているのも事実でございますので、その辺についても関係機関とも十分協議をしながら研究してまいりたいと存じます。
再質問 7番 山川秀正
最後にしたいと思いますけれども、それとあわせてやっぱり人づくり、私も以前から、例えば青年就農給付金の部分でいえば、親元就農、自分の親元で就農するのも支援の対象にならないかという話もさせていただいておりますけれども、今回の制度改正の中で、一定、準備型、それから経営開始型についても、親元就農も対象に追加、農地を親族から借りる場合も対象に追加等々、幅が広がってきている。そういうことも含めて、音更町の場合3分の1強の農家の皆さんが後継者いないと。そこにどうやって新しい力をつくっていくかというあたりも大きな課題だというふうに思っていますので、その点の考え方についてお伺いをして終わりたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
では、総括的にお話をさせていただきます。TPPの問題については、年内妥結というのが無理になって、また1月ということでございますけれども、そういった意味で、時機を逸することなく運動を展開していきたいというふうに思っていますけれども、どうしても期間が長くなれば、中だるみみたない形でもって、運動が展開できなくなってくるというのもこれ事実かなというふうに思っていますので、気を引き締めながら対応していきたいというふうに思っているところでございます。また、農地の中間管理機構については、若干当初から変わってきているようですけれども、北海道農業開発公社が多分北海道では受け皿になるのかな、その委託先というか、それが各町村の農業委員会だろうというふうに思っています。各農業委員会、今までも農地保有合理化事業というのをやっていましたので、そう大きな違いはないのかなというふうな感じはしていますけれども、ただ、都道府県段階でもって出てきた農地については公募をするというような形になってくれば、いい農地は株式会社だとかそういった参入の前提になる可能性もありますので、この辺については十分留意をしなければいけないというふうに思っております。また、日本型の直接支払について、単価を、北海道が低いというようなお話がございました。確かにそのとおりでございます。ただ、これについては、単価アップを求めるということになれば、道、そして市町村の持ち出しもふえるわけでございますので、これらについては、しっかりと財源の手当を地方に対してもしていただかなければいけないだろうというふうに思っています。きょうの新聞等では、地方交付税でもってその分については措置するというような記事もございますけれども、地方交付税のパイをふやさなかったら、そこの部分をふやせば違う部分が削られるというような形になりますので、その辺についても十分考えていかなければいけないなというふうに思っているところでございます。最後に担い手の問題がございましたけれども、今の状況でもって、議員おっしゃるように、後継者がいないところも数ふえております。そういった意味からも、農協の組合長とは、新規に、これから新しい血を入れていくためにどうやって受け皿をつくっていくのがいいのかというようなことを研究したいということでもってお互いに話し合いをしているところでございます。音更町に合った新規就農者の受け入れというのがどういうものがあるのかこれから検討していきたいというふうに、研究もしていきたいというふうに思っていますので、御理解賜りたいと存じます。以上でございます。